第1学年1組 学級活動学習指導案 ユニット名『今日も元気!!』 ―健康な体 題材名「げんきなうんち」 場 所 指導者 1 1年1組 教室 T1 教 諭 T2 養 護 教 諭 T3 第二共同調理場技術主幹 及川満喜子 阿部 勝江 石森 徳子 本題材で育てたい基礎・基本 本題材で育てたい力 ○「うんち」を通して,食べ物と健康の関係を考え,毎日の生活 で実践する力 ○食べ物と健康の関係に興味をもち,毎日の生活で実践しようとする。【関心・意欲・態度】 ○食べ物と健康の関係を知り,毎日の食事のあり方を考えることができる。 【思考・判断】 ○食べ物と健康の関係について自分の考えを発表することができる。 【表現・技能】 ○食べ物と健康の関係について理解することができる。 【知識・理解】 2 4 3 本題材で生かしたい児童のよさ 【児童数:29名】 ・給食では,嫌いな食べ物も一口で も食べようとする児童が増えてき ている。 ・歯磨きの大切さを知って,以前よ りもていねいに磨こうとしている。 ・歯や歯ぐきは,物を噛む大切な働 きをしていることを知っている。 ・休み時間は,外で元気に遊ぶ子が 多い。 ・おやつは,プリンやチョコレート など柔らかい物を食べている。 ・毎朝排便まではいかないが,排便 の習慣は付いてきている。 ・「ぴっかぴっかの歯」の学習では, 虫歯になりやすい食べ物や歯の磨 き方について意欲的に学習に取り 組むことができた。 本題材の意図 今年1年生は『今日も元気 −健康な体−』 という一連の学習を通して ,「自分の体」のこ とや「食と健康」について,担任・養護教諭・ 栄養士のTT指導で学習しようと考えた。 うんこ,うんちなど,どのように表現を変え ても「きたない 」「くさい 」「気持ち悪い」と, 子どもたちはよくないイメージをもっている。 中には, 「学校でうんちをするのは恥ずかしい。」 と排便を我慢しているという話を保護者から聞 く。毎日,何気なくしている排便も,子どもの 体だけでなく,心の健康にも大きな影響がある。 そこで,子どもたちが「きたない」「くさい」 「気持ち悪い」と思っているうんちは,体の中 をきれいにするための大切な働きであるという 学習が大切であると考え,本題材を設定した。 確かな学力をはぐくむ授業づくりの工夫 児童は,前時に食べるために大切な歯を守るための「正しい歯磨き」の仕方について学習 した。給食の時間の話を聞くと,家庭でも言われているようで「何でも食べることが大切だ」 ということは知っているようである。しかし,何で好き嫌いなく食べることが大切なのかや, うんちと健康を結びつけて考えているとうことはない。 「体のコンディションがいいか悪いかは,便を見れば分かる」とも言われることから,食 生活を含めて,規則正しい生活の大切さについて,しっかりとらえさせたい。 -1- ①確かな学力をはぐくむ指導の工夫 ○T・T方式による効果的な指導の工夫 担任,養護教諭,栄養士の3名によるT・T方式で指導にあたる。規則正しい生活につい て考えるときは養護教諭が中心に指導し,「元気なうんち」の出る食べ物について考えると きは栄養士が専門的に指導することにより,望ましい生活をしようという意欲を高めたい。 また,今後も考えていく必要があることについて示唆することにより,児童の健康な体に ついての意識も高めたい。 ○問題解決的な学習の工夫 うんちを通して,食生活を含めた規則正しい生活の大切さについて,しっかりとらえさせ ることができるようにするために,自分なりのめあてをもって調べたり考えたりできるよう にさせたい。そこで,「元気なうんち」の出る食べ物については,事前に児童に調べさせた り,考えさせたりしておきたい。 ②確かな力をはぐくむ評価の工夫 ○子どもに返す評価の工夫 ・児童には,自己評価させることで自分の学習について振り返らせ,次の学習へとつなげ ていきたい。 ・相互評価も取り入れ,友達のよさやがんばった点,工夫した点にも気付かせたい。 ・児童の考えや思いを認めたり,児童の活動のよさをほめたり励ましたりすることで,学 習や実践への意欲を高める。 ・児童の様子を書きとめたり,学習プリントなどを累積したりしていくことで児童のよさ や変容を的確にとらえるとともに,今後の指導に役立てていくようにする。 ・養護教諭や栄養士も授業中,あるいは,事後等でできる範囲で評価し,児童を多面的に 見ていきたい。 ○子どものよさを見取る評価の工夫 ・観点別評価表を用い,児童の学習の様子を記録し,指導に役立てる。 5 ユニット構成 (12時間扱い) 1 ピッカピッカの歯 (学級活動 1時間) ○歯磨きの大切さに気付く。 ○正しい歯磨きの仕方を知る。 今日も元気!! −健康な体 2 げんきなうんち (本時 学級活動1時間) ○「うんち」を通して,食べ物 と健康の関係を知る。 ○給食のおばさんの仕事 ( 1 時 間 ) ○感謝の気持ちを表そう。 ( 3 時 間 ) 5 あさごはんでげんき (学級活動 1時間) ○朝食の大切さを知り,毎日朝 食を食べようとする態度を養 う 6 かぜをひかないように (学級活動 1時間 ○かぜをひかないためには,予 防が大切であること理解し, 実践する態度を養う。 8 給 食 で 元 気 ( 生 活 科 5 時 間 給食週間と合わせて行う) ○給食室探険!(1時間) 4 からだをきれいに (学級活動 1時間) ○体の汚れやすいところに気づ き,清潔に保とうとする。 3 とってもおいしいね ( 道 徳 1 時 間 尊 敬 ・ 感 謝 ) ○給食のおばさんた ち に 対 し て 感 謝 の 気 持 ち を 育 て る 。 -2- 7 男の子女の子 (学級活動 1時間) ○男の子と女の子の体の違いに 気付き,男女が仲良くお互い に助け合える心情や態度を養 う。 6 本時の学習 (1)本時のねらい ○「うんち」を通して,食べ物と健康の関係を知り,野菜を食べたり,規則正しい生活を しようとしたりする態度を育てる。 (2)学習過程 段階 学習の流れと予想される児童の姿 支援及び留意点 T1 見 1 これまでの生活を振り返り, 体のコンディションは,うんちで 分かることに気付かせる。 ・自由に話せる雰囲気 作りをする。 ○健康な体をつくるために,大切 なことを確認する。 ・運動の大切さや睡眠 にも触れる。 (※評価の観点) T2(養護教諭),T3(栄養士) ・児童の様子を見て,個 別に支援する。 い だ す ・好き嫌いしない で何でも食べる ことです。 ・運動をす ること です。 ∧ 5 分 ∨ ・いっぱい寝ることです。 ○体のコンディションを確認する 方法を考える。 ・うんちは,どうして も汚いものというイ メージがあるので, ・熱をはかる。 とても大切な物であ ることを話す。 ・顔色を見る。 ・食欲で分かる。 追 2 究 ・柔らかい うんちかな。 ・うんちで 分かる。 どのようなうんちが「げんき なうんち」なのかを知る。 ・これまでの経験から の児童の様々な考え 聞くようにする。 ・黄色の うんちかな。 T2:どんなうんちが「げ んきなうんち」な のかを説明する。 す ①バナナのような うんち ②きいろのうんち る ・バナナみたいな うんちかな。 ・丸いうん ちだよ。 ∧ 35 分 ∨ -3- 3 快便の習慣を身に付ける方法 を考える。 ・いっぱい食べ ればいいよ。 ・ヨーグルトを 食べる。 ・快便の習慣を身に付 けるために,自分は どうしたらよいかを 出し合えるように, いつも家の人が言っ ていることを思い出 すように支援する。 T2:朝食を食べないと どうなってしまう かにも触れ,T3 の話につなげる。 ・果物を食べると ・運動すると うんちがでるよ。 いいかも。 4 快便には,食物せんいが大切 であることを知る。 ・何を食べれば いいのかな。 T2:快便のために大切 な3点を押さえさ せる。 ①朝食を食べる。 ②早寝早起きをする。 ③適度な運動をする。 ・自分で考えてきたも のを発表させる。 ・野菜かな。 T3:野菜・海草・種実 がいいことを話す。 量的なことにも触 る。 ・キャベツだよ。 ・レタスかな。 ・口の中に何か 残ってるよ。 ・かたいなあ。 ・ゴボウのように,食 物せんいがはっきり 分かるものが「げん きなうんち」にいい ことを確認する。 5 これからの生活で気を付ける ことを考える。 表 現 す る ∧ 5 分 ∨ ・野菜を食べる。 ・数名の児童に発表さ せ意欲化を図る。 T3:かみごたえがある 食べものがいいこ とを実際に食べさ せることで理解さ せる。 ・児童の様子を見て,個 別に支援する。 ・運動する。 ※うんちで健康チェックができることを知り,毎日 快便するために大切なことに気付き,実践しよう とする意欲をもつことができたか。 ・うんちで健康 チェックする。 ・早寝早起き をする。 -4- 7 板書計画 きょうも げんき! げんきなうんち よいうんち わるいうんち まいにちうんちがでるには ①あさごはんをたべる。 ②はやねはやおきをする。 ③うんどうする。 あさごはんをたべる あさごはんをたべない おなかがめをさます ↓ おなかがねてる ↓ うんちがしたくならない ↓ べんぴになる ↓ びょうきになることも うんちがしたくなる ↓ まいにちうんちがでる -5- げんきなうんちのでるたべもの 絵 ○かみごたえのあるたべもの 絵カード
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