不 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 転 MR撮像者に必要な知識 -MR - 1 群馬県立健康科学大学 小倉明夫 第158回磁気共鳴懇話会 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 保守管理 安全性 基礎物理 解剖 撮像技術 読影 応用技術 アーチファクト 性能評価 2 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 第7条 MR専門技術者の役割は次のとおり である。 (1)MR装置の精度管理ならびに被検者および 立入り者の安全管理ができること。 (2)解剖学的,臨床医学的基礎知識を有する こと。 (3)装置性能を最高度に発揮させ、目的を達 成するための技術を有すること。 (4)地域活性化のために教育・指導ができる こと。 3 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 核磁気共鳴現象を示す核種を選択して下さ い.(正解3つ) 1.2H 2.12C 3.23Na 4.31P 5.40Ca 4 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 なぜ、プロトンか? 陽子と中性子の数が両方とも偶数の 原子核は電荷を持たず、磁気モーメ ントを生じない。 生体内の磁気モーメントを生じる荷 電粒子- H+ , 31P, 13C, 23Na, 19F ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 相対感度はγの3乗に比例 対象各種 自然存在比 共鳴周波数(1T) (%) (MHz) 1H 99.98 42.58 2H 0.015 6.53 13C 1.11 10.71 19F 100 40.05 23Na 100 11.26 31P 100 17.23 39K 93.1 1.99 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 次のうち正しい文章を選択しなさい 1,反磁性体物質は軌道に不対電子をもっており,外部磁場Boに 置かれた場合,外部磁場Boに対して弱い磁場が誘導される. 2,反磁性体物質は軌道に不対電子をもっておらず,外部磁場Bo に置かれた場合,外部磁場Boに対して弱い磁場が誘導される. 3,常磁性体物質は軌道に不対電子をもっておらず,外部磁場にさ らされると磁化し,外部磁場が消失すると,常磁性体の磁化も消 失する. 4 ,常磁性体物質は軌道に不対電子をもっており,外部磁場にさら されると磁化し,外部磁場が消失すると常磁性体の磁化も消失す る. 5,強磁性体が外部磁場にさらされると強く引きつけられ,外部磁 場が消失しても磁化したままである. 7 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 磁性体とは磁界内で磁化にされる物質の総称 で、地上の全ての物質が磁性体である。 磁化される程度が物質によって大きく異なる。 鉄のように強力な磁性を示すものが強磁性体。 アルミニウムやガドリニウムにように弱い磁 性を示すものが常磁性体。金や銅のように磁 場を妨げるような方向に磁化されるのが反磁 性体。 8 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 軌道に不対電子を持たない。 外部磁場におかれた場合、外部磁場と反 対向きの弱い磁場が誘導される。 9 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 Fe2+,Gd3+などで、不対電子を持つ。 外部磁場にさらされると磁化され、 外部磁場が消失するとただちに磁化 は消失する。 10 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 鉄、ニッケル、コバルトなど強く磁場に 引き付けられる。 磁場が無くなっても、強い磁性が残る。 11 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 基本条件:TR=3000ms, TE=90ms, 加算回数=2回, マトリクス=256×256, スライス数=10枚, スライス厚=10mm, FOV = 300mm, BW=130Hz/pixel ,撮 像シーケンスはSpin Echo法を使用する.この条件で撮像した時のSNRにつ いて,次の記述で正しいものを選択して下さい. (正解2つ) 1. 加算回数を3回に変更したときのSNRは1.225倍になる. 2. BWを65Hz / pixelに変更したときのSNRは√2倍になる 3. スライス厚を5mmに変更したときのSNRは1/√2倍になる 4. スライス数を5枚に変更したときのSNRは基本条件の1/2 になる. 5. FOVを150mmに変更したとき,スライス厚を5mmにするの と同じSNRになる. 12 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 加算回数は√2倍 バンド幅は、データサンプリング時間の逆数。したが って、バンド幅が1/2になると、データー数が倍にな る。⇒SNRは√2倍 ボクセルの大きさ、数とSNRは比例。 ボクセルが2倍になると、SNRも2倍になる。 FOVやピクセル数は1辺だけで表示されるが、実際は 縦×横で関連するので、2倍になると2乗の4倍とな る。 13 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 Boltzmann分布則によって求まる偏極率について正しい 説明を選択して下さい. (正解3つ) 1.プロトン密度に比例する. 2.磁気回転比に比例する. 3.1Hは静磁場強度1.5Tで0.5*10-5 である. 4.静磁場強度に反比例する. 5.絶対温度に反比例する. 14 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 ボルツマン分布(ボルツマン分布 英語:Boltzmann distribution)は気体分子がとり得るエネルギー準位に よる分布の様子を表現した理論式である。気体分子の 速度に関する分布関数であるマクスウェル=ボルツマ ン分布をより一般化したものに相当する。 量子論では粒子はフェルミ粒子とボーズ粒子とに大別 でき、その1粒子状態の占有数の分布はそれぞれフェ ルミ分布、ボーズ分布と呼ばれる。ボルツマン分布は 、この二種類の粒子の違いが現れないような条件にお けるフェルミ分布とボーズ分布の近似形(古典近似)で ある。古典的粒子もボルツマン分布に従う。 核磁気共鳴および電子スピン共鳴などにおいても、磁 場の中で分裂した2つの準位の占有率はボルツマン分 布に従う。 15 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 Nα/Nβ = exp (γℏB0 / kT) γ : 磁気回転比 ℏ : プランクの定数h/(2π) B0 : 静磁場強度 k : ボルツマン定数 T : 絶対温度 Nα/Nβは、1.5Tで1.000005。すなわち、高凖位βが100万個なら、 低低凖は100万5個となる。 16 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 脂肪抑制法について,正しい文章を選択して下 さい.(正解2つ) 1.CHESS法は周波数差を利用する方法である. 2.1.5Tでの脂肪の中心周波数は水よりも224Hz高い . 3.選択的脂肪抑制法は,静磁場強度が高い方が有利 である. 4.局所磁場変動に最も影響されないのは,水選択励 起法である 5.STIR法は,IRパルスを用いる方法で,脂肪のみを 抑制することができる. 17 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 脂肪抑制法の臨床画像利用について正しいも のを選択してください.(正解2つ) 1.水と脂肪の共鳴周波数差は15.3 ppmである. 2.周波数選択的脂肪抑制法によって,メチル基( CH3)の信号は抑制される. 3.周波数選択的脂肪抑制法によって,メチレン基( CH2)の信号は抑制される. 4.周波数選択的脂肪抑制法によって,不飽和脂肪酸 (CH=CH)の信号は抑制される. 5.脂肪選択反転パルスに断熱パルスを使用すること によりSARを小さくすることができる. 18 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 次の条件下でのケミカルシフトアーチ ファクトの大きさを求めよ 静 磁 場 強 度 1.5T 装 置 の SE 法 に お い て , sampling bandwidthが±8kHz(16kHz),周波数エンコード方向の matrix数512として求めよ. 1,約2ピクセル 2,約3ピクセル 3,約5ピクセル 4,約7ピクセル 5,約10ピクセル 19 不 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 転 20 不 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 転 電子による遮蔽と脱遮蔽効果から起 こる、NMR吸収周波数の差 21 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 化学シフトの大きさは、外部磁場の強さ に比例する。 そのため、測定されたシフトを印加した RF周波数で除した値で示す。 単位はppm(100万分の1) (回転数/秒) /ラーモア周波数 22 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 3.5ppm 1.5Tー64MHz 63.9MHzx3.5x10-6 =224Hz 1秒間に224回回転差がある。 23 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 Chemical shift selectiveの略 水と脂肪の共鳴周波数は3.5ppm異なる 。 これを利用して、3.5ppmずれた周波数 のRFを照射して、脂肪に信号だけを飽 和させたのち、普通の撮像シーケンスを 走らせる。 不 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 転 周波数選択的励起 パルス 224Hz 3.5ppm 水 64000000Hz 脂肪 63999776Hz ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 2項パルス 1−1 1−2−1 1−3−3−1 1−4−6−4−1 1ー5ー10−10−5−1 パスカル三角の多項式 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 励起パルスを、多項式の角度に分割して励起 し、水だけを励起する。 例えば、1-1ならば45°倒し、1/(2∆f)の 逆位相になる時間後に後の45°を倒す。そう すると、水だけが90°倒れる。 1-3−3−1ならば、90/8=11.2°で、11.2 – 33.6 – 33.6 – 11.2°に分割して照射する。 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 異なるTEでin-phaseとopposed phaseの画像を2つ撮像 する。 In-phaseは水画像+脂肪画像 opposed phaseは水画像ー脂肪画像 2つの画像を加算すると、水画像+脂肪画像+水画像ー 脂肪画像=2水画像 2つの画像を差分すると、水画像+脂肪画像ー(水画像 ー脂肪画像)=2脂肪画像 不 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 転 縦磁化 M0 脂肪 筋肉 -M0 null point TI 29 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 最も多数含まれるのは、メチレン基(-CH2-)である が。 メチル基、オレフィン基も存在する。 それぞれの共鳴周波数は異なる。 水 H2O 0 ppm オレフィン基 メチル基 =CH- 0.6ppm C-CH3 -3.3, -4.1ppm CH2 -3.5ppm メチレン基 30 不 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 転 水 3.5ppm オレフィン基 メチレン基 メチル基 31 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 1ピクセルあたりの周波数帯域とピクセルの 大きさに依存する。 1ピクセルあたり112Hzなら2ピクセルずれ る。1ピクセル1mmなら2mmずれる。 バンド幅はピクセル単位での表示とFOV単位 の表示があるので、注意! 32 不 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 転 33 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 1000m秒/224=4.46m秒 4.46m秒毎に重なる 2.2m秒毎に位相が揃ったりずれたり する。 In phase, out of phase(opposed phase) 34 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 前立腺MR検査について正しい文章を選択して下さい.(正解2つ) 1.前立腺がんのMRSは乳酸とコリン(Choline)で評価 する. 2.前立腺がんは一般的にT2強調画像で高信号を呈する . 3.前立腺がんはADC マップでの見かけ上の拡散係数は 低値となる. 4.前立腺がんは拡散強調画像でT2-Shine throughの影 響を受け難い. 5.前立腺がんは拡散強調画像で高信号に描出する場合 ,b値は小さく設定する. 35 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 EPIを用いた拡散強調像において動脈瘤クリップによる画像 歪を改善するパラメータで正しいものを選択して下さい.(正 解2つ) 1.加算回数を増やす. 2.TRを大きく設定する. 3.TEを大きく設定する. 4.長方形FOVを用いる(位相方向のFOVを小さくする) 5.parallel Imaging factorを可能なだけ大きく設定する. 36 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 EPIはデータ収集において、位相分散が累積していくため、位相 方向の画像が歪む。 EPIでケミカルシフトが位相方向に出現するのも、これが原因。 位相分散は横緩和・ケミカルシフトを除けば、磁場の不均一によ る共鳴周波数のずれが原因であり、静磁場の不均一性、傾斜磁場 による渦電流、対内外での磁化率の違いが大きな原因となる。 位相分散量は、位相方向の1ピクセルあたりのバンド幅と関連す る。 したがって、parallel imagingや長方形FOVが効果的。 37 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 次の記述について,正しい文章を選択して下さい. (正解 2つ) 1.FOV一定の場合,リードアウト傾斜磁場強度が強 いほうがSNRは高い. 2.同じ形状のRFの場合,印加時間を短縮すると励 起周波数帯域は広がる. 3.スピンエコー法の180度パルスは横磁化成分のみ を反転させる. 4.グラディエントエコー法の信号強度はピクセルサ イズに影響を受ける. 5.スティミュレーテッドエコーを得るには4つの RFが必要である. 38 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 受信バンド幅について、正しい文章を解答して下さい. (正解2つ) 1.サンプリン時間に反比例する. 2.大きくなると,化学シフトが大きくなる. 3.大きくなると,リンギングアーチファクトが大きくな る. 4.大きくなると,SNRは上昇する. 5.大きくなると,磁化率アーチファクトが小さくなる. 39 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 図は慢性硬膜下血腫のT2強調画像である. 血腫が脳脊髄液(水)よりも高信号となる理由を選択して下さい. (正解1つ) 転 不 1.表皮効果 2.Inflow効果 3.表面コイルによる影響 4.MTC効果 5.TRによる縦磁化の影響 40 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 1.表皮効果 表皮効果 (surface effect) 高周波電流が導体を流れるとき、電流密度が導体の表面で 高く、 表面から離れると低くなる現象のことである。 周波数が高くなるほど電流が表面へ集中するので、導体の 交流抵抗は高くなる。 表面効果 (surface effect) 不規則な石灰化巣や軟骨などの隙間に、水分子が捕捉され て、縦緩和時間が短縮される現象。大脳基底核の石灰化部 が」T1で高信号になったり、半月板の割れ目がT1WIで高信 号になったりする。 41 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 膵臓病変について正しい文章を選択して下さい.(正解3 つ) 1.膵癌は膵実質に比べてT1強調像で高信号を示す. 2.膵癌の診断に脂肪抑制を併用したT1強調像が役に 立つ. 3.Solid and cystic tumorは被膜がT2強調像で高信 号を示す. 4.粘液性嚢胞腺腫はT1強調像で嚢胞液が高信号を示 すことがある. 5.Solid and cystic tumorは嚢胞内の出血がT1強調像 で高信号を示す. 42 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 拡散強調像に関して正しい文章を選択してください.(正解3つ) 1.「b値」の大きさとMPG印加の時間間隔は関係する. 2.ADCの単位はmm2/secで,「b値」の単位はsec/mm2である. 3.拡散係数「D」は、温度「T」と粘性係数「η(イータ)」に比例する. 4.受信バンド幅に関係なく実効TEを短縮すると画像歪みは低減す る. 5.FOVを変えない場合,位相エンコード数によって画像歪みに変化 はない. 43 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 DWI の信号強度(S-T法) 90 180 MPG MPG δ Δ b = γ2・G2 ・δ2 ・(Δ-δ/3) γ(ガンマ)=磁気回転比 G ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 Stokes-Einsteinの式 D = kT / 6πηr K:ボルツマン定数 r:拡散粒子の半径 45 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 卵巣腫瘍のMRIについて正しい記述を選択して下 さい.(正解2つ) 1. 卵巣癌の充実性部分はT2強調像で高信号を示す. 2. 漿液性嚢胞腺腫は拡散強調像(b=1000)で低信号を示 す. 3. 成熟嚢胞性奇形腫は脂肪を含むのでT1強調像で高信号 を示す. 4. 内膜症性嚢胞は高蛋白含有の液体を含むのでT1強調像 で高信号を示す. 5. 粘液性嚢胞腺腫は粘調度によりT2強調像で低∼高信号 の多様な信号形態を示す. 46 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 SAR(比吸収率)値について, 正しい文章を選 択してください.(正解2つ) 1.静磁場強度に比例する. 2.被検体の半径に比例する. 3.高周波磁場強度の二乗に比例する. 4.被検体組織の電気伝導率に反比例する. 5.高周波パルスのデューティサイクルに比 例する. 47 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 画質性能の維持に関係するものを選択してく ださい.(正解3つ) 1.冷却装置の水量 2.静磁場の均一性 3.中心周波数の変動 4.検査室の電磁シールド性能 5.マグネットの液体ヘリウムレベル 48 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 下図に対し正しいものを選択してください.(正解2つ) 1. 棘上筋 2.肩甲下筋 3.僧帽筋 4.棘下筋 5.小胸筋 49 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 次の記述について正しい文章を選択してください.(正解 3つ) 1.下垂体微小腺腫は正常組織よりも少し早く造影され る. 2.正常脳下垂体は脳血流関門がないのでダイナミック 造影では後期に造影される. 3.脳内には血液脳関門が存在するので,通常は髄膜, 脈絡叢,脳室周囲器官以外は造影されない. 4.頭部造影MRI検査において,骨転移を判読するために 少なくとも横断像には脂肪抑制を負荷する必要がある. 5.聴神経腫瘍と髄膜腫の鑑別が困難な場合は,ダイナ ミックMRIが有用で髄膜腫の場合は急速に造影信号が高ま り,徐々に低下する. 50 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 画像均一性の測定法について,正しい文章を選択して ください.(正解3つ) 1.NEMAではファントム温度を,22±4℃としている . 2.NEMAではスパンと中央値から不均一度と均一度を 算出する. 3.IECの測定方法は,平均絶対偏差から算出するた めノイズの影響を受けにくい. 4.NEMAではグレイスケールマップは,平均値からの 信号差によって9段階に割り振る. 5.NEMAではグレイスケールマップは雑音の影響を少 なくするため,Gaussianフィルターを加える. 51 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 化学シフトアーチファクトについて, 正しい文章を解 答して下さい.(正解2つ) 1. EPIでは,位相エンコード方向によく見られる. 2. 化学シフトはスライス選択方向には見られない. 3. 受信バンド幅を大きくすると化学シフトも大きく なる. 4. 3Tでは化学シフトが7ppm となるため,1.5Tより ずれが大きくなる. 5. 32KHzの受信バンド幅で256ピクセルの場合,3.0T の化学シフトは3.6Hzである 52 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 不 転 SSFPでのbanding artifactの軽減について,正しい文 章を選択してください.(正解2つ) 1.TEをTR/3に設定する. 2.TRを長くTEを短く設定する. 3. オーバサンプリングを用いる. 4. Phase cyclingによる除去法は有効だが体動に弱い . 5. Phase offsetが2Πの場合,off-resonance frequency は1/TR(Hz)となる. 53 不 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 転 下のT2強調画像において,大脳脚の位置を選択してくだ さい. 54 ・ 転 可 載 載 ・ 不 転 可 載 ・ 不 不 転 可 可 載 ・ 不 転 可 載 ・ ・ 不 転 転 可 載 ・ 不 転 可 載 載 ・ 不 不 転 可 載 ・ 不 転 可 転 不 下図の矢印のアーチファクトについて、正しい文章を解答して下さい. 1. エリアシングエラーに起因するものである. 2. 生データフィルタを加えることで軽減できる. 3. 他条件は同じでFOVを小さくすると軽減できる. 4. 原理的に、位相エンコード方向のみに、発生する. 5. 受信バンド幅を増加させることによって、抑制できる. 55
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