VALUE GROWTH JAPANESE SKは「ひとつの心、ひとつの志」(One Mind One Spirit)となり、 ステークホルダーの皆様に、より大きな幸せをお届けします。 お客様には変わらぬ信頼と満足をお届けし、 構成員には誇りと力量を高めることができるようサポートし、 また株主の方々のために価値を創り出すことができるよう、 透明で効率的な経営を行なっています。 韓国社会の発展と、さらには人類の幸福に貢献できるよう、 SKは価値中心の安定と成長を続けてまいります。 Section 1. VALUE GROWTH 2 GREETINGS 4 それぞれが、そして一緒に3.0 5 SUPEX追求協議会 CORE ASSETS 8 SKMS 10 PEOPLE 12 BRAND CHALLENGE 16 GLOBALIZATION 20 NEW GROWTH ENGINES SHARED GROWTH 26 社会貢献哲学 28 共存共栄 30 社会的企業 32 社会貢献 34 SK財団 Section 2. SK Profile 36 FINANCIAL HIGHLIGHTS 37 AFFILIATES 38 SK株式会社 39 エネルギー·化学系列 45 情報通信·半導体系列 50 マーケティング·サービス系列 54 GLOBAL NETWORK 62 MILESTONES GREETINGS SK - VALUE GROWTH GREETINGS SKはグループ各社が自律的な責任経営を行い、 あわせて委員会を中心にグループ全体の集団的知性を高めることによって、 企業価値300兆ウォン達成を目標に掲げ、実現していきます。 そしてお客様、株主、構成員ばかりでなく、社会と共に生きる「幸福経営」を広め、 ステークホルダーの皆様の幸福増進のため、 「ひとつの心、ひとつの志」で 邁進してまいります。 グループを安定と成長に導く「それぞれ」と「そして一緒に」が調和をなすように努めます。 SKはグループ各社の自律責任経営を一段と強化して、企業価値を高めていく計画です。また全てのグ ループ会社に画一的な方法を適用するのではなく、グループ各社の特性と環境を考慮した最適の方 法を見つけ出して事業ポートフォリオを組み立て、目標と成果を管理することでValue Growthを推進 しています。 SUPEX追求協議会傘下の7委員会は、グループの安定と成長を持続させるため、積極的に役割を果た しています。特に効果的なリスク対応とシナジー創出のために、委員会の集団的知性をより活性化し て、成長の機会を発掘していく計画です。 SKの構成員は、SKMSを基盤とするSUPEX Spiritの再習得にも力を注いでいます。SUPEX Spiritは、 これまで61年間にわたってグループの成長と発展を率いてきたSKのDNAであり、求心点として力を発 揮してきました。SKはSUPEX Spiritによって国際競争力を確保して企業力を高め、ステークホルダー の皆様の幸福をつくってまいります。 最後に、社会と共に歩む幸福経営を実践し、広げてまいります。ステークホルダーの皆様の幸福は SK固有の追求価値であり、企業が持続的な安定と成長のために実現しなければならない根本的な存 在理由です。SKがこれまで資源報国、技術報国の精神で韓国経済発展に貢献してきたように、協力 会社との共存共栄や社会的企業の育成、多様な社会貢献活動に取り組み、企業と社会の持続的な 成長の一翼を担ってまいります。 SKは「それぞれが、そして一緒に3.0」を通じて持続的に価値を創り出し、企業価値300兆ウォンを達 「 れぞれが、そして一緒に3.0」の体制を継続して実行していくことで、より大きな価値を創り出し ます。 成する基盤を固めてまいります。より大きなSK、より幸福なSKをめざして前進し続けるSKに、より一 層のご支援とご愛顧のほど、お願い申し上げます。 2013年、SKはグループの新しい経営体制である「それぞれが、そして一緒に3.0」をスタートさせ、誰も 歩んだことのない道へと力強く踏み出しました。そして、グループ各社が自律して責任を持ち、委員会 が中心となって集団的な知性を高め、またグループ全体で「ひとつの心、ひとつの志」を強化していく ために尽力してまいりました。その結果、 「それぞれが、そして一緒に3.0」の体制を揺るぎないものと して定着させ、企業価値300兆ウォンを達成するという、SKの新たな夢とビジョンに一歩近づくことが できました。 SKが直面している現実は、決して生やさしいものではありません。米国の財政不安など、グローバル SUPEX追求協議会議長 キム チャン グン 金 昌根 経済の不確実性の高まりと同時に成長の鈍化が続いています。また、企業経営の透明性と社会的責 任を求める声は日を増すごとに強まっており、ステークホルダーの皆様からは、韓国大手企業への期 待レベルが高まっています。そのため、SKは「それぞれが、そして一緒に3.0によるValue創出」を2014 年の経営方針に掲げ、これまで以上の強い実行力で、安定と成長の道を追求していく所存です。 2 3 MANAGEMENT SYSTEM SK - VALUE GROWTH それぞれが、そして一緒に3.0 SUPEX追求協議会 SKは「それぞれが、そして一緒に」経営体制を基盤に、挑戦と革新を限りなく 追求して、ステークホルダーの皆様に幸福をお届けします。 SUPEX追求協議会は、SKグループ経営の最高協議機構として「それぞれが、 そして一緒に」を促進します。 「それぞれが、そして一緒に」を通じて SKのグループ経営方式である「それぞれが、そして一緒に」の中心には、グループ会社間の最高協議 SKはグループ会社の自律と協力によって成長と発展を続けます。グループ会社は、各々自律責任経営 機構である「SUPEX追求協議会」があります。SUPEX追求協議会の傘下には、戦略委員会、Global成 によって自らの事業競争力の強化と企業価値の向上を追求すると同時に、グループ会社間の自発的 長委員会、Communication委員会、倫理経営委員会、人材育成委員会、同伴成長委員会、ICT技術成 な相互協力を通じて、より大きな価値を創り出していきます。 長特別委員会など、各分野別に専門化された委員会を運営しています。 挑戦と革新をたゆみなく グループ会社は自ら必要と判断すればSUPEX追求協議会と各委員会に参加し、SKの持続的な安定と SKは未来に対する幅広い洞察力と限界を超える技術力により、技術と経営の革新を続け、韓国の発 成長のための方策を話し合い、自律責任経営によってこれを実行していきます。 展を牽引する役割を担っています。 国家の経済において基本となるエネルギーや化学、情報通信から半導体産業に至るまで、SKはエネ ルギー輸出国、グローバルIT立国を実現させた情熱と能力をもとに、より広い世界で、より大きな成 功を遂げ、世界中から認められる企業をめざします。 SUPEX 追求協議会 ステークホルダーの皆様に幸福をお届けします。 SKが追求する究極的な価値は、まさにステークホルダーの皆様の幸福です。SKは全ての人々のより 幸福な未来のために努力しています。目先の利益にとらわれず、模範的な企業市民として社会的責任 ICT技術成長 特別委員会 と役割を果たし、ステークホルダーの皆様の幸福がどんどん膨らんでゆく、そんな未来をつくってま いります。 戦略 委員会 4 Global成長 委員会 Communication 委員会 倫理経営 委員会 人材育成 委員会 同伴成長 委員会 5 SK - VALUE GROWTH 戦略委員会 戦略委員会はSKの成長目標と実行戦略を話し合い、グループ会社間の戦略的なシナジー創出の ために努力します。 Global成長委員会 SKの道を歩んでまいります。 「ひとつの心、ひとつの志」になって、 これから進むべき道を、ともに悩み探し求めていきます。 61年の歴史と文化をもとに、より大きな成長の機会を発掘し、 SKの価値向上に向けて邁進いたします。 Global成長委員会はSKのGlobal事業による成長の機会を話し合い、Global Business Partnerとの 友好的な協力関係を築いていきます。 Communication委員会 Communication委員会は社内外のステークホルダーの皆様との円滑なCommunication業務を行 い、SK Brandの強化に向けて努力しています。 倫理経営委員会 倫理経営委員会はSKの倫理経営と透明経営を促進し、発生し得るリスクの予防に力を注いでい ます。 人材育成委員会 人材育成委員会はSK企業文化の根幹であるSKMS(SK Management System)を維持/発展させなが ら、SKの優秀な人材を発掘/育成しています。 同伴成長委員会 同伴成長委員会はSKと社会が共に生きる幸福を追求するために協力会社との共生共栄はもちろ ん、社会貢献や社会的企業の活性化にも尽力しています。 ICT技術成長特別委員会 SKのICT(Information Communication Technology)事業を成長/発展させるために、関連のある グループ会社間での協力を促しています。 CORE ASSETS. SKMS - People - Brand 6 SK - VALUE GROWTH SKMS 1979年に初めて制定されたSKMS(SK Management System)は、SKの構成員全員が合意し共有する 経営管理体系です。SKの経営哲学と、これを現実経営において具現する方法論で構成されていま す。SKの全構成員はSKMSを基盤に経営の本質を正しく理解し、意思決定の基準とすることで経営管 理水準を高め、ひいてはGlobalization時代の競争優位を確保します。 SKが追求する最高の価値は「ステークホルダーの皆様の幸福増進」です。 様々なステークホルダーの皆様に、より大きな幸福を創り出すことがSKの使命だと思っております。 私たちを取り囲む人々を幸せにすることでSKも幸せになること、これがSKが追求する究極的な価値 です。 SKはより大きな幸福づくりのためにSUPEXを追求します。 より幸福な会社になるために、SKは人間の能力で到逹できる最高レベルであるSUPEX、すなわち Super Excellentレベルを目標に掲げて、これを果たすために努力しています。 SKはSUPEXを追求するために、人中心の経営を強調しています。 SKは企業経営の主体である人を重視して、SUPEXの追求も構成員が最高の能力を発揮してこそ可 能だということをよく理解しています。最高の能力とは、構成員が自発的(Voluntarily)に、意欲的 (Willingly)に頭脳を活用(Brain Engagement)する時こそ可能であるというのが、SKの信念です。 SKはSKMSを基盤にシステム経営を実践しています。 SKはSUPEXの追求、人中心の経営などに対する哲学と方法論をSKMSに盛り込んで実践すべく努力し ています。そして、各グループ会社は、SKMSを基盤に各社の経営環境に合わせて自律責任経営を実践 しています。 8 people People SKは「人こそすべて、人が企業」という人材哲学を基に、 「人」をなによりも大切に考えています。 「人 が資源である国、その人を育てるSK」といった価値を共有して、国籍や地域に関わらず優れた人材を 確保し、最高レベルの競争力を持った経営者とスペシャリストを育成します。 SKは全構成員が備えるべき資質をSK-Manshipに定義して、構成員はそれを実践するために努力して います。SK-Manshipとは以下の四つからなります。 SK Values SK経営哲学に対する確信と情熱をベースとして、自発的·意欲的にSUPEXを追求するという姿勢を意 味します。 覇気 仕事と闘い勝つ気質を言います。仕事と闘って勝つためには、思考は積極的に、行動は進取的に、業 務遂行は抜かりなく正確に処理します。 SKMS実践能力 経営関連の知識、Globality、Business Mannerの能力を備え、開発に向かってたゆみなく努力します。 Self-Leadership 全ての構成員は自分自身に対する管理だけではなく、幸福を育んで分かち合うために幸福を追求す る姿勢で歩んでまいります。 11 SK - VALUE GROWTH Brand SK Brandは、 「お客様の幸福」を実現しようとするSKの確固たる意志と約束を象徴します。いつ でもどこでもSKに出会う全てのお客様に、より大きな幸福をお届けできるよう、SKはたえず変 化し、それに伴いSKも成長·発展していきます。また、グローバル企業の名にふさわしく、戦 略的な管理システムを運営し、ブランド価値をよりいっそう高めています。 SKは「スペシャリストらしさ」、 「お客様志向」の企業文化をベースに世界トップレベルの製品とサー ビスを提供し、SKの製品とサービスをご利用になるお客様に「誇り」を、ひいては幸福をお届けしま す。また、SKを象徴するCIである「幸福の翼」によってこれを形にし、ステークホルダーの皆様と対話 することでグループの追求価値と目標イメージを一貫して伝え、 「お客様の幸福」を実現しています。 幸福の翼 SKを象徴するシンボルで、SKの成長軸であるエネルギー·化学と情報通信·半 導体産業が「それぞれが、そして一緒に」羽ばたく姿を形象化して、世界に向か う進取的な気性と、人類の幸福に貢献しようとするSKの幸福追求の意志を反映 しています。 12 SKはエナジー·化学、情報通信·半導体、マーケティング·サービス 分野において、最高の成果を上げるために努力しています。 今後も、SKはグループ会社の自律と協力によって、持続的な成長と 発展を重ねつつシナジーを創出し、世界市場で認められる グローバル企業へと躍進いたします。 CHALLENGE. Globalization - NEW GROWTH ENGINES Globalization SK - VALUE GROWTH Globalization 中国北京にあるSK China 中国 北京 天津 NORTHEAST ASIA SOUTHEAST ASIA & OCEANIA 積極的に現地化を進めて、グローバリゼーションの基盤を固めます。 成長潜在力を超え、確かな成果を創出します。 1991年に韓国企業として初めて中国に進出したSKは、中国にもう一つのSK 東南アジアでは情報通信や建設のほか、エネルギー、Tradingなど多様な分 を建設するという「China Insider」戦略のもと、2010年に発足したSK China 野の事業を展開しています。SKイノベーションはベトナムとインドネシア の現地化によりGlobalizationを推進しています。SKイノベーションは北京 で油田開発事業を推進しています。SKテレコムはインドネシアでスマート 汽車、北京電控と合弁法人を設立し、電気自動車のバッテリー事業に取り 教室を構築して、ICT技術基盤のスマートクラス事業に取り組んでいます。 組んでいます。SKテレコムはLTEサービスだけでなくICT技術を取り入れて、 マレーシアでは超高速無線LANサービスを提供しています。SK E&Sはインド 中国の公教育市場のスマート教室構築向けのソリューション販売、分子診 ネシア現地法人を設立し、都市ガスと発電事業に取り組む計画です。SKル 断医療事業と病院事業とを連携させた健診事業を推進しています。SKネッ ブリカンツはインドネシアの国営石油会社であるペルタミナ(Pertamina)社 トワークスのファッションブランド「オズセカン」は、中国を中心に海外市 と合弁で、インドネシアに基油工場を建設、稼動して、世界の高級基油市 場に積極的に進出し、台湾など世界18ヶ国で成果が表れています。SKCは 場での競争力を強化しています。SKプラネットは、インドネシア2位の移動 PETフィルム工場のSKC江蘇ハイテクプラスチックとSKC北京ポリウレタン 通信社エックスエルアクシアタ(XL Axiata)とともにオンラインオープンマー を設立して、韓国、米国に続き中国にもグローバル生産拠点を確保しまし ケット「イレブニア(Elevenia)」を開始し、台湾、日本、香港などの移動通信 た。SK C&Cは中国のチャイナユニコム(China Unicom)社にモバイルウォレ 社との合弁会社「NFCアライアンス」を設立して、近距離無線通信サービス ットサービスを構築しました。これをベースに中国のモバイルコマースソ を実施しています。SKはシンガポールでも数多くの成果を上げています。 リューション事業における地歩を固めていく計画です。SKルブリカンツは、 その中でもジュロン·アロマティクス·コンプレックス(JAC)プロジェクト 北京の潤滑油販売法人と天津の潤滑油工場を通じて潤滑油完成品の生産· は、SK総合化学、SKガスなどのSKグループ会社が大株主として参加しSK建 販売を現地化し、中国市場の拡大に拍車をかけています。SKハイニックス 設が推進、投資総額24億4千万ドル規模の超大型プロジェクトで、まもなく の中国·無錫工場はコスト競争力と生産性において業界トップレベルを誇 本格的な商業生産に取りかかります。SK建設はTSP(Total Solution Provider) り、世界DRAM市場を席巻するうえで重要な原動力になっています。一方、 事業方式の主力であるJACを完成させ、シンガポールの地下鉄工事などの土 重慶のメモリー半導体の後工程(組立工程)工場は、2014年の下半期から本格 木工事でも多大な成果を上げています。SKイノベーションはTrading事業を 稼動を始める準備を進めています。SK E&Sは、中国3大民営都市ガス会社の 展開しています。また、SKガスはオイル·ガス·化学製品を取り扱う世界 一つであるChina Gas Holdingsの3大株主として、都市ガス、LPG、LNGなど トップのタンクターミナル会社ヴォパック(Vopak)社と手を組んで、シンガ 様々な分野での協力を図っており、武漢に合資会社を設立して、都市ガス ポール初のLPG輸入ターミナル事業に進出、安定的なLPG輸入ターミナル使 供給と充電所事業を展開しています。SK総合化学は中国の国営石油化学企 用権を確保しました。資源先進国であるオーストラリアでは、SKネットワ 業であるシノペック(Sinopec)社と合弁で武漢ナフタ分解施設を建設し、本 ークスが石炭企業のコカトゥ(Cockatoo)社の持分約25%を買収、経営権を 格的な商業生産に取りかかりました。日本ではSKケミカルが日本の帝人株 確保して、石炭中心の資源開発事業を拡大しており、SK E&Sはオーストラ 式会社と合弁で、PPS専門企業「INITZ」を設立しました。 リアのガス田開発に参入しています。 シンガポール·ジュロン·アロマティクス·コンプレックス(JAC) 日本 重慶 武漢 江蘇 無錫 上海 ベトナム NORTHEAST ASIA SOUTHEAST ASIA & OCEANIA 中国 _ ベトナム _ 油田開発 I SKイノベーション · 北京 電気自動車バッテリー事業 I SKイノベーション、ファッション事業 I SKネットワークス、 台湾 ポリウレタンのコア原料の生産システムハウス I SKC、モバイルウォレットサービス I SK C&C、 都市ガス事業 I SK E&S、潤滑油完成品事業 I SKルブリカンツ · 上海 スマート教室の構築 I SKテレコム、LPG事業 I SKガス · 江蘇 PETフィルム工場 I SKC · 無錫 半導体生産 I SKハイニックス · 重慶 メモリー半導体後工程工場 I SKハイニックス · 武漢 都市ガス事業 I SK E&S、NCC工場 I SK総合化学 · 天津 潤滑油完成品工場 I SKルブリカンツ 台湾 _ ファッション事業 I SKネットワークス、石油製品Trading及び固定Marketの確保 I SKエナジー 日本 _ PPS専門企業設立 I SKケミカル 16 フィリピン インドネシア_ 油田開発 I SKイノベーション、スマート教室の構築 I SKテレコム、 国営石油会社との提携によるR&M分野内で、様々なBiz.展開 I SKエナジー、 都市ガス/発電事業 I SK E&S、潤滑基油工場 I SKルブリカンツ、 マレーシア シンガポール オンラインオープンマーケット I SKプラネット マレーシア _ 超高速無線LANサービス I SKテレコム インドネシア シンガポール _ Trading事業およびジュロン·アロマティクス·コンプレックスJV I SKイノベーション、 ジュロン·アロマティクス·コンプレックス I SK建設、 LPG Tradingおよび輸入ターミナル事業 I SKガス フィリピン _ 石油製品Tradingおよび固定Marketの確保 I SKエナジー オーストラリア _ 油田開発/資源開発 I SKイノベーション、資源開発事業 I SKネットワークス、 ガス田開発 I SK E&S オーストラリア 17 Globalization SK - VALUE GROWTH NORTH & SOUTH AMERICA EUROPE 事業分野の多角化により新しいチャンスを生み出していきます。 現地企業との緊密なネットワークを構築し、新たな成長エンジンを SKは北米と中南米地域ではエネルギーや資源開発、貿易を中心に、情報通 発掘します。 信、化学、建設などへと事業の多角化に取り組んでいます。SKイノベーシ SKはエネルギー·化学、ITなどの分野において、ヨーロッパ各国と協力し事 ョンは米国現地の石油生産鉱区の運営権を確保して、石油開発事業の専門 業を拡大しています。SKケミカルはグローバルワクチン専門企業のサノフ 性を一段と高めるための基盤を整え、ペルーでは、石油開発とLNGプラント ィパスツール(Sanofi Pasteur)社と「次世代肺炎球菌ワクチン」の共同開発お を運営しています。SKCはPETフィルムの先進市場である米国に進出するた よび販売業務協約を締結して研究を続けています。SKCはポーランドの南西 めに、米国ジョージア州にSKC Inc.を設立し、PETフィルムに続き太陽電池 部にあるDzierzoniow経済特区にポリウレタンのシステムハウスを完成さ 用EVAシートを生産する一方、システムハウスによりポリウレタン市場にも せ、グローバル精密化学事業へと躍進する基盤を固めました。また、SKテ 進出しています。SK建設は米国の天然ガス液化プラント建設に関する了解 レコムはスマートロボット「アッティ(Atti)」、超小型プロジェクタ「スマート 覚書を締結し、エクアドルの製油プラント工事を受注しました。SK E&Sは ビーム」などのスマートフォンアクセサリーでヨーロッパに進出して市場 米国のフリーポートLNG(Freeport LNG)社と天然ガス液化サービス使用契約 を攻略しています。SKルブリカンツはスペインのレプソル(Repsol)社との合 を締結し、年間220万トンの液化シェールガスを韓国に納入する予定です。SK 弁により潤滑基油工場を建設しており、2014年下半期に商業生産を開始し ルブリカンツはグローバル大手自動車グループであるGM(General Motors) てヨーロッパ市場での競争力を一段と強化する計画です。また、ロシア法 の自動車変速機油の供給に続きエンジンオイルも新たに供給することにな 人を設立して、ロシアはもちろんCIS諸国市場へと潤滑油ブランドZICの影響 ったことで、グローバル潤滑油専門企業としての地位を確固たるものにし 力を拡大しています。 ました。SK C&Cは北米地域でモバイルコマース事業を活発に展開していま す。SKテレコムはブラジル最大のモバイル機器流通会社と「スマートビー ム」の購買契約を締結しました。 NORTH & SOUTH AMERICA 米国石油生産鉱区 米国 & カナダ _ 石油生産鉱区の運営権を確保 I SKイノベーション、 カナダ カルガリー PETフィルム、太陽電池用EVAシート、システムハウス I SKC、モバイルコマース事業 I SK C&C、 様々なパートナーを発掘すると同時に協力体制を強化して事業を推 自動車変速機油及びエンジンオイル供給 I SKルブリカンツ、天然ガス液化サービス I SK E&S、 進します。 液化プラント建設 I SK建設、LPG事業 I SKガス、 北米原油の輸入やTesoroとの提携などによるPacific Rim Optimizationの推進 I SKエナジー 米国 オクラホマ コビントン ペルー _ 石油開発およびLNGプロジェクト I SKイノベーション ブラジル _ スマートビーム購買契約 I SKテレコム しています。また様々なパートナーを発掘してグループ会社間の協力体制 エクアドル _ 製油所建設 I SK建設 を強化し、エネルギー、Trading、建設事業を牽引しています。SKイノベー EUROPE フランス _ 次世代肺炎球菌ワクチンの共同開発 I SKケミカル オランダ _ 原油/石油製品ターミナル I SKエナジー、潤滑基油事業 I SKルブリカンツ などでプラント工事を行なっております。SKプラネットはトルコのドウシ エクアドル MIDDLE EAST & AFRICA イエメン _ LNGプロジェクト I SKイノベーション ロシア オランダ フランス ポーランド スペイン トルコ クウェート SK建設はトルコ·ボスポラス海峡第3大橋建設やトルコ·ユーラシア海底ト ンネル工事などを推進しています。SK建設はクウェート、サウジアラビア ロシア _ 潤滑油事業 I SKルブリカンツ 中東地域の海上運送サービス ションはイエメンなどで石油開発やLNGプロジェクトに取り組んでいます。 ポーランド _ システムハウス I SKC スペイン _ 潤滑基油工場 I SKルブリカンツ ブラジル SKはグローバル市場戦略地域でエマージングマーケット、その中でも中東· アフリカ地域を最優先に選択して、現地ニーズに応じた事業を開発、発掘 ヒューストン ペルー MIDDLE EAST & AFRICA サウジアラビア イエメン ュグループとの合弁法人「ドウシュプラネット」によって、オンラインオー プンマーケット「n11(ヌマラオンビル).com」のサービスを開始しました。SK 海運は信頼される資源輸送専門船会社として、原油や石油製品などの輸送 ガボン サービスを行なっています。 トルコ _ ボスポラス海峡第3大橋の建設とユーラシア海底トンネル工事 I SK建設、 オンラインオープンマーケット I SKプラネット クウェート _ プラント建設 I SK建設 サウジアラビア _ プラント建設 I SK建設 ガボン _ GRASS-ROOT REFINERY建設プロジェクト参加 I SKエナジー 18 19 NEW GROWTH ENGINES SK - VALUE GROWTH NEW GROWTH ENGINES エネルギー·化学 電気自動車用バッテリー 電気自動車用バッテリー リチウムイオン電池セパレータ リチウムイオン電池セパレータ GreenPol SKイノベーションの電気自動車バッテリーは、 リチウムイオン電池セパレータは、2004年に世 GreenPolは二酸化炭素で作ったエコポリマー 走行距離と加速性能を左右するエネルギー密 界で3番目に自社開発に成功してから地道に市 新素材です。SKイノベーションは世界最高性能 度と出力密度において世界トップを誇りま 場を拡大し続け、現在では高品質LiBS市場で の触媒と工程技術力をベースに、二酸化炭素 す。2012年に年産能力1万台の瑞山工場が完成 世界第2位を占めています。SKイノベーションの から作るプラスチックの商業化技術を完成、優 し、世界的な自動車部品メーカーであるコンテ LiBSは、低い収縮率と電気伝導抵抗、高い耐熱 れた性能を持ち、生活に役立つ素材として使 ィネンタル(Continental)社、そして北京電控と 性、透過性、均一性、安定性を誇り、世界トップ 用される見込みです。2016年の商業生産を目 北京汽車との合弁法人を設立して事業を拡大 レベルの製品として認められています。 標に事業化を加速しています。 しています。· SK innovation · SK innovation · SK innovation Nexlene ECOZEN プレミアムワクチン SK総合化学が自社技術によって開発した高機 「ECOZEN」は世界で初めて植物から抽出した SKケミカルはワクチン開発に向けてR&Dに総 能性ポリエチレンのNexleneは、従来の汎用ポ バイオマスを用いたバイオコポリエステル樹脂 力を挙げており、臨床第Ⅲ相試験が行われて リエチレンよりも衝撃に強く、透明性や衛生性、 です。PC、アクリルなど従来の石油系プラスチ いる肺炎、子宮頸癌、帯状疱疹のワクチンなど 加工性などが強化されたプレミアム製品です。 ックの短所を補い長所を最大限取り入れた製 計9つのプレミアムワクチンを開発しています。 特に、世界的な大手石油化学会社サビック 品で、耐熱、耐化学、透明性に優れており、デジ プレミアムワクチンのほとんどを輸入に依存し (SABIC)社との合弁により、2014年には蔚山に タル家電から食品容器まで様々な素材として ている状況で、SKケミカルはワクチン自給率を 初めての商業化工場を稼動する予定で、Global 活用されています。最近は高級ブランド化粧品 高めてワクチンを自国生産、供給できる体制づ Expansionを推進しています。 や自動車の内装材などへと、使用範囲がます くりに貢献すべく努めています。さらに、危機 · SK global chemical ます広がっています。· SK chemicals 状況に迅速に対応できる細胞培養法によるイ ンフルエンザワクチン技術を確立し、疾病の大 流行に備えています。· SK chemicals GreenPol Nexlene ECOTRAN 太陽電池用フィルム LPG、プロピレンに生まれ変わる PPSは金属に代わる素材として急浮上している SKCは世界で唯一、太陽電池に入るコア素材で SKガスは、世界的なガス化学工程のライセンサ スーパーエンジニアリングプラスチックで、SKケ あるEVAシートをはじめフッ素フィルム、PV用 ーである米国ルーマス(LUMMUS)社とPDH ミカルは自社の技術力によって世界で初めて PETフィルム、バックシートなど、あらゆる種類 (Propane Dehydrogenation)工程技術契約を 塩素(CI)を含まないPPS「ECOTRAN」の開発に のフィルムを生産しており、機能性高付加製品 締結し、LPGを原料としてプロピレンを生産す 成功、株式会社帝人との合弁により「INITZ」を である特殊包装用、光学用、太陽電池用フィル るPDH事業に取り組むことになり、ガス化学事 設立して、蔚山に年産1万2千トンの大規模専用 ム分野で世界トップを誇っています。· SKC 業に向けて一歩前進しました。PDH工場は2014 設備を整えています。· SK chemicals 年に着工し2015年末に完成、2016年初頭に稼 熱収縮PETフィルム 動する予定です。SKガスは既に蔚山地域に世 界最大規模のLPG貯蔵施設を備えており、グル ECOZEN 20 太陽電池用フィルム SKCが世界で2番目、韓国で初めて開発した熱 ープ会社が保有する埠頭やユーティリティなど 収縮PETフィルムは、有害物質であるPVCの代 既存の資源を活用することで、グループ会社間 替となりうる製品で、焼却した時に環境ホル のシナジー効果を生み出し、PDH事業の投資 モンが出ないうえにリサイクルもできるエコ と運営に大きく役立つものと期待しています。 素材です。· SKC · SK gas 21 NEW GROWTH ENGINES SK - VALUE GROWTH 情報通信·半導体 3band LTE-A T電話 m-コマース 韓国で初めてLTEを商用化したSKテレコムは、 T電話はSKテレコムが従来の通話機能に多様 m-コマースサービスは、携帯電話に金融決済 さらに一段階進化した移動通信技術3band なデータサービスを融合して、独自に開発した 機能を組み合わせることで、利便性と優れたセ LTE-Aを開発してテストに成功しました。複数 開放型通話プラットフォームです。端末のメー キュリティ機能を提供します。CorFireはSK C&C の周波数帯を束ねて同時に利用するキャリア カーを問わずどんな機種でも使えるうえ、別途 のモバイルコマースソリューションブランドで、 アグリゲーション(CA, Career Aggregation)に のアプリケーションや何段階も経なければい 信頼基盤サービス管理(CorTSM)と電子財布ソ よって計3帯域の周波数を束ね、最大300Mbps けなかった機能を一つにまとめて、 「検索でき リューション(CorPay)、モバイルマーケティング の通信速度になり、2014年末に商用化される る、スパムのない、かけやすい」革新的な通話 ソリューション(CorMKT)で構成されています。 予定です。· SK telecom が可能になりました。· SK telecom グーグル、ダンキン、ボーダフォン、シングテル T電話 128GB DDR4 モジュール 20ナノメートル台6Gb·8Gb LPDDR3 ネクスト·コマース「syrup」 などのグローバル企業にm-コマースのコア技 術を提供しており、優秀性が検証されました。 · SK C&C SKエンカー 128GB DDR4モジュール 20ナノメートル台6Gb·8Gb LPDDR3 SK C&Cは、オン·オフラインの中古車売買、オ SKハイニックスが世界初、最大容量の128GB 20ナノメートル台のLPDDR3(Low Power DDR3) ンライン広告、診断保証、海外中古車輸出など DDR4モジュールを開発しました。TSV(Through は、次世代高仕様のモバイル機器に適した低 の事業を行なっています。特に韓国初の自動車 Silicon Via、シリコン貫通電極)技術が使われ 電力·高容量モバイルDRAMです。SKハイニッ 診断および修理保証サービスを導入し、オン· ており、これまでの最高容量である64GBの二 クスは、2013年6月に世界で初めて20ナノメー オフラインによる新しく透明性のある自動車流 倍もの容量で、速度でもDDR3データ転送速度 トル台の8Gb LPDDR3の開発に成功し、10月 通文化を定着させつつあります。· SK C&C より速く1秒当たり17GBの大容量データを処理 には6Gb LPDDR3を開発しました。 することができます。· SK hynix · SK hynix ネクスト·コマース「syrup」 IPTV UHD Gigaインターネット提供技術 SKプラネットの「syrup」は、モバイルウォレット Full-HDの4倍もの鮮明な画質を誇るIPT V SKブロードバンドはこれまでマンションに設置 のスマートウォレット、統合ポイントサービスの UHD(Ultra High Definition)の商用化技術 されていた100M級のLANケーブルの交換·増 OKキャッシュバック、モバイル商品券のGifticon は、SKブロードバンドとSKテレコムが自社開発 設をせずに、現在より5倍以上速いGiga級の超 などサービスの新しい統合コマースブランドで したデータ圧縮標準技術HEVC(High Efficiency 高速インターネットサービスを提供できる装備 す。 「syrup」はモバイル技術によってオフライン Video Coding、高効率ビデオコーディング)を を世界で初めて開発しました。 コマースのパラダイムを変化させる「ネクスト· 適用して開発されました。またUHD技術にネッ · SK broadband コマース(NEXT Commerce)」の世界をつくるた ト内トラフィックを効果的に管理して、ネットワ めに、お客様のスマートなショッピングライフ ーク負荷を抑えたマルチキャスト(Multicast)配 のサポートと販売者のための統合マーケティン 信方式を適用することで、ネットの増設なしに グソリューションを提供します。 実質的なUHDサービスが可能になりました。 · SK planet · SK broadband 22 IPTV UHD 23 SK - VALUE GROWTH マーケティング·サービス SKは社会全体の幸福の増進を目標に、長期的かつ 持続的な社会貢献活動を展開しています。 また単に一度限りの支援ではなく、協力会社の本源的な 競争力を高めるために共生共栄を実践しています。 SKは様々なモデルの社会的企業を設立、支援することで社会問題の解決に貢献し、 社会的企業のエコシステムづくりに取り組んでまいります。 グローバル総合商社 安東ワクチン工場「L HOUSE」 モバイル証券取引サービス「株把守」 グローバル総合商社 安東ワクチン工場「L HOUSE」 モバイル証券取引サービス「株把守」 SKネットワークスは資源、化学、鉄鋼など産業 SKケミカルの「安東ワクチン工場」は、SK建設 SK証券モバイル証券取引サービス(MTS)「株把 材中心のGlobal TradingとInvestmentを展開 が「Eco Lab」に次いで取り組んでいるエコ建 守(ジュパス)」は、2012年に韓国内特許を取得 しています。また全国的なネットワークを基盤 築物プロジェクトです。GMP(優秀医薬品製造 した「番人」機能が搭載され、価格や取引量の に、石油製品やLPGなどの主力商品をガソリン 品質管理基準)規定を遵守しながらも、エネル 急変、緊急ニュースなどを伝えます。また銘柄 スタンドと充填所に供給しています。さらに ギーおよび水資源の節約、エコ技術を採用し 検証システムであるSRS(Stock Rating System) は、Total Car Service、幸福なDigital Lifeを提 て、先端グリーン工法とLED照明の使用、トイ サービスを業界で初めて取り入れ、リアルタイ 供するICT Device流通、ファッションなど、ハ レの水の再生利用など、エコライフ施設が備え ムのハッカー防止アラーム機能や紛失した携 イセンスな消費材の提供とホテルサービスによ られています。このような努力の結果、 「安東ワ 帯電話の公認認証書を遠隔削除する機能な って、お客様にPrestige Lifestyleをお届けし、 クチン工場」は世界中の製薬工場の中で初め ど、他社と一線を画すサービスを提供していま 新しい成長エンジンとしての役割を果たしてい てエコ認証制度LEED(Leadership in Energy す。· SK securities ます。· SK networks and Environmental Design)「ゴールド」等級 を獲得しました。· SK E&C 24 SHARED GROWTH. SOCIAL CONTRIBUTION Philosophy - CORPORATE PARTNERSHIP - SOCIAL ENTERPRISES Social Contributions - SK Foundations SOCIAL CONTRIBUTION PHILOSOPHY SK - VALUE GROWTH SKは全てのステークホルダーの方の「より大きな 幸福づくり」という社会貢献の追求価値を基盤とし て、共存共栄と社会貢献活動を体系的に展開し、 幸福経営を実践しています。 SKは木を育てるように人を育てて、人材を育てるように森を SKは社会問題の持続的な解決によって人類の幸福に貢献し 育ててきました。 ます。 1953年に創業して以来、植民地と戦争の混乱の中でも、企業活 今日、世界中の人類が貧困、環境、水不足、医療/保健、教育な 動を通じて韓国の発展に貢献し、国力を高めるための一環とし ど幾多もの社会問題に直面しています。SKは韓国社会の発展と て人材養成に力を注ぎました。SKは資源のない韓国で、国家の ともにグローバル企業へと成長し、社会の全構成員の幸福を追 再建と高速成長において最も必要なものが人的資源だと判断 求しています。そこで、SKはSKMSで確立した経営哲学を実行 し、人材養成100年計画を立てて奨学事業を始めました。一方、 し、深刻化する社会問題を解決する一端を担うために、共存共 荒れた山に木を植えて、国土を緑で覆う造林事業を発足させ、 栄と社会貢献活動の方向を新たに模索しました。ステークホル 事業の収益を奨学事業に投資することで、企業の経済的役割と ダーの皆様の幸福に向けて共生共栄、社会貢献活動を積極的 社会的使命を果たそうと尽力してまいりました。 に展開する一方、社会問題を根源的に解決するためには、持続 可能な事業モデルを基盤にして社会問題を解決することができ SOCIAL CONTRIBUTION Philosophy 社会貢献哲学 SKが追求する価値の究極的な目的は、ステークホルダーの る社会的企業の育成と、社会的企業のエコシステムづくりに取 皆様の幸福です。 り組んでまいります。 2004年、SKはステークホルダーの皆様の幸福追求を中核経営 哲学として掲げ、2008年には社会構成員とステークホルダーの SKは社会とともに成長して幸福経営を持続的に実践します。 皆様を対象にして、幸福経営の内容をさらに具体化し実行力を SKはSUPEX追求協議会の同伴成長委員会を中心にグループの 強化しました。寄付の方法も単純な寄付から社会問題を解決す 社会貢献哲学と意志を具体化し、社会貢献に対する戦略的方 るための取り組みへと進化させてきました。 向を提示します。また、 「それぞれが、そして一緒に3.0」基盤の 社会貢献運営体系を確立してて、グループにおける共存共栄と 社会貢献活動、社会的企業ビジネスを推進し、韓国高等教育財 団、幸福分かち合い財団、SK微笑金融財団を通じて「幸福経 営」を実践しています。 26 27 CORPORATE PARTNERSHIP SK - VALUE GROWTH 共存共栄が話題になる前の2005年から、共存共栄 に対する意志を表明し実践してきたSKは、共存共 栄経営活動を体系的に管理し、公正な取り引き文 化をつくるために2009年に共存共栄経営委員会 を設立、2013年には「同伴成長委員会」として再ス タートしました。SKはその場限りの支援ではなく、 協力会社の本源的競争力を強化するために、教育 分野を中心に資金、技術、海外進出を支援するな ど、支援の範囲をさらに拡大しています。 教育支援による能力開発 体系的な教育プログラムによって、協力会社の人材を育成しま 協力会社の技術競争力を強化するために様々な支援を行なって す。2006年から運営してきた「SK同伴成長アカデミー」は同伴成 います。技術的な助言や技術教育サービスはもちろん、技術開 長CEOセミナー、同伴成長MBA、同伴成長e-Learningプログラム 発のための専門技術支援センターの共有、コア技術を制度的に を通じて、協力会社の構成員の能力開発に貢献しています。 保護するための「技術資料任置制度」、特許技術を無償で支援 · SK同伴成長アカデミー _ 同伴成長CEOセミナー、 する「特許譲渡プログラム」など、な支援の幅をますます広げ 同伴成長MBA、同伴成長e-Learning · SK協力会社採用博覧会 _ SKグループ会社が協力会社の 採用活動を支援 CORPORATE PARTNERSHIP 共存共栄 コアコンピタンスの強化を支える技術支援 · SKプラネット _ 韓国を代表するモバイル士官学校 ています。 · SKテレコム _ 新しい共存共栄実験「Tオープンラボ」 · SK総合化学 _ 部品の国産化に向けた技術開発支援 · SKハイニックス _「特許支援システム」によりビジネス パートナーと技術共有 経営安定のための資金支援 協力会社が事業を安定的に運営することができるように資金を 海外市場進出に対する支援の拡大 支援しています。2009年から金融機関と共同で1,200億ウォン SKと協力会社の国際競争力を強化するために、海外市場進出 規模の「SK同伴成長ファンド」を造成、運営してきました。2014 を支援しています。SKグループ会社は力量のある協力会社と海 年には規模を拡大して、4,200億ウォンのファンドを基盤に、低 外市場に共同で進出して、事業を順調に進めています。 金利融資資金サポートなど協力会社の資金難を解決する一助 · SKエナジー _ 協力会社、現地の下請会社に定期メンテナンス となっています。 · SK同伴成長PEF _ 優秀協力会社に直接投資支援 · SKテレコム _ 信用保証基金による担保支援 · SK建設 _ 同伴成長融資制度 技術を伝授 · SK建設 _「ビジネスパートナー社員海外プロジェクト派遣制度」 により海外同伴進出の基盤をつくる · SK E&S _ KOTRAと協力して都市ガス事業の海外進出を支援 共存共栄文化の拡散 教育、資金、技術分野の支援ばかりでなく、SKの各グループ会 社が自律的にビジネスの特性と力量を活用して、共存共栄文化 を拡散しています。 · SKイノベーション _ 協力会社と共に取り組む社会貢献活動 · SKテレコム _ ICT基盤の共存共栄、ICT技術の融合を 伝統市場へと範囲を拡大 28 29 Social EnterpriseS SK - VALUE GROWTH SKは社会的企業を直接設立したり、営利企業を社 会的企業に転換して社会的企業に投資し、人材を 育成するなど様々な活動に取り組みながら、より 多くの社会的企業が社会問題の解決の一翼となり 得る方法は何なのかを実験してきました。その結 果をもとに、SKは社会的企業が自ら成長できるエ コシステムを形成するために努力しています。 革新的·社会的企業の発掘·育成·投資 SKは「セサン社会的企業コンテスト」と「適正技術社会的企業 フェスティバル」を開催、2009年から約800社もの社会的企業 モデルを発掘し、このうちの約80のモデルの創業に向けて、賞 金を通じ支援してきました。これまで社会的企業モデルを発掘 し育成した経験をもとに、最近では現在活動中の社会的企業 の成長をサポートする投資を行なっています。このような投資 は、韓国内では皆無に等しいインパクト投資(社会的企業に対す る投資)の環境づくりに貢献できるものと思われます。 多様な社会的企業モデルに対する実験 SKは多様なモデルの社会的企業を直接設立して運営してみるこ とで、社会的企業界の現実を学び、社会的企業のエコシステム 形成に必要な条件を模索しています。 幸福弁当の28ヶ所のセンターは、社会的企業のサステナビリテ ィが低いという厳しい現実を社会的企業自ら打開できる可能性 を示しています。低所得層の子供達に栄養満点で温かいまごこ Social ENTERPRISES 社会的企業 ろのこもった弁当を作って配達するのはもちろん、衛生と品質 向上、運営革新を通じて、市場でも脚光を浴びる弁当を作って います。さらに社会的協同組合を設立し、より多くの弁当センタ ーが自立して革新できる環境づくりをめざしています。 幸福ナレは、1,500億ウォンの売上を上げた営利企業から社会的 企業に転換した消耗性資材購買代行企業です。幸福ナレは「社会 的企業を支援する社会的企業」というミッションのもと、約100社 の社会的企業の販路になっており、収益全額を社会的企業に還 元して協力会社である社会的企業の自立を促しています。 · フランチャイズモデル _ 幸福弁当(28センター) · 協同組合モデル _ 幸福弁当社会的協同組合 · 社会的企業をサポートする社会的企業モデル _ 幸福ナレ (社会的企業の協力会社100社) · 官民協力モデル _ ソウル·釜山·大邱·蔚山の幸福な学校、 幸福な図書館、幸福なニューライフ、幸福な未来財団、 幸福F&C · グループ会社力量活用モデル _ 幸福ICT、幸福な農園、 幸福なグリーン再生、幸福なウェブ&メディア、 幸福なエコフォーン · その他の設立支援 _ シルバー劇場、メザニンアイパック、 メザニンエコウォン、感謝の手、カフェティモール、 SRセンター、子供村/Agaya 30 「革新」と「献身」の社会的企業家を養成 SKは韓国初の体系的な社会的企業教育プログラムである「セサ ン社会的企業スクール」を通じて、2009年から1,000人以上の潜 在的社会的企業家を養成してきました。このような経験をもと に、KAISTと共同で世界で初めて社会的企業家を専門的に養成 するMBAプログラムを作りました。KAISTの社会的企業家MBA には2013年に新入生20人でスタートして、2014年現在は、1·2期 受講生が社会的企業エコシステムを率いていく次世代リーダー になるために熱心に学んでいます。 グローバル協力ネットワーク SKはシュワブ財団、ハーバード大学など世界有数の機関ととも に、インパクト投資の活性化に向けての政策研究を行ないまし た。この政策報告書で強調したインパクト投資は、G8などの先 進国首脳会談で、社会問題を解決するための主要議題として取 り上げられています。 SKは国連グローバルコンパクト(UNGC)と共同で、グローバルな 社会的企業アクションハブを構築しています。このオンラインプ ラットフォームは、潘基文(バン・キムン)国連事務総長の全面的 な後押しを受けて2014年下半期に構築され、世界中の社会的 企業、非営利機構、社会的投資者、営利企業が、社会問題の解 決に向けて情報を共有し協力し合う場となる予定です。 社会的企業のエコシステム形成に向けて持続的な実験を推進 SKはこれまでの実験と活動に安住することなく、社会的企業の エコシステムをより根本的に活性化させる方法を求めて実験し ています。特に、社会的企業が社会問題の解決に邁進できる環 境づくりのために、社会的企業が創出する社会的価値を正確に 測定し、これを基盤にインセンティブを提供する方法を研究し ています。 31 Social Contributions SK - VALUE GROWTH SKは社会と共に生きる幸福経営を広めるために、 社会貢献活動を展開しています。人材養成に向け ての教育や奨学事業、自発的に実践するボランテ ィア、地域社会の発展と環境保全のための様々な 活動、韓国のスポーツ·文化の発展をサポートす る事業、世界を対象としたグローバル社会貢献な どによって、より多くの人々に愛と幸福を伝えて います。 地域社会·環境 地域社会の発展と環境保全に向けて様々な活動に取り組んで います。水原や蔚山地域では、住民の暮らしの質を高める事業 を展開しており、エコ都市のイメージづくりに貢献しています。 また、SK林業の造林事業は国土緑化や環境保護の一助となっ ています。 · 水原 _ 鮮京図書館、SKチォンソル老人福祉館、 水原アートリウム、ハビタット幸福村など · 蔚山 _ 蔚山大公園設立、工作教室、公園文庫など · 環境 _ 忠州、嶺東、天安地域に造林事業、 教育·奨学·研究 SKは人材が最も大切な資源という信念から、教育·奨学事業と 研究に取り組んできました。革新を通じて社会変化の一翼を担 うクリエイティブな人材の養成をめざしています。未来の社会 に肯定的な変化をもたらす人材を養成するために、教育や奨学 事業に加えて、これに対する研究を続ける一方、奨学クイズ、SK ハッピースクールなど幅広く事業を展開しています。 · ナショナルリーダーの養成 _ 韓国教育財団(奨学支援、 国際学術支援事業)、奨学クイズ Social Contributions 社会貢献 · 社会革新リーダーの養成 _ KAIST MBAなどによる社会的 起業家の育成、適正技術フェスティバル · 社会的弱者層の青少年向け自立教育 _ SKハッピースクール (ミュージカル、自動車、料理) · 幸福研究/拡散 _ プラトンアカデミー財団、幸福村、 幸福研究センター ボランティア SKは構成員が参加する社会貢献にこそ意義があると考えて、ボ ランティア活動の幅を広げています。2004年にスタートしたSK ボランティアチームは、経営スタッフを含むグループ会社17社の 構成員が自発的にボランティアプログラムに参加しており、幸 福を分かち合う季節、緊急救護ボランティアチームなど、グルー プとしてのボランティアはもちろん、グループ会社別の社会貢献 とSKの専門能力を活用したボランティア活動にも取り組んでい ます。 · SKプロボノ奉仕団 _ 社会的企業や公益団体に経営戦略、 マーケティング、法律、財務、ITなどの助言 · SK Sunny _ 社会問題の解決をめざす大学生のボランティアを 支援するプログラム 世宗市に葬祭文化センター設立 スポーツ·文化 韓国内のスポーツ及び文化の発展に向けて、様々な支援事業に 取り組んでいます。プロチームの運営はもちろんマイナースポー ツを支援して国内スポーツの裾野を広げて人気を高めており、 アートセンター「蝶(nabi)」を通じて、新進メディア作家を発掘、 育成しています。 · ハンドボール _ 専用コートづくり、ハンドボール協会の会長を 務める企業としてハンドボールの発展を全面的に支援 · フェンシング _ 大韓フェンシング協会の会長を務める企業とし てフェンシングの発展を支援 · アートセンター「蝶(nabi)」_ デジタルメディアアート分野の展 示、ライブラリー運営、学術支援など · シルバー劇場 _ 韓国初の高齢者専用劇場を後援 グローバル社会貢献 世界各地の地域社会の発展に向けて、社会貢献事業を展開して います。中国、ペルー、ベトナム、エクアドルなど、援助が必要な 世界の各地域で、教育環境の改善、貧困地域の支援、医療支援 など幅広く活動し、幸福な社会づくりに取り組んでいます。 · 中国 _ SKチャンウォンバン(状元榜)単独後援、SK創新教室の 設立、砂漠防砂林の造成、SK幸福小学校の設立、心臓手術の 無料支援、大学生ボランティアチームSunny Chinaの運営など · ペルー _ NPO設立、学校再建プロジェクト、医療施設の復旧、 地震被害の復旧、農業技術教育、小·中学校オンライン教育、 農村振興センター設立など · ベトナム _ 顔面奇形児の無料手術、図書館支援、 ITセンター設立、貧困地域開発事業など · エクアドル _ 医療奉仕及び医薬品寄贈、 小学校施設の改修·補修、IT機器支援など · ケニア _ SK幸福の井戸開発事業 32 33 SK - VALUE GROWTH SK SKは財団活動として、より体系的かつ専門的な社 会貢献を実現します。人材育成や学問発展のため の韓国高等教育財団、社会的企業や人材を養成す る幸福分かち合い財団、低所得層·低信用層を支 援するSK微笑金融財団など、分野別の財団によっ て様々な支援を行なっています。 韓国高等教育財団 韓国高等教育財団は優れた人材を育成して学問の発展に貢献 する非営利公益法人です。海外留学支援などを通じて博士号取 得者を輩出しており、アジアの学者の訪韓研究支援、海外アジ ア研究センターの運営、北京フォーラムおよび上海フォーラム の開催など、国際学術事業によってアジア地域の学問の発展に 一役買っています。 幸福分かち合い財団 幸福分かち合い財団は社会的企業事業と教育文化事業を展開 しています。社会的問題を解決する社会的企業のエコシステム を形成して、社会変化をリードする青年人材の養成と公演文化 の定着および活性化に貢献しています。 SK微笑金融財団 SK微笑金融財団は正規の金融機関を利用することの難しい金 融排除層(低所得者·低信用者)を対象に、創業運営資金などの 自活資金を無担保·無保証で支援する非営利法人です。信用等 級7等級以下の低所得営業者のための低金利融資のほか、コン サルティング、広報マーケティング支援などを行なっています。 SK Foundations Profile SK財団 Section 2. SK Profile Financial Highlights - Affiliates - Business Overview - Global NETWORK - Milestones 34 Financial Highlights & Affiliates SK - Profile Financial Highlights Affiliates エネルギー·化学 情報通信·半導体 54%(85兆ウォン) 23%(36兆ウォン) SKのグループ会社は、エネルギー·化学、情報通信·半導体、 マーケティング·サービスの3分野で「それぞれが、そして一緒に」の 能力を発揮し、持続的な安定と成長を実現しています。 2013 総売上高 SK innovation / SK energy / エネルギー· 化学 兆ウォン SK global chemical / SK lubricants / SK incheon petrochem / SK trading international / SK chemicals / SKC / SK E&S / SK gas マーケティング·サービス 23%(36兆ウォン) 2013 SKグループ輸出額76.7兆ウォン * 持株会社であるSK(株)を除く上場会社15社基準 総売上高(単位:兆ウォン) 94 110 155 158 157 半導体 投資額(単位:兆ウォン) 14.1 6.4 9.0 20092010201120122013 当期純利益(単位:兆ウォン) 時価総額(単位:兆ウォン) 4.3 6.4 3.8 4.6 20092010201120122013 39 53 マーケティング· サービス 45 69 SK telecom / SK C&C / SK hynix / SK planet / SK broadband / SK telesys / SK telink / SK communications 12.1 20092010201120122013 2.3 36 7.9 情報通信· SK networks / SK E&C / SK shipping / SK securities 81 20092010201120122013 37 SK - Profile www.sk.com 事業領域 持株会社 SK株式会社はエネルギー·化学、情報通信·半導 さらに、SK株式会社ではSKならではの価値観であ 体、マーケティング·サービスなど様々な事業分野 り独自の企業文化であるSKMSを実践し発展させ で競争力のある子会社を保有しています。2014年 るために力を注いでいます。SK競争力の源泉にな には「Value中心の安定と成長推進」を経営方針と る中核無形資産のSK Brandの価値を広く共有して して掲げ、管理中心だった従来の持株会社の役割 体系的に管理することにより、実際の経営活動に を超えて、市場に対する幅広い洞察をベースに長 生かせるよう努めてまいります。 SK energy 期的視点に立った戦略的投資を実行するなど、保 2013年売上高 10,629 億ウォン (連結基準1,117,774億ウォン) 有ポートフォリオの価値を高めていく計画です。 今後もSK株式会社は創意工夫と革新を実践するこ とで、激変するグローバル経営環境に効果的に対 また、支配構造の改善に努め、堅実な経営によっ SK global chemical 応しながら、価値創出への挑戦を続けていきます。 て安全性の高い財務体質を保持しつつ、長期的な 成長基盤を固めていきます。同時に、未来価値が SK innovation 高いと予想される新成長事業に対する投資も併行 することで持株会社の価値向上に邁進します。 SK株式会社はSKグループの持株会社 として、SKの持続的な成長を支えてい ます。 「Value中心の安定と成長」によって、 SK incheon petrochem 持株会社の企業価値を高めるために Energy & Chemicals SK lubricants 全力を尽くしています。そして、SK経 SK trading international 営の根幹となるSKMS及びSK Brand の継承·発展のために多角的な取り 組みを進めています。 SK chemicals SK gas SKC SK E&S Section 2. SK Profile Business Overview - Energy & Chemicals 38 Energy & Chemicals SK - Profile に向かって邁進しています。情報電子素材事業の eng.skinnovation.com 事業領域 石油開発、バッテリー、情報電子素材、 未来エネルギー 2013年売上高 14,938 億ウォン (連結基準666,695億ウォン) の精製能力と石油製品市場の韓国内シェア第1位 中でもリチウムイオン電池分離膜は、8、9号ライン を堅持しています。グローバルエネルギー企業コン を拡大して韓国第1位、世界第3位の地位を確固た サル ティング会 社 の S o l o m o n 社 が 行なった るものにしています。 Refinery競争力評価では、アジア太平洋地域トッ プの石油精製会社に認められました。 同時に二酸化炭素を資源としてリサイクルする GreenPol、クリーン石炭エネルギー化技術である 韓国全土で4,000ヶ所以上のSKガソリンスタンド グリーンコールなど次世代技術の開発にも取り組 を通じて、石油会社初のメンバーシップサービスを んでいます。 提供しつつ、お客様との接点において積極的なサ ービスを提供し、さらにはコーズ·リレイテッド·マ SKイノベーションは技術と事業モデルの革新を基 ーケティング部門にも力を注ぐことで、SKならでは 盤に、工程運営の柔軟化、マーケティングValue のブランドパワーを構築しています。 Chainの最適化を実現させると同時に、北米、東南 アジア、アフリカなどで進めていいるプロジェクト また、Optimization Excellenceを推進することに の成功を足がかりに、グローバル総合エネルギー よって本源的競争力を強化すると同時に、未来の 企業への飛躍を目指します。 成長基盤を構築するために、グローバル市場を積 SKイノベーションは1962年に韓国初の石油精製会 極的に開拓しています。生産された石油製品の50 事業領域 Basic Chemical(Olefins, Aromatics), Advanced Chemical(Performance Chemicals, Polymer, EPDM) 2013年売上高 SK総合化学は1972年に韓国初のナフサ分解施設 を稼動してから、韓国の石油化学産業を牽引して ど多種多様な領域で事業を展開しています。 億ドル)の輸出品目に選ばれるうえで大きく貢献し きた化学専門企業です。2011年にSKイノベーショ ました。 ンの子会社として分社して以来、約1,300名の構成 ョンは他に先駆けて海外資源開発分野に進出し、 ベトナム、ペルー、ブラジル等での事業を相次いで 成功させています。2013年12月にはモロッコ西部 海岸にある探査鉱区フォウムアサッカ(Foum Assaka)の持分投資を断行、グローバル石油開発 会社としての地歩を固めました。 事業領域 石油製品(石油、ガス、特殊製品など)の 精製及び販売 2013年売上高 員が「ひとつの心、ひとつの志」で、グループのコ 436,130 億ウォン SKエナジーはCLXエナジーとともに効率競争力の ア事業の一つである化学事業において、グローバ 向上とマーケティングValue Chainの最適化など、 ルな成長と新成長エンジンの確保の中心的な役割 価値の増大に努めて競争力を培っていきます。そし を担っています。 て、これを基盤にアジア-太平洋地域最高のRefining & Marketing Companyを目指して躍進いたします。 すれば、グローバル市場に対するYUBASEの基盤 Company、Creating Values with Technology & Solutions」というビジョンの下、Technologyと Basic Chemical事業は合成樹脂、合成ゴムなど (ZIC)は、GM、ルノー日産、現代起亜自動車のよう を図っています。既存事業の拡大による本源的競 なグローバル自動車メーカーが完成車を発売する 争力の強化と高付加価値製品への進出によるポー 時に搭載する高級潤滑油の完成品ブランドで トフォリオの高度化を基盤として、世界化学産業を す。ZICは、ベンツ、ポルシェ、BMW、フォルクスワ リードする総合化学企業を目指してまいります。 ーゲンなどの世界的な名車から品質認証を獲得 し、凍土のロシアや灼熱の中東など、世界40ヶ国 のドライバーに使用されています。 SKルブリカンツは今後も特化した技術競争力とグ められる「Global Lubricants Top-tier Player」と いうビジョンを達成するために、革新と成長を続 けてまいります。 2013年売上高 26,631 億ウォン (連結基準30,227億ウォン) eng.skincheonpetrochem.com 事業領域 石油製品および石油化学製品の生産 Downstream事業の基礎原料として用いられるオ レフィン製品と、合成繊維などの原料となるアロマ 2013年売上高 ティック製品を生産·販売しています。SK総合化学 SKルブリカンツは1968年から現在まで、韓国の潤 動に続き、2014年国内外のアロマティック製造施 滑油市場のリーダー的役割を担ってきた潤滑油· 事業は、新たな成長事業開発を担うNBD(New Biz 設の新規稼動により、世界的な化学会社へと発展 基油の専門会社で、2009年にSKイノベーションの Development)として統合し、新しいCIC(Company する基盤を築いています。 子会社として独立しました。 新成長分野であるバッテリー事業と情報電子素材 ローバルネットワーク能力を活かして、名実共に認 事業領域 潤滑油、潤滑基油 は2013年中国の武漢にあるナフサ分解施設の稼 (連結基準437,467億ウォン) 世界一のブランドYUBASEを用いて開発したジック Solution中心のBusinessポートフォリオへの変革 www.sklubricants.com/eng/main/ main.html に知らしめ、2012年には石油製品が韓国1位(約561 増産によって順調に成長しています。SKイノベーシ が一層強固になるものと見込まれています。 (連結基準159,033億ウォン) %以上を輸出することで韓国の石油産業を世界中 石油開発事業は3年連続で5千億ウォン以上の営 SK 総合化学は「The Innovative Chemical 155,907 億ウォン 社としてスタートしたエネルギー企業で、石油開 業利益を記録し、海外鉱区での生産と既存鉱区の いる基油工場が2014年下半期から本格的に稼動 eng.skglobalchemical.com 発、バッテリー、情報電子素材、未来エネルギーな eng.skenergy.com の高度化に取り組んでいます。 28,428 億ウォン 2013. 7. 1設立後、下半期基準 in Company)を新設しました。こうして、バッテリ ーのコア素材である分離膜から完成品まで、最先 SKエナジーは1962年に韓国初の石油会社である「 Advanced Chemical事業は自動車·電子·通信な 高燃費のエコ潤滑油製品の成長を見越し、1995年 端技術を製品として具現化することで、事業間シ 大韓石油公社」として発足し、石油製品の生産と ど私たちの生活に密接した各種産業に原料を供 にグループⅢ潤滑基油製造工程を独自技術で開発 ナジーの創出を図ります。電気自動車用バッテリ 輸出、販売を中心に、韓国経済の発展に貢献して 給しています。自社独自の技術で開発した高品質 し商用化に成功しました。その後、ユーベース SK仁川石油化学は韓国で三番目の石油精製会社 ー事業はグローバル自動車メーカーと供給契約を きた韓国を代表するエナジー企業です。 のポリエチレンNexleneの商業販売を2014年に開 (YUBASE)というブランドで高級基油の世界シェア として1969年に設立されました。一日275千バーレ 始する一方、中国EPDM生産施設の稼動によって 第1位の座を固守しているSKルブリカンツの基油 ルの原油精製能力と年産約100万トンのBTX(ベン 締結して、技術力と量産体制に定評があります。北 京電工、北京汽車とのバッテリー合弁法人を設立 SKエナジーは約50種の多様な原油を精製して最高 競争力を強化していく計画です。また、技術ベース 事業は、2008年にインドネシアの基油工場の建設、 ゼン、トルエン、混合ザイレン)生産規模を誇る、石 して一貫製造ラインを構築し、2017年までに中国 の石油製品を生産することができるGlobal Top- の新規事業開発として炭素繊維、電子用ケミカル 稼動により大きく躍進しました。またスペイン最大 油および石油化学製品生産の専門企業へと成長 内での電気自動車バッテリーシェア1位という目標 Tierレベルの設備と運営競争力を備え、石油製品 のような最先端素材産業に進出し、ポートフォリオ の石油会社レプソルとの合弁により建設を進めて しました。 40 41 Energy & Chemicals SK - Profile SK仁川石油化学は京仁エナジーとしてスタート Trading事業は1984年に韓国で初めて原油、石油 し、2006年にSKグループに統合された後、2013年 製品のTradingを開始して以来、韓国経済の主要 などの既存事業の高度化と同時にスーパーエンジ 7月にSKイノベーションの子会社になりました。首 エネルギーである石油の安定的、経済的な仕入れ ニアリングプラスチック、バイオ素材などの新規事 都圏の内需市場への進出と中国や東南アジアへの に尽力しました。そして、海外市場を開拓し続けて 業を推進しています。SKケミカルは2013年、グロー 輸出に有利な地理的利点を積極的に活用して、既 石油製品の50%以上を輸出するなど、韓国の経済 バル化学企業である帝人株式会社との合弁により 存の精油工場の生産性を向上させると同時に、合 成長を牽引してきました。 に、太陽光発電のコア素材の一括生産体系を整え のために高機能コポリエステル、バイオディーゼル 「INITZ」を設立、自動車の軽量化素材として脚光 www.skc.kr/english 事業領域 化学、フィルム、太陽光、新素材、未来 を浴びているスーパーエンジニアリングプラスチッ 成繊維であるポリエステルやPETボトルの原料と なるパラキシレン(PX、Paraxylene)の生産など、高 2013年に誕生したSK trading internationalは、 クPPS事業に本格的に乗り出しました。また、高耐 付加価値製品群へと事業領域を多角化しつつ企 挑戦、創意、肯定の企業文化を基にBiz Model 熱スーパーエンジニアリングプラスチックであるPCT 業価値を高めていき、世界的レベルの生産性を持 Innovation、Market Intelligence、Global Network の商用化に韓国で初めて成功し、2013年韓国10大 つ精油及び石油化学会社を目指しています。 を拡大しながらGlobal Tradingの専門会社をめざ 技術に選ばれました。さらにエコ樹脂ECOZENと します。 SKYGREENがアメリカのエコ認証機関(Cradle to 2013年売上高 18,511 億ウォン (連結基準26,414億ウォン) て、Total Solution Providerとしての役割を果たし ロッサ-カルディタ(Barossa-Caldita)海上ガス田の ています。マーケティング専門会社に転換した子会 開発に参入して、LNG Sourcing競争力を強化しま 社のSKCライティングは、LED照明の海外市場開拓 した。また2013年、アメリカFreeport LNG社と液 に拍車をかけています。 化サービス使用契約を締結し、シェールガスを低 SKCはコア事業である化学とフィルム事業の質的 保寧LNGターミナルを軸に、LNG Value Chainを完 成長を遂げる一方で、電子材料をはじめとする無 成させるための基盤を構築していきます。 価格で買い付けられるようになりました。今後も 機素材、ポリウレタン複合素材などの新規事業を 軌道に乗せ、大きく飛躍しようとしています。今後 電力事業は光陽天然ガス発電所と梧城天然ガス も、最高の人材と技術をベースにお客様に新しい 発電所を運営して、韓国内の発電設備容量の2.2% 価値をお届けし、暮らしを豊かにするエコ、再生可 に相当する電力を供給しており、電力需要の増加 能エネルギー、IT素材分野のグローバルグリーン に備えるためにチャンムン天然ガス発電所、ヨジュ 天然ガス発電所などの新規発電所の建設を進め また、2013年に工程安全性評価(PSM)で最高水準 Cradle Products Innovation Institute、C2CPII)から のP等級を獲得、2014年には無災害500万人·時間 最高等級のゴールドレベル認証を獲得しました。 カンパニーを目指します。 Life Science Biz.は疾病の予防から診断、治療など * PO(Propylene Oxide) : 液状の高反応性化学製品 でポリウレタンのコア原料 * SM(Styrene Monomer) : スチロールやプラスチッ クの原料 達成など、現場中心の安全経営を実践する一方、環 ています。 境部門の投資を続けてエコ企業を目指しています。 www.skchemicals.com/en 2013年売上高 (連結基準206,475億ウォン) 地域冷暖房及び産業団地への熱供給などを行なう た製品を開発するために力を注いでまいりまし た。韓国初のポリエステルフィルムの開発をはじ 同時に生産して供給する環境配慮型の高効率エネ カルはワクチンR&Dの能力が認められて、韓国で め、30年以上にわたって培った技術力を有する ルギー事業です。6地区に地域冷暖房供給事業そ 初めてワクチン業界トップのグローバル企業であ SKCは、これを基盤に既存の記録メディア中心の して益山、キムチョン産業団地、2016年の商業運営 るサノフィパスツール(Sanofi Pasteur)とプレミアム 事業から転換して、ポリウレタンのコア素材と光 を目標とするオチャン産業団地に低価格の熱を供 2013年売上高 肺炎球菌ワクチンの共同開発及び販売契約を締 学用フィルムなど先端素材の製造に集中して取り 結しました。また、韓国初であると同時に最大規 組んでいます。これと同時に、太陽光、再生可能 14,846 億ウォン 模のエコ細胞培養方式のワクチン工場である安東 エネルギー、IT素材などのエコ素材にまで領域を (連結基準82,566億ウォン) L HOUSEが完成、技術力だけでなく生産インフラ 拡大しつつあります。 までを完備することにより、ワクチンを自国生産、 供給できる体制を固めています。 化学事業は1990年に韓国初の先端生産工場である PO/SM工場を建設し、POやPO誘導品を供給する一 SKケミカルは今後、高機能性のエコ素材に対する 方、2008年には世界で初めて過酸化水素を利用し マーケティングを強化し、バイオディーゼル、バイ てPOを生産するエコHPPO工法を商用化しました。 www.skens.com/sk/english/main.jsp コージェネレーションシステム事業は熱と電気を 給することで、地域産業の発展に貢献しています。 都市ガス事業は7社の都市ガス子会社を通じて韓 事業領域 LNG、電力、コージェネレーションシステム、 都市ガス、海外都市ガスおよび発電事業、 再生可能エネルギー 2013年売上高 9,995 億ウォン 国内の都市ガス需要の約21%を供給し、シェア1位 を記録しています。中国の3大民営都市ガス会社の 一つであるChina Gas Holdingsの主要株主として 武漢にWuhan SK E&S-SINO Gas Holdingsを設立、 インドネシアにも現地法人を設立するなど海外都 市ガス事業にも力を注いでいます。 1969年に鮮京合纎としてスタートしたSKケミカル オ重油を中心にバイオエネルギー事業を拡大して は、韓国の化学とライフサイエンス分野で挑戦と いく計画です。さらに、スーパーエンジニアリング 革新を牽引してきました。SKケミカルは「人類の健 プラスチックPPSとプレミアムワクチン事業の準備 ルフィルムを開発、単一規模としては世界最大であ 康を増進させ地球環境を保護する」というミッシ を順調に推し進め、中長期の成長エンジンを育成 る水原工場とアメリカジョージア州の大規模ポリ 業をはじめ、2013年に3MW級の梧城燃料電池発 ョンを打ち立て、化学及びエネルギー事業を所管 していく予定です。 エステル工場を基点として世界への飛躍をめざし 電施設の商業運転、2014年には17.5MW規模のコ ています。 ドク燃料電池発電施設を建設するなど、環境にや SKエナジーの原油輸入と石油製品の輸出を担当し するGreen Chemicals Biz.と製薬、バイオなどの てきたTrading事業が、さらなる飛躍をめざし Healthcare全般を所管するLife Science Biz.に事 て、2013年7月1日、SK trading internationalとして 業構造を再編しました。 誕生しました。 Green Chemicals Biz.は世界最高レベルの技術力 42 SKCは1976年の設立以来、お客様と環境を考慮し てたゆみなく努力しています。2014年3月、SKケミ 35,309 億ウォン 2013. 7. 1設立後、下半期基準 Healthcareの全過程における統合Solutionを提供 しており、新薬の開発と世界市場への進出に向け 事業領域 Green Chemicals(化学及びエネルギー), Life Science(製薬及びバイオ) 事業領域 原油および石油製品Trading 直接仕入れ、さらに2012年にはオーストラリアのバ フィルム事業は1977年に独自の技術でポリエステ (連結基準63,178億ウォン) 一方、未来エネルギーパラダイムの変化に備えて、 昌原など5地域での11.4MW規模の太陽光発電事 SK E&SはLNG、電力、コージェネレーションシステ さしい再生可能エネルギーの普及にも取り組んで また、太陽光発電用ポリエステルフィルム、バック ム、都市ガス、海外都市ガス、再生可能エネルギー います。 シートから太陽電池のコア素材であるフッ素フィ など多様なエネルギー事業を行っている総合エネ ルムとEVAシーツに至るまで、世界で唯一、全種類 ルギーサービス企業です。 SK E&Sは2020年「Global Gas & Power Company」 LNG事業は2006年にインドネシアの低価格LNGを け、LNG Value Chainの統合に拍車をかけています。 とノウハウ、生産設備をベースに、エコ素材分野の の太陽電池用フィルムを生産しており、子会社の グローバルリーディング企業を目指しています。そ SKCソルミックスのソーラー用ウェハー事業ととも のビジョンを達 成するために挑 戦と革新を続 43 SK - Profile また、エネルギー関連のインフラ事業を構築する eng.skgas.co.kr ために、2013年にジハブ株式会社を設立して潤滑 油タンクターミナル事業を軌道に乗せ、石炭発展 事業領域 LPG Marketing、Global LPG Trading、LPG輸入 基地運営、タンクターミナル、ガス化学(PDH) など新しい事業分野にも取り組んでいます。 SK telecom SKガスは「韓国No.1 LPG Player」として現在の能 SK hynix 力を強化していく一方、新規事業を積極的に展開 2013年売上高 41,968 億ウォン して企業価値を高めていきます。LPG事業のグロー バル拡大、製品ポートフォリオの多角化、Value Chainの拡大を図ることで、 「Global Leading Gas SK C&C Value Integrator」を目指します。 SK communications (連結基準66,722億ウォン) 1985年に設立されたSKガスは、韓国内のLPGシェ ア第1位のLPG(液化石油ガス)専門企業です。平澤 と蔚山にある47万トン規模のLPG貯蔵施設と全国 的な流通網によって、家庭用、商業用、自動車用、 産業用LPGを安定的に供給しており、既存LPG事業 の競争力強化と事業の多角化に取り組んでいます。 韓国内LPG事業は石油化学用新規需要の開発、自 動車用LPGの需要拡大、Small Bulk市場の開拓な どにより競争力を強化しています。海外LPG事業は Information, Telecommunication & Semiconductor SK telink シンガポール、ドバイ、ヒューストン、カルガリー、 上海など世界各地にある支社のネットワークを活 SK telesys かして、グローバルTrading事業を進めながら現地 事業の確保に力を注いでいます。 SK planet 一方、シェールガス革命を契機にSKガスはプロパ ン(LPG)を原料にするPDH(Propane Dehydrogenation)事業への参入を模索しています。蔚山LPG貯 蔵施設とLPG Tradingの能力を活用してPDH工程 のコスト競争力を高めつつ、サウジアラビアのAPC SK broadband 社と投資協力し、2016年初頭の稼動開始を目標に しています。 Section 2. SK Profile Business Overview - Information, Telecommunication & Semiconductor 44 Information, Telecommunication & Semiconductor SK - Profile www.sktelecom.com/en 事業領域 移動通信サービス、移動通信ネットワーク、 B2Bソリューション、スマートヘルス/教育など 2013年売上高 128,604 億ウォン (連結基準166,021億ウォン) の創出に集中して、次世代の成長エンジンの発掘 SK C&Cは産業全般にわたって培った経験と専門 半導体はIT産業の基盤であると同時に中核的な役 www.skhynix.com/ja 割を担っています。しかし、IT機器のスマート化と ストコマース(NEXT Commerce)」事業は、モバイル モバイル化によって、一段と高度化された製品とソ ウォレットの「スマートウォレット」、No.1のポイン リューションが求められるようになりました。その トサービス「OKキャッシュバック」、韓国初のモバ ため、SKハイニックスは技術リーダーシップを確立 イルギフトサービス「Gifticon」などサービスの新し に尽力しています。その結果、国家顧客満足度17年 人材を活かし、お客様の競争力アップのために最 連続1位、韓国産業顧客満足度16年連続1位、韓国 適のソリューションとサービスを提供するSystem サービス品質指数14年連続1位と、3大顧客満足度 Integration、韓国で初めて先進ITアウトソーシング 指数において成果を上げ続けています。 システムを導入し、SLA(Service Level Agreement) SKテレコムにとって、2014年はこれまでの30年の 争力強化に貢献するコンサルティングなど様々な 集大成として未来の30年へと飛躍する元年である サービスを提供してます。また、Mコマース、Smart と考えています。産業間の境界を超えて新しい価 Card分野でも高い競争力を備えています。モバイ 値を生み出す最高のICT企業に一歩ずつ近づくた ル 分 野ではグーグル(G o o gle)、ボーダフォン めに、 「Partner for New Possibilities」をビジョン (Vodafone)、ダンキン(Dunkin)などのグローバル に変化と革新を実践していく計画です。全ての人と な大型顧客の確保とともに、シンガポールのシン 企業がより良い社会に向かって新しい可能性を切 グテル(SingTel)、中国のチァイナユニコム(China り開く時、常に共に歩むパートナーとしてお客様と Unicom)にモバイルウォレット(Mobile Wallet)サ ップの総合半導体企業へと飛躍する礎を築いてま 社会から愛される企業をめざします。 ービスを構築するなど、顧客基盤と事業領域を着 いります。 を基盤とするアウトソーシング、そしてお客様の競 事業領域 DRAM、NAND型フラッシュメモリ、 CIS(CMOSイメージセンサー) 2013年売上高 138,963 億ウォン (連結基準141,650億ウォン) すると同時に、高付加価値製品の競争力を強化し いコマースブランド「syrup」と、オープンマーケット ていく計画です。2yナノDRAMと10ナノメートル台 「11番街」、 「ショッキングディール」などのサービ のNAND型フラッシュソリューション製品の本格的 スによって、販売者と消費者に新しい価値を提供し な量産に集中し、次世代メモリーとシステム半導 ています。また、国民モバイルナビゲーション「Tマ 体開発に注力します。 ップ」、アプリマーケット「Tストア」、モバイルVOD サービス「ホッピン」など様々なサービスで、プラ 収益性中心の経営と質的成長の追求、未来競争力 ットフォームとデジタルコンテンツ分野もお客様に の確保に向けて邁進し、SKハイニックスが世界ト 大変好評をいただいています。 電子商取引専門企業のコマースプラネット、顧客企 業のマーケティング成果の向上をサポートする 実に拡大しつつあります。 1983年に設立されたSKハイニックスは、各種デジ SKテレコムは1984年に韓国初の第1世代のアナロ オン·オフラインの統合コマース分野である「ネク M&SERVICEなどの子会社の力を結集し、グローバ グ式移動電話で事業をスタートし、グループ間の Non-IT分野であるエンカー事業は2014年にグロー タル機器、スマートフォン、タブレットPC、スマート ル事業を順調に展開しており、アメリカをはじめト シナジーを基盤にICT産業をリードしている移動 バルリーダー企業とのジョイントベンチャーを設 TVなどの必須部品であるDRAMやNAND型フラッ ルコ、インドネシア、日本など海外市場での成功モ 立し、新規事業モデルの強化とグローバル展開に シュなどのメモリー半導体を中心に、CIS(CMOSイ 取り組みながら、新産業のSmart DeviceやEcoフォ メージセンサー)のようなシステム半導体を生産す ンの輸出などのDevice流通事業にも力を注いでい る総合半導体専門企業です。 通信専門の企業です。 1996年、世界初のCDMA(Code Division Multiple Access、コード分割多重接続方式)技術の商用化 を皮切りに、第3世代の同期式の商用化、そし て、2006年にはHSDPA(High Speed Downlink Packet Access、高速下り方向パケットアクセス)と www.skcc.com 事業領域 System Integration、Outsourcing、 Consulting、m-コマース、Smart Card、 モバイル、中古車売買(SKエンカー)、 Device流通、セキュリティサービス HSUPA(High Speed Uplink Packet Access、高速 上り方向パケットアクセス)の商用化を成し遂げま した。また、主要LTE技術の商用化などで業界を牽 引し、2013年にLTE-A技術を商用化、さらに2014 年には3band LTE-Aの技術開発に成功するなど、 「世界初」の技術開発とブランドで成長を重ねて きました。 2013年売上高 18,057 億ウォン (連結基準23,018億ウォン) ます。その他にもSK C&Cは情報保護コンサルティ ング、セキュリティソリューション及びシステム構築 SKハイニックスは地道な研究開発によって業界ト などのセキュリティサービスを提供しており、子会 ップレベルの微細工程技術力と高付加価値製品 社のインフォセックは、お客様の情報資産を保護 のポートフォリオを確立しました。そして市場の変 して、お客様の安定したビジネス活動をサポートし 化を先取りして対応することにより、世界初、最 ています。 小、最高速、最低電圧の革新的なソリューションを 相次いで発表して成長を重ねています。また、世界 このようなビジネス成果に伴い、2013年には韓国 15ヶ国に構築したグローバルネットワークを通じ のITサービス企業の中で初めて2年連続でDJSI て売上の90%以上を輸出することにより韓国経済 World/Industry Leaderに採用、共存共栄·家族 の発展に貢献すると同時に、世界的なメモリー半 親和優秀企業に選ばれるなど、持続可能経営とス 導体企業の地位を築いています。 www.skplanet.com/eng 事業領域 ネクストコマース、デジタルコンテンツ、 マーケティングコミュニケーション 2013年売上高 デルを確保し、競争力のある未来型統合プラット ホームサービスの開発に力を注いでいます。 SKプラネットはコマース市場のパラダイム革新によ り「ネクストコマース」のコアになるGlobal Product の開発と発売によって次々と成果を上げ、グローバ ル市場でビッグプレーヤーに匹敵する未来型統合 プラットホームサービスを提供していきます。 13,782 億ウォン テークホルダーの皆様の幸福を追求する努力が認 創業30周年を迎えた2013年には、連結基準で売 2011年に設立されたSKプラネットは、2013年にSK 上高14兆1,650億ウォン、営業利益3兆3,800億ウォ マーケティング&カンパニーとの合併を経て、ネク SK C&Cはビジネス洞察力と技術力をベースに、お ン、純利益2兆8,730億ウォンを記録して史上最大 ストコマース、デジタルコンテンツ、広告·マーケテ められました。 SKテレコムはグローバルICT(Information & Communication Technology)能力をベースに、 世界最高レベルの通信サービスはもちろん、 SK C&Cは1991年の創業以来、革新と挑戦を重ねて Healthcare、B2B Solution、IPTVなどを中心に、生 きました。米国、中国など世界50ヶ所の事業場で 客様を成功に導く価値を創り出し、クリエイティブ の経営実績を達成、SKグループに入り2年目にして ィングなどの事業を展開しています。人間に対する 活と産業に密接した多様なサービスを提供してい アウトソーシング事業や金融、通信、サービス/製 な革新によってグローバル市場と未来に挑戦して グループのグローバル成長の中心軸となりました。 深い理解と洞察を基に、モバイル中心のクリエイ ます。本来の通信事業においては、絶えず変化を 造、セキュリティ分野などで世界トップレベルのIT まいります。「Create Value for Customers, これは、地道な技術革新と収益性中心の製品運営 ティブなアイデアと技術を組み合わせて、国際競 追求してマーケティング、ネットワークなどのコア サービスを提供して、国際競争力の向上にも貢献 Challenge the Future」のビジョンを達成するため によって事業力を強化した成果です。 争力を備えた商品の開発に取り組みながら、スマ 競争力を強化し、現場中心の経営に集中してカス しています。 の努力はとどまることなくどこまでも続きます。 タマーバリューを高めています。新規事業では成果 46 ートな消費価値の創出と共有の場の構築、そして コミュニケーション革新を牽引しています。 47 Information, Telecommunication & Semiconductor SK - Profile UHDセットトップフリー(Free)の商用化したりなど www.skbroadband.com/eng 事業領域 超高速インターネット、電話、IPTV、 企業データサービス 2013年売上高 25,394 億ウォン (以上2014年3月)、ギガインターネットとともに韓 国内のプレミアム級通信メディアサービス市場の 1997年から中継機、転送装置などの通信基本イン Tech. Leadershipを強化しました。 フラ構築事業を開始し、2010年には板橋(パンギョ) テクノバレーにR&Dセンターを設立、次世代5G通 SKブロードバンドはこのような事業の成果以外に 信網など新しい技術開発に取り組んでいます。そ も、家族親和企業認証、協力会社との共存共栄支 の結果、世界初のGiga-WiFiを開発し、Home 援システムの構築、全社ボランティアチームの運 Femto Cellの商用化を実現するなど輝かしい成果 営、社会的企業の支援、その他様々な社会貢献活 を上げており、IDC(Internet Data Center)、基地局 動などを通じて構成員、ビジネスパートナー、地域 などの通信用電気設備を皮切りに、半導体プラン 社会など社会とともに発展する企業の使命を追求 ト、太陽光発電などに必要な産業用装備や設備な し実践しています。 どへと事業の多角化を図り、EPC能力を備えたワ ン·ストップソリューション企業に生まれ変わろう 2014年は「勝つBIKING精神」で、変化と革新によ スのテレビ電話会議「VaaS」を発売するなど、有 専門メーカーです。 としています。 www.sktelink.com/os/en/main/os_ main.do また、通信ネットワークの製造とエンジニアリング SKブロードバンドは優れた技術力を活かして、超高 強化するうえでの戦略的な役割を担いつつ、続的 技術を活かして、グローバル市場へと領域を広げ 速インターネット、電話、IPTV、企業データサービス な成長と発展をめざします。 ています。独創的なデザインや携帯電話の開発能 を提供している会社です。2013年末基準で超高速 インターネットと電話加入者が各457万人、TV加入 者210万人と確固たる顧客基盤を有しています。 * BIKING精神 : Breakingthrough Innovation ICT King 事業領域 国際電話、インターネット電話、 MVNO(格安SIM)、 付加通信サービス(全国共通電話番号)など 4,333 億ウォン 力に加えて中国の生産技術を駆使し、コスト競争 1998年に00700国際電話サービスで事業をスター 力のある4”および5”スマートフォンを生産、海外で トしたSKテリンクは、電話付加サービス、インター 販売を開始して、ヨーロッパ通信会社のHome ネット電話サービス、MVNO(格安SIM)など様々な 有線·無線通信サービスを提供する基幹通信会社 です。 インフラの拡充など、本源的競争力を強化しまし ファイバー·トゥ·ザ·ホーム(FTTH, Fiber to the 兆ウォンを突破するなどの目覚しい成果を上げま した。また、優れたネットワーク品質に裏付けされ た顧客中心経営を実践し、超高速インターネット とIPTV部門でNCSI(国家顧客満足度)4年連続1位 となりました。 特に、IPTV事業はリアルタイムチャンネルの持続 的な拡大、HDチャンネルにおける競争優位の確保 など、コンテンツの競争力を強化することで、有線 2013年売上高 4,508 億ウォン ともに、新成長エンジンであるMVNO(格安SIM)事 て有線·無線の境界を超えたメッセージング機能 のほか、大容量ファイル転送、PC遠隔制御、音声 新規事業の発掘に全力を尽くします。 チャットなど様々な付加機能を提供しています。 心のメッセンジャーサービスが主流をなすインター ネット環境の変化に合わせ、業務活動をより便利 でスマートにお手伝いするコミュニケーションプラ www.skcomms.co.kr/eng 2013年売上高 1,283 億ウォン 2012年の人物補正と整形機能によって旋風を巻き 起こしたカメラアプリ「Cymera」は、2014年5月に グローバルダウンロード9千万回を超え、世界220 ヶ国で1日平均300万名、1ヶ月平均2,000万名以上 のユーザーに愛されています。特に仲間と写真で 楽しむフォトSNS機能が搭載されており、グローバ ル市場に新たな遊びの文化を提供するモバイルプ ラットフォームとして、可能性と価値をアピールし ています。 プラン、体系的な顧客管理システムなど、他社とは たゆみなきグローバル追求、1位サービスへの集中 SKテレシスは韓国トップの通信機器製造メーカーと 一線を画す事業力で名実共に韓国トップの国際電 と拡大を進め、インターネットサービスにおけるグ して、新しい事業分野でも品質と技術力で優位性 話として認められています。2014年には国家顧客満 2002年にスタートしたSKコミュニケーションズ を保ち、事業ポートフォリオを安定的に構築して企 足度(NCSI)1位の栄誉に輝きました。他にもB2B通信 は、PCとモバイルを結ぶ生活密着型情報/コンテ SKコミュニケーションズは革新サービスへの挑戦、 業価値の向上に力を注いでまいります。そして最も サービス事業は、フリーダイヤル番号サービス、音 ンツや掲示板型サービスを提供する総合ポータル 信頼される品質とサービスを市場に提供する「The 声専用回線であるExpressサービスなどを提供する 「Nate.com」、速くて便利な統合コミュニケーショ Most Reliable Network Partner」としての役割を ことで、企業顧客の競争力向上に貢献しています。 ンメッセンジャー「NateOn」、きれいになるカメラ ローバルリーディングカンパニーをめざします。 アプリ「Cymera」などのインターネットサービスを 果たしてまいります。 2012年に無線通信へと事業領域を拡大するために 運営する企業です。 始まった「セブンモバイル(7mobile)」MVNO(格安 Nate.comは、Nate News、Nate掲示版、検索、Nate わらず、業界初のコンビニ販売、保険会社提携商品 動画、エンタテイメント/スポーツコンテンツをはじ 者も100万人を突破しました(2014年3月)。また、さ の発売、国際電話定型の料金プラン発売など、多 め自動車、ショッピング、不動産などの情報サービ らにIPTV事業者として初めてFull-HDより4倍鮮明 様なマーケティング活動を展開して実績1位(2014 スを提供しています。また、最近の話題の中から厳 なIPTV UHD(Ultra High Definition)サービスの発 年3月基準)を達成し市場をリードしています。 選された有益なコンテンツだけをイメージ/動画形 式で掲載するコンテンツキュレーションサービス「 表会を行ったり(2013年9月)、UHDセットトップボッ SKテレシスは4G LTE基盤の中継機、転送装置、 クスの開発に続き、UHD TVでセットトップボック WiBro(モバイルWiFiルーター)、WiFi、Femto Cell、 その他にも、韓国初の発信者画面認証通話接続 イシューアップ」など、ユーザーに楽しんでいただ スなしにUHDコンテンツを利用することができる スマートフォンなどを供給する韓国最高の通信機器 サービスの「Biz Brand Call」や、クラウド型サービ けるポータルサービスを提供することで、競争力を 48 ットフォームをめざします。 国際電話事業は優れた通話品質と様々な割引料金 SIM)事業は、市場参入の後発者であったにもかか B tv加入者210万人のほか、B tvモバイル有料加入 サービスです。豊富な運営経験と技術力を活かし Home)事業も推進しています。 www.sktelesys.com 事業領域 中継機、CPE(Giga-WiFi、APなど)、転送装置、 LTE、スマートフォンR&D、高効率機械設備 「NateOn」は2003年に発表されて以来、3,500万人 業において先陣を切り、未来の事業機会を追求し、 事業領域 総合ポータル、統合コミュニケーション メッセンジャー、モバイルサービス す。グループの関連会社と協力して、インドネシアの 連続の当期純益黒字、史上最大の売上達成、停滞 SKテリンクは既存事業の収益基盤を堅固にすると 2013年売上高 Femto Cellの構築計画に戦略的に参加していま している有線B2B市場において事業年間売上高1 サービス企業として確固たる地位を築いています。 「NateOn」は有無線の境界がなくなり、モバイル中 2013年は商品と流通の競争力向上、ネットワーク た。さらにB2Bサービスを向上させた結果、8分期 線·無線通信とソリューションを網羅する総合ICT の会員が利用する韓国の代表的なメッセンジャー り有線市場のリーディングカンパニーとしての基盤 を確固たるものにする一方、有無線統合競争力を 強化しています。 49 Marketing & Service ています。また中国では東北3省を中心に、外国企 www.sknetworks.com/en/index.jsp SK networks SK E&C 事業領域 商社、情報通信、石油製品販売、 カーライフサービス、ファッションビジネス、 消費財事業、ウォーカーヒル 業としては初めて現代式バスターミナルを経営す るなど、不動産の開発や物流事業にも積極的に取 プラント事業は海外市場の大型石油化学や発電 り組んでいます。 施設を受注、そして完璧な施工によって業界をリ ードしています。既存の精油、石油化学プラント事 ホテルサービス事業はシェラトングランデウォーカ 業のほか発電プラントやガスプラント事業にまで ーヒル、Wソウルウォーカーヒル、ウォーカーヒル 進出しており、事業のポートフォリオを拡大しつつ 免税店、仁川空港トランジットホテルなどのほか済 あります。 2013年売上高 州島複合リゾートPINXなどを経営しており、韓国 内のホテルサービスのトレンドセッターとして貴重 インフラ事業は優れた設計や施工、メンテナンス 237,396 億ウォン なお客様のライフスタイルをリードするために常 能力を活かして、高速鉄道、道路など国内外の社 に変化しています。 会間接資本(SOC)建設をはじめ、団地造成および (連結基準259,754億ウォン) Marketing & Service バル市場に建設立国韓国の名声を広めています。 埋め立て、新港湾工事など、様々な事業で成果を SKネットワークスは従来のコア事業の本源的競争 上げています。 力を強化する一方、カーライフ事業やファッション などの消費財事業、ホテルサービス事業などの新 建築·住宅事業はSK VIEWアパートというブランド 成長エンジンを発掘し、いつでもどこでもお客様 を立ち上げて、お客様のニーズを先駆けてとらえた 1953年にSKグループの母体である鮮京織物として に最高の商品とサービスをお届けするグローバル 新しくスマートな住居空間を提案し、お客様のより 発足したSKネットワークスは、国内外のネットワー 企業をめざします。 幸福な暮らしづくりのお手伝いをしており、大変好 クと優良取引先、優れた物流能力によって世界22 評をいただいています。 ヶ国に進出し、様々な事業を展開しています。 u-Business事業では通信トータルソリューション エナジー&カー(Energy&Car)事業は石油製品や LPGなどの主力商品を全国約3,100ヶ所のガソリン スタンドと70ヶ所の充電所に供給しており、簡易整 SK shipping 備やレンタカー、新車販売などのカーライフ分野 でも新規事業を順調に進めています。 情報通信·流通事業は韓国内の携帯端末の流 SK securities 通、Device ASおよび物流サービスを基盤に、様々 なICT Device、ソリューションなどの関連製品やサ ービスを効率的に流通しています。 トレーディング事業は化学、鉄鋼、石炭などの高付 加価値商品を中心として安定的な成長を見せてお の提供はもちろん、ホームネットワーク、u-Cityな www.skec.com 事業領域 インフラ、建築·住宅、化工プラント、 発電プラント、u-事業 2013年売上高 75,053 億ウォン どのu-Business市場を先取りし、持続的な成長の 基盤を築いています。 SK建設は人類の幸福な暮らしとより良い社会をつ くるために、海外市場の拡大とNew Productの開 発に力を注いでいます。今後も競争力の強化とグ ローバリゼーションに拍車をかけ、世界の舞台で 認められるGlobal Top-Tierの夢、世界一流の都市 開発およびインフラ構築会社を目標に邁進いたし ます。 (連結基準77,841億ウォン) り、グローバルメジャー供給会社との戦略的パート ナーシップを構築して収益性を確保しています。 Section 2. SK Profile Business Overview - Marketing & Service ファッション事業はObzee、Oʼ2nd、Rouge & Lounge SK建設は1977年に設立され、優れた事業力を武器 などのOwn Brandと、Tommy Hilfiger、DKNY、Club にインフラ、建築·住宅、プラント、u-Businessなど Monaco、Calvin KleinなどのLicense Brandを経営 幅広い分野へと建設事業を展開しています。現在 しており、国内だけではなく中国、アメリカなど海 20ヶ国で53のプロジェクトを進めており、17ヶ所の 外に進出して輝かしいGlobalization成果をおさめ 海外法人と16ヶ所の海外事務所を設置し、グロー 51 SK - Profile www.skshipping.com 事業領域 タンカー、ガス船、バルク船、バンカリング 2013年売上高 14,258 億ウォン シンガポールに設立されたSK B&Tは、遠洋漁船、 守(ジュパス)」を通じて提供しており、優れたサー 商船、特殊船などを対象に高品質の燃料油と様々 ビスが認められて韓国スマートアプリ評価指数「ス な付帯サービスを統合提供し、世界首位を堅持し マート金融アプリアワード大賞」2年連続受賞をは ています。 じめ、 「2014年と2013年顧客感動ブランド指数」 第1位、 「2013韓国消費者信頼代表ブランド大賞」 SK海運は2015年までに1,300万DWT、約70隻の自 など数々の受賞実績をおさめました。 社船舶を保有して最高のサービスを提供し、 「お 客様の夢と人類の幸福を輸送」する一流の資源輸 また、優れた金融コンサルティング力をベースに 送専門船会社をめざします。 1兆6千億ウォンの運用規模を記録、2013年のPEF (プライベート·エクイティ·ファンド)業界第1位、韓 国債券引受部門で第3位になるなどIB市場でブラ (連結基準25,695億ウォン) ンド価値を高めています。 www.sks.co.kr SK証券は資産管理中心の革新によってリテール事 業の収益創出基盤の構築、PI(Principal Investment) SK海運は1982年の設立以来、タンカー事業を皮切 りにガス船、バルク船、バンカリングなど多様な海 上資源輸送事業を展開している海運会社です。特 に海上輸送経験と能力を活かした資源輸送分野 においては、世界中のお客様から好評をいただい ています。 タンカー事業は世界第8位の規模を誇る船舶数を 事業領域 資産管理サービス、証券仲介およびM&A 2013年売上高 5,478 億ウォン 有して世界の主要企業の原油を輸送しており、安 全な運航によって「信頼できる輸送パートナー」と して認められています。 ガス船事業は世界で初めてMossおよびMembrane SK証券は1955年に設立された金融投資会社で、 Mark Ⅲ、Membrane No.96の3タイプのLNG船を お客様、株主、構成員などステークホルダーの皆 保有·運営している船会社で、韓国で初めて国際 様の「持続可能な幸福」を追求するためにたえず LNG輸送船の長期契約を締結し、世界トップレベ 革新し、優れた金融力で韓国の資本市場と証券産 ルのLNG輸送サービスを提供しています。 業の発展に貢献しています。 バルク船事業では全ての船型や貨物に対する取り SK証券は資産管理中心の事業と新しい競争力を 扱い能力と経験を活かして、年間500回以上運航 確保するために、PIBセンターを中心とした支店体 しており、グローバルネットワークの構築、最適の 制を改編しました。これにより専門知識を持った 船舶確保と運営ノウハウでカスタマーバリューを 金融スペシャリストが、本社と全国13ヶ所のPIBセ 高めています。 ンター及び27ヶ所の支店で、個人や法人のお客様 にトータル資産管理サービスを提供しています。 業界で初めて銘柄推奨サービスのクォントや銘柄 検証システムの「SRS(Stock Rating System)」を導 入、SK証券のモバイル証券取引サービスの「株把 52 とPE(Private Equity)の投資力強化、そして法人や IBなど営業の収益性拡大に重点的に取り組んでい く計画です。これにより黒字構造を備えた強くてス リムな金融投資会社をめざします。 GLOBAL NETWORK & MILESTONES SK - Profile 54 Global NETWORK 55 SK - Profile 56 Global NETWORK 57 SK - Profile 58 Global NETWORK 59 SK - Profile 60 Global NETWORK 61 Milestones SK - Profile Milestones 61年前、織物工場から始まったSKの夢は、韓国産業の生きた歴史となり、世界に向 かってより大きな夢を広げていくグローバルリーディングカンパニーの明日へとつ ながっています。SKは「それぞれが、そして一緒に3.0」体制を基盤として、絶え間な い変化と革新を追求します。中長期の経営目標である企業価値300兆ウォンをめざ して、ビジョンを実現しつつあります。 1953 1979 1980 1989 1990 1999 2000 2009 2010 2014 - - - 2002 2010 世界初の同期式3Gサービス開始 SK China正式発足 SKテレコムは2000年10月のCDMA2000 1xサー SKが中国内で展開してきた多くのビジネスを グループ各社の取締役会を中心に、自律責任 ビス開始に続き、さらにもう一つ、世界初の商 グループに統合し、SK Chinaが正式に発足しま 経営による「それぞれが」と、グループレベルで 用化というタイトルを獲得しました。 した。 2013 「それぞれが、そして一緒に3.0」発足 の最高意思決定機構であるSUPEX追求協議会 の自律的な参加「そして一緒に」によって、安定 - - - 1953 1980 1991 鮮京織物創業 大韓石油公社買収 石油から纎維までの垂直統合の完成 朝鮮戦争の混乱の中で鮮京織物を創業、SKの SKイノベーションの前身である大韓石油公社の 蔚山コンプレックス内に9つの工場が新たに完 歴史が始まりました。 買収に成功、財界5位の企業へと躍進しました。 成することで、石油から纎維までの垂直統合 が完成しました。 1962 1985 韓国から初めて香港に織物を輸出 油公ガス設立 1994 韓国から初めて香港に人絹織物を輸出し、纎 油公ガス(現SKガス)を設立して、蔚山にLPG貯 韓国移動通信の経営に参加 維輸出国としての第一歩を踏み出しました。 蔵基地を建設するなどエネルギー事業の領域 韓国移動通信(現SKテレコム)に最大株主とし を拡大しました。 て経営に参加し、先端情報通信分野に本格的 1969 SK仁川石油化学とSKトレーディングインターナ し、さらに事業部の分社化によりSKエナジ ショナルの正式発足に伴い、既存の3社から5 ー、SK総合化学、SKルブリカンツ(2009)を設立、 社の子会社体制へと改編しました。 て導入しました。 2007 持株会社発足 事業別競争力を強化する基盤を整えました。 SKグループ、輸出中心型の事業構造へと完全 先進的な経営システムである持株会社体制に 2012 再編 転換、経営の効率性と財務健全性を向上させ SKハイニックス発足 SKは上場グループ会社15社(持株会社SK(株)を除 いう第3の成長軸を構築しました。 心に企業へと生まれ変わりました。 輸出600億ドル、輸出比率74%突破 2014 SKは年間輸出600億ドルを突破、2012年には SKイノベーション、米国石油生産鉱区の運営 韓国の輸出総額(5,950億ドル)の10%以上を占 権を確保 めました。 SKイノベーションは米国現地石油生産鉱区の運 場を稼動することで原糸生産という長年の夢 油公(現SKイノベーション)が開発に参加したイ 世界初のCDMA移動電話を商用化 をかなえました。 エメンのマリブ油田の生産原油が、韓国で初 韓国移動通信(現SKテレコム)は世界初のCDMA めて原油生産に成功しました。 移動電話の商用サービスに成功、世界のCDMA リーダーに浮上しました。 韓国初のポリエステルフィルム開発 1989 鮮京化学(現SKC)は1978年に韓国で初めてポリ SUPEX追求法制定 1998 エステルフィルムの開発に成功しました。 SKMSを効率的に追求しながらグローバル時 グループの新CIを発表 代のトップ企業へと成長するために、SUPEX追 グローバル時代にふさわしい企業になるために 求法を制定しました。 CIを一新させ、SKとして新たに誕生しました。 ました。 SKイノベーション、5つの子会社体制へと改編 SKエナジーがSKイノベーションに社名を変更 に進出しました。 1996 に確立、制定することで、SKの経営根幹を築き 発足 意志を形象化した「幸福の翼」を新しいCIとし く)の2013年度の実績を分析した結果、創立以 海外油田開発の成功、原油導入 SK独自の経営管理体制であるSKMSを体系的 SKの経営理念とグローバル企業へと飛躍する と成長のバランスを追求します。 来初めて輸出実績が内需実績を超えて、輸出中 ポリエステルを生産する鮮京合纎を設立、工 SKMS制定 SKイノベーション、SKエナジー、SK総合化学 SKがハイニックスを新たにグループに迎え、エ 1988 1979 2011 新CI「幸福の翼」を導入 ネルギー·化学と情報通信に続き「半導体」と ポリエステル工場の完成、生産開始 1978 2005 ました。 営権を確保するための売買契約を締結、ついに 「無資源産油国」となることができました。 SKテレコム、世界初の3band LTE-A技術を開発 SKテレコムは世界で初めて4倍速の移動通信技 術3band LTE-Aを開発、テストに成功しました。 SKハイニックス、世界初、最大容量の128GB DDR4モジュール開発 SKハイニックスが世界で初めて20ナノメートル 台8Gb(ギガビート)DDR4基盤の最大容量128GB (ギガバイト)モジュールを開発しました。 62 63 光陽天然ガス発電所 シンガポール·ジュロン·アロマティクス·コンプレックス(JAC) 梧城天然ガス発電所 SKプラネット社屋 SKエナジー蔚山CLX 中国武漢NCC工場 SK China 米国北イベリア踏査鉱区 シェラトングランデウォーカーヒル トルコ·ユーラシア海底トンネル SK - Profile SKの「それぞれが、そして一緒に」体制は、 「まだ誰も通ったことのない道」でした。 しかし、SKは全構成員が「ひとつの心、ひとつの志」になり、グループ会社の自律責任経営と委員会中心の 集団知性を発揮してきました。そして、いつしかこの道が「最も正しく近い道」であると 確信するようになりました。 エナジーと化学、先端情報通信と半導体、マーケティングとサービス分野において、 それぞれが、そして一緒に変化と革新を重ね、ステークホルダーの皆様の幸福を追求してきたSKは、 より大きな明日に向かって羽ばたきます。 企業価値300兆ウォンという目標に向かって共に成長し、幸福を分かち合う社会づくりのために、 SKが着々と歩む姿を見守ってください。 66
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