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第5章 計画の技法
「建築計画論」
1.計画のプロセス
2.空間構成の技法
3.空間形成のエレメント ─ 仕
切りの技法
平成18年度後期
空間構成の技法と空間形成のエレメ
ント(第5章計画の技法:2 空間構成
の技法、3 空間形成のエレメント)
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060111-11-kkr.ppt
何もない─見ればある 河井寛次郎
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図5-4 2つのグッゲンハイム美術館
(象徴)
2 空間構成の技法
2−1
(1)
(2)
(3)
(4)
2−2
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空間構成の考え方と手順
イメージをつくる
コンセプトをつくる
平面をえがく
形をつくる
空間構成の手法
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図5-6 あひるの形をしたドライブ・イン
(象徴)
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図5-5 フィンランドの湖とアルヴァ・アアルトの作品(象徴)
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図5-7 ルドーやブレの作品にある幾
何学形態
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図5-8 アインシュタイン塔(彫塑)
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図5-9 生花の定型(定型)
(2)空間のコンセプトをつくる
• スケッチと言葉で表現
• 歴史的展開
¾「ドミノ・システム」
¾「有機的建築」
¾「スキンとボーン」
¾「光と構造」
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図5-10 ナショナルアートギャラリーのオリジナ
ルスケッチと鳥瞰写真
(3)平面を描く
スケッチ・エスキス
思いついたことを図面上に書き留めておく
年月日などを入れる
保存する
(4)形をつくる
エコール・デ・ボザール(図)
スケール感
スケールアウト
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図5-11 パリ・オペラ座
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2−2 空間構成の手法
(1) プランタイプ(図5-12,5-13)
(2) ドミノ・システムと五原則
(3) ユニバーサル・スペース
(4) コア・システム
(5) 連結の手法
(6) 分割の手法
(7) ゾーニングの手法
(8) グルーピングの手法
(9) 軸線による空間の配列
(10) グリッド・プランニング
(11) セクションタイプからの発想
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図5-12 ファンスワース邸(シンプル且つ複雑なワン
図5-13 2部屋を結ぶ方法
ルーム)
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図5-15 ル・コルビュジェの5原則
図5-14 ドミノ・システム
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図5-16 イリノイ工科大学クラウンホー
ル(ユニバーサルスペース)
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表5-3 コア・システムのプランタイプ
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図5-17 連結型のプラン(ペンシルバニア大学リチャーズ
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図5-18 連結型のプラン(関東逓信病院)
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医学研究所)
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図5-20 サヴォイ邸(分割型)
図5-19 分割型のプラン
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図5-21 デッサウのバウハウス(グルーピング)
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図5-22 愛知県立芸術大学(ゾーニング)
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図5-24 北京の紫禁城における軸線による空間配列
図5-23 軸による空間配列
面積を反映して
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図5-25(2) アビー・ビーチャー・ロバーツ邸(グリッド)
図5-25 (1) ハンナ邸(グリッド)
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(11) セクションタイプからの発想
3 空間形成のエレメント ─ 仕切りの技法
3−1 仕切りの機能と種類
3−2 壁による仕切り
(1) 外壁の設計
(2) 間仕切壁(パーティション)の設計
(3) カウンターその他による仕切りのデザイン
3−3 床の設計
3−4 屋根の設計
3−5 天井の設計
3−6 開口部の設計
(1) 出入り口の設計
(2) 窓の設計
3−7 ディテールの設計
(1) 見えがかりを美しくおさめる
(2) 雨仕舞い
(3) 強度をもたせる
(4) 安全性その他
• メゾネット形式
¾多層階の住居などで1住居が2階建て
¾共用通路部分の面積が減少するなどのメリット
¾ル・コルビュジェが発明
¾テーマは異なるが、2階分を一つの単位にするこ
とは、構造形式でも行われる
• スキップフロア
¾床のレベルを半階ずらす
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表5-4 仕切りの種類(事物的・物体的なもの)と機能
3−1 仕切りの機能と種類
•
•
空間を仕切るという機能は非常に幅の広い意味
がある(仕切ることは、ときに「隔離」ともいわれる)
仕切るためには何かの遮断構造をもたねばならな
い
1.
2.
3.
4.
5.
6.
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距離を置く
室を置く
壁を置く
家具類を置く
レベルを違える
社会性(権威・序列・人の目)
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3−2 壁による仕切り
図5-26 壁と柱の関係
壁のいろいろ
外壁と間仕切壁とがある
構造計算上、耐力壁の役割を果たさせる壁とそうでない
非耐力壁とみなされる壁とがある
壁と主体構造(柱・梁)との取り合い
主体構造
RC造・SRC造・コンクリートブロック造
鉄骨造
木造
ラーメン構造
真壁(しんかべ)・大壁(おおかべ)
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図5-27 真壁と大壁
(1) 外壁の設計
RCの外壁は厚さ150∼250mm
和風木造では、本来真壁を原則とするが、外壁は
大壁とし、片面真壁となる
RC造でも柱型や梁型を出す真壁式のデザインが
ある(教科書189頁図5-28)
(a)外壁のデザインにおける窓のあつかい方
図5-29、図5-30
(b)外壁の仕上げ
図5-31
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(a)外壁のデザインにおける窓のあつかい方
(b)外壁の仕上げ
壁にしめる窓の面積の小大により、マッシブ感
(量塊感)の増減する
①コンクリート打ち放し(ハツリ仕上げなどもあ
る)
②塗装仕上げ(吹きつけ仕上げ)
③左官壁(モルタル塗、漆喰塗)
④石、煉瓦またはタイル張り
⑤パネル張り
⑥羽目板張り
カーテンウォール
– カンティレバー(cantilever 片持梁)をもちいて柱から壁を離
す
– サッシ、フレームを主体とする方立方式(マリオンタイプ)
– PC版(プレキャストコンクリート版)・金属パネルなどのパネ
ル方式
図5-31
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図5-28 RC造と真壁式のデザイン例
用語
• スパンドレル
¾ 建物の外壁における窓の下枠と下階の窓枠との間の壁
漆喰塗り
消石灰、貝灰を布のり、つのまたを煮沸したのり(糊)材で練
り、浜すさを加え練ったもの
浜すさ
地引き網、漁具などの麻縄の廃品でつくるので「浜」がつく
すさ(苆、fiber)
「つた」「すた」とも言い、塗り壁材料に混合し、材料の収縮
を細かく分散し、ひび割れを防止するもの。麻、マニラ麻、
わら、紙などが使われる。
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図5-29(1), (2) ロンシャン教会堂
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図5-29(補) ロンシャン教会堂全景
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図5-30 シーグラムビルディング
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図5-31 懐霄館(かいしょうかん)
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(2) 間仕切壁(パーティション)の設計
図5-32 煉瓦の壁張りパターン
• 耐震壁との区別
• 格子
• 可動間仕切り
¾遮音性が悪い
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(3) カウンターその他による仕切りのデザイン
図5-33 店先の結界
• 室礼(しつらい)・しつらえ(舗設)
¾一般に装置・飾り付けのこと
• 定式幕(じょうしきまく)(狂言幕)
¾歌舞伎にもちいられる、黒・柿・もえ黄の色布を縦
に縫い合わせた引き幕
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図5-34 柱列による仕切
3−3 床の設計
束立床(つかたてゆか)(教科書のふりかなは誤植)
居室の床はGL(groundline、地盤面)から45cm以上に
する。
コンクリトート下地の床でも、GLと同じレベルでは、
出入り口から雨水が流入するので、1階の
FL(floor line、床の仕上げ面はGLよりも高くする
(30cmぐらい)。
巾木(はばき)
壁と床との取り合い部分、は汚れやすいので、巾木を設
ける(次頁図参照)
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図5-35 畳寄せと雑巾摺りと幅木
3−4 屋根の設計
• 平行樋(例 のこぎり屋根)
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表5-5 屋根の勾配
3−5 天井の設計
• 天井高+天井ふところ+スラブ厚=階高
• 天井伏図
¾天井の下に鏡をおいて、それに映る形をトレース
したような図
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図5-36 建物の高さの表現
3−6 開口部の設計
(1) 出入り口の設計
(2) 窓の設計
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表5-6 戸の種類
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図5-37 扉の開き勝手と廊下の幅
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表5-7 木製建具の種類
(2) 窓の設計
• 室全体を一様な明るさにするには
¾奥を明るくする→高い窓
¾窓際を明るくしない→かべ・庇・水平ルーバーを
つける
• 座ったときの目の高さと窓台との関係
¾洋室 70cm+α、80cm
¾和室 40cm内外 69頁
• 施錠可能かどうか(錠の高さ位置)
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図5-38 窓の開閉方式
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図5-39 アラブ世界研究所
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図5-41 石造の窓台
3−7 ディテールの設計
(1)
(2)
(3)
(4)
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見えがかりを美しくおさめる
雨仕舞い
強度をもたせる
安全性その他
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(1) 見えがかりを美しくおさめる
(2) 雨仕舞い
¾ 水は、表面勾配で流れる
¾ 風があると、ときに下から上に流れる
1. 目地
2. ちり
3. 見切り縁
•
•
•
•
•
•
•
•
1. 一様な仕上げ面の端部、例コーナービード
4. 逃げ
1. あらかじめ部材間に設けるすきま
5. 小穴継ぎ
1. 細長い溝をしゃくってこれに板などをはめ込む
木造の仕口
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立ち上がり(パラペット22頁)
水勾配
水切り
天押さえ
風による下からの浸水
毛細管現象
二段構えで備える(平行谷の場合)
シーリング材は、老化する
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図5-42 水返しと水切りと雨押さえ
図5-40 水切り瓦の小庇をつけた民家
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(3) 強度をもたせる
(4) 安全性その他
• 構造強度
• 取付強度
• 養生と保護
• バルコニーの手すり
¾竪格子
¾手すり子の間隔は、110mm以下
• メンテナンス:電球やガラスを取り替えるには
どうするか
¾コーナービード
¾面取り
¾ノンスリップ
¾幅木
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