現 況 平成19年度 中間目標 平成22年度 目 平成24年度 標 鯖江市水田農業ビジョン 平成16年4月 策 定 平成19年4月 改 正 平成20年4月 改 正 平成21年4月 改 正 平成22年5月 改 正 鯖江市水田農業推進協議会 目 Ⅰ 次 生産振興・担い手の育成の方向 第1 水田農業の基本的な方向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 第2 1 水田を利用した作物の生産・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 作物生産の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 (1) 水田利用状況の推移 (2) 水稲・大麦・大豆の現状 (3) 水田園芸等の現状 2 作物の生産振興・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 (1) 需要に即した米作り (2) 米以外の作物の生産 (3) 環境に配慮した農産物の生産 (4) 水田の利活用 第3 1 2 Ⅱ 担い手の育成と将来方向・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 担い手の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 担い手の育成方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 生産振興・担い手の育成の目標 第1 1 取組む目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 作物の生産・販売計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 (1) 作物の生産・販売の方針 (2) 米の生産・販売計画 (3) 大麦・大豆等作物の生産・販売計画 2 水田の利用計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 (1) 水田利用の方針 (2) 水田の利用計画 3 担い手の育成計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 (1) 担い手育成の方針 (2) 担い手の育成計画 (3) 集落の担い手 1 第2 1 2 目標実現のための取組・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 戸別所得補償制度の活用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 目標実現のための条件整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (1) 生産振興のための条件整備 (2) 担い手育成のための条件整備 (3) 水田の汎用化のための条件整備 第3 資料 資料 資料 資料 資料 別添表 推進体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 1 2 3 4 5 5 「[表1]米の生産・販売計画」 「[表2] 大麦・大豆等作物の生産・販売計画」 「[表3]水田の利用計画」 「[表4]水田農業にかかる担い手の育成計画」 「[表5]集落等の担い手リスト」 「産地づくり推進交付金の活用方法」 2 Ⅰ 第1 生産振興・担い手の育成の方向 水田農業の基本的な方向 本市は、福井県嶺北地方のほぼ中央部に位置し、北は福井市、南は越前市に隣接する都市近 郊農村地帯であり、市の東部地域は三方が山に囲まれた盆地であるが、他の地域はほとんど平 坦な地形で福井平野の一部をなしている。 気候は夏季の高温と冬季の降雪に代表される日本海側特有の湿潤な気候であり、土壌は肥沃 な沖積層をなし、耕地の98%が水田である。水田の多くは強粘土質の湿田で、暗きょ排水等 の整備率は約40%と水田の汎用化が困難な状況にある。古来より気候・土壌に適した水稲の 作付を主としてきた水稲単作地帯である。 また、本市は福井市、越前市に隣接した交通の便利な立地にあることと、繊維・眼鏡・漆器 の地場産業が定着していることから、離農や兼業化がすすみ、兼業農家が約9割以上を占め水 田農業生産の約7割を担っている。 本市の水田農業の主作物である米は過剰基調のもと、在庫の増嵩・米価の低迷により担い手 を中心とした水田農業経営が困難な状況にあるとともに、多様な消費者ニーズに即し、細やか に対応した安全で安定的な農産物供給の必要性が高まっている。 このことから、水稲を主作物とし、麦・大豆・そばの土地利用型作物を組合せた土地利用率 の高い効率的な水田農業の確立を目指すとともに、野菜・花き等の高付加価値の水田園芸を振 興し、農業経営の多角化および安定を図る。 消費者重視、市場重視の考えに立ち安全で安心な農産物を安定して供給すべく、特別栽培農 産物の栽培拡大、特別栽培に取組むエコファーマーの育成を推進する。 特に、土づくりを重視し有機性堆肥の施用を推進するとともに、農作物における残留性農薬 等の残留量を監視し、安全な農産物が出荷されるシステムを構築する。 地元の農産物を地元で消費する取組みを拡大するとともに、米を中心とした伝統的な食生活 を見直し、安心で安全な食生活を定着させることを目的に食育に努める。 また、集落等をもとに集落内の農業者および生産組織を担い手として育成し、将来の集落等 における継続的な農業生産体制の構築を推進し、農業生産力の確保を図る。 地域における担い手農業者等を育成するため、鯖江市・農業委員会・福井丹南農業協同組合・ (財)農業公社グリーンさばえの関係団体が、農用地情報の提供、地域での利用権設定の調整等 の支援を行なう。 中山間地域等の条件不利地においては、隣接集落と一体となった営農の推進、地域で広域に 3 営農を行なう担い手農業者等の育成を図り、耕作放棄を防ぎ良好な農村環境の保全を目指す。 農地の集積が困難な地域の営農や団塊世代等の営農および市民農園に関する支援を、鯖江 市・農業委員会・福井丹南農業協同組合・(財)農業公社グリーンさばえ・丹南農林総合事務所 等が連携・協力しサポートプランを策定する。鯖江市地域農業サポートセンターに地域マネー ジャーを配置し、サポートプランによる地域農業サポート事業を展開する。 さらに、それらを含む農業者全体に対して、国や県の事業を活用できるよう支援を行なう。 食料自給力向上のために、新規転作田、調整水田、保全管理水田等の作物不作付地、水田裏 作・畑不作付け地への作物作付および作付拡大を推進する。 第2 1 水田を利用した作物の生産 作物生産の現状 (1) 水田利用状況の推移 市街地近郊における宅地への転用による水田の減少と、米の生産調整の強化により水 稲作付面積が減少傾向にあるとともに、土地利用型作物の大麦・大豆の作付けが拡大し ている。 (2) 水稲・大麦・大豆の現状 水稲については、年産ごとに品質にばらつきがある。大麦は近年、条播に取り組むこ とにより収量・品質ともに安定してきている。大豆については、品質・収量ともに低位 にある。 (3) 水田園芸等の現状 市場出荷に取組む農業者は約115と少なく、出荷用の野菜等の作付面積は約7ha と少なく、産地としては未確立の状況にある。 4 2 作物の生産振興 (1) 需要に即した米づくり 【現状と課題】 ① 過去5年間の1等米比率をみると、ハナエチゼンで最高が平成19年産の95. 7%、最低が平成17年産の62.7%であり、コシヒカリで最高が平成21年産の 90.5%、最低が平成14年産の51.1%と、品質が生産年、品種により大きな ばらつきがある。 2等以下の格落理由の主な原因として、カメムシの適切な防除不足による斑点米の 発生、夏場の高温による登熟不足による未熟米の発生、また近年では、胴割粒の発生 も多くなってきている ② 加工用米の出荷は、増加傾向にあり、平成21年度は6,666俵の出荷があり全 国的にも供給過剰の傾向にある。 ③ 平成15年度76 ha であった直播(条播)が、平成21年度297ha と拡大してい るが、栽培者ごとの収量はばらつきが大きい。 ④ 有機米(無農薬米) 、特別栽培米(減農薬米)等の栽培は、6.4ha 栽培されてい る。近年では、「エコファーマー」認証を取得し栽培する農家が徐々に増えている。 有機米水田では雑草の繁茂、防除による周辺水田との共存が課題となっている。 【今後の作物振興】 ① 実需に応じた多様な品種および用途の米の計画的な生産を図るため、安全・安心で 良質な慣行栽培米の推進とともに、特別栽培米を推進する。また、加工用米、飼料用 米などの非主食用米の生産を推進する。 ② 地域ブランド(さばえ米)での流通・販売を推進し、ブランド化による販路の確立 を図る。また、さばえ米を用いた料理等の試食会の開催、学校給食等については、地 産地消・食育の取組みなど需要の拡大を図る。 ③ 周辺環境に配慮したクリーン防除を推進するとともに、基本技術の土づくり・水管 理による大粒化およびコシヒカリの適期田植えを推進する。さらに農地・水・環境保 全向上対策に伴う畦畔の除草等の徹底により鯖江米の更なる品質の向上を図る。 ④ 直播(条播)栽培による省力化・低コスト化を推進し、適切な肥培管理の定着を目指 し、収量・品質の安定を図る。このため、効率的な機材の計画的な導入を推進し、過 剰な設備投資を抑制する。 ⑤ 農業者による生産履歴の記帳の徹底により、消費者の信頼を確保し有利販売に結び つける。 5 (2) 1) 米以外の作物の生産 大麦 【現状と課題】 ① 単収は微増傾向にあるが、天候に左右されやすく平成21年産では単収は265 kg/10a 収量がみられ18,680俵の出荷がありました。しかし、生産者ごとには バラツキが大きく、主な原因としては、排水対策の不徹底による湿害(発芽不良、根 腐れ)の発生、適切な肥培管理の欠如があげられる。 ② 農業者主体、生産組織主体、農家組合主体等と集落ごとに多様な生産体制をとって おり、非効率的な生産体制のものがある。 ③ 大麦の作付面積が全国的に拡大するなか、実需者からは安定した供給量の確保、品 質の向上が求められている。 【今後の作物振興】 ① 実需者と安定した販路が確保されるよう、高品質で供給量の確保された産地化を目 指す。 ② 圃場条件に適した畝幅、排水溝の深さを遵守した排水対策を基本とし、適切な播種、 肥培管理を徹底することにより収量の向上を推進するとともに、赤かび防除の適切な 実施により安全な大麦の安定供給を図る。 ③ 低コストで効率的に本格生産に取組む農業者・生産組織等の育成を図るべく、団地 化による作付けの推進、機械等の効率的利用を目指した基幹作業の集積を推進する。 ④ 精麦の需要を拡大するため麦ごはんの普及等による消費拡大に取組むとともに、地 元産麦の地元スーパーや直売所での販売、学校給食への供給などの地産地消の取組み による需要の拡大を図る。 ⑤ 農業者による生産履歴の記帳の徹底により、消費者の信頼を確保し有利販売に結び つける。 6 2) 大豆 【現状と課題】 ① 平成21年産の平均単収は131㎏/10a 前後、3等以上比率は7.6%であり、 収量・品質は低位で、栽培者ごとに収量のばらつきが大きい。 主な原因として、排水対策の不徹底による湿害(発芽不良、根腐れ)の発生、青立ち の発生による減収、汚損粒の発生があげられる。 ② まとまった水田の確保が容易な麦跡周年作が、大豆作付の約90%をしめており、 単作大豆はわずかである。 ③ 大豆栽培に本格的に取組む農業者が作付面積の大部分を耕作している。 (本格的栽 培農業者 平均3ha) 【今後の作物振興】 ① 品質の向上、収量の安定を図り、産地としての定着を目指す。 ② 排水対策の徹底による湿害の防止、適期の播種に重点をおいた適切な肥培管理の励 行を推進する。 ③ 麦跡への作付による水田の高度利用を推進するとともに、水田の有効利用を図る。 ④ 本格的に生産に取組む農業者・生産組織等を育成し、機械等の効率的利用による生 産の効率化・低コスト化を推進する。 ⑤ 地元産大豆の消費拡大のPRの実施、地元スーパーや直売所での販売、地元産大豆 を用いたみそ加工、学校給食への供給等の取組みによる需要の拡大を図る。 ⑥ 農業者による生産履歴の記帳の徹底により、消費者の信頼を確保し有利販売に結び つける。 3) そば 【現状と課題】 ① 水稲、大麦、大豆につぐ土地利用型作物であり、平成21年産で125ha の作付 面積で、麦跡周年作がほとんどである。 ② そばの共同利用できる乾燥調整施設が未整備で、農業者が個々に乾燥調製し販売し ている。ほとんどが契約栽培によるもので、出荷量はわずかで販路が確立されていな い。 ③ 専門的に作付けに取組む農業者・生産組織が麦跡に作付を伸ばしているが、収量は 平均30㎏/10a 前後と低位にある。 【今後の作物振興】 ① 排水対策の徹底により排水のよい適地への作付、収量の向上・安定を図る。 麦跡への作付による水田の高度利用の増進と、単作そばの作付けを拡大し不作付水田 7 の有効利用を促進する。 ② 本格的に生産に取組む農業者・生産組織等を育成するとともに、機材の計画的な導 入により生産体制を整備し、過剰な設備投資を抑制する。 ③ 出荷量の確保による安定した販路の確保を図る。実需者への直接販売による販路の 開拓、地元産そばの消費拡大のPRの実施、地元スーパーや直売所での販売等の取組 みによる需要の拡大を図る。 ④ 農業者による生産履歴の記帳の徹底により、消費者の信頼を確保し有利販売に結び つける。 4) 野菜・花き 【現状と課題】 ① 野菜・花きの出荷に取組む農業者は約90人と少なく、農業者当りの作付面積も0. 5ha 未満と狭い。出荷用ハウスも平成21年度現在、150棟となっている。 ② 高齢化の進展と、ハウス等の初期投資、栽培技術の習得等により新規参入が困難な 状況で、栽培農業者が少数にとどまっている。 ③ 産地としての計画的な栽培計画が確立されておらず、個々の農業者が生産している ため、一定量の出荷量・均一な生産物が確保できず、大口の安定した販売先が確立さ れていない。 ④ 婦人グループを主体に地産地消の取組みがなされているが、野菜生産農業者等の参 入が不十分である。 ⑤ 新たな作物の導入により生産額の拡大、産地化を目指しているが、新規に取組む農 業者の確保、短期間の栽培技術の習得がなされず、目的が達せられていない。 【今後の作物振興】 ① 重点推進品目(ブロッコリー、コマツナ、ホウレンソウ、トマト、マルセイユメロ ン、菜花、イチゴ等)を指定し、計画的な栽培計画にもとづく生産による販売ロット の拡大や選果場、集荷場の整備により生産出荷体制の確立を図る。 ② 新たな参入者の掘起しに努めるとともに、農業経営が早期に安定するよう野菜生産 団体や県・市・JA等による栽培技術の指導・販路情報の提供等の積極的な支援シス テムを確立する。 ③ 新たな作物の導入・定着により野菜産地化を促進する。 ④ 伝統野菜や消費者のニーズを把握した品目の生産に取組むとともに、広域的に鯖江 の特産野菜等をPRすることを目的とした観光農業や地域に密着した直売所の設置、 安心・安全な季節感あふれる野菜の学校給食への供給など、地産地消に取組む。 ⑤ 特別栽培による農産物の生産を拡大する。 ⑥ 農業者による生産履歴の記帳の徹底により、消費者の信頼を確保し有利販売に結び つける。 8 5) 飼料作物 【現状と課題】 市内に畜産農業者が3名(乳牛1、養鶏2)しかおらず、発酵用粗飼料の受入先が ない。 【今後の作物振興】 発酵用粗飼料を受入いれてくれる畜産農業者の確保に努めるとともに、リース等に よる効率的な機材の確保を図る。 (3) 環境に配慮した農産物の生産 【現状と課題】 ① 水稲においては、有機栽培面積6.4ha、減化学肥料による栽培面積6.5ha で ある。 ② 有機栽培による大豆、そば、野菜の栽培が開始されている。 ③ 牛糞、生ごみを用いた堆肥を土壌改良材として活用している。 ④ 有機性資源を有効に活用した循環型農業、農薬や化学肥料の使用を抑制した環境に 負荷の少ない農業への取組みが求められている。 【今後の推進方針】 ① 農薬や化学肥料の使用を抑制した栽培技術の指導・普及に努め、有機性栽培・特別 栽培による農作物の生産の拡大を推進する。 また、特別栽培に取組むエコファーマーの普及・育成を図る。 ② 蓄糞、生ごみ等の有機性資源の活用を図り、循環型農業システムの確立を目指す。 ③ 有機性栽培・特別栽培の生産の拡大にあたり福井県特別栽培農産物認証制度の活用 を推進する。 (4) 水田の利活用 1)生産性の高い水田農業の推進 ① 集落を単位とし水利等の圃場条件を考慮した団地化による麦・大豆等の作付けを推 進し、効率的な輪作農法の確立を図る。 ② 麦跡への大豆・そば等の作付けを推進し、水田の高度利用を図るとともに、水田あ たりの収益性の向上を目指す。 9 2)多面的水田利用の推進 ① 麦、大豆等の転作作物の作付けが困難な水田については、地力増進作物の作付けを 推進する。また、集落の周辺水田、幹線道路に接した水田等については、コスモス等 の景観作物の作付けを図り、水田の多面的利用を促進する。 ② 住宅混在地域や中山間地域等の条件不利な水田については、野菜等の作付け、貸農 園の設置、畑地化等の水田条件に適した利活用を推進する。 (地力増進作物) 現在、本市では作付けされていないが、化学肥料使用、不作付水田の抑制を図る観 点から、計画的な輪作農法に基づく作付けを推進する。 (景観形成作物) 現在、本市ではコスモス、菜花等景観作物が転作田に作付けられているが(平成1 9度 3.4ha)、良好な農村風景の形成と不作付水田の抑制の観点から、作付けを 推進する。 10 第3 1 担い手の育成と将来方向 担い手の現状 ① 本市の水田農業者は、1,882人(H21.12.31 現在)で水田面積の平均は1.11 ha である。 認定農業者は60名、生産組織はすべて水田畑作的経営安定対策の加入組織が18 で、うち水稲を含めた受託組織が14で、転作(麦等)のみの組織が4の状況にある。 ② 0.5ha~3.0ha 規模の兼業農業者(農業者のうち 50%、水田面積のうち 56%)が、 農家組合、集落営農組織の中心となっており、自己完結的な営農指向が高い。このこ とが、営農の組織化、作業の組織化が進まない一因にあげられる。 ③ 麦、大豆の団地化による栽培に取組む集落には、農家組合の役員・村人足での作業 のため、土日に作業がかたより十分な肥培管理ができない傾向がある。 ④ 集落農業の中心となる農業者の不在により、今後の営農、農地保全の方向が未確定 の集落が存在する。 ⑤ 離農者と農業者が相対により農地の利用権を設定することが多いため、集落の担い 手農業者等に農地の効率的な集積が促進されていない。 ⑥ 本市では、財産保全型農業の傾向が強く納税猶予農地の存在もあり、認定農業者(法 人を含む)、特定農業団体に農地の集約化が困難な集落が存在する。 2 担い手の育成方針 ① 米の計画的生産と麦・大豆等の土地利用型作物を組合せた農業経営を行う担い手と なる大規模農業者・生産組織等を育成する。 ② 集落を基本とし、効率的かつ安定的な大規模農業者・生産組織等の経営体が集落の 農業活動の太宗を担う構造を構築するため、集落農業の担い手の明確化をすすめ、担 い手となる大規模農業者・生産組織等の育成を促進し、そのシェアの向上を図る。 ③ 集落農業の担い手の明確化にあたっては、集落内の話合いにもとづき集落事情にあ った生産体制の確立を推進する。 ④ 集落農業の担い手となる大規模農業者・生産組織等の掘起・育成を図るべく、麦・ 大豆等の転作作物にかかる起耕・播種・収穫・乾燥調製の基幹作業の大規模農業者・ 生産組織等への作業集積を推進する。 ⑤ 集落の担い手農業者等に効率的に農地が集積されるような集落等におけるシステ ムの構築を推進する。 ⑥ 担い手がいない集落については、隣接集落との連携を積極的に推進し、地域におけ る生産体制の整備を図る。 11 (認定農業者) ① 認定農業者の候補者のリストアップに基づき、重点的な支援・指導を実施する。 ② 集落の生産組織においても、組織内に認定農業者を確保するよう目指す。 (農業生産法人) 個別経営体や集落の生産組織の高度な経営体として法人化を目指す。 (集落農業組織) ① 集落等を基礎として地域農業が維持発展するために、生産の組織化・育成を推進す る。 育成する生産組織は、地域の実情を考慮しつつ、協業方式もしくはオペレーター作 業方式の専業的農業者の育成に繋がる経営形態とする。 ② 既存の組織については、生産の効率化、経営の合理化を目指した経営改善を指導し、 協業化等の組織の法人化を目指す。 3 意欲ある多様な農業者による農業経営の育成・確保 平成22年3月に閣議決定された新たな「食料・農業・農村基本計画」では、戸別所 得補償制度の導入により、兼業農家や小規模経営を含む意欲ある多様な農業者が、農業 を継続できる環境を整備することとされた。 国の施策の方向性を見極めながら、多様な担い手に対して、戸別所得補償モデルへの 加入を推進し、持続可能な農業経営を支援する。 12 Ⅱ 第1 1 生産振興・担い手の育成の目標 取組む目標 作物の生産・販売計画 (1) 作物の生産・販売の方針 市場動向に基づいて生産品種・生産量を決定し、効率的な生産に結びつく作付け水田 の選定・肥培管理を推進し、販売数量の確保を図る。 生産品種・生産量は、福井丹南農業協同組合を中心に生産にかかわる農業者が協議し、 決定するものとする。 販売にあたっては、農業協同組合系統の販路を活用するとともに、福井丹南農業協同 組合独自の販路の確立を図る。 また、農業者と実需者を直接に結びついた販路の開拓のため、試食会の開催等による PR活動、農作物の加工、地産地消の取組を活用する。 (2) 米の生産・販売計画 「[表1]米の生産・販売計画」のとおり (3) 大麦・大豆等作物の生産・販売計画 「[表2] 大麦・大豆等作物の生産・販売計画」のとおり 2 水田の利用計画 (1) 水田利用の方針 圃場条件に適した作物作付を基本とし、水稲・大麦・大豆等の土地利用型作物と野菜・ 花き等の労働集約型作物を組合せた合理的な土地利用を推進する。 また、麦跡水田の活用・野菜の多毛作等の水田の高度利用を促進する。 (2) 水田の利用計画 「[表3]水田の利用計画」のとおり 13 3 担い手の育成計画 (1) 担い手の育成の方針 集落の農業を担っていく農業者等の育成を基本とし、担い手がいない集落については 隣接集落と連携した生産体制の構築を推進する。 農業者・生産組織の育成にあたっては、集落の状況に応じた生産形態を指導すること とする。 農用地の利用権設定等に際しては、農用地が所在する集落の担い手農業者等に優先的 に土地利用を集積することを目指す。 (2) 担い手の育成計画 「[表4]水田農業にかかる担い手の育成計画」のとおり (3) 集落の担い手 「[表5]集落等の担い手リスト」のとおり 担い手リストは、原則として、次に該当するものを掲載する。 ① 認定農業者 ② 水田畑作経営安定対策に加入している、または加入することが確実な集落営農組 織 ③ 地域から推薦を受けた、経営面積がおおむね2.6ha以上の農業者。 (経営面積には、2作業以上の基幹作業受託面積を含む。) ④ 地域から推薦を受け、次の要件を満たす集落営農組織。 1. 構成員が 3 人以上 2. 代表者、組織及び運営の定めがある規約を有する 3. 栽培、集出荷、販売等の過程を共同で行う 4. 経営面積がおおむね7ha以上 14 第2 1 目標実現のための取組 戸別所得補償制度に関するモデル対策の活用 ① 国の水田利活用自給力向上事業への加入を推進し、大麦、大豆、米粉用米・飼料用 米等の生産を行う販売農家の拡大を図る。 ② 意欲ある農家が水田農業を継続できる環境を整えるため、国の米戸別所得補償モデ ル事業への加入を推進する。 2 目標実現のための条件整備 (1) 生産振興のための条件整備 直播の推進 条播機・コーティングマシーンの導入 (明日の地域農業を支える担い手条件整備事業を活用) 大麦・大豆・そばの効率的生産体制の整備 トラクター・普通型コンバイン・播種機等の導入 国庫・県補助事業を活用 イノシシ等対策の電気柵導入 国庫・県補助事業を活用 農道の整備 国庫・県補助事業を活用 (2) 担い手育成のための条件整備 担い手の生産体制の整備 国庫・県補助事業、リース事業を活用 (3) (4) 水田の汎用化のための条件整備 暗きょ排水の整備 国・県による土地改良事業を活用 大区画圃場整備 圃場均平化 小規模土地改良事業の推進 国・県による土地改良事業を活用 その他の事業活用 経営体育成、農地の汎用化、農業用水の効率的・安定的な供給など、 「地域水田農業 ビジョン」を実現するために、それを支援する各種事業を土地改良区との連携によっ て進める。 15 第3 推進体制 福井丹南農業協同組合・鯖江市・丹南農林総合事務所・農業委員会ならびに農家代表等で 構成する地域水田農業推進協議会を設置し、関係者が一致協力して水田農業の振興・担い手 の育成および米の計画的生産の推進にあたる。 多くの生産者が地域の水田農業の振興と米の計画的生産に参加し、その実効性が確保され るよう、これまで培われてきた集落の機能を十分に活用し、集落を基礎として推進する。 16 [表1] 米の生産・販売計画 平成22年度 平成21年度 区 分 作付面積 (ha) 生産量 (㌧) コシヒカリ 877.0 4,341 495 94.60 2,315 1,085.0 5,550 511 90.00 4,200 1,050.0 5,365 511 90.00 4,050 ハナエチゼン 357.0 1,867 523 97.24 1,156 387.0 2,090 540 90.00 1,800 352.0 1,900 540 90.00 1,600 その他 208.0 1,058 509 86.63 720 78.0 410 525 90.00 200 78.0 410 525 90.00 200 1,442.0 7,266 503 94.09 4,191 1,550.0 8,050 519 90.00 6,200 1,480.0 7,675 519 90.00 5,850 主食用 1,442.0 7,266 503 94.09 4,191 1,484.0 7,700 518 90.00 5,864 1,414.0 7,324 518 90.00 5,550 加工用 53.0 260 509 90.00 270 66.0 336 509 90.00 336 66.0 336 509 90.00 336 飼料用 24.9 151 608 25.0 150 600 - 150 25.0 150 600 - 150 合 計 1,519.9 7,677 (飼料除)499 4,461 1,575.0 8,186 518 90.00 6,350 1,505.0 7,810 518 90.00 種子用 主食用 その他 内訳別 合 計 1,442.0 7,266 503 94.09 4,191 1,484.0 7,700 518 5,864 1,414.0 7,324 518 5,550 1,442.0 7,266 503 94.09 4,191 1,484.0 7,700 518 5,864 1,414.0 7,324 518 5,550 148.8 662 445 - - 200.0 838 419 755 200.0 838 419 755 ハナエチゼン 59.5 264 445 - - 10.0 42 420 42 10.0 42 420 42 その他 89.3 397 445 - - 5.0 21 420 21 5.0 21 420 21 297.6 1,323 - - 215.0 901 419 818 215.0 901 419 818 26.3 118 100.00 - 35.0 125 357 125 35.0 125 357 125 - - 35.0 125 357 125 35.0 125 357 125 品種別 合 計 用途別 17 コシヒカリ 直播栽培 合 計 コシヒカリ 特別栽培 ハナエチゼン その他 合 計 - - 収 量 一等比率 集荷・販 作付面積 (㎏/10a) (%) 売量(㌧) (ha) - 450 - - 7.2 32 450 100.00 - 33.5 150 450 - - ※ 数字が不明な項目については「-」と記入。 生産量 (㌧) 平成24年度 収 量 一等比率 集荷・販 作付面積 (㎏/10a) (%) 売量(㌧) (ha) 生産量 (㌧) 収 量 一等比率 集荷・販 (㎏/10a) (%) 売量(㌧) 6,036 [表2] 大麦・大豆等作物の生産・販売計画 平成21年度 作物区分 品目・品種等 生産量 (㌧) 大麦 ファイバースノー 大豆 エンレイ等 そば 在来種 収 量 一等比率 集荷・販 作付面積 生産量 (㎏/10a) (%) 売量(㌧) (ha) (㌧) - - - - 300.0 825.0 300 90 11.3 - - - - 85.0 145.8 180 - 125.0 - - - - 130.0 39.0 30.0 - 0.9 - - - - 2.5 17.5 700 - 収 量 一等比率 集荷・販 (㎏/10a) (%) 売量(㌧) 825.0 300.0 825.0 300 90 825.0 113.0 85.0 145.8 180 - 130.0 39.0 30.0 - 12.5 2.5 17.5 700 - 12.5 113.0 コマツナ - - - - - 0.7 7.0 1,000 - 1.8 0.7 7.0 1,000 - 1.8 ホウレンソウ - - - - - 1.0 10.0 1,000 - 4.5 1.0 10.0 1,000 - 4.5 トマト 1.1 - - - - 0.3 9.0 3,000 - 6.0 0.3 9.0 3,000 - 6.0 マルセイユメロン 0.6 - - - - 0.8 20.8 2,600 - 2.5 0.8 20.8 2,600 - 2.5 - - - - - - - - キク - - - - - 0.8 - 0.8 - トルコキキョウ - - - - - 0.6 - 0.6 - その他 - - - - - 0.6 - 0.6 - - - - - - 2.0 - 2.0 - - - - - - - - - - - - - - - - その他 18 合 計 花き 収 量 一等比率 集荷・販 作付面積 生産量 (㎏/10a) (%) 売量(㌧) (ha) (㌧) 平成24年度 301.7 ブロッコリー 野菜 平成22年度 合 計 地力増進作物 景観形成作物 4.0 - 5.3 その他 - - - - - 作物作付面積(合計) - - - - - ※ 数字が不明な項目については「-」と記入。 522.3 64.3 - - - 27.3 5.3 522.3 64.3 - - 27.3 [表3] 水田の利用計画 21年度 面 積 水田面積 割合 2,093.8 22年度 面 積 割合 2,198.8 24年度 面 積 備考 割合 2,178.8 かい廃10ha/年 うち暗きょ排水整備面積 水稲作付面積 水 うち直播面積 稲 うち無農薬無化学栽培面積 大麦 大豆 (うち周年作) そば (うち周年作) 野菜・花き (うち出荷用) 地力増進作物 景観形成作物 永年性作物 その他作物等 特定農地貸付等 作物作付面積 土 地 利 用 型 作 物 19 不 調整水田 作 自己保全 付 その他不作付 かい廃 主食用水稲作付面積 直播カウント 米に 無農薬カウント よる 調整 飼料用米 加工用米等 1,559.3 297.6 6.4 301.7 11.3 0.6 127.0 107.0 47.3 74.5 14.2 0.3 14.4 0.5 0.0 6.1 5.1 2.3 1,579.8 300.0 8.5 300.0 85.0 70.0 130.0 120.0 73.1 71.8 13.6 0.4 13.6 3.9 3.2 5.9 5.5 3.3 1,481.6 350.0 10.0 300.0 85.0 70.0 130.0 120.0 75.0 68.0 16.1 0.5 13.8 3.9 3.2 6.0 5.5 3.4 4.0 4.1 26.1 1.8 0.2 0.2 1.2 0.1 3.1 6.5 2.2 0.1 0.3 0.1 3.5 7.0 2.2 0.2 0.3 0.1 55.1 51.1 11.9 6.9 1,255.1 2.6 2.4 0.6 0.3 59.9 73.2 20.0 20.0 10.0 3.3 0.9 0.9 0.5 70.0 18.0 20.0 10.0 3.2 0.8 0.9 0.5 1.4 2.3 0.0 0.0 30.0 70.0 1.4 3.2 53.1 2.5 0.0 0.0 30.0 50.0 [表4] 水田農業にかかる担い手の育成計画 平成21年度 区 分 経営体数 法人数 担う水田面積 (ha) 平成22年度 担い手割合 (%) 経営体数 法人数 担う水田面積 (ha) 平成24年度 担い手割合 (%) 経営体数 法人数 担う水田面積 (ha) 担い手割合 (%) 個別(4ha以上) 44 441.2 20 44 473.0 21 45 477.0 22 個別(4ha未満) 8 12.9 1 9 2.5 0 8 0.5 0 法人 8 324.4 15 8 325.0 15 8 326.0 15 合 計 60 778.5 35 61 800.5 36 61 803.5 37 個別(4ha以上) 0 0.0 0 0 0.0 0 1 4.0 0 個別(4ha以下) 2 5.8 0 2 5.8 0 1 2.0 0 法人 0 0.0 0 0 0.0 0 0 0.0 0 合 計 2 5.8 0 2 5.8 0 2 6.0 0 20ha以上 5 152.7 7 5 153.0 7 6 175.0 8 20ha未満 12 128.6 6 12 136.0 6 11 118.0 5 79 1,065.6 48 80 1,095.3 50 80 1,102.5 51 認定農業者 認定農業者 以外の農業者 20 任意組織 合 計 [表5] 集落等の担い手リスト 集落名 氏名(名称) 窪田 貢 上鯖江 小黒町 田中 清隆 個別経営 (認定農業者) 小黒町営農生産組合 下新庄 定 次 東鳥羽 施設園芸 経営面積 備 考 5,319 0015 ○ 0030 任意組織 麦経営 (集落営農組織) 55,856 ○ 6005 山岸 重之 個別経営 (認定農業者) 11,259 ○ 0288 こがね生産組合 任意組織 水稲・麦経営 (集落営農組織) 179,029 ○ 6007 福岡 弘己 福岡 英夫 個別経営 (認定農業者) 水稲・施設園芸経営 89,838 ○ 0320 宮本 眞義 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 64,101 ○ 0430 福岡 正夫 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 49,146 ○ 0402 三田村 晟司 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 68,987 ○ 0418 宮本 敏男 個別経営 (認定農業者) 水稲・大豆経営 14,804 ○ 0428 下新庄営農組合 任意組織 水稲・麦経営 (集落営農組織) 309,046 ○ 6009 齋藤 直美 個別経営 (認定農業者) 施設園芸 齋藤 徳明 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦・大豆経営 定次グリーン 水稲・麦・大豆経営 水稲・麦・大豆経営 3,661 0472 259,985 ○ 0476 任意組織 水稲・麦経営 (集落営農組織) 109,948 ○ 6110 藤本 秀則 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦・大豆経営 109,903 ○ 0628 藤本 肇 個別経営 (認定農業者) 水稲・園芸経営 256,076 ○ 0627 西鳥羽集落営農組合 任意組織 水稲・麦経営 (集落営農組織) 321,666 ○ 6018 堀江 知之 個別経営 (認定農業者) 酪農経営 山田 剛士 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦・園芸施設経営 小西 賢秀 個別経営 (その他) 石本 昭 個別経営 (認定農業者) 出口木引営農生産組合 任意組織 麦経営 (集落営農組織) 栗田 信夫 個別経営 (認定農業者) 山田 進 北 野 西鳥羽 営農類型 65,540 横 越 新 町 経営形態 個別経営 (認定農業者) 0 61,975 0841 ○ 19,719 0826 ○ 0859 134,093 ○ 6020 水稲・麦・野菜経営 38,169 ○ 0924 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 59,369 ○ 0948 松本 正 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 52,088 ○ 0939 飯田 久美子 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 43,551 ○ 0966 (農) あすなろ生産組合 法人経営 (認定農業者) 水稲・麦・大豆経営 114,781 ○ 1021 曲 木 辻本 憲治 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 51,345 ○ 1067 上河端 (農)河端ファーム 法人経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 520,489 ○ 6027 町 樋 口 原 水稲・大豆経営 0846 45,016 出 口 21 平成22年度認定農業者 認定農業者認定保留中 [表5] 集落等の担い手リスト 集落名 新 出 氏名(名称) しんで生産組合 経営形態 営農類型 任意組織 水稲・麦経営 (集落営農組織) 経営面積 備 考 149,586 ○ 6028 52,184 ○ 1246 田中 徹 個別経営 (認定農業者) エコファーム舟枝 任意組織 水稲・麦・大豆経営 (集落営農組織) 338,981 ○ 6029 橋 立 (農)フェルムはしたて 法人経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 287,835 ○ 1265 下河端 下河端生産組合 任意組織 水稲・麦経営 (集落営農組織) 328,297 ○ 6031 福島 定己 個別経営 (認定農業者) 41,640 ○ 1523 吉谷集落営農組合 任意組織 水稲・麦経営 (集落営農組織) 228,795 ○ 6032 四方谷 前田 栄司 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦・大豆経営 326,481 ○ 1579 南 井 宮崎 大 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 272,252 ○ 1636 柏崎 浩 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 170,191 ○ 1687 杉野 正弘 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 83,011 ○ 1703 大野町営農生産組合 任意組織 水稲・麦経営 (集落営農組織) 75,047 ○ 6036 別 所 別所町生産組合 任意組織 水稲・麦経営 (集落営農組織) 164,721 ○ 6037 吉 江 立待ハイパー集落営農組合 任意組織 水稲・麦経営 (集落営農組織) 91,649 ○ 6139 米 岡 米岡生産組合 任意組織 水稲・麦経営 (集落営農組織) 52,497 出 作 雨下 正則 個別経営 (認定農業者) 57,434 ○ 1906 下杉本 杉本営農機械組合 任意組織 水稲・麦経営 (集落営農組織) 104,388 ○ 6144 梅田 龍夫 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 54,844 ○ 1993 岩尾 勇治 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 59,965 ○ 1990 大越 康一 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 66,358 ○ 1998 笠島 正美 個別経営 (認定農業者) 水稲・大豆経営 25,947 ○ 2039 岡井 勝治 個別経営 (その他) 水稲・野菜経営 39,063 ○ 2157 高島 幸次 個別経営 (認定農業者) 水稲・野菜経営 48,796 ○ 2178 石田下機械組合 任意組織 麦経営 (集落営農組織) 76,473 ○ 6049 加藤 忠之 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦・大豆経営 92,944 ○ 2314 牧野 善隆 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦・大豆経営 183,415 ○ 2347 宝泉 和子 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦・大豆経営 163,816 ○ 2345 石川 淳夫 個別経営 (認定農業者) 水稲・大豆経営 29,778 ○ 2437 白崎 忠男 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 68,898 ○ 2451 舟 枝 吉 谷 大 野 上杉本 糺 石田下 平井一 平井二 冬 島 水稲単作経営 水稲・花き経営 水稲単作経営 22 6040 平成22年度新規 リスト掲載予定 [表5] 集落等の担い手リスト 集落名 氏名(名称) 牧野 輝男 川 去 経営形態 個別経営 (認定農業者) 営農類型 水稲・麦経営 経営面積 備 考 118,377 ○ 2591 ○ 2599 牧野 良信 牧野 浩美 個別経営 (認定農業者) 水稲・野菜経営 61,713 高田 信男 個別経営 (認定農業者) 水稲・施設園芸 20,417 伊藤 憲穂 伊藤 美恵子 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦・大豆経営 70,093 ○ 2655 小泉営農組合 任意組織 水稲・麦経営 (集落営農組織) 169,592 ○ 6061 橋本 昭男 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 59,467 ○ 2725 林 誠 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 106,494 ○ 2737 和 田 高棹 勝広 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦・大豆経営 85,358 ○ 2772 漆 原 小林 慶一 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 144,175 ○ 2890 (株)マイセン 法人経営 (認定農業者) 水稲単作経営 96,443 ○ 2922 (有)アグリエース 法人経営 (認定農業者) 水稲単作経営 857,831 ○ 2923 手賀 弓子 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 99,208 ○ 2966 瀧ヶ花 祥晃 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 181,013 ○ 2958 中村 清光 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 43,471 ○ 2968 下 司 (農) 吉野瀬営農組合 法人経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 114,035 ○ 3017 当 田 (農)ファーム当田 法人経営 (認定農業者) 水稲・麦・大豆経営 339,388 ○ 6070 川 島 (農)ファーム東陽 法人経営 (認定農業者) 水稲・麦・大豆経営 913,650 ○ 3379 磯 部 荻野 國男 個別経営 (認定農業者) 水稲・麦経営 99,565 ○ 3602 多田 孝信 個別経営 (認定農業者) 水稲・露地野菜 101,286 ○ 3922 土田 孝二 個別経営 (認定農業者) 水稲・園芸施設経営 50,990 ○ 3941 金 谷 岡本 治男 個別経営 (認定農業者) 水稲単作経営 250,845 ○ 4014 寺 中 山田 恒夫 個別経営 (認定農業者) 水稲単作経営 99,536 ○ 4063 田 村 小 泉 下野田 上野田 上氏家 西 袋 23 2626 平成22年度認定農業者 平成22年度 水稲・転作・周年作にかかる助成の概要 鯖江市 米戸別所得補償モデル事業の助成を受けるには、水稲において生産調整が実施されて いることが要件となっています。 単位:円(10a当たり) スイセン(施設)、ミディトマト、イチゴ(施設)、一寸ソラマメ、花ハス 市 出荷助成 J 1,620 需 H21需要即応型水田農業確立推進事業 交付金 激 市 激減緩和措置による加算分(担い手の単作分に助成) ※予算範囲内で単価調整がありえる 鯖江市助成 J JAたんなん助成 1,000円/俵 単収270kgで試算 市 団地助成 6,500 市 団地助成 市 6,500 なばな作付助成 8,000 麦あと 前年不作付地 市 24 激 5,000 需 15,000 市 ※ 激 10,000 団地助成 6,500 ※ 市 J 4,000 周年作ブロッコリー 市 2,000 2,500 2,500 市 4,000 15,000 35,000 35,000 35,000 20,000 20,000 80,000 13,000 8,000 6,000 主食水稲 大麦 大豆 飼料作物 そば 加工用米 新規需要 米 その他作物 (裏面参照) 米戸別所得 補償モデル 事業 15,000 二毛作助成 大豆・そば その他 国が示す「戦略作物」に位置づけ、二毛作助成の対象作物 自給率向上事業 自給率向上事業の交付には、収穫出荷が要件となります。 ・ 激変緩和措置(調整枠)の単価設定について 作 物 単 価 (10a当たり) 要 件 等 大 麦 5,000円以内 ・担い手が作付けしている ・麦跡に作付がなかった場合 ・刈取後の雑草管理がされている 大 豆 10,000円以内 ・担い手が作付けしている ・単作大豆が対象 ・ その他作物について 福井県における水田利活用自給力向上事業その他作物の単価 出荷が確認できる伝票類の提出が必要です。 作 物 H22新対策 品目区分 推 進 品 目 一 般 品 目 14作物 10a単価 13,000円以内 10a単価 8,000円以内 スイセン、ミディトマト、イチゴ(施設)、一寸ソラマメ、花ハス ウメ、、スイカ、サトイモ、ダイコン、ラッキョウ、アスパラガス、 イチジク、 ブルーベリー、ブドウ トマト、メロン、ホウレンソウ、コマツナ、シュンギク、キュウリ、ミズナ、 キャベツ、ネギ、コカブ、ブロッコリー、ナス、ピーマン、タマネギ、 ニンジン、ニンニク、黒エダマメ、スイートコーン、カボチャ、キク、 ユリ、ナシ、ジャガイモ、サツマイモ、ハクサイ、インゲン、エゴマ、 自然薯、 その他 地力増進・景観作物 10a単価 レンゲ、クローバー、エン麦、コスモス、ヒマワリ、菜花、その他 6,000円以内 鯖江:ブロッコリー、今立:ホウレンソウ 特産作物加算 20,000円以内/10a加算 地域が選定した作物に対して加算 麦跡に、推進品目(15作物)、一般品目(22作物)を作付けした場合 高度利用加算 10,000円以内/10a加算 周年作に対し助成(二毛作助成とならないもの) 25
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