所 属: 徳 山工 業高 等 専門 学校 一 般科 目 研 究タ イ トル : 生物におけるシグナル伝達系の機能解析 氏名 : 天内 和人/ AMA NAI Kaz uhito E- m ail: am a nai@tokuy am a.ac .jp 職名 : 教授 学位 : 学術 博士 所属学会・協 会: 日本 分子生 物学会 、日 本動物 学会、 米国 遺伝学 会、 菌根研 究会 キ ーワ ー ド: シ グ ナル 伝達系 、シ ョウ ジ ョウ バエ 、 ア ー バスキ ュラー菌根 菌 提供 可能技 術: ・遺 伝子お よ び細 胞工学 関連技 術 研究 内容: 生物におけるシグナル伝達系の機能解析 近年の生命科学の進歩は目覚ましく、生物の仕組みや機能を分子レベルで解析する試みが飛躍的に進んできてい る.そのような状況を背景に、生物の優れた機能を模倣し、さらには生物のもつ無限の可能性を積極的に利用する新し い技術の開発が本格化しようとしている. 本研究室では、生物の個体間および細胞・組織間のシグナル伝達系を中心 に、既存の工学、理学、医学、薬学、農学などの幅広い分野を有機的にネットワークし統合した生物工学関連の研究を 実施している. ①細 胞間シ グナル 伝達機 構の解 明 細胞間のシグナル伝達は発生初期における様々な形態形成過程のみではなく、その後の細胞の生存や増殖に重 要な機能を担っている事が知られている.例えばヒトにおいて Hedgehog (Hh) に代表されるシグナル伝達系の 異常は、初期発生過程で形態形成異常(奇形)の原因となるばかりでなく、基底細胞癌や髄芽細胞腫を含む癌な ど、多くの疾患の原因となっている事が知られている.本研究室では、細胞間シグナル伝達因子が、どのように 細胞増殖および形態形成を制御し、調和のとれた発生過程をコントロールしているのか、またその伝達制御の異 常が、どのようなヒト疾患発症の原因となるのかを明らかにするため、分子生物学・分子遺伝学・生化学・生物 情報学等、利用可能なあらゆる生物工学的手段を用いて研究を行っている. ②ア ー バスキ ュラー菌 根菌を利 用した 緑化 技術の 開発 世界の各地では、現在、自然災害や経済活動に伴う、緑の減少、土壌の劣悪化、生物多様性の減少などの環境破壊 が急速な勢いで進み、この環境破壊は地球温暖化など地球規模の環境問題を引き起こしている.特に、農地造成や基 盤整備などにより形成された酸性硫酸塩土壌において、植物に対する各種栄養分供給量が減少しているため、植物の 養分と水分の吸収を助け、根の機能を補助するアーバスキュラー菌根菌(AMF)を利用し、土壌浸食を防止しつつ早期 植生を計る方法を検討する事は非常に重要であると考えられる.本研究室では、AMF と宿主植物根間のシグナル伝達 のメカニズムを研究するとともに、その知見に基づいて AMF の資材化、および AMF を効果的に用いた緑化工法や農業 などへの利用技術の開発を行っている. 提供 可能な設 備・ 機器: 生物 工学関連 実験施 設 名称 ・型番 (メー カー ) サ ーマルサ イクラー (PCR )装置 ア ステッ ク PC818 高 速液 体ク ロマトグ ラフ(HPL C) 島 津製 作所 Prom inence 蛍 光顕 微鏡 オリン パス BX 51 超 純水 製造 装置 ミリポ ア 超 低温 フリーザ ー サ ンヨー(−8 0 ℃)
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