推進管内浮力式簡易配管工法 - 簡易 FT 工法 -

No.TC02-02
推進管内浮力式簡易配管工法
1.はじめに
- 簡易 FT 工法 3.工法の特徴
簡易 FT 工法とは、従来の FT 工法に用いる設備を簡易化した工法です。
2.工法の概要
(1)工法の説明
FT 工法とは、予め推進工法にて設置した推進管内に配管を行う際に、推進管内に水を注入し、本管を浮遊させ
本管と推進管の摩擦抵抗を無くし、小さな押込み力で挿入可能とする工法です。
・ 配管作業に関係する到達側作業が推進管内に水を入れて本管を浮遊させ推進管と本管との摩擦抵抗を無く
すことにより挿入力が大幅に低減し(実績上1ton 以内)、小型の装置で超長距離配管が可能になります。
・ 推進管内の水を利用することにより、日々の塗膜抵抗管理が可能です。
・ 配管時の推進管内作業が無くなり、安全性が向上します。
・ 従来工法(押込み工法の場合)では、発進側・到達側双方での作業が必要になりますが、FT 工法では、発進
側のみの作業で配管可能です。
4.作業フロー
(2)装置の概要例(FT 工法との違い)
発進側
止水装置
到達側
排
水
パイピングスムーサー
本管
①
発進側
到達側
④
発進側
到達側
②
発進側
到達側
⑤
発進側
到達側
③
発進側
到達側
⑥
発進側
到達側
①準備(装置設置、1本目セット)
推進管
(ヒューム管)
②推進管内への注水
③1本目本管挿入
④n本目本管準備
(溶接、検査、防食)
⑤n本目本管挿入
発進側立抗
本管固定をジャッキからローラー&ナイロンスリングで
実施。
配水管により推進管内液位の調整を実施。
到達側立抗
到達側立抗自体を水槽機構とし、水位調整は排水
ポンプで調整することで、装置を省略可能とした。
⑥配管完了
排水、装置撤去
5. 施工実績
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簡易化
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