裾野は広く 志は高く!! NO.6 2014.12.22

裾野は
裾野は広く 志は高く
が微生物の力以上の負担を環境にかけてはいけないと思い、自分の水
平成26年度 宮崎県立宮崎大宮高等学校 文科情報科通信
No.6 2014.12.22 発行
の使い方を改めて見直したいと思いました
JENESYS2.0
マレーシア高校生派遣プログラム
11 月 3 日~12 日の 10 日間、JICE(日本国際協力センター)による JENESYS2.0 マレーシア高校生
派遣に文科情報科1年生 23 名が群馬県立前橋女子高校とともに派遣されました。
普段の旅行では行くことのできない、在マレーシア日本国大使館・マレーシア教育省を表敬訪問
し、両国のつながり、教育の違いなどの説明を受けました。
現地の学校を2校訪問しましたが、どちらの学校でも熱烈な歓迎を受け、私たちは持参した新聞
で折ったかぶと・ゆかたを着て、マレーシアの漢字を書道で披露したり、宮崎の観光名所や神話・
食べ物、日本の伝統文化として本校の弓道・剣道・かるた・茶道・箏曲などの部活動を紹介したり
して、日本の魅力をプレゼンテーションしました。鶴を折ったり、「かえるのうた」を輪唱したり、
民族衣装を着せてもらったり、セパタクローを教えてもらったりして楽しい時間を過ごしました。
ホームステイではほとんど英語が通じず、マレー語の会話帳を利用したり身ぶり手ぶりでコミュ
ニケーションをとったり、ハラルフードの食事、高床式の住居、お湯の出ない水のシャワーやマレ
ーシア式のトイレなどを体験し、日本で恵まれた生活を送っていることを実感しました。
今後はプログラム中に学んだ知識や経験を、個人的な思い出ではなく家族・友人に、プログラム
に参加して学んだこと・経験したことを伝えたり、相手国に学校や地域で日本について発信する機
会を持ったりして理解を広げることが求められています。
交流した学校とは生徒レベルでの交流を続けたいと新聞を作成し、先日送付したところです。
学校交流①
学校交流②
学校交流③
ホストファミリーと
在マレーシア日本国大使館
マレーシア派遣では、マレーシア
と日本の現状、自分の英語力のなさ、
マレーシア人の英語力・コミュニケ
ーション能力の高さなど、たくさん
の気付きがありました。
今回できたマレーシアとのつなが
りを大切にし、学んだことを周囲に
還元したいと思います。
矢越はる花(1J
矢越はる花(1J)
マレーシア教育省
ワークショップ
現地参加学生の声
○最初、自分たちの伝統文化を日本の生徒達に披露するというこのプログラムにワクワクしていた。
新しい友達も出来た。また、同じ歳のマレーシアの生徒として、彼らと情報交換が出来た。このプログ
ラムを通して、他の人々が住む国についての知識を増やしてくれ、訪問してくれた人々が私達の国に
ついてもっと知ってくれたらと願う。このプログラムのお陰で世界中に友達が出来た。友達とはインスタ
グラムなどの SNS を通じて交流し、彼らが日本にいても情報交換が引き続き出来るだろう。
○私は、茶道、ダンス、琴など日本の面白いクラブ活動に感銘を受けた。また、宮崎にはとても多くの
○私は、茶道、ダンス、琴など日本の面白いクラブ活動に感銘を受けた。また、宮崎にはとても多くの
興味深いものがあることに驚いた。生徒達はとてもフレンドリーだった。日本の子どもの歌やダンスを
楽しく学んだ。とても楽しかった。ずっと友達でいて、将来会えるといいなと思う。そして、いつか日本を
訪れたい。ありがとうございました。
文科情報科生徒研究発表会が開催されました
先日の文科情報科研究発表会では、宮崎大学の先生方をはじめ、中学生・保護者の皆様に多数の御参加をいただきました。本当にありが
とうございました。そして、文情科の生徒の皆さんも、勉強や部活動、生徒会活動などの慌ただしい中、準備ありがとうございました。今
年度の発表会は、昨年度と大幅な変更が多かったのですが、みなさんの臨機応変な対応のおかげで順調に発表を進めていくことができまし
た。ご参加いただいた方々も、中学生は3年生だけでなく、1、2年生もたくさん来て下さったことや市外地域からの参加も多かったこと
などから、本校の文情科の県内での広がりを確実に感じられました。
今後私たちは、一丸となってこの貴重な学びの場である「探究」活動の活性化に努めてまいります。
本当にありがとうございました。
生徒副実行委員長 吉田 彩巳(1I 延岡市立岡富中出身)
文科情報科生徒研究発表大会の様子は次号に掲載します。
宮崎大学・環境問題に関する化学実験講座
今年度から文科情報科は宮崎大学との連携をさらに強め「グローバルリーダー人材
育成プログラム」の作成に取り組んでいます。宮崎大学の産学・連携センターの山田
裕司先生を中心に「高大連携の在り方」や「開講すべき講座」などの検討を行ってい
ますが、今回はその第一弾として環境問題に関する実験を取り入れた授業を行いまし
た。本校OBでもある大榮薫先生(工学教
育研究部環境応用化学担当)や大学院生の
協力の下「地下水中の亜硝酸性窒素の定量」
を行いました。はじめて使う実験器具等に
戸惑っていた1年生でしたが、アシスタン
トの学生にアドバイスをもらいながら、少
しずつ自信を持ち始め、最期はずいぶん積
極的な取り組みをしていました。ちょうど、文理選択の時期だったので、自分の進路
選択を考える上でも貴重な経験ができたと思います。なお、大榮先生は、2年「探究」
の「化学実験ゼミ」
(担当河野裕子先生)とも連携されており、今回の実験をさらに
深めてみたい生徒はぜひ来年「化学実験ゼミ」に挑戦してみてはどうでしょうか?
宮崎大学で行われた「地(知)の拠点整備事業」支援プロ
グラムによる化学体験はとてもおもしろかったです。実験は
「硝酸性窒素の定量」という興味深いものでしたが、普段な
かなか聞くことのなかった宮崎の地下水汚染問題をテーマに
していたところがよりおもしろかったと思います。ナフチル
エチレンジアミンなどのやたら長い化学物質名に頭が混乱す
ることもありましたが、文理選択のこの時期には、大変参考
になることがあったなぁと思いました。 橋口 公彦(1I)
県の水質問題の話で、私の住む地域も亜硝酸窒素の基準
値を越えており、根拠もなく安全と確信していた私は、い
かに環境問題に無頓着だったのか、と気づかされました。
私が大学でしたいことは、今回のような研究・実験なので、
専門の器具を使った本格的な実験を行えて、多少舞い上が
りながらも嬉しかったです。大学での学問に対する思いも
強くなり、私にとって大きな意味を持つ経験になりまし
た。
水崎 賢人(1I)
2 年探究 ゼミ紹介 vol.2
理系調べゼミ
【◎松田麻実、仁田脇麻衣、
矢北玲奈、黒木由貴、外山香凜】
私たち理系調べゼミでは、シャンプ
ーの中に含まれる界面活性剤が髪に
与える影響について調べています。
グループの一人ひとりが違った視点
から界面活性剤について調べ、それ
らをまとめながら、どのようなシャンプーを選ぶべきかを考察してい
ます。私たちはこれまで宣伝や広告でのみ使うシャンプーを選んでき
ましたが、物質に注目して新しい見方でシャンプーをみることはとて
も楽しいです。
英語論文ゼミ
【◎芦田光、藤丸航志、有村悠、
志田麻実、山﨑颯斗、兒玉拓巳、
茶薗奈那美、川手毬愛、大塚遥香、
田口敦子、横山仁美、西嶋祐希、
島地利奈】
私たちは英語論文ゼミです。英語
で書けばテーマは自由です。歴史
から情報、栄養学まで、文理を問わない幅広い分野の研究を行ってい
ます。ALTのサマンサ先生、ジャックリン先生の指導のもと、とに
かく英語を使いながら活動を行っています。好きな研究と英語のスキ
ルアップを同時に行える、とても楽しいゼミです。
数学ゼミ
【◎東井上卓馬、北山仁視、日髙哲平】
私たちは数学ゼミです。また、理系調
べゼミを兼ねています。数学オリンピ
ックで優勝したい、ミリオンヒットを
飛ばす音楽プロデューサーになりた
い、タイムトラベルをしたいという人たちが集まっています。それぞ
れが難しいテーマではありますが、3人で力を合わせて頑張っていま
す。今年の発表を楽しみにしていてください。
文化ゼミ
【◎山内翠、馬塲萌香、河﨑美乃里、
荒武紗雪、渡邊優花、山路洋志、
矢野桂都】
こんにちは文化ゼミです。
「文化」と
一口で言っても、調べているテーマ
は十人十色、七人七色です。この虹
のようで個性的な文化ゼミメンバー
の発表は必見です。ジャンルも方向性もバラバラ、けれど逆にそこが
おもしろい。他のどのゼミにも当てはまらなかった、社会のすみっこ
に転がっているような疑問を拾った研究を、ぜひ見てみてください。
歴史ゼミ
【◎中屋敷将大、須志田遼太、
泉哲、加藤大地、鳥越大樹、
武田健之介】
僕たちは歴史ゼミです。竹元先
生のご指導のもと、ゼミ生一人
ひとりが自分たちの求める歴史
のアレコレを調べてきました。
男達のロマンに溢れた戦乱と知略の三国志の世界、古代から人々の信
仰を引きつけてきたキリスト教の光と闇の世界に、あなた方を引きず
り込みます。明かされない歴史の裏側を追い、日々調査と考察に明け
暮れています。
化学ゼミ
【◎佐藤洸太郎、黒木聡仁、
髙塚美衣、宮本侑子、小窪佑那、
近縄七海、丸山菜々、宮崎聡子】
私たちの化学ゼミでは、農業のさか
んな宮崎で問題となっている硝酸態
窒素による河川の汚染について研究
しています。学校の小さな化学室で主に活性炭を使って硝酸態窒素の
吸着の度合いを調べています。100%の吸着を目標に日々頑張ってい
ます。