母体血胎児染色体検査開始のお知らせ

医療機関用
平成 25 年 5 月 20 日
母体血胎児染色体検査開始のお知らせ
(無侵襲的出生前遺伝学的検査)
福岡大学病院 遺伝医療室
担当医師 吉里 俊幸
平成 25 年 5 月 27 日から、母体血を用いた胎児染色体検査を受付いたします。
なお、検査に際しては、事前に遺伝カウンセリングを受けていただきますが、検査枠に
制限があり、検査をご希望の妊婦さんに十分対応できない可能性がありますことを、予め
ご了承下さい。
妊婦さんから、検査のご希望があった場合、別添の”検査(参加)申込書”及び”外来
専用外来事前診療予約申込書(FAX 専用)”を記載していただき、地域医療連携室へFA
Xにて申し込みをお願いします(福大病院公式 Web ページよりダウンロードができます)。
後日、検査日等を調整し、妊婦さんご本人に日程等をご連絡いたします。
◆検査の対象となる妊婦さんは以下のとおりです。
1.単胎妊娠である
2.検査予約時の妊娠週数が 10 週 0 日以上~15 週 6 日以下である。
3.妊婦が 20 歳以上で、検査に際して臨床研究への参加(*)に同意できる。
※ 検査前後のアンケート調査にご回答いただきます。
上記に加え、以下のいずれかの条件を満たす場合です。
1.分娩予定日の年齢が 35 歳以上である。
(凍結融解胚移植による妊娠の場合、採卵時の年齢が 34 歳 2 か月以上)。
2.染色体疾患(13, 18, 21 トリソミーのいずれか)に罹患した子供さんを妊娠、分娩し
た既往がある。
3.胎児が染色体異常(13, 18, 21 トリソミーのいずれか)に罹患している可能性がある。
4.クワトロテストでスクリーン陽性である。
5.妊娠 10 週 0 日から 13 週 6 日の間に実施した超音波検査で NT(後頸部浮腫)≧3.0mm
◆臨床研究の対象とならない妊婦さん
1.多胎妊娠の場合。
2.13, 18, 21 トリソミー以外の染色体疾患に罹患した子供さんを妊娠、出産した場合。
3.超音波検査などで胎児に形態学的な異常を指摘されている場合。
4.妊婦さん本人あるいは夫(パートナー)のいずれが染色体転座、逆位保因者である場合。
◆その他
1.検査前後にカウンセリグを 2 回行いますが、必ずご夫婦で来院下さい。
2.初回カウンセリングと検査説明のためのカウンセリング費用が各 6,480 円(消費
税込)、検査費用が約 200,000 円です。
3.検査の結果がでるまでに、2 週間~3 週間を要します。
FAX 送信先:地域医療連携室
(092-862-8622)