新機能を使いたい!! vSphere アップグレード Step by Step

新機能を使いたい!!
vSphere アップグレード Step by Step
vSphere 4.x および vSphere 5.x から
vSphere 5.5 へアップグレードの手引き
ヴイエムウェア株式会社
東日本SE部
2014年7月3日
© 2014 VMware Inc. All rights reserved.
アジェンダ
1
アップグレードの概要
2
vCenter Server と VMware Update Manager
3
1
vCenter Server
2
VMware Update Manager
vSphere Hosts (ESXi) と仮想マシン
3
ESXi
4
仮想マシン
5
VMFS
2
アジェンダ
1
アップグレードの概要
2
vCenter Server と VMware Update Manager
3
1
vCenter Server
2
VMware Update Manager
vSphere Hosts (ESXi) と仮想マシン
3
ESXi
4
仮想マシン
5
VMFS
3
アップグレードの概要
ステップ 1
vCenter
ステップ 2
VMware Update
Manager
ステップ 3
ESXi
ステップ 4
仮想マシン
ステップ 5
VMFS
• vSphere のアップグレードには事前計画と準備をしっかりすること
– アップグレードの計画(どのようにアップグレードしていくか)
• vSphere 4.x と vSphere 5.x の違いの把握と違いの吸収をどのようにするか
• トラブル時の対処
• 事前にアップグレード作業を検証する
– アップグレード順番が重要
• 常に vCenter から行う
• プラグインを忘れない事
• ESXi ホストのローリング・アップグレードをサポート
• 仮想マシンのアップグレード要件を知る
• VMFS、および、 vDS (分散仮想スイッチ) を忘れない事
ステップ1の前に
vCenter Server データベースの
アップグレードを行う事を忘れずに!
IBM DB2 は
使えません
4
アジェンダ
1
アップグレードの概要
2
vCenter Server と VMware Update Manager
3
1
vCenter Server
2
VMware Update Manager
vSphere Hosts (ESXi) と仮想マシン
3
ESXi
4
仮想マシン
5
VMFS
5
vCenter Server の変更点
vCenter Single Sign-On
提供開始以前
vCenter Server
• SSL 証明書
• ADAM
vCenter Single Sign-On 提供開始後
vCenter Server 5.1 で追加
Single Sign-On
•
•
•
アイデンティファイ・ソース
データベース
組込ユーザ / グループ、
および、ポリシー
SSO データベース
Inventory Service
•
vCenter Server
データベース
vCenter Server 5.5 で追加
•
xDB ファイル フォーマット
(インベントリ・キャッシュ)
タグ
vCenter Server 5.5 に
新たに追加された
コンポーネントは
ありません
• データ
vSphere
Web Client
• サーバ側の設定
• VMware プラグイン
• 3rd パーティ・プラグイン
統合による除去
SSO データベース
6
システム要件
• シンプル・インストール
– vCenter Single Sign-On、 vSphere Web Client 、vCenter Inventory Service、および
vCenter Server を同一ホストにインストール
• カスタム・インストール
– 最小ハードウエア要件以上で構成された vCenter Server と、vCenter Server とは異なる
ホスト マシン上で実行される、 vCenter Single Sign-On、 vSphere Web Client 、vCenter
Inventory Service
最小要件
推奨
シンプル・インストール
• 2CPU / 12GB RAM / 100GB Disk / 1Gbps
カスタム・インストール
• Single Sign-On
1CPU / 3GB RAM / 2GB Disk / 1Gbps
• vSphere Web Client Server
1CPU / 2GB RAM / 2GB Disk / 1Gbps
• Inventory Service
1CPU / 3GB RAM / 5GB Disk / 1Gbps
• vCenter Server
2CPU / 4GB RAM / 60GB Disk / 1Gbps
シンプル・インストール
• 4CPU / 24GB RAM / 200GB Disk / 1Gbps
カスタム・インストール
• Single Sign-On
2CPU / 4GB RAM / 8GB Disk / 1Gbps
• vSphere Web Client Server
2CPU / 4GB RAM / 8GB Disk / 1Gbps
• Inventory Service
1CPU / 8GB RAM / 32GB Disk / 1Gbps
• vCenter Server
4CPU / 8GB RAM / 100GB Disk / 1Gbps
(400 ホスト /4000 VM のインベントリ・サイズに基づく)
7
vCenter Server アップグレード・パス
vCenter Server
4.x
32-bit
ハードウエア
vCenter Server
5.0.x
64-bit
ハードウエア
vCenter Server
5.1.x
ハードウエア
リプレース
vCenter Server 4.x のみ
OS から
5.x 新規
インストール
32-bit 版
Windows
64-bit 版
Windows
• 5.0.x 以前の vCenter Server を5.5 への
アップグレードと同時に HW や OS 変更など
も行う場合、5.0.x へアップグレードした時に
新しい HW や OS へ変更し、その後 5.0.x
から 5.5 へインプレース アップグレードを行う
vCenter Server 4.1 のみ
64-bit 版
Windows XP
Professional
Windows Server
OS から
5.x 新規
インストール
2008 SP1 以前
(2003, 2008,
2008SP1)
2008 SP2 以降
OSアップグレード
5.x 新規
インストール
N
– 5.0.x 以前からの移行ツールはvCenter Server 5.0.x のメディアに含まれる
– 移行ツールは vCenter Server 5.1 以降では未サポートのため、2 段階移行 Y
旧版削除と
5.x 新規
インストール
インプレース
アップグレード
が必要
• vCenter Server 5.5 では、次の ESX/ESXi ホストを管理可能
– ESX/ESXi 4.x、ESXi 5.0.x、5.1 x
• vCenter Server 5.5 では、ESX 2.x または 3.x は管理不可
8
新規インストール vs. インプレース・アップグレード?
メリット
新規
インストール
・デメリット
継続データの損失
環境の再構築
手動で設定した項目の再設定
関連時間を含め時間がかかる
• クリーンな環境を作れる
• アーキテクチャの再構成
• 新しいハードウェア
•
•
•
•
• 最も一般的
• 古い/未使用データは繰越される
• パフォーマンス (ハードウェ
ア?)
インプレース • 手動で設定の項目の維持
アップグレード • 継続データの維持
9
vCenter Server の導入手順
vCenter Server
4.x / 5.0
Windows
Server の
インストール
Windows 版
vCenter Server
5.1 / 5.5
vCenter Server
Appliance
5.1 / 5.5
Windows
Server の
インストール
vCenter Server のダ
ウンロードとサーバ
へのインストール
vSphere Client のダウ
ンロードとデスクトッ
プへのインストール
vCenter Server のダウンロードとサーバへのインス
トール (シンプル / カスタム)
アプライアンスの展開
10
参考:アップ・グレードの順番
11
Linked Mode
• vCenter Server Linked Mode グループ
– 異なる vCenter Server のバージョンはサポートされない
• Linked Mode グループの全 vCenter Server は、同じ SSO vSphere
Authentication ドメインの一部である必要がある
• アップグレードのプロセス
– Linked Mode グループから vCenter Server を解除
SSO
vSphere Authentication ドメイン
– vCenter Server を 5.5 へアップグレード
– 他の vCenter Servers を 5.5 へアップグレード
– Linked Mode グループへ vCenter Server を再登録
vCenter
Server
5.5
✔
vCenter
Server
5.5
• 双方のマシンの管理者であるドメイン・ユーザが必要
• 注意事項
– DNS を確認
– 時刻の同期 (NTP)
vCenter
Server
5.5
vCenter
Server
5.5 以外
12
Host Agent Pre-Upgrade Checker



生成されるレポートには、Host Agent の正常なアッ
プグレードを妨げる可能性がある既知の問題が示
される
vCenter Server 4.xから5.xへのインプレース・アッ
プグレードの場合に実行可能
ESXi ホストが次の操作の後で、vCenter Server
から切断された状態になるのを事前に防ぐ事が目
的



以前の Host Agent のアンインストール
新しい Host Agent のインストール
チェックは以下を含む





ホストへ疎通可能か
ディスクの空き容量が十分か
ネットワークが機能しているか
ファイルシステムが健全な状態)か
必要なパッチが適用されているか
13
アップグレード時の考慮点
• vCenter Server アップグレード作業中には以下制限が生じる
– アラームが検知されない
– DRS、DPM が稼働しない (HA、FT は稼働)
– vMotion、Storage vMotion、クローン、デプロイができない
– パフォーマンス、イベント情報が記録されない
• 安定稼働まではトラブルシューティングを優先する
– LTM (ローカルコンソールからのシェルアクセス) を有効にしておく
– SSHを有効にしておく
– ロックダウンモードは無効にしておく
• 特に、vCenter Server を仮想マシンとして稼働させている場合
(停止した際に vCenter Server を立ち上げられなくなる)
• 注意事項
vCenter Server に限らず、ESX/ESXi ホストや仮想マシンも含め
– DNS を確認
– 時刻の同期 (NTP)
14
参考:vCenter Server Appliance 5.5
• VMware vCenter Server Appliance (VCSA)
• SLES 11 Linux ベースの仮想マシン アプライアンス
• Windows 版 vCenter Server と同じライセンス
• KB: Services bundled with vCenter Server Appliance
– http://kb.vmware.com/kb/2002531
• メリット:
• Linux ベースの為、Windows OS が必要ない
• オール・イン・ワン
• 短時間での展開
• 組込の vPostgres データベースで、100ホスト/3000 仮想マシンをサポート
• Oracle データベースの使用で、1000ホスト/10000仮想マシンをサポート
• 考慮する点:
• Windows 版 vCenter Server からの移行不可=>新規になる
• 外部データベースは Oracle のみサポート=>MS SQL Server は利用不可
• Linked Mode、vCenter Server Heartbeat、IPv6 はサポート外
• vCenter Server Appliance 5.x を 5.5 へアップグレードする場合、バージョンによっては
組込データベースをDB2 から vPostgres へアップデートする必要がある
– vCSA 5.0 は DB2 Express、vCSA 5.0U1a 以降は vPostgres を使用
15
アジェンダ
1
アップグレードの概要
2
vCenter Server と VMware Update Manager
3
1
vCenter Server
2
VMware Update Manager
vSphere Hosts (ESXi) と仮想マシン
3
ESXi
4
仮想マシン
5
VMFS
16
vSphere Update Manager
ESX/ESXi ホスト、仮想マシン、および、仮想アプライアンスをスキャンし、自
動的に修正を行うツール
• ホストへのパッチ適用
– ESX/ESXi 4.x
– ESXi 5.x
• アップグレード
– ESX/ESXi 4.x、ESXi 5.0.x、ESXi 5.1.x から ESXi 5.5 への移行が可能
• ESX 3.x から ESX 4.x にアップグレードされているホストは未サポート
– /boot パーティションに十分な空き領域が無いため
– スクリプトによるアップグレードがインタラクティブアップグレードを使用
• ESX 4.x 以前のバージョンからのアップグレードは ESXi 5.5 のフレッシュ・インストール
を推奨
– 仮想マシンの VMware Tools、および、仮想ハードウェア・バージョン
– 仮想アプライアンス
17
vSphere Update Manager 5.5
 次の Update Manager から 5.5 へのアップグレードが可能
• Update Manager 4.x、5.0、5.1
注意:前提として上記が 64 bit OS 上にインストールされている事
 32 bit OS 上にある場合、Update Manager 5.0 で提供されているデー
タ・マイグレーション・ツールを利用して、Update Manager 5.0 から
5.5 へインプレース・アップグレードが可能
 考慮事項
• アップグレードではインストール・パスとパッチのダウンロードの場所の変更は
不可
• 既存の 512 bit key 証明書を 2048 bit key 証明書に置き換えるには、Update
Manager Utility を使用する事
• スキャン、および、修正の為のスケジュール・タスクは維持される
• 仮想マシンのパッチ ベースラインはアップグレード中に削除される
• Update Manager データベースは、Update Manager のアップグレード時に
アップグレードする必要がある (アップグレード時に、データベース内の既存の
データを残すか、置き換えるかを選択が可)
アジェンダ
1
アップグレードの概要
2
vCenter Server と VMware Update Manager
3
1
vCenter Server
2
VMware Update Manager
vSphere Hosts (ESXi) と仮想マシン
3
ESXi
4
仮想マシン
5
VMFS
19
ESX/ESXi ホストのアップグレードパス
vCenter Server
5.5 への移行
ESX/ESXi 4.x を 3.x から
アップグレード
Y
5.x 新規
インストール
N
vUM を使った
5.x への
アップグレード
ESXi インストーラ
を使った 5.x への
アップグレード
ESXi 5.x
ESX/ESXi 4.0 以上で条件が合えば、
ダイレクト・アップグレードが可能
vUM を使った
5.x への
アップグレード
ESXi インストーラ
を使った 5.x への
アップグレード
20
インストール方法の違い
新規インストールか、それともアップグレードインストールか
新規
インストール
• ホストの台数が少ない時
• ホストの台数が多い時
• 手動での再構成に関わる作業量の
アップグレード
多さや、同じような作業手順の繰り返
インストール
しにより、人的なエラーを引き起こす
可能性が懸念される場合に有効
通常のインストール
手順のみ
利用する vSphere
の機能
HA、DRS、vMotion、
Storage vMotion、
Host Profiles
21
アップグレードの方式
• ESXi インストーラー
– ISO からホストをブート
– インストーラーの実行
Resource Pool
– アップグレード/リブート
• vSphere Update Manager
VMware ESX
VMware ESX
– ISO のインポート
– アップグレード・ベースラインの作成
– 修正(Remediate)/リブート
• スクリプト
Upgrade
– アップグレード・スクリプトの更新/カスタマイズ
– リブート/アップグレード
• ESXCLI
– ZIP (offline depot) の準備
– # esxcli system profile update
22
アップグレードの前に確認すること
• ハードウェアの非互換の確認
– 憶測で作業するのはトラブルの元 (5.0.x で動作するから 5.5 でも大丈夫かも等)
– VMware Compatibility Guide は常にチェックする事
http://www.vmware.com/go/hcl
• ソフトウェア・バージョンの相互運用性の確認
– VMware 製品同士、VMware Tools、仮想マシンの互換性、3rd パーティ製品等
– VMware Product Interoperability Matrixes:
http://www.vmware.com/resources/compatibility/sim/interop_matrix.php
• 仮想マシンの使用している仮想デバイスが、5.5 の環境でもサポートされてい
ることを確認
– 特に SCSI や ネットワークインターフェース
• リリース・ノートや KB (http://kb.vmware.com) の確認
– アップグレードの前にリリースノートの記載事項に必ず目を通す
• vCenter Server を最初にアップグレード
– vCenter Server 5.5 は、ESX/ESXi 4.x 以上を管理可能
23
オプションのソフトウェア・コンポーネントの確認
• 4.x からのアップグレードの際、3rd パーティー製のソフトウェア・コンポーネ
ントが引き継がれないことがあることを考慮
– アップグレードに含まれていないホスト上の VIBs は、アップグレードの際に新し
い環境には引き継がれず失われる
– ESXi インストーラーや Update Manager は警告 (Warning) を出すので、それを
確認しアップグレード作業後に対処をする
• オプション1:アップグレード後に VIB(s) を再インストールする
• オプション2:VIB(s) を Image Builder CLI を使いイメージ・プロファイル
に追加する
• オプション3:失った VIB(s) を含むベンダー提供のイメージ・プロファイルを使用する
24
vSphere ホストのアップグレードの TIPs
• ホストをクラスタへ配置
HA / DRS
– ローリング・アップグレードの活用する (推奨)
– ESX/ESXi 4.x と ESXi 5.x は同じクラスタに
混在可能
いて注意する必要あり
• 仮想マシンのダウンタイムを回避する為に
vSphere の機能を利用
– HA、DRS、vMotion、Storage vMotion
マシンのハードウェア・バージョンはアップ
グレードしない
• ホストプロファイルの利用
U
P
G
R
D
E
vMotion
• 全てのホストで 5.5 が稼動するまで、仮想
O
L
L
I
N
G
vMotionvMotion
• 混在環境での稼動は仮想マシンの互換性につ
vCenter
Server
R
5.5
– ホストの構成変更の記録
– ホストの構成を標準化し、構成エラーを排除
25
ESXi ホストのアップグレード
• 起動ディスクはアップグレードの間で再パーティションされない
– アップグレードは内容を上書きする
• VMFS ボリューム上のデータは保持される
• スクラッチ・パーティションは保持される
ステップ1: 構成の保存 (state.tgz)
ステップ2: VIBs のリプレース
5.5
ステップ3: リブート
ステップ4: リブート中に構成を再適用
5.0
MB
Bank 1
Bank 2
1GB
core
store
scratch
4GB
VMFS
残り
26
ESX から ESXi へのアップグレード
• ESXi インストーラーや、Update Manager によるインプレース・アップグ
レードが可能
– ESX 4.x から ESXi 5.x へのアップグレードが可能
– ホストの設定情報は保存される
• 起動ディスクのパーティション構成は注意が必要
• 次項参照
– ESX ホストにあったスクラッチ・パーティションは無くなり、代わりにスクラッチ・ディ
レクトリが作成され、VMFS ボリュームからアクセスされる
リストア
ESXi:
MB
Bank
5.x 1
Bank 2
core
store
scratch
1GB
構成の保存
ESX:
/boot
core
VMFS
27
ESX から ESXi への移行に関する制限事項
• ストレージとディスクパーティションに関する要件
– Update Manager を使う場合
• 1GB 以上のブートパーティション
• 350 MB 以上の /boot 空き領域
• 50 MB 以上のローカル VMFS 空き領域
– ESX インストーラーを使う場合
• 1GB 以上のブートパーティション
• 50MB 以上のローカル VMFS 空き領域
• 3rd パーティー製コンポーネントやエージェントは保持されない
• 大半の ESX/ESXi のホスト構成は保持されるが (但し全てではない)、アッ
プグレード後に一部のホスト設定を再度構成する必要がある
– /etc/vmware/esx.conf などは保持対象 (完全なリストは vSphere 5.5 アップグ
レード・ガイドの P.146 以降を参照)
• ESXi 5.x でのネットワークの変更
– COS ポートグループは削除され、vswif NIC は vmk NIC に変換される (ESXi で
は管理トラフィックは vmk NIC を使用する)
28
アジェンダ
1
アップグレードの概要
2
vCenter Server と VMware Update Manager
3
1
vCenter Server
2
VMware Update Manager
vSphere Hosts (ESXi) と仮想マシン
3
ESXi
4
仮想マシン
5
VMFS
29
拡張されたサポート・マトリックス
古い仮想ハードウエアバージョンもそのままサポート
• VMware Tools 5.5 および、仮想ハードウェア・バージョン 10 への対応
• vSphere 5.1 以降、 Web Client において仮想ハードウェアは「仮想マシンの
互換性」と表現される
vSphere のリリース
サポートされる Tools
仮想ハードウェア
互換性
vSphere 5.0
Tools 4.x
vHW 4
ESX 3.5 以降
Tools 5.0
vHW 7
ESX 4.x 以降
Tools 5.1
vHW 8
ESX 5.0 以降
Tools 5.5
vHW 9
ESX 5.1 以降
vHW 10
ESX 5.5 以降
upgrade
vSphere 5.1
vSphere 5.5
upgrade
古い仮想ハードウエアバージョンも
そのままサポートされる
30
VMware Tools
アップグレードは任意
• 仮想マシンのVMware Tools は必ずしもアップグレードしなくても良い
– 不具合がある場合はアップ・グレードしなければならないことも有る
• 推奨は常に最新の VMware Tools にすること
• VMware Tools の上位、および、下位への互換性
– VMware Tools 4.x は ESXi 5.x でもサポートされる
– VMware Tools 5.x は ESX/ESXi 4.x でもサポートされる
VMware Tools の
アップグレード・パス
VMware Tools
3.x
非互換
VMware Tools
4.x
4.0, 4.1,
5.0, 5.1, 5.5
と互換性あり
VMware Tools
5.x
アップグレード
が必要
アップグレード
を推奨
4.0, 4.1,
5.0, 5.1, 5.5
と互換性あり
下位への互換性
31
仮想マシン・ハードウェアのアップグレード
上位互換性の仮想マシン・ハードウエア・バージョン
• ESXi 5.5 は、ESX/ESXi 3.x、4.x、および、ESXi 5.0、5.1、5.5 で作成された
仮想マシンをサポート
– 仮想マシン・ハードウェア・バージョン 4、7、8、9、10
3.X
互換性あり
アップグレード
は任意
4.x
互換性あり
アップグレード
は任意
5.X
互換性あり
5.1
互換性あり
ESXi 5.5上で稼働でき
る仮想マシン
アップグレード
は任意
アップグレード
は任意
• VMware Tools とは異なり、仮想マシン・ハードウェア・バージョンは下位互換
性がない
– 新しい仮想マシン・ハードウェア・バージョンの仮想マシンは、古い ESX/ESXi ホス
ト上で動作できない
32
アジェンダ
1
アップグレードの概要
2
vCenter Server と VMware Update Manager
3
1
vCenter Server
2
VMware Update Manager
vSphere Hosts (ESXi) と仮想マシン
3
ESXi
4
仮想マシン
5
VMFS
33
VMFS ボリュームのアップグレード
VMFS 5 の新機能を有効に使うにはアップグレードではなく VMFS の作り直しを推奨
• ESXi 5.x は VMFS-3 と VMFS-5 をサポート
– VMFS-5 で追加された機能は VMFS-3 では利用できない
– 最新機能を利用するにはアップグレードまたは新規フォーマットを推奨
• ボリュームがオンライン、仮想マシンがパワーオンの状態で、VMFS-3 から VMFS-
5 へのアップグレードが可能
– ESX/ESXi 4.x ホストが VMFS にアクセスしている状態でのVMFSアップグレードは出来な
い
– VMFS 5 から VMFS 3 へのダウングレードは出来ない
• VMFS-5へアップグレード後、ESX/ESXi 5.0 以前からはアクセスはできない
– VMFS-5 にアップグレードする前に全てのホストを ESXi 5.x へアップグレードが必須
vSphere Client から [VMFS-5 へのアップグレード] をクリック
VMFS 3
アップグレードは
任意だが推奨
VMFS 5
ESX/ESXi 4.xからの
アクセスは不可
34
参考:VMFS-5 vs VMFS-3 の機能比較
機能
VMFS-3
VMFS-5
64TB VMFS ボリューム
Yes
(32個のエクステントが必要)
Yes
(1つのエクステント)
1つのボリュームあたりで
サポートされるファイル数
30720
130689
2TB以上の物理 RDM の
サポート (最大64TB)
No
Yes
ブロック・サイズ
1, 2, 4, 8
(MB)
1
(MB)
サブ・ブロック・サイズ
64KB
(maximum ~3k)
8KB
(maximum ~30k)
スモール・ファイル
のサポート
No
1KB
パーティション・フォーマット
MBR
(GPT upon grow)
GPT
(GUID Partition Table)
Atomic Test & Set (ATS) Usage
(VAAI locking mechanism)
Limited
Complete
35
参考:VMFS アップグレードと新規作成の相違点
機能
アップグレードされた
VMFS-5
新規作成のVMFS-5
1つのボリュームあたりで
サポートされるファイル数
30720
130689
ブロック・サイズ
1, 2, 4 or 8 MB
1 MB (Unified)
サブ・ブロック・サイズ
64 KB
8 KB
MBR
パーティション・フォーマット
(もし VMFS が 2TB 以上になる
なら GPT へシームレスに変換)
GPT
開始セクター
128
2048
36
参考情報とアップグレードのリソース
• Knowledge Base
– Upgrading to vCenter Server 5.5 best practices
http://kb.vmware.com/kb/2053132
– Installing or upgrading to ESXi 5.5 best practices
http://kb.vmware.com/kb/2052329
• vSphere ドキュメント・センター
http://www.vmware.com/jp/support/support-resources/pubs/
http://pubs.vmware.com/vsphere-55/index.jsp
• 互換性ガイド (VMware Compatibility Guide)
http://www.vmware.com/resources/compatibility
• 相互運用性マトリックス (Product Interoperability Matrix)
http://www.vmware.com/resources/compatibility/sim/interop_matrix.php
37
本日は
ありがとうございました