水戸装飾有限会社

企業訪問-
企業訪問-水戸装飾(株)
2001/02/02
環境にやさしい木炭塗料で健康な住まいづくりを応援
水戸装飾有限会
飾有限会社
会 社 概 要
設 立 1973年12月
資本金 300万円
従業員 20名
所在地 水戸市見川町2131-233
電話 029-241-4007
事業内容 建築塗装、内装工事、ヘルスコート販売 等
URL http://member.nifty.ne.jp/health-mito/
住宅の
住宅の高気密化が
密化が進み、化学物質を
物質 を放散する
放散する建材
する建材・
建材・内装材の使用等により
使用等により、
により、新築や
新築や改築した
改築した住宅
した住宅
等において、
において、居住者の
居住者の様々な体調不良を
体調不良を引き起こすシックハウス
こすシックハウス症候群
シックハウス症候群とよばれる
症候群とよばれる健康障害
とよばれる健康障害が
健康障害が社会
問題化している
問題化している。
している。
また、
また、家電製品等からでる
家電製品等からでる電磁波
からでる電磁波や
電磁波やシロアリ駆
シロアリ駆除薬品等も
品等 も健康に
健康に悪影響を
影響を与えることが指摘
えることが指摘されて
指摘 されて
おり、
おり、住環境の
住環境の悪化に拍車をかけている
拍車 をかけている。
をかけている。
この対
この対策の一つとして木炭
つとして木炭を
木炭を見直す
見直す動きがでている。
きがでている。木炭は
木炭は、昔からの生活
からの生活の
生活 の知恵として調
として調湿・防
腐・浄化等に
化等に活用さており
活用さており、
さており、今回は
今回は、その特性
その特性を
特性を最大限に
最大限に生かす高機能液
かす高機能液状
高機能液状炭の開発製品を
製品を販売施
工し、環境にやさしい
環境にやさしい住
にやさしい住まいづくりに貢
まいづくりに貢献している水
している水戸装飾有限会
飾有限会社を訪問した
訪問した。
した。
代表取締役社長 水戸 氏
○ 総合内装業を目指して
目指して創業
して創業
水戸装飾有限会社は、塗装の技術を身につけた現在の水戸社長が20代で起こした企業である。
水戸社長は独立するにあたり、将来を展望し、塗装だけでは業務が限られてしまい発展が見込めな
いと考え、「装飾」という内・外装全般の仕上げ麹を総称した社名にこだわり、事業を拡大してきた。
これまで5年区切りで目標を掲げ、一歩一歩着実にその目標を実現してきたまた、堅実な仕事ぶり
から取引先の信用を得て、口コミで取引先を広げ、着実に成長している企業である。
水戸社長は「共に生き、共に歩む」という理念のもと、同社を誇りと生き甲斐、感謝と喜びに満ちた人
間集団に育てあげてきたのだ。
○ 高機能木炭塗料の
高機能木炭塗料の普及に
普及に力を注ぐ
事務室執務風景
ヘルスコートの施工写真(床下)
水戸社長、長年培った全国の同業者とのネットワークを通じ、高機能液状木炭塗料に出会った。横
浜の企業が高機能木炭塗料に出会った。横浜の企業が高機能液状木炭「ヘルスコート」の基材とな
る高分子樹脂を開発したという情報を得た。この樹脂の最大の特性は通気性にある。通気性のある
塗装用樹脂の開発は、大手塗料メーカーが十数年かけて研究しても出来なかったという特殊な技術
なのである。この通気性のある高分子樹脂を活用し、そのころブームの起きていた木炭を液状化し、
塗料としたのが「ヘルスコート」なのである。同社では、開発起業と共に「ヘルスコート」の試験施行等
を行い、機能性や耐候性等を確認し、製品として完成させてきたのだ。
昔から、木炭には調湿、防腐、浄化等の効果があることが分かっていたが、固形の木炭では設置で
きる場所の制限があるし、粉末にすると黒い汚れがつくという欠点があった。この欠点を液状化により
解決しただけでなく固形の数十倍の機能を発揮させたのが高機能液状炭「ヘルスコート」なのである。
木炭の機能は、炭化温度によって大きく変化するため、「ヘルスコート」は、中温炭(約600~800
度)、備長炭(800~1,000度)、高温履歴炭(1,200度以上)といった各種木炭をブレンドして使用してい
る。「ヘルスコート」の機能としては、①調湿、結露、腐敗の防止 ②化学物質や悪臭の吸着、分解
③シロアリ等の害虫防除 ④マイナスイオンの供給 ⑤野菜・果物等の鮮度保持 ⑥遠赤外線効果
⑦電磁波の防止等といった木炭の持つ様々な効果を複合して持つことにあり、財団法人化学品検査
協会、農林水産省森林総合研究所、東京食品技術研究所等の公的試験研究機関での各種性能検
査でも効果が実証されている。
「ヘルスコート」は、住宅の基礎コンクリートや床下木部、室内の壁や天井、畳下床、押入、クローゼ
ット等に施工されているが、最近では、仕上塗料が開発され着色も可能になり、施行場所も広がり、よ
り扱いやすくなっている。
当社では、「ヘルスコート」を広めるため、当初、水戸社長の息子の実氏を横浜の開発メーカーに出
向させ、製品を片手に飛び込みの営業を行い、各地で効果を実証して見せ、口コミで広めて来たとい
う経緯がある。その効果もあり、今では、全国から毎日のように問い合わせの電話が来、社長自ら説
明のために全国を飛び回る忙しさである。県内でも病院、保育園、老人ホームなどで「ヘルスコート」
を施工している例が増えているし、大手ゼネコンから需要もある。「ヘルスコート」の特徴として塗る場
所を選ばないため、用途は無限に広がっていく。最近ではシーツに「ヘルスコート」を塗った「ねる炭
(たん)マット」を発売しており、順調に売上を伸ばしている。
水戸装飾では、販売代理店も募集しており、現在では全国に15社のネットワークを持ち、今では売
上の3割をヘルスコート関係が占めるようになっている。
○ 今後の
今後の取り組み
これからの企業はどの様な分野でも、他社と差別化した特別な製品や技術がなければ生き残れな
いと水戸社長は考えている。特にそれは、社会のニーズに応えたものでなければならないし、経営者
に求められることは、時代にあったものを見つける能力である。当社の場合、それが「ヘルスコート」で
ある。「ヘルスコート」は一度塗ると半永久的に使え、経済的であり、生活環境に悩んでいる人を救済
できると確信しており、今後とも「ヘルスコート」の普及に力を入れ、社会のために貢献したいと力強く
話してくれた。