調達仕様書(案) 業務の目的と内容等 1.対象事業の概要 開発途上国政府等に供与する円借款事業における調達手続きに関して、独立行政 法人国際協力開発機構(以下「JICA」という。)は、『円借款事業のための調達ガイ ドライン』(以下「調達ガイドライン」という。)および『円借款事業のためのコン サルタント雇用ガイドライン』(以下「コンサルタントガイドライン」という。)を 定め、同ガイドラインに従った調達手続きを借入人に求めている。1 円借款事業における調達の責任は、全面的に借入人にある。しかしながら、JICA は、借入人が円借款事業における個々の借款契約(以下「L/A」という。)に基づい て行う調達に関する手続き・書類・決定事項を確認(Review)する権利を有し、調 達手続きごとに借入人から調達手続きの確認・同意(Concurrence)申請を提出さ せ、事前に合意された手続きどおり適正な調達手続きが行われているかを確認して いる。 JICA による確認・同意の対象となる調達手続きは、個々の L/A において規定され る。一般的には、以下 3.(1)記載の資機材・土木工事等(以下「本体」という。)の 調達およびコンサルタントの雇用の調達手続きが、JICA による確認・同意の対象と なる。 2.業務の目的 JICA は、開発途上国の貧困削減、持続的成長に向けた基盤整備、地球規模問題・ 平和構築への支援、人材育成への支援を重点課題とし、各国の実情に応じたきめ細 かな業務を、限られた人員で実施している。そこで、開発援助の一層の効果発現を 図るために、定型化が可能な業務は外部に業務委託を行い、効率的な業務遂行体制 を築くことが必要となっている。 本業務委託は、借款契約に基づき JICA が行っている円借款事業に係る調達手続 きのうち、調達関連書類が JICA ガイドライン等に沿っているかという基本的な準拠 性の確認作業(以下「一次チェック」という。)を外部に委託するものである。これ らの作業を外部委託することにより、JICA における調達監理業務の整合性および質 の向上を図り、より効率的な業務遂行体制を築くことを目的としている。 3.業務履行期間 2015 年 4 月 1 日 ~ 2017 年 3 月 31 日(24 か月) 1 JICA の「調達ガイドライン」および「コンサルタント雇用ガイドライン」は、JICA と借入人との間で締結 する円借款契約の一部を構成するものである。借入人は、円借款契約において事前に合意した調達手続き(上 記ガイドラインを含む)に基づき、円借款事業の調達を行わなければならない。 1 4.業務の内容と範囲 (1) ロット数及び対象地域 対象国本業務委託国は多数にわたるため、対象国を2ロットに分けて委託す る。応札者は両ロットへの応募が可能。 予 定 対 象 国: 約45ヶ国 地域 ロットA ロットB 国名 東南アジア インドネシア、フィリピン、マレーシア、東ティモール、ベトナム、 カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマー、 大洋州 パプアニューギニア、バヌアツ 東・中央アジア 中国、モンゴル、ウズベキスタン、アゼルバイジャン、 南アジア インド、バングラディッシュ、パキスタン、ネパール、スリランカ、 ブータン 中南米 ブラジル、コスタリカ、エル・サルバドル、グアテマラ、パラグア イ、ペルー、パラグアイ アフリカ ケニア、モザンビーク、ウガンダ、モーリシャス、ザンビア、ボツ ワナ、セネガル、カーボベルデ、ガーナ 中東・欧州 エジプト、イラク、モルドバ、チュニジア、アルバニア、ボスニア・ ヘルツェゴビナ、セルビア (2) 業務委託の対象となる調達手続き JICA による確認・同意対象となる調達手続きのうち、以下の 10 手続きに関す る書類のレビューを本業務委託の対象とする。 ① 事前資格審査(P/Q)種類 ② P/Q 評価結果 ③ 入札書類 ④ P/Q 付入札書類(注1) ⑤ 入札評価結果(技術評価)(注 2) ⑥ 入札評価結果(価格評価)(注 2) ⑦ 入札評価結果(二札)(注 2) ⑧ P/Q 付入札評価結果(技術)(注 3) 本体 ⑨ P/Q 付入札評価結果(二札)(注 4) ⑩ 契約 <注1>④は、③入札書類に①P/Q で記載される資格 審査内容が加わった書類である。 <注2>⑦は、⑤技術評価と⑥価格評価の評価を一つ にまとめた評価である。多くの調達では、⑤と⑥の評 価は別に行なっている。 <注3>⑧は、②の資格審査評価と、⑤の技術評価を 2 一つにまとめた評価である。 <注4>⑨は、②の資格審査評価と、⑦の入札評価(二 札)を一つにまとめた評価である。 ⑪ 招請状 ⑫ コンサルタント評価結果(注5) ⑬ 契約 コンサルタント <注5>コンサルタントの選定方法として、技術プロ ポーザルと価格プロポーザルの総合点で行う QCBS (Quality-Cost-Based Selection)方式と、技術プロポ ー ザ ル の み で 評 価 を 行 う QBS (Quality-Based Selection)がある。2 (3) 予定委託件数 予定委託件数(2年間): ロットA 409件 ロットB 611件 (ロット別の各手続きの委託見込み件数は別添1.参照) ただし、上記件数は2014年10月末時点での見込みであり、JICAが委託先に対して 最低委託件数として保証するものではない。また、委託契約期間中にJICAが必要 と認める場合は、対象国を追加・変更することがあり得る。 (4) 業務内容 委託先の業務内容とJICAの役割は、以下のとおり。 1) JICAの借入人がJICAに提出した調達関連書類の内容を、調 達ガイドライン、コンサルタントガイドライン、標準入札 書類、FIDIC契約約款等に照らし、その準拠性を検討して問 題点を抽出する。※1 2) 上記1)の検討に基づき、当該事業の調達関連書類・手続 きにおける問題点を重要度に応じて分類する。 委託先の 業務内容 3) 問題点に基づき、改善点(JICAが実施機関と協議すべき内容、 JICAが実施機関に対して申し入れるべき改善内容等)を整理 する。 4) 上記1)~3)を下記「4. 成果物の作成・提出」に記載した手 順で作成し、JICAに提出する。 5) JICAからの成果物の内容に関する照会に対応する。 6)共通する問題点を定期的にとりまとめ、改善策を提案する。 2 「円借款事業に係るコンサルタント雇用ガイドライン」第 3.02 条参照。 3 7) JICAの関連部署との連絡調整等の実施監理業務を行う。※2 1) 借入人が提出した調達関連書類を委託先に送付する。 JICA 役割 の 2) 委託先からの問合わせに回答する。 3) 委託先による検討で指摘された問題点および提案された 改善点は、必要に応じて委託先へ照会・協議する。 ※1 業務委託期間中に現行のガイドライン・標準入札書類等を変更する ことがあり得る。また、借入人が作成する調達書類は、原則JICAが作成 した標準入札書類を基に作成されているが、FIDIC契約約款等もインド を主に使用されていることがある。 なお、各書類の確認の際に、イランもしくはミャンマー企業・コンサル タントが応札、ショートリストされていることが確認された場合も明示 すること。 さらに、各種評価及び契約の一次チェック業務において、P/Q3、入札書 類、コンサルタント招聘状に「国際開発金融機関による受注資格停止措 置(Cross debarment)」が適用されている場合、応札乃至は契約企業、 コンサルタントが左記受注資格停止措置の有無を以下のサイト4のリス トから確認し、指摘をすること。 ※2 本業務委託は円借款を供与している45ヶ国にわたること、また、 JICAにおいて調達関連業務を担当する部署(地域部、在外事務所)が 複数にわたることから、委託先の業務内容には、一次チェック業務に ついての全般的な作業監理や、JICAの関連部署との連絡調整等の実施 監理業務(以下1)~3))も含まれる。 1) 調達関連書類および成果物の授受を行う。成果物の授受は、JICAの 本部資金協力業務部調達監理課、またはJICAの在外事務所で行う。 (5.(3)「調達関連書類の授受」参照) 2) 調達関連書類について、JICAの資金協力業務部調達監理課、JIC A現地在外事務所と必要に応じて連絡調整を行う。 3) JICAの見解を要する事項(ガイドライン等の解釈が不明な場合等) について、JICA(主として、資金協力業務部調達監理課)との連絡 調整を行う。 5.成果物の作成・提出 3 参考例:標準入札書類(P/Q),Section I. Instruction to Applicants 3.1(C)及び Section II. Prequalification Data Sheet 3.1 (C).他の標準入札書類も同じ内容の条項を記載。 4 確認サイト:世界銀行(World Bank Listing of Ineligible Firms & Individuals)www.worldbank.org/debarr 4 (1)作成および提出手順 委託先は、JICAが定める成果物フォームを使用して成果物を作成し、JICA へ提出する。成果物のフォーム・内容については、必要に応じて改善を行っ ていくため、業務委託期間中に変更することがあり得る。 ① 委託先は、JICA から調達関連書類を受領5した後、一次チェック対象 となる調達手続きの書類がすべてそろっているかを確認する。各手続 きにおける一次チェック対象書類については別添1.を参照のこと。 また、当該一次チェックのために必要な下記 10.の調達手続きの参考 書類(ガイドライン、標準入札書類等)が貸与されているかを確認す る。確認の結果、JICA から受領した調達関連書類に不備がある場合は、 委託先は JICA に速やかに連絡する。 ② 受領した調達関連書類が準拠しているガイドライン6 及び標準入札書 類・約款等を確認する。 ③ 手続きごとに JICA が指定した成果物フォームを使用し、JICA から貸 与される調達手続きの参考書類の準拠性を検討し、問題点を抽出する。 ④ 上記②で抽出した問題点の有無を記載し、以下の区分に従って問題点 を分類する。 A: ガイドラインに反する事項 B: ガイドライン本文に明確な記載はないが、調達に関するJICAの 考え方(Handbook for Procurement under Japanese ODA Loans 等)に反する事項 C: ガイドラインには反しないが、JICA標準書類から逸脱し、かつ、 公平性・明確さ・透明性の観点から問題がある事項(請負者に 多大なリスク・負担を課している契約条項を含む) E: 文法・表記の誤植等、修正すべき軽微な事項 ?: 委託先では判断不可能、JICAによる判断が求められる事項(た だし、可能な限り A,B,C,E に区分する) ⑤ 5 6 改善の方向性(JICAが実施機関と協議すべき内容、JICAが実施機関に 対して申し入れるべき改善内容等)を成果物フォーム7にまとめる。成 果物は、貸与書類の使用言語に関係なく、原則英語で記載する。但し、 書類の授受方法については、紙媒体と電子媒体の場合があるが、都度 JICA から指示を行う。 適用されるガイドラインのバージョン(2012 年版、2009 年版、1999 年度)については、調達関連書類と共に JICAの在外事務所から提出される指定のフォーマットから確認ができる。 7 別添 2 参考例参照。 5 ロットBに関しては、JICAの指示があれば、スペイン語もしくはフラン ス語で成果物を作成する。 ⑥ 委託先は、完成した成果物を電子メールでJICAへ提出する。成果物提 出後、委託先は、貸与された調達関連書類を速やかにJICAへ返却する。 ⑦ 委託先は、半年に一度、JICAへ提出したすべての成果物をCD-Rに一括 して記録し、JICAへ提出する。 ⑧ 委託先は、半年に一度(年に二回)を目処にJICAと協議を行い、共通 して見られる問題点・改善案を分析し、JICAに報告書(自由形式)を 提出する。ただし、JICAと委託先双方が必要と考えるならば、上記に 限らず協議、調整を行うこともある。 ⑨ 委託先はコンサルタント契約に関する一次チェックを行う際、JIC Aの指定する様式に従ってInternational Expertに係る平均Billing Rate を記録し、年度末の3月末に当該年度中に採取したデータを取り まとめてJICAに提出する。 (2)作業日数 調達手続きごとに定める所定日数は、以下のとおり。委託先は、所定日数 内(JICA と委託先とが調達関連書類を授受した翌日を、所定日数計算の起 算日とする)に成果物を完成させ、JICA に提出しなければならない。 所定日数内に提出することができない場合は、委託先は JICA に速やかに理 由を連絡し、JICA の了解を得なければならない。 本体 (資機材・土木工事 施工業者選定手続き コンサルタント選定 調達手続き 所定日数 ① 事前資格審査(P/Q)書類 3 営業日 ② P/Q 評価結果 3 営業日 ③ 入札書類 5 営業日 ④ P/Q 付入札書類 7 営業日 ⑤ 入札評価結果(技術評価) 4 営業日 ⑥ 入札評価結果(価格評価) 4 営業日 ⑦ 入札評価結果(二札) 5 営業日 ⑧ P/Q付入札評価結果(技術) 6 営業日 ⑨ P/Q付入札評価結果(二札) 6 営業日 ⑩ 契約 3 営業日 ⑪ 招請状 4 営業日 6 手続き ⑫ コンサルタント評価結果 ⑬ 契約 3 営業日 3 営業日 6.実施体制 (1)業務従事者 本業務委託においては、援助機関・政府機関或いは民間企業等における入 札手続き・調達監理に精通した専門家(以下「業務従事者」という。)を従 事させることができる体制が必要である。公共調達の経験があれば望まし い。 調達関連書類に使用される言語は、基本的に英語である。したがって、す べての専門家に高度の英語力が求められる。 (語学レベル目安:英語―実用 英語技能検定準 1 級相当以上) またロットBにおいては一部の国の借入人より提出される調達関連書類は 仏語又は西語であり、その成果物についても一部の国において仏語又は西 語での作成を求める場合があるので、上記英語と同等の高度な語句力を有 する専門家の配置が望ましい。 専門家の構成は、各ロット以下の通りとする。 調達監理専門家 3 名以上(業務主任者 1 名を含む。ロット間の兼任を可と する) (2)業務主任者 委託先は、業務従事者の中から「業務主任者」を1名任命しなければならな い。業務主任者は、日本語または英語でJICAと円滑なコミュニケーション をとれることを条件とし、以下の業務を担当する。 ① 本業務委託に従事する全専門家の業務・成果物の品質維持管理 ② JICAとの連絡調整 委託先は、業務主任者に任命した専門家の氏名をプロポーザルの中に記載 し、本業務委託を受託した場合には、当該専門家に業務主任者としての業 務を担わせなければならない。 (3)調達関連書類の授受 調達関連書類の授受は、JICA の本部資金協力業務部調達監理課で行う。 7 ただし以下の国については、委託先は JICA の在外事務所で調達関連書類 の受け取りを行い、調達関連書類及び成果品は資金協力業務部調達監理課 に返却する。 JICA が必要と認める場合は、業務委託期間中に現地授受を行う在外事務所 を追加・変更することがあり得る。 ロット A:インドネシア、フィリピン、ベトナム ロットB:中国、インド 委託先は、書類授受においても「8. 守秘義務」を遵守しなければならない。 7.費用積算 費用積算に当たっては以下の要領、留意点を踏まえ積算すること。 上記4.(2)の①、②、③、⑤、⑥、⑩、⑪、⑫、⑬の書類の一件当たり の費用を積算すること。 ④P/Q 付入札書類の費用は、①と③の各費用の合算値とする。 ⑦入札評価(二札)の費用は、⑤と⑥の各費用の合算値とする。 ⑧P/Q 付入札評価結果(技術)の費用は②と⑤の合算値とする。 ⑨P/Q 付入札評価結果(二札)の費用は②と⑦の合算値とする。 上記の費用積算以外の費用に関しては支払いを行わない。したがって、委託 先は、業務に必要なすべての費用を考慮に入れた上で上記4.(2)の各手 続きの費用を積算する必要がある。 上記 6.の在外事務所で調達関連書類の現地授受を行う 5 か国については、 現地授受に要する費用を、それぞれ単価に含めて提示しなければならない。 (授受スタッフは現地常駐の必要があるが(JICA 事務所である必要はない)、 専任の必要はなく、再委託可能。) 8.対価の支払 原則として四半期に 1 度、委託先は当該期間に JICA へ提出した成果物につき JICA に支払いを請求し、JICA は請求の内容を確認した上で委託先に支払いを 行う。なお、請求の際には、以下の点を考慮すること。 ⑫コンサルタント評価において、コンサルタント選定方式が QCBS 方式の場 合、技術評価、価格評価は各々1 件分として請求を行う。 二段階入札方式8 による評価に関しては、一段階目の評価を⑤入札評価結果 (技術評価)として費用精算し、二段階目の評価を⑦入札評価結果(二札) として費用請求する。 8 二段階方式に関しては「円借款事業に係る調達ガイドライン」第 2.03 条を参照のこと。 8 9.守秘義務 (1)情報管理 委託先は、本業務委託において、円借款事業の調達手続きに係る公示前ま たは落札前の非公開情報を取扱う。これらの情報の漏洩は、競争入札の意 義を損ねる重大な行為であることから、委託先は、本業務委託を通じて知 り得る情報の管理には最大限の注意を払わなければならない。 (2)守秘義務の範囲 本業務委託を通じて知り得る情報の守秘義務は、業務従事者のほか、委託 先の役職員、臨時雇用者、下請け企業およびその役職員等を含め、本業務 委託の情報にアクセスするすべての関係者に及び、本業務委託の契約が満 了した後も無期限に効力を有する。 (3)誓約書の提出 委託先は、業務従事者および上位者や補助職員を含め、本業務に従事し情 報にアクセスするすべての個人を予め指名し、本業務委託で知り得た情報 を、本業務委託の契約満了後や委託先を離職した後でも引き続き無期限に、 第三者に対して漏らさない旨を述べた誓約書を各人に作成させ、これを JICA に提出しなければならない。 9.利益相反 (1)契約締結後 委託先およびその関連会社(親会社を含む)9は、本業務委託の契約締結後、 本件受託期間中に関わった対象ロットの有償資金協力事業の借入人・実施 機関によるコンサルティング費用、本体業務(資機材・土木工事)選定手 続きへは参加することができない。また、自社の職員を当該選定手続に参 加する企業ないし機関に貸与もしくは一時的に派遣し、当該事業に係る何 らかの業務を行わせてはならない。 本業務委託の契約締結後、本業務委託の対象予定国を追加することがあり 得る。委託先およびその関連会社(親会社を含む)は、追加国に関する通 知を JICA から受領した時点で、追加国に供与している円借款案件の融資 対象業務を既に受注しているか、あるいは、選定手続に参加している場合、 該当する案件名、受注ないし選定手続対象契約の内容および契約への自社 の関与形態につき JICA に書面で通知しなければならない。JICA は、同通 知内容が本業務委託に大きく影響しないと判断した場合に限り、追加国に 係る本業務委託を行うことを認める。 (2)契約満了後 9 関連会社とは、発行済株式総額又は出資総額の 20%以上保有している場合、子会社とは、50%以上保有して いる場合を指すと解する。 9 委託先およびその関連会社(親会社含む)は、本業務委託の契約満了後も、 本業務委託で関与した契約の選定手続きに参加してはならない。また、自 社の職員を選定手続に参加する企業ないし機関に貸与もしくは一時的に派 遣し、当該契約に係る何らかの業務を行わせてはならない。 (3)その他 関心表明者、契約交渉に招請された者、あるいは委託先が、上記規定のい ずれかに違反していることが明らかになった場合、JICA が定めるところに より、 各者は JICA が発注する契約から一定期間除外され、 また一定期間 JICA が発注する契約を受注できない。 (1) に違反した者は、その違反が明らかになった時点で、本業務委託を解除 されることがある。 (2) に違反した委託先は、違反が明らかになった時点で、当該選定手続から 辞退するために必要な措置を速やかに講じ、既に受注している場合は対応 を別途協議する。 10.配布資料 以下の資料を委託先に配布する。なお、下記サイトからも入手可能。 http://www.jica.go.jp/activities/schemes/finance_co/procedure/guideline/ ・円借款事業の調達及びコンサルタント雇用ガイドラインハンドブック(1999年、 2005年、2009年、2012年)(和)(英) ・標準入札書類(Consultant、P/Q、Works、PLANT、Small Works、Goods) ・円借款事業におけるコンサルタント雇用の評価手順ガイド(和)(英) ・円借款事業に係る事前資格審査、入札の評価ガイド(英) ・片務的契約条件チェックリスト(和)(英) 各1部 以上 別添1.一次チェック業務委託件数(ロット別、2 年分) 別添2.一次チェック対象書類一覧 別添3.成果物フォーム(参考) ①入札書類、②入札評価(技術、価格) 10 別添1.一次チェック業務委託件数(ロット別、2年分) 本体調達 ①PQ書類 ②PQ評価 ③入札書類 コンサルタント調達 ⑧P/Q付入 ⑨P/Q付入 ④PQ付入札 ⑤入札評価 ⑥入札評価 ⑦入札評価 札評価結果 札評価結果 ⑩本体契約 書類 結果(技術) 結果(価格) 結果(二札) (技術) (二札) ⑪招請状 (RFP) ⑫コンサルタ ⑬コンサルタ ント評価 ント契約 合計 ロットA 28 58 52 30 22 20 35 3 9 56 40 38 19 409 ロットB 47 45 44 37 85 56 9 28 15 62 62 78 43 611 別添2.一次チェック対象書類 1 次チェックに必要な書類 1 次チェックを行う調達書類 1 次チェックの対象外書類 (先行する調達手続書類 (貸与不要) についても一緒に貸与) コンサルタント選定書類 Request for RFP RFP Proposal -Letter of Invitation (RFP) -Terms of Reference -Information to Consultants -Sample Form of Contract -Forms of Contract -General Conditions -Particular Conditions (Special conditions) -List of Eligible Countries コンサルタント評価 Proposal Proposal Evaluation Report Evaluation -RFP(final version) コンサルタント Result コンサルタント契約 Contract Document Contract ①Form of Contract ②General Conditions ③Particular Conditions (Special conditions) -RFP (final version) -Proposal Evaluation Report (final version) 1 Proposal from Consultant P/Q 書類 P/Q Document P/Q Document P/Q 評価 P/Q Evaluation Report P/Q Evaluation -P/Q Document 入札書類 及びPQ付入札書 Bid Document Bid Document 類 -Invitation for Bids -Works Requirement Bid Document -Instruction to Bidders ①Technical Specification -Bid Data Sheet ②Drawings -Evaluation and Qualification Criteria ③Bill of Quantities -General Conditions -Employer’s Requirements 本体 -Particular conditions(Special conditions) -Contract Forms 入札評価(技術、価格、二札) Bid Evaluation Report 及びPQ付入札評価(技術、 -Bid Document( final version) 二札) Bid Evaluation Result 2 Bid from Bidder 本体契約 Contract Document Contract ①Form of Contract ②General Conditions ③Particular Conditions (Special conditions) -Bid Document( final version) -Bid Evaluation Report (final version) 3 Bid Documents 別添3成果物フォーム①入札書類 No. 000 (2013/mm/dd) PRIMARY CHECK on Bid Documents / Evaluation Criteria Country Xxxxx Loan Agreement No. L/A No. XX-XXX Project Name Xxxxxxx Xxxxxx Xxxxx Project Procurement Lot (No. and Description) Xxxxx x : Xxxxxx Xxxxx Tying Status (General Untied / STEP) Xxxxxx Procurement Method (ICB / LCB etc) XXX JICA Standard/Sample Document used for review Standard Xxxxxxxxx Documents under JICA ODA Loans Preamble (if any) xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx *********************************************************************** PART 1 : Summary of “Observations” This part, which is an extract of “Observations” in PART 2 and 3, states briefly “What the problem is”. The number in brackets shows the “Ref. No.” mentioned in PARTS 2 and 3. [Note 1] [Note 2] Definition of “Priority Level” Glossary of Abbreviation PART 2 : Analysis on Compliance with the Guidelines This part states “Observations” (i.e. issues in the procurement documents) and “Recommendations” (i.e. proposed revision) in the light of the Guidelines. PART 3 : Analysis on Evaluation Criteria This part states “Observations” (i.e. issues in the procurement documents) and “Recommendations” (i.e. proposed revision) on Evaluation Criteria. [Attachment] PART 4 : Copy of relevant pages on Evaluation Criteria in Bid Documents CHECKLIST to avoid “One Sided Conditions of Contract” *********************************************************************** 1/4 別添3成果物フォーム①入札書類 PART 1 Summary of “Observations” Bid Documents (excluding Evaluation Criteria and Conditions of Contract) Level A - Guidelines x.xx Describe briefly what the problem is. [x] Level B Level C Level E Level ? Conditions of Contract Level A Level B Level C Level E Level ? - 2/4 別添3成果物フォーム①入札書類 Evaluation Criteria Level A Level B Level C Level E Level ? - 3/4 別添3成果物フォーム①入札書類 [NOTE 1] Definition of “Priority Level” A : Issues that explicitly violate JBIC’s Guidelines B: Issues that do not explicitly violate specific clauses of the JBIC Guidelines but are not in compliance with JBIC’s principles on procurement as indicated in the Handbook for Procurement under JBIC ODA Loans etc. C : Issues that do not violate JBIC’s Guidelines but deviate from JBIC’s Sample Documents and undermine fairness, clarity, and transparency, including clauses that give excessive burden or risk to the Contractor / Supplier E: Minor errors such as misspelling, grammatical errors, inadequate numbering, inappropriate terms etc. ?: Items requiring JBIC’s further consideration [NOTE 2] Glossary of “Abbreviation” IFB Invitation for Bids ITB Instruction to Bidders GCC General Conditions of Contract CPA Conditions of Particular Application Guidelines Guidelines for Procurement under JICA ODA Loans (if any) 4/4
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