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各都道府県の状況 - 全国地方銀行協会

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〔各都道府県の状況〕
【北海道】(道銀地域総合研究所)
現在の景気:回復に向けた動きとなっている。
3か月程度の見通し:消費税増税に伴う駆込み需要の反動減が予想される。
個人消費:持ち直しのテンポが高まっている。1月の大型小売店販売(店調前)は、前年比
2.3%増と6か月連続で増加。百貨店販売が前年比1.6%増、スーパー販売が2.5%増加。な
お、2-3月は高額商品に加え、日用品など幅広い品目に消費税増税前の駆込み需要がみら
れた模様。2月の道内主要百貨店売上高は前年比5.8%増加。乗用車販売(軽含む)は、前
年比28.8%増と8か月連続で増加。
住宅建築:弱含み。2月の住宅着工戸数は前年比11.6%減と2か月連続で減少。消費税増税
前の駆込み着工による反動減などから持家、貸家、分譲住宅いずれも減少。4-2月累計は
前年同期比1.3%減少。
設備投資:持ち直し基調。足許では、新規出店・改修を積極的に行っている小売業などで持
ち直し基調。法人企業景気予測調査(1-3月期)によると、2013 年度下期のソフトウェア
を含む設備投資計画(全産業)は前年同期比 5.1%増と上期着地見込み(10.0%減少)と比
べて伸び率が改善する見通し。
公共工事:持ち直し基調。2月の公 共 工 事 請 負 額 は 前 年 比 2 5 . 9 % 減 と 2 か 月 連 続 で 減 少 。
4-2月累計は前年同期比 20.5%増と持ち直し基調。2月は工事発注量が少ない月に該
当する中で、前年同月にあった大型発注の反動減が出た格好。
輸出:拡大。2月の道 内 通 関 輸 出 額 は 前 年 比 4 1 . 4 % 増 と 2 か 月 ぶ り に 増 加 。北 米 向 け が
好調な自動車部分品が前年比 86.2%増加、韓国向け揮発油が全増した石油製品が 4.8
倍、パナマ向けが全増した船舶が 315 倍増加した。
生産活動:緩やかに持ち直し。1 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数( 季 調 済 )は 、前 月 比 2 . 9 % 上 昇 し
2か月連続で上昇。電気機械が低下したものの、輸送機械、金属製品、窯業・土石製品
が上昇。
観光:回復。国 内 客 が 中 心 と な る 2 月 の 来 道 者 数 は 、前 年 比 0 . 4 % 増 と 2 4 か 月 連 続 で 増
加。外国人入国者数(速報値)は前年比 29.2%増と 13 か月連続で増加。国内客は関東
地方の大雪による航空便欠航の影響で伸び悩んだものの、海外客は春節休暇期間と重な
ったアジア客を中心に好調。
雇用情勢:持 ち 直 し の テ ン ポ が 高 ま っ て い る 。 2 月 の 有 効 求 人 倍 率 ( 常 用 ) は 、 前 年 比
0 . 1 7 ポ イ ン ト 上 昇 し 0 . 8 2 倍 と 4 9 か 月 連 続 で 上 昇 。新 規 求 人 数( 常 用 )は 前 年 比 9 . 0 %
増加。
(トピックス)
○北海道経済産業局が発表した「2013 年北海道の工場立地動向調査結果(速報)」による
と、立地件数は前年比 45.3%増加し 109 件と都道府県別で3位。面積は 71.6%増加し
800.5ha と過去最高を更新(都道府県別1位)。再生可能エネルギー固定価格買取制度を
活用したメガソーラーの立地が相次いだ電気業が全体を押し上げ。電気業を除くと、立地
件数、面積とも微増にとどまっている。
<主要産業の動向 −北海道− >
○公共工事:国土交通省が発表した 2014 年度一般公共事業予算(事業費ベース)の新規事業
として、「国際バルク戦略港湾」に指定されている釧路港の整備に 28 億円が配分。戦略港
湾は、ばら積み貨物(バルク)の輸入拠点として機能を高めるべき港湾を国土交通大臣が特
定貨物輸入拠点港湾として指定するもの。整備により飼料穀物を積んだ北米からの大型船が
入港できるようになることから、物流コスト低減による道内畜産農家の競争力向上が期待さ
れる。
○観光:北海道が発表した 2013 年度上期(4-9月)観光入込客数調査結果によると、観光入
込客数(実人数)は前年比 4.5%増の 3,527 万人と景気の持ち直しに伴う観光需要の回復が
みられた。訪日外国人来道者数は 41.3%増の 53 万人と過去最高を更新。円高修正に加え、
国際定期便の新規就航による利便性向上を背景に好調に推移。なお、国別では台湾(20 万
人)が最多。また、2012 年 10 月に新千歳-バンコク直行便が就航したタイが最も高い伸び
率。
○製造業(鉱工業生産:1 月)
<主要業種の増減理由>
業種
鉄鋼
金属製品
一般機械
電気機械
輸送機械
窯業・土石
石油・石炭
パルプ・紙
食料品
季調値(前月比)
前月比増減の品目、背景
3.9%低下 ・一部工場で設備トラブルによる稼働停止があり普
通鋼棒鋼、鋼半製品が減産。
18.8%上昇 ・水産加工品の生産本格化に伴い食缶が増産。公共
工事需要で橋りょうが増産。
1.5%上昇 ・農業用機械が増産。
7.6%低下 ・スマートフォンの新モデル生産一服により無線通
信装置が減産。
21.3%上昇 ・北米向けが好調なことに加え、国内自動車向け需
要の増加から自動車駆動伝導装置が増産。
9.1%上昇 ・公共工事、民間建設需要が好調なことから生コン
クリート、プレストレストコンクリート製品が増
産。
3.0%上昇 ・灯油が増産。
2 . 4 % 上 昇 ・一部工場が定期修理明けで通常生産に戻ったこと
に加え、道外向け需要があった板紙が増産。
1 . 9 % 上 昇 ・飲料、冷凍水産物が増産。
【青森県】(青森地域社会研究所)
現在の景気:乗用車、住宅で消費税引き上げ前の駆け込み需要が続いている。全体としては
緩やかな持ち直しの動きが継続。
3か月程度の見通し:4月以降、駆け込み需要の反動が懸念される。
個人消費:乗用車は大幅な伸び。1月の大型小売店販売(確報値)は、百貨店が前年比 0.4%
減、スーパーが同 3.9%減となり、全体では同 3.1%減と、7か月連続のマイナス。2月の
乗用車販売は、普通乗用車が前年比 32.6%増、小型乗用車が同 11.4%増、軽乗用車が同
30.2%増となり、全体では同 24.6%増と6か月連続のプラス。
住宅建築:好調。2月の住宅着工戸数は持家が前年比6.3%増、貸家が同182.5%増、分譲
住宅が同37.5%増となり、全体では前年比56.6%増と12か月連続のプラス。
設備投資:25年度、製造業、非製造業とも3割程度増の見込み。日本銀行青森支店の県内企
業短観調査(3月調査)によると、25年度の設備投資はを当初計画を幾分下回るものの、製
造業、非製造業とも前年を3割程度上回る見込み。
公共工事:一進一退。2月の公共工事請負額は国、独立行政法人等が減少したものの、県、
市町村が大幅に増加し、全体では前年比 6.3%増と4か月ぶりのプラス。
輸出:足元減少。2月の県内通関輸出額は前年比 33.1%減と2か月連続のマイナス。鉄鋼
くず、一般機械が増加したものの、鉄鋼が減少したほか、船舶が全減となった。
生産活動:上向きの動き。1月の鉱工業生産指数(季調済)は前月比 11.0%上昇の 115.8。
パルプ・紙、食料品が上昇したほか、生産用機械、化学の大幅な伸びが全体を押し上げた。
観光:入り込み客数減少。2月の主な県内観光施設(35 使節)の入り込み客数は前年比 14.0%
低下と6か月連続のマイナス。県内宿泊施設(57 施設)の宿泊者数は同 1.8%減と、ほぼ横
ばい。
雇用情勢:改善の動きが継続。2月の有効求人倍率(季調済)は前月比 0.01 ポイント低下
の 0.77 倍。幾分低下したものの、5か月連続で 0.7 倍台と、改善の動きが継続している。
(トピックス)
○住宅関連大手の「飯田グループホールディングス株式会社」(本社東京都)など関連3社
の代表が県庁を訪れ、青森県六戸町の金谷工業団地へ大型木材加工施設の立地を正式に表
明した。県内のスギを使用した短板積層材(LVL)を製造する施設で、面積は 18.76 ヘク
タール、事業費は約 84 億円。原木消費量は年間約 12 万立方メートル、生産量は約6万
立方メートルで LVL 工場としては国内最大規模となる。今年4月に着工し、操業開始は
2015 年4月を目指している。
<主要産業の動向 −青森県− >
○リンゴ:消費地市場価格、高値続く。25 年県産リンゴの2月の県外出荷量は前年比 10.8%減
の2万 9,540 トン、前3か年平均の2月平均出荷量を 4.8%下回る水準となった。消費地市
場価格は全種平均で前年比 19.9%上昇、前3か年平均比 6.1%上昇の 295 円/㎏となった。
この結果、県外市場販売額は前年比 6.8%増、前3か年平均比では 3.3%増の 83 億 9,700
万円となった。
【青森県】(みちのく銀行)
現在の景気:県内の景気は、緩やかに持ち直している。
3か月程度の見通し:消費税増税による駆け込み需要(3月末まで)が一服したなかで、今
後その反動減や買い控えなどが危惧される。
個人消費:横ばい。1月の大型小売店販売額は、店調前が前年比2.1%減と4か月ぶりに、
店調後が前年比3.1%減と2か月ぶりに前年を下回る。一方、2月の乗用車販売(軽含む)
については、前年比24.6%増と6か月連続で前年を上回る。
住宅建築:上向き。2月の住宅着工戸数は、持家・貸家などが前年を上回ったことから、全
体で前年比56.6%増と12か月連続で前年を上回る。
設備投資:堅調。日本銀行青森支店の調査によると、2014 年度当初計画をみると、製造業・
非製造業ともに前年を下回る見通しにあるものの、引き続き高めの水準となっている。
公共工事:一進一退。2月の公共工事請負額は、国・独立行政法人などの発注が前年を下回
ったものの、県・市町村などの発注が前年を上回ったことから、全体では前年比 6.3%増と
4か月ぶりに前年を上回る。
輸出:一進一退。2月の県内通関輸出額は、青森港が前年比 6.3%増と4か月連続で前年を
上回ったものの、八戸港が前年比 35.0%減と2か月連続で前年を下回ったことから、全体
では、前年比 33.1%減と2か月連続で前年を下回る。
生産活動:一進一退。1月の鉱工業生産指数は、鉄鋼業、電気機械工業などが低下。一方、
生産用機械工業、化学工業などが上昇となる。全体では、季調済で前月比 11.0%増の 115.8、
原指数で前年比 5.7%増の 105.3 と、共に4か月連続で前年を上回る。
観光:横ばい。2月の観光入込客数は、主要観光施設(36 施設)が前年比 14.0%減と2か
月連続で、主要宿泊施設(57 施設)では前年比 1.7%減と 11 か月ぶりに前年を下回った。
雇用情勢:持ち直し。2月の有効求人倍率(季調済)は 0.77 倍で、前月比 0.01 ポイント
減、前年同月比 0.13 ポイント増となった。産業別新規求人数をみると、農・林・漁業、製
造業や複合サービス事業などが増加傾向となっている。
(トピックス)
○国土交通省が3月 18 日に発表した公示地価によると、青森県の全用途平均変動率は 4.1%
減で、全国ワースト3位の 45 位となった。また、地価公示の青森県代表幹事を務める不
動産鑑定士は、人口減少による土地需要の低下が価格下落の主因と分析しており、当面プ
ラスに転じる見込みはないとの見方を示した。
○4月からの消費税引き上げを間近に控えた3月、駆け込み需要がこれまでの高額商品から
日用品へ広がりを見せた。小売店では特設売り場を設けたり、独自の販促キャンペーンを
展開したりするなどして購入意欲をさらに高めようとする動きがみられた。
<主要産業の動向 −青森県− >
○リンゴ:青森県がまとめた 2013 年度産リンゴの販売価格(2月)によると、消費地市場価
格は1㎏ 295 円で、前年比 120%、前5か年中庸3か年平均比 124%と高値傾向が続いてお
り、品薄感を背景に入荷量が少なく、品質も良いことなどが価格を押し上げているとみられ
る。
○農業:青森県の農業産出額が、9年連続で東北1位となり、2011 年までの 10 年間の増加率
は全国トップと好調に推移している。多くの県が米価低迷などを背景に減少基調にある中、
1割近い伸びを達成した。
○漁業:八戸市水産事務所が3月6日まとめた、2月の八戸港の水揚げ実績によると、数量は
前年同期比 25%増の 4,157t、金額は同 70%増の約 11 億 2,014 万円となった。船凍アオ
イカの水揚げが2月期としては、3年ぶりに 1,000t台と好調だったことや、マダラ・スケ
ソウダラが高値で取引されたことなどが要因である。
【岩手県】(岩手経済研究所)
現在の景気:緩やかな回復の動き。
3か月程度の見通し:緩やかな回復の動き。
個人消費:持ち直しの動き。2月の大型小売店販売額(調整前)は、全体では前年同月比0.3%
減と前年を僅かに下回った。大雪や低温の日が多く入店客が減少したことなどが影響してい
る。業態別では、百貨店は主力の衣料品が増税前の需要増で紳士物のスーツやコートなどが
好調であったが、婦人服が振るわず、身の回り品もアクセサリーやバッグ・靴など婦人物が
不振であったことなどから、全体では同0.8%減と前年を下回った。スーパーは主力の飲食
料品はほぼ前年並みであったが、衣料品が伸び悩み同0.1%減と前年並みにとどまった。ま
た、3月の乗用車販売(軽含む)は同16.7%増となった。新型車の投入効果や消費増税前の
駆け込み需要などが追い風となり、7か月連続で二桁の増加となった。登録車は6.4%増と
6か月連続でプラスとなった。車種別では、普通乗用車は同28.2%増と大幅な伸びであった
が、小型車は同7.2%減と前年を下回った。軽乗用車は新型車の販売が依然好調で同33.0%
増と8か月連続で大幅に増加した。
住宅建築:増加傾向。2月の新設住宅着工戸数は516戸、前年同月比11.0%(51戸)増とな
った。貸家は前年割れとなったが、持家と分譲住宅が前年を大幅に上回るなど、全体では3
か月連続で二桁の増加となっている。利用関係別にみると、主力の持家は同17.4%増、分譲
住宅は一戸建が同71.0%増となった。一方、貸家は同5.6%減と3か月ぶりに前年を下回っ
た。平成25年4月からの累計着工戸数は9,069戸、前年同期比19.8%(1,499戸)増と前年
を大幅に上回っている。
設備投資:足許増加。2月の建築着工床面積(非居住用)は、農林水産業用や卸・小売業、
飲食店・宿泊業は前年を下回ったが、製造業や教育・学習支援業が大幅に増加したことから、
全体では前年比 18.2%増と2か月ぶりに前年を上回った。
公共工事:増加基調。3月の公共工事請負額は 56,559 百万円、前年同月比 71.4%増となっ
た。県は減少したが、市町村や独立行政法人等がプラスとなったほか、国による大型発注工
事が全体を押し上げ、7か月連続で前年を上回った。25 年度の年間工事請負額は 481,530
百万円、前年度比 41.2%増と3年連続で前年を大幅に上回った。県は同 33.8%増、市町村
が 33.7%増、国が同 56.8%増となり、独立行政法人等も 124.0%増と前年を大きく上回る
など、震災復旧・復興関連工事の本格化で増勢が続いた。
生産活動:持ち直しに向けた動きが続く。1月の鉱工業生産指数は、102.2(季調値)と前
月比 6.3%上昇し、東日本大震災以降初めて 100 を超えた。はん用機械やパルプ・紙・紙加
工品などがマイナスとなったものの、電子部品・デバイスや食料品など主要 17 業種のうち
12 業種がプラスとなった。また、自動車関連や窯業・土石は引き続き高操業を維持してお
り、全体として持ち直しに向けた動きが続いている。
観光:減少。2月の県内主要スキー場の入込み客数は 248 千人、前年同月比 1.7%減となっ
た。昨年と同様休日の大雪の影響で、特に家族連れ客の入込みが低調となった。八幡平市な
どのスキー場は、祝日が飛び石になるなど3連休がなかったことや、前年に県境を挟んだ(秋
田県鹿角市)でスキー国体が開催され、競技者の練習で増加した反動減などが影響した。
雇用情勢:緩やかな改善。2月の有効求人倍率(季調値)は前月比 0.01 ポイント上昇し 1.10
倍となり、10 か月連続の1倍台と高水準を維持している。一方、正社員の有効求人倍率(原
数値)は 0.54 倍、同 0.04 ポイント減となり、2か月連続の低下となった。新規求人数(原
数値)は、前年同月比 3.0%減と3か月ぶりにマイナスとなった。主な業種では、建設業が
前年の反動で同 13.3%減、製造業は食料品や電子部品製造などが減少し 2.6%減となった。
卸・小売業はスーパーやホームセンターからのパート求人で前年を上回ったが、盛岡や沿
岸・県北地区で減少したことから全県では同 0.3%増の微増にとどまった。有効求人倍率は、
比較的高い水準を維持しているが、業種や雇用形態、勤務地などでミスマッチが依然として
多く、企業と求職者のマッチング対策が課題となっている。
(トピックス)
○岩手経済研究所が1月に実施した「いわて景気ウォッチャー調査」(回答数 100)による
と3か月前と比較した県内景気の現状に対する判断指数は 53.8 となり、前回 52.5 に比
べ 1.3 ポイント上昇し、景気判断の分かれ目とされる 50 を4期(12 か月)連続で上回っ
た。判断指数は堅調な水準を維持しており、県内の景気ウォッチャーは景気の現状につい
て改善の動きが続いているとみている。
分野別では家計や企業、雇用関連とも上昇した。家計関連部門では、住宅関連部門が復興
に伴う住宅着工や消費増税前の駆け込み需要で高水準が続いているが、小売や飲食関連で
は正月の帰省客が少なかったことや飲食の機会減少の影響などもあり、低調だったとの回
答が寄せられた。
○NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台となった三陸鉄道は震災から3年ぶりに北リ
アス線・南リアス線の全線が4月6日に開通した。全線開通により 14 年度乗客数は、前
年度から 33 万人以上増加の 83 万人を目指しているが、ブームは一過性となりがちであ
り、復興の起爆剤としてブームの知名度を活かしつつ、「復興応援ツーリズム」などによ
る観光面のほか、生活の足として鉄路を守るという初心に立ち返り、住民と行政が一体と
なった地域の活性化が期待される。
<主要産業の動向 −岩手県− >
○電子部品・デバイス:1月の生産指数は 63.5(季調値)と前月比 11.4%増となった。固定
コンデンサが増加したほか、スマートフォン・タブレット端末向け部品が堅調に推移したこ
とからプラスに転じた。
○輸送機械:1月の生産指数は 136.4(季調値)と前月比 19.0%増となった。機関部品が増
加したほか、完成車が消費増税前の駆け込み需要の高まりなどから高操業を維持し、全体と
してプラスとなった。
【岩手県】(東北銀行)
3か月程度の見通し:回復傾向。
個人消費:横這い。3月の乗用車販売は、普通乗用車で前年同月比28.2%の増加、小型乗用
車では前年同月比7.2%の減少となり、全体では6.5%の増加となった。軽自動車販売(貨物
車、その他含む)は、前年同月比25.6%の増加となった。1月の大型小売店販売(既存店)
は、百貨店で1.8%の増加、スーパーでは、4.1%の減少となった。
住宅建築:増加。2月の住宅着工戸数は貸家で前年同月比5.6%の減少、主力の持家で前年
同月比17.4%の増加、分譲で前年同月比71.0%の増加、全体で前年比11.0%の増加となっ
た。
設備投資:増加。2月の建築着工床面積(非居住用)は前年同月比5.5%の増加となった。
公共工事:増加。2月の公共工事請負金額は、前年比 16.9%の増加となった。
生産活動:回復の動き。1月の鉱工業生産指数(季節調整値)は 102.2 となり前月比 6.3%
の上昇となった。業種別指数での下落率の大きな業種は化学工業で、指数は 79.7 で前月比
9.2%減少している。上昇率の大きな業種は情報通信機械工業で、指数は 139.1 で前月比
43.8%上昇している。2月の大口電力使用量は前年比 0.3%の増加となっている。
雇用情勢:持ち直しの動き。2月の有効求人倍率(季節調整値)は 1.10 倍となり前月より
0.01 ポイント上昇。新規求人倍率は 1.65 倍となり前月より同ポイント。また、2月の雇用
保険受給者数は前年同月比 16.5%の減少となった。
【宮城県】(七十七銀行)
現在の景気:全体として景気は、震災復旧需要などに伴い経済活動は総じて高水準で推移し
ており、緩やかに回復している。77BI(暫定値:移動平均値)は前月比 0.3 ポイント低
下の 104.2 となったが、基調としては持ち直しの動きとなっている。
個人消費:総じて底堅く推移している。1月の宮城県消費動向指数(移動平均値)は、前月
比1.1ポイント低下の98.3となり、2か月ぶりに低下。大型小売店販売(店調後)は、前年
比0.1%減となり、前月に引続き減少。百貨店販売は、店調後で前年比0.9%減となり、2か
月ぶりに減少。乗用車販売は前年比22.6%増と6か月連続して増加。
住宅建築:震災に伴う建替需要を中心に増加している。2月の住宅着工戸数は、前年比2.4%
増と3か月連続して増加。利用関係別にみると、持家、分譲住宅が前年比減少したが、貸家
が前年比増加。
設備投資:2月の建築物着工(非居住用)は、床面積が前年比 43.2%減と前月に引続き減
少、工事費予定額も同 26.8%減と6か月ぶりに減少。
公共工事:震災復旧工事などから高水準で推移している。2月の公共工事請負額は、前年比
38.6%増となり、6か月ぶりに増加。発注者別にみると、国の機関は前年比減少したが、地
方の機関は前年比増加。
輸出:2月の輸出は、石油・同製品が減少したことなどから、前年比 10.1%減と 23 か月ぶ
りに減少。輸入は、原油が増加したことなどから、前年比 34.7%増と2か月ぶりに増加。
生産活動:持ち直しに向けた動きがみられる。1月の鉱工業生産指数は、生産用・業務用機
械工業が前月比マイナスとなるなど、前月比 1.5%マイナスと4か月ぶりの低下となったが、
前年比では、生産用・業務用機械工業がプラスとなるなど、前年比 3.4%プラスと3か月連
続で上昇。
雇用情勢:総じて改善しているが、労働需給のミスマッチが残存している。2月の有効求人
倍率(季調済)は、前月に比べて有効求人数が減少したことなどから、前月比 0.05 ポイン
ト低下の 1.26 倍となった。また、新規求人数を産業別にみると、前年に比べて建設業など
が減少。
(トピックス)
○県は、サッカーJ リーグ1部(J1)ベガルタ仙台が平成 25 年度に県内に与えた経済効
果は 23 億円に上るとの試算を発表した。入場料、交通費、飲食費などの直接効果は約 14
億円、直接効果から生じる各産業への波及効果は約9億円と試算した。年間来客数は 29
万 4,222 人(前年比2万 2,590 人減)で、東日本大震災があった平成 23 年に次いで少な
かった。
○仙台市は、平成 27 年3月に開催される国連防災世界会議のメーン会場となる新展示施設
の建設に着手した。総事業費は約 25 億 3,000 万円、同施設は 5,000∼6,000 人程度の収
容が可能であり、近隣の東北大学の施設も合わせると、一帯で約1万人規模の会議開催が
可能となる。同施設は仙台市青葉区の県スポーツセンター跡地に建設され、12 月に完成
する。
【秋田県】(秋田経済研究所)
現在の景気:緩やかな回復傾向にある。
3か月程度の見通し:消費増税後は弱含んで推移するものとみられている。
個人消費:増勢鈍化。1月の大型小売店販売(店調前、確報)は、飲食料品が前年比9.9%
減少、衣料品が5.6%減少し、全体では前年比8.8%減と5か月ぶりに減少。3月の乗用車販
売は、普通乗用車が前年比31.1%増と7か月連続で増加、小型乗用車が3.9%増と7か月連
続で増加し、全体では前年比15.6%増と7か月連続で増加。軽乗用車は前年比26.9%増と
8か月連続で増加。
住宅建築:減少。2月の住宅着工戸数は、持ち家が前年比12.5%増と13か月連続で増加、分
譲住宅が15.8%増と3か月連続で増加したものの、貸家が55.7%減と2か月連続で減少し、
全体では前年比6.7%減と4か月ぶりに減少。
設備投資:持ち直し。日銀短観(3月調査)によると、2013 年度の設備投資計画は、製造
業が前年度比 13.7%増加、非製造業が 0.6%減少、全産業では前年度比 7.8%増加。前回(12
月)調査と比較すると、全産業、製造業、非製造業いずれも上方修正。
公共工事:減少。3月の公共工事請負額は、国、県、市町村ともに減少し、全体では前年比
48.5%減と3か月ぶりに減少。2013 年度累計は前年度比 10.2%増加。
輸出:減少。2月の秋田船川税関支署管内通関輸出額は、マレーシア・韓国・ベトナム向け
の紙類および同製品、アメリカ・中国・スペイン向けの輸送用機器が増加したものの、タイ・
台湾・ベトナム向けの非鉄金属、韓国向けの非金属鉱物製品が減少し、全体では前年比 7.1%
減と8か月ぶりに減少。
生産活動:上昇傾向。1月の鉱工業生産指数(季調済)は、電気・情報通信機械、窯業・土
石製品、その他工業が低下したものの、はん用・生産用・業務用機械、パルプ・紙・紙加工
品、電子部品・デバイスが上昇し、全体では前月比 3.8%上昇し5か月連続で上昇。原指数
も前年比 12.9%上昇し5か月連続で上昇。
観光:低調。3月の県内の主要観光地や観光施設の入込みは、秋田デスティネーションキャ
ンペーン(10∼12 月)効果の剥落などから客足が伸びず低調。
雇用情勢:改善。2月の有効求人倍率(季調値)は前月比 0.02 ポイント上昇し 0.88 倍と、
16 年ぶりの高い値となった。新規求人数は前年比 10.4%増と2か月連続で増加。事業主都
合離職者数は前年比 55.7%減と3か月連続で減少。
(トピックス)
○3月 27 日、東北電力は、能代市大森山の能代火力発電所内に新たに3号機(出力 60 万
キロワット)を建設する計画を経済産業省に届け出た。早ければ 2016 年度に着工し、20
年度の運転開始を目指す。3号機は開発計画が立てられた 1981 年から事実上凍結されて
いたが、30 年以上を経てようやく動き出す。能代火力発電所は、石炭が燃料の発電所で、
1号機は 93 年、2号機は 94 年にそれぞれ運転を開始。出力はいずれも 60 万キロワット。
<主要産業の動向 −秋田県− >
○電子部品:2月の県内主要業者の生産額は前年比 26.5%増と6か月連続で増加。
○建設業:2月の県内主要業者の新規受注実績は、民間工事が前年比 91.0%減と減少したも
のの、官公庁工事が 275.0%増と大幅に増加し、受注総額は前年比 21.5%増と2か月ぶり
に増加。
※いずれの業種も、生産ならびに受注額は当研究所で実施している月次聞き取り調査(電子部
品:県内主要4社、建設業:同 12 社)によるもの。
【秋田県】(北都銀行)
現在の景気:足許は緩やかな回復の動きを示している。
3か月程度の見通し:先行き不透明ではあるものの、底固く推移する見通し。
個人消費:堅調に推移。1月の大型小売店販売(店調前、速報)は、一部の対象先の締日変
更が大きく影響したこともあり、全体としては前年比8.5%減と4か月振りに減少。3月の
乗用車販売は、消費税増税前の駆け込みもあり、普通乗用車が前年比31.1%増、小型乗用車
が3.9%増とともに7か月連続で増加し、全体では前年比15.6%増と7か月連続で増加。軽
乗用車は前年比26.9%増と8か月連続で増加。
住宅建築:増加傾向が鈍化。2月の住宅着工戸数は、持家が前年比12.5%増と13か月連続で
増加、分譲住宅も同15.8%増と3か月連続で増加したものの、貸家が同55.7%減と2か月
連続で減少し、全体では前年比6.7%減と4か月ぶりに減少。
設備投資:持ち直し基調。日銀短観(3月調査)によると、2013年度の設備投資は、全産業
では前年度比7.8%増と2年ぶりに増加の見込み。非製造業では同0.6%減と4年ぶりの減少
見込みながら、製造業では同13.7%増と2年ぶりの増加見込み。
公共工事:増加傾向。2月の公共工事請負額は、国で減少したものの、市町村や県で増加が
続き、全体では前年比 62.7%増と2か月連続で増加。2013 年度累計は前年度比 19.9%増加。
輸出:足許は減少。2月の秋田船川税関支署管内通関輸出額は、マレーシア・韓国向けの紙
類及び同製品、米国・中国向けの輸送用機器で増加したものの、タイ・台湾・ベトナム向け
の非鉄金属や韓国向けの非金属鉱物製品で減少し、全体では前年比 7.1%減と8か月ぶりに
減少。
生産活動:上昇傾向。1月の鉱工業生産指数(季調済)は、その他工業や電気・情報通信機
械で低下したものの、はん用・生産用・業務用機械やパルプ・紙・紙加工品で上昇となり、
全体では前月比 3.8%上昇し5か月連続で上昇。原指数は前年比 12.9%上昇し5か月連続で
上昇。
観光:低調な動き。最近の県内主要観光地や観光施設の客入りは、総じてみればほぼ前年並
みの水準ながら、冬場の閑散期でもあり、低調な動きとなった模様。
雇用情勢:改善傾向。2月の有効求人倍率(季調済)は前月に比べ 0.02 ポイント上昇の 0.88
倍と7か月連続で上昇。新規求人数は前年比 10.4%増と2か月連続で増加。
(トピックス)
○フィデア総合研究所の秋田県内家計消費動向調査(3月実施、回答世帯 334)によると、
消費指数は▲75.4(前期比 1.2 ㌽上昇)と小幅改善。今後の見通しは▲87.5(今回調査
比 12.1 ㌽下落)と大幅に悪化の見込み。当面の暮らし向きには先行き不透明感が窺える。
<主要産業の動向 −秋田県− >
○木材・木製品:2月の製材品の生産量は前年比 23.5%増と3か月連続で増加、出荷量は同
33.3%増と3か月連続で増加。原木の供給不足が解消しつつあり、この間、製品市況は高値
圏で横這いの状況が続く。
○酒造:2月の清酒の総出荷量は、全体では前年比 3.6%減と3か月ぶりに減少。特定名称酒
が同 8.9%増と8か月連続で増加した一方、主力の普通酒は同 8.7%減と2か月連続で減少。
【山形県】(フィデア総合研究所)
現在の景気:本県経済は、持ち直しの動きが続いている。
3か月程度の見通し:先行きは弱含みの傾向が見込まれる。
個人消費:緩やかに持ち直している。2月の大型小売店販売額(店調前)は前年同月比+3.2%
となった。3月の新車登録届出台数は前年同月比+12.0%であった。
住宅建築:前年の水準を下回った。1月の住宅着工戸数は前年同月比▲15.2%の234戸であ
った。着工別にみると、持家は+6.3%、分譲住宅は▲41.4%、貸家は▲46.1%であった。
設備投資:前年の水準を上回った。3月の普通・小型・被牽引貨物車登録台数は前年同月比
+25.2%であった。
公共工事:前年の水準を下回った。3月の公共工事請負金額は前年同月比▲14.1%であった。
輸出:前年の水準を大幅に上回った(酒田港輸出額)。2月の輸出額は前年同月比+42.1%
であった。
生産活動:持ち直し傾向にある。1月の鉱工業生産指数(季調済み)は前年同月比+11.6%
の 103.3 であった。また、前年同月比(原指数)は+11.6%の 95.1 であった。
雇用情勢:力強く改善している。2月の有効求人倍率は 1.16 倍であり、前月比±0 となっ
た。
(トピックス)
○フィデア総合研究所第 31 回「山形県内家計の消費動向調査」(3月調査分)。∼消費マ
インドは2期連続で若干ながら回復したものの、先行きは大幅悪化の見通し∼。
消費指数は、▲75.9(前期比 3.5 ポイント上昇)と、2期連続で若干ながら回復した。
内訳は景気判断指数が▲31.7(前期比 1.2 ポイント上昇)、暮らし向き判断指数が▲44.2
(前期比 2.3 ポイント上昇)で、いずれも2期連続の回復となっている。今後の見通しは、
消費指数が▲93.5( 今回調査比 17.6 ポイント下落)と大幅に悪化の見通しとなっている。
内訳は景気判断指数が▲41.9(今回調査比 10.2 ポイント下落)、暮らし向き判断指数が
▲51.6(今回調査比 7.4 ポイント下落)と、いずれも悪化の見通しとなり、景気判断指
数の悪化幅がより大きく見込まれている。
<主要産業の動向 −山形県− >
(平成 26 年3月中:1月時点の数値)
○電子部品・デバイス:弱い動きが続いている。平成 22 年を 100 とする生産指数でみて、前
年同月比+7.8%の 103.2 であった。
○はん用・生産用・業務用機械:5か月連続で前年の水準を上回った。平成 22 年を 100 とす
る生産指数でみて、前年同月比+13.0%の 86.2 であった。
○食料品:足踏み感がみられる。平成 22 年を 100 生産指数でみて、前年同月比▲1.1%の 97.7
であった。
○情報通信機械:7か月連続で前年の水準を上回った。平成 22 年を 100 とする生産指数でみ
て、前年同月比+46.3%の 115.7 であった。
○輸送機械:前年の水準を上回っている。平成 22 年を 100 とする生産指数でみて、前年同月
比+17.7%の 117.5 であった。
※生産指数は季節調整済指数
【山形県】(山形銀行)
現在の景気:着実な持ち直しの動きとなっているものの、先行きについては増勢鈍化の兆し。
3か月程度の見通し:弱含みとなることが予想される。
個人消費:底堅く推移。2月の大型小売店販売(店調後)は、全体では前年比2.9%増で、
2か月ぶりのプラス。また、3月の乗用車販売は、前年比5.3%増で7か月連続のプラス。
5ナンバー車は6か月ぶりに前年比マイナスに転じたものの、3ナンバー車は引き続き二ケ
タ台の増加率となった。また、軽自動車も前年比プラスが続いている。
住宅建築:足もと再び増加。2月の住宅着工戸数は、前年比36.6%増で、2か月ぶりにプラ
スに転じた。主力の持ち家が6か月連続でプラスとなっているほか、貸家、分譲住宅、給与
住宅がいずれも前年を上回り、2月の着工水準としては2007年以来6年ぶりの高水準に。
設備投資:緩やかに増加。2月の建築着工床面積(非居住用)は前年比 59.2%増で2か月
ぶりのプラス。工事費予定額は前年比 111.4%増で、4か月連続のプラス。
公共工事:増勢鈍化。2月の公共工事請負額は、前年比 45.0%減で 22 か月ぶりのマイナス。
県の発注工事が3か月連続で前年を上回ったものの、国が2カ月連続で前年を下回ったほか、
市町村も2か月ぶりに前年比マイナス。
輸出:持ち直している。2月の酒田港通関輸出額は、前年比 42.1%増となり、5か月連続
のプラス。
生産活動:持ち直している。1月の鉱工業生産指数(季調済)は、全体では 104.2 で前月比
0.9%上昇。電子部品・デバイスやプラスチック部品などの上昇により、小幅ながら2か月
連続のプラス。原数値では前年比 11.6%上昇し、5か月連続のプラス。
観光:緩やかな持ち直しの動き。2013 年 10∼12 月における県内宿泊者数(延数)は前年比
5.1%減。ただし、観光目的の客が 50%以上の宿泊施設のみ月別にみると、10 月は同 7.5%
減となったものの、11 月は同 7.3%増、12 月は同 2.8%増に。
雇用情勢:回復。2月の有効求人倍率(パート含む一般・季調値)は前月比横ばいの 1.16
倍で6か月連続のプラス。2002 年9月以来の高水準を維持。
(トピックス)
○経済産業省が発表した、2013 年(1月∼12 月)の工場立地動向調査によると、県内の工
場立地件数は 22 件となり、東北では4位、全国では 33 位となった。前年の9件に比べ
ると倍増しているが、太陽光発電などの電気業が半数の 11 件を占め、その他は食料品が
3件、金属製品と電気機械がそれぞれ2件などとなった。
○JR東日本は、山形新幹線つばさの外装デザインを一新すると発表。山形市出身の工業デ
ザイナー・奥山清行氏がデザインを担当し、4月下旬から順次車両を塗り替える。また、
7月からは、土日休日を中心に、山形新幹線を改造し、お座敷指定席や足湯を設けたイベ
ント列車「とれいゆ」を運行することを発表。
<主要産業の動向 −山形県− >
○電子部品・デバイス:1月の鉱工業生産指数(原数値、以下同)は、前年比 7.8%増で 10
か月ぶりに前年比プラス。内訳をみると、半導体素子が同 1.7%減となったが、電子部品が
同 11.7%増と 11 か月ぶりにプラスに転じたほか、集積回路も同 8.1%増。
○はん用・生産用・業務用機械:1月の鉱工業指数は、前年比 12.9%増で5か月連続の前年
比プラス。内訳をみると、金型が同 81.2%減となったが、産業機械が同 36.2%増、電子部
品製造装置が同 2.1%増。
○情報通信機械:1月の鉱工業指数は、WindowsXP のサポート期限切れによる買い替え需要の
増加などから、前年比 46.2%増となり7か月連続で前年比プラス。内訳をみると、電子計
算機・同付属装置が同 59.0%増、通信機械機具が同 34.7%増。
○輸送機械:1月の鉱工業指数は、自動車部品を中心に前年比 17.8%増となり、5か月連続
の前年比プラス。
【福島県】(とうほう地域総合研究所)
現在の景気:投資動向などが依然として高い水準にあることに加え、生産活動が持ち直して
きたことなどから、全体では回復の動きが続いている。
3か月程度の見通し:公共投資や住宅建築、設備投資が堅調に推移することなどから、県内
景気は緩やかな回復の動きを続ける見通しである。
個人消費:横ばい。1月の県内大型小売店の販売額(全店舗ベース)は、合計で205億87百
万円(前年同月比+1.7%)と9か月連続で前年を上回った。2月の乗用車新車登録台数(ナ
ンバーベース)は、合計で8,377台(前年同月比+22.3%)となり、6か月連続で前年を上
回った。2月の消費者物価指数は、総合指数(福島市、平成22年=100)でみると、100.8
と前月比で+0.3%、前年同月比では+1.8%となった。個別企業の販売動向をみると、1月
の家電量販店の売上高は、消費増税前の駆け込み需要もあり、エアコンや冷蔵庫、洗濯機、
パソコンなどが前年を上回ったことから、合計では前年を10%ほど上回った。1月のホーム
センターの売上高は、エクステリアなどが前年を上回ったものの、家電製品やレジャー用品
などが前年を下回ったことから、合計では前年をわずかに下回った。
住宅建築:増加。2月の県内新設住宅着工戸数は、1,631戸(前年同月比+44.6%)と4か
月連続で前年を上回った。主な利用関係別にみると、「持家」が659戸(同+15.2%)と9
か月連続、「貸家」は874戸(同+140.1)と3か月連続でそれぞれ前年を上回ったが、「分
譲」は90戸(同▲48.9%)と2か月連続で前年を下回った。
設備投資:増加。1月の建築着工(民間・非居住用)は、棟数が 171 棟(前年同月比+2.4%)
と2か月連続、工事費予定額が 144 億 60 百万円(同+17.4%)、床面積が 130,101 ㎡(同
+71.5%)と3か月連続でそれぞれ前年を上回った。
公共工事:横ばい。2月の公共工事前払保証取扱は、件数が 376 件(前年同月比▲ 10.6%)
と3か月ぶり、請負金額は 266 億 77 百万円(同▲ 18.2%)と2か月ぶりでそれぞれ前年を
下回った。一方、保証金額は 122 億 94 百万円(同+311.8%)と2か月連続で前年を上回
った。
輸出:増加。2月の小名浜港通関輸出額は、通信機などが増加したことから、全体でも前年
比+52.0%と増加した。
生産活動:上昇。1月の鉱工業生産指数は、99.7(季節調整値)で前月比+4.9%と5か月
連続で前月を上回るとともに、原指数が 91.4 で前年同月比+14.4%と5か月連続で前年を
上回った。業種別の季節調整値をみると、「木材・木製品工業」(前月比+33.5%)など
13 業種で上昇し、「非鉄金属工業」(同▲ 19.9%)など5業種で下降した。
観光:横ばい。11 月の県内3地区(福島、郡山、会津若松)の温泉旅館利用者数は、前年
比+5.2%と2か月ぶりで増加した。
雇用情勢:横ばい。2月の新規求人倍率は、季節調整値が 1.92 倍(前月比+0.13 ポイント)、
原数値が 1.90 倍(前年同月比+0.24 ポイント)となった。また、2月の有効求人倍率は、
季節調整値が 1.32 倍(前月比+0.01 ポイント)、原数値が 1.36 倍(前年同月比+0.12 ポ
イント)と 47 か月連続で前年を上回った。一方、2月の雇用保険受給者実人員は 6,669 人
(前年同月比▲ 11.6%)と5か月連続で前年を下回った。
(トピックス)
○帝国データバンク仙台支店が 2014 年度における東北企業の賃金動向調査をまとめた。調
査結果によると、正社員の賃上げを見込む企業の割合は 45.4%と前年度比で 3.0 ポイン
ト上昇し、2006 年度の調査開始以来、最も高い割合となった。福島県は 46.5%と宮城県
の 48.4%、青森県の 48.1%に次いで、三番目に高い割合となった。
<主要産業の動向 −福島県− >
○鉄鋼・金属:2月の伸銅品の生産は、自動車向け端子材が米国などの需要が回復してきたこ
となどから、前年を5%ほど上回る水準となった。また、半導体向け電子材は、新興国の製
品との競合が続いているものの、円安効果もあり、前年を 50%以上上回る生産を確保した。
建機用鋳造品は、中国やオーストラリアを中心に海外からの受注が減少したことから、合計
で前年を 50%以上下回る生産となった。陸舶用バルブは、需要の低迷と中国などの低価格
品との競合が続いており、前年を 10%ほど下回る生産となった。
○輸送用機械:2月の鋳造品は、トラック向けではインドネシアの受注減少が続いているもの
の、タイが堅調だったことなどから、合計では前年を 10%以上上回る生産となった。
【茨城県】(常陽地域研究センター)
現在の景気:県内経済は、持ち直している。
3か月程度の見通し:一時的に悪化するとみられている。
個人消費:増加。3月の乗用車販売(軽含む)は16,128台、前年比9.6%増と7か月連続で
増加した。2月の大型小売店販売(店調後・速報値)は前年比1.4%増と2か月連続で増加
となった。県内の個人消費は、駆込み需要の影響もあり、持ち直している。先行きは、反動
減により一時的に悪化するとみられている。
住宅建築:増加。2月の住宅着工戸数は1,969戸、前年比24.3%増と4か月連続で増加した
(季調値では前月比8.6%増加)。持家は前年比11.9%増加、貸家は43.9%増加、分譲住宅
は8.5%増となった。先行きは、駆込み需要の反動により受注ベースでは減少となるものの、
住宅ローン減税やすまい給付金等の動向により、長期的には持ち直していくとみられている。
設備投資:横這い。2月の建築物着工床面積(非居住用)は、前年比79.7%増と3か月連続
で増加した。2月の製造業の契約電力指数は、前年比0.9%減と30か月連続で前年水準を下
回った。日銀短観(茨城県、3月)をみると、2014年度の設備投資計画は、全産業で前年度
比1.2%増となっている。先行きは、概ね横這いで推移するとみられている。
公共工事:増 加 。3 月 の 公 共 工 事 請 負 金 額 は 、前 年 比 7 7 . 7 % 増 と 3 か 月 連 続 で 増 加 し た 。
県は前年比 6.2%増、市町村は 25.3%増となった。年度ベースでも前年度比 40.8%増
と復興工事や政策効果の影響により、公共工事は大幅な増加となった。県の 2014 年度
当 初 予 算 案 で は 、公 共 事 業 費 が 前 年 度 比 1 1 . 1 % 増 と な っ て お り 、先 行 き も 堅 調 に 推 移 す
るとみられている。
輸出:増 加 。 2 月 の 茨 城 県 内 税 関 3 支 署 ( 鹿 島 、 日 立 、 つ く ば イ ン ラ ン ド デ ポ 合 計 ) の
輸 出 額 は 、前 年 比 4 . 4 % 増 と 9 か 月 連 続 で 増 加 し た( 季 調 値 で は 1 . 1 % 減 )。先 行 き は 、
海外経済の緩やかな持ち直しにより、緩やかに回復していくとみられている。
生産活動:増 加 。 1 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数 ( 季 調 済 ) は 1 0 9 . 2 で 、 前 月 比 1 . 4 % 上 昇 と 2
か月連続で上昇した。業種別では、電気機械、非鉄金属、食料品などが上昇し、汎用・
生産用・業務用機械、輸送機械などが低下した。先行きは、海外経済の緩やかな持ち直
しにより、振れを伴いつつ持ち直していくとみられている。
雇用情勢:増 加 。 2 月 の 有 効 求 人 倍 率 ( 原 数 値 ) は 1 . 0 6 倍 、 前 年 比 0 . 2 ポ イ ン ト 上 昇
と 7 か 月 連 続 で 上 昇( 季 調 値 は 0 . 9 6 倍 で 前 月 比 0 . 0 1 ポ イ ン ト 上 昇 )。新 規 求 人 倍 率( 原
数 値 )は 1 . 6 1 倍 、前 年 比 0 . 3 2 ポ イ ン ト 上 昇 と 7 か 月 連 続 で 上 昇( 季 調 値 は 1 . 5 3 倍 と
前月比 0.13 ポイント上昇)。先行きは、生産の持ち直しに伴い、徐々に改善に向かう
とみられている。
地域の経済
1 経済トピックス
多様化する個人消費∼専門量販店販売統計速報
個人消費は、我が国の経済において重要な要素の
一つである。2012年の国民経済計算確報では、家計
最終消費支出(個人消費)が名目GDPの59.5%を占
め、12年茨城県県内総生産速報(2次速報値)でも、
県内総生産(名目)の51.4%を占めている。
個人消費の動向を把握する際には、供給側からみ
る経済産業省の商業動態統計調査のうち、規模が大
きく都道府県別結果が公表されている大型小売店販
売額が多く用いられる。一定以上の売場面積や従業
員を有する事業所を対象とした調査で、県内の114の
店舗が調査対象となっている。
14年1月の全国の大型小売店販売額(全店ベース)
は1兆7,135億円で、前年同月比0.8%増と6ヶ月連
続で前年を上回った(図表1)。本県の大型小売店販
売額は263億円で、同2.2%増と7ヶ月ぶりに前年を
上回った。これまで前年を下回る動きが続いてきた
ものの、増税前の駆け込み需要の影響もあり、足も
とでは持ち直しの兆しがみられる。
経済産業省は、14年2月末から新たに「専門量販
店販売統計」の公開を開始した(現時点では単月の
み)。この統計は、家電大型専門店、ドラッグストア、
ホームセンターを経営している企業を対象に調査を
実施し、月毎の販売額や店舗数などを明らかにして
いる(図表2)
。消費者の消費形態の構造変化が進む
中、進展が著しいこれらの業態の動向を把握すること
で、景気動向の判断などに資する基礎資料となること
が期待されている。
同調査の1月の速報値をみると、全国の専門量販
店販売額は1兆333億円となった。内訳は、家電大型
量販店販売額は4,095億、ドラッグストア販売額は
3,770億円、ホームセンター販売額は2,468億円となっ
た。本県についてみてみると、1月の専門量販店販
売額は304億円となった。内訳は、家電大型量販店販
売額は87億円、ドラッグストア販売額は112億円、
ホームセンター販売額は105億円となった(図表3)
。
図表3:専門量販店販売額
図表1:大型小売店販売額の増減の推移
0
(前年同月比、%)
25.0
20.0
茨城
15.0
全国
茨城県
10.0
5.0
0.0
△5.0
△10.0
11
年
12
13
87
112
72
80
60
群馬県
72
72
71
埼玉県
175
千葉県
176
14
400
600
(億円)
800
家電大型量販店
105
栃木県
神奈川県
△15.0
200
ドラッグストア
ホームセンター
218
178
318
183
172
294
136
出所:専門量販店販売統計(経済産業省)
出所:大型小売店販売額(経済産業省)
本統計の調査対象は一定以上の規模の百貨店や
スーパーに限られ、他業種や小規模店の販売額は計
上されない。そのため、これまで消費動向をみるに
は、小売事業者へのヒアリングなどにより補完して
きた。こうした中、新たな統計指標が発表された。
個人消費の姿は多様化しており、従来の統計のみ
で把握することは難しくなってきている。小売業者
へのヒアリングに加え、今後は新たな統計調査を時
系列に分析するなど、消費の動向をより多角的に確
認する必要性が高まっている。
図表2:大型小売店販売額と専門量販店販売統計の概要
大型小売店販売額
スーパー
調査対象
・売り場面積1,500㎡以上
・従業員が50人以上
・売場面積の50%以上でセルフ
サービス方式を採用している
対象数
112店(全国:5,057店)
百貨店
・日本産標準産業分類(02年3月
基準)の百貨店、総合スーパーに
属する
・売場面積1,500㎡以上(東京特
別区及び政令指定都市では
3,000㎡以上)
・従業員が50人以上
・左の「スーパー」に該当しない
2店(全国:254店)
家電大型量販店
・日本標準産業分類(07年11月
基準)の電気機械器具小売業(中
古品を除く)又は電気事務機械器
具小売業(中古品を除く)に属す
る事業所を有する
・家電大型専門店(売場面積500
㎡)を10店舗以上有する
73店(全国:2,440店)
調査方法
全数調査:事業所が個別に回答
全数調査:事業所が個別に回答
全数調査:企業が全事業所に
ついて一括して回答
調査内容
商品別販売額、商品券販売額、
期末賞品別手持額(四半期)、
月末従業者数、売場面積、月間
営業日数
商品別販売額、商品券販売額、
期末賞品別手持額(四半期)、
月末従業者数、売場面積、月間
営業日数
月間商品販売額、都道府県別月
間商品販売額、都道府県別月末
店舗数、期末賞品手持額
出所:経済産業省
14.4
’
38
専門量販店販売統計
ドラッグストア
ホームセンター
・日本標準産業分類(07年11月
基準)のドラッグストアに属する事
業所を有する
・ドラッグストアを50店舗以上有す
るもしくはドラッグストアの年間販
売額が100億円以上
・日本標準産業分類(07年11月
基準)のホームセンターに属する
事業所を有する
・ホームセンターを10店舗以上有
するもしくはホームセンターの年
間販売額が200億円以上
302店(全国:12,789店)
112店(全国:4,032店)
全数調査:企業が全事業所に
ついて一括して回答
全数調査:企業が全事業所に
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月間商品販売額、都道府県別月
間商品販売額、都道府県別月末
店舗数、期末賞品手持額
月間商品販売額、都道府県別月
間商品販売額、都道府県別月末
店舗数、期末賞品手持額
【茨城県】(筑波銀行)
現在の景気:緩やかに持ち直している。
3か月程度の見通し:消費税率引上げに伴う駆込み需要の反動が見込まれるが、持ち直して
いく。
個人消費:緩やかに持ち直している。2月の大型小売店販売(店調前)は前年比3.5%増加
した。百貨店は0.2%増加し、スーパーは2.6%増加した。2月の乗用車販売(軽乗用車含む)
は前年比9.6%増加した。普通乗用車は17.0%増加し、小型乗用車は1.9%増加した。
住宅建築:緩やかに増加している。2月の住宅着工戸数は前年比24.3%増加した。持家は前
年比11.9%増加、貸家は43.9%増加、分譲住宅は8.5%増加した。
設備投資:前年並みの計画となっている。3月基準で実施した「企業経営動向調査」では、
設備投資を実施した企業の割合は、全産業で26.0%と10-12月期調査実績に比べ2.1%ポイ
ント上昇した。先行きは、2014年4-6月期は21.9%、7-9月期は20.0%の実施計画と減少す
る見込み。
公共工事:増 加 し て い る 。3 月 の 公 共 工 事 請 負 金 額 は 6 5 , 0 5 1 百 万 円 で 、前 年 比 7 7 . 7 %
増と3か月連続で増加した。国、独立行政法人等、県、市町村は増加し、地方公社は減
少した。
輸出:増 加 し て い る 。 2 月 の 輸 出 は 前 年 比 4 . 4 % 増 加 と 9 か 月 連 続 し て 増 加 し た 。 鹿 島
港は前年比 12.3%増加、日立港は 9.7%減少、つくばインランドデポは 31.1%増加した 。
生産活動:緩 や か に 持 ち 直 し つ つ あ る 。 1 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数 ( 季 調 済 ) は 1 0 9 . 2 で 前
月 比 1 . 4 % 上 昇 と 2 か 月 連 続 し て 上 昇 し た 。業 種 別 に は 、電 気 機 械 、非 鉄 金 属 、食 料 品 ・
た ば こ 等 が 上 昇 し 、汎 用 ・ 生 産 用 ・ 業 務 用 機 械 、輸 送 機 械 等 が 低 下 し た 。出 荷 指 数( 季 調
済 )は 1 1 0 . 3 で 前 月 比 6 . 2 % 上 昇 と 2 か 月 連 続 し て 上 昇 し た 。在 庫 指 数( 季 調 済 )は 1 1 3 . 2
で前月比 0.2%上昇と2か月連続して上昇した。
観光:持 ち 直 し て い る 。1 0 - 1 2 月 の 入 込 客 数( 延 べ 人 数 )は 1 2 , 1 6 2 千 人 で 前 年 比 1 . 7 %
増加した。平成 25 年入込客数(延べ人数)の年間値は東日本大震災前の平成 22 年比
7.3%減少した。
雇用情勢:緩 や か に 持 ち 直 し て い る 。2 月 の 有 効 求 人 倍 率( 季 調 済 )は 0 . 9 6 倍 で 、前 月
比 0.01 ポイント上昇と5か月連続して上昇。新規求人数は前年比 8.2%増と6か月連
続 し て 増 加 。新 規 求 職 者 数 は 前 年 比 1 3 . 5 % 減 少 と 7 か 月 連 続 し て 減 少 。雇 用 保 険 受 給 者
数 は 前 年 比 1 7 . 2 % 減 少 と 5 か 月 連 続 し て 減 少 。1 月 の 現 金 給 与 総 額 は 前 年 比 6 . 4 % 増 加
と2か月ぶりに増加した。
(トピックス)
○企業経営動向調査を実施
1-3 月実績、4-6 月、7-9 月見通しについて、筑波銀行取引先 513 社より回答があった。
景況天気図平均値(売上・生産DI、経常利益DI、資金繰りDIの平均値)は、全産業
で1と 10-12 月実績より2ポイント改善し、天気図は「薄曇り」。自社業況判断DI (「好
転」企業割合−「悪化」企業割合)は、全産業で 5.9 と 2.4 ポイント改善し2期連続「好転」
超となった。
【栃木県】(あしぎん総合研究所)
現在の景気:緩やかに回復している。
3か月程度の見通し:回復基調を維持するものと見られるものの、駆込み需要の反動による
影響に留意する必要がある。
個人消費:横這い。2月の大型小売店販売(既存店ベース、速報値)は前年比0.6%減と2
か月ぶりに減少。3月の乗用車新車販売(軽含む)は普通乗用車が前年比22.2%増と7か月
連続で増加、小型乗用車が9.6%増と7か月連続で増加、軽乗用車が27.4%増と9か月連続
で増加し、全体では前年比19.4%増と7か月連続で増加。消費税増税前の駆込み需要が現れ
ている。
住宅建築:横這い。2月の住宅着工戸数は、持家が前年比2.4%増と2か月連続で増加した
ものの、分譲住宅が16.2%減と2か月連続で減少、貸家が5.2%減と2か月ぶりに減少し、
全体では前年比2.8%減と2か月ぶりに減少。
設備投資:横這い。あしぎん総合研究所が2月に実施した「あしぎん景況調査」によると1
-3月期見込みの設備投資額DI(「増加」-「減少」)は、製造業が前期(2013年10-12月
期)比11ポイント上昇し40、非製造業が7ポイント上昇し57。4-6月期見通しは、製造業
が今期(1-3月期)比4ポイント低下し36。非製造業が8ポイント低下し49。
公共工事:前年比は減少。3月の公共工事請負額は、独立行政法人等が前年比57.5%増加し
たものの、国が64.7%減少、県が35.4%減少、市町が66.8%減少し、全体では前年比50.1%
減と2か月連続で減少。
生産活動:横這い。1月の鉱工業生産指数(季調済)は前月比 1.5%低下し 104.1 と2か月
ぶりに低下。情報通信機械、輸送機械、化学が低下。出荷指数(季調済)は前月比 0.6%上
昇し 103.7 と2か月連続で上昇。在庫指数は 121.6 と3か月連続で上昇。
観光:持ち直し。1 月 の 県 内 ゴ ル フ 場 利 用 人 員 は 3 1 3 , 8 0 9 人( 前 年 比 1 7 . 0 % 増 加 )と 3
か月連続で増加。
雇用情勢:横這い。2 月 の 有 効 求 人 倍 率 は 前 月 比 0 . 0 3 ポ イ ン ト 低 下 し 0 . 9 5 倍 と な り 、
1 0 か 月 ぶ り に 低 下 。有 効 求 人 数( パ ー ト 含 む 原 数 値 )は 前 年 比 7 . 5 % 増 の 3 5 , 1 2 5 人 で
8か月連続で増加、有効求職者数(パート含む原数値)は前年比 8.1%減の 33,656 人
で 28 か月連続で減少。
(トピックス)
○3月 10 日、県と足利銀行、野村証券で構成する「食と農」企業支援プロジェクト推進協
議会は、研究・開発成果の報告会を宇都宮市内で開催。企業関係者など 82 人が参加。大
麦工房ロア(足利市)、北研(壬生町)、滝沢ハム(栃木市)、カクヤス商販(矢板市)、
抗菌研究所(那須塩原市)の5社が取り組みを発表。
○経済産業省が発表した 2013 年(1-12 月期)工場立地動態調査で、栃木県は工場立地件
数が 78 件で全国5位、工場敷地面積が 261ha で 11 位。電気事業を除いた件数は 28 件で
11 位、面積は 86ha で2位。
<主要産業の動向 −栃木県− >
○製造業:2月の大口電力使用量(製造業)は前年比 2.2%増と5か月連続で増加。
○汎用・生産用・業務用機械:1月の生産指数(季調済)は前月比 3.6%上昇し2か月連続で
上昇。
○電気機械:1月の生産指数(季調済)は前月比 10.9%上昇し2か月連続で上昇。
○輸送用機械:1月の生産指数(季調済)は前月比 3.5%低下し2か月ぶりに低下。
○化学品:1月の生産指数(季調済)は前月比 12.3%低下し2か月ぶりに低下。
○プラスチック:1月の生産指数(季調済)は前月比 5.2%低下し2か月連続で低下。
○食料品:1月の生産指数(季調済)は前月比 1.8%低下し2か月連続で低下。
【群馬県】(群馬経済研究所)
現在の景気:緩やかに回復している。
3か月程度の見通し:消費増税の影響で一時的に低下が予想される。
個人消費:上向いている。1月の大型小売店販売(新設店含み)は、前年比0.2%増加。既
存店は0.7%の減少。3月の乗用車販売は、普通乗用車、小型乗用車、軽乗用車いずれも増
加し、全体では前年比19.7%増と8か月連続で増加。
住宅建築:増加。2月の住宅着工戸数は、分譲住宅が2か月ぶりに減少したものの、持家が
18か月連続で増加、貸家が4か月連続で増加し、全体では前年比29.4%増加。
設備投資:持ち直しつつある。2月の着工建築物床面積(非居住用)は、全体では前年比
8.7%増と2か月ぶりに増加。商業用、サービス業用はともに2か月ぶりに増加、鉱工業用
は2か月連続で減少。
公共工事:高水準。3 月 の 公 共 工 事 請 負 額 は 、国 、市 町 村 、地 方 公 社 が 減 少 し た も の の 、
独立行政法人等、県が増加し全体では前年比 35.6%増と3か月ぶりに増加。
生産活動:緩 や か に 増 加 し て い る 。 1 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数 ( 季 調 済 ) は 、 前 月 比 6 . 4 %
上昇し 112.3 と3か月ぶりに上昇。
観光:一 時 的 に 減 少 。 2 月 の 県 内 主 要 温 泉 地 の 宿 泊 客 数 は 、 大 雪 の 影 響 で キ ャ ン セ ル が
相 次 い だ こ と な ど か ら 前 年 比 1 9 . 1 % 減 と 4 か 月 ぶ り に 減 少 。草 津 が 前 年 比 1 6 . 3 % 減 少 、
伊香保が 23.5%減少、水上が 20.1%減少といずれも減少。
雇用情勢:回復。2 月 の 有 効 求 人 倍 率 ( 季 調 済 ) は 、 前 月 比 0 . 0 6 ポ イ ン ト 上 昇 し 1 . 2 2
倍(上昇は5か月連続)。新規求人数は前年比 2.7%減と3か月ぶりに減少、新規求職
者数も 23.7%減と7か月連続で減少。
(トピックス)
○群馬経済研究所が県内の製造業を対象に実施した「知的財産」に関するアンケート調査
(2014 年1-2月、回答数 194、回答率 24.3%)によると、過半数の企業が「知的財産」
への取り組みは「重要」と回答し、「知的財産」への意識は高いことがわかった。反面、
社内に知的財産に関する担当部署や担当者を持たない企業も多く、組織づくりや人材の育
成が意識の高さに追いついていない状況にあり、「資金負担の大きさ」と「人材不足」が
取り組みを阻害する要因として挙がっている。
○群馬県の発表によると、2013 年 10 月から 12 月にかけて県内を中心に実施された「ググ
ッとぐんま観光キャンペーン」期間中の入込観光客数は 1,519 万人。10 月に台風が接近
した影響で目標の 1,537 万人には届かなかったものの、前年同期に比べ 3.7%の増加。キ
ャンペーン期間中の入込観光客数増加をもとに試算した経済波及効果は、約 31 億円と見
込まれる。
<主要産業の動向 −群馬県− >
○電気機器:1月の鉱工業生産指数(季調済)は前月比 0.3%上昇。電子部品・デバイスが前
月比 3.9%低下、電気機械が 1.3%上昇、情報通信機械が 4.5%上昇。原指数は前年比 0.9%
低下。
○輸送機器:2月の自動車生産は、大 雪 の 影 響 に よ る 生 産 の 一 部 休 止 で 2 9 か 月 ぶ り に 前 年
を下回ったものの、高水準を維持。
○繊維関連:2 月 の 桐 生 繊 維 は 、 洋 装 品 ( 婦 人 服 地 ) の 生 産 が 端 境 期 に 入 っ た た め 、 生 産
は低調に推移。和装品は、主力とする浴衣用帯地の受注はほぼ前年並み。
【埼玉県】(ぶぎん地域経済研究所)
現在の景気:個人消費が増加し、生産活動も上昇の動きにあるなど、回復。
3か月程度の見通し:消費増税後の反動減が見込まれることから、個人消費や住宅投資は当
面弱含み、生産活動は足踏みとなるとみられている。
個人消費:増加。2月の大型小売店販売(店調前)は、前年比1.8%増と10か月連続で増加。
乗用車販売(軽含む)は、消費増税前の駆込み需要などから、前年比12.9%と6か月連続で
2桁増。コンビニエンスストア販売は、日配食品の品揃え強化、購買層の拡大などから、増
加が持続。
住宅建築:弱含み。2月の住宅着工戸数は、持家、分譲住宅が減少し前年比6.8%減と3か
月連続で減少。
設備投資:持ち直しの動き。2月の建築着工床面積(非居住用)は、店舗や倉庫を中心に前
年比 38.1%と6か月連続で増加。財務省の法人景気予測調査(埼玉県分1-3月期)による
と、2013 年度下期の設備投資計画は前年比 1.7%減少見込みながら、2013 年度通期の設備
投資計画では前年比 13.2%増加の見込み。
公共工事:増加。2 月 の 公 共 工 事 請 負 額 は 独 立 行 政 法 人 等 、 県 、 市 町 村 が 減 少 し た も の
の、国などが増加し、前年比 27.1%増加。
生産活動:上昇の動き。1 月 の 生 産 指 数( 季 調 済 )は 前 月 比 1 0 . 9 % 上 昇 。汎 用・生 産 用 ・
業務用機械が足許で大幅上昇、輸送用機械が上昇基調。
雇用情勢:持ち直し基調。2 月 の 有 効 求 人 倍 率( 季 調 済 )は 前 月 比 横 這 い の 0 . 6 8 倍 、新
規 求 人 倍 率( 季 調 済 )は 1 . 1 7 倍 で 0 . 0 9 ポ イ ン ト 上 昇 。1 月 の 所 定 外 労 働 時 間 は 前 年 比
5.3%増と6か月連続で増加。
(トピックス)
○ぶぎん地域経済研究所が2月に実施した「埼玉県内企業経営動向調査」(回答企業 283
社)によると、県内企業の業況感は足元では緩やかに回復。今回(2014 年1-3月期)の
業況判断BSIは0と、前回(2013 年 10-12 月期)に比べ2ポイント上昇、2007 年79月期以来、6年半ぶりにマイナスから脱している。業種別にみると、製造業は、加工組
立型の電子部品・デバイスが受注の低調から後退しているものの、素材型の紙加工品等や
金属製品などが内需の底堅さを背景に、生活関連型の飲・食料品が消費増税前の駆込み需
要から、それぞれ改善。非製造業は、小売が消費増税前の駆込み需要から大幅に上昇し増
加に転じたものの、住宅建設では駆込み需要の反動減が先行し後退。先行き(2014 年46月期)の業況判断BSIは▲17 と 17 ポイント低下、マイナスに転じる。業種別にみる
と、製造業は、消費増税後の反動減の影響を受け生産が減少するとしている素材型や加工
組立型が後退の見通し。非製造業は、小売や卸売が同様に後退するものの、住宅建設は持
ち直す見通し。
【千葉県】(ちばぎん総合研究所)
現在の景気:県内景気は、川上に位置する製造業の一部などで消費増税前の駆込み需要への
反動減が既に発生しているが、①小売りでは3月に駆込み需要がピークを迎え、高額品や家
電販売などに加えて日用品や食品などの生活商品の商戦が盛り上がったこと、②県内企業の
生産活動の改善が継続していること、③ベイエリアや成田空港周辺ホテルでは、TDR30
周年効果や外国人観光客、ビジネス客の増加などにより依然高い稼働率が続いていること、
④県内企業では雇用の改善基調が続き、賃金についても改善の兆しが見えはじめていること、
などから、全体としては回復基調を維持している。
3か月程度の見通し:消費増税後の駆込み需要の反動や税負担の増加で個人消費が落ち込み、
ある程度の景気の減速は避けられないとみられる。もっとも、アベノミクス効果による企業
業績の回復が設備投資や賃金改善の動きにつながっていること、政府の大規模な経済対策や
13 年度補正予算、14 年度予算の前倒し執行により公共投資が高い水準を維持すること、な
どから夏場以降は景気持ち直しの動きに戻ると見る向きが多い。
個人消費:増加。2月の百貨店販売は、2週にわたる週末の降雪により主要7か店合計では
前年比1.7%減となったものの、増税前の駆込み消費が本格化しはじめたことにより、降雪
の影響を受けても前年比横這いに留まった百貨店もみられた。3月に入ると駆込み需要がピ
ークを迎え、高額品やリビング商品、スーツなどを中心にが増加。特に高額品は購入単価も
上昇し、前年比30-40%増と高い伸びとなった。自動車販売は降雪の影響による出荷の滞り
もみられたが、前年比11.4%増と7か月連続で前年を上回った。3月も引続き前年を上回る
見込み。家電品販売は白物家電やテレビ、パソコンなどの耐久消費財の購入客で賑わい、在
庫切れや購入後の配送が追い付かない状態が続いた。
住宅建築:増加。2月の住宅着工戸数は、前年比32.4%増と2か月連続で前年を上回った。
持家は前年比6.7%減と前年を下回ったものの、貸家は30.1%増加、分譲住宅は84.9%増と
前年を上回った。分譲住宅のうち分譲マンションは前年比6.5倍と低水準の前年を大幅に上
回った。
設備投資:増加。2月の建築物着工床面積(非居住用)は前年比 22.6%増加、工事費予定
額は 50.1%増とともに前年を大幅に上回った。床面積を使途別にみると、倉庫は前年比 7.5
倍と全体を牽引したほか、事務所も 19.9%増と前年を上回った。
公共工事:増 加 。2 0 1 4 年 2 月 ま で の 公 共 工 事 請 負 額( 年 度 累 計 )は 、前 年 同 期 比 3 2 . 2 %
増加した。独立行政法人等が前年同期比 77.8%増と大幅増加し、国は 31.0%増加、市
町村は 12.4%増加、県も 2.7%増と前年を上回った。
輸出:減 少 。 2 月 の 成 田 、 千 葉 、 木 更 津 3 港 合 計 通 関 輸 出 額 は 、 前 年 比 1 . 1 % 減 と 僅 か
に 前 年 を 下 回 っ た 。成 田 空 港 の 輸 出 額 は 、半 導 体 製 造 装 置 は 前 年 比 3 8 . 6 % 増 加 、科 学 光
学 機 器 が 9 . 3 % 増 加 し た も の の 、I C は 前 年 比 1 3 . 3 % 減 少 し 、全 体 で は 前 年 比 3 . 0 % 減
と 3 か 月 連 続 で 減 少 し た 。航 空 貨 物 量 は 前 年 比 1 7 . 3 % 増 と 5 か 月 連 続 で 前 年 を 上 回 っ た 。
千葉港では、石油製品は前年比 3.1 倍増加、有機化合物は 39.4%増加し、全体では前
年 比 1 0 . 8 % 増 加 し た 。木 更 津 港 も 主 力 の 鉄 鋼 が 前 年 比 8 . 6 % 増 加 し た こ と な ど か ら 、全
体で前年比 10.1%増加した。
生産活動:改 善 。1 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数( 季 調 済 )は 9 8 . 8( 前 月 比 1 . 5 % 上 昇 )と 2 か
月 連 続 で 上 昇 し た 。鉄 鋼( 前 月 比 1 1 . 4 % 上 昇 )、化 学( 前 月 比 6 . 7 % 上 昇 )、食 料 品( 前
月比 6.5%上昇)など主力の業種が軒並み上昇した。
観光:増 加 。ベ イ エ リ ア の ホ テ ル で は T D R 3 0 周 年 効 果 に よ り 客 室 稼 働 率 は 前 年 を 上 回
り、高い水準を維持している。成田空港・木更津周辺ホテルにおいても外国人団体客や
L C C 利 用 の 日 本 人 ビ ジ ネ ス 客 の 前 泊 利 用 の 増 加 に よ り 、稼 働 率 は 好 調 に 推 移 し て い る 。
同地区では需要増から客単価も上昇しており、客単価はリーマンショック前の水準に戻
りつつあるとの声も聞かれた。花摘みやいちご狩りのシーズンを迎えた南房総・館山地
域では、宿泊客数は前年並みであるが、日帰り客数は前年をやや上回った模様。
雇用情勢:改 善 。 2 月 の 有 効 求 人 倍 率 ( 季 調 済 ) は 、 0 . 8 7 倍 ( 前 月 比 0 . 0 1 ポ イ ン ト 上
昇)と6か月連続で上昇した。有効求人数は減少(66,766 人・前月比 1.2%減少)し、
有効求職者数もそれ以上に減少した(77,107 人・前月比 2.3%減少)。
(トピックス)
○3月 28 日、政府は国家戦略特区諮問会議を開催し、アベノミクスの成長戦略の中核であ
る「国家戦略特区」の第一弾として、成田市を含む東京圏、大阪府を中心とした関西圏、
沖縄県、新潟市、兵庫県養父市、福岡市の6区域を指定した。成田市は、2016 年4月の
開校を目指す国際医療福祉大学を核に大学、病院、医療産業の集積を図り、成長産業とし
ての医療産業を推進する「国際医療学園都市構想」を掲げており、規制改革による構想の
実現を目指す。今後はそれぞれの特区の中での地域範囲の指定や与党との調整などが行わ
れ、4月下旬までに政令が定まり、閣議決定される予定。
【千葉県】(千葉興業銀行)
現在の景気:緩やかに回復している。
3か月程度の見通し:回復しつつあるものの、今後消費税引上げに伴う影響等が懸念される。
個人消費:持ち直し。2月の百貨店販売は全体で前年比3.9%増加となり、7か月連続でプ
ラスとなった。主要5品目では、食料品が5か月連続、衣料品が4か月ぶりでマイナスとな
ったものの、雑貨が12か月連続、家庭用品が4か月連続でプラスとなるなど、個人消費は持
ち直しの動きが見られる。
住宅建築:増加。2月の住宅着工戸数は、前年比32.4%の増加となった。持家が前年比6.7%
減少したものの、貸家が30.1%増加、分譲住宅が84.9%増加した。
設備投資:増加。1月の県内建築工事・建築設備工事(1件5億円以上の工事)は、前年比
164.9%増加の336億円。
公共工事:減 少 。 2 月 の 公 共 工 事 請 負 額 は 前 年 比 2 2 . 1 % 減 少 し 9 8 . 6 億 円 。 金 額 ベ ー ス
の 減 少 額 は 2 8 . 1 億 円 。国 が 3 . 9 億 円 減 少 、独 立 行 政 法 人 等 が 6 . 5 億 円 減 少 、県 が 1 2 . 7
億円減少、市町村が 10.5 億円減少した。
輸出:減 少 。 2 月 の 成 田 空 港 通 関 輸 出 額 は 、 前 年 比 3 . 0 % 減 少 の 6 , 2 1 6 億 円 と な り 、 3
か月連続で減少となった。品目別では、半導体等製造装置が増加したものの、IC、非
鉄金属、通信機などが減少した。地域別では、アメリカ向けが 11 か月連続で増加、中
国向けが2か月ぶりに増加したものの、EU向けが2か月連続で減少した。千葉港輸出
額 は 、前 年 比 1 0 . 8 % 増 加 の 8 9 2 億 円 、木 更 津 港 輸 出 額 は 1 0 . 1 % 増 加 の 2 3 9 億 円 と な っ
た。
生産活動:上 昇 。1 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数 は 、9 8 . 8 と な り 前 月 比 1 . 5 % 上 昇 と 2 か 月 連 続
の 上 昇 と な っ た 。業 種 別 に は 、鉄 鋼 、窯 業・土 石 製 品 等 が 上 昇 し 、汎 用 機 械 、電 子 部 品 ・
デバイス工業等が低下した。
観光:持 ち 直 し 。成 田 国 際 空 港 株 式 会 社 に よ る と 、2 月 の 航 空 旅 客 数( 速 報 値 )は 、2 7 8
万人と前年比 4.7%増加した。国際線における日本人は前年比 5.7%減少したものの、
外国人は 20.8%増加した。
雇用情勢:持 ち 直 し 。2 月 の 県 内 有 効 求 人 倍 率( 季 調 済 )は 0 . 8 7 倍 と 前 月 比 0 . 0 1 ポ イ
ン ト 上 昇 し た 。新 規 求 人 数 は 前 年 比 6 . 0 % 増 加 の 2 4 , 6 6 9 人 、新 規 求 職 者 数 は 2 2 . 9 % 減
少の 14,839 人と 23 か月連続で減少している。
(トピックス)
○千葉県によると、2月の新規自動車登録台数は、前年比 15.5%の増加となった。車種別
に見ると、普通貨物、バス、普通乗用車、小型貨物、小型乗用車、特殊用途等の全車種で
前年を上回った。
【東京都】(とみん経済研究所)
現在の景気:持ち直している。住宅着工は減少したものの、百貨店販売や輸出、公共投資、
工業生産などが増加したほか、有効求人倍率が上昇している。
3か月程度の見通し:企業収益の改善が家計の所得増加や設備投資の拡大につながるかどう
かが今後のポイントで、新興国を中心とする海外経済の不確実性などもリスク要因となって
いる。また、消費税率引上げ前の駆込み需要の反動が見込まれる。
個人消費:増加。2月の百貨店販売は、前年比2.7%増と7か月連続で増加した(既存店)。
週末が2週続けて大雪に見舞われ、入店客数は減少したものの、消費税率引上げ前の駆込み
需要や下旬からの天候安定などにより、高級腕時計・宝飾品、海外高級ブランド品、呉服・
高級寝具などが好調に推移した。スーパー販売は、生鮮食品の相場高に加えて、駆込み需要
で家具・インテリア、家電製品などが売れて、前年比1.0%増(既存店)と5か月ぶりに前
年を上回った。コンビニエンスストア販売は、新規出店の拡大やカウンター商材の好調に加
えて、大雪に伴い食品などのまとめ買いが増え、前年比6.1%増と12か月連続で増加した。
家電品販売は、白物家電や大型サイズの薄型テレビが好調。乗用車販売は、前年比12.4%増
と7か月連続で増加した。車種別では、普通乗用車は前年比23.2%増、軽自動車は17.9%
増加したものの、小型車は5.7%減少した。
住宅建築:減少。2月の住宅着工戸数は、前年比2.5%減と3か月ぶりに減少した。利用関
係別に見ると、貸家は前年比30.5%増と増加したものの、持家は3.5%減少、分譲住宅の一
戸建ては14.8%減少、分譲住宅のマンションは36.9%減少した。
設備投資:増加。東京財務事務所「法人企業景気予測調査(1-3月期調査)」によると、都
内の法人企業(資本金 1 千万円以上)の 25 年度下期の設備投資計画は、全規模が前年比 9.0%
増、大企業が 8.8%増、中堅企業が 11.6%増、中小企業が 36.4%増と増加見込み。
公共工事:増加。2 月 の 公 共 工 事 請 負 金 額 は 、前 年 比 4 4 . 4 % 増 と 6 か 月 連 続 で 増 加 し た 。
国 は 前 年 比 2 2 . 2 % 減 少 、独 立 行 政 法 人 は 1 9 . 7 % 減 少 、市 区 町 村 は 6 7 . 8 % 減 少 、地 方 公
社は 7.8%減少したものの、都は前年比 157.5%増加して全体の伸びを支えた。
輸出:増加。2 月 の 東 京 税 関 管 内 の 輸 出 額 は 前 年 比 6 . 6 % 増 と 1 0 か 月 連 続 で 増 加 し た 。
主要仕向け地別では、米国向けは前年比 10.8%増加、アジアNIEs向けは 13.3%増
加 、中 国 向 け は 1 6 . 2 % 増 加 、E U 向 け は 5 . 1 % 増 加 し た も の の 、A S E A N 向 け は 前 年
比 10.5%減少。
生産活動:上昇。1 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数 ( 季 調 済 ) は 1 0 8 . 4 で 、 前 月 比 2 . 2 % と 2 か 月
連続で上昇した。生産用機械工業は前月比 10.2%低下、金属製品は 12.6%低下したも
のの、化学は前月比 9.7%上昇、情報通信機械は 8.0%上昇、業務用機械は 7.5%上昇
した。
雇用情勢:改善続く。2 月 の 季 節 調 整 後 有 効 求 人 倍 率 は 、 1 . 4 8 倍 と 前 月 よ り 0 . 0 2 ポ イ
ン ト 上 昇 し た 。新 規 求 人 数 は 、前 年 比 1 0 . 6 % 増 と 4 8 か 月 連 続 で 増 加 し た 。南 関 東 の 完
全失業率は 3.6%で、前月と同水準。
(トピックス)
○当行が、2月に実施した取引先景況アンケート調査(第 117 回企業動向調査)によると、
自社業況判断DI(季節調整値)は、17.9 と、前回調査の 7.4 から 10.5 ポイント上昇
した。今後6か月間の先行きについても、同DIは 18.4 と高い水準が続く見通しとなっ
ている。
【神奈川県】(浜銀総合研究所)
現在の景気:個人消費の盛り上がりにより、景気は回復している。
3か月程度の見通し:消費増税後の個人消費の反動減により景気はいったん弱含む。
個人消費:大幅に増加。2月の大型小売店販売(店調前、速報、季調済)は前月比0.7%増と
3か月ぶりに増加し、3か月移動平均も上昇した。続く3月の販売額は消費増税前の駆込み
需要により大幅に増加した模様。3月の乗用車販売(軽乗用車除く、季調済)は前月比3.9%
増と再び増加した。
住宅建築:弱含む。2月の住宅着工戸数(季調済)は前月比34.6%増と増加したものの、3
か月移動平均は3か月連続で低下。持家、貸家、分譲住宅いずれも増加した。
設備投資:増加。日本銀行横浜支店「短観(神奈川県分、2014 年3月調査)」によると、
県内企業の 2013 年度下期の設備投資額(全産業、実績見込み)は前年比 15.9%の増加とな
った。製造業が前年比 11.4%の増加、非製造業も 25.1%の増加を見込む。
公共工事:増加。3 月 の 公 共 工 事 請 負 額 は 前 年 比 6 . 3 % 減 少 し た も の の 、 3 か 月 移 動 平
均は3か月連続で上昇した。国が前年比 43.7%増加したものの、県が 27.3%減、市町
村が 32.4%減少した。
輸出:持ち直しが一服。2 月 の 県 内 通 関 輸 出 額 ( 季 調 済 ) は 前 月 比 横 這 い に な っ た も の
の、3か月移動平均は2か月連続で低下。2月を仕向け地別にみると、中国やNIEs
向けが増加したものの、米国やアセアン向けが減少した。
生産活動:上 向 く 。 1 月 の 製 造 工 業 生 産 指 数 ( 季 調 済 ) は 前 月 比 6 . 1 % 上 昇 し 、 3 か 月
移動平均も4か月ぶりに上昇した。プラスチック製品が低下したものの、情報通信機械
や汎用・生産用・業務用機械、化学など幅広い業種で指数が上昇した。
観光:足 踏 み 。 2 月 の 県 内 ホ テ ル の 客 室 稼 働 率 は 横 浜 で は 個 人 客 の 増 加 な ど に よ り 前 年
水準を上回ったものの、箱根では2度の週末の大雪により前年割れとなった模様。
雇用情勢:緩 や か な 改 善 。 2 月 の 県 内 有 効 求 人 倍 率 は 0 . 7 8 倍 と 前 月 比 横 這 い と な っ た 。
雇用保険被保険者数は前年比2.4%増加と50か月連続で前年水準を上回った。
(トピックス)
○浜銀総合研究所が神奈川県内の中堅・中小企業を対象として3月に実施した「企業経営予
測調査」(回答企業数 472 社、回収率 37.5%)によると、業況判断D.I.(全産業、業
況が「良い」−「悪い」、回答社数構成比、%)は▲11 と前回 12 月調査比1ポイント上
昇し、4四半期連続で上昇。先行きのDI値は消費増税後の反動への懸念により 16 ポイ
ントの低下が見込まれている。
<主要産業の動向 −神奈川県− >
○ 汎用・生産用・業務用機械:上向く。1月の汎用・生産用・業務用機械生産指数(季調済)
は前月比 13.7%上昇し、3か月移動平均も4か月ぶりに上昇した。ろ過・分離機器やダイ
カストマシンなどが減少したものの、半導体製造装置やフラットパネル・ディスプレイ製造
装置などが増加した。
○ 輸送機械:緩やかに増加。1月の輸送機械生産指数(季調済)は前月比 2.2%上昇と7か月
連続の増産となり、3か月移動平均も緩やかな上昇が続く。機体部品・付属装置や小型乗用
車などが減少したものの、鉄道車両やエンジン(自動車用)、懸架制動装置部品などが増加
した。
○ 電気機械:上向く。1月の電気機械(旧分類)生産指数(季調済)は前月比 24.1%上昇し、
3か月移動平均も4か月ぶりに上昇した。情報通信機械がパーソナルコンピュータ、汎用コ
ンピュータなどの増産により前月比 30.6%上昇し、電気機械(新分類)が交流発電機や非
標準変圧器などの増産により 5.7%上昇したほか、電子部品・デバイスも 0.4%上昇した。
○ 百貨店:大 幅 に 増 加 。 神 奈 川 県 百 貨 店 協 会 が ま と め た 2 月 の 売 上 高 ( 7 店 舗 、 季 調 済 )
は前月比 1.7%減少した。大雪の影響により外出が手控えられたため、衣料品や食料品
など多くの商品の販売が弱含んだ。3月は、消費増税前の駆込み需要の押上げにより、
販売が大幅に増加した模様。
【新潟県】(新潟経済社会リサーチセンター)
現在の景気:緩やかに回復している。
3か月程度の見通し: 県内景気は緩やかに回復しているものの、駆込み需要の反動が懸念さ
れる。
個人消費:駆込み需要により増加を続けている。3月の乗用車(軽含む)新規登録台数は、
前年比14.9%増となり7か月連続で前年を上回った。家電品販売は前年を上回った。白物家
電やテレビ・パソコン・デジカメなど価格の高い商品の販売が引続き好調であった。
2月の大型小売店販売(既存店)は、前年比0.6%増となった。
住宅建築:増加のテンポが緩やかになっている。2月の住宅着工戸数は、前年比11.1%増と
なり、7か月連続で前年を上回ったものの、増加のテンポは緩やかになっている。
設備投資:緩やかに持ち直している。製造業では、一部で生産能力増強に向けた設備投資が
みられるが、全体としては老朽化設備の更新投資が中心となっている。非製造業では、小売
業で店舗新設や改装などの動きがみられる。2月の非居住用建築物着工床面積は前年を上回
った。
公共投資:横 這 い で 推 移 し て い る 。 2 月 の 公 共 工 事 請 負 金 額 は 、 前 年 に 国 や 市 町 村 発 注
の大型工事があった反動で、前年比 18.6%減となった。9-2月期の公共工事請負金額
は、前年比 1.6%増となっており、基調としては横這いで推移している。
輸出:1 4 か 月 連 続 で 前 年 を 上 回 っ た 。 2 月 の 新 潟 税 関 支 署 管 内 通 関 輸 出 額 ( 速 報 ) は 、
建設用・鉱山用機械やプラスチックなどが増加したため、前年比 6.5%増と 14 か月連
続の増加となった。
生産活動:持 ち 直 し て い る 。 食 料 品 は 米 菓 を 中 心 に 生 産 が 高 水 準 で 推 移 し て い る 。 輸 送
機械は新型車投入を進める国内メーカー向けの生産が好調である。金属製品は自動車部
品加工や作業工具の生産が堅調に推移している。汎用・生産用・業務用機械は中小企業
からの受注が回復していることもあり、工作機械の生産が堅調に推移している。電子部
品・デバイスは一部で持ち直しに向けた動きがみられる。
雇用情勢:改 善 し て い る 。 2 月 の 有 効 求 人 倍 率 ( パ ー ト を 含 む 全 数 ・ 季 調 済 ) は 、 前 月
比 0 . 0 1 ポ イ ン ト 低 下 の 1 . 1 1 倍 と な っ た も の の 、依 然 と し て 高 水 準 で 推 移 し て い る 。2
月の新規求人数(パートを含む全数・実数)は、前年比 6.4%増と8か月連続で前年を
上回った。
(トピックス)
○3月5日、新潟県観光協会大阪観光センターは、「うまさぎっしり新潟」観光商談会を大
阪市北区のホテルで開催した。関西圏の旅行会社を対象に4-6月の新潟デスティネーシ
ョンキャンペーン(DC)と 2015 年春の北陸新幹線開業をアピールし、誘客につなげる
のが狙いである。DCをきっかけに、季節やテーマなどに応じた広域周遊ルートを整備し、
新潟の魅力を発信することを目指す。
<主要産業の動向 −新潟県− >
○金属製品:自 動 車 部 品 加 工 や 作 業 工 具 の 生 産 が 堅 調 に 推 移 し て い る 。
○汎 用 ・ 生 産 用 ・ 業 務 用 機 械 : 中 小 企 業 か ら の 受 注 が 回 復 し て い る こ と も あ り 、 工 作 機 械
の生産が堅調に推移している。
○電子部品・デバイス:一部で持ち直しに向けた動きがみられる。
○輸送機械:新型車投入を進める国内メーカー向けの生産が好調である。
○食料品:米 菓 を 中 心 に 生 産 が 高 水 準 で 推 移 し て い る 。
○大型小売店:2月の大型小売店販売額(既存店)は、前年比 0.6%増となった。
○家電販売:3月の家電品販売は前年を上回った。白物家電やテレビ・パソコン・デジカ
メなど価格の高い商品の販売が引き続き好調であった。
○ 住 宅:2 月 の 住 宅 着 工 戸 数 は 、前 年 比 1 1 . 1 % 増 と な り 、7 か 月 連 続 で 前 年 を 上 回 っ た も
のの、増加のテンポは緩やかになっている。
【新潟県】(ホクギン経済研究所)
現在の景気:生産や消費に駆込み需要の高まりがみられるなど、緩やかな回復傾向が続く。
3か月程度の見通し:消費税率の引上げを受けた個人消費の反動減などから、減速すること
が懸念される。
個人消費:緩やかな回復。2月の大型小売店販売(既存店)は前年比0.6%増と2か月連続
で前年を上回った。乗用車販売(軽含む)は前年比31.5%増と6か月連続で前年を上回った。
車種別では、すべての車種で前年を上回った。
住宅建築:緩やかな回復。2月の住宅着工戸数は前年比11.1%増と7か月連続で前年を上回
った。持家、貸家で前年を上回った。
設備投資:一進一退。1月の建築着工床面積(非居住用)は前年比44.1%増と3か月ぶりに
前年を上回った。製造業用、卸売・小売業用で上昇幅が大きかった。
公共投資:増 勢 基 調 。2 月 の 公 共 工 事 請 負 額 は 前 年 比 1 8 . 6 % 減 と 2 か 月 ぶ り に 前 年 を 下
回った。国、市町村が前年を下回った。県は前年を上回った。
輸出:増 勢 基 調 。2 月 の 県 内 通 関 輸 出 額 は 前 年 比 6 . 5 % 増 と 1 4 か 月 連 続 で 前 年 を 上 回 っ
た。有機化合物、プラスチックの輸出が増加した。
生産活動:緩 や か な 回 復 。 1 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数 は 前 月 比 3 . 4 % 増 と 2 か 月 連 続 で 前 月
を上回った。前年比では 4.1%増と5か月連続で前年を上回った。電気機械、輸送機械
などが上昇した。
雇用情勢:着 実 に 改 善 。2 月 の 有 効 求 人 倍 率( 季 調 済 )は 、前 月 比 0 . 0 1 ポ イ ン ト 低 下 し
1.11 倍と5か月ぶりに低下した。
(トピックス)
○3月 15、16 の両日、「にいがた酒の陣」が新潟市の朱鷺メッセで開かれ、過去2番目に
多い計9万 9,825 人が入場した。回数を重ねる中で県外客や女性客が増加し、県産日本
酒のイメージアップに大きく貢献。県産日本酒の国内出荷量が 2012 年に 16 年ぶりに増
加に転じ、2013 年も増加が続く下地になった。会期中は周辺のホテルや飲食店にもにぎ
わいが広がった。
<主要産業の動向 −新潟県− >
○鋳物:受注は横這い。大型工作機械向けや自動車向けには動きがみられる。小型工作機械向
けは停滞感続く。消費税率引上げ前の駆込み需要もみられたが、短納期化が進んでおり、繁
忙感に比して収益面での改善は進まず。先行きは、4月以降、受注の反動減が懸念される。
○金属洋食器:受注は全体として盛り上がりを欠いているものの、雑貨専門店や通販など個人
向けに一部堅調な動き。3月開催した「シンガポール国際見本市」では、多数のバイヤーと
の商談が実現し、先行きに期待が集まる。一方で、原材料や外注工賃の値上げから、採算面
では厳しい状況が続く。
○一般機械:受注は製品分野によるばらつきがあるが、概ね回復傾向。IT・デジタル関連は、
海外受注に持ち直しの兆し。自動車関連は引続き順調。建設・プラントなどの大型機械も概
ね堅調に推移。先行きについては、中国などアジア地域、その他の新興国や欧米の経済動向、
国内の経済動向など不確定要素が多く、慎重な見方が多い。
○ニット:春夏物生産期から秋物受注期。百貨店や専門店の店頭でのセール品の動きが鈍く、
春夏物の追加受注は低調。そうした中、機能性を高めたスポーツ関連衣料は比較的堅調に推
移。足許では、アパレルの発注姿勢が一段と慎重となっていることから、受注は低迷が見込
まれる。
○清酒:2月の出荷量は、県内向けが伸びず、全体では前年を下回った。酒類別では、吟醸酒
が引き続き好調な一方、純米酒・本醸造酒が伸び悩んでいる。足許では、お花見など春の行
楽シーズンを控えて、季節限定の新商品の開発により需要喚起に努める動きもみられる。
【山梨県】(山中経営コンサルティング)
現在の景気:持ち直してきている。
3か月程度の見通し:消費税増税前の駆込み需要の反動減の影響により減速する。
個人消費:改善傾向。2-3月の商況は、記録的な大雪の影響で客足が落ち込み一時的に失
速感が窺われたものの、消費税増税前の駆込み需要が強まるなかで持ち直し。2月の乗用車
販売は、小型乗用車が前年比11.8%減少したものの、普通乗用車が25.9%増加し、全体で
は前年比5.6%増と6か月連続で増加。
住宅建築:増加。2月の住宅着工戸数は、貸家が前年比13.2%減と2か月連続で減少したも
のの、持家が3.8%増と2か月ぶりに増加し、分譲住宅も46.2%増と2か月連続で増加し、
全体では前年比0.7%増と7か月連続で増加。
設備投資:回復傾向。医療・介護関連施設、店舗等の新改築のほか、省エネ関連設備の設置
も散見されるなど、回復傾向。
公共工事:横 這 い 。2 月 の 公 共 工 事 保 証 請 負 額 は 、市 町 村 が 前 年 比 3 9 . 0 % 増 加 し た も の
の、国が 56.0%減少、県が 44.9%減少し、全体では前年比 29.1%の減少。
生産活動:上 向 き 。 機 械 は 、 品 目 に よ る ば ら つ き が あ る も の の 、 半 導 体 製 造 装 置 や 工 作
機械などで好調な動きがみられるなど上向き。地場産業関連は、需要の減退や原材料価
格の上昇等の影響により、総じて低調な状況にあるが、一部に回復の動き。
観光:大雪の影響により停滞。2 月 の 県 内 観 光 は 、週 末 に 2 週 続 け て 降 雪 と な っ た 影 響 を
広範に受け、宿泊施設や観光施設の入込みが大幅に減少。
雇用情勢:改 善 傾 向 。2 月 の 有 効 求 人 倍 率 は 前 月 比 0 . 0 3 ポ イ ン ト 低 下 し 0 . 9 1 倍 。新 規
求 人 数 は 、前 年 比 1 . 0 % 増 と 1 0 か 月 連 続 で 増 加 。産 業 別 で は 、建 設 業 、製 造 業 、医 療 ・
福 祉 、サ ー ビ ス 業 等 は 増 加 、情 報 通 信 業 、運 輸 業・郵 便 業 、卸 売 業・小 売 業 、学 術 研 究 ・
専 門・技 術 サ ー ビ ス 業 、宿 泊 業・飲 食 サ ー ビ ス 業 、生 活 関 連 サ ー ビ ス 業・娯 楽 業 、教 育 ・
学習支援業等は減少。
(トピックス)
○3月 13 日、日本ミネラルウオーター協会は、2013 年のミネラルウオーター生産量につい
て公表。これによると、山梨県の生産量は 99 万 8,191kl(前年比 6.8%増)と3年連続
で増加。また、全国の生産量は 286 万 5,305kl で、山梨県の国内シェアは前年比 1.3 ポ
イント上昇し、34.8%と引続き全国1位。なお、2位は静岡県(22.3%)、3位は鳥取
県(10.1%)。
○3月 19 日、JR東海は、山梨リニア実験線(上野原市‐笛吹市、42.8km)で、一般向け
体験乗車を 2014 年 11 月から実施すると発表。これによると、11 月、12 月と 2015 年3
月の平日にそれぞれ数日間、体験乗車日を設定。1回に乗車できる定員は約 100 人で、
1日に2-3回運行。都留市にある山梨リニア実験センター乗降場から搭乗し、約 30 分
間の走行で時速 500 km を体感できる。乗車は有料で1人 2,500 円程度を見込んでいる。
<主要産業の動向 −山梨県− >
○汎 用 ・ 生 産 用 機 械 ・ 業 務 用 機械:半導体製造装置は、国内外の半導体メーカーによる生産
能力増強投資の活発化を背景に、受注・生産が好調に推移。工作機械は、海外における設備
投資需要の拡大を受け、受注・生産の増加傾向をたどっており、足許で増勢を増す動き。カ
メラ部品は、高級機種向けなど一部に安定した需要があるものの、全体としては海外市
場 に お け る 販 売 が 伸 び 悩 む な か 、受 注・生 産 が 横 這 い な い し 減 少 傾 向 。医 療 関 連 部 品 は 、
受注・生産が安定的に推移。
○電気機械、情報通信機械、電子部品・デバイス:電気機械は、コンピュータ数値制御装置の
受注・生産が、海外向けを中心に上向き。電子部品・デバイスは、受注・生産が横這い圏内
で推移。品目別では、車載向けのリードフレームが堅調なほか、光通信用のコネクタに動き。
○輸送機械:自 動 車 部 品 は 、 納 入 先 等 に よ る ば ら つ き が み ら れ る が 、 全 体 と し て は 受 注 ・
生産が横這い圏内で推移。生産の海外シフトが進み、国内の受注量が減少するなか、県
内のメーカーでは、自動車関連分野以外への進出を検討する動き。
○織物:ネ ク タ イ 地 は 、 受 注 は 総 じ て 前 年 並 み の な か 、 原 糸 価 格 の 高 止 ま り が 続 い て い る
ため、採算の改善はみられない状況。洋傘地は、受注が総じて伸び悩むなか、特に百貨
店向けの販売が振るわない先も。
○ニット:受注は前年を下回る状況にあるものの、足許では温暖な日が続いていることか
ら、春夏物の追加受注を期待する声も。春物のトレンドとして、例年より明るい色が好
まれる傾向。
○食料品:ワ イ ン は 、 出 荷 が 堅 調 に 推 移 し て い た も の の 、 大 雪 の 影 響 に よ り 小 売 段 階 で 売
上げが落ち込む先も。清酒は、需要拡大を狙い蔵開きなどのイベントが実施されたもの
の、大雪の影響により例年と比較して客足が遠のいている模様。
○宝飾:消 費 税 増 税 を 目 前 に 控 え 、 百 貨 店 や 専 門 店 な ど で 各 種 イ ベ ン ト ・ 催 事 が 盛 り 上 が
りを見せるなか、受注・生産は横這いないし前年をやや上回る状況。品目別では、ネッ
クレスやブレスレットが人気。
【長野県】(長野経済研究所)
現在の景気:回復に向けた動きがみられる。
3か月程度の見通し:今後については、消費税増税後の需要の反動減の影響や個人所得動向
のほか、海外情勢についても注視していく必要がある。
個人消費:回復傾向。2月の大型小売店販売は、前年比3.7%と10か月連続で増加。百貨店
販売は前年比8.9%減少。大雪の影響で来店客数が減少したほか、商品が入荷する見通しが
立たない等の状況から、衣料品の売上が減少。スーパー販売は前年比5.3%増加。記録的な
大雪は来店客数に影響を及ぼしたものの、物流の停滞による不安から食料品などを買い求め
る動きが強く、売上は前年を上回って推移。乗用車販売は、消費税増税前の駆込み需要もあ
り、普通乗用車が前年比24.3%増加、小型乗用車が3.2%増加、軽自動車が32.4%増加し、
全体では前年比21.9%増と6か月連続で増加。
住宅建築:横這い。2月の住宅着工戸数は、持家が前年比2.0%増加、貸家が10.1%増加し
たものの、分譲住宅が58.8%減少し、全体では前年比7.6%減と13か月ぶりに減少。
設備投資:持ち直し。長野経済研究所の 2013 年度設備投資動向調査によると、設備投資実
績見込額(県外・海外含む)は、製造業が前年度実績見込比 9.1%増加、非製造業が 7.4%
増加し、全産業では前年度実績見込比 8.7%増の増額見込み。設備投資DIは製造業が+5.5、
非製造業が+23.0、全産業では+14.3。
公共工事:横這い。2 月 の 公 共 工 事 保 証 請 負 額 は 、 国 が 前 年 比 1 4 . 6 % 減 少 、 市 町 村 が
12.3%減少したものの、県が 39.1%増加、独立行政法人等が 4,755.0%増加し、全体
では前年比 57.4%増加と3か月ぶりに増加。
生産活動:持 ち 直 し 。1 月 の 鉱工業生産指数(季調済)は 前 月 比 0 . 4 % 上 昇 。原 指 数 は 前
年比 6.9%上昇し7か月連続で上昇。消費税増税前の駆込みを含めた内需の回復や底堅
い海外景気による輸出の安定推移などにより、生産は持ち直し。工作機械等が堅調に推
移した汎用・生産用・業務用機械や、民生用機械の生産が増えた電気機械などが前年比
上昇。パソコン関連の減産等の影響により情報通信機械は前年比低下。
雇用情勢:持ち直し。2 月 の 有 効 求 人 倍 率 は 、 1 . 0 1 倍 と 前 月 と 同 水 準 。 新 規 求 人 数 ( 全
数)は、常用労働者が前年比 1.1%減少、パートが 1.3%減少したものの、臨時・季節
労働者が 56.0%増加し、全体では前年比 2.4%増と 11 か月連続で増加。産業別では建
設業が前年比 9.7%減少、卸売業・小売業が 1.2%減少したものの、製造業が前年比
24.5%増加。新規求職者数は、前年比 17.9%減と7か月連続で減少。
(トピックス)
○経済産業省が発表した 2013 年の工場立地動向調査(速報)によると、長野県内の立地件
数は 44 件、面積は 97ha と前年(36 件、47ha)に比べ大幅に増加。このうち太陽光発電
目的の立地が 28 件 64ha と過半を占めた。
○観光庁のまとめによると、2013 年の県内の外国人延べ宿泊者数は 52 万 7,430 人(暫定
値)。伸び率は前年比 82.9%と都道府県別で首位。
<主要産業の動向 −長野県− >
○汎用・生産用・業務用機械:工作機械や産業用ロボットの生産が増加。
○情報通信機械:パソコンの生産が減少。
○輸送機械:自動車部品の 生 産 が 増 加 。
【富山県】(北陸銀行)
現在の景気:緩やかに回復しつつある。
3か月程度の見通し:輸出環境の改善や経済対策などを背景に、緩やか回復していくことが
期待される。また、消費税率引上げに伴う駆け込み需要も見込まれる。ただし、欧州や中国
等の対外経済環境の不確実性や為替動向等が景気に与える影響に留意する必要がある。
個人消費:持ち直している。大型小売店販売(既存店)は前年比で11月0.9%増から12月0.6%
減に転じる。乗用車新車登録台数は前年比で12月31.0%、1月27.3%増と5か月連続の増
加。勤労者世帯の消費者支出は実質前年比で11月4.5%、12月26.2%増と2か月連続の増加。
住宅建築:消費税税率引き上げ前の駆け込み需要が終わり、増加ペースが弱まっている。新
設住宅着工戸数は前年比で1月1.8%、2月7.0%減と2か月連続の減少。
設備投資:持ち直しの動きがみられる。建築着工床面積(非居住用)は前年比で1月48.1%
増から2月43.5%減に転じる。日本銀行富山事務所が3月に実施した北陸短観における平成
25年度の設備投資計画額(全産業)は前年比0.8%減。
公共工事:堅調に推移している。公共工事請負額は前年比で2月 39.5%減から3月 18.6%
増に転じる。
輸出:回復傾向が一服している。伏木港の通関輸出額は前年比で1月 13.4%、2月 9.4%減
と2か月連続の減少。
生産活動:緩やかに持ち直している。1月鉱工業生産指数(季調値)は総合で 103.9(前月
比 1.1%上昇、原指数は前年同月比 11.8%上昇)。業種別は「はん用・生産用・業務用機械」
「金属製品」が前月比上昇、「電気機械」「医薬品含む化学」「プラスチック製品」が前月
比低下。在庫指数(季調値)は 117.6 で前月比低下。
観光:前年を下回っている。宇奈月温泉の宿泊客数は前年比で 12 月 0.7%、1月 6.8%増
の2か月連続の増加。
雇用情勢:改善が進んでいる。有効求人倍率(季調値)は総合で1月 1.36、2月 1.37 と
12 か月連続の上昇。新規求人数は前年比で1月 22.9%、2月 10.5%と3か月連続の増加。
(トピックス)
○富山県労働局が3月に発表した富山県内の2月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比
0.01 ポイント増の 1.37 倍となり、14 か月連続で上昇した。有効求人倍率は 2 万 4,648
人で前年同月比 20.6 ポイント増であった。同局長は「雇用情勢は一層改善が進んでいる」
とした。主要産業別では、公共工事の発注や消費増税前の住宅への駆込み需要によって建
設業やアルミ関連の製造業などで新規求人数が増加した。
○北陸の特徴を活かした成長戦略を官民で話し合う北陸産業競争会議の最終会合が3月に
開かれた。各県で盛んな医薬品、炭素繊維、金属加工関連産業の一大集積地を目指す「北
陸産業競争力強化戦略」を取りまとめた。
<主要産業の動向 −富山県− >
○金属製品:1月の生産指数は 115.7 で、前月比 7.8%上昇。前年同月比でも 21.6%上昇。
アルミニウム非建材製品、住宅規格商品は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の影響から
生産、出荷ともに増加となっている。民生用包装容器については、生産、出荷ともに横ばい
となっている。
○はん用・生産用・業務用機械:1月の生産指数は 121.8 で、前月比 14.6%上昇。前年同月
比でも 39.6%上昇。自動車・航空機産業向けの軸受けは生産・出荷ともに増加しており好
調に推移している。
○電気機械:1月の生産指数は 60.0 で、前月比 5.4%低下。前年同月比でも 10.5%低下。電
子部品・デバイスなどが減少していることが、一つの要因である。
○医薬品:1月の生産指数は 164.2 で、前月比 8.3%低下も前年同月比では 14.9%上昇。依
然として高い生産水準を維持している。在庫指数は 160.2(前月比 1.3%低下)と引き続き
高水準である。
○医薬品:富山県薬業連合会(以下、県薬連)は3月に海外進出促進に関する講演会を開き、
日本製薬工業会国際委員会アジア部会アドバイザーの高下洋一ミノファーゲン製薬顧問が
「製薬企業の海外展開について」と題して話した。会員企業の海外展開に役立ててもらおう
と県薬連が初めて開き、県内製薬関連企業から 40 人余りが参加した。高下氏は千寿製薬(大
阪)で約 20 年間、海外展開に携わった経験などを踏まえ、海外進出のさまざまな形態のメ
リットやリスクを事例を交えて紹介。「海外展開の担当者には最大限の権限を持たせるべ
き」とし、進出を成功させる手法としては、特長ある製品を開発するほか「現地企業と JV
(ジョイントベンチャー)による展開を図る間にノウハウを習得することが大事」とした。
公演に先立ち、県薬連の稲田国際交流委員長が「海外展開の在り方を再認識してもらいたい」
と挨拶した。
【富山県】(富山銀行)
現在の景気:横這い基調
3か月程度の見通し:緩やかな持ち直しが見られるものの、先行き不透明感は強い。
個人消費:弱含みであるが、一部持ち直し基調。12月の百貨店・スーパーの販売額(消費税
込み)は127億円となり、前月比26.3%の増加、前年同期比0.9%の減少となった。家電販
売は省エネ機能の高い白物家電の販売好調もあり持ち直している。消費税率引き上げ前の駆
け込み需要も見られている。
住宅建築:横這い基調。2月の新築住宅着工戸数は331戸で、前年同期比7.0%の減少となっ
た。床面積は37,272㎡となり、前年同期比15.1%の減少となった。リフォーム需要は引き
続き旺盛である。
設備投資:横這い基調。日本銀行富山事務所が実施した12月の短観で2013年度の設備投資計
画を見ると、全産業ベースで、持ち直し局面にあった2012年度とほぼ同水準となっている。
非製造業では、大型投資の反動減から前年を下回っているものの、製造業では、紙・パルプ、
生産用機械、電気機械などを中心に前年を上回っている。
公共工事:増加傾向を維持。公共工事請負額は、各種経済対策に基づく案件を中心に増加傾
向を維持している。
生産活動:持ち直している。医薬品を中心とする化学は高水準の生産を続けている。汎用・
生産用・業務用機械は自動車用向けなどの受注増から増加している。
雇用情勢:持ち直している。1月の富山県有効求人倍率(季節調整済)は、1.36 倍となり、
前月に比べ 0.09 ポイントの上昇、前年同月比(原指数)0.35 ポイントの上昇となった。
【石川県】(北國銀行)
現在の景気:県内経済は持ち直しており、緩やかに回復しつつある。個人消費については、
大型小売店販売、新車販売実績が前年を上回っている。生産活動については持ち直しの動き
が見られる。住宅建築や公共工事も前年を上回る水準を維持している。また、観光について
は、県内主要温泉地の浴客数が前年を下回ったが、主要観光地の入り込み客数は増加傾向に
ある。
3か月程度の見通し:最近の市場動向を背景に、受注環境や消費マインドの改善がみられ、
持ち直しの兆しがみえる。足元では、消費税引上げを控えた駆け込み需要が現れているが、
4月以降増税後の反動に留意する必要がある。全体としては、緊急経済対策の効果や欧州、
米国、新興国の海外需要の持ち直しを背景に回復基調に向かうことが期待される。しかしな
がら、海外経済を巡る不確実性は依然として高く、景気を下押しするリスクも存在すること
から、その動向には留意が必要である。
個人消費:持ち直しの動きがみられる。1月の大型小売店販売額は、8か月連続で前年を上
回る水準で推移している。消費マインド改善や足元の雇用・所得環境に改善の動きが見られ
ることが要因。3月の新車販売実績は、前年同期比18.4%増となり、8か月連続で前年を上
回った。消費行動は高額品・付加価値サービスへの関心は引き続き続いており、4月の消費
税率引上げ前の駆け込み需要も一要因となっている。
住宅建築:持ち直している。2月の新設住宅着工戸数は前年同月比18.9%減となり、2か月
連続で前年同月を下回った。持家でも5か月ぶりに前年同月を下回った。4月の消費税率引
上げ前の駆け込み需要の反動が要因と考えられるが、全体では前年を上回っている。
設備投資:やや伸び悩んでいる。2月の非居住用着工建築物床面積は前年同月比 10.0%増
と 4 か月ぶりに前年同月を上回った。しかし、企業の設備投資意欲は4月の消費税率引上げ
により、やや停滞ぎみとなっている。製造業では電気機械、医薬品製造業等に、非製造業で
は食料・飲料卸売業、運輸・通信業に投資意欲がある。
公共工事:前年を上回っている。2月の公共工事発注状況は、件数は前年比 35.9%増の 12
か月連続で前年比増加となり、請負金額は同比 24.6%増と4か月ぶりの増加となった。今
年度累計では、北陸新幹線関連の施設案件や小・中学校の耐震関連工事等を中心に、件数は
26.4%増、請負金額は 27.1%増と前年を大幅に上回っている。
輸出:回復している。1月の金沢税関支署管内の輸出額は前年同月比 70.1%増と大幅な増
加となり、9か月連続で前年を上回った。一般機械や電気機器のほか、液晶画面用、半導体
設備用の科学光学機器が好調である。一般機械の内では、建設用鉱山用機械(同比 199.6%
増)、繊維機械(111.7%増)、荷役機械(同比 32.1%増)となった。
生産活動:持ち直しの動きがみられる。1月の鉱工業生産指数(季調済)は、129.0 と前月
比 0.5%増加で4か月ぶりの上昇となった、前年5月より生産指数は 120 の水準を維持して
いる。業種別にみると、繊維工業(同比 1.5%増)、機械工業(前月比 1.2%増)が増加し
たが、化学工業(同比 5.2%減)の減少が影響した。主力の機械工業の内訳は、輸送機械工
業(同比 49.0%増)、はん用・生産用・業務用機械工業(同比 6.0%増)、電気機械工業(同
比 8.4%減)となった。
観光:横ばい。2月の県内主要温泉地の浴客数(速報値)は、前年同月比 6.3%減となり、
前年を下回る状況にある。一方、2月の県内主要観光地の入り込み状況(速報値)は前年同
月比 1.6%減となったが、本年度累計は前年を上回る水準となっている。特に兼六園への入
場者数は前年を上回り、外国人観光客の入場者数増加が顕著である。
雇用情勢:回復している。2月の有効求人倍率(季調済)は 1.28 倍となり前月と同水準と
なった。前年3月以降は1倍を上回る水準を維持している。新規求人数は 11 か月連続で前
年同月比増加している。新規求人を産業別にみると、建設業、製造業、運輸業・郵便業、卸
売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉、複合サービス事業、サービス業等で
増加し、情報通信業、教育・学習支援業等で減少した。雇用失業情勢は一部厳しさが残るも
のの、回復している。
(トピックス)
○石川県は、昨年9月末までの1年間を対象とした人口と世帯の推計を発表した。昨年 10
月1日現在の推計人口は 115 万 9,015 人で、前年同月比 3,938 人減少した。出生者から
死亡者を差し引いた自然動態は 2,962 人減、転入者から転出者を引いた社会動態が 976
人減だった。自然動態は9年連続、社会動態は 18 年連続のそれぞれマイナス。転入、転
出者の状況をみると、隣県、大都市圏との移動が多かった。転入が転出を上回ったのは、
福井、富山など 23 道県あった。東京、愛知など 23 都府県で転出超過となった。
【福井県】
現在の景気:個人消費及び住宅建築において、持ち直しの傾向が見られる。
3か月程度の見通し:足元では消費税増税前の駆け込み需要や経済政策などを背景に、緩や
かに回復していくとみられるものの、一方で、消費税増税、米国や欧州など対外経済環境の
動向や物価・為替動向など景気に与える影響が懸念される。
個人消費:持ち直し。1月の大型小売店販売額は、全体で前年同月比1.9%増と9か月連続
で増加した。商品別では衣料品で前年同月比2.3%の減少したものの、身の回り品が前年同
月比1.6%、飲食料品が前年同月比1.5%、家具・家電・家庭用品が前年同月比3.5%、食堂・
喫茶前年同月比3.7%それぞれ増加した。2月の乗用車販売台数については、乗用車全体で
は前年同月比19.9%増と6か月連続の増加となった。
住宅建築:持ち直し。2月の住宅着工戸数は、持家が前年同月比18.2%、貸家が前年同月比
34.4%それぞれ減少し、全体では前年同月比25.2%の減少となった。
設備投資:一進一退。2月の非住宅着工床面積は、商業用で前年同月比 10.7%増加したも
のの、鉱工業用で前年同月比 19.6%、サービス用で前年同月比 22.9%それぞれ減少し、全
体で 44.2%の減少となった。
公共工事:一進一退。2月の公共工事請負額は、国が前年同月比 153.3%、独立行政法人等
が前年同月比 98.9%、県が前年同月比 21.1%、市町が前年同月比 6.3%いずれも増加し、
全体で前年同月比 54.9%の増加となった。
輸出:伸びが鈍化。地場産業の眼鏡枠・眼鏡2月の輸出実績は、前年同月比 29.7%増と5
か月連続で増加となった。2月の敦賀港・福井港の通関輸出額は前年同月比 16.6%減少と
なった。
生産活動:一進一退。1月の鉱工業生産指数(季調済)については、機械工業が前月比 0.4%
減少、繊維工業は前月比 6.2%減少し、全体で前月比 0.9%増加となった。
観光:一進一退。1月の芦原温泉旅館宿泊者数は、前年同月比 23.6%の増加。
雇用情勢:持ち直し。2月の有効求人倍率は、前年同月比 0.26 ポイント上昇し 1.43 倍と
なった。2月の新規求人数の主な産業別では、建設業で前年同月比 22.6%、製造業で前年
同月比 12.4%、卸売・小売業で前年比 20.6%、医療・福祉で前年同月比 6.5%でそれぞれ
増加し、全体では前年同月比 12.4%の増加となった。
【岐阜県】(共立総合研究所)
現在の景気:持ち直しの動き。
3か月程度の見通し:大幅に減速。
個人消費:改善。1月の大型小売店販売額(店調後)は、全体で前年比1.3%増と8か月連
続で増加。
住宅建築:踊り場。2月の住宅着工戸数は、持家が前年比1.1%減少、貸家が9.2%減少、分
譲住宅が47.5%減少し、全体では同13.6%減と2か月連続で減少。
設備投資:やや良化も低水準。当研究所の「K−REX(共立地域景況インデックス)2014
年3月期調査報告」では、岐阜県の設備投資K−REXは4.7と前回調査(2013年12月期調
査報告)比15.1ポイント上昇。
公共工事:増 加 。2 月 の 公 共 工 事 請 負 額 は 1 0 2 億 円 と 前 年 比 3 6 . 6 % 増 加 、4 月 か ら の 請
負額累計は 1,957 億円と 29.0%増加。
生産活動:回 復 傾 向 が 一 服 。1 2 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数( 季 調 済 )は 、汎 用 ・ 生 産 用 ・ 業 務
用機械器具、化学工業等が上昇したものの、輸送機械、電気機械等が低下したため、鉱
工業生産指数は 95.0、前月比 0.3%低下と前月に引続き低下。
雇用情勢:改 善 。 2 月 の 有 効 求 人 倍 率 ( 季 調 済 ) は 、 1 . 2 3 倍 と 前 月 比 0 . 0 1 ポ イ ン ト 上
昇。新規求人倍率(季調済)は 1.81 倍と前月比 0.07 ポイント低下。
(トピックス)
○12 月の景気動向指数CI(岐阜県統計課、平成 22 年=100)は、先行指数が前月比 1.8
ポイント低下し 108.6、一致指数は 0.3 ポイント上昇し 111.3 となった。
○東京商工リサーチによると、2月の県内企業倒産件数(負債額 1,000 万円以上)は、15
件(前年比7件増加)、負債総額は 16 億 3,500 万円(199.5%増加)となった。
○大垣市内の船町川湊跡が「おくの細道の風景地」として日本国指定名勝(国名勝)に指定
された。市内では初めての国名勝となり、県内では6番目。大垣市では、全国 13 か所の
関係市町とも連携して記念事業を展開予定。
<主要産業の動向 −岐阜県− >
○金属製品:持ち直し。12 月の金属製品工業生産指数は前月比 4.0%低下し 96.9 と3か
月振りに低下。
○ 汎 用・生 産 用・業 務 用 機 械 器 具:横 這 い 。1 2 月 の 汎 用・生 産 用・業 務 用 機 械 器 具 工 業 生
産指数は前月比 4.8%上昇し 117.3 と2か月振りに上昇。
○輸送用機械:弱含み。12 月の輸送用機械工業生産指数は前月比 2.3%低下し 90.0 と2
か月連続で低下。
○化学:一進一退。12 月の化学工業生産指数は前月比 7.1%上昇し 60.0 と2か月振りに
上昇。
○ プ ラ ス チ ッ ク 製 品:弱 含 み 。1 2 月 の プ ラ ス チ ッ ク 製 品 工 業 生 産 指 数 は 前 月 比 0 . 5 % 低 下
し 102.6 と2か月連続して低下。
○ 窯 業・土 石 製 品:回 復 傾 向 。1 2 月 の 窯 業・土 石 製 品 工 業 生 産 指 数 は 前 月 比 0 . 8 % 上 昇 し
102.3 と2か月振りに上昇。
○繊維:横這い。12 月の繊維工業生産指数は前月比 2.2%上昇し 95.7 と2か月振りに上
昇。
【岐阜県】(十六銀行)
現在の景気:消費増税前の駆込み需要により、個人消費が堅調に推移した。3月下旬は一般
消費財の駆込み購入が目立った。また、一部企業では人手不足が発生しており、有効求人倍
率が上昇、引続き全国を上回る水準で推移している。
3か月程度の見通し:4月1日に消費増税が実施されたことにより、個人消費で駆込み需要
の反動減が予想される。それに伴い、地元中小企業の生産量・販売量の低下が予想されるこ
とから、景況感は一時的に落ち込む見通し。
個人消費:増加。2月の新車登録台数(軽自動車除く)は、前年比14.2%増加と引続き堅調
に推移した。大型小売店販売(店調後)は、前年比4.5%の増加となった。
住宅建築:減少。2月の住宅着工戸数は、持家が前年比1.1%減少、貸家が9.2%減少、分譲
住宅が47.5%減少となり、全体で13.6%減と2か月連続で減少。
設備投資:増加。2013 年 12 月に実施した企業動向調査によれば、1-3月期の設備投資額
(予定)は増加見通し。
公共工事:増 加 。 2 月 の 公 共 工 事 請 負 額 は 、 前 年 比 3 6 . 6 % 増 と な っ た 。
生産活動:横 這 い 。 1 2 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数 ( 季 調 済 ) は 9 5 . 0 と 前 月 比 0 . 3 % 低 下 。 汎
用機械が前月比 4.8%上昇、化学が 7.1%上昇したものの、電気機械が 3.9%低下、輸
送機械が 2.3%低下した。
観光:増 加 。 2 月 の 長 良 川 温 泉 宿 泊 者 数 は 前 年 比 7 . 2 % 増 加 、 高 山 市 観 光 客 入 込 み 客 数
は前年並みとなった。
雇用情勢:改 善 。2 0 1 4 年 1 月 の 所 定 外 労 働 時 間( 5 人 以 上 )は 9 . 3 時 間 と 前 年 比 8 . 1 %
増加。2月の有効求人倍率は前月比 0.01 ポイント上昇の 1.23 倍であった。
(トピックス)
○2013 年 12 月の岐阜県の景気動向指数(CI:平成 22 年=100)は、先行指数が前月比
1.8 ポイント低下し 108.6、一致指数が 0.3 ポイント上昇し 111.3、遅行指数が 7.1 ポイ
ント上昇し 142.7 となった。
【静岡県】(静岡銀行)
現在の景気:緩やかに回復しつつある。
3か月程度の見通し:下降局面に入る見通し。
個人消費:持ち直し。2月の百貨店販売(百貨店協会調)は全体で前年比4.8%増と2か月
ぶりのプラス。主力の衣料品は前年比2.5%増と前年を上回った。うち婦人服は3.2%増加、
紳士服は2.8%増とともに前年を上回った。3月の乗用車販売(普通車・小型車)は前年比
13.4%増と7か月連続、軽乗用車は16.8%増と9か月連続で増加、全体では14.9%増と7
か月連続のプラス。
住宅建築:上向き。2月の住宅着工戸数は前年比9.1%増と4か月連続のプラス。分譲住宅
は59.3%減と4か月ぶりのマイナスとなったものの、持家は前年比1.5%増と8か月連続で
増加、貸家は76.9%増と3か月連続のプラス。
設備投資:上向き。2月の着工建築物床面積(非居住用)は前年比 32.5 %減と3か月ぶり
のマイナス。
公共工事:底 離 れ 。2 月 の 公 共 工 事 契 約 高( 建 通 新 聞 社 調 )は 、全 体 で は 前 年 比 5 8 . 5 %
減少。
輸出:上 向 き 。 2 月 の 静 岡 県 の 輸 出 額 は 前 年 比 3 . 5 % 増 と 6 か 月 連 続 の プ ラ ス 。 輸 送 用
機 器 は 前 年 比 0 . 3 % 増 と 3 か 月 連 続 で 増 加 、一 般 機 械 は 5 . 8 % 増 と 1 2 か 月 連 続 の プ ラ ス 、
電気機器は 0.9%減と2か月連続のマイナス。地域別では、アジアは前年比 0.6%減と
2 か 月 連 続 で 減 少 、E U は 0 . 4 % 減 と 1 4 か 月 ぶ り の マ イ ナ ス 、北 米 は 9 . 3 % 増 と 2 か 月
連続のプラス。
生産活動:底 離 れ 。 1 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数 ( 季 調 済 ) は 1 0 5 . 2 で 前 月 比 5 . 9 % 上 昇 と 4
か 月 連 続 の 上 昇 。化 学 、輸 送 機 械 、電 気 機 械 等 が 上 昇 、情 報 通 信 機 械 、非 鉄 金 属 が 低 下 。
原指数は 11.9%上昇と5か月連続で上昇。
観光:底 離 れ 。2 月 の 伊 豆 地 区 主 要 旅 館 の 売 上 高 は 前 年 比 減 少 。4 か 月 ぶ り の マ イ ナ ス 。
大雪が要因。
雇用情勢:持 ち 直 し 。2 月 の 有 効 求 人 倍 率( 季 調 済 )は 1 . 0 1 倍 と 前 月 比 0 . 0 1 ポ イ ン ト
上昇。新規求人倍率は 1.57 倍と前月比 0.06 ポイント低下。
(トピックス)
○ 静岡県内の中堅・中小企業(320 社)の 2014 年度設備投資計画額は、前年度比 20.1%増
と大幅に増加した。業種別では、金属製品や一般機械器具で老朽設備の更新投資が、輸送
用機械器具で生産性向上のための機械導入の投資が増えるなど、製造業が 24.8%増とプ
ラスに転じた。非製造業は、営業車両などの更新を計画する卸売業や建物の改修を予定す
るホテル・旅館業などの増加計画を受け 17.5%増と2年連続の増加見込み。
○ 企業の設備投資マインドを示す設備投資S.I.は、全産業で 4.0 と 2013 年3月調査(2.3)
に続き、2年連続のプラスとなった。
※(一財)静岡経済研究所による調査
【静岡県】(企業経営研究所)
現在の景気:緩やかな回復基調。
3か月程度の見通し:駆込み需要の反動から個人消費は部分的・一時的に減少も。一方、輸
出及び生産は海外経済の改善から緩やかに回復。
個人消費:底堅い。1月の大型小売店販売は、百貨店(店調済)は前年比0.6%減少、スー
パーも1.4%減となり、全体では前年比1.3%減と2か月連続で減少。3月の乗用車新規登録
台数は前年比13.4%増加、軽自動車を含む自動車新規登録台数(軽自動車には貨物を含む。)
は前年比15.5%増とともに7か月連続してプラス。
住宅建築:持ち直し。2月の新設住宅着工戸数は、持家は前年比1.5%増加、貸家は76.9%
増加したものの、分譲住宅が59.3%減少し、全体では前年比9.1%増と4か月連続のプラス。
設備投資:一進一退。3月の普通小型貨物車登録台数は前年比 42.9%増と4か月連続して
プラス。2月の着工建築物床面積(非居住用)は前年比 32.5%減と3か月ぶりにマイナス。
公共工事:減 少 。 2 月 の 公 共 工 事 は 、 件 数 は 前 年 比 1 6 . 4 % 減 少 、 金 額 は 2 5 . 5 % 減 少 、
保 証 金 額 は 6 . 4 % 減 少 と す べ て に お い て 減 少 し た 。請 負 金 額 の 減 少 は 国( 前 年 比 5 0 . 6 %
減少)によるところが大きい。
輸出:回 復 の 兆 し 。 2 月 の 清 水 税 関 支 署 管 内 輸 出 額 は 前 年 比 3 . 5 % 増 と 6 か 月 連 続 し て
増加。清水港でも 7.2%増と8か月連続のプラス。
生産活動:持 ち 直 し 。 1 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数 は 1 0 5 . 2 ( 前 月 比 5 . 9 ポ イ ン ト 上 昇 ) と 4
か 月 連 続 で 前 月 比 上 昇 。原 指 数 も 9 3 . 0( 前 年 比 1 1 . 9 ポ イ ン ト 上 昇 )と 5 か 月 連 続 し て
前年比上昇。2月の大口電力販売量は機械製造や紙、パルプの稼働増加などから、前年
比 2.9%増と8か月連続で増加。
観光:伸 び 悩 み 。 2 月 の 伊 豆 地 区 主 要 旅 館 で は 、 2 度 の 大 雪 の 影 響 も あ り 、 宿 泊 客 数 、
一人当り総消費単価がともに減少したことから、売上高はマイナス。(弊所調べ)
雇用情勢:改 善 。2 月 の 有 効 求 人 倍 率 は 1 . 0 1 倍 と 前 月 を 0 . 0 1 ポ イ ン ト 上 回 り 5 か 月 連
続 で 上 昇 。1 月 の 製 造 業 の 所 定 外 労 働 時 間( 事 業 所 規 模 3 0 人 以 上 )は 1 7 . 3 時 間 で 前 月
比 7.4%減少、前年比では 20.2%増と8か月連続でプラス。
(トピックス)
○(一財)企業経営研究所・静岡県東部地域企業経営動向調査(3月実施)における1-3
月期の(四半期)業況判断DIは全産業で 0.4(前期 6.7)となり、前期までの上昇傾向
から下降に転じた。製造業では食料品・紙パルプの低下が目立って 5.9 とマイナスに転
じ、非製造業でも全体で 4.6(前期 8.6)と低下した。2014 年4-6月の予想DIは全産
業で 20.9 と低下しており、消費増税の反動減の影響が懸念されていることがうかがえる。
<主要産業の動向 −静岡県− >
○製造業:県内製造業が消費増税に伴う駆込み需要で増産に追われている。特にルームエ
ア コ ン は 2 月 の 生 産 台 数 が 前 年 比 1 . 5 倍 、冷 蔵 庫 が 同 1 . 3 倍 と な っ た 企 業 も あ り 、足 許
の1-3月はフル稼働を見込む。紙おむつなども2週間分の在庫を積み増した企業もあ
る。
【静岡県】(清水地域経済研究センター)
現在の景気:緩やかな景気回復。
3か月程度の見通し:消費税増税による反動減により消費の一時的な落ち込みを見込む。
個人消費:持ち直し。2月の百貨店販売(関東経済産業局調べ)は、高級品の好調が続いた
まま、主力の衣料品や食料品も好調に推移、前年比4.9%増と最近にない増加となった。ス
ーパー販売も0.5%増と3か月ぶりの増加に転じており、いずれも消費税増税前の駆込み需
要を背景に売上が増加している。トータルでは前年比1.3%増加となった。3月の乗用車販
売は、前年比13.4%増となり、7か月連続の増加となった。軽乗用車販売も、前年比16.8%
増と9か月連続の増加となり、軽自動車を含む乗用車全体では前年比14.9%増と7か月連続
の増加となった。
住宅建築:増勢鈍化。2月の住宅着工戸数は、主力の持家が前年比1.5%増加、貸家が76.9%
増加し、全体では9.1%増と4か月連続の増加となった。分譲住宅は59.3%減と大きく減少
しており、ここ数か月の旺盛な住宅需要に陰りが見え始めている。
設備投資:持ち直し。2月の非居住用建築物着工は、床面積では前年比32.5%減、工事費予
定額についても24.2%減と3か月ぶりの大幅減少となった。当月はマイナスとなったものの、
マインドは上向きを維持している。3月の貨物車登録台数は、前年比42.9%増と4か月連続
の増加となった。
公共工事:鈍 化 。3 月 の 公 共 工 事 は 、件 数 で 前 年 比 2 1 . 7 % 減 と 2 か 月 連 続 の 減 少 、請 負
金 額 も 8 . 4 % 減 と 6 か 月 連 続 の 減 少 と な っ た 。請 負 金 額 は 、市 が 前 年 5 2 . 4 % 増 と 大 き く
増加したものの、国が 14.9%減少、県が 18.2%減少し、全体では減少となった。
輸出:上 向 き 。 2 月 の 清 水 税 関 支 署 管 内 港 輸 出 額 は 、 前 年 比 7 . 2 % 増 と 8 か 月 連 続 の 増
加 と な っ た 。品 目 と し て は 二 輪 自 動 車 類 、原 動 機 、プ ラ ス チ ッ ク な ど が 増 加 し た も の の 、
重電機器、金属鉱及びくずなどが減少した。
生産活動:上 向 き 。 1 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数 ( 季 調 済 ) は 1 0 5 . 2 と 前 月 に 比 べ 5 . 9 % 上 昇
し 4 か 月 連 続 で 上 昇 、前 年 同 月 比( 原 指 数 )で も 1 1 . 9 % 上 昇 し 5 か 月 連 続 で 前 年 比 上 昇
となった。化学、輸送機械、電気機械等が前月比上昇、情報通信機械、非鉄金属が低下
した。
観光:回 復 。 伊 豆 方 面 に お い て は 東 駿 河 湾 環 状 道 が 延 伸 に よ る ア ク セ ス 改 善 に よ り 、 春
先の行楽について、客足は順調に推移している。
雇用情勢:上 向 き 。1 月 の 有 効 求 人 倍 率 は 前 月 か ら 0 . 0 1 ポ イ ン ト 上 昇 し 1 . 0 1 倍 と 2 か
月 連 続 し て 1 倍 台 を 確 保 し た 。新 規 求 人 倍 率 は 前 月 比 0 . 0 6 ポ イ ン ト 低 下 し 1 . 5 7 倍 と な
った。
(トピックス)
○2013 年の県内宿泊客数は前年比 1.9%増と2年連続の増加となった。特に富士市では前
年比 46.1%増、富士宮市でも 8.9%増と静岡市から伊豆北部にかけての増加が目立つ。
2011 年までは減少傾向にあったものの、新東名高速道路の開通や富士山の世界遺産登録
の効果が背景にあると思われる。
【愛知県】(共立総合研究所)
現在の景気:緩やかな回復。
3か月程度の見通し:減速。
個人消費:回復傾向。1月の大型小売店販売(店調後)は、百貨店が前年比7.0%増加、ス
ーパーは0.1%減少、全体では前年比2.2%増と11か月連続で増加。3月の名古屋市内主要
百貨店5社の売上(速報)は前年比35.8%と8か月連続で増加。消費税増税前の駆込み需要
を追い風に高額品などの販売が伸びた。
住宅建築:伸び悩み。2月の住宅着工戸数は、貸家が前年比23.9%増加したものの、持家が
5.5%減少、分譲住宅は23.5%減少。全体では前年比3.4%減少。
設備投資:良化。当研究所の「K−REX(共立地域景況インデックス)2014年3月期調査
報告」では、愛知県の設備投資K−REXは△2.2と前回調査(2013年12月期調査報告)比
2.2ポイントの上昇。
公共工事:増 加 。 2 月 の 公 共 工 事 請 負 額 は 前 年 比 1 . 2 % 増 の 1 8 2 億 円 、 4 月 か ら の 請 負
額累計は 8.8%増の 4,310 億円。
輸出:増 加 。2 月 の 通 関 輸 出 額( 4 港 合 計:名 古 屋 港 、中 部 国 際 空 港 、衣 浦 港 、三 河 港 )
は、前年比 8.4%増加と 14 か月連続で増加。
生産活動:増 加 。1 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数( 季 調 済 )は 、鉄 鋼 が 前 月 比 1 2 . 4 % 低 下 、電 子
部品・デバイスが 21.3%低下したものの、輸送機械が前月比 14.6%上昇、汎用・生産
用・業 務 用 機 械 が 9 . 4 % 上 昇 、プ ラ ス チ ッ ク 製 品 が 7 . 0 % 上 昇 し 、全 体 で は 前 年 比 8 . 6 %
上昇。
観光:回 復 基 調 。 2 月 の 中 部 国 際 空 港 の 旅 客 数 ( 速 報 値 ) は 、 前 年 比 7 % 増 の 7 4 . 2 万
人となった。国際線は2%増の 34.3 万人、国内線は 12%増の 39.8 万人。
雇用情勢:改 善 傾 向 。 2 月 の 有 効 求 人 倍 率 ( 季 調 済 ) は 、 1 . 5 3 倍 と 前 月 比 0 . 0 4 ポ イ ン
ト上昇した。新規求人倍率(季調済)は 2.41 倍と前月比 0.20 ポイント上昇。
(トピックス)
○1月の景気動向指数CI(愛知県統計課、平成 22 年=100)は、先行指数が前月比 4.1
ポイント低下し 116.8 と2か月連続で低下、一致指数は 4.0 ポイント上昇し 122.7 と5
か月連続で上昇した。県統計課では「緩やかに回復している」との判断。
○東京商工リサーチによると、2月の県内企業倒産件数(負債額 1,000 万円以上)は、前
年比8件減少し 47 件、負債総額は前年比 71.0%減少し 85 億 3,000 万円となった。
○2月の名古屋市内の主要 17 ホテルの客室稼働率は、82.6%、前年比 1.5 ポイント上昇し
15 か月連続のプラスとなった。大型イベントはなかったものの、受験シーズンがピーク
を迎え受験生や学校関係者の利用が伸びたことや、堅調なビジネス需要が稼働率を下支え
した。
○トヨタ自動車の2月国内生産(単体)は 30.0 万台(前年比 99.7%)と6か月振りに前年
実績を下回った。国内販売は、16.2 万台(前年比 113.5%)と6か月連続で前年実績を
上回った。
<主要産業の動向 −愛知県− >
○鉄鋼:一進一退。1月の鉄鋼業生産指数は前月比 12.4%低下し 95.4。
○ 汎 用・生 産 用・業 務 用 機 械:上 向 き 。1 月 の 汎 用・生 産 用・業 務 用 機 械 工 業 生 産 指 数 は 、
前月比 9.4%上昇し 126.8。中部経済産業局管内主要8社の2月金属工作機械受注状況
を見ると、総受注高は前年比 0.5%減と7か月振りに前年を下回った。
○電気機械:上向き。1月の電気機械工業生産指数は、前月比 10.2%上昇し 116.6。
○ 輸 送 機 械:堅 調 。1 月 の 輸 送 機 械 工 業 生 産 指 数 は 前 月 比 1 4 . 6 % 上 昇 し 1 1 3 . 7 。2 月 分 名
古屋税関管内貿易概況は、自動車輸出額は、アメリカ、EU、アジア向けがそろって好
調で 11 か月連続の増加。自動車部品は、アメリカ、EU向けはともに前年比マイナス
であったものの、中国向けが堅調、14 か月連続の増加。
○プラスチック製品:回復傾向。1月のプラスチック製品工業生産指数は、前月比 7.0%
上昇し 125.9。
【愛知県】(百五経済研究所)
住宅建築:踊り場。2月の住宅着工戸数は4,650戸で、前年比3.4%減と2か月ぶりに減少。
持家は前年比5.5%と2か月ぶりに減少したものの、貸家は23.9%増と3か月ぶりに増加。
分譲住宅は23.5%減と11か月ぶりに減少。
輸出:増 加 。2 月( 速 報 )の 通 関 輸 出 額( 4 港 合 計:名 古 屋 港 、中 部 国 際 空 港 、衣 浦 港 、
三河港)は 1 兆 1,867 億円で、前年比 8.5%増と 14 か月連続で増加。輸出額全体の大
半 を 占 め る 名 古 屋 港 の 輸 出 額 は 、 繊 維 機 械 が 前 年 比 100.5 % 増 加 、 金 属 加 工 機 械 が
1 5 . 6 % 増 加 し 、全 体 で は 前 年 比 5 . 2 % 増 加( 1 4 か 月 連 続 の 増 加 )。中 部 国 際 空 港 の 輸 出
額 は 、科 学 光 学 機 器 が 前 年 比 2 . 3 倍 増 加 、通 信 機 が 2 3 倍 増 加 、重 電 機 器 3 . 9 倍 増 加 し 、
全体では前年比 23.1%増加(11 か月連続で増加)。
生産活動:上 昇 。 1 月 ( 確 報 ) の 鉱 工 業 生 産 指 数 ( 季 調 済 ) は 1 1 1 . 6 で 前 月 比 8 . 6 % 上
昇 、原 指 数 は 1 0 . 7 % 上 昇 。前 月 比 で は 、2 1 業 種 の 中 で 、輸 送 機 械 は 1 4 . 6 % 上 昇 、汎 用 ・
生 産 用・業 務 用 機 械 は 9 . 4 % 上 昇 、プ ラ ス チ ッ ク 製 品 は 7 . 0 % 上 昇 な ど 1 4 業 種 が 上 昇 し 、
鉄鋼は 12.4%低下、電子部品・デバイスは 21.3%低下、石油・石炭製品は 7.7%低下
など7業種で低下。
(トピックス)
○1月の景気動向指数CI(速報)は、先行指数 116.8、一致指数 122.7、遅行指数 119.7
となった。先行指数(前月比 4.1 ポイント低下)は2か月連続で低下、一致指数(4.0
ポイント上昇)は5か月連続で上昇、遅行指数(1.8 ポイント上昇)は7か月連続で上
昇。一致指数(採用系列8系列)では、投資財生産指数、鉱工業生産指数、人件費比率
(製造業)、大口電力使用量、輸入通関実績、所定外労働時間投入度(製造業)の6系
列はプラス、大型小売店販売額、有効求人倍率(学卒除、パート含)の2系列はマイナ
スとなった。
○愛知県統計課では「景気動向指数のこれまでの動きから判断すると、景気は緩やかに回
復している」とみている。
○愛知労働局によると、1月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比 0.04 ポイント上昇し
1.53 倍と2か月ぶりに前月を上回る。新規求人倍率は 0.20 ポイント上昇し 2.41 倍と2
か月ぶりに前月を上回る。
○愛知労働局によると 2014 年度3月新規高校卒業者の就職内定率(2014 年2月末)は前
年比 1.5 ポイント上昇し 97.9%と平成7年以降、過去2番目に高い水準となった。
○3月 31 日、愛知県はリニア中央新幹線の開業後の 2030 年頃の社会経済を展望し、2020
年までに取り組むべき重点的な戦略を明らかにするとともに、県内各地域の取組方向を
示す「あいちビジョン 2020∼日本一の元気を暮らしの豊かさに∼」を策定した。
【三重県】(三重銀総研)
現在の景気:景気は回復の動きがやや鈍化している。
3か月程度の見通し:景気は緩やかに持ち直していく見通し。
個人消費:回復。2月の大型小売店販売は、既存店で前年比0.2%減と4か月連続の減少。
3月の乗用車販売は前年比20.2%増と7か月連続の増加、軽乗用車販売も19.2%増と8か
月連続の増加。
住宅建築:減速。2月の住宅着工戸数は前年比0.6%減と6か月振りの減少。分譲住宅が前
年比42.7%減と2か月連続で減少、持家が5.9%減と15か月振りの減少。
設備投資:持ち直し。2月の着工建築床面積(非居住用)は前年比 57.0%減と2か月連続
の減少。3月の貨物車登録台数(除く軽)は前年比 16.5%増と5か月連続の増加となった
ほか1月の資本財生産は 2.6%増と 10 か月連続の増加。
公共工事:弱 含 み 。3 月 の 公 共 工 事 請 負 件 数 は 前 年 比 3 3 . 4 % 減 と 2 か 月 連 続 の 減 少 、金
額は 22.6%減と2か月振りの減少。
輸出:一 服 。 2 月 の 四 日 市 港 通 関 輸 出 額 は 前 年 比 7 . 1 % 増 と 2 か 月 振 り の 増 加 。 主 要 製
品 で あ る 乗 用 車 が 同 4 9 . 5 % 減 と 4 か 月 連 続 の 減 少 と な っ た も の の 、石 油 製 品 が 1 9 5 . 1 %
増と 13 か月連続の増加。
生産活動:拡 大 傾 向 。 1 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数 は 前 年 比 1 1 . 8 % 上 昇 と 2 か 月 連 続 の 上 昇 。
主 要 業 種 の う ち 、輸 送 機 械 が 2 3 . 0 % 上 昇 と 2 か 月 連 続 の 上 昇 と な っ た ほ か 、電 子 部 品 ・
デ バ イ ス が 9 . 9 % 上 昇 と 2 か 月 連 続 の 上 昇 。1 月 の 在 庫 指 数 は 同 3 0 . 4 % 低 下 と 7 か 月 連
続の低下。
観光:拡 大 傾 向 。 1 月 の 県 内 の 主 要 水 族 館 の 入 場 者 数 は 、 前 年 比 1 4 . 5 % 増 と 1 5 か 月 連
続の増加。
雇用情勢:拡 大 傾 向 。2 月 の 有 効 求 人 倍 率( 季 調 済 )は 1 . 2 1 倍 と 2 か 月 振 り の 上 昇 。新
規求人倍率は 1.81 倍と3か月振りの上昇。新規求人数は、全体(学卒除く・パートタ
イ ム 含 む )で 前 年 比 1 3 . 8 % 増 と 3 2 か 月 連 続 の 増 加 と な っ た ほ か 、学 卒 ・ パ ー ト を 除 く
求人も同 19.7%増と 11 か月連続の増加。
(トピックス)
○3月 18 日、三重県が南海トラフ地震などの地震被害想定について、地震・津波による人
的被害、物的被害、ライフラインや交通施設の被害、経済被害などの想定結果を発表。こ
の想定結果によると、理論上最大クラスの南海トラフ地震発生に対する死者数は5万
3,000 人、全壊・焼失棟数は 24 万 8,000 棟と推計され、経済被害は直接的被害・間接的
被害あわせて約 26 兆 1,000 億円となる見通し。
○3月 22 日、四日市市により設置された「四日市市産業活性化戦略会議」が、「四日市市
産業活性化戦略に関する提言書」を同市に提出。提言書では、①臨海部工業地帯等の再生
高度化戦略、②中小企業・ベンチャー企業・新産業の競争力強化戦略、③多彩な人材を惹
きつける魅力ある都市基盤・居住環境整備戦略、の3つを柱としており、今後、同市が「ア
ジア随一のクオリティ産業都市」となるための戦略が展開される予定。
【三重県】(百五経済研究所)
現在の景気:緩やかな回復。
3か月程度の見通し:回復傾向は一時弱まる見通し。
個人消費:回復の動き。1月の大型小売店販売(既存店)は、前年比1.2%減と3か月連続
で減少。3月の新車登録台数は34.6%増と7か月連続で増加、軽乗用車の新車販売台数も
19.2%増と8か月連続で増加、乗用車全体では19.8%増と7か月連続で2桁の増加。2月
の消費者物価指数(総合指数)は、前月比0.1ポイント上昇、「他の被服類」、「家庭用耐
久財」などが上昇し、前年比は1.3ポイント上昇(9か月連続プラス)。
住宅建築:減速。2月の住宅着工戸数は、持家は前年比5.9%減と15か月ぶりに減少、貸家
36.8%増加し6か月連続で増加、分譲住宅は42.7%減と大幅に減少し2か月連続で減少、
全体では前年比0.6%減と6か月ぶりに減少。床面積(前年比7.7%減)も6か月ぶりに減少。
設備投資:一部で増加。2月の着工建築物床面積(非居住用)は、前年の反動減で前年比
57.0 % 減 と 2 か 月 連 続 で 減 少 。 3 月 の 貨 物 自 動 車 の 新 車 登 録 台 数 は 、 普 通 貨 物 は 前 年 比
10.4%増と3か月連続で増加、小型貨物は前年比 20.6%増と4か月連続で増加し、全体で
は前年比 16.5%増と5か月連続で増加。
公共工事:一 服 。2 月 の 公 共 工 事 請 負 件 数 は 、県 が 前 年 比 1 1 . 2 % 増 加 、独 立 行 政 法 人 等
が 200.0%増加したものの、国が前年比 43.5%減少、市町が 34.9%減少し、全体では
前 年 比 16.4 % 減 少 。 請 負 金 額 は 、 昨 年 度 に 道 路 関 連 の 大 型 工 事 が あ っ た 国 が 前 年 比
22.5%減少したものの、下水道事業などの大型工事があった市町が 44.5%増加、県が
5.2%増加、独立行政法人等が 409.6%増加し、全体では前年比 5.4%増と2か月ぶり
に増加。
輸出:輸 出 入 と も に 増 加 。 主 要 港 で あ る 四 日 市 港 で は 、 2 月 の 輸 出 は 、 自 動 車 、 半 導 体
等電子部品などは減少したものの、鉱物性タール及び粗製薬品、プラスチックなどが増
加し、全体で前年比 5.5%増と2か月ぶりに増加。輸入は、原油及び粗油、液化石油ガ
スなどが減少したものの、液化天然ガス、石油製品、半導体等電子部品などが増加し、
全体で 5.5%増と7か月連続で増加。2月の県内3港の合計では、15 か月連続で増加、
輸入は7か月連続で増加。
生産活動:回 復 。 1 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数 ( 季 調 済 ) は 、 前 月 比 7 . 7 % 上 昇 と 3 か 月 連 続
で 上 昇 。プ ラ ス チ ッ ク 製 品 は 2 1 . 1 % 低 下 、電 気 機 械 は 1 8 . 1 % 低 下 、そ の 他 製 品 は 2 5 . 5 %
低 下 し た も の の 、輸 送 機 械 は 1 6 . 6 % 上 昇 、電 子 部 品・デ バ イ ス は 9 . 0 % 上 昇 。2 月 の 大
口電力使用量は前年比 0.5%増と8か月連続で増加。
雇用情勢:回 復 の 動 き 。2 月 の 有 効 求 人 倍 率( 季 調 済 )は 1 . 2 1 倍( 前 月 比 0 . 0 2 ポ イ ン
ト上昇)と2か月ぶりに上昇、10 か月連続で1倍を超えた。正社員の有効求人倍率は
0.66 倍(前年比 0.15 ポイント上昇)と上昇。
(トピックス)
○3月 30 日、紀勢自動車道「紀伊長島 IC−海山 IC 間(15.1km)」が開通し、これにより
紀勢自動車道(55.3km)が全線開通となった。過疎化が進む東紀州地域にとって、防災、
観光、救急医療、産業振興などで大きな役割を果たすことが期待されている。
○4月1日から、三重県では「災害に強い森林づくり」、「県民全体で森林を支える社会づ
くり」を進めるため、「みえ森と緑の県民税(県民税均等割の超過課税)」がスタートし
た。個人で年額 1,000 円、法人で年額 2,000−8,000 円(資本金等の額による)。
【滋賀県】(しがぎん経済文化センター)
現在の景気:引き続き緩やかに回復。
3か月程度の見通し:増税後の反動減などの影響で、弱含みの状態になるとみられている。
個人消費:好調持続。2月の大型小売店販売(店調前)は、ウエイトの高い飲食料品が9か
月連続で増加、家具が4か月連続で増加したのに加え、衣料品をはじめ家電品、家庭用品、
身の回り品がプラスに転じたため、全体では前年比5.5%増と4か月連続で増加。店調後は
前年比1.5%増と5か月ぶりに増加。新車登録台数(普通・小型乗用車)は前年比16.3%増
と6か月連続で増加。軽乗用車販売は前年比36.8%増と7か月連続で増加。
住宅建築:一転し、大幅に減少。2月の住宅着工戸数は、持家が2か月連続で減少し、貸家
が3か月ぶりに減少し、分譲住宅は2か月ぶりに減少したため、全体では前年比23.4%減と
6か月ぶりに大幅の減少。
設備投資:再び増加。2月の建築着工床面積(非居住用)は、工業用が減少したものの、商
業用、サービス業用が増加し、全体では前年比 42.6%増と2か月ぶりに増加。トラック新
車登録台数は前年比 4.9%増と5か月連続で増加。
公共工事:堅調持続。2月の公共工事請負額は前年比 69.6%増と2か月連続で増加。件数
は前年比 5.6%増と2か月ぶりに増加。
生産活動:上昇持続。1月の鉱工業生産指数(季調済)は前月比 3.0%上昇し4か月連続で
上昇。金属製品、電気機械、化学が上昇。原指数は前年比 10.0%上昇し4か月連続で上昇。
出荷指数(原指数)は前年比 6.8%上昇し4か月連続で上昇、在庫指数(原指数)は 0.7%
低下し2か月連続で低下。
観光:全体に伸び悩み。2月の県内主要観光地入込客数は、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」
の関連イベントの効果で長浜周辺の観光施設は増加したものの、天候不順の影響で多くの観
光施設や道の駅で伸び悩んだ。
雇用情勢:改善持続。2月の有効求人倍率(季調済)は前月比 0.01 ポイント上昇し 0.94
倍。新規求人倍率(季調済)は前月比 0.03 ポイント低下し 1.41 倍。新規求人数は 17 か月
連続で増加、新規求職者数は7か月連続で減少。12 月の常用雇用指数は前年比 1.3%増と3
か月連続で増加、製造業の所定外労働時間指数は前年比 7.2%増と9か月連続で増加。
(トピックス)
○しがぎん経済文化センターの「県内企業動向調査(1-3月期)」(2∼3月実施)によ
ると、現在の業況判断DIは前回(13 年 10-12 月期)から 18 ポイント改善し+19 とな
り、5四半期連続の上昇。4月の消費税率の引き上げが目前にせまり、駆け込み購入など
が本格化したためとみられる。業種別では、建設業が前回比 19 ポイント上昇し+42 と最
も高く、製造業が 15 ポイント上昇し+13、非製造業が 20 ポイント上昇し+16 とすべて
の業種で大幅上昇。
○上記と同時に実施した「消費税増税に伴う駆け込み購入と反動減の発生についてのアンケ
ート」によると、駆け込み購入が「発生する(している)」と答えた企業の割合は半数近
くにのぼった(47.9%)。業種別では建設業が 53.3%で他業種より高かった。前年と比
べた売上は、半数以上の企業で 10%を超える増加率となった。反動減が「発生する(し
ている、見込み)」は約5割(49.1%)となり、業種別では建設業が半数強(56.0%)。
発生時期は増税直後の「4∼6月」が8割近く(79.8%)にのぼった。売上の減少率は
「△10%」(25.7%)がトップで、「△20%」(19.7%)が続いた。
○2014 年の県内地価公示によると、全体では前年比 0.2%下落(前年:0.9%下落)と、6
年連続で下落したものの下落幅は4年連続で縮小。用途別では、商業地が 0.4%上昇(前
年:0.7%下落)となり、6年ぶりのプラスとなった。住宅地は前年比 0.3%下落(前年:
0.9%下落)となり下落幅は縮小。前年からの継続地点 329 地点のうち、上昇は 77 地点
(前年:30 地点)となり、上昇地点が大幅に増加。
<主要産業の動向 −滋賀県− >
○金属製品:生産指数(季調済)は前月比 13.5%上昇し 116.5、出荷指数(季調済)は 12.2%
上昇し 108.6。
○はん用・生産用・業務用機械:生産指数(季調済)は前月比 5.2%低下し 108.9、出荷指数
(季調済)は 5.5%低下し 109.2。
○電気機械:生産指数(季調済)は前月比 6.1%上昇し 127.9、出荷指数(季調済)は 7.3%
上昇し 118.3。
○輸送機械:生産指数(季調済)は前月比 3.3%上昇し 116.5、出荷指数(季調済)は 0.8%
上昇し 120.2。
○窯業・土石:生産指数(季調済)は前月比 1.0%低下し 72.8、出荷指数(季調済)は 8.4%
低下し 76.0。
○化学:生産指数(季調済)は前月比 18.7%上昇し 115.5、出荷指数(季調済)は 17.0%上
昇し 113.7。
○食料品:生産指数(季調済)は前月比 0.8%低下し 107.7、出荷指数(季調済)は 0.5%低
下し 113.8。
○信楽陶器業界:2月からの値上げを事前に通知したことと、消費税増税前の駆け込み需要の
影響により、1月の売上は前年比 212.4%増で大幅に増加した。2月は前月の反動から前年
比 42.9%減となったものの、3月は前年比 2.4%減で前年並みとなった。「信楽焼伝統工芸
士展」(4月 11 日∼5月 13 日)、「第九回信楽窯元散策路ぶらり窯元めぐり」(4月 11
日∼13 日)、「ほろ酔いうつわと地酒展」(4月5日∼5月6日)など、大型連休に向け
てイベント開催を多数予定している。
【京都府】(京都銀行)
現在の景気:企業部門は生産が駆け込み需要への対応もあって水準を切り上げ。個人消費は
駆け込み需要で大きく底上げも、住宅投資は増勢一服。全体では回復基調持続。
3か月程度の見通し:駆け込み需要の反動減や増税後のマインド低下で一時的反落必至。
個人消費:駆け込み需要が大きく底上げ。2月の百貨店販売は前年比+4.4%と4か月連続
前年比プラス。駆け込み需要で、衣料品(+4.9)や高額雑貨が全体を底上げ。一方、スー
パー販売は同+2.2%と2か月連続前年比プラス。衣料品(△4.9%)はなお苦戦も主力食料
品(+3.0%)が堅調。乗用車販売は同+16.0%と6か月連続前年比プラス、軽自動車も同
+28.9%と9か月連続前年比プラスで2月としては異例の高水準。駆け込みピークで絶好調。
住宅建築:平時ベースに急減速。2月の住宅着工戸数は、前年比+3.2%の1,370戸で9か
月連続前年比プラスも微増にとどまる。駆け込み需要は一服で水準は急減速。
設備投資:足元増額実施も新年度計画には慎重さ。足元3月までは大企業、中小企業ともに
2桁の増額実施で堅調。ただ新年度計画は増税後の情勢注視で慎重さ。
公共工事:増勢一服。2月の公共工事請負額は、前年比△36.1%、100 億円と4か月ぶりに
前年割れ。国、独行法人分が大幅減など、前月著増の反動減もあって増勢一服。
輸出:緩やかに持ち直すも伸びは限定的。半導体関連受注が持ち直し、自動車向けやスマー
トフォン向けは好調持続も、家電やパソコン向けは引き続き低調。全体としては緩やかな持
ち直しの動きが続くが、やや勢いには欠ける状態。
生産活動:駆け込み対応で水準切り上げ。1月の鉱工業生産指数は前年比+7.6%で、水準
は 110.4(季調済)と4か月ぶりに 110 台まで上振れ。駆け込み需要への対応で水準切り上
げも持続性がカギ。
観光:好調持続。2月の市内主要 14 ホテルの客室稼働率は、78.5%で前年を+5.0 ポイン
ト上回る高水準を堅持し、宿泊者数も同+11.0%と、2桁増の好調な賑わいを持続。外国人
客は約7割の著増。
雇用情勢:緩やかな改善の動きが持続。2月の有効求人倍率は、0.98 倍で前月比+0.01 ポ
イントと再び前月比上昇となり、一進一退模様も基調は緩やかな改善の動きが続く。一方、
1月の所定外労働時間は前年比△4.5%と3か月連続で前年を下回るも、現金給与総額は同
+1.1%と2か月連続前年比プラス。全体として緩やかな改善続く。
(トピックス)
○伝統工芸を通じて京都の魅力を発信するイベント「ブランド・ニュー・キョウト・プロジ
ェクト」が3月7、8日、東京都内で開催された。現代の暮らしになじむよう工夫された
工芸品が並び、初日から多くの人で賑わった。若手職人らでつくる実行委員会が、JR東
京駅前の商業ビルKITTE(キッテ)で開催し、約 40 の企業や組合が出展、友禅染の
技術で染めた革の財布や、法衣に使われる金襴を施したベルト、京仏具の技法を生かした
小物入れなどを展示販売した。また、繊維大手の先端技術と百貨店の企画力を取り入れた
涼しい浴衣や、京焼・清水焼の内部にステンレス容器を取り込んだ魔法瓶も並び、注目を
集めた。ステージでは、和鏡職人や雑誌編集者によるトークショーもあり、伝統工芸の奥
深さを来場者に訴えた。
<主要産業の動向 −京都府− >
○一般・精密機械:緩やかに増加。引き続き自動車向けや半導体関連が好調なほか、物流向け
も持ち直しているなど、内外の設備投資が持ち直していることを反映して、緩やかに増加し
ている。
○電子部品・デバイス:増勢やや一服も、高水準持続。薄型テレビ等家電向けやパソコン向け
が引続き低調なものの、太陽光発電関連向けはフル操業を続けているほか、自動車向けも一
段と生産水準が高まっている。また、スマートフォン向けも高操業を維持しているものの増
勢はやや一服。全体として高水準持続も勢いは減速気味。
○輸送機械:高水準の生産を持続。自動車向けは好調を持続し、駆け込み需要への対応もあっ
て一段と生産水準は高まっている。
○和装関連:厳しい減産調整が続くも、一部では漸く底入れの基調。各産地とも厳しい減産調
整の中、ここに来て一部で漸く底入れの兆しが窺われる。すなわち、ちりめん生産量(丹後
産地)は、12 月前年比△9.1%、1月同△2.0%の後、2月も同△7.6%と3か月連続で前年
を下回り、厳しい減産調整が続く。一方、帯地の出荷額(西陣産地)は、11 月前年比+6.0%、
12 月は同△2.7%と微減の後、1月は同+3.6%と再び前年を上回るなど、ほぼ底入れを確
認する動きとなっている。
○清酒:底入れを探る動きが続く。伏見の清酒蔵出量は、11 月前年比△0.7%、12 月同△1.7%
の後、直近1月は同△1.6%と3か月連続前年比微減。ほぼ下げ止まりで底入れを探る動き
が続く。
【大阪府】(近畿大阪銀行)
現在の景気:持ち直しの動き。
3か月程度の見通し:回復基調継続だが、国内・海外の経済動向等に注視要。
個人消費:緩やかに持ち直しの動き。1月の大型小売店の販売額(百貨店+スーパー/前年
比速報)は、全店ベース(前年比)の商品別で「飲食料品」が0.7%減となった一方で「衣
料品」が0.6%増となり、合計では1.3%増と11か月連続で増加。
住宅建築:緩やかに持ち直しの動き。2月の住宅着工総数は前年比26.4%減と6か月ぶりに
前年を下回った。貸家が1.2%減と8か月ぶり、分譲が46.8%減と2か月連続で減少。
設備投資:弱含みの動き。2014年度上期の近畿地区設備投資(2014年3月/日銀短観結果)
は、前年同期比、製造業全体で2.4%増、非製造業全体でも同様に2.4%増と計画される中、
中小企業(資本金1億円未満)については製造業で12.0%の減少、非製造業で8.0%の減少。
公共工事:緩やかに持ち直しの動き。2月の公共工事請負件数は前年比 3.7%減と4か月ぶ
りに減少、請負金額については前年比 27.9%減と 11 か月ぶりに減少。
輸出:緩やかに持ち直しの動き。2月の大阪税関管内通関輸出額(大阪府4港合計速報/大
阪港、堺港、岸和田港、関西空港)は速報ベースで前年比 17.5%増と 12 か月連続で増加。
生産活動:弱含みの動き(平成 17 年より平成 22 年へ指数の基準年を変更)。1月の近畿地
区鉱工業生産指数(確報)の前年同月比は 5.3%増と7か月連続で増加、前月比は 2.0%増
と2か月連続で増加。また、出荷指数(確報)の前年同月比は 6.6%増と7か月連続で増加、
前月比も 4.0%増と4か月連続で増加。
観光:緩やかに持ち直しの動き。平成 25 年 10∼12 月の大阪府の宿泊者数は前年同期比 8.8%
増加、宿泊単価については前年同期比 7.0%の増加。
雇用情勢:一進一退。平成 24 年1月より抽出替え(平成 17 年より平成 22 年へ指数の基準
年を変更)による1月の現金給与総額(事業所規模5人以上、名目賃金指数)は前年比 0.9%
減、所定外労働時間については前年比 10.5%の増加。
(トピックス)
○3月 27 日、JR西日本が駅構内の全店舗を「セブン-イレブン」に切り替えると発表し
た。売店型の「キヨスク」約 330 店舗、コンビニ型の「ハート・イン」約 180 店舗をそ
れぞれ「セブン-イレブン Kiosk(キヨスク)」「セブン-イレブン Heart・in(ハート・
イン)」と約5年間かけてリニューアルする。
【大阪府】(池田泉州銀行)
現在の景気:個人消費 増加、輸出 増加、雇用 上向き、生産活動 低調。
3か月程度の見通し:生産活動・企業倒産は先行き不透明。
個人消費:増加。2月の大阪府大型小売店販売額(百貨店+スーパー)は、1,310億円 前年
比5.0%増、12か月連続増(百貨店は16か月連続増)。
住宅建築:減少。2月の大阪府新設住宅着工件数は、3,925戸 前年比26.4%減。
公共工事:減少。2月の大阪府内公共工事請負件数は、288 件 前年比 3.7%減。請負額は、
222 億円 同比 27.9%減。
輸出:増加。2月の関西国際空港輸出額は、3,520 億円 前年比 18.3%増、12 か月連続増。
内訳は、半導体等電子部品 841 億円 前年比 9.8%増、科学光学機器 300 億円 同比 41.9%
増、電気回路機器 196 億円 同比 15.7%増など。国別では、米国 416 億円 前年比 14.6%増、
中国 909 億円 同比 28.4%増、EU364 億円 6.5%増。
生産活動:低調。1月の大阪府工業生産指数(H22 年=100)は、101.4 前月差 2.0 減、前
年差 2.1 減。鉄鋼 102.3、化学 96.9、繊維 92.6。
雇用情勢:回復。2月の大阪府有効求人倍率は、1.10 倍 前月より 0.01 ポイント上昇。新
規求人数は、71 千人 前年比 9.9%増。新規求職者数は、38 千人 同比 9.5%減。
(トピックス)
○日本一高い超高層複合ビル「あべのハルカス」が全面開業。開業(3/7)から3月末ま
での総来館者数は約 356 万人。入居する近鉄百貨店の売上も前年同月を大幅に上回る。
同じく、大阪マリオット都ホテルでも3月の平均客室稼働率は約 80%に達した。9割程
度が関西圏からの宿泊客で、ハルカス内での滞在時間が多いことも特徴。ハルカス展望台
が集客装置となり、百貨店、飲食店、また周辺施設でお金を使うことで、ハルカス効果が
波及している。
【奈良県】(南都経済研究所)
現在の景気:緩やかに持ち直している。
3か月程度の見通し:持ち直しの動きが続くとみられる。
個人消費:持ち直しつつある。2月の大型小売店販売(店調前)は、衣料品は4.6%減少、
飲食料品が1.6%増加となり、全体では前年比0.5%増と5か月ぶりの増加。2月の乗用車販
売は、新車登録台数(普通・小型乗用車)が前年比18.8%増と6か月連続の増加、軽乗用車
販売は前年比43.2%増と7か月連続で増加し、全体では前年比27.6%増と6か月連続の増
加。
住宅建築:一進一退。2月の住宅着工戸数は、持家、分譲住宅が減少したものの、貸家が増
加した。全体では前年比5.0%増と3か月ぶりの増加。
設備投資:減少。2月の着工建築物床面積(非居住用)は、前年比61.3%減と2か月連続の
減少。業種別では、製造業などで増加したものの、卸売業・小売業用、公務用が大幅に減少。
公共工事:一進一退。2月の公共工事請負金額は、国、その他の公共的団体が増加したもの
の、独立行政法人等、県、市町村が減少した。全体では前年比 2.3%減と3か月ぶりの減少。
生産活動:上向き。1月の鉱工業生産指数(季調済)は、前月比 1.6%上昇の 115.5 となり、
2か月連続の上昇。電気機械工業、輸送機械工業、印刷業など8業種が前月より上昇し、一
般機械工業、食料品・たばこ工業、プラスチック製品工業などの9業種が同低下。在庫指数
(季調済)は前月比 1.2%上昇の 122.4 となり、2か月連続の上昇。(奈良県鉱工業生産指
数は、2014 年1月分より 2010 年基準に移行)
観光:改善。2月の奈良市および周辺主要ホテル9社(10 ホテル)の客室稼働率は、前年
比 4.8 ポイント上昇の 62.4%。宿泊客数は前年比 5.1%増加。
雇用情勢:緩やかに改善。2月の有効求人倍率(季調済)は、前月比 0.01 ポイント上昇の
0.93 倍。有効求人数は前月比 4.8%増加、有効求職者数は前月比 3.9%増加。1月の所定外
労働時間(製造業、30 人以上)は前年比 14.3%増と8か月連続の増加。
(トピックス)
○近畿経済産業局がまとめた平成 25 年の近畿地区工場立地動向調査結果(速報)によると、
奈良県の工場立地件数は前年比 9.1%増の 24 件(新設 20 件、増設4件)、工場敷地面積
は同 62.9%増の 61.1ha となった。業種別工場立地は食料・飲料が5件、プラスチック
製品が3件、化学が2件、はん用機械、繊維が各1件、その他が 12 件。地域別では、南
和地域が 13 件、北和地域が 11 件の立地となった。研究所の立地が1件(前年1件)あ
った。
<主要産業の動向 −奈良県− >
○プラスチック製品製造業:県内のプラスチック業界は、医薬品関連や化粧品関連商品を取り
扱っている企業など一部には引き続き受注が旺盛なところもあるが、年明け以降は、昨年末
までの忙しさに比べ、総じて生産・出荷が落ち着いた状態で推移しているようである。また
消費税引上げ前の駆け込み需要の発生などに備え、生産体制を強化し、在庫を増やした企業
が多かったが、前回(1997 年:3%から5%へ)の消費税引き上げ時ほど、消費者の駆け
込み需要は高まっていないとの声もある。県内企業の大半は、原材料価格の高騰や、製造コ
スト上昇分をこれまでも販売価格に転嫁できておらず、4月以降の消費増税分を価格転嫁で
きるかどうか、不安に感じているとの声が多い。特に昨夏から秋にかけての原油高が影響し、
プラスチック原料の国産ナフサ価格が高騰している。第3四半期(67,800 円/kL :2013 年
10 月∼12 月)は、08 年7∼9月期の過去最高値(85,800 円/kL)以来の水準で、14 年1
∼3月期の価格も、72,000 円/kL 近辺まで値上りする見通しであり、収益への影響が懸念
される。一方、国の平成 25 年度補正「ものづくり補助金」を申請し、設備の新設・更新な
どに取り組もうとする動きが活発化しつつある。プラスチック成型協同組合の会合でも申請
状況について、組合員同士が意見交換する姿が目立ったようである。
○製薬業:「薬事工業生産動態統計」(厚生労働省)により奈良県内の医薬品生産状況をみる
と、2013 年1月∼11 月の生産金額は 335 億円で、前年同期比 30 億円減少(8.3%減)した
(全国は同 3.1%減)。内訳では自社製造(181 億円)は同 1.6%増加したものの、委託製
造(155 億円)は同 17.7%減少している。次に最近の各社の状況をみると、原材料価格は総
じて上昇基調にある中にあって、生薬(漢方薬)関連では特に大きく上昇しているものもあ
る。生産・出荷は横ばいないしはやや減少傾向にある企業が多いが、一部で売り上げを伸ば
しているメーカーもみられる。ただ、そのメーカーにおいても原材料価格の上昇分を製品価
格にフル転嫁できないことに加え、生産増加への対応のために時間外労働が発生。それが人
件費の大幅な増加に繋がったことから、収益面においては厳しい状況にある。一方で、配置
薬に限れば生産は前年比減少傾向が続いており、配置薬を主力とするメーカーでは厳しい状
況が続いている。また、消費税の増税に関しては、医薬品の「薬」という性質上大きな影響
は出ないと思われるが、健康補助食品に関しては、増税後消費が抑制されると考えられる。
したがって、最近県内で増えてきた健康補助食品にウエートを置くメーカーにとっては、懸
念材料となっている。
【和歌山県】(紀陽リース・キャピタル)
現在の景気:持ち直しの動きがみられる。
3か月程度の見通し:消費増税後には一時的に需要が弱含むものの、経済対策の効果や輸出
環境の改善などを背景に回復に向かうとみられている。
個人消費:まだら模様。2月の大型小売店販売(店調前)は前年比3.1%減と17か月連続で
減少。店調後は前年比0.2%増と8か月ぶりに増加。2月の乗用車販売(貨物車、その他を
含む)は前年比19.4%増と6か月連続で増加、軽自動車販売(貨物車、その他を含む)も前
年比6か月連続で増加。
住宅建築:足許減少したものの、持ち直し傾向。2月の住宅着工戸数は前年比21.2%減と6
か月ぶりに減少、床面積も前年比27.4%減と6か月ぶりに減少。
設備投資:緩やかな持ち直し。1月の県内民間建設工事受注高は、前年比 16.6%減と4か
月連続で減少。中小企業の設備資金需要は緩やかな持ち直し。
公共工事:足許減少したものの、持ち直し傾向。2月の公共工事請負額は前年比 4.2%減と
3か月ぶりに減少。
輸出:持ち直し。2月の和歌山税関支署管内通関輸出額(円ベース、速報値)は前年比 14.8%
増と 15 か月連続で増加。
生産活動:底入れ傾向。1月の鉱工業生産指数(季調済)は前月比 8.0 ポイント上昇し 113.8
と2か月連続で上昇。原指数の前年比も2か月連続でプラス。化学工業、はん用・生産用・
業務用機械工業、電気機械工業、石油・石炭製品工業、食料品工業、鉄鋼業など 10 業種が
上昇、金属機械工業、繊維工業など3業種が低下。
観光:足踏み。3月の白浜温泉宿泊客数(組合脱退施設調整後)は、前年比 4.1%減と3か
月連続で減少。
雇用情勢:持ち直し傾向。2月の有効求人倍率(季調済)は、0.94 と前月比横ばい。
(トピックス)
○県は、年末年始(2013 年 12 月 30 日∼2014 年1月3日)に県内の主要観光地7地域を訪
れた観光客数が前年度より 9.3%増の 135 万 9,230 人で、統計がある 1998 年度以降で最
多だったと発表。今後、7月の世界遺産登録 10 周年に向けた誘客の大型キャンペーンを
展開し、秋頃から高野山開創 1,200 年に向けたプロモーションを本格化させる。
○和歌山税関支署は、2013 年の県貿易概況を発表。輸出額は前年比 18.7%増の 6,173 億円、
輸入額は同 9.0%減の 6,409 億円、合計額が同 2.8%増の1兆 2,581 億円で4年連続増加。
輸出額は石油製品や鉄鋼が増加、輸入額は原油や粗油、有機化合物、粗鉱物が増加。
○和歌山社会経済研究所が県内 1,000 社を対象に実施した景気動向調査で、2013 年 10∼12
月期の景況を「良い」と答えた割合が、1986 年の調査開始以来初めて「悪い」を 0.9 ポ
イント上回った。建設業が過去にない好調ぶりをみせた反面、消費者に身近な小売・サー
ビス業などが伸び悩んだ。
○クラウド系情報通信会社のサイバーリンクス(和歌山市)がジャスダック市場(スタンダ
ード)に新規上場。県内上場企業は9社目。国内での社会的認知度を高め、主力の食品流
通業向けクラウドサービスでの販路拡大を図る。
<主要産業の動向 −和歌山県− >
○ 農業:県畜産試験場養鶏研究所などは、悪臭のため利用に悩む鶏ふんに、産業廃棄物とされ
る梅調味廃液を噴霧して発酵させた堆肥を開発し、商品名「ふっかふか」として販売を開始。
堆肥の製造過程で臭いの元となるアンモニアの揮散量が5∼7割減少することを実証。堆肥
は土壌改良効果もあり、環境に優しい循環型農業のモデルケースとして期待。紀陽銀行吉備
支店が6次産業化を支援した。
【兵庫県】(但馬銀行)
現在の景気:持ち直している。
3か月程度の見通し:先行きは、緩やかに持ち直し。
個人消費:持ち直しつつあり、消費税率引き上げ前の駆け込み需要もみられている。2月の
百貨店販売は、前年比2.8%増と、8か月振りに前年を上回った。乗用車販売は、普通乗用
車、軽乗用車が増加し、全体では前年比18.5%増と7か月連続して前年を上回った。
住宅建築:増加している。1月の住宅着工戸数は、持家、給与住宅、貸家が増加し、分譲住
宅が減少したが、全体では6か月連続して前年を上回った。
設備投資:弱めとなっている。製造業を中心に下方修正の動きが拡がっているほか、2013
年度は3期ぶりの減少計画。
公共工事:増加している。2月の公共工事請負額は、国、独立行政法人等は減少したが、兵
庫県、神戸市、神戸市を除く市町、その他団体が増加したことから、前年比 10.0%増加と
2か月振りに前年同月を上回った。
輸出:輸出は持ち直している。2月の県内通関輸出額は、中国、アジア(中国含む)、米国
およびEUが増加し、全体では前年比 10.6%増と 12 か月連続で前年を上回った。
生産活動:業種別のばらつきを残しながらも、回復しつつある。1月の鉱工業生産指数(季
調済)は前月比 3.0%増加し、前年比は 10.1%上昇。鉄鋼は、粗鋼や鋼材の生産は、一段と
増加している。一般機械は、発電用機械はやや弱めとなっている一方、産業機械は持ち直し
ている。輸送用機械は、造船は緩やかに減少しているが、航空機は堅調に推移しているほか、
二輪車は回復しつつある。電気機械・電子部品等は、カーナビなど自動車関連は回復してい
るほか、液晶パネルや太陽光パネルなどは持ち直している。
観光:年始の日並びがよかったことやイベントの奏功などもあり、持ち直している。1月の
神戸市内主要 10 ホテルの客室稼働率は、国内観光客やインバウンドツアーの増加などから、
前年を上回った。前年比 1.8%ポイント上昇し 65.8%。
雇用情勢:労働需給は緩やかに改善している。一方、賃金は弱い動きとなっている。1月の
有効求人倍率は 0.83 倍で2か月連続して上昇。新規求人数は前年比 11.3%増加。1月の常
用労働者数は前年比 0.4%増加、所定外労働時間は 11.0%増加、一人当り名目賃金は 0.5%
減少。
(トピックス)
○但馬地域のマツバガニ(ズワイガニ雄)の水揚げ量は2月、前年同月を 17.4%上回る 74
㌧と依然、好調だったことが県但馬水産事務所のまとめで分かった。漁獲金額も3億
4,153 万円と 15.2%増えている。ミズガニ(脱皮直後の雄)の水揚げ量は 102 ㌧(前年
同月比 18.2%増)、漁獲金額は1億 1,775 万円(同 29.3%増)。キロ当たりの単価はマ
ツバガニで 4,015 円(1.9%安)、ミズガニ 1,160 円(9.4%高)だった。セコガニ(ズ
ワイガニ雌)は昨年 12 月末で漁期が終わっている。漁解禁の昨年 11 月から2月までの
ズワイガニ全体の累計では漁獲量が 1,101 ㌧(前年同期比 5.5%減)で最近 10 年では最
も少なかったが、漁獲金額は 32 億 8,683 万円と、前年同期より 9.8%増えている。ミズ
ガニの漁は2月末で終了。マツバガニ漁は3月 20 日まで。
○山陰沖のマツバガニ(ズワイガニ雄)の漁期が終了し、21 日、但馬各地の漁港で最後の
競りがあった。昨年 11 月末から2月末までに、但馬で水揚げされたマツバガニは計 532
㌧と前年同時期より 25.3%増えており、漁業者や加工業者とも「まずまずのシーズンだ
った」とする声が目立った。この日、香美町香住区の柴山港には、漁船3隻が約 2,800
匹のマツバガニを水揚げ。ホタルイカやカレイ、エビなどとともに仲介人らが相次いで競
り落としていった。資源保護のため、漁期を短縮したセコガニ(雌)は漁獲量が大幅に減
ったが、マツバガニ、ミズガニ(脱皮直後の雄)は好調だった。キロ当たり単価はマツバ
ガニで 4,012 円と前年同期より 6.5%安く、ある仲介人は「価格も堅調に推移し、商売が
しやすかった」と話していた。
○観光客でにぎわう豊岡市出石町で4月から、外国人や車いす利用者向けに町内の観光を支
援するスマートフォン(スマホ)用アプリ「出石かもんナビ」の運用が始まる。現在地か
ら観光施設までのルートを表示し、利用者のまち歩きを支援する。出石町内では車いす利
用者が増えているものの、城下町が重要伝統的建造物群保存地区に選定されているため建
物のバリアフリー化が難しく、道路に面した建物が多いためスロープの設置も難しい。加
えて日本語が読めない外国人への観光案内も課題になっていた。そこでNPO法人但馬国
出石観光協会などでつくる「城下町いずし歩行者移動支援協議会」は、車いす利用者や外
国人に気軽にまち歩きを楽しんでもらおうと計画。国交省の補助を受けて観光アプリを開
発した。事業費は 800 万円。アプリはNTTアドバンステクノロジ㈱の「POPITA
(ポピタ)」を活用。スマホにポピタをダウンロードし、町内に張られた「無」(出石に
そばを伝えた仙石家の家紋)のマークを読み取ると、現在地から観光施設までのルートが
地図上に表示されるほか、施設やそば店の写真なども表示される。車いす利用者には段差
のないルートを示し、車いす用トイレの場所や段差があって行けない場所なども表示。英
語と中国語にも対応し、外国人にも利用しやすくなっている。マークは町内 16 か所に設
置しており、来年度には 100 か所近くに増やして利便性を高める予定。Wi−Fiの設
置箇所も増やし、外国人がアプリを利用しやすい環境を整備する。
<主要産業の動向 −兵庫県− >
○食品:惣菜は底堅く推移しているほか、食肉加工は持ち直しつつある。一方、日本酒は減少
基調にある。
○その他:淡路瓦は、住宅様式の変化などから総じて低調に推移している。播州織は、高額品
の需要増加を背景に、下げ止まっている。
【鳥取県】(鳥取銀行)
現在の景気:新車販売台数や用途別着工建築物工事金額が前年比で大幅に増加するなど、駆
け込み需要が推測される状況で、全体的としては、回復の動きが続いている。
3か月程度の見通し:消費税増税による駆け込み需要の反動減が予想される。
個人消費:横ばい。2月の百貨店販売(3店舗)は、前年比で2か月連続減少。2月の新車
販売台数は6か月連続での増加となる前年比+24.4%。乗用車は6か月連続で増加し、軽自
動車も8か月連続で増加。鳥取市の消費者物価指数は100.8(前年比+1.3)と上昇。
住宅建築:横ばい。2月の住宅着工戸数は、総数で3か月ぶりに減少。持家系は前年同値と
なり、貸家系は2か月連続で減少。
設備投資:横ばい。2月の用途別着工建築物工事金額は、前年を大幅に上回った。(前年比
+774.3%)上回った業種は、医療・福祉、卸・小売業、製造業など。下回った業種は、宿
泊・飲食サービス業、金融・保険業、その他のサービス業。
公共工事:横ばい。2月の公共工事請負金額は、11 か月連続で増加。県は減少するも、国・
市町村・その他で増加し、全体では増加。
輸出:横ばい。2月の境税関支署管内の輸出総額は、15 か月連続で増加。
生産活動:横ばい。1月の鉱工業生産指数(季調済)は、前月比で 7.5%上昇し、前年比(原
指数)でも7か月連続で上昇。出荷指数(原指数)は2か月連続で上昇し、在庫指数(原指
数)は2か月連続で低下。
観光:横ばい。2月の主要温泉地宿泊人数(3箇所)は、総数で減少。三朝温泉、皆生温泉、
はわい温泉の3箇所全てで減少。
雇用情勢:回復傾向。2月の有効求人倍率は、0.94 倍と前月より 0.03 ポイント低下も、5
か月連続での 0.9 倍台となり、回復傾向。新規求人倍率は、1.66 倍と前月と同値。雇用保
険受給者数は、15 か月連続で前年比で減少し、雇用調整助成金計画届受理状況(休業対象
者数)も前年比で 90.1%減少。
(トピックス)
○セブン−イレブン初出店へ。コンビニ最大手のセブン−イレブンジャパンと JR 西日本は
3月 27 日、駅構内の約 500 のコンビニや売店を順次「セブン−イレブン」に切り替える
と発表。鳥取県内にセブン−イレブンはなく、 駅ナカ への出店という形で進出が実現
する見通し。
○寿スピリッツが東証1部上場へ。寿製菓など 19 社の持ち株会社の寿スピリッツ(米子市
旗ヶ崎)が3月 27 日、東京証券取引所から1部上場への指定替えの承認を得た。1部上
場により、企業価値をさらに高めて信用力を向上させ、業績を拡大する狙い。山陰両県に
本社がある企業の同1部上場は5社目となる。
<主要産業の動向 −鳥取県− >
○電子部品・デバイス:横ばい。1月の生産指数(原指数)は、7か月連続で上昇。
○食料品:横ばい。1月の生産指数(原指数)は、5か月ぶりに上昇。
【島根県】(山陰経済経営研究所)
現在の景気:当地の景気は、個人消費は上向いており、また、公共投資、生産等で持ち直し
の動きがみられるなど、総じて持ち直している。
3か月程度の見通し:公共投資は、堅調な推移が見込まれるものの、4月以降は個人消費を
中心に消費税増税前の駆け込み需要の反動により、一時的に悪化するものと予想される。
個人消費:上向き。足元2月をみると、大型小売店販売は4か月ぶりに前年を下回ったもの
の、乗用車販売(軽含む)は6か月連続で前年を上回った。消費税増税前の駆け込みの動き
がみられるなど、総じて上向いている。
住宅建築:増勢鈍化。2月の住宅着工戸数は5か月ぶりに前年を下回った。増勢に鈍化の兆
しがみられる。
設備投資:平成26年度は前年度を上回る計画。②平成25年度は全産業で前年度を上回る見込
みであり、平成26年度も全産業で前年度を上回る計画(㈱山陰経済経営研究所「企業動向調
査(3月)」の全産業設備投資額は平成25年度見込み対前年度比38.3%増、平成26年度計
画同14.4%増)。
公共工事:持ち直し。2月の公共工事請負額が2か月連続で前年を上回った。水準は低いな
がらも持ち直している(平成 25 年4月∼平成 26 年2月累計の対前年比は 2.4%増)。
生産活動:持ち直し。1月の鉱工業生産指数(季調済指数)は2か月ぶりに前月を下回った。
一部に弱さが残るものの、総じて緩やかに持ち直している。
観光:好調に推移。1月の状況をみると、主要温泉地宿泊人員は 14 か月連続で、主要観光
施設月別利用状況は 12 か月連続で、それぞれ前年を上回った。出雲大社の遷宮効果等によ
り好調に推移している。
雇用情勢:持ち直し。2月の有効求人倍率(季調済)は前月差 0.06 ポイント増の 1.22 倍
と持ち直している。
(トピックス)
○㈱山陰経済経営研究所では、このほど鳥取・島根両県内の主要企業を対象に「山陰地方企
業動向調査(平成 26 年3月)」を実施した。調査結果によると、平成 25 年度下期(25/10
∼26/3)の自社の業況判断BSI(「上昇」割合−「下降」割合)は、製造業、非製造
業ともに改善し、全産業で改善となった(4.5→24.8)。一方、先行き(平成 26 年度上
期:26/4∼9)は、製造業、非製造業ともに悪化を予想しており、全産業で悪化(24.8
→▲7.4)の見通しとなっている。
<主要産業の動向 −島根県− >
○鉄鋼:特殊鋼は、自動車向け、エレクトロニクス関連などで回復し、生産水準が高まってい
る。工作機械用鋳物は、設備投資の持ち直しの動きに伴い、堅調に推移している。
○電子部品・デバイス:電子部品・デバイスは、自動車向けを中心に増加し、緩やかに持ち直
している。
○窯業・土石:生コンは、地域によってばらつきがあるものの、公共工事などにより持ち直し
の動きがみられる。また、石州瓦は横ばい圏内の動きとなっている。
【岡山県】(岡山経済研究所)
現在の景気:駆け込み需要などから、回復が強まりつつある。
3か月程度の見通し:駆け込み需要がみられ回復が続くものの、4月以降反動で落ち込む。
個人消費:駆け込み需要で持ち直し。2月の大型小売店販売(店調後)は、前年比0.4%減、
3か月連続の減少。乗用車販売(軽を含む)は前年比20.6%増、6か月連続の前年比増加。
普通乗用車は同35.4%増、6か月連続の前年比増加。小型乗用車は同5.7%増、6か月連続
の前年比増加。軽乗用車は同22.6%増と8か月連続の前年比増加。
住宅建築:増加。2月の住宅着工戸数は、前年比22.2%増と8か月連続の前年比増加。持家
は8か月連続、貸家は5か月連続、分譲住宅は2か月連続の前年比増加。
設備投資:回復。日本銀行岡山支店の3月短観によると、2013 年度の設備投資計画は、前
年比 4.7%増、2年連続の前年比増加計画。2月の着工建築物床面積・非居住用は前年比
4.8%減、8か月ぶりに前年割れ。
公共工事:持ち直しが一服。2月の岡山県の公共工事請負額は、前年比 58.7%減と3か月
連続の前年割れ。発注者別にみると、国、県は増加、独立行政法人等、市町村、その他は減
少した。
輸出:横ばい。2月の通関輸出額は、前年比 1.7%増と2か月ぶりの前年比増加。主な製品
では、自動車、鉄鋼は2か月連続の前年割れ、化学製品は4か月連続の前年比増加。
生産活動:高水準で横ばい。1月の鉱工業生産指数(季調済)は 97.5、前月比 5.2%低下。
自動車は3か月連続の低下となるも、高操業が継続。鉄鋼は2か月連続の上昇。化学は2か
月ぶりの低下。
観光:横ばい。2月の主要観光地の入込み客数は、前年比 13.8%減と2か月ぶりの前年割
れ。
雇用情勢:回復しつつある。2月の有効求人倍率(季節調整済)は、前月比 0.01 ポイント
上昇の 1.41 倍。1月の常用労働者数は、前年比 0.7%減と7か月連続の前年割れ。所定外
労働時間指数は、前年比 7.7%増と 10 か月連続の前年比増加。
(トピックス)
○岡山経済研究所が2月に実施した「消費についてのアンケート調査」(対象は岡山県内の
20 歳以上の男女、有効回答数 512)によると、現在の消費生活の実感は「満足」が「不
満」を 13.0 ポイント下回り、前回より 3.2 ポイント悪化。半年前と比べた最近の収入は
「増加」が「減少」を 18.9 ポイント下回り、前回から 1.1 ポイント悪化。
【広島県】(ひろぎん経済研究所)
現在の景気:緩やかな持ち直し。
3か月程度の見通し:減速が見込まれる。
個人消費:持ち直している。2月の百貨店販売額(店調前、前年同月比+4.9%)、スーパー
販売額(店調前、同+0.7%)ともに前年を上回ったほか、2月の乗用車新車販売台数(含む
軽自動車、前年同月比+17.7%)も前年同月比でプラスとなった。
住宅建築:増勢が一服している。2月の住宅着工戸数(前年同月比▲0.2%)は、貸家(同
+63.4%)が前年比プラスとなったものの、持家(同▲16.5%)や分譲(同▲33.2%)が
前年比マイナスとなったことから、全体では3か月ぶりに前年を下回った。
設備投資:持ち直しの動き。14年度の設備投資計画(前年度比+4.2%)は、非製造業(同
▲3.0%)がマイナスとなったものの、製造業(同+15.4%)がプラスとなったことから、
全体では前年度を上回る見通し。
公共工事:緩やかに増加。2月の公共工事保証請負金額は、前年同月比▲28.3%と前年を下
回った。
輸出:回復している。2月の県内通関輸出額は、一般機械や電気機械が前年を上回ったもの
の、主力の自動車などが前年を下回ったことから、前年同月比▲1.7%と8か月ぶりにマイ
ナスとなった。
生産活動:緩やかに回復。1月の鉱工業生産指数は、電気機械が前年を下回ったものの、自
動車部門や一般機械などが前年を上回ったことから、全体でも前年同月比でプラスとなった。
雇用情勢:回復している。2月の有効求人倍率(季調済、1.16 倍)は、前月を上回った。
(トピックス)
○広島県内の大学の学生数は、少子化の影響を主因に 97 年度(66 千人)をピークに減少に
転じ、13 年度には 63 千人となりました。この間、学生の四年制大学志向の強まりもあっ
て四年制大学の新設が相次ぎましたが、短期大学は学校数、学生数ともに減少が続いてい
ます。今後、若年人口がさらに減少するなかで、学生獲得に向けた大学間競争の激化が予
想されます。このため、各大学においては、それぞれの特色を打ち出した魅力ある学校づ
くりが急務となっています。こうしたなか、県内の四年制大学では本年4月に看護・栄養・
教育系の計4学部が新設されました。このような学部の新設等に対し、広島県では学生の
就職支援、なかでも看護職員の確保を積極的に支援し、成果を挙げています。県内大学卒
業生の県内への就職率の向上は、労働力の確保と消費市場の下支えの観点から広島県の持
続的成長に不可欠な要素であり、子ども教育に学校や地域社会が一体となって取り組むこ
とで、これからの広島県を支え、活躍する人材が育つことが期待されます。
【山口県】(山口経済研究所)
現在の景気:生産活動が持ち直し基調で推移し、個人消費も明るい動きに広がりがみられる
など、景気は緩やかに回復している。
3か月程度の見通し:消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動から、4月以降、個人消費
の落ち込みなどが懸念される。
個人消費:明るい動きに広がり。1月の大型小売店販売(店調後)は、前年比4.1%減と5
か月ぶりの前年比マイナス。但し、百貨店では、高額品等の販売が堅調に推移。1月の家電
量販店販売は同5.3%増、ホームセンター販売は同4.3%増。2月の乗用車販売(軽含む)は、
消費税率引き上げ前の駆け込み需要もあって、普通車、小型車、軽乗用車がいずれも増加を
続け、全体でも同28.0%増と6か月連続の前年比プラス。
住宅建築:2か月ぶりの増加。2月の住宅着工戸数は、持家が増加し、全体でも前年比4.2%
増と2か月ぶりの増加。
設備投資:2年連続で減少。山口経済研究所の「設備投資動向調査」(2月実施)によると、
2013 年度の県内の設備投資額(工事ベース)は前年度比 6.3%減。全体の投資額の8割超を
占める大企業・製造業の投資額が2年連続の前年度比マイナス。
公共工事:増加基調が一服。2月の公共工事請負額は、国からの発注が大幅減となり、全体
でも前年比 14.3%減と7か月ぶりの減少。今年度累計では前年比 31.7%増。
輸出:増加基調。2月の県内通関輸出額は、前年比 4.0%増と 15 か月連続の増加。防府港
の自動車が減少した一方、下関港の半導体等製造装置、徳山港の鉄鋼等が増加。
生産活動:基調として持ち直し。1月の鉱工業生産指数(季調済)は前月比 1.6%上昇と2
か月ぶりの前月比上昇。化学、鉄鋼、石油製品の生産が比較的堅調に推移。自動車は、新型
車の生産が好調で、休日稼働を実施するなど、高めの稼働率で推移。
観光:総じて低迷。1月の水族館「海響館」の入館者数が2か月連続の前年割れとなったほ
か、錦帯橋の渡橋者数、秋芳洞の入洞者数、湯田温泉の宿泊客数等も前年比マイナスとなる
など、主要観光施設の入込客数は総じて低迷。
雇用情勢:改善傾向。2月の有効求人倍率(季調済)は 1.04 倍で前月比 0.01 ポイント上
昇と6か月連続の前月比プラス。2月の新規求人数は、製造業や建設業等が増加し、全体で
も前年比 1.0%増加と6か月連続の増加。一方、1月の実質賃金(全業種、事業所規模5人
以上)は、同 2.2%減と8か月連続の減少。
(トピックス)
○JR下関駅ビル(下関市)の中核施設にあたるショッピングセンター「ripie(リピ
エ)」がオープン。西日本旅客鉄道㈱グループが、下関市と進める「下関駅にぎわいプロ
ジェクト」の一環として整備。20∼30 歳代の女性をメインターゲットとし、地上3階建
ての駅ビルの1、2階部分に、ファッション、雑貨、カフェ等の 24 店舗が入居。運営主
体は西日本旅客鉄道㈱のグループ会社・中国SC開発㈱(広島市)。3階部分には、下関
市の運営する子育て支援施設「ふくふくこども館」が4月にオープン。7月には駅ビルの
隣接地にシネコンがオープン予定で、駅周辺の集客力向上が期待されている。
【徳島県】(徳島経済研究所)
現在の景気:個人消費に駆け込み需要が見られ、景気は回復している。
3か月程度の見通し:消費税増税後の個人消費反動減から弱含むとみられている。
個人消費:好調な動き。1月の大型小売店販売(店調前)は前年比1.6%増加と3か月連続
で増加。2月は前半が降雪などの影響で客足が伸びず低調。後半以降は春物衣料に動きがあ
ったほか、消費税率引き上げ前の駆け込み需要も見られる時計・美術品・高級家具などの高
額品、家電全般、化粧品などが好調。食料品も相場高などで販売額の伸びが続くなど、売上
げは引き続き前年比増加。3月の乗用車販売(軽含む)は、駆け込み需要により軽自動車や
ハイブリッド車を中心に大幅増が続いており、前年比20.9%増加と7か月連続で増加。
住宅建築:弱含み。2月の住宅着工戸数は、駆け込み需要のピークが過ぎた持家が前年比
13.7%減少と2か月連続で減少、貸家が138.6%増加し、全体では前年比29.5%増加。
設備投資:堅調な動き。大手製造業を中心に堅調。
公共工事:好調な動き。2月の公共工事請負額は、国が前年比 38.7%減少したものの、県
が 4.0%増加、市町村が 53.0%増加、独立行政法人等が 1,155.8%増加し、堤防改良工事や
福祉施設建設などにより全体では前年比 16.4%増加。年度累計は前年同期比 27.5%増加。
輸出:弱含み。2月の小松島税関支署管内通関輸出額は、前年比 36.6%増加。
生産活動:堅調な動き。1月の鉱工業生産指数(季調済)は前月比 2.3%低下し 112.8。は
ん用・生産用・業務用機械、窯業・土石製品、輸送機械など 15 業種のうち 11 業種が前月比
上昇したが、ウェイトの高い化学、電気機械が前年を下回った。原指数は前年比 6.7%上昇。
観光:持ち直し。2月の徳島市内の主要ホテル・旅館業は、インターネット予約によるビジ
ネス客が堅調に推移したほか、霊場開創 1200 年効果もあったことから、全体では前年比増
加。本州四国連絡道路の交通量は、積雪による通行止めの影響から、明石海峡大橋が前年比
5.1%減少、大鳴門橋が 4.9%減少、瀬戸大橋が 4.2%減少。
雇用情勢:堅調な動き。2月の有効求人倍率(季調済)は消費税率引き上げ前の駆け込み需
要に備えた人手不足感から前月比 0.02 ポイント上昇し、1.07 倍と2か月連続で上昇。23
年4か月ぶりの高水準。原数値は前年比 0.15 ポイント上昇し 1.19 倍。1月の常用雇用労
働者指数は前年比 0.8%低下と3か月連続で低下。現金給与総額指数は 0.2%上昇、所定時
間外労働時間指数(製造業)は 20.8%上昇と5か月連続上昇。
(トピックス)
○徳島県は、消費税増税による景気の腰折れを防ぐため、4月1日よりプレミアム付き地域
商品券「阿波とくしま商品券」を、県内 29 商工会議所・商工会を通じ発行。7月末まで
販売し、使用期限は8月末、各商工団体の用意が売り切れ次第終了。1枚千円の 11 枚つ
づり(1万1千円分)で、価格は1万円。1人あたりの購入限度は5セット。1セットの
うち5枚は県内全域で、残りの6枚は販売した商工団体管内の登録店で使用可能。30 万
セット 33 億円分を発行し、特典分の3億円は、県と市町村が負担。取扱店は約 3,800 店
で対象店の約 20%。コンビニやスーパー、百貨店での利用も可能。
【香川県】(百十四銀行)
現在の景気:緩やかに回復している。
3か月程度の見通し:消費税率引き上げにより一旦減速するものの、回復へ向けた動きが続
くと考えられる。
個人消費:持ち直し。2月の大型小売店販売(速報値)は前年比2.5%増加。店調後は前年
比4.0%増加。乗用車販売(軽自動車含む)は前年比27.0%増加。
住宅建築:増勢が鈍化している。2月の住宅着工戸数は、持家で前年比22.0%減、貸家で同
5.0%減、分譲住宅で同14.4%減少し、全体では前年比15.7%減少。
設備投資:持ち直し。2014 年度の設備投資は好調を維持する見通し。
公共工事:足許減少。2月の公共工事請負額は国・独立行政法人等で前年比 88.0%減、県
で同 12.9%減、市町で同 85.4%減少し、全体では前年比 67.2%減少。
輸出:減少傾向。2月の県内通関輸出額は、船舶、石油製品で減少し、全体では前年比 36.8%
減少。
生産活動:緩やかに持ち直している。1月の鉱工業生産指数(季調済)は、前月比 2.8%減
少し、101.6 と3か月ぶりに低下。原指数は、前年比 2.7%上昇し 95.6。化学・石油石炭製
品工業(医薬品)、非鉄金属工業(電気金)などで低下。電気機械工業(半導体集積回路)、
はん用・生産用機械工業(クレーン)などで上昇。
観光:足許減少。2月の県内主要観光地の入込客数は、前年比 10.5%減少。
雇用情勢:改善している。2月の有効求人倍率(季調済)は、前月より 0.01 ポイント低下
の 1.39 倍となった。新規求人数(原数値)は、建設業、製造業、情報通信業、運輸・郵便
業、サービス業で増加し、全体では前年比 4.7%増加。
(トピックス)
○平成 26 年の香川県の公示地価は、住宅地、商業地、全用途平均の対前年平均変動率が平
成4年以降 23 年連続の下落となったが、下落率は4年連続で縮小した。用途別にみると、
住宅地が前年より 1.1 ポイント改善の△3.4%(前年:△4.5%)、商業地が同 1.0 ポイ
ント改善の△4.2%(前年△5.2%)、全用途平均が同 1.0 ポイント改善の△3.8%(前年
△4.8%)であった。また、継続地点(168 地点)のうち1地点で価格が上昇し、2地点
で横ばいとなった。ただし、都道府県別の対前年平均変動率でみると、全国順位は住宅地
42 位(前年 41 位)、商業地 42 位(前年 40 位)、全用途平均 44 位(前年 42 位)とな
っており、他の都道府県と比較して、下落率の大幅改善にはいたらなかった。
【愛媛県】(いよぎん地域経済研究センター)
現在の景気:緩やかな回復に向かうも、先行きの警戒感強まる。
3か月程度の見通し:緩やかに回復に向かう。
個人消費:持ち直しの動き。2月の大型小売店販売額(速報値)は、前年比3.6%増加(既
存店は同1.3%減少)し、4か月連続で前年を上回った。2月の新車乗用車販売台数(軽乗
用車を含む)は同25.9%増加し、6か月連続で前年を上回った。
住宅建築:足元増加。2月の新設住宅着工戸数は、貸家(前年比87.2%増加)や持家(同5.7%
増加)などが前年を上回り、全体でも同30.3%増加し、2か月ぶりに前年を上回った。
設備投資:弱含み。日本銀行松山支店が4月に発表した日銀短観(愛媛県分)によると、県
内企業の 2014 年度の設備投資額(計画)は、上期計画は前年比 15.0%減少、下期計画は同
10.6%増加、通年では同 3.5%の減少となった。
公共工事:一服。2月の公共工事請負金額は、独立行政法人等(前年比 80.7%減少)、国
(同 53.1%減少)などが前年を下回り、全体でも同 12.4%減少。3か月ぶりに前年を下回
った。
輸出:一進一退。2月の輸出額は、輸送用機器などが前年を上回ったことから、全体では前
年比 31.4%増加し、2か月ぶりに前年を上回った。
生産活動:横ばい。1月の鉱工業生産指数速報値(季節調整値)は 96.3 で、前月比 1.5%
上昇し、2か月連続で前月を上回った。主要業種の動向をみると、機械では、鋼船の生産が
増加した「輸送機械」(前月比+12.4%)、半導体集積回路などの生産が増加した「電気機
械」(同+10.9%)、金属加工機械などの生産が増加した「一般機械」(同+7.6%)のい
ずれも前月を上回った。そのほか、「非鉄金属」(同+6.6%)なども前月を上回った。
観光:横ばい。2月の道後温泉旅館宿泊客数は前年比 3.0%増加した。
雇用情勢:横ばい。2月の有効求人倍率(季節調整値)は 1.06 倍で、前月比 0.01 ポイン
ト上昇。前年比(原数値)では 0.19 ポイントの上昇。新規求人数はサービス業、医療・福
祉などで前年を上回り、全体では前年比 12.1%の増加となった。
(トピックス)
このほど、いよぎん地域経済研究センター(IRC)では、愛媛の住宅リフォーム市場の現
状と今後の見通しについて調査結果を取りまとめた。以下はその概要である。
○フローからストックへの住宅政策の転換や修繕期を迎えた住宅の増加などから、リフォー
ム市場の拡大を見込み、多くの事業者が参入しているほか、新築戸建が中心だった工務店
もリフォーム事業に本格的に力を入れ始めている。
○県内住宅リフォーム市場の規模は 497 億円(2012 年)、IRCの推計によると 2015 年
は約 500 億円、2020 年は約 450 億円と見込まれる。全国的には市場の拡大が見込まれる
なか、県内では期待されるほど伸びないようだ。
○県内の自宅所有者へのアンケートによると、リフォームの実施率は、築後 10∼14 年で2
割以下、築後 20∼24 年で5割弱であった。またリフォーム経験者のうち、自宅を建てた
事業者でリフォームを行った人は3割弱にとどまった。
○自宅所有者がリフォーム事業者を選ぶ際に重視する点は、リフォーム未経験者では「工事
の質や技術力」、経験者では「担当者の対応や人柄」、「紹介や口コミ」が多かった。ま
た同アンケートでは、リフォーム経験者・未経験者ともに工事価格についての不安が大き
いことが分かった。
○県内のリフォーム事業者へのアンケートによると、約7割の事業者が今後リフォーム部門
を拡大していくと回答した。また、今後取り組んでいくこととしては、「工事の質や技術
の向上」、「アフターサービスの充実」、「顧客管理の徹底」が上位を占めた。
○リフォーム市場が拡大するか否かは、事業者の取り組み次第であり、工務店には既存顧客
(自社で自宅を建てた顧客)の管理の徹底と、技術力をベースとした他社との差別化が求
められる。
<主要産業の動向 −愛媛県− >
○海面養殖:マダイの浜値は 685 円/㎏前後で推移している。韓国向け輸出が回復しつつある
との声が聞かれるが、供給過剰に変わりなく、今後も軟調に推移すると見込まれる。ハマチ
の浜値は 850 円/㎏前後で推移している。昨年と比べて在池尾数が少ないため、今後もやや
上昇して推移すると見込まれる。
○タオル:2月の綿糸受渡数量は前年比 19.8%増の 5,104 梱で、昨年の9月以降2ケタ増が
続いている。「今治タオル」の好調もあり、2013 年の輸入浸透率は 79.9%と、7年ぶりに
8割を下回った。
【高知県】(四銀地域経済研究所)
現在の景気:持ち直している。
3か月程度の見通し:消費増税、駆け込み需要の反動減等により景気減速の見通し。
個人消費:底堅く推移。1月の大型小売店販売(店調後)は前年比0.7%減少と2か月連続
で前年を下回った。2月の百貨店販売は、衣料品の動きが悪かったものの、身の回り品が好
調に推移し、全体では前年比0.2%増加。スーパー販売(地元)は、食肉など飲食料品を中
心に底堅く推移し、全体では前年比1.7%増加。乗用車販売は、消費増税前の駆け込み需要
により、全体では前年比19.4%増加。
住宅建築:持ち直し傾向。2月の住宅着工戸数は、分譲住宅が前年比29.6%減少したものの、
主力の持家が12.6%増加、貸家が200.0%増加し、全体では前年比39.6%増加。
設備投資:上向きつつある。3月の四銀地域経済研究所の景況アンケートによると、設備投
資の目的は、「維持・補修・更新」がトップで、次いで「生産・販売力の拡充」、「合理化・
省力化」の順。「何らかの設備投資をした・する」との企業割合は 2014 年1−6月期が 46%
(うち新規 21%)、2014 年7−12 月期の見通しが 44%(うち新規 19%)と2ポイント下
降する見込み。
公共工事:持ち直し傾向。2月の公共工事請負額は、独立行政法人が前年比全減、県が 8.8%
減少したものの、国が大幅に増加、市町村が 49.4%増加し、全体では前年比 159.5%増加。
件数も前年比 9.8%増加。2013 年度累計は請負額が前年度比 33.6%増加、件数も 25.6%増
加。
輸出:増加。2月の県内通関輸出額は、粗鉱物、非金属鉱物製品などが減少したものの、金
属鉱及びくず、荷役機械などが増加し、全体では前年比 16.4%増加。
生産活動:緩やかに持ち直しつつある。1月の鉱工業生産指数(季調済)は前月比 1.1%低
下し 102.4。窯業・土石製品が前月比 5.2%上昇、繊維が 6.9%上昇したものの、鉄鋼が 7.1%
低下、食料品が 7.5%低下。原指数は前年比 2.4%上昇。
観光:足許減少。2月の主要観光施設利用実績は、降雪等の天候不順により、全体では前年
比 13.1%減少。高知市内の主要ホテル・旅館(5社)の宿泊者数も前年比 7.2%減少。
雇用情勢:改善傾向。2月の有効求人倍率(季調済)は前月比 0.02 ポイント上昇し 0.81
倍と過去最高を更新した。有効求人数も前年比 12.0%増の1万 4,005 人と過去最高。原数
値も前年比 0.14 ポイント上昇。高知が 0.98 倍、須崎が 0.94 倍、四万十が 0.85 倍、安芸
が 0.77 倍、いのが 0.50 倍。
(トピックス)
○3月4日、須崎市など5市町でつくる高幡広域市町村圏事務組合は、域内が連携し旅行誘
致や観光PRを行うキャンペーン「高幡博覧会(仮称)」を 2016 年度に開く方針を決め
た。昨年の「楽しまんと!はた博」、15 年度開催予定の「高知家・まるごと東部博」に
続く企画。
○3月9日、高知東部自動車道・南国安芸道路の香南のいちIC−香南かがみICが開通し
た。これで香南のいちICから安芸郡芸西村の芸西西ICまで計9km 区間がつながり、
所要時間は半分の8分に短縮された。
<主要産業の動向 −高知県− >
○製紙:2月の家庭紙(ティッシュペーパー、トイレットペーパー、タオル用紙、その他衛生
紙)の生産量は前年比 5.5%増加、出荷量は 3.1%増加、出荷額は 6.0%増加。ティッシュ
ペーパーの生産量は前年比 11.1%増加、出荷量は 9.2%増加、出荷額は 14.1%増加。トイ
レットペーパーの生産量は前年比 13.5%増加、出荷量は 12.9%増加、出荷額は 15.9%増加。
タオル用紙の生産量は前年比 18.2%減少、出荷量は 4.8%減少、出荷額は横這い。その他衛
生紙の生産量は前年比 2.4%増加、出荷量は 0.4%減少、出荷額は 1.8%増加。
○園芸野菜:2月の野菜(青果物販売額のシェア 90.7%)と果実の出荷量は前年比 3.4%減少、
販売額は 4.4%増加。販売額の内訳は、野菜が前年比 4.1%増加、果実が 7.8%増加。単価
は、野菜が前年比 9.1%上昇、果実が 11.8%下落。
【福岡県】(福岡フィナンシャルグループ)
現在の景気:福岡県の景気は、多くの項目が改善する等、持ち直しの動きが続いている。生
産は、四輪自動車増産により輸送機械が前月を上回る等、持ち直しの動きが見られます。個
人消費は、消費マインドの改善から高額品を中心に堅調な他、自動車等、一部に消費税増税
前の駆け込み需要が見られ、持ち直しつつあります。輸出は引続き好調に推移しています。
3か月程度の見通し:生産活動や個人消費が持ち直しつつあり、景気回復に裾野の広がりが
見られますが、消費税増税直後は個人消費等の反動減等が予想されるため、今後の動向を注
視する必要があります。
個人消費:消費マインドの改善等から、持ち直しつつある。2月の大型小売店販売額は、百
貨店・スーパーともに前年を上回り、合計では前年比2.5%増の513億円(百貨店は同5.6%
増、スーパーは同0.2%増)。宝飾品や化粧品等が好調な他、一部に消費税増税前の駆け込
み需要が見られた。2月の自動車販売は、前年比15.4%増の19,891台(軽自動車は同25.4%
増、乗用車は同9.7%増)。
住宅建築:消費税増税前の駆け込み着工の反動減が見られる。2月の新設住宅着工戸数は、
持家が前年比10.0%減、貸家が同7.2%減、分譲が同6.8%減となり、全体では同8.2%減の
2,698戸となった。
設備投資:11か月ぶりに前年を下回り、増加傾向が一服している。2月の着工建築物工事費
予定額(非居住用)は、前年比24.6%減の152億円と11か月ぶりに前年を下回った。着工建
築物床面積(非居住用)は、同21.5%減の11万㎡。
公共工事:堅調に推移している。2月の公共工事請負件数は、前年比 21.9%減の 396 件、
請負額は 4.6%増の 235 億円と3か月連続で前年を上回った。
輸出:好調に推移している。2月の博多港の輸出は、中国向け自動車が好調な輸送用機器や
香港向け半導体等電子部品が好調な電気機器が増加したこと等により、前年比 25.8%増の
1,557 億円と 12 か月連続で前年を上回った。また、福岡県全体では、前年比 19.7%増の 3,561
億円と9か月連続で前年を上回った。
生産活動:持ち直しの動きが見られる。1月の鉱工業生産指数(季調値)は、総合指数が
107.6(前月比 4.2%上昇)となり、3か月連続で上昇。四輪自動車増産により輸送機械が
前月を上回った他、ほうろう鉄器等の生産が増え、窯業・土石製品が上昇した。
雇用情勢:緩やかに改善。2月の有効求人倍率(季調値)は、0.92 倍で前月を 0.02 ポイン
ト上回った。有効求人数が前月比 1.5%増加し、有効求職者数は同 0.7%減少。正社員有効
求人倍率は、0.57 倍と、前年同月を 0.10 ポイント上回り、46 か月連続で前年を上回った。
(トピックス)
○「雇用特区
夏にも始動」。地域を絞って規制緩和や税制優遇を進める「国家戦略特区」
に指定された福岡市は、4月2日に国家戦略特区推進本部を発足させ、「創業のための雇
用改革拠点」づくりへ動き出した。アジアに近く、若者が多いなどの特性を生かし、ベン
チャーや外資系企業が進出しやすい環境を整え「日本一開業しやすい街」を目指す。政府
は早ければ夏にも特区をスタートさせたい意向で、福岡市にとっては、実効性ある取り組
みをいかに素早く打ち出せるかが成功への鍵となる(4月3日付、西日本新聞)。
【福岡県】(筑邦銀行)
現在の景気:全体的に緩やかながら回復の動きあり。
3か月程度の見通し:消費税増税の駆け込み需要の反動はあるが、緩やかな回復基調で推移
する見通し。
個人消費:緩やかに持ち直している。消費マインドは底堅い動き。
住宅建築:横ばい。消費税増税前の駆け込み需要の反動もあり、若干失速の模様。
設備投資:弱めの動き。企業の景況感は改善しているものの、今後の経済動向を含め慎重な
動き。
公共工事:上向き。県南部においては、災害復旧工事の継続的な需要。全体的な公共工事請
負額(年度累計)は前年度を大きく上回っている。
輸出:弱めの動き。アジア向けを中心に持ち直している。
生産活動:横這い。自動車関連の操業度は回復しているものの、全体としては弱めの動き。
観光:横這い。観光地・温泉地の観光客数は堅調に推移。
雇用情勢:緩やかに持ち直している。全体として雇用の回復が見られるが、依然として厳し
い状況が続いているものの、緩やかに改善している。
【福岡県】(西日本シティ銀行)
現在の景気:緩やかに持ち直している。
3か月程度の見通し:輸出、個人消費改善傾向等により、緩やかに持ち直しているものの、
消費税増税の影響、海外景気の下振れリスクなどを注視する必要がある。
個人消費:増加。1月の大型小売店販売(既存店)は、全体では前年比2.2減と3か月ぶり
に減少。2月の乗用車販売は、小型乗用車が前年比3.5%減と6か月ぶりに減少、普通乗用
車が前年比24.1%増と6か月連続で増加、軽乗用車が25.4%増と8か月連続で増加、全体
では前年比15.3%増と6か月連続で増加。
住宅建築:増加。1月の住宅着工戸数は、持家が前年比8.5%増と5か月連続で増加、貸家
が24.8%増と2か月ぶりに増加、分譲住宅が15.1%減と4か月連続で減少し、全体では前
年比11.1%増と2か月ぶりに増加。
設備投資:増加。日本政策投資銀行九州支店が行った24年度の設備投資実績は、全産業では、
前年度比15.6%減となった。製造業(20.3%減)では、太陽電池関連大型投資の反動減の
継続がみられた電気機械で53.6%減少、非製造業(13.0%減)では、放送・情報サービス
関連投資の反動がみられた通信・情報で51.2%の減少。25年度の設備投資計画(九州地域)
は、幅広い業種で再生可能エネルギー関連投資がみられ、前年度比14.2%増と3年ぶりに増
加。
公共工事:増加。2月の公共工事請負額は、全体では前年比 4.5%の増加、国が前年比 28.9%
増と5か月連続で増加、県が 30.3%減と5か月連続で減少、市町村が 67.3%増と2か月ぶ
りに増加、その他公共的団体が 23.4%減と2か月ぶりに減少。
輸出:増加。1月の輸出は前年比 6.7%増と 11 か月連続で増加。
生産活動:増加。12 月の鉱工業指数は、生産が前年比 4.9%の増加、出荷が前年比 6.0%の
増加と4か月ぶりに増加、在庫が前年比 6.3%減と2か月ぶりに下降。生産指数は、前月比
で鉄鋼などが低下、輸送機械などが上昇。出荷指数は、前月比で化学などが低下、金属製品
などが上昇。在庫指数は、前月比で鉄鋼などが低下、金属製品などが上昇
雇用情勢:上昇。2月の有効求人倍率(季調済)は、前年同月比 0.19 ポイント増加し 0.92
倍。12 月の現金給与総額は、前年比 3.5%増加。12 月の所定外労働時間は、前年比 16.8%
増と 10 か月連続で増加。
【福岡県】(北九州経済研究所)
現在の景気:緩やかに持ち直している。
3か月程度の見通し:海外経済の減速等による下振れが懸念されるものの、緩やかな持ち直
し基調で推移するとみられる。
個人消費:緩やかに持ち直している。2月の大型小売店販売は、百貨店販売が前年比5.6%
増加、スーパー販売が0.2%増加し、全体では前年比2.5%増と2か月ぶりに増加。2月の乗
用車販売は、小型車が前年比3.5%減少したものの、普通車が24.1%増加、軽自動車が25.4%
増加し、全体では前年比15.3%増と6か月連続で増加。
住宅建築:足許減少。2月の住宅着工戸数は、持家が前年比10.0%減少、貸家が7.2%減少、
分譲が6.8%減少し、全体では前年比8.2%減と2か月ぶりに減少。
設備投資:持ち直しの動き。日本政策投資銀行「九州地域設備投資動向」によると、福岡県
の平成 25 年度設備投資計画は、製造業で 1.1%減少、非製造業で 12.5%増加し、全体では
前年比 6.7%増加。2月の着工建築物床面積(非居住用)は、前年比 21.5%減と2か月ぶり
に減少。着工建築物工事費予定額(非居住用)は、前年比 24.6%減と 11 か月ぶりに減少。
公共工事:上向き。2月の公共工事請負額は、県が前年比 30.3%減と5か月連続で減少、
その他公共的団体等が 23.4%減と2か月ぶりに減少したものの、国が 28.9%増と5か月連
続で増加、市町村が 67.3%増と2か月ぶりに増加し、全体では前年比 4.6%増と3か月連続
で増加。
輸出:増加傾向。2月の県全体の輸出は前年比 19.7%増と9か月連続で増加。2月の博多
港の輸出は、精密機器類が減少したものの、輸送用機器、電気機器、一般機械が増加し、前
年比 25.8%増と 12 か月連続で増加。
生産活動:足許上昇。1月の鉱工業生産指数(季調済)は鉄鋼、電子部品・デバイス、はん
用・生産用機械が低下したものの、輸送機械、食料品・たばこ、窯業・土石製品が上昇し、
全体では前月比 4.2%上昇し 107.6 と3か月連続で上昇。
雇用情勢:緩やかに改善。2月の有効求人倍率(季調済)は前月比 0.02 ポイント上昇し 0.92
倍と5か月連続で上昇。新規求人数は、金融業・保険業などで減少したものの、製造業、学
術研究・専門技術サービス、サービス業などで増加し、全体では前年比 8.9%増と8か月連
続で増加。1月の現金給与総額は前年と同水準、所定外労働時間は前年比 14.6%増と8か
月連続で増加。
(トピックス)
○3月 23 日、東九州自動車道の苅田北九州空港ICと行橋ICを結ぶ 8.6 キロが開通。平
成 26 年度中に北九州市∼宮崎市間がつながる予定であり、残りの未開通区間の整備が進
められている。
【佐賀県】(佐賀銀行)
3か月程度の見通し:低調ながら、一部持ち直しに向けた動きが続くとみられている。
個人消費:低調。2月の大型小売店販売(店調後)は、前年比1.3%減と2か月連続で減少。
乗用車販売は、普通乗用車が前年比27.3%増加、小型乗用車が9.8%増加、全体では前年比
18.0%増と6か月連続で増加。
住宅建築:低調ながら、一部持ち直し。2月の住宅着工戸数は、持家が前年比6.2%増加、
分譲住宅が101.8%増加したものの、貸家が50.2%減少し、全体では前年比13.4%減と2か
月連続で減少。
設備投資:低調ながら、一部持ち直し。2月の貨物自動車販売は普通四輪が前年比40.5%増
加。建築着工床面積(非居住用)は、宿泊業、医療・福祉、その他のサービス業などが減少
したものの、製造業、鉱業・建設業などが増加し、全体では前年比15.2%増と2か月ぶりに
増加。
公共工事:低調ながら持ち直し。2月の公共工事請負額は、県、市町村が増加したものの、
その他公共的団体が減少し、全体では前年比 21.3%減と3か月連続で減少。
輸出:低調ながら、一部持ち直し。2月の伊万里港の輸出額は前年比同水準。唐津港の輸出
額は前年比 644.1%増と2か月ぶりに増加。
生産活動:低調。1月の鉱工業生産指数(季調済)は、金属製品、電子部品、電子機械器具
などが低下したものの、輸送機械、化学、ゴム製品などが上昇し、全体では前月比 11.6%
上昇し2か月ぶりに上昇。原指数は前年比 5.9%上昇し2か月ぶりに上昇。
観光:低調ながら、一部持ち直し。2月の唐津地区は「唐津のひいな遊び」などのイベント
があったものの全体的に低調。嬉野地区は「うれしのあったかまつり」などのイベントが定
着し宿泊も伸びた。
雇用情勢:概ね横這い。2月の有効求人倍率(季調済)は前月比 0.02 ポイント上昇し、0.86
倍。新規求人数は前年比 1.1%減と3か月ぶりに減少。雇用保険受給者数は前月比 7.2%減
少、前年比は 13.3%減少。
【長崎県】(十八銀行)
現在の景気:緩やかな持ち直しの動き。
3か月程度の見通し:駆込み需要の反動もあり、持ち直しの動きが一服。
個人消費:概ね横ばい。1月の大型小売店販売(店調後)は、前年同月比6.5%減ながら、
調査対象先の売上計上期間変更の影響を除くと堅調に推移。2月の軽乗用車は24.9%増と9
か月連続で増加し、乗用車販売も15.4%増と6か月連続で前年を上回った。また、総乗用車
販売(軽含む)では20.3%増と6か月連続の増加。
住宅建築:持ち直し傾向。2月の新設住宅着工戸数は、貸家が減少したものの、持家と分譲
で増加し、全体では前年同月比2.0%増と3か月連続の増加。
設備投資:やや持ち直し。2月の普通・小型貨物車登録台数は、前年同月比55.3%増と8か
月連続の増加。一方、着工建築物床面積(非居住用)は45.1%減と2か月連続の減少。
公共工事:増加傾向。2月の公共工事請負額は、国(7.5 倍増)、県(0.5%増)、市・町
(84.5%増)といずれも前年を上回り、全体では前年同月比 2.3 倍増と4か月連続の増加。
件数は前年同月比 7.5%減と2か月連続の減少。
輸出:鈍化。2月の長崎港通関輸出額は、電気機器が減少したものの、船舶類、一般機械が
増加したことから前年同月比 9.0 倍と2か月振りの増加となった。県全体では 347 億円、前
年同月比 3.6 倍増と3か月振りの増加。
生産活動:持ち直し。1月の県内大手・中堅造船の生産高は 7.7%減と6か月連続の減少。
一方、機械・重電の生産高は 48.6%増と 11 か月連続の増加。2月の電子部品生産は 22.8%
増と4か月振りの増加。1月の鉱工業生産指数(季調済)は 92.8、前年同月比 7.1%増と4
か月連続の上昇。
観光:上昇傾向。1月の県内主要観光施設(13 施設)の入場者数は、グラバー園(12.3%
増)など 11 施設で前年を上回り、全体では 15.7%増と3か月連続の増加。また、主要宿泊
施設(44 社)の宿泊客数も前年比 10.1%増と4か月連続の増加。
雇用情勢:厳しい状況ながら持ち直し。2月の有効求人倍率(季調済)は、前月比 0.01 ポ
イント減の 0.78 倍。一方、新規求人数は前年比 0.4%増と8か月連続の増加。雇用保険受
給者数は前年比 6.8%減と 13 か月連続の減少。
(トピックス)
○2014 年2月に長崎経済研究所が実施した「県内企業景況調査」によると、13 年 10∼12
月期(実績)の業況判断BSIは+5と、前回調査時の見込み(△4)を大きく上回った。
足もと 14 年1∼3月期(実績見込み)も+8と上昇の見込み。消費税増税の影響が懸念
されている先行き4∼6月期は、△17 と大きく低下する見通し。
【熊本県】(地方経済総合研究所)
現在の景気:緩やかに回復している。
3か月程度の見通し:消費税増税の影響で、当面停滞することが予想される。
個人消費:上向き。2月の大型小売店販売(店調後)は前年比 1.4%減と2か月連続で減少。
乗用車販売は、普通乗用車、小型乗用車ともに増加し、全体では前年比 16.4%増と6か月
連続で増加。軽乗用車販売は前年比 9.5%増と6か月連続で増加。
住宅建築:上向き。2月の住宅着工戸数は持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、全体では
前年比44.4%増と3か月ぶりに増加。
設備投資:堅調。2月の建築着工床面積(非居住用)は前年比 27.2%増と2か月ぶりに増
加。貨物車販売は前年比 44.5%増と5か月連続で増加。
公共工事:足踏み。2月の公共工事請負額は、独立行政法人が増加したが、国、県、市町村、
その他の公共団体が減少し、全体では前年比 18.8%減と2か月連続で減少。
輸出:好調。2月の県内通関輸出額は、一般機械などが減少したが、その他の化学製品、プ
ラスチックなどが増加したことから、全体では前年比 0.6%増と 13 か月連続で増加。
生産活動:一服。1月の鉱工業生産指数(季調済)は、化学、はん用・生産用機械などが上
昇したが、電子部品・デバイス、電気機械などが低下し、全体では前月比 7.1%低下の 108.1。
原指数は前年比 12.6%上昇の 102.7。
雇用情勢:一服。2月の有効求人倍率(季調済)は前月比 0.01 ポイント低下し 0.96 倍。
新規求人数は、前年比 9.5%増と 17 か月連続で増加。
(トピックス)
○熊本県は、県のPRキャラクター「くまモン」を利用した商品の 2013 年の売上高が前年
比 1.5 倍の 449 億 4,500 万円に上ったと発表した。利用申請を許諾した 3,840 業者にア
ンケート調査を実施し、約 65%の 2,504 業者が回答した。売上高の内訳は、食品は前年
比 1.1 倍の 273 億 8,8000 万円、文具などの関連グッズは前年比 3.7 倍の 175 億 5,700
万円だった。民間事業者によるくまモンの利用許諾申請は、ゆるキャラグランプリで 1
位に輝いた 11 年度から急増し、14 年3月末現在の累計許諾件数は 1 万 6,300 件。
○日本銀行熊本支店は、「くまモン」が熊本県にもたらした経済波及効果を試算した。対象
期間は「ゆるキャラグランプリ 2011」でくまモンが優勝した 11 年 11 月から 13 年 10 月
までの2年間で、くまモンを利用した商品の売上高とくまモンによって増加した観光客数
をそれぞれ推計したところ、熊本県への経済波及効果は 1,244 億円となった。また、同
期間において、くまモンがテレビや新聞に取り上げられたことによる広告効果は、90 億
円となった。
【大分県】(大分銀行)
現在の景気:緩やかな持ち直しの動きが続く
3か月程度の見通し:緩やかな持ち直しの動きが続く
個人消費:堅調に推移。2月の大型小売店販売は、前年比1.6%減となった。2月の乗用車
販 売 ( 軽 含む ) は 普 通乗 用 車 が 前年 比 32.6 % 増 、 小 型 乗用 車 が 同 8.6 % 増 、 軽 乗 用 車 が 同
20.3%増。全体では同19.7%増加。
住宅建築:減速傾向。2月の住宅着工戸数は前年比40.7%増と3か月ぶりに増加。持家は2
か月ぶりに増加、貸家は3か月ぶりに増加、分譲住宅は4か月連続の減少。
設備投資:横這い圏内の動き。2月の建築着工床面積(非居住用)は、前年比 64.2%減と
2か月連続の減少。2月の貨物車販売は前年比 41.2%増と6か月連続の増加。
公共工事:減少傾向。2月の公共工事は、件数は前年比 46.8%減と4か月連続の減少。請
負額は同 57.8%減と4か月連続の減少。
輸出:堅調。1月の大分税関支署通関輸出額は、船舶類などが減少するが、事務用機器、銅
及び同合金、石油製品、鉄鋼、荷役機械などが増加し、前年比 15.9%増と 13 か月連続で増
加。
生産活動:横這い圏内の動き。1月の鉱工業生産指数(季調済)は前月比 5.1%増の 101.7
と2か月ぶりに上昇した。「鉱業」「非鉄金属・金属製品工業」「パルプ・紙・紙加工品工
業」など 11 業種で上昇、「窯業・土石製品工業」「繊維工業」「電気・情報通信機械工業」
など5業種で低下。
観光:横這い圏内の動き。2月の別府周辺地区の観光動態は、宿泊者数が前年比 1.3%増と、
2か月連続で増加、レジャー施設入場者数は同 18.3%減と、4か月ぶりの減少となった。
雇用情勢:緩やかに改善。2月の県内有効求人倍率(季調済)は、有効求人数(同)が前月
に比べ 0.1%減少し、有効求職者数(同)が 2.3%減少したことから、前月を 0.02 ポイン
ト上回り 0.83 倍となった。
(トピックス)
○ダイハツ九州(中津市)に車載エアコンのダクトを供給する自動車用ダクト製造のツカサ
化工が、中津市への工場立地を表明した。工場の面積は約 1,500 ㎡、投資予定額は約1
億 4 千万円で、操業開始は今年6月を予定。同社は、ダイハツの新車種向けの製品をつく
り、当面は月 3 万台分を生産する計画。
○大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分市;2004 年 4 月に改装オープン)は、
別府湾を望む隣接地にイルカに触ったり一緒に遊んだりできる新施設を建設する。総事業
費は5∼6億円で今年6月に着工し 2015 年春のオープンを目指す。14 年度の東九州自動
車道の全面開通予定や県立美術館の開館で大分への注目度の高まりを期待し、来館者は約
10 万人増の年間 85 万人を見込む。
<主要産業の動向 −大分県− >
○化学:北米・南米での農薬需要が好調。フル操業が続いている。2014 年4月以降、農薬部
門の生産設備を強化する計画。
○エチレン:コンビナート内需要旺盛で生産水準は高水準で推移。3月、4月は予定通り定修
を行うため、生産活動はストップする。
【宮崎県】(みやぎん経済研究所)
現在の景気:持ち直している。
3か月程度の見通し:持ち直しが見込まれるが、消費税率引き上げによる不透明感あり。
個人消費:減少。2月の大型小売店販売(店調前)は、主力の衣料品(前年比5.5%減)が
減少したほか、食料品(同5.2%減)も減少し(その他は同2.4%増加)、全体でも前年比2.9%
減と2か月連続で減少。
住宅建築:増加。2月の住宅着工戸数の総戸数は前年比160戸増(前年比35.6%増)の610
戸と7か月連続で増加。うち「持家(352戸)」は同36.4%増、「貸家(125戸)」は同15.0%
減、「分譲住宅(132戸)」は同200.0%増。
設備投資:横ばい圏内。愛知県名古屋市の自動車部品に使用するゴム製品製造、新光ゴム工
業株式会社が、2,400 万円を投じ宮崎県えびの市に製品製造工場を新設。敷地面積 6,636 ㎡、
延べ床面積 1,368 ㎡。2018 年度までに計 15 名を新規採用予定。2014 年度の売上高は1億
8千万円、15 年度に2億2千万円を計画。
公共工事:増加。西日本建設業保証(株)による2月の保証対象請負総額は、約 106 億 79
百万円(前年比 45.1%増)と前年比5か月ぶりに増加。うち「県」が約 30 億 26 百万円(同
30.1%増)、「市町村」が約 12 億 62 百万円(同 19.1%増)、「国」が 60 億 48 百万円(同
57.6%増)「独立行政法人等」が約3億 35 百万円(同 349.3%増)と増加した。
輸出:増加。2月の細島港通関輸出額(確報)は 58 億 89 百万円(前年比 34.6%増)と前
年比 13 か月連続で増加。主な品目のうち、中国、アメリカ、タイ向けが約6割を占める「化
学製品」が 20 億 49 百万円(同 36.6%増)、インド、イタリア、韓国向けが約8割を占め
る「繊維用糸及び繊維製品」が 13 億 72 百万円(同 36.9%増)などが増加。
生産活動:低下。1月の鉱工業生産指数(季調済、速報値)は 100.5(前月比 1.5%低下)
と前月比2か月ぶりに低下。原指数は 93.0( 前年比 4.4%上昇)と前年比7か月連続で上昇。
前月に比べ低下した業種は「電子部品・デバイス工業」「汎用・生産用・業務用機械工業」
「プラスチック製品工業」など6業種。
観光:増加。2月の宮崎空港乗降客数(22 万 5,535 人)は前年比 1.6%増と 26 か月連続で
増加。国内線(22 万 1,467 人)が同 2.4%増加、利用率は 66.6%。国際線(4,068 人)が
同 29.1%減少、利用率は 75.8%。
雇用情勢:上昇。2月の有効求人倍率(季節調整値)は 0.88 倍(前月比 0.03 ポイント上
昇)。月間有効求人数(同)は2万 1,318 人(同 0.9%増)、月間有効求職者数(同)は2
万 4,260 人(同 2.2%減)。新規求人数(原数値)は 8,753 人(前年比 12.7%増)。産業
別の新規求人数は製造業、卸売・小売業、サービス業、医療・福祉等、18 産業中 14 産業で
前年比増加。
(トピックス)
○当研究所が宮崎銀行と共同で実施した街角景気動向調査によると、1年前と比べた現在の
景気は「変わらない(58.6%)」が最も多く、「悪くなった(21.2%)」が「良くなっ
た(20.1%)」を僅かに上回った。また、今後1年間の景気は、全体では「変わらない
(41.7%)」が最も多い。消費税率引き上げの家計への影響は、全体で「影響がある
(84.6%)」が圧倒的に多く、税率引き上げ後の対策は「支出を抑える(53.3%)」が
最も多かった。
【鹿児島県】(鹿児島経済研究所)
現在の景気:最近の県内景況は、雇用情勢が足踏み、生産活動、観光関連が横ばいとなり、
投資関連はやや弱含んでいる。ただ、個人消費は増税前の駆け込みにより好調であり、全体
として回復傾向が続いている。
3か月程度の見通し:弱含み。
個人消費:好調。1月の大型小売店(百貨店・スーパー)販売は、前年を下回ったものの、
足もとでは家電製品などの耐久消費財、日用品の一部に消費増税前の駆け込みの動きがみら
れる。2月の乗用車新車販売台数は、消費増税前の駆け込みや新型車投入効果により、6か
月連続で前年を上回った。車種別にみると、普通車は28.6%増、小型車も9.7%増といずれ
も6か月連続で増加した。また、軽自動車は20.8%増と7か月連続で前年を上回った。
住宅建築:やや弱含み。1月の新設住宅着工戸数は、分譲が前年を上回ったものの、持家、
貸家は前年を下回り、全体で18.2%減と7か月ぶりに前年を下回った。
設備投資:やや弱含み。1月の民間建築工事は、棟数、床面積、工事費予定額のいずれも前
年を下回った。
公共工事:やや弱含み。2月の公共工事は、件数、請負金額ともに前年を下回った。
輸出:弱含み。1月の輸出額は、パルプ及び古紙、ゴムタイヤ及びチューブが増加したもの
の、前年の特殊要因による反動があり、全体で 77.3%減と4か月連続で前年を下回った。
生産活動:横ばい。電子部品関連は、自動車向けが好調を維持しているものの、スマートフ
ォン向けの受注が弱含むなど、一部で弱い動きが見られる。
観光:横ばい。2月の主要ホテル・旅館宿泊客数(鹿児島・霧島・指宿地区)は、関西、韓
国、台湾からの入り込みが伸びたものの、関東、山陽、九州が落ち込んだことなどから、1.1%
減と3か月ぶりに前年を下回った。鹿児島地区は関西や県内、台湾からの入り込みが伸びた
ものの、九州からの入り込みや、個人客が落ち込んだことなどにより前年を下回った。霧島
地区は韓国、台湾からの入り込みが伸びたものの、関東、山陽、九州からの入り込みや個人・
団体客ともに減少したことなどにより、前年を下回った。指宿地区は関西、韓国、台湾から
の入り込みや一般団体・企画ツアー客が伸びたことなどにより、前年を上回った。種子島・
屋久島地区は個人・団体客ともに増加し、前年を上回った。2月の主要観光施設入場者数は、
一部の施設で前年を上回った。
雇用情勢:足踏み。1月の有効求人倍率は製造業などで採用を増やす動きがみられ、前月を
0.01 ポイント上回る 0.70 倍となった。有効求人倍率が前月を上回るのは6か月ぶり。
(トピックス)
○国土交通省が発表した今年1月1日時点の公示地価によると、鹿児島県の全用途の平均変
動率は 3.3%減で 22 年連続のマイナスとなった。減少幅は前年に比べて 0.6 ㌽小さくな
り、3年連続で縮小した。上昇地点は前年と同じく1地点で、横ばいが前年の1地点から
15 地点に増加。鹿児島市の中心市街地で商業施設の開発・計画が進んだことやマンショ
ン用地の需要が下支えした。
<主要産業の動向 −鹿児島県− >
○焼酎:1月の焼酎生産は18か月連続で前年を上回った。出荷量は一部酒造メーカーの値上げ
前の駆け込み等により、3か月ぶりに前年を上回った。
○電子部品製造業:弱含み。
○畜産:子牛価格は出荷頭数の減少を理由に前年を上回り、肉用牛(和牛)の枝肉相場も堅調
に推移している。2月の豚肉相場は、底堅い需要を背景に相場は前年を上回った。ブロイラ
ー相場はもも肉、むね肉ともに前年を上回って推移している。また、2月の鶏卵相場は前年
を上回った。
【沖縄県】(りゅうぎん総合研究所)
現在の景気:消費関連、観光関連、建設関連ともに好調に推移していることから、県内景気
はさらに拡大の動きが強まっている。
3か月程度の見通し:一部に消費税増税前の駆け込み需要の反動減が予想されるものの、消
費関連、観光関連、建設関連とも引き続き好調に推移することから、県内景気は拡大の動き
が続くとみられる。
個人消費:好調。2月は総じて消費税増税前の駆け込み需要がみられ増加した。百貨店売上
高は、物産展催事効果による食料品の増加などから前年比2.8%増と2か月連続で増加。ス
ーパー販売(同社調べ、店調後)は、店舗統廃合などから食料品が減少したが、家電を含む
住居関連が新設住宅着工に伴う需要から全体を押し上げ、前年比0.9%増と9か月連続で増
加。全店ベースも同2.4%増と19か月連続で増加。乗用車販売(軽含む)は新車投入効果な
どから前年比14.1%増と7か月連続で増加。家電品卸売販売も新設住宅需要などから太陽光
発電システムや冷蔵庫、エアコンなどが好調に推移し前年比35.6%増と13か月連続で増加。
住宅建築:好調。2月の住宅着工戸数は1,298戸で、前年比11.7%増と2か月ぶりに増加。
分譲は減少したが、持家、貸家が増加した。
設備投資:堅調。2月の建築着工床面積(非居住用)は 80,673 ㎡で、前年比 2.3 %増と5
か月ぶりに増加。
公共工事:堅調。2月の公共工事請負金額は 216 億 8,100 万円で前年比 16.6%増と2か月
ぶりに増加。県(同 28.5%増)、独立行政法人等・その他(同 232.8%増)が増加し、国
(1.2%減)、市町村(同 12.3%減)が減少した。
輸出:持ち直し。2月の管内通関輸出は、85 億 9,000 万円と前年比 61.4%減となり2か月
ぶりに減少。パルプ及び古紙、金属鉱及びくずなどが増加したが、再輸出品、石油製品、鉄
鋼が減少した。
生産活動:一進一退。1月の鉱工業生産指数は 97.9 となり前月比 1.4%低下。その他工業、
プラスチック製品工業、鉱業などの4業種が増加したが、金属製品工業、窯業・土石製品工
業、鉄鋼業などの5業種が減少した。
観光:好調。2月の入域観光客数は国内客、外国客ともに増加し前年比 8.6%増の 50 万 3,100
人と 17 か月連続で増加。国内客は同 4.6%増の 45 万 6,100 人、外国客は同 80.8%増の4
万 4,300 人。主要ホテル稼働率は 87.6%と前年比 5.5%ポイント上昇し 16 か月連続で上昇。
売上高は同 1.1%増と3か月連続増加。宿泊収入は客室単価の減少から同 0.3%減と3か月
ぶりに減少。
雇用情勢:改善。2月の有効求人倍率は 0.62 倍で前月より 0.01 ポイント低下。完全失業
者数は 3.2 万人で前年比 15.8%減少。完全失業率(原数値)は 4.7%と前年比 0.9%ポイン
ト改善。
(トピックス)
○沖縄県の平均公示地価(全用途)は前年比 0.3%プラスとなり 22 年ぶりに上昇した。
○沖縄県とシンガポールのチャンギ空港グループが航空ネットワーク強化に向けた相互協
力連携協定を締結。今後同空港との直行便誘致や東アジアからの誘客、物流促進を図る。
<主要産業の動向 −沖縄県− >
○生コン出荷量:堅調。2月の生コン出荷量は、16 万 519 ㎥で同 9.1%増となり4か月連続で
増加。公共工事では、港湾関連工事向け出荷などが増加し、県企業局、橋梁関連工事向けな
どが減少した。民間工事では、貸家や分譲マンション関連工事向けなどが増加し、社屋関連
工事向けなどが減少した。
○主要ゴルフ場入場者数:堅調。2月の主要ゴルフ場の入場者数は、県内客、県外客ともに増
加し、前年比 1.9%増と4か月連続で増加。
【沖縄県】(おきぎん経済研究所)
現在の景気:2月、県内景況は、拡大している。
3か月程度の見通し:同上。
個人消費:上昇。2月のスーパー売上高(同社調べ)は、「全店ベース(前年同月比2.4%
増)」が19か月連続で前年同月を上回りました。新規店舗の出店効果などにより、ウェイト
の高い「食料品(同1.1%増)」や「家庭用品(同9.8%増)」が前年同月を上回りました。
「既存店ベース(同0.8%増)」では9か月連続で前年同月を上回りました。品目別でみる
と、ウェイトの高い「食料品(同0.8%減)」は、旧正月(旧暦1月1日)の時期が昨年(平
成25年2月10日)よりも今年(平成26年1月31日)は早く、需要が1月に前倒しとなった
ことから前年同月を下回りました。「衣料品(同1.5%減)」は、年末の気温低下により冬物
衣料の需要が12月に集中したほか、天候要因により春物衣料の需要が1月にシフトしたこと
などから売上が伸び悩み、前年同月を下回りました。一方、家電を含む「家庭用品(同9.5%
増)」はエアコンや冷蔵庫、洗濯機などの白物家電の売れ行きが好調で、前年同月を上回り
ました。
住宅建築:上昇。2月の新設住宅着工戸数は、全体で前年同月比11.7%増の1,298戸と前年
同月を上回りました。利用別戸数をみると、「分譲住宅(同78.8%減)」が前年同月を下回
ったものの、ウェイトの高い「貸家(同55.8%増)」や「持家(同34.6%増)」などが上
回りました。
設備投資:横ばい。2月の貨物車(小型)販売台数は2か月連続で前年同月を上回りました。
公共工事:上昇。2月の公共工事請負金額は、前年同月比 16.6%増の 216 億 8,100 万円と
なりました(2か月ぶり増)。発注者別でみると、「国(同 1.2%減)」は前年の名護市で
のトンネル工事や那覇港臨港道路関連工事の反動、「独立行政法人等(同 66.5%減)」は
国立大学関連工事の反動、「市町村(同 12.3%減)」は那覇市内市営住宅の建替工事の反
動などで下回りました。一方、「沖縄県 (同 28.5%増)」はうるま市の沖縄クラウドデー
タセンター新築工事など、「その他の公共的団体(約 4.3 倍)」は教育施設の建替工事など
により前年同月を上回りました。
生産活動:横ばい。1月の鉱工業生産指数(季節調整値)は、前月より 1.4%下落し、97.9
となりました。 産業別にみると、「金属製品工業(同 25.7%減)」や「鉄鋼業(同 6.0%
減)」、「窯業・土石製品工業(同 1.5%減)」等の業種が前月より下落しました。
観光:上昇。2月の入域観光客数は、39,900 人多い 503,100 人(前年同月比 8.6%増)と
なり、17 か月連続で前年同月を上回りました。内訳をみると、「国内客(同 4.6%増)」は
全国的な大雪などの影響を受け一部地域では前年同月を下回ったものの、継続的なLCC就
航・新石垣空港開港効果に加え、2月のプロ野球キャンプ効果などにより4か月連続で前年
同月を上回りました。他方、「外国客(同 80.8%増)」は、44,300 人と7か月連続で前年
同月を上回りました。航空路線の拡充(吉祥航空1月末より上海路線週4便就航)、春節後
半の旅行需要、尖閣問題等で落ち込んだ前年の反動などにより、各地域から増加しました。
雇用情勢:横ばい。1月の1人平均現金給与総額は 203,638 円と前年同月より 4.4%減少し
ました。2月の有効求人倍率(季節調整値)は 0.62 倍と前月より 0.01 ポイント低下し、
完全失業率(季節調整値)は 4.9%となり前月より 0.3 ポイント上昇しました。
(トピックス)第 53 回おきぎん企業動向調査(2014 年1∼3月期)調査結果
○1.調査結果:2014 年1∼3月期調査の業況DIは 49.6(前年同期比)となりました。
業種別でみると、【製造業】、【土木業】、【建築業】、【卸売業】、【小売業】、【情
報通信サービス業】、【医療・福祉】、【その他サービス業】、【その他】の全ての業種
で「業況改善の動き」がみられます。2014 年4∼6月期の業況見通しDIについては 11.1
となり、多くの業種において「業況改善の動き」が見込まれています。
業況DI実績の推移(おきぎん企業動向調査)
60.0
49.6
50.0
44.4
41.9
40.0
33.3
28.0
30.0
実績DI(前年同期との比較)
27.8
18.8
20.0
来期見通し:今期(2014年
1-3月期)との比較
16.4
13.2
10.0
11.1
5.2
0.0
△ 10.0
2011年
10∼12月期
2012年
1∼3月期
2012年
4∼6月期
2012年
7∼9月期
2012年
10∼12月期
2013年
1∼3月期
2013年
4∼6月期
2013年
7∼9月期
2013年
10∼12月期
2014年
1∼3月期
出所)㈱おきぎん経済研究所
2014年
4∼6月期
(見通し)
2.調査の概要:本調査は各企業の業況や売上高、売上・仕入単価、収益面等の経営状況項
目について、主に経営者の判断(当期実績、次期見通し)をDI(景気動向指数)として
取りまとめたものです。
a.調査時期:2014 年2月下旬∼3月上旬
b.調査対象:県内企業 457 社
c.調査内容:①業況
②売上高
③売上単価
④仕入単価
⑤採算
⑥引き合い(問合
せ等)⑦雇用 ⑧設備・その他投資需要(前回までの「IT関連投資」と「その他の投資」
を統合)
―おきぎんDIについて―
主に企業経営者の業況などに関する実績判断や見通しを「好転・上昇・増加」、「不変(変わら
ない)」、「悪化・低下・減少」のいずれかでお答えいただき、それらの割合を表したものです(本
レポートでは方向性を示すため「悪化・低下・減少」はマイナス表示を用いています)。
①「好転・上昇・増加」+「不変(変わらない)」+「悪化・低下・減少」=100%
②DI=「好転・上昇・増加」の割合(%)−「悪化・低下・減少」の割合(%)
上記①、②から、DIがプラスなら景気が良い(または上昇見込み)、マイナスなら悪い(または
下降見込み)といった具合にご覧いただけます。
<主要産業の動向 −沖縄県− >
○窯業・土石:上昇。生コンの出荷量は 9.1%増加し、4か月連続で前年同月を上回りました。
内 訳 で は 、 公 共 工 事 向 け 出 荷 が 前 年 同 月 よ り 10.3 % 減 少 し た 一 方 、 民 間 工 事 向 け 出 荷 は
23.4%増加しました。セメントの出荷量は 5.2%増と4か月連続で前年同月を上回りました。
○家電卸出荷額:上昇。継続的な太陽光パネル需要や消費税増税前の駆け込み需要などにより、
13 か月連続で前年同月を上回りました(同 35.6%増)。品目別でみると、「太陽光パネル
(同 55.5%増)」は、2012 年7月1日にスタートした「再生可能エネルギーの固定買取価
格制度」の影響などにより需要が増加し、前年同月を上回りました。「エアコン(同 54.1%
増)」は、新築物件向け(アパート、ホテル、住宅等)の需要が増加していることなどから、
前年同月を上回りました。「冷蔵庫(同 77.5%増)」や「洗濯機(同 40.8%増)」も家電量
販店などにおいて在庫確保の動きが活発化していることから、前年同月を上回りました。ま
た、アナログ放送終了(2011 年7月 24 日)以降、需要低迷が続いていた「テレビ(同 72.9%
増)」も7か月連続で前年同月を上回りました。
〇新車販売台数:上昇。全体で 4,307 台となり、7か月連続で前年同月を上回りました(同
14.1%増)。新商品(新車種、モデルチェンジ等)需要や、消費税増税前の駆け込み需要な
どにより「普通乗用車(同 43.0%増)」が6か月連続、「軽乗用車(同 17.1%増)」が7
か月連続で前年同月を上回りました。一方、「小型乗用車(同 7.2%減)」は、レンタカー
需要が今年は1月に一部前倒しとなったことなどから、7か月ぶりに前年同月を下回りまし
た。
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