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H26.5.12
三良坂小学校
№3 文責 栄養教諭 三上 千富
5月は春も夏も体験できる季節の変わり目です。新しい生活にも
慣れ始める反面,疲れもたまる頃です。「早寝早起きしっかり食
事」で疲れもふきとばしていきましょう。
この時期にもいろいろな郷土に伝わる料理やおやつがあります。
ぜひおうちでも買ったり,作ったりと経験してみたください。郷土の
料理やおやつは,その土地と季節にぴったり合うようにうまく考え
られています。
柏餅(かしわもち)
こどもの日(端午の節句)のお供え物として,5月にはいると
作られていました。
本来のかしわの葉は,新芽が育つまでは古い葉が落ちない
ことから,「子孫繁栄(家系が途絶えない)」という縁起を
かついだものとされます。
広島県の県北では,かしわの葉が自生していないことから
サルトリイバラの葉で作られています。
もち米の粉をねって団子にした中に餡を包み葉にはさんで
蒸して作ります。
サルトリイバラの葉
よもぎ餅(草もち)
春先によもぎの新芽をつんでアクぬきしたものを
おもちに混ぜてつきこみます。
よもぎはアクの強い草なので,新芽の柔らかい
うちに早くつまないとにがくなるので,いそが
すために「へびを見るまでによもぎをつむ」と
言われます。へびが出るほど暖かくなるまでに
早くよもぎをつもうということですね。
よもぎ
ちしゃもみ(かきちしゃの酢みそ和え)
昔は,田植えの時期が今より遅く,6月に入る頃でした。そのころちょうど畑で取れる
ちしゃがおいしくなり,かるくもんでアクをしぼってから酢みそで和える「ちしゃもみ」を
食べていました。
同じちしゃもみでも,ちしゃだけを和えるところと
焼きさばを手で小さくほぐしてまぜるところ
しらすぼしを入れてあえるところ・・・とその
地域の特徴があり,その地域ならではの
おいしいちしゃもみが味わえます。ドレッシングや
マヨネーズではないちしゃ(レタスの仲間)
の料理です。
郷土料理というと
むずかしく考えてしまいますが,ふつうに食卓に
並んでいるものもたくさんあります。
名前がちょっと違うだけでよく食べているものも・・・
こどもたちは料理の名前を知らずに食べているものが多
いので,名前も教えてあげながらの食事はどうでしょう。
たけのこと山菜のもぐり寿司
5月になると気温も上昇し始め,山に緑が増えてきます。
たけのことわらび,ぜんまいやしいたけなどの山菜を
甘辛く炊いて酢飯に混ぜ,もぐり寿司を作っていました。
このように具材を混ぜ込むことを『もぐる』と言います。
地域によっては,『もぶる』というところもあるそうです。
アスパラガスのベーコン巻き・フライ・ピラフ
全国では広島県は12位の出荷量ですが,
県内では三次・庄原・北広島が生産量の
ほとんどを占めています。
アスパラ料理もこの季節の県北のふるさとの
料理と言えますね。
ピラフは,炒めたベーコンとアスパラガスに
しっかり塩コショウしてから固めのご飯と混ぜる
だけでできる簡単料理です。
鮎料理
6月がくると鮎漁の解禁です!
そうなると三次の鮎はまた絶品です。
これも大きな川のある三次ならでは
のふるさとの料理です。
塩焼き・鮎ご飯・鮎そうめん・うるか・
甘露煮などたくさんの料理になります。
6月1日には三次
の鵜飼も始まり
ます。
かきちしゃ
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えて応募してく
ださい。