平成24年度 テマセク・ポリテクニック技術英語研修募集要項

平成24年度
テマセク・ポリテクニック技術英語研修募集要項
― Technical English Program ―
国立高等専門学校機構とシンガポールのポリテクニック5校(ナンヤン、ニーアン、リ
パブリック、シンガポール、テマセク)との学術交流に関する包括協定」(平成23年9月
27日締結)に基づき、下記のとおり、テマセク・ポリテクニックにおいて技術英語研修
を実施します。
プログラムの概要
技術英語講座:国際学会やセミナー、シンポジウムで英語による論文投稿や論文発表が行
えるようになることを目的に、英語による論文の執筆やプレゼンテーショ
ンスキルの取得のための学習を行います。
異 文 化 学 習:テマセク・ポリテクニックの学生との交流を通じて、シンガポールの名所、
旧跡等を訪問し、同国の文化・歴史を体感しながら、日本とシンガポールの
文化の違いを通じて、視野を広めます。
プログラムの目標
(1)本科の卒業研究、専攻科の特別研究の概要を 1,500 から 2,000 語程度の英語で執筆
すること。
(2)研究概要を示すポスター作成と英語でのプレゼンテーション力を習得すること。
募集要項
1.日程
平成24年9月8日(土)~9月23日(日)
[15泊16日]
2.派遣対象者
次の事項を全て満たす者を対象とします。
(1)申請時および派遣期間を通じて全国の国立高等専門学校に在籍する本科4、5年
生、専攻科1、2年生。ただし、応募者多数の場合は、専攻科生を優先的に派遣し
ます。
(2)高専本科の卒業研究またはそれに相当する課題研究の経験がある者。
(3)TOEIC400 点相当以上の英語レベルを有している者。
3.定員
20名
1
4.派遣先
テマセク・ポリテクニック(シンガポール)
http://www.tp.edu.sg/home/admissions/is.htm
5.申込方法
参加を希望する学生は、下記の申請書類を在籍する国立高等専門学校の担当事務部を
経由して申し込みを行って下さい。
各国立高等専門学校長は、参加希望のあった学生について、様式4により機構理事長
に対し推薦して下さい。
(1)申請書類:①参加申込書(様式1)
②志望理由書(様式2)
③卒業研究等の発表時に用いた概要(様式任意)
(本科4、5年生が申請する場合、課題研究の報告書の提出を求め
ることがありますので、準備願います。)
④承諾書及び同意書(様式3)
⑤参加申請者推薦書(様式4)
(2)提出期限:平成24年6月8日(金)17時(厳守)
(3)提出方法:「ザイトス」上の指定フォルダに保存することにより提出して下さい。
6.宿泊先
シンガポール・インターナショナル・キャンパス(Singapore International Campus)
URL:http://www.sicampus.com.sg/
7.引率教員
高専教員男女各1名を予定
8.経費(自己負担額)
渡航費、宿代で 14 万円程度。
この金額には、食費、国内外での交通費、海外旅行傷害保険代金、その他個人的生活
諸費用などは含まれていません。詳細は、別途連絡します。
なお、本研修は、日本学生支援機構(JASSO)の留学生交流支援制度(ショートステイ・
ショートビジット)の対象として採択されているため、派遣者全員に8万円の奨学金が
支給されます。
※学生の自己負担額は、外国為替の影響などにより、変動します。
9.海外旅行保険
本研修に参加する学生は、必ず海外旅行傷害保険に加入して下さい。
2
10.選考
申請書類に基づき、総合的に評価して決定します。
11.事前学習
研修では、自身の卒業研究等の概要を 1,500 語程度の英語で作成し、プレゼンテーシ
ョンをします。各自の研究内容の復習やテクニカル単語を調べるなど、事前に準備をす
ることを勧めます。
12.履修上の単位取り扱い
テマセク・ポリテクニック及び熊本高等専門学校が発行する修了証書に基づき、所属
高専において単位を認定します。
13.報告書の提出
派遣者は、報告書を帰国後2週間以内に、日本語及び英語で提出することになります。
報告書は、冊子としてとりまとめ公開しますので、ご了承下さい。
14.規則遵守
派遣学生は、渡航中、公序良俗に反する行為等をしないこと、訪問国の法律等、テマ
セク・ポリテクニックの規則を遵守し、引率教員の指示に従うものとします。なお、規
則等を逸脱した行為等があった者については、途中帰国の措置をとることがあるので、
これに従うものとします。
15.今後のスケジュール
6月8日(金)
申込期限
6月18日(月)
派遣者決定
各種手続
7月~8月(日にち未定)
WEB での事前説明会
9月8日(土)
派遣開始
16.備考
専攻科生を対象とした国際シンポジウムである ISTS2012(International Symposium on
Technology for Sustainability)が、平成24年11月21日(水)から24日(土)
にタイのキングモンクット工科大学ラカバン校と共催でタイ・バンコクにおいて開催さ
れます。(別途4月25日に募集開始)
本研修の成果を発表する機会として、派遣学生においては各高専を通じ積極的な応募
が期待されます。
3
研修日程概要
月日
H24 年
曜日
土
夕方:出発前研修
夜:羽田空港
9月8日
9日
日程
日
発(機中泊)
朝:シンガポール
着
オリエンテーション
10 日~14 日
月~金
研修(P5「平成 24 年度技術英語研修日程表」参照)
15 日、16 日
土、日
未定
17 日~21 日
月~金
研修(P5「平成 24 年度技術英語研修日程表」参照)
22 日
土
夜:シンガポール
23 日
日
朝:羽田空港
発(機中泊)
着
平成 23 年度派遣者の報告書より
成果として得られた技術英語の習得、異文化理解(機械・電子システム工学専攻1年生)
自分自身の研究で用いる専門用語などの単語は日本で事前に準備していたので、本研修で習得
した技術英語は、主に論文作成の際の細かい言葉の言い回しや文章であった。また、その研究内
容を先生に理解出来るように英語で伝え、レスポンスに対して自分で考え再び英語で伝えるとい
う作業が、自分の研究について英語で話すことの一番のトレーニングになった。プレゼンテーシ
ョンでは、その基本的な構成を学びその中での日本との共通点及び海外ならではの手法があると
いうことに気づき、非常に参考になった。特に、プレゼンテーションを行う際、初めに注意をひ
く作業として実際にオーディエンスに質問をするというスタイルは新たな発見として価値のあ
るものだった。その他は、日本で学んだことのある内容であったが、それらを英語で聞くことが
出来たので、復習と英語の学習が同時に出来効果的であった。海外においても日本で学んだこと
が通じた経験が自信に繋がった。
研修前と研修後での変化及び成長したこと(建設環境工学科5年生)
研修前までは英語を話そうとしたときになかなか口から言葉が出てこなくてもどかしい思い
をいつもしていたが、二週間の研修を経て、それが劇的に改善された。一日中英語を聞いて英語
を話していたおかげで言葉がすらすら出てきて、コミュニケーションがとれるようになり、会話
の内容も広がり英語で会話をするのが楽しく感じられるほどにまでなった。これには私自身非常
に驚いている。わずか二週間ではあるが、常に意識して英語の環境にいるとこれほどまでに効果
が出るものなのかととても驚き、同時に嬉しく思った。
そして、このことが自分に自信を与え積極的に行動・会話ができるようになり、自分の英語に
対して前向きに考えることができるようになった。授業での発言や、授業内容に関する先生との
対話のやりとりから、ショッピングモールにて英語で店員と相談しながらの買い物に至るまで、
どれもこれまでできなかったことができるようになったのが一番の変化であり成長であると考
える。
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平成 24 年度技術英語研修日程表
AM
Day 1 (10, Mon)
Day 2 (11, Tue)
Day 3 (12, Wed)
Day 4 (13,Thu)
Opening
Technical
Technical
Technical
Ceremony &
English
English
English
Campus Tour
Programme
Programme
Programme
Welcome Lunch
Lunch
Lunch
Lunch
Day 5 (14, Fri)
Cultural
Experience
PM
(C. E.) 1:
Chinatown
(Professionally
Industry Visit
Technical
Technical
Technical
English
English
English
Programme
Programme
Programme
Day 7 (18, Tue)
Day 8 (19, Wed)
Day 9 (20, Thu)
Guided Tour)
Day 6 (17, Mon)
Day 10 (21, Fri)
C.E. 3:
Tampines
AM
Technical
Technical
Technical
English
English
English
Programme
Programme
Programme
Neighbourhood
Visit to NTU
Sherlock
Holmes Trail
(Organized by
TP Students)
Lunch
Lunch
Lunch
Lunch
Lunch
C.E. 4:
Group
Presentations/
C.E. 2:
Certificate
PM
Technical
Technical
Technical
Little India
Presentation/
English
English
English
Heritage Hunt
Closing
Programme
Programme
Programme
(Organized by
Ceremony/
TP Students)
Programme
Evaluation
Buffet Dinner &
Sayonara
※募集要項公表時点での日程表であり,一部変更となる可能性があります。
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