平成 24 年 12 月 26 日 在留邦人の皆様へ 在マナウス日本国総領事館

平成 24 年 12 月 26 日
在留邦人の皆様へ
在マナウス日本国総領事館
領事部
治安情報「邦人が被害者となる事件発生について(注意喚起)」
平素よりお世話になっております。
マナウス市内において、邦人が被害者となる事件も含む、凶悪な事件が多発してお
ります。概要等につき、以下のとおりお知らせしますのでご注意ください。
1 事例
(1) 10月3日午後2時頃、ADRIANOPOLIS 地区の Bradesco 銀行(当館から約2k
m)で強盗事件が発生した。犯人はスーツ姿の2人組で客を装い店内に入り、
行員を脅して約2万6千レアルを奪い逃走した。
(2) 10月8日午後12時頃、Centro 地区で誘拐事件が発生した。58歳の女性
社長の運転する車が停車したところ、武装した3人組の犯人が被害者の車に乗
り込み車ごと誘拐した。その1時間半後、追突事故を起こしたため、犯人は被
害者の財布と携帯電話を奪い逃走した。
(3) 10月8日の夜、マナウス市内で誘拐事件が発生した。宝くじ店を経営する
男性が、店舗を出たところ、武装した2人組の犯人に脅され、犯人の車のトラ
ンクに押し込められ連れ去られたが、目撃者が警察に通報し、駆けつけた警察
車両が追跡中、犯人の車が壁に衝突する事故を起こし犯人は逃走、被害者は無
事だった。
(4) 10月9日の午後、Centro 地区 Banco do Brasil 銀行を利用した客が強盗被
害に遭った。被害者が銀行から7千レアルを引き出し、銀行から出た直後背後
から襲われ、持っていた現金を奪われた。
(5) 10月18日午前7時頃、Sao Jorge 地区 Alfredo da Mata 通り誘拐事件が発
生した。被害者の弁護士が車で自宅を出ようとしたところ、突然5人組の犯人
が現れ車ごと連れ去られた。これを目撃した被害者の娘が警察に通報し、RONDA
NO BAIRR のパトカーが直ちに捜索を開始した。これに気づいた犯人は Compensa
地区で被害者と車を放置し逃走したが、付近で39歳の女性の車が停車してい
たため、この女性を車ごと誘拐し再度逃走を始めた。犯人達は途中の商店で強
盗し現金を奪った後、女性を誘拐してから1時間半後、Sao Jorge 地区で女性
を解放し逃走した。
(6) 11月1日日中、Adrianopolis 地区 São Benedito 通りで強盗事件が発生した。
61歳の経営者が Bradesco 銀行にて現金を引き出し自宅に着いたところ、複
数の犯人に襲われ、抵抗したところ足を撃たれた。犯人は現金を奪い逃走した。
(7) 11月1日午後2時頃、Centro 地区 24 de Maio 通りにある宝石店(Magnata)
が強盗被害に遭った。犯人5人で客の振りをして入店後、持っていた銃器で店
員を脅し、約五万レアル相当の宝石を奪い逃走した。
(8) 11月7日午後12時頃、São Jose 地区 Autaz Mirim 通りにある宝石店
(Diamante)が強盗被害に遭った。複数の犯人は店内に押し入り、銃器で店員
を脅し、約5千レアル相当の宝石を奪って逃走した。
(9) 11月26日午前8時45分頃、PRQ.10 de Novembro 地区にある宝くじ店が
強盗被害に遭った。経営者が出勤してきたところを、2人組に襲われ約3万5
千レアルを奪って逃走した。
(10)12月11日(火)午後2時頃、マナウス市 ALVORADA 地区のスーパー
カフェフール駐車場にて、邦人(短期渡航者)が車上ねらいの被害に遭った。
被害者は、バックを車のトランクに入れ買い物のため15分ほど離れたが、
トランクを確認したところ、バックが無くなっているのに気がついた。車に
はこじ開けられた形跡はなく、犯行の手口は不明。
(11)12月25日(火)午前2時頃、マナウス市 CENTRO 地区ロード・マナ
ウス・ホテル前路上にて、邦人(短期渡航者)が強盗傷害の被害に遭った。
被害者は、マナウス国際空港からタクシーに乗車し、上記ホテルに到着した
ところ、運転手から80USDを要求された。被害者は、「法外な金額であ
り支払うことはできない」と発言したところ、運転手は逆上し同タクシーの
トランクから棒を取り出し、被害者の左肘付近を殴打した後、被害者の持っ
ていたバックを奪い逃走した。殴打された左肘は全治40日の骨折であった。
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総領事館から
同様の犯罪被害に遭わないためにも、以下の点を参考に十分ご注意ください。
・自宅や会社など出入りする際は不審者及び不審車両がいないか周囲を警戒する。
・目立つ行動、ワンパターン化した行動をしない。
・車から離れるときは、必ず「ドアロック」を確実に行う。
・車の中(トランクも含む)に貴重品を置かない。
・万一、被害に遭遇した場合は、生命の安全を第一に考えて行動する。
以
上