「モンバサ経済特区開発マスタープランプロジェクト」(PDF/3.51MB)

2014年7月
モンバサ経済特区開発
マスタープランプロジェクト
(概要)
1
目 次
モンバサ市
Dongo Kundu SEZの位置
DK-SEZの土地利用計画
Dongo Kundu SEZ関連の港湾開発
2
1.モンバサ経済特区開発マスタープランプロジェクト
の対象
対象国:ケニア国(人口4,310万人:2012年)
対象プロジェクト:モンバサ市及び周辺地域におけるSpecial
Economic Zone(SEZ)の開発MP
調査期間:2014年1月~2015年1月
主な調査内容:SEZ候補地開発案(土地利用計画、造成計画、
インフラ整備計画)、SEZ事業実施計画案(法制度、組織)、投
資需要調査、測量、戦略的環境アセスメント(SEA)
調査実施スケジュール
(参考)周辺国の人口
タンザニア:4,780万人
ウガンダ:3,640万人
報告書
1 ICR(着手報告書)
2 PR
3 ITR(中間報告書)
4 DFR(ドラフトファイナル)
5 FR(最終報告書)
2014年
1
2
3
4
5
6
7
2015年
8
9
10
11
12
1
2
3
2.モンバサ市
2.モンバサ市
•
•
•
•
•
ケニアで2番目に大きい都市(現在人口70万人。注:ナイロビは315万人)
首都ナイロビから約500km(飛行機40分、自動車7時間)
ケニア最大の国際港湾
国際空港 (ナイロビからモンバサへは1時間に1本のシャトル便あり)
ウガンダ、南スーダン、ルワンダおよびブルンジへの玄関口
南スーダン
ジュバ
ソマリア
500km
ウガンダ
モ ガディシュ
ケニア
カン パラ
ナイロビ
ルワンダ
ブルンジ
タンザニア
モンバサ
4
3.調査対象SEZ(DONGO KUNDU-SEZ)の位置
to Nairobi
面積:約1,300ha
土地所有:KPA
A109
Mombasa
Southern
Bypass
Road
Center of
Mombasa City
DK-SEZ
Site
0
Ferry service
5
5 km
to Tanzania
A14
4. Dongo Kundu SEZの
土地利用計画
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
DK-SEZ土地利用計画面積表
項目
(ha)
(%)
66
5.0%
港湾
36 2.7%
自由貿易港
121 9.1%
FTZ
125 9.4%
工業団地
その他
5.1 住宅地
11 0.8%
5.2 国際会議施設
2 0.2%
5.3 観光施設
49 3.7%
5.4 サービス用地
10 0.7%
120
ガス発電所
343
その他企業家用地
28 2.1%
移転用地
インフラ
9.1 道路
15 1.1%
9.2 ユーティリティー
24 1.8%
9.3 モンバサバイパス道路
34 2.6%
24 1.8%
宗教的保存地
317 23.9%
緑地、河川、その他保存地
1,326 65.1%
合計
6
18
5. Dongo Kundu SEZ関連の港湾開発
Dongo Kundu の港湾開発:
1. バース開発計画
• 第一期開発時に1バース(ケニア国目標:2018年)
• 第二期(2025年)に更に1バースを追加
2. 計画概要
• バース幅はポストパナマックス船の受け入れも可能な350m
• 900mの奥行きを計画しており、コンテナおよび必要施設に
十分な用地を確保
• 最大水深:-15.00m C.D.
• 天端高:+5.50m C.D.
注:上記計画は今後詳細に検討される予定。
Port 66ha
7
6.現在のケニアの投資環境
事業実施の容易性:
ケニアは世銀「the Ease of Doing
Business Index」
で129位の評価
長所
・ 金融・資金調達
・ 建築許可取得
Ease of doing business index (1=most business・ EPZ(保税加工区)の存在
friendly regulations)
短所
32
Malawi ・ インフラ整備レベル
41
Tanzania ・ 投資誘致政策
・貿易手続き
83
Sub-Sahara
Average ・ コンプライアンス
125
Rwanda
Rwanda
South
Africa
South
Africa
Zambia
Zambia
Ethiopia
Ethiopia
Burundi
Kenya
KENYA
129
Mozambique
Uganda
Uganda
132
Uganda
Mozambique
Mozambique
139
Burundi
Burundi
140
Sub-Sahara
Average
Kenya
Sub-Sahara Average
Ethiopia
142
Tanzania
Tanzania
Zambia
145
Malawi
Malawi
South Africa
171
0
20
40
60
80
100
120
140
160
8
180
出典:Ease of Doing Business index 2014, World Bank
7. ケニアの投資拡大の戦略
ケニアにおける経済特区開発の重要性:
国際的競争力の強化および
ケニア経済の更なる飛躍
基幹プロジェクトとして
モンバサ経済特区を開発
SEZ機能
目標
税制優遇措置
企業誘致
免税処置
製造拡大および新規事業開拓
免税取引
手続き優遇措置
One Stop Service
外資獲得
労働条件緩和
インフラ・パッケージ
高付加価値化
起業促進
技術開発
イノベーション
工業化促進
国内資源の有効活用
出典:Kenya Vision 2030, Second Midterm Plan 2013-2017
9
8. DK-SEZのポテンシャル産業
製造業
繊維&縫製
農水産加工
皮革製品
化学
包装資材
ゴム&プラスチック
鉱物資源等
加工
建築資材
物流
紅茶
石油製品デポ
製薬
自動車及び部品
切り花・生鮮食品
鉄鋼・金属
機械及び工具
金属加工
電気機器
オークション
ホテル
アミューズメント
観光
ショールーム
ショッピングモール
CFS&倉庫
インフラ開発関連
サービス
ICT
MICE
医療サービス
10
教育訓練ほか
サービス
9. 重点産業
Auto-Trading HUBの事例:
自由貿易
港
Auto-Parts Trade Center
税関
港湾
から
その他の利用
税関
自由貿易港
の外部へ
11
10. Dongo Kundu SEZの事業実施手法案
事業項目および実施方法案:
SEZ場内
SEZ場外
項目
備考
浚渫
港湾
港湾施設
道路および設備
外部インフラ
(上水、電力など)
自由貿易港
FTZ
工業団地
場内インフラ
(水道、下水道、配電、など)
第一案
全公共
第二案
官民連携
第三案
全民間
公共
公共
民間
公共
民間
民間
国家財務に対する大 •
きな負荷が予想され、
速やかな実施が困
難。
•
推奨案
企業誘致も含めて、 事業者としてリス
民間企業がノウハ クが大きく、投資
ウを保有している。 家の誘致が困難。
リスク分散により事
業推進が比較的
容易。
12
ご清聴
ありがとうございました
13
(参考)ケニアの産業
2012年ケニアの産業別GDP
Population of Kenya
Hotel/
Community/ Insurance Restaurant
2%
Household
2%
Service
4%
Construction/Ele
ctricity/Water
7%
Real Estate
6%
50,000
45,000
40,000
35,000
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
Population of Kenya (Thousand)
Agriculture
/Fishsery/
Mining
25%
Education
7%
Public/Military
4%
Manufacturing
11%
GDP of Kenya
1,800,000
Finance
5%
Transport/Telecommunication
14%
1,600,000
Wholesale
/ Retail
13%
1,400,000
7.0
7.0
GDP growth (annual %)
6.3
5.9
1,200,000
5.1
4.4
5.0
4.6
4.0
3.8
800,000
2.9
600,000
3.0
2.7
2.0
400,000
200,000
6.0
5.8
1,000,000
* 農業が25%を占めて、最も大きい
* 経済促進には製造業の成長が望まれる
* 更にそれらを支える第三次産業の強化も必
要
8.0
GDP (constant LCU in Millions)
1.5
0.6
1.5
1.0
0.5
0.0
0
14
出典:Sector GDP by KNBS, Population and GDP by World Bank WDI
(参考)ケニア政府重点産業
優先産業
ケニア国
産業マスタープラン
(MAPSKID)
2008
全国産業政策
フレームワーク
2012
食品加工(果物&野菜、コーヒー、乳製品、魚等)
○
○
繊維・縫製
○
皮・皮革製品
○
鉄鋼・金属
機械
電気製
品
○
○
機械及び工具
○
農業機械・農具
○
電気電子機器・装置
(電子機器・PC・白物家電等)
○
電力装置(太陽光・風力発電機器)
○
○
製薬
○
バイオテクノロジー・ナノテクノロジー
○
15