第4回授業研究の指導案

第2学年
1
単元名
国語科学習指導案
平成28年10月27日2校時
授業者 小林 尚子
お話のさくしゃになろう ~みんながわくわくする物語を書こう~ 「書く」
本時 6/10
2 本時のねらい
○ 絵やメモ・モデル文からイメージし,よりよい会話文にするための話し合い活動を通して,
登場人物の性格や事件に合った会話文を考え書くことができる。
3
○
○
4
5
目指す子どものかかわる姿
絵やメモ・モデル文からイメージし,登場人物の会話文を考え友達に話す姿。
友達の物語のよいところを見付け,伝える姿。
指導計画
(1) 学習課題を設定し,学習の進め方を確認する。(1時間)
(2) 絵を見て物語の基本構成を確かめ,構想メモを書く。(3時間)
(3) 「はじめ」の部分のお話を作る。 (1時間)
(4) 「中」の部分のお話を作る。(2時間)
本時 1/2
(5) 「終わり」部分のお話を作る。(1時間)
(6) 句読点やかぎの使い方に気を付けて,推敲し,清書する。(1時間)
(8) 作品を読み合い感想を伝え合ったり,作者になった感想を書いたりする。(1時間)
本時の指導
時間
3分
学習活動
(Tは教師の指示・発問
Cは児童の反応)
教師の働きかけと予想される児童の反応
○留意点 ♢かかわり ☆評価
1 本時のめあ T今日は,お話の作者になってみん ○中のお話は,
2時間で仕上げさせる。
てをもつ。
ながわくわくする中のお話を書く
本時は,1時間目であることを確認
んでしたね。
「お手紙」や「スイ
する。また家族や友達に読んでもら
ミー」からみなさんは,どんな工
いたいという意識を高めさせる。
夫をして書きたいでか。
○スイミーやお手紙を学習した際の場
Cいつ,どこ,だれが分かるように
面設定や会話文を参考にさせてお
書きたい。
く。
Cおもしろい事件をいれたい。
C会話文を入れてみたい。
T今日はわくわくする物語にするた
めの会話文について,みんなで考え
てみますか。
15 分
2 空欄のある
◎わくわくする物語にするため ○空欄のあるモデル文を提示する。
モデル文を使
に,どんな会話文を入れたら
ってよりよい
よいのだろうか。
会話文につい
て話し合う。 TAさんがこのメモを基に,中の会 ア「こわいから,このままにげようか
話文を書いてきました。ア・イど
な。
」
ちらの会話文がわくわくする物語 イ「こわいけれど,なんとかたすけよ
に合うでしょうか。2人で話し合
う。
」
ってみましょう。
◇どちらの会話文がよいかペアで話し
Cイだと思います。
なぜかと言うと, 合わせる。
ぴこは,優しいので,助けると思
うからです。
○絵からイメージさせたり,事件や登
場人物の性格から根拠を考えさせた
Cイだと思います。
「くわがた虫は
りする。
優しそうな目をしていました」と
書いてあるからです。優しいぴこ
なら,助けると思うからです。
C アだと思います。大きなくわがた ○アがよいと思う子どもいても、否定
虫が池に落ちたのだから,
ぴこは, せず,理由を聞くようにする。
こわいと思うからです。
Cアはよくないと思います。なぜか ○ア・イ以外にもどんなわくわくする
と言うと,ぴこは勇気があると書
会話文になるか問う。
いてあるので,助けると思うから
です。
○スイミーの学習で出てきた会話文を
想起させ,わくわくする物語には,
Cアはよくないと思います。ぴこが
名言があることを伝える。
にげたら,じけんがかいけつしな
いからです。
Tわくわくする物語にするための会 ○物語を書くわざとして板書する。
話文を書くときに気を付けること
登場人物の性格や事件に合った会話
は,何でしょう。
文を書く。
C登場人物の性格に合っているよ
うに書きます。例えば性格が優し
いなら,優しい言葉を考えたいで
す。
C事件に合っているか考えたいで
す。
23 分 3 原稿用紙に T それでは,登場人物の性格や事 ○書き出しの部分は,書かせておく。
中の下書きを
件に合った会話文を入れて中のお
書き,感想を
話を書きましょう。書き終わった ○メモや物語作りレシピを使って中の
伝え合う。
人は,友達と物語を交換し,会話
お話を書かせる。
文がよかったか伝えましょう。
○本時は下書きなので,間違いを正す
・ぴこは,ちょうちょうにお花をあ
ことよりも,物語を楽しんで書くこ
げました。
とを大切にする。
「このお花をきみにあげるね。
」
すると,ちょうは,
○机間指導し,
個に応じた指導を行う。
「きれいなお花をありがとう。大
切にするね。
」
・ねらいが達成できそうな児童にはこ
とこたえました。
れまで本学級児童が学習してきたい
くつかの表現方法(形容詞・オノマ
・
「たすけて。
」
トペ・比喩など)も使うようにアド
ぴこは,
池におちてしまいました。 バイスする。
そのときです。てんとう虫が,
・よく書けている文章表現(会話文・
「まってて,今すぐたすけに行く
様子を表す言葉)に波線や丸を付け
からね。
」
たり,紹介したりし,児童の書く意
と言って,とんできました。
欲につなげていく。
4分
・しばらく行くと,ぴこはきらきら ○書いた文は,見直しさせたり,読む
光るふしぎな石を見つけました。
練習をさせたりする。
ぴこは,
「こんなきれいな石はじめて見た
○活動が停滞している児童にはメモを
よ。
」
見ながら一緒に考えたり,よい児童
と,うれしそうに言いました。
のノートを見るようにアドバイスし
すると,
そこに妖精が現れました。 たりする。
「その石は,みんなを幸せにする
魔法の石だよ。
」
◇友達同士物語を交換して読み,よい
と,教えてくれました。
ところを伝えたり,アドバイスした
りさせる。
T今日の勉強で大切なことは,何で ☆登場人物の性格や事件に合った会話
しょう。
文を考え,書くことができる。
(原稿用紙)
4 本時のまと
◎まとめ
例にあるような中心人物と対人物の
め・振り返
・登場人物の性格や事件に合っ
会話が記入されていればねらいが達
りをする。
た会話文を書く。
成されたと判断する。
T○○さんの物語は,今日会話文を
書くわざを使っているかみんなで ○お話を書くわざを確認する。
よく聞きましょう。
・○○さんは,
「□□」という会話 ○ねらいを達成した児童の物語を読ま
文を書いて,
がよく伝わりました。 せ,よかったところを発表させる。
・○○さんは,
「□□」という会話
文から,ぴこの優しい気持ちが伝
わりました。