未成年者喫煙禁止法 - 中央経営コンサルティング

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2009 年 2 月 20 日(金)
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が必要で、小売定価以外による販売が禁止
未成年者喫煙禁止法
されており、自販機販売に向いているのか
もしれません。とはいえ、taspo 取得には
写真を用意して、住所・氏名・生年月日・
未成年者飲酒の場合と同じように
電話番号を届け出て、本人確認を受ける必
未成年者喫煙禁止法は明治 33 年からあ
要があり、その煩わしさのゆえか、普及は
り、大正 11 年立法の未成年者飲酒禁止法よ
やや停滞しており、客足はコンビニに向い
りも 22 年も古い法律です。平成 13 年に、
ている傾向があるようです。
たばこ販売者は顧客の年齢確認を義務付け
販売業者になるには
られました。酒販業者の場合と同じです。
酒類の販売業を行うためには、原則とし
未成年者に自分で吸うであろうたばこを
て、販売場の所在地を所轄する税務署長の
販売する行為は罰金刑に処せられます。
販売業免許を受ける必要があります。免許
自販機の未成年者対策
の要件と審査は極めて厳しく、免許者への
たばこ自販機では年齢確認できないので、 特権の付与といえます。
たばこ販売者の業界団体「全国たばこ販売
それに対し、たばこの小売販売を業とし
協同組合連合会」は、平成 8 年 4 月から屋
て行おうとする者は、財務大臣の許可を受
外設置自動販売機を対象に、自主的に深夜
けなければなりませんが、これは条件が整
(午後 11 時∼翌朝 5 時まで)稼動停止の規
えば許可されるので、許可申請代行業者も
制を行ってきました。
沢山います。
しかし、たばこを買う人が成人かどうか
したがって、たばこ屋さんと監督官庁と
を識別するICカード「taspo」が全国で導
の結びつきは酒屋さんのようには強くない
入されたことから、未成年者のたばこの購
ので、未成年者対策は業界の自助努力が主
入を 24 時間防ぐことが可能になったとし
になっています。
て、平成 20 年 8 月 1 日以降深夜の自主規制
を解除しています。
たばこ自販機数は平成 15 年末で全国に
626,200 台あり、平成 19 年末は 519,600 台
なので、暫減傾向にありますが、酒類自販
機の激減ぶりとは対照的です。
たばこの値段の決定には財務大臣の許可
ごめんね、未成年者
にはたばこは売れ
ないのよ