今 こん 此 皆 かい 是 我 有 其 中 衆 悉 しつ 是 吾子 ご 而 今 こん 此処 し

さんがい
除災得幸(仏さまの救いを頂く)
ひ ゆほん
こん し さんがい
法華経譬喩品第三
しゅじょう
う
今この三界は
う
今此三界
が
皆これ我が有なり
かい ぜ
皆是我有
ご ちゅうしゅじょう
し
ことごと
其 中 衆 生 その中の 衆 生 は
ご
悉 くこれ吾が子なり
しつ ぜ
悉是吾子
しかも今この処は
たしょげんなん
に こん し し ょ
而今此処
諸 の患難多し
ゆ い が いちにん
ご
ご
げんなん
多諸患難
ただ我一人のみ
のう い く
もろもろ
唯我一人
よく救護をなす
く
能為救護
◆大意◆
この経文は譬喩品の一節で、
お釈迦様 は、「今、この三界
に在るすべては、私が大安心
の境地に導いてゆかなけれ
ばならない世界なのである。
だから、そこに生きているす
べての人々はみな、私の子供
なのである。しかも今この世
界は、ありとあらゆる体と心
の悩みに満ちあふれている。
ただ私一人だけが、そこから
救い導き、守ることができる
のである」と説かれていま
す。