茨高は容赦しません A．Y さん 早稲田大学 先進理工学部 電気・情報生命工学科 茨城大学教育学部附属中学校 卒業 茨高は容赦しません。予習・復習は勿論、課題や小テスト等、次から次へとやるべきことが増えていきます。予 告されるテストもあれば、直前まで誰も知らないドッキリテストもあります。点数が悪ければ何回でも追試になります。 クラス全員追試なんてことは日常茶飯事です。生徒の立場からすると嬉しくない話ですが、受験生という立場を経 験し、いざ卒業してみると、有難く感じます。「あの時やっておいて良かった」と思える日が必ず来ます。 そして、先輩方から良く聞いていた通り、茨高の課外授業は充実しています。いくつ講座を取っても料金はかかり ませんし、模試の対策にも繋がります。ただし、注意点が3 つあります。1 つ目は、とりすぎ注意。消化不良になって はどうしようにもありません。2つ目は、部活動との両立に要工夫。1・2年生の課外はほとんどが放課後に開講され るため、部活動にもよりますが、両立するのに苦労するかもしれません。3 つ目は、体力と精神を鍛えておこう！主 要教科の課外授業は 7 時間目の後に行われるので、本当に辛いです。とにかく前向きに頑張ってください。 また、特に印象に残っていることは、やはり高 3 の進学指導です。面接試験対策は大変有難かったです。扉の 開閉やその後の流れから始まり、過去の先輩のデータを基にした質疑応答の練習等。細かなことから丁寧に、何 度も対策してくださいました。受験し終えるまで不安は消えませんでしたが、あがらず冷静に対応できたのは練習の 賜物です。そして、分からない所を教え合い、テスト勉強のために遅くまで残り、順位を競い合うライバルが出来た こと。テストに課題と容赦のない授業と大学受験初心者でも心配のいらない、丁寧かつ親切な指導をして下さる熱 心な先生方に出会えたこと、それが、茨高の良さだと思います。 部活動では、ESS 部に入部しました。入部当初、先輩は 3 年生しかおらず、先輩方が引退した直後から約 3 年 間部長を務めました。中学時代に部活動経験のない私は、身近な先輩もいないこの部活動で分からないことだら けでした。部員全員が部活を両立できるよう、部員たちの意見を聞きながら手探りで進めた 3 年間でした。ESS 部 の主な活動は、他校への部活動紹介、セミナーや大会への参加、校内文化祭への参加、ハロウィーンやクリスマ スパーテイーの開催等です。大会参加時は顧問の先生と ALT の先生が、文章の手直しや発音・アクセント等、初 歩的なことから丁寧に指導してくださいました。結果は出ませんでしたが、先生方の熱心な指導のおかげで本番は 緊張せず、ベストを尽くすことができました。感謝しています。ありがとうございました。 そして、学校行事では研修旅行です。研修旅行は修学旅行ではありません！研修するためにレポート作成が待 っているのです…。しかし、十分に楽しむことができます♪仲の良い友人たちと協力してテーマを決め、訪問先やル ートを考え、いざ出発。訪問先で調査をしつつ、沖縄ならではの体験に沖縄料理、記念品やお土産購入。ホテル に戻れば、他班との交流やルームメイトとの楽しいゲーム。普段は聞けないような友人の話を聞くことができ、友情 が深まります。研修旅行を終えて帰宅したら、もう受験生です。スムーズに切り替えられるよう、全力で楽しんでくだ さい。 そして、学校行事の中で最も印象に残っているのは高 3 の文化祭です。「今年で最後だ！」という思いから自然 と力が入ります。私のクラスは、ディズニーランドのアトラクション、It's a small world.をクラス風にアレンジしました。 いくつかのブースに分かれて作業していたのですが、各ブース共にあまりに熱がこもってしまい、開門時間から完全 下校時間ぎりぎりまで作業を行っていました。その甲斐もあって、完成度の高い作品をつくりあげることができ、お客 さんに褒められたときは本当に嬉しかったです。 また、私は 3 年前、県立高校に失敗して、「水城か茨高か」という選択肢で茨高に決めました。もちろん悩みまし た。その理由として、茨中から進学してくる一貫生との関わりが心配だったのですが、1・2 年の間は別クラスで関わ りは殆どなく、成績とは関係のないクラスなので、友達付き合いは心配しなくても大丈夫だろうと思い入学を決めま した。しかし、入学当初は学校に通うことが憂鬱でした。県立高校に落ちたこと、この茨高に通うこと、一貫生がいる こと…何もかも嫌でした。「どうせ頭のいい人はここにはいない。下で争っても追いつけない。」「一貫生はできる人の 集まりだから、高入生のことを見下しているに違いない。」と勝手に思い込んでいました。けれども、今は茨高に入学
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