除細動器点検方法 (日常(使用後)/定期 点検) 1 架台のガタつき、動きはスムーズであるか確認します 日 常 点 検 外 本体外装に破損やひび割れがないか確認します 観 ①パドルに破損や汚れはないか 点 ②電極コードに破損や汚れはないか 検 2 ③ペーストの残量はあるか ④記録用紙はあるか 3 ⑤電源スイッチは正しく動作するか? *本体機能でセルフチェックのできる機種は実施する *本体機能でエネルギーチェックが出来る機種は実施する 動 作 点 検 4 ⑥エネルギーチェッカを準備します 除細動器はバッテリー動作、非同期モードで点検します。 各2回実施して平均値を記録します。 (バイフェージックは約半分のエネルギーでテスト) エネルギー50Jで充電、放電しチェッカで確認します エネルギー100Jで充電、放電しチェッカで確認します エネルギー360Jで充電、放電しチェッカで確認します。この 時充電が15秒以内で完了するか確認します。 360Jで充電後、規定の時間で内部放電されるか確認しま す。 5 7 定 期 点 検 ⑦エネルギーチェッカに心電図ケーブルを接続し、心電図波 形を出力させます。 ⑧同期モードでエネルギー360Jで充電、放電し適切なタイミ ングで放電されるか確認します 内臓バッテリーを確認し、メーカー推奨ごとに交換します。未 交換場合は、上記エネルギーチェックでアラームが鳴らなけ れば合格とします。 日時設定のできる機種では、日時の確 認・調整をします 電 気 安 全 6 8 漏れ電流測定装置等を準備し、電気的安全試験を行ないま す。接地漏れ電流(正常状態・単一故障状態)を確認します 最後に電源が正しく切れるかを確認後、充電し、次の使用に 備えます。 *取扱説明書を必ず熟読した上で本作業に取り掛かってください。 *本内容は装置の動作を保障するものではなく、発生したトラブル等も、当技士会では一切責任を負いません。 *除細動器はいつでも使用できるように、日常(終了時)点検が最も重要です。 日常点検については、だれでも5分程度で準備物品なしでできるものをコンセプトで計画しました。 定期点検については、臨床工学技士がエネルギーチェッカを使用しての点検を想定しました。 日常点検期間については、1ヶ月に1回以上とする 定期点検期間については、1年間に2回以上とする 兵庫県臨床工学技士会 ME部門作成
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