第 4 号 - 神奈川県教職員組合

第4号
2015(平成27)年3月
◆ 2014
(平成 26)
年度総会・第 1回学習会 ◆
◆「かながわ教育ビジョン」一部改定に関する提言◆
習会を開催しました。
総会では、昨年度に引き続き「安
育ビジョン」
の一部を改定するにあたり、
8 月に県民から
ることが確認され、これに基づいた活動計画および予
連絡会は、
「家庭」
「学校」
「地域」
の連携や、
「共に学び共に
7 月 1 日、神奈川県教育会館で総会および第 1 回学
全・安心な学校~いじめの防止~」を年間テーマとす
算が承認されました。
また、設立以来座長を務めてきた
新川勉さんに代わり、玉野真永さん(神奈川県 PTA 協
議会)
が新座長として承認されました。
続いて行われた第 1 回学習会では、植田威さん
(特定
県教育委員会が、神奈川の教育施策の指針となる
「教
パブリックコメントを募集しました。
子ども支援神奈川
育つ」教育の理念を継承するという観点から、意見を提
出しました。
◆ 第 2 回学習会 ◆
10 月 8 日
(水)
、
神奈川県教育会館で第 2 回学習会を
非営利活動法人 NPO 情報セキュリティフォーラム理
開催しました。
た講演を受けました。
た後、
「子どもがいじめの加害者にも被害者にもならな
事・事務局長)より、
「スマホ・PC に潜む危険」と題し
ネットトラブルの事例をはじめ、子どもたちの間に
普及している無料通話アプリ「LINE」のしくみや機能、
使用する際の注意事項、等について学習を深めるとと
4 つの分散会に分かれ、提案者から話題提供を受け
いための、教職員や保護者、地域住民の関わり」
等につ
いて、
立場を超えた活発な意見交換が行われました。
もに、
「LINE」
を使っていくためには、
「子どもとおとな
が話し合い、子どもが認めたルールが必要である」
こと
を参加者全員で確認し合いました。
~ 参加者の感想(抜粋)~
☆スマートフォンの危険性について、とてもわかりや
すく教えて頂き、
有意義な時間となりました。
☆子どもを参画させたルール作りの話は、たいへんよ
かったと思います。
☆スマートフォン、
「LINE」
を利用していましたが、あま
りにも自分は無知の状態で使用していたことがわかり
ました。
☆とても参考になり、職場だけでなく家庭での今後に
とても役立つ内容でした。
【Aグループ】
提案 中野早苗さん
(スクールカウンセラー)
〈いじめの被害を受けた子どもの立場から〉
司会 秋山英好さん
(県高等学校教職員組合)
記録 大橋由紀子さん
(県教職員組合)
【Bグループ】
提案 瀬高真一郎さん
(県教育委員会教育局支援部学校支援課)
〈教育委員会の立場から〉
司会 浮田喜和さん
(県中学校教頭会)
記録 塩野優子さん
(県教職員組合)
【Cグループ】
提案 嶋田和明さん
(川崎市立中学校教員)
〈学校・教職員の立場から〉
司会 宮坂 正さん
(県教職員組合)
新座長に就任した玉野真永さん
記録 永井廣子さん
(県 PTA 協議会)
【Dグループ】
提案 浦 美佳さん(県 PTA 協議会)
〈保護者の立場から〉
司会 横井俊郎さん(県小学校教頭会)
記録 成田恭子さん(県高等学校教職員組合)
個別の課題に対する理解が必要であること」
、
「学校に
おけるいじめ予防の取組においては、
『予防』
『早期発見』
『対策』
『取組の検証』の PDCA サイクルが重要である
こと」
、などさまざまな提起がありました。
講演終了後、年間の活動のまとめとして、
「子どもたち
~ 参加者の感想(抜粋)~
の豊かな育ちと学びを支援するため、
保護者・教職員・
子どもや学校、そして教育について語り合うことがで
を提案し、
満場の拍手で採択されました。
☆いろいろな地域のいろいろな立場の方々とじっくり
き、
「語り合うことの大切さ」を実感させられました。
地域住民の連携を拡げることを呼びかけるアピール」
☆いじめを子どもたちの課題と考えるのではなく、おと
なの課題として考えなければならないと感じています。
☆90分があっという間に過ぎて有意義な学習会でした。
☆人を大切にし、人から大切にされる、皆が認められ
る環境づくりを行っていく必要があると感じました。
~ 参加者の感想(抜粋)~
☆学校現場の状況、いじめの実態について、的確な分
析にもとづく話を興味深く聞くことができました。
☆教員の現状をこんなにもわかってくださっている人
がいるのだと、感動しました。
それぞれの立場から熱心な議論が交わされました
☆今までの講演会にはなかったいじめについてのお話
が聞けて大変良かったと思います。
☆いじめの問題は、子どもと関わる時間に大きく左右
◆ 第 3 回学習会 ◆
されると思います。学校の中でも家庭の中でも時間の
館で第 3 回学習会を開催しました。
☆
「いじめ問題」に対し、思い込みや主観にもとづく見
2015(平成 27)年 2 月 2 日(月)
、神奈川県教育会
荻上チキさん(評論家 編集者 NPO「ストップい
確保が必要ではないかと思います。
解や評論が多いと感じる中、客観的なとらえを大切に
じめ!ナビ」代表理事)を講師として、
「いじめ対策 し、
「できること」を説いていただき、共感しました。
を中心として~」と題した講演を受けました。
困」
「学力格差」
「性的少数者」の課題に対する啓発が
じめについて考えることの重要さ」や、
「いじめ防止には
ける内容だと考えました。
防止対策には、いじめの被害者・加害者の家庭環境等、
も貴重な時間となりました。
大人としてできることは何か~学校現場のいじめ防止
さまざまな資料をもとに、
「科学的データを根拠にい
教職員の多忙化対策の視点が必要であること」
、
「いじめ
★☆編 集 後 記☆★
子どもたちの豊かな育ちと学びのためには、立場を
超えて、多くのおとなが子どもたちと関わることが重要
であることについて、
「子ども支援神奈川連絡会」の活
動を通してさらに発信していきたいと思います。
☆いじめの原因となりうる「国籍」
「民族」
「障害」
「貧
重要であるという指摘は、まず私たちが取り組んでい
☆教職以外の方の話を聴く機会があまりない中、とて
発行人 子どもたちの豊かな育ちと学びを支援する神奈川連絡会
神奈川県PTA協議会 横浜市PTA連絡協議会 川崎市PTA連絡協議会 神奈川県立高等学校PTA連合会 神奈川県公立小学校長会 神奈川県公立中学校長会
神奈川県公立小学校教頭会 神奈川県公立中学校教頭会 神奈川県公立小中学校管理職組合
神奈川県高等学校教職員組合 神奈川県教職員組合 後援(一財)神奈川県教育会館