2016年GW特典「よくある5つの英語学習

よくある5つの英語学習のお悩み
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2016年GW特典「よくある5つの英語学習のお悩み」
発行者:鈴木 拓 http://www.thebelltree.com/
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各講座をご利用いただきましてありがとうございます。
鈴木 拓です。
こちらは、2016年のGW特典として、4月28日
5月5日に
「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」
http://51.thebelltree.com/newbeginning24.htm
「分かる! 解ける! 英文法!」
http://51.thebelltree.com/grammar51.htm
「英語真っすぐリーディング講座」
http://51.thebelltree.com/reading35.htm
「英会話のための英文法 G4C」
http://51.thebelltree.com/g4c19.htm
のいずれかにお申し込みいただいた方にお送りさせていただいております。
(4月27日までにお申し込みいただいた方にもお送りさせていただいており
ます。たとえ、2006年お申し込みの方でも、です)
テーマは「よくある5つの英語学習のお悩み」です。
私が、今まで14年以上にわたって、23,300名以上の方に英語指導させていた
だいた経験から、よくあると感じる5つのお悩みと、その解決策を、
簡単にではありますが、お話させていただきます。
その5つのお悩みとは、
1、単語帳で単語を覚えようとしているのだが、つまらなくて覚えられない
2、講座で知らない単語が出てくるのだが、それは覚えて行くべき?
3、リスニングがなかなかできるようにならない
4、講座の問題が感覚で解けてしまい、ちゃんと理解しているか不安
5、講座はその号を完全に理解してから先に進むべき?
の5つになります。
順番にお話しして行きますね。
■1、単語帳で単語を覚えようとしているのだが、つまらなくて覚えられない
メルマガではよくお話させていただいておりますが、
英語の一番の基礎は、
語彙と英文法の2つ
です。
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よくある5つの英語学習のお悩み
リスニングも英語の基礎であり、語彙、英文法、リスニングの3つと見ること
もできますが、さらに絞り込めば、
語彙と英文法の2つ
ということになります。
英文法に関しましては、私の講座を受講されている皆様は、
講座をこなしていただければ、力がついて行くかと思います。
しかし、語彙に関しましては、ご自身でやっていただく必要があります。
そして、語彙というと、一般的には、
「市販の単語帳を買って来て、それを覚える」
ということになります。
必ずしも「全員に」ではありませんが、
私もこの方法をオススメしております。
しかし、残念ながら、単語帳で単語を覚えると言うのは、
「作業的」になってしまいますし、「暗記」になります。
英文法の場合、論理的に仕組みを理解する物なので、
「あー、なるほど! そういうことだったのか!」
という、謎解きのような面白さがあります。
しかし、語彙に関しては、基本的には暗記。
例えば、「predecessorが"前任者"という意味だ」と知ったところで、
「そうだったのか! 面白い!」とは思いません。
単に「ふーん。そういう意味なんだ。覚えないとな」となるだけです。
このように、「単語を覚える」という作業は、
どうしてもつまらないものになり勝ちです。
中には、暗記が得意な人もいますし、暗記が好きな人もいます。
また、暗記が苦手だったり、嫌いな人でも、
「確かに苦手でつまらないけど、語彙は必要なんだよ。
英語ができるようになるためにも、がんばらないと!」
と、つまらなくても何とかがんばり通せる人もいます。
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よくある5つの英語学習のお悩み
しかし、
「どうしても、つまらない!
英文法は頭を使うから面白いけど、
単語は単なる作業だから、どうしても退屈で
」
という方も多いんです。
そんな場合、別の方法を試してみてもいいかもしれません。
(ただし、後述しますが、この方法を使えない方もいます)
それは、単語帳ではなく、
「普通に英語を読んだり、聞いたりしている中で、
出て来た知らない単語を覚えて行く」
というものです。
多くの場合、単語帳には例文がついていますが、
単文のことが多く、あまり文脈がありません。
そのため、どうしても単語の丸暗記になってしまい、
つまらなくなり勝ちなのです。
しかし、英語を読んだり、聞いたりしている中。
つまり、リーディング練習をしている中、
リスニング練習をしている中であれば、
それらの英文には文脈があります。
文脈がありますから、その英文の内容をある程度は楽しむことができます。
また、文脈があるので、
「なるほど、この単語はこういうときに使うんだな」
という感覚をつかみやすくなります。
このように、リーディング練習をしている中、
リスニング練習をしている中で出て来た単語を覚えて行けば、語彙力がつき
ます。
なので、単語帳がどうしてもつまらない方は、
この方法を試してみると良いでしょう。
ただし、この方法には1つ欠点があります。
それは、
「すでにある程度語彙力がある人じゃないとできない」
ということです。
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よくある5つの英語学習のお悩み
リーディング練習やリスニング練習は、
「知らない単語が"それなりに"ある」
という状態ならできます。
知らない単語がときどき出て来ても、
知っている単語が多ければ、大体の文脈は取れます。
なので、その英文を読むことができたり、聞き取ることができます。
そして、知らない単語の意味もある程度、文脈から推測できたりします。
ところが、知らない単語ばっかりだと、大体の文脈が取れません。
そのため、英文を読んだり、聞き取ることができません。
知らない単語の意味を文脈から推測することもできません。
従って、この
「リーディング、リスニング練習中に出て来た知らない単語を覚えて行く」
という方法は、
「すでにある程度の語彙力があるから、多少知らない単語があってもリー
ディング、リスニング練習ができる」
という人しかできないのです。
教材のレベルを落として行けば、
「この英文なら、自分の語彙力でもリーディング、リスニング練習ができる」
という教材が見つかるかもしれません。
しかし、中には、教材のレベルを落とし続けてもむずかしい人はいます。
その場合は、残念ながら、つまらなくても単語帳での暗記を行わなくては
なりません。
語彙については、さらに詳しくは
「語彙力診断とその対策」
http://www.newbeginning24.com/vocabulary.html
でお話させていただいておりますので、
もしよろしければご利用下さいませ。
(「ゼロからの英語やり直し教室 New Beginning」には最初からついて
おります)
■2、講座で知らない単語が出てくるのだが、それは覚えて行くべき?
講座をやっていると、時々知らない単語が出てくるかと思います。
それらについて、「逐一覚えて行った方が良いのでしょうか?」と悩まれる
方は多いです。
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よくある5つの英語学習のお悩み
結論から言ってしまうと、
「本講座を進める上で支障にならないのなら覚えた方が良いですが、
そのせいで本講座の進行が遅れるようなら、やめた方が良いです」
ということになります。
私の講座は、いずれも英文法、あるいは英文法に関連するスキルの講座
です。
語彙の講座ではありません。
講座の本来の目的は、
「英文法、あるいは英文法に関連するスキルを身につけていただくこと」
になります。
「語彙力をつけること」ではありません。
もちろん、語彙力が上がるのは素晴らしいことです。
なので、講座をこなしつつも、余裕があるのでしたら、
講座で出て来た知らない単語を覚えて行くと良いでしょう。
しかし、
「単語を覚えることで時間を費やしてしまい、
肝心の講座の進行に支障をきたしている」
というのであれば、本末転倒です。
あくまで、本講座の目的は、英文法や英文法関連スキル。
まずはそれに専念してください。
語彙に関しては、「それでも余裕があったら」
「ついでに語彙力もついたらラッキー」ぐらいに考えた方が良いです。
また、講座は問題が出題されます。
その際には、たとえ知らない単語が出て来たときでも、
辞書等で調べることなく解いてください。
なぜかと言いますと、英語と言うのは、どんなに上級者になっても知らない単
語が出てきます。
日本人はすべての日本語を知っているわけではなく、
むずかしい本を読んでいると、知らない言葉が出て来たりしますよね?
それと同様、英語だって、ネイティヴでさえ知らない単語は一杯あります。
つまり、「知らない単語に対処する力」というのは、
どれほどの上級者になっても必要になるのです。
問題では、この「知らない単語に対処する力」を養うためにも、
辞書等で調べることなく解いて行ってください。
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もちろん、問題を解いた後でしたら、知らない単語は調べた方が良いです。
■3、リスニングがなかなかできるようにならない
リスニングは、基本的に量が物を言います。
とにかくがんばれば、やればやるほど力がつきます。
しかし、多少例外はあります。
その中で、特に多いのが、
「単語1つ1つを追いかけてしまっている」
というものです。
例えば、リスニングで、
Because Chris didn't have the knowledge about it, my boss talked to
his predecessor.
という英文が流れたとします。
それを、
Because
Chris
didn't
know
have
the
knowledge
・
・
・
というように、1つ1つの単語を聞き取ろうとしてしまうのです。
このやり方は多くの問題を引き起こします。
まず、聞き取れない単語があると、そこで思考が止まってしまいます。
例えば、
Because Chris didn't have the
までは聞き取れたけど、次のknowledgeが聞き取れなかった。
すると、
「え? え? なんて言ってた? 聞き取れなかった!」
と慌ててしまい、その後が全然聞き取れなくなってしまうことが多いんです。
しかも、すべて聞き取れたとしても、問題は発生します。
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よくある5つの英語学習のお悩み
Because Chris didn't have the knowledge about it, my boss talked to
his predecessor.
と、すべての単語が聞き取れたとしても、単語1つ1つを追いかけていると、
文全体の意味を取ることにまでエネルギーが回らないので、
「よーし。全部の単語が聞き取れたぞ!
はて、文全体としては、何を言っていたっけ?」
というように、肝心の文全体の意味が取れないことが多いんです。
実際のところ、英語の意味を取るのに、すべての単語を聞き取る必要はない
んです。
例えば、以下のように、聞き取れない部分があっても、意味が取れます。
Because Chris didn't ---- --- knowledge ----- --, -- boss talked ---- predecessor.
何も、1語1語すべて完璧に聞き取れなければいけないわけじゃないんです。
たとえ、多少は聞き取れない部分があっても、
文全体の大意が取れればいいんです。
逆に、1語1語すべて完璧に聞き取ろうとすると、
1、聞き取れない単語があったときに思考が止まってしまう
2、たとえ全ての単語を聞き取れても、文全体の意味が取れない
というデメリットがあります。
それよりも、
「多少聞き取れない部分があっても、大意が取れればいいんだから」
と大きく構えて聞くことが大切です。
上記の理由から、私は「ディクテーション」はオススメしていません。
ご存知の方も多いかと思いますが、
「ディクテーション」というのは、英語学習法の一種。
リスニングで、聞き取った語を、すべて1語1語書き出す勉強法です。
例えば、
Because Chris didn't have the knowledge about it, my boss talked to
his predecessor.
で、
Becauseと聞こえたら、Becauseと書く。
Chrisと聞こえたら、Chrisと書く。
こうやって書き出すことで、
「自分がどこが聞き取れていないか」
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がはっきりします。
例えば、
Because Chris didn't have knowledge about, boss talked predecessor.
と書き出したのであれば、スクリプト(音声を文字にしたもの)にある
Because Chris didn't have the knowledge about it, my boss talked to
his predecessor.
と比較すれば、theやit、myやto、hisなどが聞き取れなかったことが
わかります。
しかし、先ほどお話したように、英語と言うのは、全単語聞き取れなくても
意味が取れるんです。
ディクテーションというのは、1語1語、細部までチェックすることを目的
とした勉強法。
「もうすでに大意は簡単に取れてしまう。
あとは細部だけだ」
という、かなりの上級者なら役に立つのでしょうが、
まだ大意を取るのに苦労している方でしたら、ディクテーションはオススメ
しません。
それよりも、普通のリスニング練習をして、
大意を取る力を身につけることが大切です。
■4、講座の問題が感覚で解けてしまい、ちゃんと理解しているか不安
私の講座は、基本的に、
1、奇数号で知識の解説+問題の出題
2、偶数号で問題の解答と解説
となっています。
そして、問題は、基本的に、その号で解説した知識から出題します。
例えば、17号は奇数号です。
なので、17号で知識を解説し、
その17号の知識から問題を出題します。
また、私の講座は、「しっかりと論理的に仕組みを考える」という点をとても
重視します。
知識の解説も、「これこれこういう仕組みになっています」と解説し、
「こういうものだと黙って覚えておいてください」と言うことはほとんど
ありません。
問題も当然、「これこれこういう理由で、これは間違いですよね?」
「これこれこういう理由で、こっちが正しいですよね?」と、
論理的に解説します。
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「感覚的にこれが正しいとわかるでしょ」とか、
「これが正解と覚えておいてください」という言い方はまずしません。
ただ、中には、
「そうはいっても、問題がパパッと感覚で解けてしまうんです」
という人もいらっしゃいます。
結論から言ってしまうと、その場合は、
「正解することが多いのなら、問題を解く時はその解き方でかまいません。
しかし、解説ではしっかりと、"なぜそれが正解なのか"を理解するよう
にしてください」
ということになります。
英語と言うのは、以下のようなステップで力がついて行きます。
1、仕組みを学ぶ
2、考えながら、正解を導けるようになる
3、2を繰り返すうちに慣れて来て、無意識に感覚的に正解できるようになる
という3ステップ。
なので、すでに、
「感覚的にパパっと解けてしまう」
というのなら、すでに上記のレベル3に到達している可能性があります。
そうなのでしたら、あえて2に戻る必要はないということになります。
ただ、怖いのは、「それが正しい感覚ではないことがある」という点です。
例えば、問題を感覚でパパっと解いたけど、間違っていた。
間違っていたのですから、その感覚は正しくなかったと言うことになります。
また、正解した場合でも、「勘違いしてたけど正解してしまった」という
ケースは少なくありません。
ですので、解く時は感覚的に解いてもいいのですが、
解答と解説では、
「その感覚が正しい感覚だったのか」
ということを必ずチェックするようにしてください。
解説を読んで、
「そうそう。そういうことなんだよね。
上手く言葉では表せなかったけど、そういう感覚だったんだよ」
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というようになればOK。
逆に、解説を読んで、
「え? そういうことだったの?
正解したけど、誤解していたなor理解していなかったんだな」
ということなら、解説を読んで、さらには前の奇数号に戻って理解するよう
にしてください。
英文法というのは積み重ねです。
A Zまで学ぶべきことがあるとしたら、
A→B→C→D→E と順番に学ぶ必要があります。
例えば、品詞についての問題を感覚で解けてしまったとします。
感覚で解けて、さらに解説を読んでも、正しく理解できていることが
確認できていれば問題ないのですが、
「問題は正解したけど、理解していない」
ということであれば、後々影響が出てきます。
品詞というのは最初の方の基礎です。
品詞の問題自体はよくても、
その後、前置詞とか、従属接続詞など、もっと先を学ぶ時に、
正しく理解していないことが原因で、つまずいてしまう可能性があります。
感覚で解けても、必ず解説はしっかりと読むようにしてください。
そして、解説で正しく理解できていないことがわかったら、
しっかりと解説や、奇数号を読んで、理解するようにしておいてください。
■5、講座はその号を完全に理解してから先に進むべき?
上記のように、英文法というのは、順番通りに学ぶべき物であり、
どこかの知識が欠けていると、それ以降、悪影響を及ぼすことがあります。
そう考えると、
「ある号が理解できなかったら、そこを何回もやって、徹底的に理解して
から進むべき」
とも言えます。
しかし、その一方で、
「完璧になるまでやっていると、進むスピードがとても遅くなってしまう」
というのも事実です。
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1、理解していないと後々悪影響を及ぼす可能性があるので、
いい加減に済まさないで、場合によっては同じ号を繰り返す
2、何回も繰り返していると、なかなか先に進めないので、
ある程度で区切りをつけて先に進む
この2つのバランスはなかなかむずかしいのです。
もちろん、理解することは大切で、
あまりに理解していないのであれば、理解するまで先に進むべきではないです。
しかし、英語が積み重ねとは言え、何もすべてを100%完璧にしなくても良い
のです。
例えば、各講座で「so that」というのを説明させていただきますが、
「thatは従属接続詞であり、従属接続詞は、従属接続詞+文と、
必ず文とセットで使う」
というのは、理解していないといけないことです。
しかし、
「so thatはどのような修飾語順になっているかの厳密な仕組み」
は、理解していなくても、今後の号では一切影響がありません。
どうしても感覚になってしまいますが、
「8割ぐらい理解していれば、先に進んで良い」
ということになります。
もちろん、残りの2割も理解した方が良いのですが、
これは、一通り終えてからの復習でやっても良いでしょう。
また、ある程度で切り上げると、今後、別の号で理解できないことがある
ケースが、ないとは言えません。
その場合は、そうなったらその時点で前の号に戻って学習してみるとよい
でしょう。
前の号に戻るポイントとしては、
「知っていて当然のように説明しているけど、わからない」
というケースです。
私の講座は、基本的に、その号より前の号を理解していることを前提に
話を進めて行きます。
初登場の知識であれば、解説させていただきます。
例えば、第25号では、25号までに扱っていない知識を解説します。
24号までの知識は理解しているものとして進めて行きますし、
24号までのことを改めて詳しく解説はしません。
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ということは、知っていて当然のように説明していると言うことは、
その号までに扱っていると言うことです。
それなのにわからないということは、それより前の号で学ぶべきことが
身に付いていないことになります。
例えば、
「前置詞なのに後ろに名詞がありません」
とあったのに、
「あれ? 前置詞の後ろって名詞あるの? 当然のように説明してるけど」
と思った場合、前置詞の部分を理解していないことになりますので、
前置詞の号に戻って復習してみてください。
また、補助テキスト
理解必須の超重要事項の確認
http://www.legit8.com/crucial.pdf
もお役に立てるかと思いますので、ご利用下さいませ。
■各講座がお役に立てれば幸いです
以上が本特典の内容となります。
5つのお悩みと、その解決策がお役に立てれば幸いです。
各講座をご利用いただきありがとうございます。
各講座がお役に立てればと思っておりますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
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