□内科研修について ・当院内科は、専門グループ別診療を行っており、各グループをローテーションしなが ら内科研修を行う。各グループでの研修については、後述のとおり。 Heart グループ:循環器内科 Chest グループ:呼吸器内科 GI グループ:消化器内科、肝胆膵内科 Infection グループ:感染症内科 Neuro グループ:神経内科 Nephro グループ:腎臓内科、リウマチ・膠原病内科、代謝・内分泌内科 Hemato グループ:血液・腫瘍内科 GIM グループ:総合内科 ・日中は、各グループ内での業務/研修を行うが、内科研修期間中を通じての内科全体 の業務/研修として、以下のものがある →これらを通じて、内科全般の知識、技術を高める研修を継続的に行う ー内科病棟当直 研修目標 PGY-1:内科病棟入院患者の問題点を把握し、上級医に適切に報告できる 発熱、不眠などのよくある問題に対して、適切な対応ができる PGY-2:内科病棟入院患者の急変に対して、適切に対応できる 実際の業務 ・内科各グループに入院中の病棟患者についての、当直帯での対応 ・1年次、2年次、シニアレジデント、指導医のチーム体制で当直を行う ・病棟当直申し送りにて、各グループから入院患者の申し送りを受ける 原則として平日は20時、土曜日 15時、日曜日 13時 ・1年次が1st callを受け、必要に応じて2年次ならびにシニアレジデント、指導医 の指導のもとに対応する ・当直表の作成は、毎月末に来月のものを作成する ー内科EC当直 研修目標 PGY-2:内科救急疾患への適切な初期対応ができる 他科へコンサルトが必要な症例を適切に判断できる 実際の業務 ・準夜:17時から23時の回診終了まで ・深夜:23時から6時の回診終了まで ・内科救急患者の初期対応、ならびに入院、帰宅の判断をシニアレジデント、指導 医とともに行う ・内科救急night floatについては、別紙参照 ー内科ケースカンファレンス/グランドラウンド 朝7時30分より、会議室にて行う 週間スケジュールは、原則として以下の通りであるが、ハワイ大コンサルタントや院 外からの講師招聘の際には適宜変更するため、毎月の内科カレンダーを参照のこと 月: 火:内科グランドラウンド 水:各グループ勉強会 木:CPC/ M&Mカンファレンス、インターンプレゼン道場 金:内科ケースカンファレンス PGY-2は、内科ローテーション中に必ず内科ケースカンファレンスでの症例提示を担 当する。症例の選択や、パワーポイントスライド作成、カンファレンスの進め方につ いては、担当スタッフと相談しながら行う。 PGY-2 内科ER night floatについて 背景: 現在、内科PGY-2は、ER準夜、ER深夜、病棟当直の3名が毎日シフトに入っている。当直回数は、内科 をローテートしている研修医数に依存し、研修医数が少ない場合は、1日おきにシフトに入っている状況で ある。病棟の受け持ち患者数が多く、外来研修も週半日行っている現状で、当直回数が増えることが病棟診 療、病棟研修の質に悪影響を及ぼすことがある。特に、ER深夜当直の際には、日中業務から連続して深夜 業務に入ることも多く、そうすると夜間の睡眠時間が確保されないままに、翌日も通常勤務となってしま い、過重労働となっている。上記を踏まえ、2013年度は、以下の通り試験的にPGY-2の内科ER night floatを導入することとした。 目的: ・内科PGY-2の当直回数を減らすことで、病棟研修、病棟診療の質向上を測る ・比較的人手の少ない深夜勤での経験を通じて、自分の足りないところを自覚する ・過重労働を防ぎ、研修医のwell-beingを高める ・night float導入により、ER準夜の担当時間を短縮し、負担軽減へつなげる 方法: ・内科コース、PCコース、ERコースのPGY-2(13名)に、2wの内科 ER night floatローテーションを 組み込む。内科PGY-2の数が少ないタームから、優先的に配置する。 ・以下、具体的な週間スケジュール: 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 日 休 休 準 休 休 深 休 ⃝ ⃝ ⃝ ⃝ ⃝ 休 ⃝ ⃝ ⃝ ⃝ ⃝ ⃝ 休 月 休 ・開始は、基本的に日曜日の深夜から。土曜日は休み。 翌週金曜日深夜(on serviceなしなら、土曜日深夜)まで ・前後のオンサービス、オフサービスは、ローテーション科に応じて適宜行う 基本的には、前の土曜日にオフサービスを完了させ、日曜日日中は休み ・時間:22時∼翌朝回診終了(引き継ぎ)後、内科カンファレンス参加、各科回診まで 1日1例、疑問が残る症例について各科回診に参加する 各科回診終了後、GIM外来にてスタッフと振り返り(ログシートとERのひな形を用いて) ・業務内容:ER内科PGY-2業務(ER初療、internからのコンサルト担当など) 基本的に内科のみだが、他科重症患者のサポートも手が空いていれば行う 準夜帯PGY-2の入院室患者は、原則準夜PGY-2管理(急変時の初期対応は行う) ・night floatローテーション時:準夜PGY-2は22時までのコンサルトを受ける 22時以降のできるだけ早い時間から深夜スタッフ回診を開始 文責 安里/尾原 2013/3/21,6/11,6/21, 9/7
© Copyright 2024 Paperzz