<参考資料> 運転音の測定に関する技術的解説 出典:一般社団法人 日本冷凍空調工業会 運転音の測定に関する技術的解説 運転音の表示には (1)任意の位置における音圧を基にした 「音圧レベル(騒音レベル) あるいは、 (2)音源の音響エネルギーを基にした 「音響パワーレベル」 が用いられます。 これまで、日本におけるルームエアコンの 運 転 音 表 示は、JIS C 9612: 2005に基づいて、 「音圧レベル(騒音レベル) 」での表示をしてきましたが、 この度JIS C 9612が 改 正(2013.4.22)され、運 転音の表示は「音響パワー レベル」での表示に変更されました。欧米においては、以前よりエアコンの 実用的な運転音の表示として 「音響パワーレベル」が使われています。 これからの新しい運転音表示 ● 音響パワーレベル 〈sound power level〉 とは 音源が発する音響エネルギーの大きさを基にした量です。 音響パワーレベルは音源との距離や方向などの位置関係によらず、運転音 の大きさによって一義的に決まりますので、製品から発生する運転音がよ り正確に表示されます。 音源が周囲に発する 全音響エネルギーを測定するので、 運転音の大きさにより一義的に決まる これまでの運転音表示 ● 音圧レベル (騒音レベル) 〈sound pressure level〉 とは 音源から発生した音のある1点における音の大きさ(音圧)を基にした量 です。 音圧レベル (騒音レベル)は、 以 前 のJIS C 9612:2005 で規定された測定点におけ る値です。 実際は音源から発生する運 転音が同じでも、音源との 距 離 や 方 向 などの 位 置 関 測定する位置(音源との距離や方向)によって 音圧レベル(騒音レベル)が異なる 係によっても変化します。 − 45 −
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