YellowIDE7専用 イエローソフトH8/3687F CPUボード(YHN3687-1用) はじめの一歩 このマニュアルはYellowIDE7専用です。YellowIDE6以前のユーザはYellowIDE7にアップデートして下さい 内容物(開発セットでご購入の場合) ハード □CPUボード □電源ケーブル □RS232Cケーブル □「YHN3687-1 ボードコンピュータ取り扱い説明書」 CD-ROM □YellowIDE7.xx YCH8 4.x マニュアル □はじめの一歩(このマニュアル) □YCシリーズCコンパイラ プログラマーズマニュアル その他注意書きなどの書類が含まれている場合があります。 インストール ●YellowIDE7.xx YCH8と書かれたCD-ROMをドライブに挿入して下さい。自動的にインストーラ起動画面が開きますの で、CコンパイラとYellowIDEの両方をインストールして下さい。 簡単なチュートリアル タイマー割込みを使って一定間隔でメッセージを表示するという簡単な例を用いてYellowIDEの使い方を説明しま す。 ■YellowIDEの起動と初期設定 WindowsのスタートメニューからYellowIDEを起動して下さい。 次に、メニューの(ターミナル)->(設定)を開いて下さい。 ここで使用するパソコンのCOMポートを選択して下さい。(通信設定)をクリックするとボーレートなど変更できま すが、最初の状態のままにしておいて下さい。これで、初期設定は終了です。 ■ハードウェアの準備 ①インターフェースボードのCN5(電源コネクタに近い方)とパソコンをRS232Cケーブルで接続します。 ②インターフェースボードのCN4に5V電源をつなぎます。 以上でハードウェアの準備は終了です。 1 ■プログラムの作成 まず、YellowIDEを起動します。そしてプロジェクトを作成します。メニューの(ファイル)->(プロジェクトの新 規作成)を選びます。そしてYellowIDEをインストールしたフォルダの下にあるSAMPLEというフォルダを開きます。 さらにPrj3687というフォルダを開きます。 ここで[ファイル名]のところに"test"と入力して(開く)ボタンをクリックします。 以上でプロジェクトが作成されました。 2 ■プロジェクトにファイルを追加 プロジェクトウインドウの(追加)ボタンをクリックして下さい。ここでダイアログからTEST.Cを入力して下さい。 これでTEST.Cがプロジェクトに登録されました。登録したらプロジェクトウインドウのソースファイル名をダブル クリックして下さい。そのソースファイルが開きます。 ■ターゲットの設定 プロジェクトウインドウの(設定)ボタンをクリックして下さい。 CPUの種類をH8/300Hノーマルにして下さい。 オブジェクトの形式をROM化(Sフォーマット)にして下さい。 3 次に"スタートアップ"のタグをクリックして下さい。 「□C言語のスタートアップルーチンを開く」をチェックした後に、スタートアップルーチンの(参照)ボタンをク リックして"CSC3687.C"を選択して下さい。そしてスタックサイズを[512]にして下さい。次に"セグメント定義"のタ グをクリックして下さい。 4 下の方にあるボックスに次のように入力して下さい。 ROM番地 00000000---DFFF RAM番地 E800 --- EFFF 第2RAM番地 F780 --- FF7F そして、2つある(自動作成)のボタンを両方ともクリックして下さい。 次に"メモリマップ"のタグをクリックして下さい。 (イエロースコープをもっていない方はここは飛ばして下さ い。) [デバイス]の種類をROMにします。開始アドレスを0にします。終了アドレスをDFFFにします。そして(追加)ボタ ンをクリックして下さい。以下同様に次のように設定します。 [デバイス] [開始アドレス] [終了アドレス] RAM E000 FFFF 最後にグローバルアドレスマスクを"FFFF"にします。(Fが4個) ここの設定は面倒なので保存しておくことができます。下の方にある(設定1保存)ボタンで保存名を"H8T標準" にして保存しておいて下さい。 以上でプロジェクトの設定は終了です。設定画面の一番下にある(OK)ボタンをクリックしてダイアログを閉じて 下さい。 5 ■メイク メイクはメニューから(プロジェクト)->(メイク)を選ぶか、スピードボタンの します。次のメッセージが出てプログラムが完成です。 をクリックするか[F9]キーを押 ここに警告とエラーの数が表示されます。もしエラーがあればYIDEの下にあるエラーボックスにエラーメッセージ が表示されます。 このエラーメッセージをダブルクリックすれば、ソースファイルの対応する行が反転表示されます。もしソースフ ァイルが開いていなければ自動的に開いて、エラーの行を反転表示させます。 ■プログラムをフラッシュROMに書き込んで実行させる。 今、完成したプログラムをターゲットのCPUのフラッシュROMに焼いて実行させてみましょう。 まず、CPUボードのトグルスイッチをLED側に倒して下さい。LEDが点灯するはずです。次にリセットボタンを押して 下さい。これでCPUはブートモード(書き込みモード)で起動します。 次にスピードボタン あるいは のボタンをクリックして下さい。フラッシュROMライタが起動します。 [CPU情報ファイル]の(参照)ボタンをクリックしてH83687.FWIを選択します。 6 [COMポート]を選択します。 高速転送の[有効]をチェックして、[高速ボーレート]を38400、BRR値を12にします。 最後に(書込み)ボタンをクリックすれば書き込みが始まります。 青いバーが2回、最後まで伸びれば、書き込み終了です。終了したらフラッシュROMライタを閉じて下さい。 次に今書き込んだプログラムを実行させます。 CPUボードのトグルスイッチを反対側に倒して下さい。(LEDが消えます) 次にYellowIDEのターミナル画面をメニューの(ターミナル)→(表示)で開きます。 最後にCPUボードのリセットボタンを押して下さい。 黒い画面に、"Hello"と一定間隔で表示されます。 黒いターミナルウインドウはその都度、必ず閉じておいて下さい。ターミナルウインドウが開いたままだとフラッ シュROMライタやイエロースコープが通信ポートを利用できないからです。 この後どうするか オプションのイエロースコープの使い方を簡単に説明した「イエロースコープはじめの一歩」をご覧下さい。イエロ ースコープを使えば、プログラムをステップ実行させたり、プログラム実行途中の変数の値をウオッチすることがで き、効率よくデバッグできます。未購入の方でもプログラムサイズが16KB以下であれば評価バージョンとして使用で きます。 RLL(ROMリンクライブラリ)の機能を使えば、プログラムの転送時間を短縮でき、効率の良いプログラム開発ができま す。RLL機能を使う場合はYellowIDEのメニューの[ヘルプ]→[ヘルプ]をご覧下さい。 「イエロースコープはじめの一歩」はYellowIDEをインストールしたフォルダの下の「マニュアル」フォルダにありま す。 YellowIDEや、Cコンパイラのさらに詳しい説明は、YellowIDEのメニューの[ヘルプ]→[ヘルプ]でご覧いただけます。 サンプルプログラムは弊社ホームページの[ユーザ]⇒[サンプル&ライブラリ]のページにありますが、すべてのCPUで 用意しているわけではありません。 7
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