アジア・太平洋水パネル:水の安全保障:リーダーシップと責任 講師略歴 古屋昭彦 特命全権大使(地球環境問題担当) 昭和 45 年に外務省入省後、中近東アフリカ局アフリカ第一課長、在フィリピン日本国 大使館、在フランス日本大使館で参事官を務め、在ヴェトナム日本国大使館では参事官、 公使を務める。平成 7 年からは、大臣官房外務参事官兼総合外交政策局国際社会協力 部、大臣官房審議官兼総合外交政策局国際社会協力部、経済協力開発機構日本政府代表部公使、特命 全権大使(セネガル兼カーボ・ヴェルデ、ガンビア、ギニア、ビザオ、マリ、モーリタニア)、国際協 力銀行理事、特命全権大使(南アフリカ共和国兼ボツワナ共和国、レソト王国、ナミビア共和国、ス ワジランド王国)を歴任し、平成 20 年 11 月より現職。 野口健 アルピニスト/日本水フォーラム評議員 平成 11 年にエベレストの登頂に成功し、7大陸最高峰世界最年少登頂記録を 25 歳で 樹立。2000 年からはエベレストや富士山での清掃活動を開始。以後、全国の小中学 生を主な対象とした「野口健・環境学校」を開校するなど積極的に環境問題への取り組 みを行っている。また、平成 19 年 12 月に大分県にて開催された「第 1 回アジア・太平洋水サミッ ト」では、運営委員として、 「温暖化による氷河の融解」を取り上げる先導役を務め、各国元首級への 参加呼びかけるなど、現在は、地球温暖化による氷河の融解防止にむけた対策に力を入れている。現 在は、清掃活動に加え地球温暖化による氷河の融解防止にむけた対策に力を入れている。 ラビ・ナラヤナン アジア・太平洋水フォーラム執行審議会副議長/日本水フォーラム評議員 世界中の水と衛生設備の供給に焦点を当て、貧困層のための政策や権利擁護活動に取り 組んでいる国際 NGO 団体であるウォーターエイドの前最高責任者。ウォーターエイド に参加する以前に、アクション・エイドで国際局長とアジア担当ディレクターを務め、 アフリカ、アジア、ラテンアメリカに対するプログラムを指揮した。現在、 「障害と開 発に関するアクション」の理事を務め、また水供給衛生協調会議(WSSCC)のメンバーでもある。 第 1 回アジア・太平洋水サミットでは書記を務める等、アジア・太平洋水フォーラムの活動に主導的 な役割を果たしている。 ローリー・ヴィラルナ ストリームズ・オブ・ナレッジ事務局長 フィリピン大学でコミュニティー開発学士号を取得後、環境天然資源省との共同プロジ ェクト、フィリピン水資源参加型意識、保護、促進運動(PEACE)でプロジェクトマネ ージャーを務めた。また、水供給と衛生協同評議会にてジェンダーコーディネーター、 代表を歴任する等、水と衛生分野において国内外で主導的な役割を果たしている。1996 年より、国 際養成ネットワーク財団、フィリピン水・衛生センターの事務局長を歴任し、2003 年より現職。ア ジア・太平洋水フォーラムにおいては、主要な活動の柱の一つである「地域の能力向上」のリード組 織の責任者として、主導的な役割を果たしている。 アーメット・サチ 第5回世界水フォーラム副事務局長/トルコ・マルマラ大学環境工学科議長・教授 1979 年に、米国・アイオワ州立大学土木(衛生)工学博士号取得。環境工学、特に 上下水施設設計、コンピューター利用技術に関する幅広い教職歴を有する。50 を越え る国際的な論文の著者であり、マルマラ大学では環境工学科を設立した。トルコ科学技 術研究協会のメンバーであり、欧州環境庁の科学委員でもある。また、トルコでのさま ざまな水プロジェクトの実施に関わる準備業務、改良プロジェクト、新規上下水道処理施設建設事業 に携わってきた。また、トルコ水質汚染管理規制法の改訂のための環境森林省の委員も務めた。 田村滋美 東京電力株式会社顧問/日本水フォーラム評議員 1961 年東京電力に入社、建設部長、常務取締役送変電建設本部長などを歴任。出力 世界最大級の揚水式発電所(神流川発電所 282 万kW)など数多くの水力発電所建設 を指揮。2000 年取締役副社長、2002 年取締役会長、2008 年 6 月顧問に就任。現 在、社団法人日本電気協会理事、関東電気協会会長、首都高速道路株式会社監査役、積 水化学工業株式会社社外取締役、2004 年から日本水フォーラム評議員。様々な国際会議で日本電気 事業者の気候変動・環境問題への取組み等に関するスピーカーを務めており、2007 年「第 1 回アジ ア・太平洋水サミット」でも東京電力の水問題への取組みを具体的に紹介した。 浜中裕徳 財団法人地球環境戦略研究機関理事長 慶應義塾大学環境情報学部教授。主な前職としては、環境省地球環境審議官。35 年以 上にわたり、環境省において地球環境政策の分野で活躍。特に、京都議定書とその実施 ルールに関する政府間の交渉、2002 年の持続可能な開発に関する世界首脳会議で同 意されたヨハネスブルグ実施計画などの持続可能な開発分野の主要な合意、また、国際的な環境合意 (特に京都議定書)を実施するための国家政策の作成に尽力。2006 年 3 月より、京都議定書遵守委 員会共同議長及び同委員会促進部議長を務める。 竹村 公太郎 日本水フォーラム事務局長 1970 年に建設省に入省。近畿地方建設局長を経て国土交通省河川局長を歴任。2004 年より(財)リバーフロント整備センター理事長を務める。2006 年 6 月より日本水 フォーラム事務局長を務める。著書に「日本文明の謎を解く」(清流出版)、「土地の文 明」(PHP 研究所)、「幸運な文明」 (PHP 研究所)など。
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