ASAHI KASEI [AK9813B] AK9813B EEPROM内蔵 12ch 8ビットD/Aコンバータ 概 要 AK9813B は出力バッファ・アンプを備えた 8 ビット D/A コンバータを 12 チャネ ル内蔵し、かつ内 蔵の CMOS EEPROM により DAC のディジタル入力データの保持機能を合わせもつ D/A コンバ ー タで す。主な用途は民生、産業機器における回路調整用の電子ボリュームで、調整用半固定抵抗の置き換 えに最適です。 特 長 □ EEPROM 部 12 ワード×8 ビット×4 構成 □ D/A コンバータ部 12 チャネル 分解能: 8 ビット 微分非直線性誤差 : 非直線性誤差 : アナログ出力電圧範囲 : -1∼+2 LSB ± 1.5 LSB GND から VCC までほぼ全電圧出力可能 □ 低電圧動作が可能 ・EEPROM 部 :2.7V∼5.5V ・D/A 部 :4.5V∼5.5V、2.7V∼3.6V □ 超小型パッケージ:24 ピン VSOP VDD VSS CLK DI DO SEL ECL CS/LD EA0 EA1 Shift Register 8bit Latch 8 8bit D/A -+ AO1 Control Logic 8bit Latch 8 8bit D/A -+ AO2 8bit Latch 8 8bit D/A -+ AO11 8bit Latch 8 8bit D/A -+ AO12 Channel & Address Decoder 8 VCC GND EEPROM 384bit (12 x 8bit x 4) ブロック図 DAD04J-00 2002/08 - 1 - ASAHI KASEI [AK9813B] ■ オーダリングガイド 型番 AK9813BF 動作温度範囲 −40∼+85℃ パッケージ 24ピンVSOP ■ ピン配置 AK9813BF AO1 AO2 AO3 AO4 AO5 AO6 AO7 AO8 AO9 AO10 AO11 AO12 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 VSS GND EA1 EA0 DI CLK CS/LD DO ECL SEL VCC VDD 24pin VSOP DAD04J-00 2002/08 - 2 - ASAHI KASEI [AK9813B] ■ ピン機能 ピン番号 ピン名称 I/O 20 DI I 17 DO O 19 CLK I 18 CS/LD I 1 | 12 14 23 13 24 21 22 AO1 | AO12 VCC GND VDD VSS EA0 EA1 O 16 ECL I 15 SEL I 機 能 シリアルデータ入力端子 SEL= High :16 ビットデータ入力 SEL= Low :14 ビットデータ入力 (SEL= High:CS 入力 I/F 時) 16 ビットシフトレジスタのファーストビット(LSB)がシフトクロッ クの立ち下がりに同期して出力されます。 CS= High で、出力はハイ・インピーダンスとなります。 又、STATUS モード時は READY/BUSY 信号を出力します。 (SEL= Low:LD 入力 I/F 時) 14 ビットシフトレジスタのファーストビット(MSB)がシフトクロ ックの立ち下がりに同期して出力されます。 WRITE モード時は READY/BUSY 信号を出力します。 シフトクロック入力端子:シュミット・トリガ入力 (シフトクロックの立ち上がりで、DI 端子のデータがシフトレジ スタに入力されます。) チップセレクト入力端子(プルアップ抵抗内蔵) :シュミット・トリガ入力 (SEL= High:CS 入力 I/F) CLK が High の時に CS を Low にすると、シフトレジスタへの入力 が可能になり、クロックの立ち上がりで DI の状態がシフトレジス タに取り込まれます。 CS が High になった時点のシフトレジスタの内容が実行されます。 CLK が Low の時に CS を Low にすると、STATUS モードになり、 DO ピンから READY/BUSY 信号が出力されます。STATUS モード の解除は、CLK の High/Low に関係なく、CS が High になると解除 されます。 (通常は High に固定して下さい。 ) (SEL= Low:LD 入力 I/F) LD 端子に High が入力されると、シフトレジスタの値が、デコーダ 及び D/A 出力用レジスタにロードされます。 (通常は Low に固定して下さい。 ) OP アンプ付き 8 ビット D/A 出力 − − − − I デジタル部の電源 デジタル部の GND OP アンプ、D/A コンバータの電源 OP アンプ、D/A コンバータの GND (SEL= High:CS 入力 I/F 時) オートリード時、及び ECL 時の EEPROM アドレス設定端子 (SEL= Low:LD 入力 I/F 時) EEPROM アドレス設定端子 ECL 端子に High レベルが入力されると、EA0、EA1 端子にて指定 されたアドレスの EEPROM 中のデジタル値に相当するアナログ値 を全チャネルに順次出力します。 (通常は Low に固定して下さい。 ) 入力データ形式の選択端子 SEL= High:CS 入力 I/F SEL= Low:LD 入力 I/F (電源投入後は"High"及び"Low"に固定して下さい。 ) DAD04J-00 2002/08 - 3 - ASAHI KASEI [AK9813B] デ ー タ 構 成 AK9813B は、チップコントロール用にシフトレジスタを保持しています。 SEL="H"(CS 入力 I/F)時は 16 ビットシフトレジスタ、LSB ファーストとなり、SEL="L"(LD 入 力)時は 14 ビットシフトレジスタ、MSB ファーストとなります。以下にレジスタ構成を示します。 データ構成は、EEPROM のコントロール用に 2 ビット、EEPROM のアドレス用に 2 ビット (CS 入 力 I/F 時のみ)、チャネル選択用として 4 ビット、D/A 出力用に 8 ビットの計 16 ビット 又 は 14 ビット 構成となります。 ① SEL=High(CS 入力 I/F)時のシフトレジスタの構成 Last MSB A1 A0 CL EEPROM アドレス用 WR D11 EEPROM コントロール用 D10 D9 D8 D7 First LSB D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 EEPROM アドレス 0 アドレス 1 アドレス 2 アドレス 3 アドレス 設定 設定 設定 設定 D/A 出力設定値 チャネル選択用 D/A 出力設定値 D7 0 0 0 D6 0 0 0 D5 0 0 0 D4 0 0 0 D3 0 0 0 D2 0 0 0 D1 0 0 1 D0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 A1 0 0 1 1 D/A 出力 ≒ GND=VSS ≒ VDD/255 × 1 ≒ VDD/255 × 2 A0 0 1 0 1 ≒ VDD/255 × 254 ≒ VDD チャネル選択 D11 0 0 0 0 0 0 0 0 D10 0 0 0 0 1 1 1 1 D9 0 0 1 1 0 0 1 1 D8 0 1 0 1 0 1 0 1 チャネル選択 Don't Care AO1 選択 AO2 選択 AO3 選択 AO4 選択 AO5 選択 AO6 選択 AO7 選択 D11 1 1 1 1 1 1 1 1 D10 0 0 0 0 1 1 1 1 D9 0 0 1 1 0 0 1 1 D8 0 1 0 1 0 1 0 1 チャネル選択 AO8 選択 AO9 選択 AO10 選択 AO11 選択 AO12 選択 入力禁止 入力禁止 Don't Care 但し、Don't Care は DAC、WRITE モード時のみですので、ご注意願います。 DAD04J-00 2002/08 - 4 - ASAHI KASEI [AK9813B] ② SEL=Low(LD 入力 I/F)時のシフトレジスタの構成 Last LSB D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 First MSB D8 D/A 出力設定値 D9 D10 D11 チャネル選択用 WR CL EEPROM コントロール用 D/A 出力設定値 D0 0 1 0 D1 0 0 1 D2 0 0 0 D3 0 0 0 D4 0 0 0 D5 0 0 0 D6 0 0 0 D7 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 EA1 0 0 1 1 D/A 出力 ≒ GND=VSS ≒ VDD/255 × 1 ≒ VDD/255 × 2 ≒ VDD/255 × 254 ≒ VDD EA0 0 1 0 1 EEPROM アドレス 0 アドレス 1 アドレス 2 アドレス 3 アドレス 設定 設定 設定 設定 注) EEPROM アドレス設定は、外部端 子(EA0, EA1)にて行います。 チャネル選択 D8 0 0 0 0 0 0 0 0 D9 0 0 0 0 1 1 1 1 D10 0 0 1 1 0 0 1 1 D11 0 1 0 1 0 1 0 1 チャネル選択 Don't Care AO1 選択 AO2 選択 AO3 選択 AO4 選択 AO5 選択 AO6 選択 AO7 選択 D8 1 1 1 1 1 1 1 1 D9 0 0 0 0 1 1 1 1 D10 0 0 1 1 0 0 1 1 D11 0 1 0 1 0 1 0 1 チャネル選択 AO8 選択 AO9 選択 AO10 選択 AO11 選択 AO12 選択 入力禁止 入力禁止 Don't Care 但し、Don't Care は DAC、WRITE モード時のみですので、ご注意願います。 DAD04J-00 2002/08 - 5 - ASAHI KASEI [AK9813B] 入力データ構成 AK9813B に各モード 動作を 実行さ せる為に、次に示す様な構成の データをセットして下さい。LD 入力 I/F 時、CS 入力 I/F 時、共通です。但し、LD 入力 I/F を選択している時、A1、A0 は外部 端 子 EA1、 EA0 での指定になります。(*印 部分) ①DAC モード(外部 DI 端子−>D/A コンバータ) [×:Don't Care] A1 A0 × × CL WR D11 D10 D9 0 0 D8 D7 D6 チャネル選択 D5 D4 D3 D2 D1 D0 D/A コンバータ動作 デジタル設定値 ②CALL モード(内蔵 EEPROM−>D/A コンバータ) A1 A0 *アドレス CL WR D11 D10 D9 1 0 D8 チャネル選択 動作説明 [×:Don't Care] D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 × × × × × × × × 動作説明 読み出し ・EEPROM の選択チャネルの設 定アドレスのデータを、選択チャネルに出力します。 ③ALL CALL モード(内蔵 EEPROM−>D/A コンバータ) A1 A0 *アドレス CL WR D11 D10 D9 1 0 0 0 [×:Don't Care] D8 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 0 × × × × × × × × 0 動作説明 一斉読み出し ・EEPROM の設定アドレスのデータを、全てのチャネルに出力します(内部 ECL 機能)。 ④WRITE ENABLE モード(内蔵 EEPROM 書き込み許可) A1 A0 × × CL WR D11 D10 D9 1 1 0 0 [×:Don't Care] D8 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 0 × × × × × × × × 0 動作説明 書き込み許可 ・内蔵 EEPROM を書き込み許可状態にします。電源投入後は、書き込み禁止状態です。 ⑤WRITE DISABLE モード(内蔵 EEPROM 書き込み禁止) A1 A0 × × CL WR D11 D10 D9 1 1 1 1 [×:Don't Care] D8 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 1 × × × × × × × × 1 動作説明 書き込み禁止 ・内蔵 EEPROM を書き込み禁止状態にします。 ⑥WRITE モード(外部 DI 端子−>内蔵 EEPROM) A1 A0 *アドレス CL WR D11 D10 D9 0 1 D8 D7 D6 チャネル選択 D5 [×:Don't Care] D4 D3 D2 D1 D0 デジタル設定値 動作説明 書き込み ・D0∼D7 の DAC のデジタル設定値を選択したチャネル、設定したアドレスに書き込みます。 内蔵 EEPROM は書き込み許可状態にして下さい。 ⑦READ モード(内蔵 EEPROM−>外部 DO 端子) A1 A0 *アドレス CL WR D11 D10 D9 1 1 D8 チャネル選択 [×:Don't Care] D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 × × × × × × × × 動作説明 EEPROM の内容を出力 ・内蔵 EEPROM のデータをクロックに同期して、DO 端子からシリアルに出力します。 DAD04J-00 2002/08 - 6 - ASAHI KASEI [AK9813B] 動 作 説 明 ①CS 入力 I/F 時(SEL=High)のタイミングチャート 1. DAC モード: 内蔵 EEPROM を使用しない場合。 DI D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 D8 D9 D10 D11 WR CL A0 A1 CLK CS/LD DO AO1 - 12 2. WRITE ENABLE / DISABLE モード: 内蔵 EEPROM へのデータの書き込みを許可/禁止する場合。 "1111"=WRITE DISABLE DI D8 D9 D10 D11 WR CL A0 A1 "0000"=WRITE ENABLE CLK CS/LD DO 3. CALL モード: 内蔵 EEPROM のデータを DAC の 1 チャネルに設定する場合。 DI D8 D9 D10 D11 WR CL A0 A1 CLK CS/LD DO AO1 - 12 選択されたチャネルの出力のみ変化 DAD04J-00 2002/08 - 7 - ASAHI KASEI [AK9813B] 4. ALL CALL モード: 内蔵 EEPROM のデータを DAC の全チャネルに設定する場合。 DI D8 D9 D10 D11 WR CL A0 A1 CLK CS/LD DO AO1 - 12 ・アナログ出力は AO1−>AO12 の順に出力します。 5. WRITE モード: 内蔵 EEPROM にデータを書き込む場合。 DI D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 D8 D9 D10 D11 WR CL A0 A1 CLK CS/LD DO AO1 - 12 変化せず 6. READ モード: 内蔵 EEPROM のデータを DO ピンから読み出す場合。 DI D8 D9 D10 D11 WR CL A0 次動作のデータ or "0"入力 A1 CLK CS/LD DO D0 AO1 - 12 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 変化せず DAD04J-00 2002/08 - 8 - ASAHI KASEI [AK9813B] 7. STATUS モード: 内蔵 EEPROM の動作状態を DO ピン より出力します。 CLK CS/LD DO Ready/Busy AO1 - 12 変化せず *:EEPROM が動作中であることを示します。WRITE 動作、CALL 動作、ALL CALL 動作、READ 動作、 オートリード動作、ECL 動作を実行中の場合、DO ピンから"L"が出力されます。 8. ECL 動作: ECL ピンの"H"パルスで EEPROM の指定されたアドレスの内容を各アナログ端子より出力します。 EEPROM アドレス設定 EA0, EA1 ECL AO1 - 12 不定 *アナログ出力は、AO1−>AO12 の順に出力します。 9. カスケード接続転送モード: カスケード接続した場合、一方の DAC が WRITE 動作中に他の DAC へ WRITE 動作中 の DAC を通 してデータを転送したり、共通の CS 信号で動作起動することが可能です。但し、CS を立ち 上 げる 際、WRITE 動作中の DAC には、必ず、全ビット ALL"0"を入力して下さい。これ以外のデータがシ フトレジスタに入力された状態で CS 端子を立ち上げた場合、誤書き込みの発生の可能性がありま すので、ご注意下さい。 DI CL A0 A1 D0 D1 D2 D3 D4 D5 D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 D8 D9 D10 D11 WR CL A0 A1 D6 D7 D8 D9 D10 D11 WR CL A0 A1 CLK 次 DAC へのデータ CS/LD DO 次段 DAC へのデータ出力 AO1 - 12 (動作せず) DAD04J-00 2002/08 - 9 - ASAHI KASEI [AK9813B] ②LD 入力 I/F 時(SEL=Low)のタイミングチャート 1. DAC モード: 内蔵 EEPROM を使用しない場合。 DI CL WR D11 D10 D9 D8 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 CLK CS/LD DO AO1 - 12 2. WRITE ENABLE / DISABLE モード: 内蔵 EEPROM へのデータの書き込みを許可/禁止する場合。 "1111"=WRITE DISABLE DI CL WR D11 D10 D9 D8 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 "0000"=WRITE ENABLE CLK CS/LD 3. CALL モード: 内蔵 EEPROM のデータを DAC の 1 チャネルに設定する場合。 DI CL WR D11 D10 D9 D8 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 CLK EA0, EA1 CS/LD DO AO1 - 12 DAD04J-00 2002/08 - 10 - ASAHI KASEI [AK9813B] 4. ALL CALL モード: 内蔵 EEPROM のデータを DAC の全チャネルに設定する場合。 DI CL WR D11 D10 D9 D8 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 D3 D2 D1 D0 CLK EA0, EA1 CS/LD DO AO1 - 12 ・アナログ出力は AO1−>AO12 の順に出力します。 5. WRITE モード: 内蔵 EEPROM にデータを書き込む場合。 DI CL WR D11 D10 D9 D8 D7 D6 D5 D4 CLK EA0, EA1 CS/LD DO READY/BUSY 出力 AO1 - 12 変化せず *カスケード接続した場合、一方の DAC が WRITE 動作中の時にシリアルデータ転送や他の DAC の 動作起動はできません。 *WRITE 動作中は、CS/LD 端子は"L"に固定して下さい。 *DO 出力に READY/BUSY 信号を出力する場合は CLK 入力を立ち下げ、"L"に固定 し て下さい。CLK を立ち下げずに"H"固定のままでも、WRITE 動作は実行されますが、READY/BUSY 信号は正常に出 力されません。 DAD04J-00 2002/08 - 11 - ASAHI KASEI [AK9813B] 6. READ モード: 内蔵 EEPROM のデータを DO ピンから読み出す場合。 DI CL WR D11 D10 D9 D8 D7 ∙ ∙ D1 D0 1 7 CLK ∙∙ ∙∙ EA0, EA1 ∙∙ ∙∙ CS/LD ∙∙ ∙∙ DO ∙∙ ∙∙ 不定データ (6 ビット) AO1 - 12 ∙∙ 次動作のデータ or "0"入力 ∙∙ ∙∙ 8 D7 9 D6 10 D5 D4 11 D3 12 13 D2 D1 14 D0 有効データ(8 ビット: MSB より出力) 変化せず 7. ECL 動作: ECL ピンの"H"パルスで EEPROM の指定されたアドレスの内容を各アナログ端子より出力します。 EA0, EA1 EEPROM アドレス設定 ECL AO1 - 12 不定 *アナログ出力は、AO1−>AO12 の順に出力します。 DAD04J-00 2002/08 - 12 - ASAHI KASEI [AK9813B] 絶 項 目 電源電圧 入力電圧 動作周囲温度 保存温度 記 号 VCC VIO Ta Tst 記号 最 大 条 件 対 GND 対 GND 推 項 目 電源電圧 1 (デジタル部の電源) 対 奨 動 格 定 格 値 -0.6∼+7.0 -0.6∼VCC+0.6 -40∼+85 -65∼+150 作 条 件 VCC VDD1 電源電圧 2 (DAC、AMP の電源) VDD2 IAL アナログ出力ソース電流 1 IAH アナログ出力シンク電流 1 IAL アナログ出力ソース電流 2 IAH アナログ出力シンク電流 2 AOC アナログ出力負荷容量 定 条 件 min 2.7 VDD=4.5V∼5.5V VDD=2.7V∼3.6V DAD04J-00 単 位 V V ℃ ℃ typ max 単位 5.5 V 4.5 5.5 V 2.7 3.6 1 1 500 500 1.0 V mA mA µA µA µF 2002/08 - 13 - ASAHI KASEI [AK9813B] 電 気 的 特 性 ■ DC特性 (1)デジタル部 (VCC=2.7V∼5.5V、VDD=4.5V∼5.5V 又は 2.7V∼3.6V、GND, VSS=0V、Ta=-40℃∼+85℃) 項 目 デジタル部電源電圧 デジタル部消費電流 (READ) 注 1、注 2 記号 VCC 端子 条 件 min 2.7 ICC VCC 入力リーク電流 ILI CLK, DI VIN=VCC CS/LD EA0, EA1 ECL, SEL ハイレベル入力電圧 1 VIH1 0.5×VCC ローレベル入力電圧 1 VIL1 DI EA0, EA1 ECL, SEL ハイレベル入力電圧 2 VIH2 0.6×VCC ローレベル入力電圧 2 VIL2 CS/LD CLK ハイレベル出力電圧 VOH1 DO ローレベル出力電圧 CLK=1MHz 動作時 -1.0 max 5.5 単位 V 1.1 mA 1.0 µA V 0.2×VCC V V 0.15×VCC V 4.5V≦VCC≦5.5V IOH=-400µA VCC-0.4 V VOH2 2.7V≦VCC<4.5V IOH=-200µA 0.7×VCC V VOL1 4.5V≦VCC≦5.5V IOL=1.0mA 0.4 V VOL2 2.7V≦VCC<4.5V IOL=1.0mA 0.4 V 注 1. 全入力ピンの電圧は VCC または GND です。 注 2. DO=OPEN、無負荷時 DAD04J-00 2002/08 - 14 - ASAHI KASEI [AK9813B] (2)アナログ部 (2−1)VDD=4.5V∼5.5V (VCC=2.7V∼5.5V、VDD=4.5V∼5.5V、GND, VSS=0V、Ta=-40℃∼+85℃) 項 目 アナログ部電源電圧 1 アナログ部消費電流 1 分解能 非直線性誤差 (注 3) 記号 VDD1 IDD1 Res LE 端子 VDD AO1 | AO12 条 件 min 4.5 typ 5.0 max 5.5 7.0 単位 V mA bits -1.5 1.5 LSB -1.0 2.0 LSB GND 0.05 V 無負荷 8 無負荷 0.05V≦AO ≦VDD-0.1V IAL=0µA デジタルデータ=#00 微分直線性誤差 D LE バッファアンプ 出力最小電圧範囲 1 VAOL1 バッファアンプ 出力最小電圧範囲 2 VAOL2 IAL=500µA デジタルデータ=#00 -0.1 0.1 V バッファアンプ 出力最小電圧範囲 3 VAOL3 IAH=500µA デジタルデータ=#00 GND 0.1 V バッファアンプ 出力最小電圧範囲 4 VAOL4 IAL=1mA デジタルデータ=#00 -0.2 0.2 V バッファアンプ 出力最小電圧範囲 5 VAOL5 IAH=1mA デジタルデータ=#00 GND 0.2 V バッファアンプ 出力最大電圧範囲 1 VAOH1 IAH=0µA デジタルデータ=#FF VDD-0.1 VDD V バッファアンプ 出力最大電圧範囲 2 VAOH2 IAL=500µA デジタルデータ=#FF VDD-0.2 VDD V バッファアンプ 出力最大電圧範囲 3 VAOH3 IAH=500µA デジタルデータ=#FF VDD-0.2 VDD+0.2 V バッファアンプ 出力最大電圧範囲 4 VAOH4 IAL=1mA デジタルデータ=#FF VDD-0.3 VDD V バッファアンプ 出力最大電圧範囲 5 VAOH5 IAH=1mA デジタルデータ=#FF VDD-0.3 VDD+0.3 V AO1 | AO12 注 3. デジタル値"00"設定時の出力電圧と"FF"設定時の出力電圧を結ぶ理想直線に対する、 入出力曲線の誤差。 DAD04J-00 2002/08 - 15 - ASAHI KASEI [AK9813B] (2−2)VDD=2.7V∼3.6V (VCC=2.7V∼3.6V、VDD=2.7V∼3.6V、GND, VSS=0V、Ta=-40℃∼+85℃) 項 目 アナログ部電源電圧 2 アナログ部消費電流 2 分解能 非直線性誤差 (注 4) 微分直線性誤差 "05"設定時出力電圧 "FA"設定時出力電圧 バッファアンプ 出力最小電圧範囲 6 記号 VDD2 IDD2 Res LE D LE 端子 VDD 条 件 min 2.7 typ max 3.6 4.0 単位 V mA bits -1.5 1.5 LSB -1.0 2.0 LSB 0.15 V V 無負荷 8 AO1 | AO12 無負荷 0.15V≦AO ≦VDD-0.15V 無負荷 VDD=3.3V 3.15 0.1 3.25 VAOL6 IAL=0µA デジタルデータ=#00 GND 0.05 V バッファアンプ 出力最小電圧範囲 7 VAOL7 IAL=250µA デジタルデータ=#00 -0.1 0.1 V バッファアンプ 出力最小電圧範囲 8 VAOL8 IAH=250µA デジタルデータ=#00 GND 0.1 V バッファアンプ 出力最小電圧範囲 9 VAOL9 IAL=500µA デジタルデータ=#00 -0.2 0.2 V バッファアンプ 出力最小電圧範囲 10 VAOL10 IAH=500µA デジタルデータ=#00 GND 0.2 V バッファアンプ 出力最大電圧範囲 6 VAOH6 IAH=0µA デジタルデータ=#FF VDD-0.1 VDD V バッファアンプ 出力最大電圧範囲 7 VAOH7 IAL=250µA デジタルデータ=#FF VDD-0.2 VDD V バッファアンプ 出力最大電圧範囲 8 VAOH8 IAH=250µA デジタルデータ=#FF VDD-0.2 VDD+0.2 V バッファアンプ 出力最大電圧範囲 9 VAOH9 IAL=500µA デジタルデータ=#FF VDD-0.3 VDD V バッファアンプ 出力最大電圧範囲 10 VAOH10 IAH=500µA デジタルデータ=#FF VDD-0.3 VDD+0.3 V AO1 | AO12 注 4. デジタル値"05"設定時の出力電圧と"FA"設定時の出力電圧を結ぶ理想直線に対する、 入出力曲線の誤差。 DAD04J-00 2002/08 - 16 - ASAHI KASEI [AK9813B] ■ AC特性 (1)CS 入力 I/F、LD 入力 I/F 共通タイミング (VCC=2.7V∼5.5V、VDD=4.5V∼5.5V 又は 2.7V∼3.6V、GND, VSS=0V、Ta=-40℃∼+85℃) 項 目 電源立ち上がり時間 オートアドレスホールド時間 オートリード時間 ECL "H"パルス 外部 CALL 時間 アドレスセットアップ時間 ECL アドレスホールド時間 再 CALL 禁止時間 記号 tVCR tVAH tPOR tECW1 tECW2 tECL tESU1 tESU2 tEAH tECC1 tECC2 条 min 件 max 50 3.5 3.5 負荷条件 2 *1 *2 負荷条件 2 *1 *2 100 250 3.5 50 100 3.5 20 100 *1 *2 単位 ms ms ms ns ns ms ns ns ms ns ns *1:4.5V≦VCC≦5.5V *2:2.7V≦VCC<4.5V <オートリード> (VCC 電源の判定レベルは 90% / 10%) VCC 電源 10% 90% tVCR tVAH EA0 / EA1 tPOR D/A 出力(AO12) 不確定 (EA0/EA1 は、VCC 電源と同じタイミングで設定してください。) <ECL 機能> ECL tECW tECC tESU tEAH EA0 / EA1 tECL D/A 出力(AO12) 不定 DAD04J-00 2002/08 - 17 - ASAHI KASEI [AK9813B] (2)CS 入力 I/F 時タイミング (VCC=2.7V∼5.5V、VDD=4.5V∼5.5V 又は 2.7V∼3.6V、GND, VSS=0V、Ta=-40℃∼+85℃) 項 目 クロック"L"パルス幅 クロック"H"パルス幅 クロック立ち上がり時間 クロック立ち下がり時間 データセットアップ時間 データホールド時間 CS セットアップ時間 CS ホールド時間 CS "H"保持期間 データ出力イネーブル時間 データ出力フロート時間 データ出力ディレイ時間 記号 tCKL1 tCKL2 tCKH1 tCKH2 tCr tCf tDSU1 tDSU2 tDHD1 tDHD2 tCSU1 tCSU2 tCCH tCSH tDOD1 tDOD2 tDOZ1 tDOZ2 tDOC1 tDOC2 D/A出力セトリング時間 tCSD ステータスセットアップ時間 tSSU tSHD1 tSHD2 ステータスホールド時間 条 件 *5 *6 *5 *6 *5 *6 *5 *6 *5 *6 DAC モード時他 *3, *4, *5 *3, *4, *6 WRITE 時 *4 CALL / READ 時 ALL CALL 時 *5 *6 *5 *6 負荷条件 1 *5 *6 DAC 時 負荷条件 2 CALL 時 負荷条件 2 ALL CALL 時 負荷条件 2 *5 *6 min 200 500 200 500 max 単位 ns ns ns ns 200 ns 30 150 60 150 100 150 200 100 250 7 15 3.5 200 500 200 500 170 300 200 250 3.5 100 100 250 ns ns ns ns ns ns ns ns ns ms µs ms ns ns ns ns ns ns µs µs ms ns ns ns *3:STATUS モードに入る前の CS"H"保持時間(tCSH)は DAC モード時他を参照。 *4:WRITE モード時、STATUS モードにて WRITE 動作終了(READY/BUSY="H")を確認で きれば、仕様以下の値で CS を下げることができます。また、WRITE 動作中 のカスケー ド接続転送モード時の CS"H"保持時間(tCSH)は、DAC モード時他を参照。 *5:4.5V≦VCC≦5.5V *6:2.7V≦VCC<4.5V DAD04J-00 2002/08 - 18 - ASAHI KASEI [AK9813B] <入出力タイミング> tCKH tCr tCf CLK tCKL DI tCSU tDSU tDHD tCCH tCSH CS/LD tCSD 90% 10% D/A 出力 tDOD tDOC tDOC tDOZ DO 出力 <STATUS 機能> CLK tSSU tSHD CS/LD tDOD tDOZ (READY/BUSY 出力) DO 出力 DAD04J-00 2002/08 - 19 - ASAHI KASEI [AK9813B] (3)LD 入力 I/F 時タイミング (VCC=2.7V∼5.5V、VDD=4.5V∼5.5V 又は 2.7V∼3.6V、GND, VSS=0V、Ta=-40℃∼+85℃) 項 目 クロック"L"パルス幅 クロック"H"パルス幅 記号 tCKL1 tCKL2 tCKH1 tCKH2 クロック立ち上がり時間 クロック立ち下がり時間 tCr tCf データセットアップ時間 tDCH1 tDCH2 tCHD1 tCHD2 tCHL tLDC1 tLDC2 tLDH1 tLDH2 tLDH3 tDO1 tDO2 データホールド時間 ロードセットアップ時間 ロードホールド時間 ロード"H"パルス幅 データ出力ディレイ時間 D/A 出力セトリング時間 tLDD アドレスセットアップ時間 tASU1 tASU2 tWAHD1 tWAHD2 tWRT tRYD tRYH1 tRYH2 ライトアドレスホールド時間 書き込み時間 レディ信号ディレイ時間 再書き込み禁止時間 リードホールド時間 tRHD リードアドレスホールド時間 tRAHD 条 件 *5 *6 *5 *6 *5 *6 *5 *6 READ 時以外 READ 時 負荷条件 1 *5 *6 *5 *6 *5 *6 DAC 時 負荷条件 2 CALL 時 負荷条件 2 ALL CALL 時 負荷条件 2 *5 *6 *5 *6 *7 負荷条件 1 負荷条件 1 *5 負荷条件 2 *6 CALL, READ 時 ALL CALL 時 CALL, READ 時 ALL CALL 時 min 200 500 200 500 max 単位 ns ns ns ns 200 ns 30 150 60 150 200 100 250 100 250 5 170 300 200 250 3.5 100 200 20 100 7 0.8 20 100 15 3.5 15 3.5 ns ns ns ns ns ns ns ns ns µs ns ns µs µs ms ns ns ns ns ms µs ns ns µs ms µs ms *7:WRITE モード時、DO 出力を確認し、WRITE 動作終了(READY/BUSY="L")を確 認で きれば、仕様以下の値で次の動作を開始することができます。 DAD04J-00 2002/08 - 20 - ASAHI KASEI [AK9813B] <入出力タイミング> <基本タイミング> tCr tCKH tCf tLDC CLK tCKL DI tDCH tCHD tLDH CS/LD tCHL tLDD 90% 10% D/A 出力 tDO tDO DO 出力 <WRITE 機能> CLK CS/LD tASU EA0 / EA1 tWAHD tWRT DO 出力 READY/BUSY 出力 tRYD tRYH *デジタル入力(DI)の入力タイミングは、基本タイミングと同じです。 DAD04J-00 2002/08 - 21 - ASAHI KASEI [AK9813B] <CALL 機能> <ALL CALL 機能> <READ 機能> CLK tRHD CS/LD tASU tRAHD EA0 / EA1 tLDD DO 出力 *デジタル入力(DI)の入力タイミングは、基本タイミングと同じです。 ◇測定条件 ・負荷条件 1 ・負荷条件 2 測定点 測定点 CL=20pF ∼100pF ・電圧判定レベル デジタル入出力レベル: アナログ出力レベル : RAL= 10KΩ CL=50pF VCC の 50%・20% VCC の 90%・10% DAD04J-00 2002/08 - 22 - 重要な注意事項 • 本書に記載された製品、及び、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変更 することがあります。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のも のであることを弊社営業担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確認下さい。 • 本書に掲載された情報・図面の使用に起因した第三者の所有する特許権、工業所有権、その 本書に掲載された情報 ・図面の使用に起因した第三者の所有する特許権、工業所有権、その 他の権利に対する侵害につきましては、当社はその責任を負うものではありませんので、ご 了承下さい。 • 本書記載製品が、外国為替及び、外国貿易管理法に定める戦略物資 ( 役務を含む ) に該当する 場合、輸出する際に同法に基づく輸出許可が必要です。 • 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置 ・機器の故障や動 作不良が、直接または間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常 予想されるような極めて高い信頼性を要求される用途に弊社製品を使用される場合は、必ず 事前に弊社代表取締役の書面による同意をお取り下さい。 • この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から生ず る損害等の責任を一切負うものではありませんのでご了承下さい。 • お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その 使用 か ら 損害 等 が 生 じ た 場 合 は 全 て お 客様 に て ご負 担 ま た は 補 償 し て頂 き ま すの で ご 了 承 下さい。 下さい
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