大泉 News Paper(13 号) 2008.2.1 発行 ☺こんにちは!今回のテーマは年齢と妊娠率についてです☺ 年齢が上がると妊娠率が下がるのは何故? ① 米国における年齢別 ART の方法と妊娠率(2004 年) (個数) ② 提供卵子 胎児期6ヶ月が最多700万 妊娠率( %) 700万 出生時には200万 思春期には20~40万個 自己卵子 月1回1個排卵するが、ほとんどの卵子 は閉鎖卵胞として消失する 100万 <25 26 28 30 32 34 36 38 40 42 44 30万 46 6ヶ月 出生 年齢 1 個/月×12 ヶ月×35 年=420 個 10 20 30 40 (年齢) 上記①の表は年齢別の「自己卵子」と「提供卵子」の妊娠率を調べたものです。表をご覧の通り自己卵子で 35 才を過ぎると妊娠率がぐっと下降し、卵子の質が年齢を重ねるごとに落ちていく事がわかります。また、② の表より卵胞の数も年齢が進むにつれて少なくなっていく事がわかります。つまり、妊娠の可能性が低くな っていくことが考えられます。(*提供卵子による妊娠は 2008 年 1 月現在、日本では認められていません。) 40歳以上の妊娠率はどのよう になってますか? ③ 米国に於ける自己卵子による年齢別 ART の成績 右の③表は米国に於ける自己卵子 による年齢別 ART の成績です。 ・妊娠率・出生率共にパーセン テージがぐっと下降しています。 率 (% ) 35才を過ぎる頃から、生産率 妊娠率 生産率 40才以上の受精卵の染色体 単胎出産率 異常の割合は34才以下と比べ 15%も高値になっていること もわかります。 <22 25 30 35 40 45 >46 上記より、年齢が進むにつれて 妊娠する確率は減少し、受精卵の 染色体異常率も高値になりますので、40 才 以上でご妊娠をお望みの方は、ステップ アップ等も踏まえて、ご夫婦で今後の 方針をよくご相談されることをお勧めします。 受精卵の染色体異常(年齢の問題) 受精卵の染色体異常の割合 ご夫婦の意向を聞きながら、今後の方針 34 歳以下:59% 等のお話をさせていただきます。 35~39 才:63% 40 歳以上:74% (担当:看護師 小菅)
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