セクション2-1 BodyDWI研究会 高原 基本的なコントラスト

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内容
1)  STIRの意味をもう一度確認
2)  Fusion画質の考察
3)  リンパ節の異常・正常について
の見当をどうつけているのか
4)  腸管信号の話
WB-DWIの画質としてはどうですか?
回りの脂肪組織が消えていない→ MIPできない
腎臓や腸管の信号が高い
DWI 局所? 全身?
•  局所 → 普通はCHESS
–  SNRが高い
–  回りまで全部見えなくても良い
•  例) 肝臓、子宮
•  全身 STIR!
–  SNRが低い (でも、頑張って!)
–  回りまで見る (MIP!)
•  例) 腹腔内、腋窩
脂肪抑制効果の改良
通常はCHESS法(左)が用いられているが、
全身化するときには、STIR法(右)が有効
SPIR-SE-EPI
STIR-EPI
腸管信号抑制
卵巣癌腹膜播種
STIR法(右)で腸管信号を抑制
CHESS SPIR -SE-EPI
STIR-EPI
Breast Cancer
DWIBS
5:40
Esopageal cancer
Case with
Positive LN
Case with
Negative LN
STIR + Fatsat (chess)
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STIR
SSGR
Fatsat(chess)
SSGR Slice Selective Gradient Reversal
EPI-diffusion
90°, 180°
w/o SSGR
with SSGR
*
Phase encode
! 
Phase encode
Step1:'Head'
P>A
Step1:'Head'
A>P
Step2:'Chest'
P>A
Step2:'Chest'
P>A
*
Spectra
Full MIP
• 
MPR 9mm
WC:60_Mean of Right kidney, WL:120
3;00/1step x 4step_ 7mm, b1000
*
Verio
Full MIP
• 
MPR 8mm
WC:15_Mean of Right kidney, WL:100
4;00/1step x 5step_ 4mm, b1000
*
内容
1)  STIRの意味をもう一度確認
2)  Fusion画質の考察
3)  リンパ節の異常・正常について
の見当をどうつけているのか
4)  腸管信号の話
内容
1)  STIRの意味をもう一度確認
2)  Fusion画質の考察
3)  リンパ節の異常・正常について
の見当をどうつけているのか
4)  腸管信号の話
リンパ節:扁平かどうか
•  MIP画像上で回転して判断
•  扁平→問題なし
•  球形→周囲の病変を探す
リンパ節:大きく見える部位
下記2つは大きくても正常のことが多い
• 
肝門部リンパ節
右下腹部(回結腸リンパ節)
• 
• 
• 
大きかったら周囲の病変をチェック
• 
• 
病変なし→記述して多分問題なしと
する
病変あり→関連を考える
リンパ節:左右差
左右差のある場合は所見としてとり、
近隣の病変を探す
• 
• 
• 
病変あり→その関係を考察して記述
病変なし→記述して、経過観察
リンパ節:効果判定
•  従来の判断
• 
縮小すれば効果あり
• 
信号強度が低下する(淡くなる)
•  新たな判断材料
65歳男性(adeno ca. T2N3M1.
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MRI 2014/04/17! !
3/31
EGFR mutation­, ALK gene­)
!
ADC
MRI 2014/05/22! !
1
1.46
2
1.46,!1.47
1.59( 1063mm2/s) 1.47
1.59
2012/12/09
2012/12/17
1W
2013/01/08
4W
内容
1)  STIRの意味をもう一度確認
2)  Fusion画質の考察
3)  リンパ節の異常・正常について
の見当をどうつけているのか
4)  腸管信号の話
腸管信号
•  DWIで高信号
• 
FS-T1WIがキモ
•  当該部分が高信号→ 便塊
•  当該部分が低信号→ 腫瘍の可能
性あり
結果
(2)骨盤部スライス(a: 皮下脂肪 b: 骨)
(a)皮下脂肪では、ADC<0でピクセル数【%】が50%以下 と大きく減少した。
(b)骨では、ADC<0でピクセル数【%】が50%以上と大き
な減少はなくADCカットオフを増加するにあたってピクセ
ル数が減少した。