4th Asian Oceanian Parkinson’s Disease and Movement Disorders Congress に参加しました ーパタヤで過ごしたアツ~いコングレス(&ナイトライフ)ー 11 月 28 日から 12 月 1 日まで、ビーチリゾートで有名なタイのパタヤで第 4 回アジア・オセアニアパーキンソン病運動異常症疾患コングレス (AOPMC)があり、当科からは宇川教授とインドネシアから留学してこられた Wiratman 先生、村上が参加しました。 『旅にはトラブルがつきもの』と言いますが、今回も例外ではなく、ネットで予約したはずのホテルから部屋が用意できなかったので、他のホテルに代 わってもらうというメールが、出発の約 6 時間前にありました。しかも支払いが終わってないので予約が成立していないとも言ってきたのです。連絡をと り続けたのですが、さすがはタイ国、結局連絡とれず、最悪の場合、現地でホテルを探すつもりで腹をくくって出発しました。バンコクの Suvarnabhumi 国際空港(Wiratman 先生曰く、黄金の土地という意味だそうです)に到着し、バスでパタヤ入りしたころはすっかり日も暮れて いました。バスの運転手に住所を伝えて何とかホテルまで着いたのですが、案の定、予約されていないと言われました。現地の旅行代理店に連絡し て事情を説明してもらい、ようやくチェックインできました。しかも学会会場から 4km 離れていました。学会始まる前からもうグッタリです。 気を取り直して翌日から学会に参加しました。初日の最後にはウェルカムレセプションがあり、ワインを片手にタイの伝統的な踊りを楽しみました。 二日目は宇川教授のご講演があり、経頭蓋磁気刺激法(TMS)のパーキンソン病への応用について発表されました。講演の終盤で、今度 教授が開催される学会の案内をされようとしたときに、図ったかのようにプロジェクターの電源が切れるというトラブルに見舞われ、思わず苦笑いされる 教授をフライデーしました(左写真)。 教授の講演を拝聴したのち、Wiratman 先生と村上は二人でパタヤを一望できるというタワーへこっそり野外学習。約 200m もあるタワーから 地上へ向かってこんな感じでダイブしました。かなり古いタワーだったので、正直命の危険を感じましたが、勢い余ってやってしまいました。 二日目の夜には MDS 学会では恒例になっているビデオトーナメントがあり、各国の若手医師が稀な不随意運動症例のビデオを見て症例につ いて答えるという、とてもエキサイティングなイベントがありました。難しい症例が多数あり、とても勉強になりました。 最終日はいよいよ村上のポスター発表がありました。座長や参加者からの厳しい質問に何とか耐えて、無事に発表できましたが、発表の後に宇 川教授からの「じゃ、これ論文にしようか」の一言だけはかわしきることができませんでした。ポスターの前で水澤先生、宇川先生と三人でハイチーズ。 学会の最後は参加者を募ってタイの伝統的な舞踊を見ながらタイ料理を満喫しました。宴の最後には参加者も交ざって踊子たちと一緒に踊り ました。Wiratoman 先生も美女と手をつなぎ、ご満悦です。日本からは葛原先生、長谷川先生、戸田先生も参加されておられました。 学会が終わり、帰国する日にタイの臨床神経生理学会主催の講習会があり、宇川教授が TMS の神経生理検査への応用についてご講演さ れました。教授のお話を聞いた後、名残惜しいビーチと Singha beer に別れを告げて帰国の途につきました。 以上、とりとめのない常夏のタイ、パタヤへの放浪記でした。 文責:村上丈伸
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