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半径
およそ万里の長城の長さ(6052km)
質量
地球の 0.81 倍(4.869×1024kg)
表面積
地球の 0.9 倍(4.60×108km2)
平均温度
465℃
自転周期
8 ヶ月と 3 日
公転周期
7 ヶ月と 2 週間
地球からの平均距離
およそ太陽の直径の 78 倍(1 億 820 万 km)
衛星の数
なし
金星は太陽から2番目に近い惑星で、大きさ・重さとも地球によく似ています。
最も接近した時、その距離は地球と月との距離の約100倍になります。
金星は地球や他の惑星とは逆に自転します。このため金星以外の惑星では、太陽は東
から昇り西に沈みますが、金星では西から昇って東に沈みます。金星の自転がな
ぜ逆回転をしているのかは詳しく分かっていませんが、おそらく大きな星との衝突と
考えられています。
太陽の周囲を一周する公転周期は 7 ヶ月と 2 週間のため、自転の方が長く時間がか
かります。また、太陽系の惑星の中で、最も真円に近い公転軌道を持っています。
金星には二酸化炭素を主成分とし、わずかに窒素を含む大気が存在しています。膨大
な量の二酸化炭素によって温室効果が生じるので、地表の温度の平均は約400℃、
上限は500℃になっています。
雲の最上部では時速350kmもの速度で風が吹いていますが、地表では時速数 km
の風が吹く程度です。
見える金星を「明けの明星」
、夕方見えるものを「宵の明星」と呼んでいます。
夜中に見えることはありませんが、太陽の方向と重なる時を除いて、位置が分かれば
昼間でも見つけることが出来ます。
すぐ地球の内側を回っているため、遠いとき、近いときで地球からの距離が大きく違
ってきます。その金星は地球からは太陽の近くに見えるので、地球から観測できるの
は明け方と夕方のみです。
明け方ため、大きさや形が変化して見えるので、月のように満ち欠けを起こします。
金星の表面には基準の表面より平均2000m高い、北半球西部にあるイシュタ
ール大陸と赤道地域にあるアフロディーテ大陸の二つの高地が存在しています。
イシュタール大陸の広さは幅 1 万3200kmと、オーストラリアとほぼ同じ大
きさです。この大陸の中央にはエベレストより高い、高さ11kmのマクスウェル
山や、クレオパトラと呼ばれる直径100kmの広く平らな衝突クレーターがあり
ます。
アフロディーテ大陸は幅1万3900kmで金星最大の高地です。この大きさはア
フリカ大陸の半分に相当します。この大陸の東端には高さ8000kmの活火山であ
るマート・モンスがあります。
金星は欧米ではローマ神話よりヴィーナスと呼ばれています。
メソポタミアではその美しさから、美の女神イシュタルの名を得て以来、ギリシャで
はアフロディーテ など世界各国で女性の名を当てられて呼ばれていること
が多いです。
日本では平安時代に、宵の明星を夕星(ゆふづつ)と呼んでいました。清少納言の随
筆「枕草子」の第 254 段に「…星はすばる。ひこぼし、ゆふづつ。よばひ星、すこし
をかし。…」とあるように、夜を彩る美しい星としてその名が残されています。
発見方法
目視
直径
6794km
質量
地球の0.107倍(6.4219×10の23乗kg)
密度
3.93g/㎥
太陽からの平均距離
227,936,640km(1.52AU)
地球からの距離
地球約1958周(78,336,640km)
近日点距離
1.381AU
遠日点距離
1.666AU
公転周期
686.98日
自転周期
24.63時間
平均軌道速度
24km/s
分類
地球型惑星
衛星数
2(フォボス、ダイモス)
表面温度
−120∼25℃
大気圧
地球の7/1000
中心成分
酸化鉄(中心核)
ケイ酸塩(マントル、地殻)
● 火星が赤く見えるのは地表に酸化鉄(赤さび)が大量に含まれているためです。
● 古代ギリシアでは戦いの神アーレス(ARES)の名がつけられ、それが火星(M
ARS)の元となっています。さそり座の一等星アンタレスは火星と同じく赤く輝く
ことからアンチアーレス(火星に対抗する者の意)が縮まってアンタレスになったと
いわれています。
● 2つの衛星フォボス、ダイモスはアーレスの二人の息子フォボス(狼狽)とダイモス
(恐怖)からとられています。
● 火星には標高2万6000km(地球最高峰のエベレストは8839m)、底面
の大きさがイギリスほどもある太陽系最大の火山、オリンポス山や、バイキング一
号が撮影した火星の顔、長さ4000km、深さ2∼7kmもあるマリネリス峡谷
など特徴的な地形がたくさんあります。
● また古くから謎とされている閃光現象など火星には様々な不可解な現象が発生してい
ます。
閃光現象とは、火星の表面の一部に明るく輝く光斑が現れ、しばらく明滅しながら、数
分から数十分程度で消えていく現象です。いまでも、何が光っているのか、よくわか
っていません。
● 火星には現在、水(氷)が存在していることがわかっており、その総量はESAの
マーズエクスプレス探査機の調査によって火星全土を高さ11cmも覆うだけの
多量になることがわかっています。その多くは南極冠や北極冠のドライアイスの下に凍
土として存在すると考えられています。
● 火星は地球から一番近い惑星ということもあり、火星への移住が研究されています。
18年後の火星への移住を目標とする火星財団という国際的な組織もあり、NA
SAと火星アナログ研究ステーションプログラムという火星環境に似せた環境下で
のシミュレーションを行っています。
火星での短期の滞在を含み、比較的低コストの有人探査計画としてマーズダイレクト
計画というものも発案されています。
しかし、なぜ火星に人類を送り込むことが実現しないのかというと
① 近いといっても到着までに半年近くかかる
② 滞在時の酸素・食糧を自給しなければならない
(いちいち地球から送っていられないため)
③ 行き帰りの燃料を調達しなければならない
④ 緊急事態発生時に地球からの救援が不可能
⑤ 膨大な費用がかかる
(マーズダイレクト計画ですら300億ドル∼350億ドル)
という問題があるからです。
このような問題がありますが、火星に人類を送り込むことは現在の技術で十分可能
なので、将来、18年後より遅くなるとしても火星基地が建設されることになるでしょう。
太陽からの
平均距離
地球から太陽の距離の約 5.2 倍
(7億7830万km、5.20336301 AU)
公転周期
11 年 315 日 1.1 時間
衛星の数
63
赤道面での直径
地球の11倍、太陽の約1/10(142,984 km)
質量
地球の318倍(1.899×1027kg)
太陽系の惑星のすべての質量の2/3。
自転周期
約10時間。惑星の中では最も速い。
雲の構造
液体水素、氷の水滴、水硫化アンモニウムの結晶、アンモニアの結晶
● 太陽系の内側から 5 番目の惑星であり、太陽系内で最大の惑星である。
● ガスが主成分の木星型惑星。
● 今の時期は18時半頃に沈んでしまう。
● 11月の中旬で観察シーズンが終えてしまう。
● 通常地球からは、太陽、月、金星に次いで 4 番目に明るく見える天体である。
● 厚い大気を持つガス惑星で、水素(90%)、ヘリウム(10%)
。
● 太陽によく似ている。
● 木星はほとんど直立して自転している。
● 自転速度はどの惑星よりも速い。
● 上部・下部と中央部では速度が違うため、木星は赤道部分で外側に膨れた楕円体にな
っている。
● 木星の特徴的な現象で、南半球の赤道付近にある。
● 地球が3個もすっぽり納まってしまうハリケーンに似た巨大な大気の渦である。
● この巨大な嵐のメカニズムは、圧力が非常に高いので、風が渦を巻いて上昇し、大気の
上空にガスを送り、これが太陽光に反応して赤い色を出す。
● 時々薄れることがあるものの、17世紀に発見されて以来消えることなく続いているが、
この渦の長寿の理由はまだわかっていない。
● 木星の南極地域では雲が複雑に渦巻いており、しばしば一時的な巨大な嵐の「白斑」
が生ずる。
● 木星の表面には、明るい帯と暗い縞が交互に並んで見えるが、この帯や縞の内部には極
めて複雑な大気の流があることが分かっている。
● 大気の自転とは逆方向に動いている。
● 探査機ボイジャー1号、探査機ボイジャー2号、探査機ガリレオ
● 63 個の衛星がある。
● 最近発見されたものが多い。
● 木星の衛星の中で際立っているのは、1610 年にイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイ
が手製の望遠鏡で発見したガリレオ衛星(イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト)
である。
● いずれも冥王星よりも大きい。
● 木星全体は常に何層もの雲に覆われており、大気層の下にあると考えられる液体の表面
を見ることはできない。
● 木星にもオーロラが存在する。
● 地球の2倍半もある重力で、大気中を渦巻くガスには大きな圧力がかかっている。質
量が今の50倍あったならば、恒星になっていたであろうといわれており、木星は恒星
になり損ねた惑星といえる。
● 美しい赤やオレンジの帯、縞模様そして渦の色は、生ずる理由がまだはっきり分かって
いないが、おそらく上層雲に含まれる硫黄やリンの化合物によるものであろうと考えら
れている。
見える時期
年始めから6月中までの期間、10月から年末までの期間
(2007 年)
自転周期
10時間39分24秒
公転周期
約29年6か月
表面温度
マイナス180度
重さ
地球の約95倍
太陽からの距離
14億2940キロメートル(地球の約9.5倍)
赤道半径
6万268キロメートル(地球の約9.4倍)
● 土星(英名サターン)は美しい環を持つ木星の次に大きなガス惑星です。
● 衛星は 2007 年 9 月現在 60 個発見されており、そのうち 52 個に名前がつけられてい
ます。
● 土星は水より軽いので、もし土星を浮かべられるほど大きなプールがあったら土星は水
に浮いてしまいます。
● 土星の内部は中心に半径 1 万 5000 キロメートルほどの岩石と鉄と氷でできている核
があり、その上に高い圧力で金属のようになった水素の層が 1 万キロメートルの厚さ
でおおっており、その上、残りの 3 万 5 千キロメートルは分子状の水素にヘリウム
がまざった層でできていると考えられています。
● 土星の上層の大気の成分は水素が 90%、ヘリウムが 6%でそのほかに少しのメタン、
アンモニアなどがあり、雲をつくっています。
● 土星最大の特徴である環は内側から D,C,B,A,F,G,E と名づけられていて、A 環と B 環
の間にカッシーニの隙間とよばれる環のうすい部分があります。
● 環はおもに細かな氷の粒が集まったもので、多少の岩が含まれます。これは土星が誕生
したときに残った微惑星のくずか、土星に近つきすぎて壊れた衛星の破片だと考えら
れています。
(衛星が近づきすぎると惑星からの潮汐力によって衛星は粉々にわれてし
まいます。)
● 1980 年、ボイジャー1 号の観測により、北極上空に地球四個分に相当する大きさ
の正六角形に近似した渦上の構造を発見しました。2007 年のカッシーニでの赤外線観測
でも継続して確認されており、2009 年には可視光での観測が期待されています。幅約
2 万 5 千キロメートル、高さ 100 キロメートルのこの構造は、自転方向と同じ反
時計回りの回転を行っています。現在のところ生成のメカニズムや存在の期間は解明さ
れていません。
● 1980年及び1981年の探査機ボイジャー1号と2号の観測により、大白斑は木
星と同じ複雑な環状気流であることがわかりました。この現象は30年に1度の周期
で発生しています。
● 土星は非常に風の強い惑星の1つで、赤道地帯の風速は毎時1800キロメートル
に達します。
(日本に上陸する強い台風は33m/s∼54m/s 未満)
● タイタンは太陽系のなかで大量の大気をもつただ 1 つの衛星です。タイタンの大きさは
半径 2575 キロメートル(月の半径は1738キロメートル)で太陽系第 2 の大きさ
の衛星ですが、その密度は水の 1.9 倍でほぼ半分ずつの岩石と氷でできているとおもわ
れています。
● タイタン表面の大気圧は 1600hPa(地球の 1.5 倍)で大気のほとんどは窒素ででき
ており、そのほかにはメタンが数パーセント、アルゴンが 12 パーセントぐらいふくま
れていると思われています。
1995年から、われわれの住む太陽系の外にも惑星が発見されるようになった。その
数は現在 240 にものぼる。そのほとんどが「ホットジュピター」と呼ばれる、非常に
熱くて大きい惑星ばかりである。しかし、最近の観測技術や機器の向上により地球型に近
い惑星も発見されるようになってきており、生命が存在する可能性のある惑星も発見され
てきている。
系外惑星の主な発見方法を紹介していく。
惑星が恒星の前を通過すると、惑星が恒星を隠し、恒星がわずかに減光する。このこと
を利用して惑星を発見する方法を、トランジット(恒星面通過)法という。
トランジット法の利点は、周期的な減光がわかればいいので星の明るさに関係ない。つ
まりはるか遠方の暗い星にある惑星でも発見できるという事である。
ただ問題は、惑星が恒星の前を通過する確率が小さいので発見しにくい。(トランジッ
ト法による発見は240個のうち20個)
惑星の質量、惑星密度、惑星の大気組成などがわかる。
ある恒星の周りを惑星が回っていると、その恒星からの光の波長が周期的に長くなった
り、短くなったりする。このことを利用して惑星を発見する方法をドップラー偏移法
という。惑星がまわっていると、わずかに恒星はふらついている。つまりは恒星も小さ
く公転している。この恒星の移動により光のドップラー効果がおこり、光の波長が周期
的に長くなったり短くなったりするのが観測される。この変化の度合いにより、惑星
の軌道半径、質量が見積もれる。発見されたほとんどの系外惑星がこのドップラー偏
移法によるものである。
(ペガスス座)
中心星に非常に近く、非常に熱く大きい惑星。
「ホットジュピター」と呼ばれる惑星の例。
水素、炭素、酸素などの大気の存在も確認されている。
太陽系からの距離
150 光年
中心星からの距離
700 万 km (太陽―水星間の 1/8)
公転周期
3.5 日
表面温度
約 1200℃
惑星の大きさ
木星の約 3 倍
(地球は 365 日)
(*1光年=スペースシャトルで37500年かかる距離)
(てんびん座)
地球型惑星に近く、水、生命の存在が期待されている惑星。中心星からの距離は近いが、
中心星が太陽よりも暗いので生命生存可能領域にある。
太陽系からの距離
20.5 光年
中心星からの距離
1100 万km
公転周期
13 日
平均気温
0∼40℃
惑星の大きさ
地球の 3.3 倍
(ヘルクレス座)
太陽系から 250 光年の距離。発見された惑星の中で最も熱い惑星。表面温度は 2038℃。
真っ黒な惑星だと考えられている。
(不明)
太陽系から149光年の距離。3つの太陽をもつ惑星。中心星に近く熱い星「ホット
ジュピター」である。
(かに座55系)
太陽系から41光年の距離。発見された中で、最多5つの惑星をもつ恒星系。4番目
の星に衛星があるのなら、水、生命の存在の可能性がある。
第1惑星
公転周期
3日
第2惑星
公転周期
14.7日
木星よりやや小さい
第3惑星
公転周期
44日
土星ぐらいの大きさ
第4惑星
公転周期
260日
海王星ぐらいの大きさ
中心星からの距離は1億1670万km。生命生存可能領域に
あるのでガス惑星ではあるが、衛星が存在するのならその衛星
に水、生命の存在の可能性がある。
第5惑星
公転周期
14年
木星よりもやや大きい
観測場所:新潟県・妙高高原
観測日時:8 月 10 日 20 時∼12 日
撮影機材:8/10,11 ビクセン R200SS 口径 200mm 焦点距離 800mm
8/12
高橋 TOA-130S
口径 130mm 焦点距離 1000mm
8/10 20h29m32s (JST)
8/10 20h36m49s (JST)
8/10 20h46m38s (JST)
ω1=118.61
ω1=122.91
ω1=129.01
ω2=139.16
ω2=143.39
ω2=149.29
ω3=41.33
ω3=45.63
ω3=51.63
8/10 20h58m31s (JST)
8/10 21h08m00s (JST)
ω1=136.31
ω1=142.41
ω2=156.89
ω2=162.49
ω3=58.93
ω3=64.83
8/11 21h37m58s (JST)
8/11 21h46m10s (JST)
8/11 21h49m23s (JST)
ω1=317.92
ω1=323.42
ω1=325.22
ω2=330.28
ω2=335.68
ω2=337.48
ω3=232.88
ω3=238.28
ω3=240.08
8/12 20h29m31s (JST)
8/12 20h38m23s (JST)
8/12 20h48m26s (JST)
ω1=74.23
ω1=79.73
ω1=85.83
ω2=79.55
ω2=84.85
ω2=90.85
ω3=342.23
ω3=347.73
ω3=353.73
8/12 20h57m07s (JST)
8/12 21h00m50s (JST)
8/12 21h15m47s (JST)
ω1=91.23
ω1=93.13
ω1=102.23
ω2=96.25
ω2=98.05
ω2=107.15
ω3=359.23
ω3=0.95
ω3=10.03