Kawagoyan News Kawagoe-Salem Friendship Society Chair Prof. Barry Duell C/o Y.Iwaki 2-1-8 Shinden Fujimino City 356-0033 Phone 090-5311-4711 http://www.hana-ichimonme.com/ksfs/ No.82 9/21/2008 中国現地報告から 郷 成彬 川越セーレム親善協会は６月９日東京国際大学で約５０人が参加し、夏季講演会 と交流会を開催しました。 今回はウィラメット大学の助教授セシリー・マッカフリーさんをお招きし、特別 講演を拝聴しました。この後会場を大学近くのネパール料理店に移して、香辛の効 いたネパール料理を食しながら懇親のひと時を過ごしました。 マッカフリーさんの講演は「歴史を商品化する中国」でした。毛沢東率いる紅軍 が井岡山（せいこうざん）から延安まで行進した、いわゆる「長征」の跡を、いま 中国政府が観光資源として開発している。この実態を彼女の踏破経験をもとにスラ イド映写を混ぜて話された。控えめな表現ながら、いまの中国では革命の歴史も革 命の精神も、国を挙げての旺盛な「儲け心」の前に屈しつつある、との心象を得ま した。 漢字をまじえ説明するマ ッカフリー先生 -1- 女二人で New York 旅行 三宅則子 私は、今つくづく思う事は、旅行というのは、行けるとき、思いたったとき、すぐ出か けるのがいいなと思います。さもないと、家族の人が、病気とかで行けるチャンスを逃し てしまいそうなので。 今回、たまたま私が日本語ボランティアとして働いている小学校で知り合った英語の先 生 Vincent の New York のお宅に行く機会ができました。私はリスニング力が弱いので、そ れはどうしたらよくなるかと彼にたずねたら、彼は、少し考えて、こう答えました。 “僕の 家にいくといいよ。ママがいるから。” すぐ村山さんに、New York に行かないかと話したところ、今ドルが安くなったところ なのでちょうどよいだろうということになり、格安 JAL 航空券をさっさとみつけてきてく れ、４月１日出発となりました。彼女の決断力に感謝。 Vincent のお母さんは、元病院の看護師としてずっと働き、今はプライベイト看護師です。 ６０歳のマレーシア人ですが、年よりずっと若くみえるきれいな優しい人です。２００１ 年に、アメリカ国籍がとれたそうです。Vincent は、５人兄弟の４番目で、日本人と結婚 しています。滞在中は彼の二人の姉、音楽家の長男そしてそれぞれの伴侶にも会い、楽し い時間をすごしました。上のお姉さんのご主人は、学校の先生で、そのお宅に招待されて おじゃましました。ハーレムにあり、私は緊張してお母さんにくっついて歩きました。お 母さんのお友達と近くのレストランに行ったのも、楽しい思い出です。彼女はお母さんと 同じ看護師ですが、話し方は、声が大きく早口で、私は全部を聞きとれず、彼女の口の動 きをみるばかりでした。これぞ！ニューヨーカーと思いました。 New York は４年前主人と行きましたが、そのときはホテルから観光という感じでした。 今回はお母さんが仕事のとき、村山さんと観光に行きました。いろいろなハプニングがあ りました。うれしかった事は、前回聞きとれなかった地下鉄の案内がわかった事です。 決して豊かでない家庭にもかかわらず、私たちを暖かく迎え入れてくれたお母さんに感 謝しております。お母さんのアパートに沿って流れているハドソン川もゆったりとして、 私たちをやさしく迎えてくれたのが、印象的でした。 ビバ ニューヨーク 村山都美 「ビンセントの家に言ってみない」最初に三宅さんに誘われた時、初めは江戸川区のビ ンセントの自宅にお邪魔するのかと思いましたが、何日かして話の食い違いに気づき、そ れはビンセントの実家、母ジョアンナさんが住むニューヨークへの誘いということがわか りました。いそいで準備に取り掛かること２週間、地図でしか見たことのない、いつか行 ってみたいと思っていたニューヨーク。憧れの地への旅はこうして訪れたのでした。およ そ１０時間の空の旅の後、１泊だけマンハッタンのホテルに宿泊しました。ブロードウェ -2- イに近いという地の利を生かし、１日目の夜は「ヘアスプレー」、２日目の昼は「マンマミ ーア」と、当日券を半額で買えるショップを探し、ミュージカルのはしごという贅沢もで きました。ジョアンナの家に滞在してからは、MOMA 美術館、メトロポリタン美術館見学と、 １日１日を有意義に過ごすことができました。そして、最終日には、ソーホーでショッピ ングや憧れのジャズの殿堂ブルーノートでグラミー賞受賞者の演奏を堪能しました。 ジョアンナの休みの日は彼女が自由の女神像、ウォールストリートなどを案内してくれ ましたが、大半は三宅さんと二人、二人三脚でガイドブックを片手に電車に乗り地下鉄に 乗り、見知らぬニューヨーカーに道を尋ね、春の初めのマンハッタンを思いっきり楽しむ ことができました。 色々な映画の舞台でもあり、流行の発信地でもあるニューヨーク。帰国してからは、映 画にドラマにあの街の風景を見るたびに、私たちを快く迎えてくれたジョアンアや素敵な チャンスを与えてくれた三宅さんに感謝の日々です。 グランドゼロでは復興工事も始まり、大きな悲しみを乗り越えようとしているニューヨ ーカーの力強いエネルギーを感じました。いつかまた、あの街に元気をもらいに行ってみ たいと思っています。今度は冬のニューヨークもいいかもしれませんね。 ブルーノート前で -3- これからの事業 異文化交流事業 講演会「観光客の知らないハワイ」 開催日： １０月２６日（日）１０：００～１２：００（予定） 開場： ９：３０ 場所： 東京国際大学第一キャンパス（教室は予約中） 講演会終了後、近くのネパール料理店で講師を囲んで懇親・昼食 講師： イバ・ヒギンズさん 米国 ＪＳＰ秋期生 ハワイ生まれ、韓国系アメリカ人 ウィラメット大学生、現在、ＴＩＵに留学で日本文化を勉強中 懇親会（昼食）：会員の方には５００円補助します。 総勢３０名程度先着順 申し込み先：１０月２３日までに佐藤芳子さん２３１－０４６７ 私たちはよくハワイと言うとワイキキ、レィー、フラダンスを想像し、観光でもガイド さんはハワイの観光のスポットに連れて行きます。 しかし本当にそれはハワイなのでしょうか？ ハワイで生まれ、ハワイで育ったＪＳＰ 学生が実体験を通して皆様にハワイをご紹介します。お楽しみに！ ハワイ料理と食事の会 開催日：１１月３０日（日）１０：００ 開場； ９：３０ 場所： 霞ヶ関北公民館 指導： イバ・ヒギンズさん ～ １４：００ 申し込み先：１１月１５日までに佐藤芳子さん２３１－０４６７ イバさんの指導でハワイの料理を参加者全員で作り、ハワイの食事を楽しみます。 スーザン．田辺さんと高校生が来川します。 親善協会としては今回もホストファミリーになっていただける方を募集する予定です。 期日： ２００９年 ３月末 来川者： セーレムの高校生 日時や高校生の人数など詳細は今後スーザンさんと協議しながら決定し、あらためて報 告します。 -4-
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