工具や用具や防具や安全具や機械や装置や設備の点検についてお困りの担当者へ ある事業場の担当者から、点検のやりかたや点検表についての問い合わせがあり、どのようにやればいいかの説明をさせてい ただくとともに事業場で実際に使われ活かされるために、実際に使用される作業者の人たちと『ポールウインチの林内作業車の 作業開始前点検表』を作成しました。その内容について公表します。また、フォークリフトの作業開始前点検表も公表します。 車両系機械には、車両系荷役運搬機と車両系建設機械があります。法により決められた作業開始前点検内容、法に決められた 1カ月ごとに1回の定期自主点検があり、また、1年に1回の特定自主検査があり、点検内容や点検評価基準が決められており ます。ただし、林内作業車は、法でなく、通達の『林内作業車に係わる安全管理要綱』でくくられております。 「林業の現場にお ける集材を目的として製造された自走用機械」 は労働安全衛生法施行令第10条3号で示された「不整地運搬車」に該当しない 機械 です。フォークリフトは、労働安全衛生規則第151条の16∼26において規定されております。 作業開始前の点検については、点検のやり方は、外観にヘタリ・汚れ・亀裂・損傷がないか、また、オイル・水があるか、各 部のゆるみ(ボルト等)や各部の作動が良いかを順次進めていくやり方です。また、点検表を作成し、その順番でやっていくこ とが決め手です。ただやったと言うことでなく、記録をのこし、監督者の確認をいただく、特に、修理が必要な場合は、修理が 完了したなら整備管理者(監督者)の確認のうえで、操作を開始することです。点検表は、その意味で大変大切なものです。 総務課長 業務課長 班長 (安全衛生規則第151条の57不整地運搬車の準用)(保管期限は 3 年) 平成 23 年 月分 作業開始前点検表ウインチ林内作業車【 号】(車両系荷役運搬機) 実 施 日 項 目 1 ヘタリ・オイルもれ・水もれ・車体のよご れ・亀裂・損傷はないか。 2 エンジンオイル・ブレーキオイル・ラジエ ータの水は適量か。 3 ハンドルのがたとブレーキの踏み込みの異 常はないか。 4 ハンドルのきれ・ブレーキのききは良いか。 5 ウインチの異常・ウインチワイヤーの異状 はないか。 6 ウインチの作動は良いか 7 クローラの履帯・車輪の亀裂・損傷・ボル トの緩みはないか。 8 前・後照灯・方向指示器のガラスに亀裂損 傷はないか。 9 前・後照灯・方向指示器の点燈は良いか。 10 警報装置の具合はよいか。 点検者印 整備管理者(班長印点検後) 良は、○ 不良は、×で記入のこと。 不良があれば、運転者自身が修理の場合は、修理後、修理記載の上、班長へ報告を、業者修理の場合(手 配は事務所)は、修理が完了次第、班長へ報告し、運転下さい。 総務課長 業務課長 班長 (安全衛生規則第151条の25)(保管期限は 3 年) 平成 23 年 月分 作業開始前点検表フォークリフト【 号】(車両系荷役運搬機) 実施日 項 目 1 ヘタリ・オイルもれ・水もれ・車体のよ ごれ・亀裂・損傷はないか。 2 エンジンオイル・ブレーキオイル・ラジ エータの水は適量か。 3 ハンドルのがたとブレーキの踏み込み の異常はないか。 4 ハンドルのきれ・ブレーキのききは良い か。 5 リフトのつめの異常・油圧パイプに油漏 れはないか。 6 リフトの上下・チルトの作動は良いか 7 タイヤ・クローラの亀裂・損傷・ボルト の緩みはないか。空気圧は良いか。 8 前・後照灯・方向指示器のガラスに亀裂 損傷はないか。 9 前・後照灯・方向指示器の点燈は良いか。 10 警報装置の具合はよいか。 点検者印 整備管理者(班長印点検後) 良は、○ 不良は、×で記入のこと。 不良があれば、運転者自身が修理の場合は、修理後、修理記載の上、報告を、業者修理の場合(手配は 事務所)は、修理が完了次第、報告し、運転下さい。
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