三菱汎用ACサーボ No.14-30 セールスとサービス 国連 危険物輸送に関する規制勧告における、 ACサーボアンプ バッテリの対応のお知らせ 平素は、三菱汎用ACサーボ及び三菱機器製品に対し格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。 さて、国連の危険物輸送に関する規制勧告(以下、 「国連勧告」という)の第15版が発行され、それにあわせ、 国際民間航空機関(ICAO)の技術指針(ICAO-TI)、及び国際海事機関(IMO)の国際海上危険物規則(IMDG Code) において、リチウム金属電池の輸送規制が一部改定されたため、汎用ACサーボアンプ バッテリの梱包箱記載 内容を2009年1月生産分より一部変更し対応致しました。 このたび、IATA危険物規則書第56版が2015年1月1日に発効されるにあたり、航空機輸送におけるリチウム金 属電池の取扱い方法の変更箇所を下線/太文字にしてお知らせ致します。 記 1.対象機種 機種 MR-BAT MR-J3BAT MR-J3W03BATSET MR-BAT6V1SET(-A) MR-BAT6V1 MR-BAT6V1BJ MR-J2M-BT MR-JBAT4 MR-JBAT8 形態 リチウム含有量 電池重量 単電池 単電池 単電池 組電池(2本) 組電池(2本) 組電池(2本) 組電池(7本) 組電池(4本) 組電池(8本) 0.48g 0.65g 0.65g 1.20g 1.20g 1.20g 4.55g 2.60g 5.20g 13g 16g 16g 34g 34g 34g 112g 64g 128g 備考 リチウム含有量が0.3gを超えており、梱包要件によっ ては、危険物(Class9)に準じた扱いとなります。 リチウム含有量が2gを超える組電池であり、梱包要件 に関わらず、危険物(Class9)の扱いとなります。 2.目的 リチウム金属電池の更なる安全輸送の実施 3.輸送時の取扱い方法 国連勧告第15版およびICAO-TI 2009-2010版が改定されたことに加え、IATA危険物規則書第54版(2013 年1月1日発効)により、リチウム金属電池の海上輸送、航空輸送に関して下記の取扱い方法となっており ます。また、リチウム金属電池単体はUN3090、機器同梱・組込は、UN3091に区分されます。 (1) リチウム金属電池の単体での輸送 梱包要件 リチウム含有量が1g以下で、 包装物あたり8個以下の単電池 リチウム含有量が2g以下で、 包装物あたり2個以下の組電池 リチウム含有量が1g以下で、 包装物あたり8個を超える単電池 リチウム含有量が2g以下で、 包装物あたり2個を超える組電池 リチウム含有量が1gを超える単電池 リチウム含有量が2gを超える組電池 区分 主な必要事項 UN3090 PI968 SectionⅡ ・1.2m落下試験に合格した包装と、電池イラスト入り 取扱ラベル(サイ ズ:120×110mm)が必須 UN3090 PI968 Section IB ・1.2m落下試験に合格した包装と、電池イラスト入り取扱ラベル(サイ ズ:120×110mm)が必須 ・Class9危険性ラベルの表示等、危険物(Class9)に準じた扱いが必須 UN3090 PI968 Section IA ・Class9梱包に準拠した包装と、Class9危険性ラベルの表示等、危険物 (Class9)の扱いが必須 2015年1月1日以降、リチウム金属電池単体の旅客機による航空輸送が禁止となります。 輸送を委託する会社によっては、先行して取り扱いを停止している場合もありますので、ご注意くだ さい。(海上輸送、および貨物専用機による航空輸送の場合は、2015年1月1日以降でも、リチウム金属電 池単体の輸送が可能です。) 発行 日付 2014年12月 件 名 国連 危険物輸送に関する規制勧告における、 ACサーボアンプ バッテリの対応のお知らせ 三菱電機株式会社名古屋製作所 〒461-8670 名古屋市東区矢田南5-1-14 ℡(052)721-2111大代表 (2) リチウム金属電池の機器同梱・組込での輸送 (a) 機器同梱する場合は、UN3091 PI969の必要事項に従ってください。 リチウム含有量/梱包要件によって、SectionⅡ/SectionⅠの区分があります。 (b) 機器組込する場合は、UN3091 PI970の必要事項に従ってください。 リチウム含有量/梱包要件によって、SectionⅡ/SectionⅠの区分があります。 また、包装物あたりの電池の個数/合計重量によっては、特別な取扱いが不要となる場合があ ります。 リチウム金属電池の機器同梱・組込による輸送の場合は、 2015年1月1日以降でも、旅客機による航空輸送が可能です。 4.弊社出荷時の梱包箱 対象バッテリの弊社出荷時の梱包箱につきましては、電池イラスト入り取扱ラベル(図1)の表示に加え、 下記の注意文書を2009年1月生産分より追加記載させていただいております。 「内部はリチウム金属電池です。輸送時に規制が有ります。」 また、危険物(Class9)の扱いとなる、対象バッテリユニットの梱包箱につきましても、Class9梱包(図 2)に準拠した包装を実施させていただいております。 以上は製品の機能、性能を変更するものではありません。 認定シール 認定梱包マーク Lithium metal batteries +81-3-3218-3639 International 図1.弊社電池イラスト入り取扱ラベル例 (サイズ:120×110mm) 図2.弊社Class9梱包例 (日本舶用品検定協会認証済) 5.お客様輸送時の注意 海上輸送、及び航空輸送を実施される場合、及び弊社梱包を複数個まとめた(オーバーパック)場合に も、取扱ラベル(図1)が必要となります。危険物(Class9)の扱いとなる場合は、Class9梱包(図2)が必要 となります。輸送時には指定デザインの取扱ラベル,危険物申告書などの別梱包箱に貼り付けが必要と なりますので、指定デザインの取扱ラベル,危険物申告書を輸送時に梱包箱へ貼付頂けますよう、お願 い致します。 この資料はIATA危険物規則書第54版の概要をまとめたものです。IATA危険物規則書は毎年改定が実施 され、その要求事項が変更されます。お客様にてリチウム電池を輸送される場合、荷主責任はお客様と なりますので、お客様におかれましても必ず最新版のIATA危険物規則書をご確認いただくよう、お願い 致します。 - 2 -
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