バリアフリー研修 - 長野県手をつなぐ育成会

【概要】 バリアフリー研修in長野
主
北陸信越運輸局
長野市手をつなぐ育成会
実 施 日 平成27年5月30日
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
催
バリアフリー研修in長野
①
端
緒
調
の実施について
②
長野市手をつなぐ育成会
から長野県健康福祉部に
入った情報が北陸信越運輸
局に展開
③
(平成27年5月30日)
『知的障がいのある学
生が 乗客に触れ、痴
漢と勘違いされた』た
め、鉄道事業者に意見
書を提出したい。
検
討
長野市手をつなぐ育成会
・長野県健康福祉部が実施している信州あいサポート研修を鉄道会
社で実施してほしい。
・多くの人に知的障がいのある人について理解してほしい。
・今回の研修以降、他地区でも実施して、全県に広めたい。
北陸信越運輸局
・平成27年3月、長野県の県立高校(一校)に対してバリアフ
整
長野市手をつなぐ育成会を主催者として対外的にアピー
ルして、実施に向けて主体的に行動(広報、講話講師派遣、
参加者の囲い込み など)
北陸信越運輸局(局、支局)は企画立案により、多くの関
係者に連携を働きかけ、実施プログラム(案)を作成
長野県健康福祉部は現地での関係先の情報を豊富に持ち合
わせており、現地関係者の連携場面をはじめ、あらゆる場面
で強力にサポート
(※具体的な調整方法は、現地での調整会議1回とメール、電話に
よる調整のみ。前日に会場確認と準備を実施。準備期間:約2ヶ
月)
リー教室のプロモートを実施済み。実施を模索中。
長野県健康福祉部
・信州あいサポート研修の実施を積極的に推進中。
・長野市手をつなぐ育成会が実施に向け、当局とともに主催者
として、主体的に取り組む。
・多くの関係者と連携して実施できる見通しが立った。
・今回の実施以降、県内の他地域で実施することや参加者の中から、
さらに主体的に教え伝える「バリアフリー教室」実施に
ついて、可能性がある。
→実施を決定
対象者
・公共交通事業者社員
・長野市内の高校に通学している学生
研修内容
・一般の方 など (総勢86人)
・バリアフリー法について
・信州あいサポート研修
研修に引き続き…、
・講話(知的・精神障がい当事者への差別事 ・関係者が一堂に会する機会を有効なものとす
例と配慮、接遇について)
るため、懇談の場(バリアフリー北陸信越ブ
・車いす体験(営業駅構内で実施)
ロックリーダー会議in長野)を設定
④
実
施
バリアフリー研修in長野
~実施後の意見~
【 障 が い 者 団 体 】
・身体、知的、精神の三障がいについて幅広く取り上
げていただき、少しでも様々な障がい者に対する障
がい理解につながった。
・車いす体験について、企画当初はさほどに重要とは
思っていなかったが、駅構内を車椅子に乗ったり、
押したりすることは日常生活ではほぼないことなの
で、「研修会」ならではだと、思いを新たにした。
・車いす介助の体験と、一人で車いすに乗って移動す
る体験の両方があれば、より有意義かと思った。ま
た是非、視覚障がいや聴覚障がいを持つ方への介助
法も取り入れていただければと思う。 (同意見:
社会福祉協議会)
・交通(電車内)にシチュエーションを絞ったのは、
部分的な事しか学べないかもしれないが、一般の方
には遭遇しやすい事でわかりやすかったと思う。
・なぜバリアフリーが必要なのか、障害者基本法から
説明しなければ同情心しか残らない。
・視覚障がいのある方が出席される場合の配慮(点字
資料、読み上げ等)が必要と思う。(同意見:長野県、
社会福祉協議会、運輸局、参加者)
・最後に参加者の振り返りの時間(質疑応答や参加者
間が考えることができる場等)があるとよかった。
(同意見:長野県、社会福祉協議会、運輸局、参加者)
・「外見から分かりにくい障がい」である知的障がい
や精神障がいに対する理解を深めていただくために
も、交通に関するバリアフリーの研修に知的障がい
や精神障がいを取り上げていただくことには大変意
義があると思う。これからも続けてほしい。
【 社 会 福 祉 協 議 会 】
・主催者や協力団体、後援団体を始め
鉄道、バスの公共交通事業者、高校
の教員、高校生、地域住民や障がい
当事者など、(対象を限定せずに)
多くの立場の方々が集まった研修で
あったことがよかった。(同意見:
障がい者団体、長野県、運輸局、参
加者)
・今回は福祉教育普及校事業の説明会
で、この研修会の開催を広報したが、
各校のボランティア委員会にも呼び
かければよかったと思う。
・参加しやすくするため、ゲーム感覚
を取り入れて、小中高校生向けの体
験の各プログラムがあるとよいので
はないか。
【 運 輸 局 】
・関係先と連携して募集したため、集
まりがよく、事前の囲い込みも成果
があった。
・それぞれの団体の得意分野を生かし
て、組み合わせた研修であったため、
研修準備に対する負担感を少なくす
ることができた。
・地元新聞社に声かけを行い、記事と
して地域への広がることを意識した。
【 参 加 者 】
・障がいにはいろいろな種類があり、
それぞれ大変なことを乗り越えて
生活していることがわかった。
・私達交通事業者も日常的に接する
機会が多いため大変参考になった。
・鉄道会社の社員ですが非常に参考
になった。
・ 障害者について「何となくの理
解」が少し具体的になった。
・バリアフリーというのは身体障が
いだけでない、ということがよく
わかった。
・ハード・ソフト両面から社会全体
で理解と利便性の向上に資する補
助、支援をすべき。陳情や要望だ
けでは改善は難しい。
・障害者の種類も多く、対応も色々
でびっくりした。
・対応なども一緒に知ることができ
て分かりやすかった。
【 長 野 県 】
・今回のような研修を単発で終わら
せることなく、開催準備のノウハ
ウを生かして、他の地域でも、同
様の研修を実施してはいかがでし
ょうか。
【 総 括 】 多くの関係者との連携により、充実した研修となり、参加者を含
めて、それぞれの立場で、次への展開につながるものとなった。
バリアフリー研修in長野
~プレスリリース~