第4回アジア・オセアニア国際商事仲裁シンポジウム

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松浦馨
名城大学大学院法学研究科
社会経済紛争研究所
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1 .研究プロジェクトのテーマと目的
名城大学法学研究科・社会経済紛争研究所は、平成 11 年度以降、
「アジア・オセアニア
の国際商事仲裁制度活性化の条件と方策」というテーマで、アジア・オセアニア(特に、
オーストラリア、中国、香港、台湾、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィ
リピン、シンガポールの 10 ヶ国・地域)の有力な研究者・実務家多数の協力のもとに、
5 ヶ年計画で共同研究を行ってきました。今年度は、最終の第 5 年度にあたります。ちな
みにこのプロジェクトは、平成 11 年度文部省私立大学学術フロンティア推進事業として
援助を受けています。
この研究プロジェクトの目的は、アジア・オセアニアにおける国際商事仲裁制度の活性
化のための条件と方策を明らかにすることによって、同地域における国際商事仲裁による
紛争処理の促進をはかるとともに、同地域における多くの国際仲裁機関を活性化し、欧米
のそれに拮抗するものにすることにあります。
2 .本研究プロジェクトの概要
アジア・オセアニアの国際商事仲裁制度活性化の条件と方策は、大別して、同地域にお
ける仲裁法をいかに改正するかとういう観点と、国際仲裁機関をいかに改革するかという
観点から考察することが必要です。
そこで先ず、最初の 2 年間を、
「前記アジア・オセアニア 10 ヶ国・地域の仲裁法の改正
問題」の研究にあてることとし、平成 11 年度は、10 ヶ国・地域の仲裁法の特徴と改正問
題の展望と比較をするために、第 1 回国際仲裁シンポジウムを、また平成 12 年度は、そ
れら諸国・地域の仲裁法の重要な改正問題を検討するために、第 2 回国際仲裁シンポジウ
ムを開催しました。更に平成 13 年度には、国際仲裁機関をいかに改革するかという問題
の検討のための資料を収集する目的で、主としてアジア・オセアニア 10 ヶ国・地域の国
際仲裁機関や仲裁人を対象に、国際仲裁機関の組織、運営、紛争処理その他の活動等の現
状、問題点、改革意見等を明らかにするため、アンケート調査とそのフォローアップ・イ
ンタビューを実施しました。
さて、昨平成 14 年度と本 15 年度は、上記の最初の 3 年間の研究・調査の成果を踏まえ
て、本研究プロジェクト本来の目的である「アジア・オセアニアの国際商事仲裁制度活性
化の条件と方策」の探究に正面から取り組むことになりますが、まず昨 14 年度は、「第 3
回アジア・オセアニア国際商事仲裁シンポジウム—活性化の条件と方策<その展望>」と
題するシンポジウムを開催し、その活性化の条件と方策を、主として仲裁法の改正と国際
仲裁機関の改革という 2 個の観点から、広く網羅的に探究し、比較し、整理することを試
みたのを受けて、本 15 年度は、
「第 4 回アジア・オセアニア国際商事仲裁シンポジウム
—活性化の条件と方策<その提言>」と題するシンポジウムを開催し、諸多の活性化の条
件と方策の中から、実行可能で、実効性が顕著と思われる重要な具体的な活性化方策を取
り上げて、それぞれその趣旨、理由、さらには当該活性化方策の実現のための準備的ない
し付随的措置や手順なども含めて提言を取りまとめたいと考えます。
これら提言の特徴としては、(1)アジア・オセアニアの仲裁専門家による、アジア・オ
セアニア諸国の仲裁法の改正問題研究や、国際仲裁機関の実態調査を踏まえた共同研究の
成果として、比較アジア・オセアニア法的視点を重視していること、(2)アジア・オセア
ニア諸国における国際仲裁による紛争処理の促進と同地域における多数の国際仲裁機関の
活性化を目指すものとして、小乗的なものではなく、大乗的提案であること、
(3)抽象的・
原則論的・総論的ではなく、具体的・個別的・各論的な提言であることなどが挙げられま
す。前者的提言は、その実施のためにさらに具体的な方策や手順をつめなければならない
ために何時までも棚ざらしの憂き目に会うことが少なくないからです。
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以上のような経緯のもとに、この度標記のような国際シンポジウムを、名城大学国際商
事仲裁研究プロジェクトの平成 15(最終)年度の主要イベントとして、開催することに
なりました。その要領は次のとおりです。ご多用のところ恐縮ですが、ぜひご出席下さい
ますようお願い申し上げます。
1 .期日と場所
a.
b.
日時:
場所:
2003 年 9 月 11 日(木)
13:00〜18:00(半日)
12 日(金)
9:30〜18:00(全日)
13 日(土)
9:30〜12:00(半日)
都市センターホテル
606 会議室
所在地:〒102-0093
東京都千代田区平河町 2 丁目 4 番 1 号
Tel.:03-3265-8211
Fax.:03-3262-1705
2 .リージョナル・リポーター、スペシャル・リポーター、ゲスト(敬称略)
a. リージョナル・リポーター
C u st od i o O P a rl a d e
王
(Managing Partner of Benitez Parlade
(中国経済貿易仲裁委員会副主席、中国)
Africa Herrera Parlade &Pang Office、
金
生長
祥洙
フィリピン)
(東国大学副教授、韓国)
R o g er P it c h f o r t h
陳
(マッセイ大学準教授、ニュージーランド)
(陳栄宗法律事務所所長、台湾)
M i c h a e l C . P r y l es
松浦
栄宗
馨
(オ ース トラ リア 国際 商事 仲裁 セン ター 所 (名城大学特任教授、日本)
長、
揚
オーストラリア)
(六合法律事務所所長、台湾)
宋森
M . S o r na r a j a h
(シンガポール大学教授、シンガポール)
S h e d A h ma d I d id
(マレーシア高等法院元判事、マレーシア)
b.
スペシャル・リポーター
Luke R . No tta ge
(シドニー大学上級講師)
c. ゲスト
Tra n A nh D uc (Partner-Branch Manager, VILAF-Hong Duc, Vietnam International
Law Firm)
Vu
Xuan
P h o ng
(Director
of
Vietfracht
Branch,
Vietnam
International
Arbitration Center (VIAC))
3.リージョナル・リポーターとスペシャル・リポーターのプレゼンテーション及
びゲストのスピーチについて
まず、各国・地域のリージョナル・リポーターには、「アジア・オセアニア国際商事仲裁
制度活性化の具体的提言」という共通のテーマで、各自の自由な判断で、最重要と考える
4〜7 個の活性化方策を取り上げて、その趣旨・理由、さらには当該活性化方策の実現の
ための準備的ないし付随的措置や手順なども含めてリージョナル・リポートを提出して頂
きますが、シンポジウムでは、予め提出して頂いたリージョナル・リポートに基づき、そ
の重要な部分を中心に、各自 30 分〜40 分程度のプレゼンテーションの後に、引き続き 40
分〜50 分程度のディスカッションを予定しています。スペシャル・リポーターの場合も、
リージョナル・リポーターの場合とほぼ同様になります。これに対し、ゲストには最近施
行されたベトナム新仲裁法や最近の VIAC(Vietnam International Arbitration Centre)の
動きなどについて、やや短めのスピーチと質疑応答の時間を持ちたいと考えています。
4 .その他
a.
言語
シンポジウムでの発言は、日本語と英語によりますが、プレゼンテーシ
ョン・スピーチ、質疑応答などすべて同時通訳されます。
b.
参加費
無料
5 .シンポジウムのプログラムについて
シンポジウム当日(9 月 11 日(木)
、12 日(金)
、13 日(土)
)の詳細なプログラムに
ついては、7 月末頃までには決定して、後掲の名城大学社会経済紛争研究所のホームペー
ジに掲載いたしますので、ご利用のほどお願いいたします。
6 .お問い合わせ先
名城大学法学研究科社会経済紛争研究所事務局
住所:〒468-8502
名古屋市天白区塩釜口 1-501
TEL:052-832-1151
ext. 3662,3663
E-mail:[email protected]
FAX:052-832-1988
URL:http://wwwisd.meijo-u.ac.jp/index.htm