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(年 会費 1,800円 )
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ウイメンズ ブ ックス トア
発行所
有限会社 松
香
堂
書
店
―一女性 の本 と女性 の為 の情報 をお知 らせするウイメンズブ ック友の会会報一―
ウイメンズ ブック ロ 録 に0
1,000円 以下 の場合
1,001円 ∼ 3,000円 の場合
3,001円 ∼ 5,000円 の場合
5,001円 ∼10,000円 の場合
10,001円 以上 の場合
『 女 の首―逆光 の智恵子抄』 黒沢亜里子
「 智恵子抄」は美 しい愛 の伝説ではあ りえない。光太郎
は智恵子 との生 々 しいいっさいを この詩集 の中に封印 し
た。 自殺未遂か ら精神分裂病発病 へ と自我を崩壊 した智
恵子。新 しい女 智 恵子 (「 青轄」 に も参加)が 光太郎
との性役割文化 のわ なに落ちた過程を追 う問題作。興味
深 い作品論 である。
〔
作家・評論家〕
新 日本新書
(税 込)
1896年 (明 治29年 )に 24歳 の若 さで亡 くな った一葉は晩
年 のわずか14カ 月 とい う短期間に代表作のほ とん どを書
いている。一葉理解 のためのハ ンデ ィな評伝。
澤田章子
1989年
670円
『 泣 いて愛する姉妹 に告 ぐ―古在紫琴 の生涯』山 口玲子
草土文化 1978年 2884円 (税 込)
樋 ロー 葉 と並び称 され ,福 田英子 らとともに女権論者 と
して歩んだ紫琴の評伝。
『 菅野 スガと石上露子』
ドメス出版
1985年 1648円 (税 込 )
自 伝・評 伝
『 樋 ロー葉』
円円円円円
この リス トの書籍 を御希望の方は,同 封 の振替用紙 の通信欄 でお
申込 み下 さい。書籍代は送料共でお振込み下 さいます ようお願 い
致 します。
ご注文 の本 の定価 の合計額 に,右 の表 の送料を合せてお送 り下 さ
い。なお,お 電話 での ご注文 も受け付け ています。
大谷 渡
田下敬子
』
『 原色 の女一 もうひ とつ の「智恵子抄」
彩流社 1988年 1854円 (税 込 )
狂 って初めて私は光太郎 か ら自立 した。人を愛 した故に
私は 自立で きず ,人 に愛 された故に光太郎 も自立 で きな
か った。智恵子 の独 自で語 られる彼女 の内面生活を描 く
ユ ニ ークなもの。
『 田村俊子 とわた し』
丸岡秀子
昭和 H年 か ら昭和 13年 までの俊子 との手紙を もとに俊子
像を描 く。
東方出版
1989年 1900円 (税 込)
上記の二人は明治 10年 代に大阪に生 まれた。 スガは21歳
で女性記者 として社 会 に登場 し,露 子は大地主 の相続人
の立場 にあ りなが ら社会主義に共鳴。女性革命家 と反戦
歌人 として明治を生 きた二人の実像を とらえる。
『 花衣
『 山の動 く日きたる一評伝 与謝野晶子』
『 薄 命の作家 素木 しづの生涯』
大月書店
1986年 1751円 (税 込)
本書は明星歌人 。「 みだれ髪」 の晶子 としてではな く
「 みだれ髪」以後40年 間の晶子 の女性論 ・論者 としての
活動を跡 づける評伝。先 のナイ ロビ会議 での 日本政府代
表 が引用 した晶子の「 青鞘」創刊号 に寄せた「 山の動 く
日きた る…… 」 を評価す る思想史 とな っている。
「 母性
保護論争」をは じめ として「市民女性のめ ざめ」を訴え
ている。
,
ドメス出版
1977年 1442円 (税 込 )
ぬぐやまつわる一わが愛の杉田久女』 田辺聖子
集英社 1987年 1648円 (税 込 )
人 ・杉田久女 の評伝。早す ぎた ノラ。
タト
沖藤典子 新潮社
1988年 1442円 (税 込 )
これ まで女性の生 き方や老 いの問題をテーマに書いて き
た著者が,対 象初期 18歳 でデ ビュー し森 田草平に「 樋 口
一 葉 の再来か」 との評価を受けた北海道出身 の作家 ,素
木 しづの短かか った生涯を描いた。結核で17歳 の とき右
脚切断,日 陰者 と見る周囲の眼と闘いながら文学を志す。
結婚 により子をもうけ,病 弱な身体で40編 の作品を遺 し
22歳 で逝 く。
ウイメンズ
第34号 1990年 2月 20日
ブ ックス
山下悦子
『 高群逸枝論一「 母」 のアルケオ ロジー』
河出書房新社 1988年 2472円 (税 込)
「 母な
「 ポ ス ト・ モダンな思想家 (?)」 高群逸枝研究。
る天皇制」が「国家主義的な天皇制」に収れん されて し
まった戦前の高群思想 の問題点を ポス ト・ モ ダン的発想
を駆使 して解読。 しか し,ナ シ ョナ リズムに収れんされ
て しまいそ うな一抹の不安が残 る。
加藤 シゾエ
『 最愛のひ と勘十ヘー加藤 シヅエ 日記』
船橋邦子編 新曜社 1988年 2472円 (税 込)
日本の産 児調節運動 に貢献 した として先 ごろ国連人 口賞
を受賞 した加藤 シヅエが戦中獄中の労働運動家加藤勘十
にあてた手記。 1932年 ∼ 1939年 。近代女性 史研究者の船
橋氏が解説。 日本の フ ェ ミニス トの草分け加藤 シゾエの
信念を貫 く自我 の強靭 さ,権 力との闘いの記録。そ して
男性観など興味深い。
『 不屈 の女性― 山川菊栄 の後半生』菅谷直子
『 ふたつの文化のはざまか ら―大正デモ クラシーを生き
た女 』
加藤 シゾエ 船橋邦子訳 青山館
1985年 2060円 (税 込)
50年 前 に英文 で書かれ ニ ューヨークで出版 された加藤 シ
ヅエの 自叙伝。当時は この程度の婦人解放思想 (産 児調
節運動 サ ンガー女史に師事 )で も発禁になる恐れがあっ
たため,米 国で出版。 また1984年 にスタ ンフ ォー ド大学
よ り復刻 され ,本 邦初 の翻訳。著者は大正期 の女性の性
と人権尊重の先駆者。 日本女性史の資料 として一読をお
すすめす る。
海燕書房
1988年 1854円 (税 込)
山川菊栄の戦後 の活動 と生活。敗戦後直ちに婦人運動を
開始 t´ ,GHQの 日本民主化政権に ともない婦人少年局
長 に就任 ,山 川局長 の業績 と女性職員,講 和問題 と婦人
『 婦人のこえ』創刊,「 独立」後 の反動化 と婦人の戦い
妻・ 母 としての山川菊栄等。
,
,
『 おんな二代の記』山川菊栄 平凡社 (東 洋文庫203巻 )
1972年 2472円 (税 込)
明治初期に女学生生活を送 った母 ,千 世 と,大 正期か ら
昭和 の婦人運動 ,社 会運動 に大 きな足跡を残 した娘 と母
の記録。
文春文庫
1982年 420円 (税 込 )
同性愛を至純なもの として追い求め,小 説を書 くことに
よって女の 自立を実証 した女性作家吉屋信子の評伝。“
女
が女 にや さしくあ り合わねば "と い う古屋信子 の言葉が
著者 に語 りかける。
『 女人 古屋信子』
吉武輝子
『 女絵 かきの誕生』
丸木 俊 朝 日新聞社
968円 (税 込)
原爆 の図,ひ ろ しまの ビカの制作者 が語 る自叙伝。
1977年
『 年譜 の行間』
佐 多稲子
中公文庫
(税 込)
しさに耐えた少女
1983年
佐 多稲子の 自伝。幼 い 日の想 い出,貧
時代 ,結 婚,破 局,そ して作家に。
『 平林 たい子―花に実を』
412円
阿部浪子 武蔵野書房
平林 たい子の表 と裏を も書 くはげ しい人物論。著者 は数
少 な い平林研究家。
さずえ)一 評伝大田洋子』
江刺昭子
大月書店 1981年 1442円 (税 込 )
原爆作家大田洋子 の評伝。著者は女性作家 の誕生 と悲惨
を大 田洋子に託 して語 る。田村俊子賞受賞作。
(く
『 ひ とす じの道
全 3巻 』
『 青轄 の時代―平塚 らいて うと新 しい女たち』堀場清子
岩波新書 1988年 546円 (税 込)
“ウーマ ン・ リブ"“ フ ェ ミニズム"の 言葉 に新 しさを
感 じるよ うに,“ 青轄 の時代 "の ジャーナ リズ ムに も新
ていた。家制度への反
しい もの として『青轄』 力`
語 られ′
逆 ,自 我 の追求,愛 と性の 自由など「 新 しい女」たちの
群像を蘇 らせ ,身 を もって新 しい時代に挑 んだ彼女たち
との対話を復活 させ ようと試み られた本。
中公文庫
(税 込)
明治44年 雑誌「青轄」 が生 まれた。平塚 らいて うと青轄
につ どう若 々 しい女性たちの群像。 らいて うと終生の伴
侶奥村博史 とのめ ぐり合いな ど。
『 青踏
上下』
瀬戸内晴美
丸岡秀子
1983年
979円
借成社
(税 込)
生 後 まもな く母親 と死別後 ,逆 境 の涙にたえ苦悩 を抱え
て学 び,自 立を求めて生 きる主人公恵子。女工 として働
きに出た親友常 と高等女子師範に学び教師 として 自立 し
てい く恵子。婦人運動に半生をかけてかかわ って きた著
者 九岡秀子が ライ フワークとして執筆 した 自伝小説。
① 誕生一小学校時代
② 高等女学校時代
③ 高等女子師範時代― 自立への旅
680円
1984年
『 平塚 らいて う一近代 と神秘』井手文子
新潮社 (選 書)
(税 込)
「 らいて うは 自伝を著わ しているため, らいて う研究者
は圧倒 され他者 の眼 で彼女をみることがで きに くく研究
者 も少ない。 この出版を契機 として,以 後 多 くの研究が
すすめ られ る ことを願 う」 (著 者あとが き よ り)。 近代婦
人解放 のオ ピニオ ン・ リー ダー,ら いて うを豊富な資料
の もとに,生 活・ 思想・精神世 界にまで分け入 って書か
れたは じめての評伝 (戦 後 の らいて うまで)。
1987年
1986年 2060円 (税 込 )
『 草饉
〔 青轄 」 の 女 た ち〕
「
『 平塚 らいて う』
875円
大月書店
(税 込)
平塚 らいて うへの傾倒 と情熱に よって書かれた らいて う
の真実 の姿を とらえる評伝。 らいて う評伝 の定本 となる
だろ うと評価 されている。 らいて うの生 いた ちか ら自己
を確立 して「 青鞘」を発刊す るに至る過程を中心に語 ら
れている。
小林登美枝
1977年
1545円
『 元始・女性 は太陽 であ った 全 4巻 』 平塚 らいて う
大月書店 1972年 ∼ 1973年 (税 込)
平塚 らいて う自伝。
1854円 (税 込)
1 上巻「 青鞘」創刊 まで
2 下巻 青轄時代
1854円 (税 込)
3 完結篇 母性保護 の 火は もえて 1854円 (税 込)
4 続篇 戦後
1545円 (税 込)
第34号 1990年 2月 20日
ウイメンズ
ブ ックス
『 華 の乱』永畑道子 新評論 1987年 2266円 (税 込)
明治末か ら大正・昭和初期 の女性論争 ,婦 人労働 ,廃 娼
運動 ,女 性誌 の発行な ど晶子,ら いて う,野 枝 ,菊 栄
わかな ど華やかな女性論 の荷 い手たちの活動 ,主 張を中
心に軌道を追 う女性史風物語。永畑道子 の筆に導かれな
が ら大正期の女性史が知 らず知 らずに読み終え られ る。
高井 陽 ,折 井美耶子
成計 の花一富本一枝小伝』
ドメス出版 1985年 1751円 (税 込 )
富本 一 枝の娘が書いた母 の思い出 と折井の手になる一枝
の月ヽ
伝。青鞘時代の吉原登楼事件 ,南 湖院 のこと,奈 良
安堵村 の富本憲吉 との出会 いと結婚。再 び東京へなど。
富本 一枝 のは じめて の評伝。
『 美は乱調 にあ り』
『 叢書「 青轄」の女 たち (全 20巻 )』
,
瀬戸内晴美
角川文庫
1969年 351円
瀬戸内評伝文学 の佳作。野性的 で情熱的な野枝 の魅力を
伝えて くれる。 ダダイス ト辻潤が よく描けている。
おんなの本 ・ 中
国
復刻版 不二 出版
123,600円 (税 込 )
「 青轄」周辺の女性たちの代表的著書20点 をあつめ,解
説を加えた復刻版。
健載第4回
)
秋
山 洋 子
今回 の「 おんなの本・ 中国」は,最 近翻訳 された中国女性作家の作品 のブ ックリス トです。 1980
年代 にな って,文 化大革命 で禁 じられた文学が一斉 に花 開 き,日 本語へ の翻訳 も近年 にな く盛んに
な りました。文学を知 るには 自分 の 日で作品を読む に こ したことはあ りませんが,中 国文学 の翻訳
はマイナーな出版社 で出 ることが多 く,お まけに作者 の名を見て も男か女かわか らない…… とい う
わけで ブ ック リス ト。一冊 で も手に取 ってみて下 さい。
fr烙 の 自伝的回想』
中島み ど り編訳 朝 日選書
1982年 920円
自覚せざるフ ェ ミニス トとして激動 の中国現代史を生
きた丁玲。1942年 に書かれた「国際婦人 デ ーに感あ り」
は社会主義におけ る女性差別告発 の先駆をなす。短篇
集 の『 霞村 にいた時』 (岩 波文庫 )は 絶版 だが,機 会
があれば一読をすすめたい。
『 人 ,中 年 に到 るや』誰 容 中公文庫 1984年 280円
主人公は中年 の女医。仕事 と家事育児に疲れはて,手
術執刀中に倒れ る彼女の姿は 日本の女たちにも共感を
呼ぶ ことだ ろ う。
『 キビとゴマー 中国女流文学選』
加藤幸子・ 辻 康吾編 研文出版 1985年 1700円
さわやかな新世代 を描 いた張抗抗 の「 夏」,プ ラ トニ
ックな婚外の愛に賛否 の議論 がわいた張潔 の「 愛 ,こ
の忘れ難 きもの」,家 に よって進路のわかれ る同級生
をキ ビとゴマに例えた戴厚英の表題作な どの話題作を
寄串畠婆性事情』
鶴指鋭← 薬畢
和田 武 。田 口佐紀子訳 草風館 1986年 1600円
郵便配達 ,農 民長者 ,跳 んでる女 ……あらゆる層 の女
たちか らの聞 き書 きで綴 る現実 の中国はい きい きと面
白い。
『 転 生 の華』
『 無島 の夏』
『 不死鳥 の 国
『 悲傷 の樹』
ハ ン・ スーイ ン 長尾善又訳 春秋社
上 。下』
1986年 1∼ 3巻 各2800円 , 4巻 上下各3500円
ベ ル ギ ー人を母 に中国人を父に生 まれた著者 の 自伝
が,中 国現代史 と織 りまぜ られた巨大な タビス トリー。
自立へむけての女 の歩み として も,東 西文化 の葛藤を
描 いた文化論 として も読み ごたえがある。
『 張 辛欣 現代中国文学選集 5』 飯塚容・ 山 口 守訳
徳間書店 1987年 2500円
離婚 に至る若い夫婦 の心のすれちがいを描いた「 同 じ
地平 に立 って」女 の 日常 の閉塞状況のモノ ロー グ「わ
が世 代 の夢」は,日 本 の女 の現在 とじかに呼応す る。
鄭 念
『 上海の長い夜』上下
篠原成子・ 吉本晋一郎訳 原書房 1988年 各1800円
民族 資本家 として優雅に暮 らしていた著者 が突如文化
大革命 の嵐に巻 き込 まれ る。 どん底 の中で発揮 され る
すば らしい精神力が ,作 品を陰惨 さか ら救 い,人 間 と
録 に している。
辱 奎 31英 嵩1テ
毅障箕 大石智良訳
サイマル出版会 1988年 2300円
文化大革命の渦中で傷つ いた青年たちのその後の心 の
葛藤 を,数 人の男女に順に語 らせ る形 で描 く。制度や
思想 よ り人間 こそが大切 なのだ とい う叫びが胸を打
つ
。
佐迫慶子訳
『 王安憶 現代中国文学選集 7』
徳間書店 1989年 2600円
若 い世代の女性作家 の代表 と目され る王安憶は革命世
代 の作家茄志閣を母に もつ二代 目作家。幅広い彼女 の
作 品 の中か ら,農 村 の現実を切 りとった「 小飽荘」
演劇青年のスケ ッチで もある「代役」などを収録。
『 80年 代中国女流文学選 1 錯 ,錯 ,錯 !』 誰 容 ほ
,
か 1986年 『 同 2 終着駅』 王安億 ほか 1987年
『 同 3 ラブ レター』 王浙浜ほか 1987年 『 同 4
四人 の四十女』胡辛 ほか 1988年 『 同 5 六 月の話
題』鉄凝ほか 1989年 現代中国文学研究会訳 NGB
l∼ 4巻 1500円 5巻 1554円
各巻 に表題作のほか 数編 の作者の異なる作品を戴せ
全体 として80年 代中国女性文学 の バ ランスのとれた見
取 り図 となっている。
『 蒼老 たる浮雲』 残 雪 工藤静子訳 河出書房新社
,
1989年 1800円
80年 代中国文学 には , リア リズム以外の多様な手法が
導 入 された。洋裁で身を立てなが ら日に一時間執筆す
る とい う残雪 の筆 になる シュールな世 界は,そ れで も
や は り中国の風土に深 く根 ざしてい る。
」
ウイメンズ ブ ックス
〔
婦 人運 動 。社 会 運 動 〕
『 覚書
第34号 1990年 2月 20日
戦後 の市川房枝』
児玉勝子編
新宿書房
(税 込)
未完 のまま逝 った市川房枝 の 自伝戦後編。理想選挙の灯
を ともしつづけた市川房枝 の戦後の軌跡。 これはひと り
の女性 の戦後史であるとともに政治史で もある。
1985年
『 何 が私 をこうさせたか』
金子ふみ子
筑摩書房
1984年 1030円 (税 込 )
大正天皇暗殺を謀 った朴烈事件 で死刑宣告 され ,23歳 で
獄 中 自殺 した金子ふみが 自ら獄中で書 いた 自伝。不幸な
少女時代か ら苦難 の青春期 ,そ して朴烈 との出会 いまで。
『 母 と私一九津見房子 との 日々』大竹一燈子
築地書館
1984年 1854円 (税 込)
黎 明期 の社会主義者九津見房子 の娘が書 いた母 の記録。
明治36年 家を出て福田英子 の もとに走 る。3.15の 大弾圧
に遭 い幼 い娘を伴ない留置場 の生活。昭和初期 の思想史
と して貴重な証言記録。
『 丹野 セツー革命運動に生 きる』山代 巴 牧野菊枝編
勁草書房 1969年 2060円 (税 込 )
日本 の労働者解放運動 の黎明期 に育ち権力に抵抗 しつづ
け る丹野 セツを描 く。丹野 セ ツを育てた ものは何か ,そ
の生 きて きた時代の思想を も追求す る。
山室徳子
『 遁れの家にて一村松 きみの生涯』
ドメス出版 1985年 1545円 (税 込)
救世軍士官村松愛蔵 とともに伝道 と奉仕の道 を選んだ村
松 きみ の生涯。救世軍 のよびかけに応 じ,自 由廃業にふ
み切 った娼妓たちの隠れ の家 の主任 となって救済活動に
あた った きみ とその周辺の聞 き書 きと資料。
『 幻 の塔一 ハ ウスキ ーパ ー熊沢光子 の場合』 山下智恵子
BOC出 版部 1985年 1648円 (税 込)
そ の人に尽 くす ことが革命や人民 のため と信 じきってい
た相手は,特 高のスパイだ った。 タブーとされて きた非
合 法時代 ,日 本共産党 のハ ウスキ ーパ ー とは ? 運動体
の 中に女性差別が根強 く残 っていた。熊沢光子 の足跡を
追 い なが ら運動 と女性を描 く異色作。
『 わた しの回想 上下』
近藤真柄
ドメス出版
1981年 1339円 (税 込)
い上 下
社 会主義婦人運動家 近藤真柄 の 自伝。
『 覚 め よ女たち
一 赤瀾会 の人び と』 (大 月書店 1339円 )も ご参照下 さ
父堺利彦 と同時代の人び と
赤瀾会 とわた し
児玉勝子
『 信濃路 の出会 い一 婦選運動覚え書』
ドメス出版 1985年 1442円 (税 込 )
信州婦人夏期大学 (大 正 13年 )で の市川房枝 との出会い。
婦選運動 の最高揚期を過 ご し戦後は婦選 会館を中心 に活
動 している著者 の 自分史。
『 自由 と解放 へのあゆみ― 大阪の婦人運動 の草分け』
松本員枝聞 き書きの会編 ドメス出版
1980年 1339円 (税 込)
松本員枝 (1899年 生 まれ )は 大阪の婦人運動 の草分け的
存在。大正 デモ クラシー,侵 略戦争反対運動 ,戦 後の女
性解放運動にかかわる。彼女の歩みを聞 き書 きによ り記
録 した もの。巻末に大阪 の婦人運動年表 をのせている。
米田佐代子
『 母 さんに花 を一 山家和子 と母親運動』
ドメス出版 1981年 1339円 (税 込)
山家和子 (や んべかず こ)と 母親運動 のかかわ りを山家
和子 の個人史を通 して追 う。PTAか ら子 どもを守る会
地域か ら母親運動 へ,い ま,軍 国主義化 に抗 して他。
,
奥むめお
『 野火あがあかと一奥むめお 自伝』
ドメス出版 1988年 1648円 (税 込)
婦人運動 の草分け,元 参議員議員,主 婦連合会会長奥む
めおの初 の 自伝。父 のすすめ る縁談を拒否 して上京。女
子大卒業後 ,紡 績工場に入 りこみ女工哀 史を身を もって
体験。 らいて う,房 枝 らとの出会い。結婚 し一 児をもう
け,い つ も奥 のい くところ背中には赤ん坊が背負われて
いた とい う。 日本の消費者運動や働 く婦 人の家 ,婦 人セ
ツル メン トの開設など婦人運動 の足跡を 自ら語 る。
『 ある遍歴の 自叙伝』
市川房枝
新宿書房
1974年 2472円 (税 込 )
“
母 の女 の悲 しみは私の小 さな身体に しみつ いた。なぜ
女 は我慢 しなければな らないのか ,な ぜ女に生 まれたの
は因果なのか,私 のそれか らの長い人生は母の嘆 きを出
発点 に選 んで しまった。"と い う言葉では じまる。著者
の足跡はその まま,日 本 の婦人運動史とな っている。
『 市川房校 とい うひと-100人 の回想』
市川房枝 とい うひ と刊行会編
新宿書房
(税 込 )
女性 解放 。政治浄化に一生を捧げた市川房枝 の 人間像を
浮 きば りにする。関わ りのあ った人 々100人 の回想集。
1982年 2060円
帯刀貞代
草土文化
(税 込 )
島根 の代用教員か ら結婚問題で家出,労 働運動に入 り
労働女塾 の経営 ,二 度 の入獄 ,転 向等,様 々な苦難の中
か ら,労 働婦人運動や思想 を追求 し続け たす ぐれた近代
女性 史研究家 の 自伝。
1980年
1545円
,
ドメス出版
(税 込)
著者は 1905年 福島に生 まれ る。25年 間の教壇生活を経 て
12年 間参議院議員。社会党婦人局長,退職婦人教職員 (職
婦教 )会 長などを歴任 した著者の 自伝。
『 雑草 のごとく』
『 市川房枝 自伝―戦前篇』
2266円
高田なほ子
1981年
1957円
,
ドメス出版
(税 込 )
ゼ ロか ら動 き始めて,女 性 の組織をつ くっては潰れ,そ
れで もねば り強 く活動 しつづけた一人の婦人運動家の自
伝。愛知の婦人運動が敗戦直後いちはや く高揚 し,全 国
大会に さきがけて地域の母親大会を開 くに至 る蓄積がで
きていたのは,こ の地方 の婦人運動の中心 であ った山本
信枝が いたか らだ とい う。
『 道― ある反骨 の女 の一生』
山本信枝
1988年
2060円
第34号 1990年 2月 20日
ウイメンズ
『 非戦 を生 きる一 高良 とみ 自伝』高良 とみ
ドメス出版
ブ ックス
『 女 として科学者 と して』
猿橋勝子
1983年 1751円 (税 込)
「 アジア女性 の覚醒」を願 って戦前女性 の リーダーシ ッ
プを とった著者は痛恨 のアジア侵略 の大戦経験をふまえ
て戦後はいち早 くアジアの平和運動に力を尽 くした。
数少 ない女性科学者 として40年 間国 立研究所で研究を続
けて きた著者が今 日までの足跡を語 る。地位 の低 い女性
科学者 の今後 と平和 の問題 も語 る。
『 わが道― こころの 出会い』
大友 よふ
『 新 しき出発― わた しの戦後 日記抄』
ドメス出版 1988年 1957円 (税 込 )
地婦連会長の著者が戦後の庶民生活 ,平 和運動を語 る日
記。
『 羽仁 もと子一生涯 と思想』
斎藤道子
新 日本出版社
1981年 1236円 (税 込 )
藤 田た き
ドメス出版
1979年 1339円 (税 込 )
『 続 わが道一 こころの出会い』 1988年 2369円 (税 込 )
労働省婦人少年局長 ,国 連代表 ,津 田塾学長などを勤め
た著者 の 自伝。
『 ブルースの女王
ドメス出版
淡谷 の り子』
吉武輝子 文芸春秋
1500円 (税 込 )
1989年 12月
1988年 2781円 (税 込 )
最新刊案内 6頁 を ご参照下 さい。
〔そ の 他 〕
『 女性史としての 自伝』
新藤
謙
〔
品切 れ・ 絶版 のお知 らせ〕
ミネル ヴ ァ書房
1988年 2060円 (税 込 )
自伝を通 して 9人 の女性 の生 き方を描 いた評伝。 自伝 に
描 かれた各 自の生 き方を もう一度問いなお してみ る。封
建的な家制度 ,因 習,男 尊女卑観 と闘 った女性たち,ら
いて う,丸 岡秀子 ,佐 多稲子,福 永 操 ,石 牟礼道子他。
日本放送協会
『 いまの家族 これからの家族』
菅原真理子 PHP
『 オ トコ社会とつきあ う法』
佐藤愛子 新潮社
『 こんなふ うに死にたい』
富岡多恵子 新潮社
『 白光』
『 水獣』
¨ ¨
長谷川 テル著 高杉一郎解説
新評論 1980年 1236円 (税 込)
日中戦争 の時代を夫劉仁 とともに中国の抗 日戦線を生 き
抜 いた末,解 放 の 日を見ることな く逝 ったエ スベ ランテ
ィス トの 自伝。
『 嵐 の中のささや き』
黒木 ハマ
『 女一人の約束』
エ
ス
クール
ター
日本 デ ィ
出版部 1981年 1545円 (税 込 )
満鉄 タイビス トとして,大 正 9年 よ り社会に出た著者は
父親 の負債を負 って働 きつづけ,昭 和史をゆるが した張
作森爆死,満 州事変勃発を体験。秘密文書の タイプ,暗
号解読などにかかわ りを もつ。激動 の時代を生 きたひ と
りの女の貴重な歴史を語 る自伝。
,
粟津 キ ヨ
『 光 に向かって咲 け―斎藤百合の生涯』
岩波新書 1986年 494円 (税 込)
弱 い ものがど う扱われてい るかに よってその国の文化程
度がわかる一一 といいつづけ,自 らも盲女性 として,全
盲女性 のために苦闘 した先覚者斎藤百合 の評伝をその教
え子がつづった。百合の生涯にわたる活動は盲女性の経
済的 自立 と産む性 の 自由を全盲女性のために とりもどす
ための問いであ った。4人 の子を育 てなが ら
「 陽光会ホー
ム」を設立。 '86年 度毎 日出版文化賞 ・ 山川菊栄賞受賞
作。
『 おんな三代一関 東 の被差別部落 の暮 しか ら』小林初江
朝 日新聞社 1981年 880円 (税 込 )
土地を もたない最下層 の農村社会に属 し,被 差別部落 と
い う苦 しみの 中で生 きて きた,お んな三代の暮 らしを三
代 日の娘 であ る著者がつづ る。著者は,高 校教師で解放
に向 って立ち上が り,わ が家 の歴 史 として この本を著わ
す。
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!989年 度
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ウイメンズブ ックス トア
BEST 20
(松 香堂刊は除外)
ダイアナ・ コールス
学陽書房
②統計にみる女性の現状 1989年 版
婦人教育研究会編 垣内出版
と女
る力学
③男
変わ
鹿嶋 敬
岩波新書
④婦人 。女性・ おんな 鹿野政直
岩波新書
⑤ スカー トの下 の劇場 上野千鶴子 河出書房新社
日本女性学研究会
⑥女性学年報第10号
ーンズボ
テ
デ
⑦ ィ
ィ Q&A河 野美代子 東山書房
③ フ ェ ミニズム入門 別冊宝島85 JICC出 版局
⑨夫婦別姓時代を生 きる 現代のエ スプ リ261
至文堂
⑩ これか らの男 の 自立 法学 セ ミナー増刊
日本評論社
⑪女を装 う 駒尺喜美編
勁草書房
⑫生殖神話が崩れ る エ ヴリン・ シ ョー
有斐閣
⑬ セ クシュアル・ ハ ラスメン ト 宮 淑子
教育史料出版会
⑭ イ ンターコース アン ドレア・ ドウ ォーキ ン
青土社
⑮ サ ヨナラ原発 ガイ ドブ ック 有紀恵美
青弓社
⑮ ジェンダーの社会学 江原由美子他
新曜社
⑫ Yes,But一 ― フ ェ ミニズム心理学 をめ ざして
ジー ン・ ベ ーカー・ ミラー 新宿書房
半分 こ〕 イズム 育時連
⑬ 男 と女で 〔
学陽書房
ング 久田 恵
のネ
トワーキ
ッ
学陽書房
⑩女
④ MY FUTURE DESIGN B00K 中野区婦人会館
① ア リーテ姫 の冒険
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第34号 1990年 2月 20日
ウイメンズ ブ ックス
『 ボーヴ ォワールーある恋 の物語』
C・ フランシス,F・ ゴンテ ィエ 福井美津子訳
平凡社 1989年 9月 2890円 (税 込 )
本書 はボ ー ヴ ォワール存命 中 に 出版 され た最 後 の評伝
(1985年 刊 )。 特 にア メ リカ作家 ネル ソン 。オル グレン
にあてた ラブ レターが公開 されていることで も話題にな
った。
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『 愛 の伝説』
青木や よひ
廣済堂出版
(税 込)
伝説 とな って しまった天才たちの愛の物語。評論家であ
る著者の初作に加筆 し再出版 されたもの。 ゲーテ,ベ ー
トーヴェン,シ ョバ ン,ロ マ ン・ ローラン他。
1989年 12月
:-1989年 H月 ∼
8 1990年 1月 及び
8
第33号 未掲載分一
ル戸
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1240円
『 ブルー スの女王 淡谷 の り子』 吉武輝子
〔
性 ・ か らだ〕
文芸春秋
(税 込)
吉武 さんが淡谷の り子 の伝記を書きたい と思い立 ったの
は,淡 谷 さんが戦時中,軍 歌を歌 うことを拒否 しつづけ
た とい うことを知 ったか ら。 “
抗 の精神 "に つ らぬかれ
た人生を描 く。
『 ア・ プ・ ナ・ イ生殖革命』 グループ・女 の人権 と性
有斐閣 1989年 10月 1700円 (税 込 )
女性 の立場か ら生殖技術を考 えるための一助 となる本だ。
生殖技術 と医療 ,性 と生殖 のあいだ,代 理母が間 う問題
少産優生 の中国か らの報告 ,治 療なのか生殖工学なのか
な ど,生 殖革命 と女性の問題に鋭 く迫 る好著。「 あなた
の情報 。私 の情報」を ご参照下 さい。
江刺昭子
『 愛 と性 の 自由―「家Jか らの解放』
社会評論社 1989年 10月 2600円 (税 込)
日本 の女性問題は どの時代を切 って も金太郎鈴 のよ うに
家制度 が顔を出す といわれ る。本書はその表現形式はさ
まざまだが ,「 家」か らの解放を求め,真 摯 に愛 と性を
論 じ,語 った明治,大 正 ,昭 和前期の声を集めた アンソ
ロジー。
8
1989年 12月
,
『 モア・ リポー トNow』
モア編集部
集英社
1990年 1月 1800円 (税 込 )
あ の「 モア・ リポー ト」か ら10年 ,読 者 アンケー トに よ
る1987人 の証言。性欲を感 じる女性は96.5%,マ スター
ベ ーシ ョンを している女性は81.4%。 経済的に夫に依存
した妻 の性生活は夫主導型が多 い。 また想像以上に多 い
性暴力の被害など,90年 代の最新 の性 レポー トだ。
ルース・ ウェス トハ イマ ー
『 グ ッ ト・ セ ックス』
勁草書房 1988年 2472円 (税 込 )
ル ース式性教育は ユーモア とあたたか さに富んでいる。
「 セ ックスは人間の 自然な機能 ,楽 しんで !」 とい う。
実践的な ア ドバイスを して ラジオ番組「性 のお話」 で も
人気。性的教養が必要 とい う。あなたの性的 IQの Q&
A。
戴 清他著
『
「 性」 を語 り始めた中国 の女たち』
林郁編訳 徳間書店 1989年 12月 1500円 (税 込 )
本誌 の連載「 おんなの本 。中国」 で も報告 されていたが
性 の タブーを超えて,現 代中国女性 の性を語 る文学『 性
観念的躁動』 (原 題 )が 登場 した。それ が本書 の原本 で
あ る。 13篇 のルポや聞書 きか ら成 り立 ってい る。同棲
重婚 ,売 買春 ,中 絶など結婚や性 が語 られている。
,
,
〔
女性 史・評伝〕
〔
女 性 論 ・ フ ェ ミニ ズ ム〕
鈴木裕子 近藤和子編
『 女 天皇制 戦争』
オ リジ ン出版 センター 1989年 12月 1730円 (税 込)
日本人 の精神を「奴隷」 と化 し,そ の 自立を奪 って きた
天皇制 とは何なのか ? それを意識的にせ よ無意識的に
せ よ, ヌクヌクと温存 させて しまっている日本人 とは ?
本書は『 女性 と天皇制』 (思 想 の科学社 )以 来 の女性に
よる天皇制批判 と天皇制を女性 の問題意識か ら鋭 く迫 る
力作。 ヒロヒ ト氏 と「 昭和」史 と女 (鈴 木裕子),性 暴
力 と天皇制 (角 田由紀子 ),買 春制度 と天皇制 (深 江誠
子), 日本人女性 と天皇制 (李 順愛)他 。
『 フ ェミニズム論争-70年 代か ら90年 代へ』江原由美子
勁草書房 1990年 1月 2266円 (税 込)
江原氏に よる フ ェ ミニズム70年 代 と80年 代 の回顧 (?)
は何が論 じられたか よ りも「何が論 じ残 されているか」
を明 らかに しようとしている。80年 代後半 の「 フ ェ ミニ
ズム論争」は「有名人 フェ ミニス ト」を生 み ,商 業的な
メデ ィアでの発言力を増 した。
「 フェ ミニズ ム」 のさま
ざまな問題が若手研究者に よって整理 と問題提起 された
本書は フ ェ ミニズムの硬直化を防 ぐために も,若 い世代
に橋わ た しす る「 フェ ミユズム」書 として も興味深い。
『 近代家族 とフ ェミニズム』
通 か な る道 の リー イ ギ リスの女 た ち 1830∼
1910』
国書刊行会 1989年 4800円 (税 込 )
19世 紀末 ,伝 統的な女性 の理想像に背を向け 自我に 日覚
め る女性を描いた『 ヒロイ ンたちの時代 全 7巻 』 の別
巻 と して刊行 された もの。 イギ リス女性像 の変遷 を絵画
や漫画に描かれた女性 と,小 説や新聞雑誌か ら抜粋 した
文章 で再構成。図録が豊富 で 日でみ る資料 として興味深
い一冊 だ。
『 別巻
1500円
落合意美子
勁草書房
(税 込)
若手研究者 のは じめての単著。 5年 来書 きため られた大
小26篇 の論文集。出産 の観点 か ら書かれた巻末 の「 お産
と社会学 とわた し」や「 出産 の社会史におけ る二つの近
代」
女性 の
「 近代家族におけ る子 どもの位置」な どは “
社会史 "を 掲げ る著者 ら しい論文 だ。
「 私は解放 を謳わ
ない。暮 らしの中で フェ ミニズムを生 きる」と,帯 コピー
にある。
1989年 12月
3090円
第34号 1990年 2月 20日
ウイメンズ
ア ドリェンヌ 。リッチ
『 血・ パン・ 詩。 1979-1985』
大島かお り訳 晶文社 1989年 11月 2680円 (税 込)
ア ドリェンヌ・ リッチ女性論第二弾。女 は何を知 る必要
があるのか ,強 制的異性愛 と レズ ビア ン存在 ,不 服徒 と
女性学,も っとフ ェ ミニズム批評を他。
『 新 フェミニズム批評』 エ レイ ン・ シューウォーター編
青山誠子訳 岩波書店 1990年 1月 2500円 (税 込 )
70年 代末か ら80年 代にかけて英米両 国で書かれた フ ェ ミ
ニズム文学評論を H編 所収。編者 の「 フェ ミニズム批評
家 はなにを望むか」 フ ェ ミニズム批評 と女性文化,黒 人
フ ェ ミニズム, レズ ビア ン批評他。
『 女性の選択一 フ ェ ミニズムを考える』
M・ ミッジ リー,J・ ヒューズ
五條 しお り,中 村裕子訳 勁草書房
1990年 1月 3090円 (税 込 )
「 フェ ミニズムは 自分 たち 自身 の理想 と,人 間的な意図
を もった他 の公正 な 目標 とのかかわ りの中でとらえられ
なければならない」 とい うイギ リスの く
穏健派〉 フェ ミ
ニス トによる論文。
『 言葉を盗む女 たち― アメ リカ女性詩論』
ア リシア・ オ ス トライカー 池内靖子訳
土曜美術社
1990年 1月 2750円 (税 込 )
女性作家たちは これ まで「 抑圧者 の言語」 の内部に とじ
こめ られた。本書は 1960年 代か ら現在 までの アメリカ女
性詩 のアイデ ンテ ィテ ィとテーマを論 じる力作。
「女 た
ちは異教徒 の よ うに書 く」 と著者 はい う。
『 女性たちよ
!』
橋本
治 河出書房新社
1989年 12月 1800円 (税 込 )
異色の女性論。女 の子が20歳 になるまでに知 っておか な
ければなならない 7つ の常識/フ ェミニス ト/み んな
「男」になればいい/解 題=「女」ってそんなにいいも
んか ? 他。
『 婦人雑誌 の夜明 け』近代女性文化史研究会編 大空社
1989年 9月 3500円 (税 込 )
女性 ジャーナ リズムが 日本の近代女性 に与えた影響は大
きい。本書は黎 明期 の婦人雑誌を概観 し,明 治後半の啓
蒙的な婦人雑誌 へ の足がか りをつかむ。 また衛生思想
仏教思想 の雑誌 , 日露戦争 と雑誌 ,羽 仁 もと子,小 橋三
四子論 もある。
,
〔家 族 ・ パー トナー 〕
『 男について About Men』
ポール・ セ ロー, ラ ッセル・ ベ イ カー他 井上一馬訳
文芸春秋 1990年 1月 1500円 (税 込 )
昨年出された『 Hersハ ーズ』(文 芸春秋)の 男性版。
「ニ
ューヨーク・ タイムズ」紙 の 日曜版に「 男について」 と
題 された コラムが 1983年 か らは じまった。 この コラムは
「 ハーズ」 の如 くフ ェ ミニズムの影響を受けて変わ りつ
つある「 男性」 の内面を吐露 した好 エ ッセ イがつづ く。
マ ッチ ョではないア メリカの ニ ュー メンたちの新 しい姿
が浮かび上 ってい る。楽 しくよめる本だ。
ブ ックス
『 男性学 の挑戦』
渡辺恒夫編 新曜社
2450円 (税 込 )
女性 に とって フェ ミニズムが「 女,子 ども」か らお とな
の女 へ の成熟のため の方途 であ ったの と同 じように, メ
ンズ 。リブは男性 が 自分 のなかの依存 の欲求の抑圧 と変
形を認め,強 迫的に “よろい"に しがみつかずに,そ れ
に対処できるようになるための「成熟 のセラピー」 でな
けれ ば な らない (男 の鎧一一 男性性 の社会学 中河伸
俊 )。 いま途についたばか りの男性学 の論文を 9編 収録。
1989年 7月
Yの 悲劇を超えて/妊 娠した男の物語/男 性の文化と儀
L
ネ
剛 Love深 窓の夫一私の両性 自立論』
木下 明美
日本評論社 1989年 12月 1350円 (税 込 )
本誌編集長 のは じめての単著。
「私 は女性 とともに変わ
ることのできる男性が好 きだ」 とい う男性への期待論 と
身 の まわ りからの書 きあげた「 私探 し」 の 自立論 と豊か
な男女 の関係性を語 る。
,
『
「 オパタ リアン論争」のゆ くえ』
労働教育セ ンター編 1990年 1月 700円 (税 込 )
先 の参議院選挙 で示 された女性 パ ワーに対 して,「 オバ
タ リア ンたたき」が始 まった。 この「 い じめ」 の論点を
解明 し,さ らな 女性 パ ワーをと期待す る一冊。樋 口恵
子/橋 本 治//上 野千鶴子/土 井たか子/お おふち絹子
他。それぞれの発言者のタイトルがついている。
ルイ 。ジュヌヴィ,エ ヴ ァ・マルゴ リー
浅井美智子他訳 朝 日新聞社
1989年 8月 2800円 (税 込 )
18歳 か ら80歳 まで870人 のア メリカの母親が語 る「母親
とは ?」 。 こんなぼ う大な仕事をす る著者たちの エ ネ ル
ギーに圧倒される。母性 ,そ の神話 と現実/母 親 も変わ
『 母親
!』
る/母 と子の関係/シ ングルマザー/働 く母親と専業主
婦。
〔労 働 ・ 経 済 。法 〕
『 これからの選択 夫婦別姓― く個 と姓の尊重〉女 と男
の 自由な関係』
東京弁護士会
女性 の権利 に関す る委 員会編 日本評論社
1990年 2月 1600円 (税 込 )
広が る夫婦別姓へ の関心。弁護士が実態 と法律論をわか
りやす く解説。外国法 との比較 ,改 正案は こ うなるとい
う予測,資 料編な ど夫婦別姓の手引書。企業の人事担 当
者 , 自治体の関係者 に もぜ ひ読んでは しい ものだ。
『 スクランブル講座 ! セクシャル・ ハ ラスメン ト !』
男と女の21世 紀を考え る会編著 JICC出 版 局
1989年 12月 390円 (税 込 )
「 SH」 に関する資料編。SH「 分析講座」 入門 (江 原 由
美子),SH実 態編 教師 vs.女 子高生 大学教官 vs.女
子大生 デ スクvs.女 性記者 上司 Vs.OL 24の 日が語
る SH(田 嶋陽子,橋 本 治,斎 藤茂 男,角 田由紀子
河野貴代美他)。 相談機関,参 考資料 を付記。
,
ウイ メンズ
「 経済」編集部編
『
「 経済大国」 日本の女性』
新 日本出版社 1990年 1月 1300円 (税 込 )
今 日の 日本経済 と働 く女性 の問題が豊富な資料 とデ ータ
に よって分析 された好著。 コース別管理は ここまで進ん
でいる/パ ー ト花ざか りのかげで//働 く女性の海外動向
/日 本的経営のなかの女子労働者他。
ビクター・フェックス
『 新 しい女性 たちの経済学』
大橋照枝,由 井真人訳 春秋社
1989年 12月 1700円 (税 込)
男性経済学者であるフェックスが仕事 と家庭 とのジ レン
マに悩む女性 の実態をとりあげたもの。
「 男女は労働市
場 において平等とな り,新 しい世代の男性は育児や家事
において完全なパー トナーになる」 とい う理想的共生関
係にはなかなかな りそ うもない。経済的福祉,公 共政策
の改善を至言 し,真 の女 と男の共生の時代の未来を示唆
する。
『 花 も実 もある法 もある』
松尾道子
労働旬報社
(税 込 )
暮 らしの中か ら レポー トした法律エ ッセイ。軽快 な文章
に導かれて法律 とともに暮 らす知恵が身につ く好著。
1989年 12月 1350円
第34号 1990年 2月 20日
ブ ックス
『 エイジレス・ ライフーゆたかな高齢化社会 の設計』
高原須美子 有斐閣 1989年 12月 1360円 (税 込)
グラン ドマア・モーゼスは75歳 か ら絵筆を とった。 まさ
に,エ イジ レス時代の手本 である。50歳 がひ とつの転機
経済力を増 した中高年世代,エ イジ レス人間 の条件は経
済的 自立。高齢化社会 の設計を経済企画庁長官が描 く。
,
『老 いについて一豊かな人生を考える64冊 』大塚野百合
創元社 1990年 1月 1800円 (税 込 )
「老 いの生 き方」を文学作品 にさぐり,さ まざまな人の
老いのあ り方をたどった本。老いを受け入れる/老 いと
死からの逃避 (ア メリカ的楽観主義)/毎 日が日曜日(定
年と余暇)/子 供と老人 (児 童文学における 《
時間》
)。
三島文学と能における老人像/隣 人愛に生 きる等,テ ー
マを柱にしながら日本と欧米の名作から老人の姿,人 生
観を語る。
『 チル ドレンズ
ライツ』
チ ル ドレ ン・ ライ ツ
刊行委員会 日本評論社 1989年 H月 1800円 (税 込)
昨秋 の国連総会で「子 どもの権利に関す る条約」が採択
された。その条約 の全文 ,審 議過程,世 界 の子 どもをめ
ぐる状況,児 童虐待 ,少 女売春などを レポー トした もの。
『 幸福 の経済 システム』
小沢雅子 筑摩書房
(税 込 )
女性 の ライフスタイルの変化は消費社会を も変えている。
人間の行動 の変化 と経済 システムを研究す るエ コノ ミス
トの最新作。
1989年 12月 1650円
電通 EYE編
『 さわやか女性 の時間操縦法』
日本経済新聞社 1989年 12月 1250円 (税 込 )
タイ ム・マ ネジ メン トとは,時 代を有効に使 うアメ リカ
的 ビジネス哲学。時間を自分 のために生かす。 ライ フス
タイル と結 びつ いた法を ア ドバ イ スす るたの しい本。各
界 で活躍す る女性がその秘訣を語 る。新 しい見取 り図の
必要性/子 どもに関する選択/男 性に関す る選択/差 異
と平等。
『 自分 でやれる仕事 46の 情報』神野栄子編
大陸書房
(税 込 )
女性 のアイデアによるニ ュービジネスの情報46。 生活感
覚を大切 に,「 何か したい」 とい うひ との手がか りに。
1989年 H月
1200円
〔ラ イ フ ス タイル ・ 暮 ら し 。子 ど も〕
『 ヘ アー・ インデ ィアンとその世界』原ひろ子 平几社
1989年 2月 4635円 (税 込 )
文化人類学 に よるヘアー・イ ンデ ィア ン調査 の記録。彼
等 の ライフスタイルか ら学ぶ ことがい っばいある好著。
「 生活 の単位はあ くまで も個人」。 この ような人間関係
の あ り方はネ ッ トワーク研究が重要視 されている今 日的
課題 で もあ る。 ヘアー社会におけ る「家族」 の概念 も興
味深 い。
。
「 仕事は人 とするけれ ども,生 きるのは一 人 さ」
ジ ョン・ セイモア
『 図説 イギ リスの生活誌』
小泉和子訳 原書房 1989年 H月 3800円 (税 込 )
マ ーガレッ ト・ マーヒィー
『 目覚めれば魔女』
岩波書店 1989年 10月 2000円 (税 込)
いま, もっとも注 目されている作家のヤ ング・ アグル ト
ブ ックの収穫。
ダイ ア ナ ・ コ ー ル ス
『 ア リー テ姫の冒険』
横浜女性 フ ォーラム監修 学陽書房
1989年 H月 980円 (税 込)
待つ お姫か ら行動す るお姫 へ ,女 性 の 自立を願 う新 しい
童話 の試 み。
森戸 潔 径書房
『 子 どもの世界探検記』
1989年 7月 1545円 (税 込)
「 ガラス越 しに見ていては子 どものことはわか らない。
子 どもは親 との具体的な関係 のなかで 自分 自身 をみせ
る」 とい う四児の父親 の子育 て ノー ト。出産 に も立ちあ
い,共 働 き家庭 の父親 として子 どもとともに暮 らす男性
の子 ども発 見記録。
『 育子 か らの手紙―十五歳 ,ガ ンと闘 った 日々』
副島喜美子 筑摩書房 1989年 H月 1230円 (税 込 )
骨 しゅよ うのため名古屋市内の病院で一人の少女が15歳
の短 い生涯を閉 じた。亡 くなるまで手紙 で励 ましつづけ
た京都市内の主婦 の著者 との交流の記録。少女は決 して
孤独 ではな く最期 まで希望を捨てずに ガンバ った。生 き
るよろ こび を綴 った少女 の命の記録。
『 わた しの少年少女物語①②』
住井すゑ 労働旬報社
各1240円 (税 込)
恵 まれた生命をあ りがた く受け止め,生 きる ことの意味
の深 さを物語 る作品集。20,30年 前に住井氏 が書 きつづ
った もの。 ウソっぱいことが 多いこの世 の中に この健康
な物語を ………。
1989年 H月
第34号 1990年 2月 20日
ウイメンズ
『 シングル家庭 の子育 て論』
樋 口恵子
ブ ックス
〔
資料・ 雑誌〕
明治図書
1989年 H月 1240円 (税 込)
シングル (単 親 )家 庭 の子育ての知恵 と方法論の確立を
願 う一冊。著者 自身 の母子家庭体験をふ まえなが ら問題
点を明らかにす る。
経済企画庁
『国民生活白書 平成元年版』
大蔵省印刷局 1989年 12月 930円 (税 込)
。
『 女 子 どもの視点 から少年事件 を考える』
兼松左知子 ,福 島瑞穂 ,若 穂井 透 朝 日新聞社
1989年 12月 1380円 (税 込 )
最近 の少年事件 の事例を もとに,少 年審判 の実情,子 ど
もの人権 ,女 性差別 との関係を二人で語 りあ う。
〔ノ ンフ ィクシ ョン・ エ ッセ イ〕
『ミ
1990年 2月
『 〈恋愛〉事件 500メ ー トルの女たち』
山崎 哲 +芹 沢俊介 1989年 12月 1400円 (税 込 )
銀行横領 で貢 いだ女子行員たち。 この く恋愛〉事件 の女
と男のバ ランスシー トを解明す る。
『 女ひ と り生 きここに平和 を希 う』谷 嘉代子 一体社
1989年 H月 1600円 (税 込 )
戦争のために独身を生 きた女性たちの証言集。
「女の碑」
は反戦をねが う独身女性たちの寄 るべ き心のふる里で も
ある。
『 いのち,Tあ り』
丸岡秀子 岩波書店
1989年 12月 1500円 (税 込 )
「 歳 多きを もって尊 しとせず ,何 を したかを もって尊 し
とす」 として,い ま “
余自の時代 "を 生 きる著者 の最新
評論。
『
「 源氏物語」 の男たち』
田辺聖子
岩波書店
1990年 1月 1400円 (税 込 )
王朝の男たち,と はいって も永遠 にかわ らぬ男の本質
典型が小気味 よく描かれている。 お聖 さんが「 ミス ター
・ ゲンジの生活 と意 見」を現代風に解読する好 よみ もの。
,
ミリアム・ トラーデ ィ
『 二つの世界 のはざまで』
楠瀬佳子 新水社 1990年 1月 1957円 (税 込 )
1969年 本書 で トラーデ ィは南 アフ リカ初 の女性作家 と し
て スター トした。 アフ
・リカ文学に新 しい地平を拓 くこの
作家 に関 しては ,訳 者 のあ とが きに くわ しい。
「 あなた
の情報 ・私 の情報」 に訳者の メッセージあ り。
2500円
(税 込 )
全国組織 の婦人団体名簿。便利な一冊だ。
『 東京 おんなおたすけ本 23区 +多 摩情報 PARTlu
パ ン ドラ編 現代書館 1989年 H月 1030円 (税 込 )
東京人必携 !と い うところが残念だけれ ど,ほ ん とうに
よくで きた “おたすけ本 "だ 。女性 の くらし,仕 事 ,か
らだの情報 がい っばい。各地 に姉妹版 がで きないだろ う
か。
1月
,
(財 )市 川房枝記念会
1989年 9月
ドナイ トコール』
上野千鶴子 朝 日新聞社
880円 (税 込 )
昨年 ,朝 日新聞家庭欄に連載 された‐ ッセイが一冊 の本
にまとまった。〈私〉 につ いて語 る ことを禁欲 して きた
著者が くあぶない橋〉を渡 って く私〉を語 った。性暴力
新男類 ,主 婦 ウオ ッチ ング他。
.ァ
『 婦人団体名簿 1989年 版』
刊 月 月
月一 H 2
l
大塚英志 光文社
1989年 5月 770円 (税 込 )
「 かゎぃぃ」
「制服」
「 まんが字」 など子 ど
「 朝 シ ャン」
も,と くに少女たちの流行や風俗を フ ィール ドワークし
た話題の書。特 に都市民族学 ともい うべ き
「少女民俗学」。
「朝 シャン」 は ケガ レをきらう都市 の「 巫女」だ とい う。
『少女民俗学』
初 の女性長官 と女性課長を中心に作成 された生活 自書。
世代間,男 女間のジ ョワシエ ア リングの必要性を強調。
「 ゆ と りある」生活へ向けての提言。
女性情報
パ ド・ ウィメンズオフ ィス 各2060円 (税 込 )
報道 と人権 セ クシュアル・ ハ ラスメン ト
新男性時代 セ クシュアル・ ハ ラスメン トと性犯
罪
女たちの80年 代
フ ェミナ No.4
「特集 女性 。この一年 ブ ックガイ ド」
学習研究社
1990年 1月
980円
エ ッセ イ・ 変わる女たち ア ンケー ト「 この本 ,こ の一
冊」 女 の本 100冊 対談 大庭 みな子 vS.水 田宗子「 や
わ らか い フ ェ ミニズムヘ」
フ
が
こ
歪〕
摯こ
え
7 ク
基
ミ
ウイ メンズブ ックス トア松香堂 の 日頃 の活動 の中か ら
新 しい会社0フ ェミネッ ト企画 が生れ ま した。
女性学・ 女性問題 の企画や,ポ ス ターなどでさえ もが
男性 の手 で作 られ ることが 多い中で,女 性たちの手 に企
画 の主導権を とり戻 したい とい う思 いか らの出発 です。
フ ェ ミネ ッ ト企画は,女 たちの能 力を活か し,女 たち
のこころざ しを,仕 事に してい きます。
講師・ ア ドバ イザーなどのご紹 介。講演会・ 講座・ シ
ンポジウム・ イベ ン ト・展覧会な どの企画。編集 プ ロジ
ェク ト (企 画・立案か ら印刷製本 まで)ポ スターな どの
デザイ ンか ら印刷まで。その他女性問題 ,女 性に関す る
企画な ら何 で もご相談 ください。 ご用命をお待ち してい
ます。
の フェ ミネッ ト企画代表 中西 豊子
TEL 075-414-2238 FAX 075-441-6905
事 務 局 か らの お願 い
新年度 とな りま した。 1990年 分会費を至急お振込 み下
さいます ようお願い致 します。振替用紙に金額を書いて
あ ります。個 人会員1釈 X)円 ,団 体会員22α )円 です。
ウイメンズ ブ ックス
第34号 1990年 2月 20日
《あ な た の 情 報 。私 の 情 報》
『 ア :プ ・ナ・ イ生殖革命』 が出版 されま した
丸 本 百合子
「 ア・ プ・ ナ・イ生殖革命」 グループ 。女 の人権 と性
編著 ,(有 斐閣,1700円 ,1989.10)力 `
出版 され ま した。
著者 の一 人 としてこの本をおすすめ します。
生殖技術の問題は,推 進側 も,反 対側 もともすれば当
事者 である女性抜 きのところで,技 術か,生 命倫理 か と
議論 されてきた ように思われ ます。私たちは,先 端技術
の素材 とされて しまっている女の立場にた って,こ の問
題をい ろいろな角度か ら考えてみ ました。
「 不妊 の女性たちのため」, といわれている生殖技術
が,当 の女性たちに何をもた らしているのか ,こ の本は
先端技術 の問題を考えたい と思 っている人たちだけでな
く,い ま自分のか らだのこと,妊 娠 のこと,不 妊 のこと
などで悩んでいる多 くの女性たちに,読 んでは しい と思
っています。
「 代理母,精 子銀行など,外 国 での話 で しょ,体 外受
精なんて,子 どものほ しくないあた しには関係ないわ」
と思 っているととんで もないのです。普通に子 どもを産
んで育てたい と思 っている,あ るいは子 どもを産 まない
生 き方を考えたい と思 ってい る,い ま生活 している私た
ちの女 の身近 に も,生 殖革命をめ ぐるア・ ブ・ナ 。イ話
はいっ│ゴ い転 が っています。
,
,
婚外子 の立場 から夫婦別姓運動 を問い直すパンフ
『 ち ょ・ ち ょっと待 って ! 夫婦別姓
一―婚外子差別は どうなるの ?一 ―』が出ま した。
婚外子差別 と闘 う会 。日 野 玲 子
南 アフ リカの女性作家 ミリアム・ トラーデ ィの小説
『 二つの世界のはざまで一一
メ トロポ リタン商会 の ミュリエル』 (新 水社)
を出 しま した。
楠
瀬 佳 子
アフ リカ人は「 南 アフ リカ共和国では,皮 膚 の色ゆえ
に絶対 に逃れ ることがで きない永遠 の隷属 の位置に押 し
とどめ られ る。 どんなに一生懸命努力 して も足かせをは
ずす ことはで きない。 ドアマ ッ トの ように踏 みに じられ
っ│ゴ な しなんだ。 アフ リカ人であれば梯子 の一番下 の位
置に置 かれ ,そ こに留 まっていなければな らない」 と著
者は語 る。
本書は ,性 差別,人 種差別 (ア パ ル トヘ イ ト),階 級
差別 ,こ の三つの差別が複雑に絡みあいなが ら,ど れほ
ど人間 の 自由な精神を圧殺 しているかを描 いてみせ る。
南 アフ リカの都市に生 きるご く普通 の人び との物語であ
り,あ るいは南 アフ リカ版「 OL物 語」 ともいえる し
世界のあち こちで働 く女たちの物語。主人公が自人 とア
フリカ人 の板ば さみの中で自らの生 き方を見つける過程
,
はす ご くしたたかで,み ご と。人種 と性を越えた人間 と
社会のあ り方を問いかけている。 (1957円 税込み)
月刊『 社会運動』第 ‖7号
「 新 たな光 アジアフ ェミニズムの胎動」特集号
を発行 しま した。
現在 の婚姻制度 では,「 夫婦 は婚姻の際に定 め るとこ
ろに従 い,夫 又は妻 の氏を称す る」 と民法750条 で規定
し,妻 か夫 のいずれか一方が「 自分 の姓を捨てる」 こと
を国家が強制 しています。 この夫婦同姓の強制に,夫 婦
別姓運動は「 氏名権は人格権」 と考え,姓 の選択権を要
求 してい ます。 しか し,そ の主張には,現 行 の戸籍・婚
姻制度 で別姓を貫 くと,婚 姻届 を出さない事実婚を取 る
ほかな く,そ の結果 ,子 どもが婚外子差別を受け,不 利
益を被 るのは不当だ とい う展開が 見られ ます。
この ような主張 に,婚 外子差別 と闘 う会 (以 下 ,婚 差
会 )は ,夫 婦別姓運動が姓を切 り口に現行の戸籍・婚姻
制度を問題化す る可能性を含み ,婚 差会の課題 と共通す
る面があることは承知 しなが らも,そ れが不利益を被 る
婚外子差別 の解消のための運動 と して よ り,そ の存在を
利用 して,不 当な差別を受けな いために事実婚を合法化
す る運動に陥 ることを危惧す るのです。
この問題を話 し合 うために,「 ち ょ 。ち ょっと待 って
夫婦別姓」 と'89年 H月 3日 討論集会が開催 され ,こ の
パ ンフは集会資料 として作 られ ました。古 くて新 しい戸
籍問題を考えるきっかけにな って欲 しい と思います。
連絡先 :〒 591堺 市長曽根町54卜 34
下野池団地 14-202
頒 価 :500円 松香堂で扱 っています。
!
月刊『 社会運動』女性特集号編集チー ム
「 日本人は 自分 自身を知 らなす ぎる。 フ ェ ミニズム も
日本を知 らない。」 (鄭 嘆恵 ,在 日韓国人)
「 日本 の女性 の解放は アジアの女性の犠牲の上に達成
され るのか。」 (メ ア リー・チ ン,マ レーシア)
日本の フェ ミニズムが,こ れにどうこたえるか。いま
フェ ミニズムが現実変革 の思想た りうるか どうか,が 間
,
われてい る。
日本資本主義 の支配が隅 々にまで及び,各 地域固有の
差別抑圧構造 を再編強化 している現代 アジア。女たちの
運命もまた,資 本の力で固 く結びあわ されている。
アジアの各地に膨済 と起 つ女たちの運動。その一隅 で
日本の女たちは何を担 うのか。 アジアフェ ミニズムとし
て,理 論化,戦 略化は可能 であろ うか。
単なる文化批判,ラ イ フスタイルでは な く,闘 いの理
論 としての フ ェ ミニズム再生 へのひ とつの道を探 る。
連絡先 :社 会運動研究 セ ンター
〒156東 京都世田谷区赤堤4-1-5
1ci 03-325-7861
頒 価 :500円
松香堂 で扱 っています。
第34号 1990年 2月 20日
ウイメンズ ブ ックス
アジアの情報「 日本・ タイ交流 ニ ュースレター」
を発行 しま した。
坂
本
純
「 女性学かるた」を自費出版 しま した。
上 原
秀
剛
子
タイ と日本の関係は,い ま複雑に多様化 しています。
円高 とタイ料理人気か らタイヘ の観光客は急増 し,ま た
日本企業の進 出や政府開発援助 も激増 しています。それ
とともに,タ イか ら日本に働 きに くる若 い男女 も年 々増
えてお り,彼 らの人権を考慮 しなか ったために起 こる ト
ラブル も相次 いでい ます。
この ニ ュース レターは,一 年間 タイの先生を囲んで行
った勉強会の女性有志を中心に して,昨 年 7月 に ス ター
トしま した。編集 ス タ ッフの職業は様 々ですが ,タ イに
関心がある,タ イが好 きだ とい う共通 の気持ちをみな も
ってい ます。
この ニ ュース レターでは,紙 面を意見交流 の広場に し
毎号 12ベ ー ジの半分は タイの人たちの声を いれ てい ま
す。また 日本全国津 々浦 々か らの投稿 も掲載 してい ます。
テーマ としては,出 稼 ぎの現状 (特 に女性の方に重点
をおいて),食 べ物 か らみるタイと日本 の関係 (あ られ
ヤキ トリ,エ ビ, ツナ缶など実に多 くの物 が輸入 されて
います ),国 際結婚は いま,タ イでボラ ンテ ィア活動を
している女性たち,な どの他 ,タ イの新聞か らの 日本に
関す る記事 の切 り抜 き,タ イの マ ンガや流行歌 ,タ イに
関す る本の紹介,タ イ料理 の作 り方 ,と タイに関す る情
報を満載。
年 4回 発行 毎号 12頁
年間購読料 1000円 (送 料 こみ)
申 し込み先
〒 120東 京都足立区谷中4-1卜 103斎 藤方
「 日タイ交流 ニュース レター編集委員会」
,
,
,
郵便振替先 東京 1■ 5759
頒 価 :一 部300円 松香堂 で も扱 っています。
第 5回「 あなたがつ くる女のフ ェステ ィパル」 に
参加 しませんか ?
京阪神 の女たちが一堂に会す る国際婦人デー恒例 の女
の フ ェステ ィバ ルが今年 もに ぎやかに開催 され ます。 メ
イ ンシンポジウムは「 日本の主婦 は最低か ?」 です。そ
の他「 ス ウェーデ ンの婚外子 と“
婚姻 "」「知 ってますか ?
中絶 22週 間 の意味」他,多 彩な催 しがあ ります。
と き :1990年 3月 H日 (日 )
午前 10時 ∼午後 5時
ところ :京 都市社会教育総合 セ ンター 3F
京都市中京区丸太町七本松西入 ル
075-802-3141
参加費 :前 売券 500円
当 日券 600円
主 催 :女 の フ ェステ ィバ ル準備会
連絡先 :075-414-2238
シンポジウム・ トーク・ ビデオ と話 し合い 。バザー・
作品展・ ヨーガ他。
毎年受講 している婦人間題 セ ミナー も,昨 年 で 5回 目
を数えた。た くさんの講義を受けた り本を読んでみて
女性に対す る性差別の現実が ます ますは っき りと見えて
きた。
この性差別は,市 民新聞や一般新聞,そ してテ レビで
毎 日の ように報道 されている。 しか し,多 くの男性は
まだまだ対岸 の火事 よろ しく,他 人事 として見ているよ
うだ。機 会を とらえて話 してみて も,「 難 しい事 ,関 係
ない」 と言 って,な かなか受け入れて もらえない状況が
続 いた。そ こで,と りあえず「 きっかけ」を作 ることを
考えた。それが この「 か るた」 だ。
5。 7・ 5の 字札は,ノ ー トに書 き留めていた メモか ら
作 った。絵札 のほ うは,い ろいろな「 つて」をた どって
や っと早川氏 (イ ラス トレー ター)に 頼む ことがで きた。
3年 がか りの作業が,や っと昨年 12月 末に完成 した。
コー ヒー 2杯 (500円 )で ,新 しい生 き方 が 見つけ ら
れ る。勿論 ,貴 方 自身 の努力 も不可欠だ。ひ とつ,今 年
は魅力ある男性に変身 してみ るの もいいのでは ないか と
思 う。
今,我 が家 の一部屋 が「 か るた」 に占領 されている。
私の寝 る場所がな くな り,子 供 の布団に潜 り込ん でいる。
最近 , この「 かるた」を新聞 で紹介 して もら ったので
少 しは売れ るか もしれない。 しか し,今 年中に 自室 で眠
れるかは定かではない。
頒 価 :500円 (送 料 250円 )松 香堂 で扱 ってい ます。
,
,
,
,
,
シテ ィ セ ミナーのご案内
「 高齢化社会・女性・ ネ ッ トワー ク」
フ ェミニ ス ト企画集団
本格的な高齢化社会を前 に して,豊 かな老 いを全 うし
たいとい うのが,み んなのねがいです。親を舅姑を夫を
看取 る女たち。介護す る人,さ れ る人,一 人で老 後を過
す人,誰 もが決 して孤独 にな らないよう,お 互いの情報
を交換 し合い支え合 う,そ んな連帯 の輪を拡げた い もの。
共に考え,す ぐにお役に立てるセ ミナーです。 こぞ って
ご参加 くだ さい。
3月 3日 (上 )「 今 こそ シニア同盟を !高 齢者 同士
介護者 同士 の 明 るい ネ ッ トワー ク作
り」
講師 中西豊子
■同時開催 寸劇
「 劇 で 見る シルバ ー用品 のい ろい ろ」
3月 17日 (土 )「 私 と高齢化社会一 介護体験 を通 して
視えて きた もの」
講師 村岡洋子
3月 24日 (土 )「 最期 の ときを考える一 ホ ス ピス・尊
厳死・末期 ケアをめ ぐって一」
講師 黒 田輝政
ところ :京 都市社会教育総 合セ ンター
,
京都市中京区丸太町通七本松西入 る
Tc1 075-802-3141
時 間 :3日 間とも13:30∼ 15:30
受講料 :1回 600円
ウイメンズ
¨
………… ……
==ア
「
第34号 1990年 2月 20日
ブ ックス
あ る限 りどの講座 で も自由に選べ る。 い つたん登録すれ
メ リ カ 通 信 ==
キ ャンパスには
中高年学生 がいっぱい
ば扱いは一般学生 とまった く変わ らず ,学 部 レベルなら
24単 位 まで,大 学 レベルなら 6単 位 まで,後 日正規入学
した際には取得単位数に含 めることがで きる。 もう一方
の EXTENSION
PROGRAMSに
して も, コンピュー
ターや コンサルテ ィング,マ ネジメン トな どの ビジネス
関係 の講座や セ ミナ ーは もとよ り,「 シングルたちの週
末 の集 い」
「 エ ミー・ルー・ ア トキ ンとともに」 と題す
る ワークシ ョップか らエ ア ロビクスや合気道 の実技講習
まで,硬 軟取 り混ぜ て内容 は実に幅広 い。
キ ャ リア変更を 目指す20代 後半以降 の女性 の留学 が増
えているとい う。
「 あなた もその クチですか」 と周辺の
多彩 な学生層 ,子 連れ学生 も
!
いずれにせ よ,思 い立 ったが吉 日。講座 スケジュール
ものは ,地 域に無料配
男性諸氏に半ば椰楡 されなが ら日本を後に して早 6カ 月。
(EXTENSION PROGRAMSの
子 ども 3人 を伴 っての渡米,し か も行 き先は一応 ロサ ン
布 され る)片 手に, ノ ックさえすれば大学 は間を開けて
ゼルス と決 まっては いた ものの,落 ち着 き先 のあてす ら
くれ るわけで,こ とこの柔軟 さと開放性 に関 しては,日
ない有様 で,無 謀 といえば これほ ど無謀な試みはないか
本 の大学は到底足元に及ばないのではないか と思 う。 こ
もしれない。実際 ,到 着当初 の数週間は,家 探 しを始め
ち らの大学 のキ ャンパスを歩 くと,意 気揚 々と教室へ と
各種手続 きに忙殺 され,何 度根をあげかけたかわか らな
急 ぐ中高年学生 の多い ことに 目を見張 らされ る。子連れ
い。
の母親,父 親 も決 して珍 しくはない。地域 に根差 し,意
欲 と目的意識に応 じて自在に学ぶチ ャンスを保障 してい
多彩な公開講座
る このシステ ムの存在 と決 して無縁 ではないだろう。
目標の大学院 入学 に した ところで, ビザ取得 の都合上
渡米時期が土壇場 になるまで決まらず ,ま った くお先真
キ ャンパス内のウイメンズ・ スペー ス
っ暗なまま。 と りあえずは カ リフ ォル ニア州立大学 ロン
最後に,ウ イ メンズ 。リソース・セ ンターについて少
グ・ ビーチ校 (CSULB)に 狙 いを定 めてキ ャ ンバ スを訪
し触れ てお きた い。Jヽ 教室 2つ 分 のスペ ース しかない小
ねた。すでに 7月 中旬 とあって,案 の定「 秋学期 の入学
規模なものだが,そ の活動は多岐 に渡 っている。セクシ
は無理」 と事務 局 では ニベ もない返事 である。 さすがの
ュアル・ ハ ラスメン ト,ア ル コール依存症 ,家 庭内暴力
ル ンルン気分 もこの一言でペ シャンコになって しまった。
で も,こ こで引 き下 が っては女がすた る !「 そ こを何 と
か」
「 だめな ものはだめ」 と押 し間答 のすえ,あ ち らの
窓 口,こ らちの窓 口とタライ回 しに され ,よ うや く公開
講座 サービスにた ど り着 いた。
CSULBの 公開講座 には,大 学 の正規授業に参加す る
OPEN UNIVERSITYと ,主 に資格取得を 目的 とした
別枠 の EXTENS10N(公 開講座)PROGRAMSの 2種
類がある。私 が利用 したのは前者だが ,「 大学 の講義 に
ついていけ る人」 とい うのが唯一の受講条件 で,欠 員が
ウー マ ンズ ・ リソ ース ・ セ ンタ ー
第34号 1990年 2月 20日
ウイメンズ
ブ ックス
などの問題に関す る ワークシ ョップや各種イベ ン トの主
筆者紹介
催,キ ャ リア・ カウンセ リング,情 報提供 ,パ ンフレ ッ
フ リーランス・ ライター,日 本女性学研究会会員。
トの発行等 々。
「 助けが必要な人をそれが得 られ る場所
へ とガイ ドす るのが大切な仕事」 とい うアシスタン トの
ひろは し みほ
現在 ,家 族 とともに ロスアンゼルスに在住。
共訳書『 か らだ 。私たち自身』 (松 香堂)
女子学生 の言葉通 り,常 時数人 いるスタ ッフは皆,ど ん
なささいな問い合わせに も親身 に対応 して くれる。壁一
面を占領 した本棚 に並ぶ図書や ビデオは もちろん貸 し出
しOKだ し,一 画に設け られた ウイ メンズ・ ラウンジで
コー ヒーを飲みなが ら気楽にだべ るもよし, ミーテ ィン
グをす るもよし。1日 の利用者は常連 さんも含めて40人
ほ どだそ うだが,約 3万 3千 人に上 る学生 の53.5%が 女
性 である ことを考 えれば,意 外に もまだまだ知 る人ぞ知
る存在 の ようだ。
『 女 た ちの ア ジア』英語版 に寄 せて
松 井 やより
このほ ど『 女たちのアジア』 (岩 波新書)の 英語版が出版 され ま した。 ウイメンズブ ックスの会員で
もある著者 の松井や よ りさんに出版に際 して,ご 本人の メッセージを寄せていただ きま した。
日本の女性が書いた英語 の本 がまだまだ少ない現状に対 して,こ の本は 日本そ して アジアの女性理解
の一助になるものと思われ ます。
深 い苦 しみの中で強 く美 しく生 きるアジアの女たちの肉声を伝えたい と書いた『 女たちのアジア』 (岩 波新書)の 英
語版「 Women's Asia」 が このほ ど ロン ドンの ZED B00KSか ら出版 された。
『 女性解放 とは何か』 (未 来社)の 韓国
語版 が ソウルで知 らぬ間に刊行 されていたのに続 いて,私 の本が翻訳出版 されたのは 2冊 日だが ,ス リランカの友人
が この出版社に紹介 して くれたのだ った。同社の第二 世 界女性 シ リーズの本を読んで感動 していたので,願 って もな
い話だ った。
翻訳は ,試 行錯誤 の末 ,私 が まず テープに訳 して吹 き込み ,学 生時代か らお付 き合い している 日本在住の米国女性
ベテイ・ ス ウエ イ ン夫人が正確な英語に訂正 しなが ら タイプに打つ方法を とった。
「 こ うい う本は欧米の女性 も読むベ
きだか ら」 とボ ランテ ィアで引 き受け て下 さったのだ。 アジアの女友だちの協 力な しにあの本は書けなか った し,彼
女の助力な しには英語版は出なか った と思 う。 シスターフ ッ ドに心か ら感謝 している。
「 この本は 日本の豊か さが アジアの女性たちの暮 ら しを貧 しくしている責任を告発 している。朝 日新聞の当時唯一
人の女性特派員に よる,ベ ナジール・ プ ッ ト首相や
コ リー・ アキ ノ大統領が誕生 した80年 代の個人的で
感動的な証言 ……。 このす ぐれた調査 ジ ャーナ リズ
ムの書は アジアの女性の多様性 と絶望 と勇気を語 っ
ている」― 出版社が裏表紙に載せてい る宣伝文は面
映ゆいが,日 本の女性が書いた英語 の本は まだ少な
いので重宝なのだ ろ う。原文になるべ く忠実な平易
な英文に してあ り,外 国人だけ でな く,学 校や女性
グループなどで英語の学習に利用 して頂ければ,南
北問題を考える「 開発教育」に もなると思 う。
Zed B∞ks Ltd:London
価格 12 50 USド ル
7.95ポ ン ド
松香堂で も扱います。
近 日入荷予定。予約受けつけます。
ウイメンズ
第34号 1990年 2月 20日
ブ ックス
載
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ミニ コ ミの 女 た ち
第 31回
<日 米女性 ジャー ナル >
日米女性情報センター
ホーン川嶋 璃子
‖
フランスに 5年 ,ア メ リカに12年 滞在 し,そ の間帰国
るか」「 父親像 の変遷」 に続 いて,「 男の解放」
「 メンズ
す るたびに ,「 女性 の地位に関 しては, 日本は まだ後進
・ グループ」を掲載予定 である。
国」 と感 じて きた。 また,情 報 の国際化 の時代なのに
この 2年 間, 1人 で全部 して きた。全部 とい うのは
情報収集 か ら始 ま り,ジ ャーナルの内容編集 ,イ ンタビ
,
海外での女性問題 ,男 女問題 ,家 族問題な どになると
,
,
や っと日本 の社会は,女 性を機軸 に大 きく変わ りつつあ
ュー (私 自身が最 も楽 しんでいるのが これ ),記 事・論
文書 き,英 語論文 の翻訳 ,さ らには ワープ ロ打ち,最 後
る。そ こで,女 性 の視点か らとらえ,女 性に焦点を当て
に レーザ ープ リンターで打ち出 した版下 の準備 までの一
た国際的情報提供が必要 ではないか と考え, 2年 前 に本
誌の創刊へ と踏み切 った。間 もな く第 7号 の発行へ とこ
切が っさいである。最後 の印刷だけは 日本 で している。
昨年秋 には,と うとう,ス トレスが蓄積 して胃の調子が
ぎつける。
悪 くな った。
意外 と, 日本に的確に伝わ っていない と感 じて きた。今
アメ リカを 中心に,女 性運動 の動向,家 族 の変化 ,男
別に 1人 です ることを モ ッ トー と してい るのではな
女関係 の変化 ,労 働問題,教 育問題などについて,体 系
く,チ ームを組みたいのであるが,購 読料 は 印刷代 と雑
的,分 析的 に報告することを 目的 とし,時 事問題 ,理 論
的分析 ,イ ンタビュー,デ ィスカ ッシ ョン,統 計資料等
費を カバ ーす るのみで,人 件費 まで出ない状態 であるし
援助・ 協力者 もこれ までの ところ出現 しないため, 1人
を掲載 してい る。女性運動 の指導者 ベテ ィ・ フ リーダン
で悩み , 1人 で頑張 っているわけ である。
の ビジ ョン, ウェルズ リー女子大 の学長 が語 る女子大の
,
東京事務所を担当 しているのは,73歳 になった我が母
役割,離 婚家庭 の世界的権威 ジュデ ィス・ ワラーステイ
親 と,友 人興及芳子 さんの 2人 である。印刷 の面では
ンのイ ンタ ビューなどは特に面 白か った。
日本経済評論社 の入江友子 さんの協力を頂 いている。
,
しか し,女 性問題 の態様 ,運 動 の展開,問 題解決の模
“
女性 の国際的情報 ネ ッ トワーク"と い う大 きな構想
索 ,政 策 は 国に よって大 きく異なるので,ア メ リカ以外
の国の動 きも掲載 している。な るべ く,そ の国の女性に
不足である。協力者が現れ ることを期待 してや まない。
よる情報 を , とい う方針 であ る:こ れ まで,「 ス ウェー
また,資 金確保 のために も,販 路拡大に読者 のご協力を
デ ン特集」
「 イ ン ドの女性」を掲載 したが,次 号では「 イ
お願 い したい。
タ リアの女性運動」を予定 している。
男性学 , メンズ・ リベ レーシ ョン運動 の紹介に も力を
入れている。 アメ リカで もJヒ 欧で も,女 性が多 く変化す
を成功 させ るには,今 のままでは何 とも人手不足,資 金
購読
3号 分,6900円
申 し込み先
(送 料込み)
〒156東 京都世 田谷区上北沢卜 1"8
03-302-5020, 03-469-5604
るなかで,男 性 が変化 しない ことが,職 場 ,家 庭 ,男 女
郵便振 り込み 東京3-369960
関係のス トレスを高めてお り,男 性をいかに変えてい く
松香堂 で も扱 っています。頒価
一部 2300円
ようこ カ リフ ォル ニア在住
か,あ るいは男性がどのように変わ ってい くかが,平 等
ホー ン・かわ しま
社会へ の歩 みの健 で もあるか らだ。
「 男は どう考 えて い
著書『 女たちが変えるアメ リカ』 (岩 波新書)他
第34号 1990年 2月 20日
ウイメンズ
ブ ックス
…… …
「: 現在 ウイメンズ ブ ックス トアで扱 っている
L.… _… _… …
(第 33号 発行後 に入荷 した もの)
「 れ組通信 No.32-東 大 フェ ミニズム講座 〔レズビア
ン・ フ ェ ミニズム〕発言抄録」
れ組 ス タジオ東京 1989年 H月 400円
「 れ組通信 No.33-序 章 と終章一投函 された ラヴ レ
ターか らほか」
「 れ組通信
No.3鋼
1989年 12月
W J W
1990年 1月
12月
400円
春 に よせてはか」
400円
号一特集― コ ミュニケーシ ョンー 私をひ ら
1989年 12月 567円
いま"」
1月 号一特集― フ ェ ミニズムの “
1990年 1月
567円
「We 2・ 3月 号一特集一教育 の中の性差別」
1990年 2月 567円
「婦人通信 12月 号一志なかばで逝 ったあなた 女 の百年
― アメ リカほか」
日本婦人団体連合会 1989年 12月 250円
1月
号―「 親 の顔がみたい」 と思 った りする
「 婦人通信
社会常識 のない社会人 もいて…ほか」1990年 1月 250円
「 婦人通信 2月 号一壁 のな くなった東 ドイ ツで…ほか」
1990年 2月 250円
「 婦人通信 12月 号一『 性的 いやが らせ』全国 ア ンケー ト
運動ほか」
社会主義婦人会議 1989年 12月 300円
「婦人通信 1月 号―座談会一『 性暴力犯罪』 と女たちは
か」
1990年 1月
300円
「 月刊 家族第46号 ― 特 集 ・夫婦別姓はイバ ラの道 ?ほ
か」
1989年 12月
200円
「 月刊家族第47号 一 新春対談 。駒尺喜美 &中 村隆子―
2000年 は女性解放 の年 ?ほ か」 1990年 1月 200円
「 野合 (愛 と性 について考える ミニ コ ミ)Vol.15」
1989年 H月 200円
1990年 1月 200円
「 野合 Vo:.16」
「行動す る女 No.39-都 立高校は男女同数定員にせ よ
ほか」
行動す る女たちの会 1989年 10月 200円
「 行動する女 No.40-都 立高校は男女別定 員枠は外す
なほか」
「 ち ょ 。ち ょっと待 って !夫 婦別姓―婚外子差別は どう
なるの ?」
婚外子差別 と斗 う会 1989年 H月 500円
No.3C‐ セクシュアル・ ハ ラスメン ト
おんなの叛逆
「
1989年 12月 250円
許すな性暴力」
たちの
3年
りたい
らせたい
一検証・ 均等法
知
女
知
「
シンポジウム報告集」
労基法改正 と真の男女平等をめ ざす大阪連絡会
1989年 ■1・ 12月
200円
「 行動する女 No.41-'89行 動す る女が選 ぶ女性差別功
1990`■ 1月 200円
労賞 ペス ト5ほ か」
「 シネマジャーナル No.13-特 集一東京国際映画祭」
テス企画 1989年 12月 500円
「女性 まちづ くり会議・ 報告書 No.12-身 近な環境間
題・ 都市問題を女性解放 の視点か ら見直す とはか」
1989年 冬 100円
「 性 と平等 16号 ― ラ・ レーチ ェ・ リー グの話ほか」
1989年 H月 300円
「 わた したちの見たフ ィリピンー平 和 と解放を求め,統
一 して闘 う女性たち」
フ ィ リピン訪間・ 友好 と連帯の会 1989年 H月 600円
1989年 H月
300円
「 れ 。ふあむ No.22」
女性問題研究会 1989年 3月 500円
「 地方議会議員 (京 都 )の 女性施策 に関する意識調査報
女性会議・ 京都 1989年 H月 2000円
告書」
「 日米女性 ジャーナル No.← 法学界 におけ る女性指導
者 としてはか」 日米女性情報 センター 1989年 2300円
「社会運動 117-特 集一 アジア・ フェ ミニズムの胎動」
1989年 12月
500円
「 韓 国女性問題資料集 5-ケ グジ ャ ンイ オ リニパ ン
(わ んば くっ子の部屋 )」
在 日韓 国民主女性会 1989年 7月 300円
「 韓国女性問題資料集 6-人 々の胸 に統 一 の 火花を」
1989年 12月
300円
ちいきと うそ う12月 号― 反原発 と母性 と障害
ロシナンテ社 1989年 12月 618円
者」
「 月刊 ちいきとうそ う 1月 号― スクール ハラス メン ト
ロシナンテ社 1990年 1月 700円
を追 う !」
「 Cr通 信 秋号一特集 資格を問 う」
主婦 の再就職 センター 1989年 10月 200円
「年報 女性 と男性 1号 一 スウェーデ ンの結婚 と家族ほ
か」
関西女性学研究会 1989年 12月 1200円
コン
テス ト NON!一 全国3382市 町村 ミス・ コ
「 ミス・
ンテス ト実態調査資料」
「 月刊
堺市女性団体連絡協議会 1989年 12月 2000円
「女子教育 もんだい No.41-特 集 性 と政治」
1989年 秋 910円
「 あごら146号 一沖縄 を犠牲に した安保 の上に眠れ ます
か」
1989年 H月
680円
「 あごら147号 ― セ クシュアル・ ハ ラス メン ト 福岡か
1989年 12月 400円
らの報告」
上原秀剛 1990年 1月 500円
「女性学 かるた」
「吉岡 しげ美・ アンソロジー 現代 日本女性詩人 と与謝
野晶子 を歌 う」 (カ セ ッ トテープ) 1989年 2700円
「 緊急報告 ち ょっと待 って !『 中絶 で きる時期の短縮』
―女か らの発言― 」
女の人権 と性実行委員会 1989年 12月 500円
「緊急報告 2 ど うなる『 中絶可能時期 の短縮』」
1990年 1月
500円
ウイメンズ ブ ックス
=書
評
第34号 1990年 2月 20日
=
半分 こ〕イ
『 男 と女 で 〔
育時連 (男 も女 も育児時間
:
二 世 代前 は 見合 い結婚 が主 流 だ った。 今 ,寡 黙
は ,(ま った くあ た り前 の こ とだ が )50年 もすれ
うものは後生大事 に守 る ものでは な く,ま た守 り
`
専業主夫 が新 聞 の ネ タに な る時 代 だ。 会社 の上
わ が 子可愛 いや "を あ か らさまに
す ほ どに男が “
"の
して
人
域 を脱
単 なる “
珍 しい "部 類 に到達 し
メ
ンズ
リブ育時連 が ,働 きなが ら月
「 日本 の元祖
上記の書評欄へ投稿をお待ち してい ます。
女性 の 日で見直 した鋭い批評や,視 点を変えた
ユニークなものをお寄せ ください。
400字 詰原稿用紙に 2枚 ,900字 前後 です。住所
Ttti壇 量
電
軍
よ
冒
冤
燿
績
装
t
暑
雰
与
裏
世iI『 霜
稿
募
看
「 あなたの情報 。私 の情報」 とコラム「 私 の出
会 った本」をあなたの主張,伝 えたい こと,知 っ
て欲 しい本,御 意見等 に御利用 くだ さい。 600字
』 [讐 I[i:i][量 ][[i[[「 曇[】 ]
合 で短 くすることがあ ります。
宛先は 602京 都市上京区下立売通西洞院西入
松香堂書店「 ウイメンズ ブ ックス係」 です。
上記両方 とも次号の締切 りは 1990年 4月 20日 。
編 集 室 か ら
◎ '90年 代 の幕開け です。 '80年 代当初 か ら女性の本を追
いかけて きた本誌か らも,年 を重ね るご とに女性の発
言力 と行動力が増 して きた ことが実感 で きます。今後
とも,会 員の皆様 の一層 のご支援を よろ しくおねがい
します。
◎本年最初 の号は女性たちを縛 ることの多か った苦難 の
時代を可烈 に生 き抜 いた女性たちの「 自伝・評伝」を
‐
特集 しました。
◎本号 にはアメ リカか らの寄稿が二稿あ ります。 どちら
も国際 フ ァックスで受信 しました。本 の注文や投稿に
ど うぞ フ ァックスを ご利用下 さい。
FAX:075-441-6905
◎次号は 5月 20日 発行 の予定 です。
(木
下明美)
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