サンタカタリーナ州ウルサンガ市のノッサ

草の根・人間の安全保障無償資金協力
日本政府、サンタカタリーナ州ウルサンガ市のノッサ・セニョーラ・ダ・コンセイソン病院に
対し服膣鏡下手術セットを供与
日本政府は、草の根・人間の安全保障無償資金協力により「ノッサ・セニョーラ・ダ・コン
セイソン病院服膣鏡下手術セット整備計画」に対し総額US$72,417の支援を行いまし
た。平成25年11月17日、ウルサンガ市のノッサ・セニョーラ・ダ・コンセイソン病院に
て同器材の供与式が行われ、在クリチバ総領事館の市岡領事、アルナルド・ジェズス・ベス・
バッチ病院長、ジオバニ・マニケ・バヘット名誉院長、ルイス・エンヒケ・マルチンス・ウル
サンガ市副市長ら約30名が出席しました。
1927年に設立されたノッサ・セニョーラ・ダ・コンセイソン病院は、サンタカタリーナ
州南部の第二次保健医療施設として隣接する7市の住民約10万人に対し、 地域医療の中核的
医療機関及び救急病院として医療サービスを提供しています。同病院は毎年800件以上の手
術を実施していますが、実際には、この数倍の患者が外科手術の順番を待っている状況でした。
こうした状況を改善するべく、より効率的な低侵襲手術を実施することが出来る腹腔鏡下手術
セットを供与しました。本支援を通じて、同病院にて手術を受ける1000人以上の患者に直
接裨益し、サンタ・カタリーナ州南部の住民の第二次医療サービス環境が改善されることが期
待されています。
同供与式で、ルイス・エンヒッケ・マルチンス・ウルサンガ市副市長は、ウルサンガ市を
代表して日本政府に感謝の意を述べると共に、日本総領事館には多くの団体からプロジェクト
の申請がある中、長年の歴史、多くの方の協力を得て成り立ってきたこの病院のプロジェクト
が選定されたことは光栄に思う旨述べました。
また,ジオバニ・マニケ・バヘット名誉院長は、在クリチバ日本総領事館を代表し市岡領
事が当地まで来てくれたことに対し感謝の意を述べると共に、この器材供与は住民の健康及び
医療環境の向上に大きく裨益する旨述べました。また、日本国民および日本政府に心から感謝
したい旨述べました。
続いて市岡領事は、日本国政府はノッサ・セニョーラ・ダ・コンセイソン病院に対し腹腔
鏡下手術セットを供与することができ大変光栄に思う旨述べ、日本国政府および日本国民を代
表し,この草の根無償資金協力のスキームによる援助で供与された器材が有効に活用され、市
民の医療・衛生環境が改善されることを期待すると共に、日伯両国の友好の絆がより一層強化
される事を願う旨述べました。
草の根・人間の安全保障無償資金協力は日本国民の納める税金を財源とし、基礎教育、職
業訓練、保健衛生及び社会福祉の分野において発展途上国の社会開発を支援することを目的と
しています。在クリチバ総領事館は、今後も草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて、
パラナ州及びサンタカタリーナ州の社会開発に貢献していく方針です。
【お問い合わせ先】
在クリチバ日本国総領事館
草の根・人間の安全保障無償資金協力
Tel: 041-3322-4919
Email: [email protected]
スピーチをするルイス・エンヒッケウルサンガ市副市長
スピーチをするジオバニ名誉病院長
供与された腹腔鏡下手術セット
感謝プレートを除幕するアルナルド病院長と市岡領事