平 成27年11月16日 島 本 町立 第一 中 学校 保 健 室 朝晩の冷え込みが一段と厳しくなり、校内の色づいた木々の葉も、気がつ けばずいぶんさみしくなってきました。 校内では、まだ感染性胃腸炎やインフルエンザとは聞かないものの、い よいよしっかり予防を心がける時期に突入です。 春の歯科検診で受診が必要と診断を受けた人は69名 と全校生徒の約20% で した。そのうち22名から「受診が済みました」という報告があり(11月13日 現在) 、現在のところ、約32%の人しか受診できていないようです(学年別でみる と1年約39%・2年約33%・3年約24% )。 むし歯は放置したままで治ることはありませんので、あまり削らないで済むうち に治療してしまいましょう。特に受験を控えた3年生、受験前に急に 痛み出して急いで歯医者へ…というようなケースもありますので、今 のうちに時間を作って治療しておくことをおすすめします。 ◇◆◇ 保健室より ◇◆◇ 受診結果報告書の提出がまだの人には、今回の三者懇談時に再度、検診結果のお 知らせをお渡します。用紙を紛失して提出できていない、まだ受診されていない場 合は、この機会に受診し、治療が済み次第、担任まで提出してください。 動物の体温ってどれくらい? 人間よりだいぶ高いですね。 一昨年 12 月、ユネスコ無形文化遺産に「和食-日本人の伝統的な食文化」が登録 され、様々なところで「和食」という言葉が聞かれるようになりました。10月末 までイタリアで開催されていた「食」をテーマにしたミラノ万博でも、日本の食材、 料理や食器、食文化に込められた知恵や技術などを紹介した『日本館』が大盛況だ ったそうで、海外での和食への関心の高さをあらわしています。 その和食の味わいの中で最も重要なものが「だし」と言われており、さまざまな 料理の味を決定づける中心になっています。 ~ お も な だ し ~ かつおだしの豊かな風味とうま味は、なつかしさを感じさせる和食のだし の基本。 「イノシン酸」が主なうま味成分で、だしが主役のような「すまし汁」 や「茶わん蒸し」などに向いています。 煮干し(主にイワシ)は栄養価が高く、カルシウム、鉄、ビタミン D、た んぱく質などを豊富に含みます。煮干だしの主なうま味成分は、かつお節と 同じ「イノシン酸」ですが、かつおだしより酸味が弱く、強い香りが特徴。 「みそ汁」「麺類のつゆ」などに向いています。 しいたけは干すと、酵素の働きによって味と香りが変化します。主なうま 味成分は「グアニル酸」で、単独で使うことは少なく、昆布やかつおと合わ せることがほとんどです。「めんつゆ」などにとてもよく合います。 昆布だしは上品でひかえめなうま味を持ち、主なうま味成分は「グルタミン 酸」。「鍋料理」「湯豆腐」など、具の香りや素材の味わいを大切にする料理に 向いています。 これらを組み合わせることで相乗効果(そうじょうこうか:二つ以上の要因が同 時に働いて、それぞれに得られる結果以上になること)が生まれ、だしをきかせる ことで塩分や調味料を減らすことにつながり、健康的な食生活をサポートします。 このだしの「うま味」、日本人にとってはなじみ深いものですが、海外では長らく のその概念がなかったそうです。最近になって、ようやく「甘 味」「塩味」「酸味」「苦味」に次ぐ、第5の味覚として注目さ れ、世界の料理人たちも日本のだしに大きな関心を寄せている そうです。だしは今後、世界中の料理で活用されていくことに なりそうですね。
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