HP OneView for VMware vCenter リリースノート 7.5

HP OneView for VMware vCenter リリース
ノート 7.5
HP 部品番号: 678314-595
2014 年 12 月
第1版
© Copyright 2012–2014 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
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得る必要があります。米国政府の連邦調達規則である FAR 12.211 および 12.212 の規定に従って、コマーシャルコンピューターソフトウェア、
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与されます。
本書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。HP 製品、またはサービスの保証は、当該製品、およびサービスに付随する明示的な保
証文によってのみ規定されるものとします。ここでの記載で追加保証を意図するものは一切ありません。ここに含まれる技術的、編集上の誤り、
または欠如について、HP はいかなる責任も負いません。
このプログラムには、Affero GPLv3 の下でライセンスされたコードが含まれています。法的助言について契約先の顧問弁護士にお問い合わせくだ
さい。
商標について
Microsoft® および Windows® は、Microsoft Corporation の米国における登録商標です。
本製品は、日本国内で使用するための仕様になっており、日本国外で使用される場合は、仕様の変更を必要とすることがあります。
本書に掲載されている製品情報には、日本国内で販売されていないものも含まれている場合があります。
説明
HP OneView for VMware vCenter(旧称 HP Insight Control for VMware vCenter Server)は、HP
ProLiant サーバーおよび HP ストレージシステムを管理するために使用する、統合された単一のア
プリケーションです。このアプリケーションは、2 つのモジュールで構成されています。
•
HP OneView for VMware vCenter— 次のコンポーネントに対するサポートが含まれています。
◦
HP OneView for VMware vCenter Server Module— HP ProLiant および HP BladeSystem ハー
ドウェアを HP OneView for vCenter コンソールで監視できるようになります。VMware
環境における HP サーバーの包括的な監視、ファームウェアアップデート、vSphere
5.x/ESXi 5.x イメージデプロイメント、リモート制御、Virtual Connect 用のエンドツーエ
ンド監視、電力最適化などのサーバーハードウェア管理機能を提供します。Server Module
は、RMV のインストールには必要ありません。
◦
HP OneView for VMware vCenter StoreFront Module—HP ストレージアレイ上の LUN に
VM、データストア、およびホストをマッピングするためのストレージ構成情報およびス
テータス情報を提供します。StoreFront Module では、HP ストレージアレイを登録し、HP
3PAR StoreServ システムを含む、サポートされる HP ストレージシステム用の VASA プ
ロバイダーを使用することができます。
HP 3PAR StoreServ、HP StoreVirtual、HP MSA、および HP EVA ストレージシステムのプ
ロビジョニングをサポートしています。サポートされるプロビジョニングタスクには、
データストアの作成、拡張、削除、VM の新規作成、クローン作成などがあります。HP
StoreOnce Backup システムについては情報の表示のみを行います。HP OneView for
VMware vCenter StoreFront Module は、以下の仮想アプライアンスを展開します。
◦
•
–
HP StoreOnce VSA
–
HP StoreVirtual VSA
HP 3PAR Recovery Manager for vCenter—RMV プラグインを、vSphere Client および vSphere
Web Client の統合とともにインストールします。
HP 3PAR RMV Remote Service— リモートリカバリセットを管理するための RMV サーバーをイ
ンストールします。
アップデートの推奨
推奨
更新バージョン
7.4.2
製品モデル
HP OneView for VMware vCenter
サポートされるデバイス
デバイスサポート情報については、以下の資料を参照してください。
•
『HP OneView for VMware vCenter インストールガイド』(http://www.hp.com/jp/
proliantessentials_manual にあります)
•
サーバーサポート情報については、『HP Insight Management サポートマトリックス』(http://
www.hp.com/jp/proliantessentials_manual にあります)を参照してください。
•
HP OneView for VMware vCenter StoreFront Module およびアレイ管理ソフトウェアサポート
については、HP SPOCK の Web サイト http://www.hp.com/storage/spock (英語)を参照
してください。
説明
3
オペレーティングシステム
サポートされる VMware のオペレーティングシステム
•
ESXi 5.0(初回リリースと、U1、U2、および U3)
•
ESXi 5.1(初回リリース、U1、および U2)
•
ESXi 5.5(初回リリース、U1、および U2)
サポートされる Windows オペレーティングシステム
•
Microsoft Windows Server 2008 R2(x64)
•
Microsoft Windows Server 2012
•
Microsoft Windows Server 2012 R2 Update
最新のサービスパックとパッチのインストールをお勧めします。
サポートされる vCenter Server のバージョン
表 1 vCenter Server による HP OneView for vCenter 7.5 のサポート
vCenter Server のバージョン
vSphere Client
vSphere Web Client
5.0
○
×
5.0 U1
○
×
5.0 U2
○
×
5.0 U3
○
×
5.1
○
○
5.1 U1
○
○
5.1 U2
○
○
5.5
○
○
5.5 U1
○
○
5.5 U2
○
○
機能強化
HP OneView for VMware vCenter 7.5 には、次の機能強化が含まれています。
注記: HP OneView for VMware vCenter は、リンクモードで構成された vCenter をサポートして
いません。
HP OneView for VMware vCenter StoreFront Module(旧称 Storage Module)
•
HP StoreOnce VSA を展開および構成するための新しいウィザード
•
GL200 ファームウェア搭載の MSA 1040 および 2040 アレイは、仮想ストレージプール上
で作成されるデータストアのシンプロビジョニングおよびオーバープロビジョニングをサポー
トします。仮想プール上で作成されるすべてのデータストアはシンプロビジョニングされま
す。オーバーコミットが有効になっている仮想プールではオーバープロビジョニングされる
データストアを作成できます。データストアのオーバープロビジョニングは、データストア
の拡張およびテンプレートからの VM の作成時にサポートされます。
HP OneView for VMware vCenter Server Module(旧称 Server Module)
•
4
HP OneView 1.20
オペレーティングシステム
•
HP OneView 1.20 搭載の次の Gen9 サーバー:
◦
DL360
◦
DL380
◦
DL160
◦
ML350
◦
DL180
◦
BL460c
◦
XL230a
◦
ML150
◦
DL12O
◦
DL60e
◦
DL80e
HP OneView のサポート
重要: HP OneView for vCenterr 7.5 は、HP OneView バージョン 1.1 またはそれ以前とは互換性
がありません。HP OneView for vCenter 7.5 は、HP OneView バージョン 1.2 とともにインストー
ルする必要があります。
HP OneView for vCenter 7.5 は、HP OneView 1.2 でのみサポートされます。
vSphere Client と vSphere Web Client の統合の比較
vSphere Client
vSphere Web Client
移動
ドロップダウンリストを使用
一連のボタン(タブ)を使用
テーマの設定
暗い背景または明るい背景のテーマを選択で テーマの設定なし
きる
ベアメタル配備機能
あり(RDP)
あり(IC サーバープロビジョニ
ング)
新しいストレージプロビジョニング なし
ウィザード(StoreFront Module)
あり
VMs-To-Volumes のグラフィカル表示 なし
あり
ストレージプロビジョニング操作で なし
の Peer Persistence のサポート
あり
RMV との統合
なし(別のプラグインとして登録)
あり
HP OneView との統合
なし
あり
HPSUM との統合
なし
あり
HP エンクロージャー
なし
あり
クラスターの拡張
なし
あり
ネットワークの設定
なし
あり
HP OneView のサポート
5
修正
なし
インストール手順
インストール手順については、『HP OneView for VMware vCenter インストールガイド』を参照
してください。このバージョンは、Insight Control for vCenter バージョン 6.3、7.0、7.1、7.1.1、
7.1.2、7.2、7.2.1、7.2.2、7.2.3、7.3、7.3.1 および HP OneView for VMware vCenter 7.4.0、
7.4.1、および 7.4.2 からのアップグレードをサポートします。
HP Insight Control サーバープロビジョニング
HP OneView for vCenter(vSphere Web Client)で HP Insight Control サーバープロビジョニングを
使用するには、HP Insight Control サーバープロビジョニングソフトウェアをインストールする必
要があります。ソフトウェアは、以下の Web サイトからダウンロードできます。
http://h17007.www1.hp.com/us/en/enterprise/servers/software/insight-control/deployment.aspx
(英語)
HP Management Deployment Wizard
HP Management Deployment Wizard を使用するには以下の条件があります。
•
下記の HP Insight Rapid Deployment Web サイトから HP RDP をダウンロードし、インストー
ルする。
http://h18013.www1.hp.com/products/servers/management/rdp.html (英語)
•
下記の HP Insight Management Media Web サイトから HP SIM をダウンロードし、インストー
ルする。
https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=IMDVD
(英語)
•
HP SIM がインストールされているサーバーに、HP OneView vCenter Deployment Connector
をインストールする。
注記: HP Management Deployment Wizard は、必要に応じ、HP Deployment Connector をイ
ンストールするよう要求します。
HP Deployment Connector ソフトウェアも、HP Insight Management Media Web サイトから
ダウンロードできます。
既知の問題
•
HP 3PAR ストレージシステム上のファームウェアがバージョン 3.2.1MU1 にアップグレード
された後、CIM サービスが正常に起動するように見えるにもかかわらず、正常に初期化され
ません。この場合、新しくアップグレードされた HP 3PAR システムは、HP OneView for
VMware vCenter で正しく構成されません。Storage Administrator Portal で、次のエラーメッ
セージが表示されます。
Error occurred while retrieving managed arrays of type HP 3PAR StoreServ
with hostname: <hostname> and username: <username>. Please check the
connection parameters and try again.
これを解決するには、以下の手順を行って、アレイ上で CIM サービスを再起動します。
1. アレイへの SSH 接続を開きます。
2. stopcim –f –x コマンドを実行します。
3. startcim コマンドを実行します。
4. 約 90 秒待ってから、Storage Administrator Portal で HP 3PAR システムの構成を再試行し
ます。
6
修正
•
HP OneView for VMware vCenter は、Postgres をデータベースとして使用します。Postgres の
インストールでは、HP OneView for VMware vCenter がインストールされているドライブ(た
とえば、ドライブ C:またはドライブ D:)でのデフォルトの権限を持つユーザーグループが必
要です。Windows システムでは、システムにアクセスできるドメインユーザーのローカル
ユーザーは、デフォルトでこのグループのメンバーになります。HP OneView for VMware
vCenter は特別な権限を必要としませんが、デフォルトの権限が変更されていない状態で使用
できる必要があります。
セキュリティ設定からこのグループを削除すると、HP OneView for VMware vCenter データ
ベースおよび全体的なインストールが失敗します。
•
HP OneView for VMware vCenter は、各 HP 3PAR StoreServ ストレージシステムのサービスで
個別の証明書を使用する必要があります。このため、異なるサービスに対して異なる証明書
を有効にする、HP 3PAR StoreServ ファームウェア 3.2.1 の新しい機能はサポートされていま
せん。
•
[Missing or failed services] エラーが HP 3PAR Management Plug-in および Recovery Manager
for VMware vSphere Web Service のインストールで報告されることがあります。このサービ
スは、3PAR Recovery Manager for VMware で必要です。
HP 3PAR Recovery Manager for VMware サポートが必要でない場合は、[Ignore] をクリックし
てこのエラーを安全に無視することができます。プラグイン内の他のすべての機能は正しく
機能します。
この機能が必要な場合は、[Abort] をクリックし、HP サポートにお問い合わせください。HP
3PAR Recovery Manager for VMware のインストールで問題が発生していることをお知らせく
ださい。
•
HP OneView および HP OneView for vCenter がインストールされており、ネットワークおよ
び論理インターコネクトグループが正しくインストールされている場合、構成を表示するネッ
トワーク図に情報が不足し、[No Virtual Connect information is available] という説明が表示さ
れることがあります。
•
vSphere Web Client 5.1.0 Build 797199 を使用すると、[HP Management] タブと [HP
Infrastructure] ページに黒い画面が表示されます。これは、vSphere Web Client の GA リリー
スの既知の問題です。この問題を避けるには、vSphere Web Client バージョン 5.5 にアップ
グレードするか(このバージョンでは、新規または機能強化されたストレージプロビジョニ
ングウィザードがサポートされています)、vSphere Web Client 5.1 Update 1 以降に移行し
てください。
•
Clone VM プロビジョニング操作で、新たに作成された VM の電源投入オプションがウィザー
ドで選択されていても、電源が投入されません。VM のクローン作成操作への影響はありませ
ん。しかし、プロビジョニング操作が完了した後で、新しい VM の電源を手動で投入する必
要があります。
•
Grow Cluster Wizard が [Loading…] 状態のままになります。クラスターを拡張するとき、
[Loading…] メッセージが表示され、そのままになります。 これは、プラグインで以前設定し
た HP OneView の認証情報に到達できない場合に発生します。 HP OneView アプライアンス
にアクセスでき、プラグインに入力した認証情報が正しいことを確認してください。
•
HP OneView for VMware vCenter で CIM サービスが有効になっていないことが検出された場
合、Storage Administrator Portal へのアレイの情報の追加時に適切な認証情報が提供される
と、このサービスが自動的に起動します。適切な認証情報が提供されない場合、起動は失敗
します。その場合は、次の手順を行って CIM サービスを再起動して、StoreFront Module で
StoreServ アレイを構成できます。
1. アレイ上で SSH セッションを開始します。
2. showcim を実行します。状態は [Active]、SLP は [Enabled] と表示されなければなりませ
ん。これらの値でない場合は、startcim を実行します。
3. showcim を実行して、5 分後にステータスを再度チェックします。CIM サービスがまだ
アクティブない場合は、stopcim、startcim の順で実行します。
既知の問題
7
4.
5.
•
状態をもう一度確認し、[Active] と表示されている場合は、プラグインで HP OneView for
VMware vCenter StoreFront Module サービスを再起動します。
プラグインでアレイを再度構成します。成功しなかった場合は、ログファイルを収集し
て HP サポートにご連絡ください。
GL200 ファームウェア搭載の MSA アレイは、シンプロビジョニングされたデータストア上
に常駐する VM の VM クローン操作をサポートしません。VM クローン操作は、標準データ
ストア上の VM では引き続きサポートされます。
認証局(CA)の署名付き SSL 証明書のインストール
セキュリティ保護されたネットワーク通信を確立するために、HP OneView for vCenter 用に認証
局(CA)の署名付き SSL 証明書をインストールすることをお勧めします。HP OneView for vCenter
に CA の署名付き証明書をインストールするには以下の手順を実行します。
1. ユーザーのセキュリティ部門に準拠した CSR を生成します。
2. key と pem 形式の CA 署名付き証明書を入手します。
3. プライベート CA を使用している場合、CA のパブリック証明書を入手し、HP OneView for
vCenter で使用している標準 java cacerts トラストストアにインポートします。たとえば、
<install folder>\Java\lib\security\cacerts
4. 現在の server.key および server.pem を、<install folder>\uim ディレクトリにあ
る署名付き証明書の key と pem に置き換えます。
5. 次の HP OneView for vCenter および HP 3PAR サービスを再起動します。
•
HP 3PAR Management Plug-in および Recovery Manager for VMware vSphere Web Service
•
HP Common Services
•
HP OneView for vCenter Database
•
HP OneView for vCenter Host Configuration
•
HP OneView for vCenter Server Module
•
HP OneView for vCenter Storage Module
•
HP OneView for vCenter UI Manager
注記: 製品がインストールされるときに、現在インストールされている証明書が自動的に移
行されます。
重要事項と推奨処置
•
Gen9 BL460c サーバー ROM では UEFI または UEFI 最適化モードでブート順序を管理できま
せん。
推奨処置: UEFI ブート順序管理をサポートするバージョンにサーバー ROM を更新します。サ
ポートされるバージョンについては、『HP OneView サポートマトリックス』を参照してくだ
さい。
•
ローカルストレージとプライベート SAN の両方を含む参照プロファイルを使用したクラス
ター拡張操作が正しく完了しません。
推奨処置: サーバーにローカルディスクがあり、Boot from SAN が必要な場合は、ブレード
サーバーの BIOS 設定を通じてローカルディスクを無効にします。
•
アップリンク接続の上にホバーすると、接続が表示されなくなることがあります。
推奨処置作: VC モジュールネットワークボックスの上にホバーすると、そのネットワークに
対応するすべてのアップリンク接続が表示されます。
8
認証局(CA)の署名付き SSL 証明書のインストール
•
ユーザーアカウントを作成し、管理者権限を割り当てると、アイドルのセッションが vCenter
サーバーに蓄積されることがあります。
推奨処置: インストール時は、ユーザーアカウントを作成して管理者権限を割り当てるのでは
なく、VMware で作成された管理者アカウントを使用してください。
•
ファームウェアのアップデート後、DL ホストは vCenter サーバーへの再接続を自動的には行
いません。
推奨処置: DL ホストを、vCenter サーバーに手動で再接続してください。
•
特殊文字
◦
HP OneView for vCenter のプラグインは、名前にマルチバイトまたは特殊文字を含むサー
バー(または VM)にインストールすることはできません。
◦
VMware は、認証情報にマルチバイトまたは特殊文字を使用することをサポートしてい
ません。HP OneView for vCenter のインストール時に Storage Administrator Portal User
用に指定された認証情報にはそのような文字を含んではいけません。
◦
Active Management の操作を行う場合、ウィザードで指定された VM またはデータスト
アの名前にはマルチバイトまたは特殊文字が含まれていてはいけません。
•
プラグインがエンクロージャーの Onboard Administrator を検出していなかった場合、一部の
ブレードサーバーの物理 NIC ラベルが正しくないことがあります。この現象は、プラグイン
のインストール後数分間または新規ハードウェアを追加したときに発生し得ます。
•
Internet Explorer 9 で HPSIM 起動リンクを使用する場合、ブラウザーは互換表示に設定する必
要があります。
•
HP XP P9000 ストレージシステムの [HP Infrastructure] ページでは、[Storage Pool(Parity
Group)] の [Free and Total Capacities] の値が、リモート Web コンソールに表示される値と
は少し異なる値が表示されます。
•
[Replication] タブに、XP/P9000 ストレージシステム上のボリュームの複製の詳細が表示され
ません。
•
正常にサーバーのデプロイを完了した後、[最近のタスク] ウィンドウはデプロイが正常終了し
たことを表示します。vCenter にターゲットサーバーを追加するタスクは、HP OneView for
vCenter により起動されますが、vSphere Web Client が更新されるまでは、[最近のタスク]
ウィンドウに表示されません。
•
HP StoreVirtual Storage System を使用してデータストアを取り扱う場合、HP OneView for
StoreFront Module が iSCSI およびファイバーチャネルのデータストアの作成や削除をするた
めに必要な時間は、HP StoreVirtual Storage System が使用しているパスの数に比例します。
VMware の [ストレージアダプタ]GUI ページでパスを表示するには、以下のいずれかの方法
をとります。
•
◦
vSphere Client: [ホスト]→[設定]→[ストレージアダプタ]
◦
vSphere Web Client: [ホスト]→[管理]→[ストレージ]→[ストレージアダプタ]
HP OneView for VMware vCenter StoreFront Module をアンインストールしても、すべてのファ
イルが削除されるわけではありません。
HP OneView VMware vCenter StoreFront Module をアンインストールした後も、以下のディレ
クトリとそれらの内容は残ります。
◦
<install folder>\JBoss\standalone\log
このディレクトリにアクセスし、ログファイルを取得することができます。
重要事項と推奨処置
9
◦
<install folder>\icvc
アンインストールプロセスの一部として、Server Module の設定データがバックアップさ
れます。このディレクトリにアクセスし、この設定情報と、Server Module のバックアッ
プデータを取得することができます。
◦
<install folder>\export.si
以前に StoreFront Module をインストールし構成していれば、構成情報がこのファイルに
エクスポートされます。その後のインストールで、このファイルからデータをインポー
トできます。
◦
<install folder>\images
VSA の展開機能で使用できる VSA インストーラーが含まれています。
•
HP OneView for vCenter がアンインストールされても、vSphere Web Client プラグインはファ
イルシステムから削除されません。
推奨処置: vSphere Web Client からプラグインを削除します。次の手順を実行します。
1. パス C:\ProgramData\VMware\vSphere Web Client\vc-packages\
vsphere-client-serenity に存在するプラグインを削除します。
プラグインは、vSphere Web Client を実行しているシステムにインストールされていま
す。ProgramData は隠しフォルダーです。
2.
•
VMware vSphere Web Client Service を再起動します。
HP OneView for vCenter がアンインストールされるとき、その他のプロセスによりロックさ
れていたファイルまたはフォルダーは削除されません。この現象が発生したとき、ファイル
またはフォルダーが削除されていないことおよびレジストリエントリーのクリーンアップの
ために再起動を促すメッセージが表示されることがあります。
推奨処置: 手動でシステムを再起動します。
•
サーバーのジョブをイレーズすると、サーバーの日時がデフォルト値にリセットされます。
推奨処置: http://h18013.www1.hp.com/products/servers/management/rdp/knowledgebase/
20000083.html (英語)の RDP ナレッジベースの記事に従って日時を設定します。
•
HP Management Deployment Wizard を使用して vCenter にホストを追加しようとすると、
「操作を実行するライセンスがありません」というエラーになります。
推奨処置: 手動でホストを追加してください。
•
デバイスが検出された後に、デバイスの IP アドレスを変更すると、プラグインに表示される、
このデバイスの情報が最新ではなくなる可能性があります。
推奨処置: 以下の手順を実行してください。
1. HP Common Services を停止します。
2. <install_directory>\hpcs\db ディレクトリにある store ファイルを削除します。
3. HP Common Services を開始します。
4. HP OneView for vCenter Server Module サービスを再起動します。
•
サーバーが検出された後に、サーバーの仮想 UUID を変更すると、HP OneView for vCenter は
新しい仮想 UUID でサーバーを検出できなくなります。
推奨処置: 以下のようにして、共通サービス Server Module と hpserver サービスを再起動しま
す。
1. HP Common Services サービスを停止します。
2. <install_directory>\hpcs\db ディレクトリにある store ファイルを削除します。
3. HP Common Services サービスを開始します。
4. HP OneView for vCenter Server Module サービスを再起動します。
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重要事項と推奨処置
•
ホスト IP アドレスとは異なる IP アドレスを使用して VMware ホスト認証情報を入力すると、
認証情報は変更されません。[Setting] アイコンリストの [Host Property] オプションは、選択さ
れたホスト専用です。その他のホストの認証情報の変更に使用しないでください。
•
カーソルを移動して [Consolidated health] の上に置くか、[Setting] アイコンがウィンドウを表
示しないようにします。
推奨処置 1: ページを更新します。
推奨処置 2: ステータスウィンドウの表示を試みる前に、ページが満杯であることを確認しま
す。
•
[Server Status Information] および [Power Status information] がホストポートレットで表示され
ません。
ポートレットのすべての情報を表示するには、HP CIM プロバイダー(HP ESXi Offline Bundle
for VMware and ESXi および HP Management Agents for VMware ESX)をインストールする
必要があります。
•
ネットワーク図の表示が不完全です。
◦
ハイパーバイザーが VM にアクセスできない場合(VM が、ホストから切断されたデー
タストア上に存在しているなど)、HP OneView for vCenter のネットワーク図は不完全
になります。
推奨処置: データストアをホストに再接続し、完全なネットワーク図を取得します。
◦
多数の VM とデータストアが存在する設定では、HP OneView for vCenter がネットワー
ク図を描画するために長時間を要することがあります。スクリプトの実行に過度に長い
時間を要していることを示すダイアログボックスが表示され、そのページで、スクリプ
トの実行を継続するか、実行を停止するかの選択を求められることがあります。
推奨処置: [Yes] をクリックしてスクリプトの実行を停止します。この場合、図は完全に
なりません。または [No] をクリックして完全な図が表示されるまで待ちます。
•
ホスト iLO に iLO Advanced ライセンスをインストールしないと、vSphere Web Client が、
[Host Detail] ページに情報を表示しません。
推奨処置: HP OneView for vCenter が管理する各ホストに iLO Advanced ライセンスをインス
トールします。
•
証明書をインストールした後、HP OneView for vCenter が、[Error communicating with
HP's services] を表示します。
推奨処置: HP OneView for vCenter 用のサービスをすべて再起動します。 サービスの起動後、
vSphere Web Client からログアウトし、再度ログインします。
•
ユーザーインターフェイスの異なるセクションで、障害ステータスが異なる間隔で更新され
ます。たとえば、ファンの障害が発生した場合、次のように障害が表示されます。
◦
[News feed] では、2 分以内
◦
統合ステータスとその中のステータス詳細では最大 11 分
◦
ホストまたはクラスターの詳細情報エリアでは最大 21 分
推奨処置: 最近のイベントが GUI のすべての領域で直ちに表示されないとしても、気にしな
いでください。
•
HP OneView for vCenter をアンインストールするときに、[Export Data] オプションが表示さ
れない。
[Custom] オプションを指定して HP OneView for vCenter をインストールした場合のみ、この
ソフトウェアを削除するときにデータエクスポートオプションが表示されるように製品が設
重要事項と推奨処置
11
計されています。製品を通常のオプションでインストールした場合、構成データは自動的に
エクスポートされます。
•
ファームウェアアップデート中に、Percent Complete ステータスが更新されない。
Smart コンポーネントは、推定インストール時間をプロバイダーに提供しません。したがっ
て、インストールが完了するまで、プロバイダーは [Percent Complete] フィールドで 0% と表
示したまま、または何も表示しないままになります。
•
ESXi 5.0 のデプロイ時に、ESXi のインストールウィンドウに次のような警告が表示されます。
warning:ftp://192.0.2.55/ds/hpfeatures/esxi50/500000
1.cfg:line 19: argument "– -gateway" to command "network"
is missing a value.
warning:ftp://192.0.2.55/ds/hpfeatures/esxi50/500000
1.cfg:line 19: bootproto was set to static but "- –gateway"
was not set. Setting gateway to 192.0.2.254.
この問題は、HP Management Deployment Wizard の手順 2 で、ゲートウェイまたは DNS
サーバーのボックスに値を入力していない場合に発生します。
推奨処置: この警告メッセージを無視します。しばらくするとメッセージが消えて、インス
トールが完了します。
•
USB フラッシュドライブから HP Management Deployment Wizard を実行すると失敗します。
推奨処置: USB フラッシュドライブからの ESX/ESXi のインストールは、手動で実行してくだ
さい。HP OneView for vCenter は、USB フラッシュドライブからのデプロイメントをサポー
トしていません。
•
ESX/ESXi を続けてデプロイすると、IP 設定情報が保持されます。
推奨処置: 2 回目のターゲットのデプロイ時には、IP アドレスおよびネットマスク情報を更新
してください。
•
HP Management Deployment Wizard の [Use DHCP] オプションが選択された状態で ESX をデ
プロイすると、ターゲットの ESX が予約済みの IP アドレスで設定されません。
推奨処置: ESX ホストにログインして、以下のいずれかを実行します。
•
◦
ホストのネットワーク設定を手動で設定します。
◦
ホストの vSwitch から生成された MAC アドレスを取得し、DHCP 設定を更新します。
HP OneView for vCenter のファームウェア検出でサポートされるのは、HP ESXi offline bundle
for VMware がインストールされている ESXi ホストだけです。CIM プロバイダーと通信する
ために、ESXi ユーザー名およびパスワードが必要です。
推奨処置: すべての ESXi ホスト用に HP ESXi オフラインバンドルがインストールされている
ことを確認してください。
•
HP OneView for vCenter パスワードデータベースに iLO または Onboard Administrator の複数
の認証情報があると、HP OneView for vCenter の動作が予測不能になる場合があります。
[Host Properties] ページまたは [Cluster Properties] ページで、新しいユーザー名を使用して認
証情報を入力し、[Save] をクリックすると、そのホストの新しい認証情報セットが追加され
ます。
推奨処置: ホストごとに複数の認証情報がある構成では、以下の手順に従って重複を解消しま
す。
1. ホームページで、[HP Management Administration] アイコンを選択します。
2. ドロップダウンメニューから [Server Password Management] を選択します。
3. すべての重複エントリーをデータベースから削除します。
12
重要事項と推奨処置
•
ノードにアクセスするためにプロキシ認証が必要な場合、HP OneView for vCenter がそのノー
ドと通信できません。
推奨処置: プロキシ設定を無効にして、HP OneView for vCenter がノードと通信できるように
します。
•
HP CIM プロバイダーを実行しているサーバーの ASR ステータスが白色のステータスアイコ
ンによって表示されます。
現在の HP CIM プロバイダーは、ASR を監視しません。
•
ソフトウェア iSCSI ストレージがネットワーク図に表示されません。
ネットワーク図には、Virtual Connect で設定されたハードウェアのみ表示されます。ソフト
ウェア HBA を使用した iSCSI ストレージデバイスは表示されません。
•
[Firmware] リンクの [Smart Component Update] タブから複数のファームウェアアップデート
ジョブを起動すると、1 つまたは複数のジョブが長時間起動しない場合があります。
推奨処置: ジョブを削除し、再度起動します。
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[HP Management] タブで vSphere Client がアイドル状態になっているときに、別のリンクを
クリックすると、[This program cannot display the webpage] というエラーメッ
セージが表示される場合があります。この問題は、断続的に発生します。
推奨処置: リンクをもう一度クリックしてページを表示してください。
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P9500 ディスクアレイは、デフォルトのセキュリティオプションに当たる Command Device
Authentication Security Disabled が設定されている場合のみサポートされます。
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HP MSA アレイについては、スナップショットおよびリモート複製情報がレポートされませ
ん。
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HP EVA でストレージプロビジョニング機能を使用すると、新しいデータストアおよび仮想マ
シンを、シンプロビジョニングされたデバイスに作成できません。シンプロビジョニングさ
れたデバイス上にすでに存在する仮想マシンのクローンを作成することはできますが、その
クローンは、シックプロビジョニングされたデバイス上に存在します。
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MSA 2040 SAN 上の特定の iSCSI ポートにマッピングされているボリュームの場合、[Path]
タブ([管理]→[HP Management]→[Storage]→[Paths])には、特定の iSCSI ポートではなく、
アレイ上に構成されているすべてのポートが表示されます。
推奨処置: 以下のいずれかの方法を使用して、実際のポート詳細を確認してください。
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MSA 2040/1040 SAN アレイへの Telnet 接続を使用して、show volume-maps コマン
ドを実行します。
◦
[Volume]→[Maps] を選択して、MSA 2040/1040 の Web ベースの Storage Management
Utility を使用します。
重要事項と推奨処置
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