安全上のご注意 ( ご使用前に必ずお読みください ) 本製品のご使用に際しては,本手引き書および本手引き書で紹介している関連マニュアルをよくお読み いただくと共に,安全に対して十分に注意を払って,正しい取扱いをしていただくようお願いいたします。 この「安全上のご注意」では,安全注意事項のランクを「 なお, 警告」,「 注意」として区分してあります。 警告 取扱いを誤った場合に,危険な状況が起こりえて,死亡または重傷を受ける 可能性が想定される場合。 注意 取扱いを誤った場合に,危険な状況が起こりえて,中程度の傷害や軽傷を受 ける可能性が想定される場合および物的損害だけの発生が想定される場合。 注意に記載した事項でも,状況によっては重大な結果に結びつく可能性があります。 いずれも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。 本手引き書は必要なときに読めるよう大切に保管すると共に,必ず最終ユーザまでお届けいただくよう お願いいたします。 【設計上の注意事項】 警告 ● データリンク/ネットワークが交信異常になったときの各局の動作状態については,以下マニュア ルを参照してください。 誤出力,誤動作により事故の恐れがあります。 ・ Q 対応 MELSECNET/H ネットワークシステムリファレンスマニュアル(PC 間ネット編) ・ Q 対応 MELSECNET/H ネットワークシステムリファレンスマニュアル(リモート I/O ネッ ト編) ・ MELSECNET,MELSECNET/B ローカル局用データリンクユニットユーザーズマニュアル (詳細編) ・ CC-Link システムマスタ・ローカルユニットユーザーズマニュアル(詳細編) ● 同軸ケーブルが断線した場合は,回線が不安定になり,複数の局でネットワークが交信異常になる 場合があります。複数の局でネットワークの交信異常が発生しても,システムが安全側に働くよう にシ−ケンスプログラム上でインタロック回路を構成してください。誤出力,誤動作により,事故 の恐れがあります。 ● CPU ユニットに周辺機器を接続,またはインテリジェント機能ユニットにパソコンなどの外部機 器を接続して,運転中のシーケンサに対する制御(データ変更)を行うときは,常にシステム全体 が安全側に働くように,プログラム上でインタロック回路を構成してください。また,運転中の シーケンサに対するその他の制御(プログラム変更,運転状態変更(状態制御))を行うときは, マニュアルを熟読し,十分に安全を確認してから行ってください。特に外部機器から遠隔地のシー ケンサに対する上記制御では,データ交信異常によりシーケンサ側のトラブルに即対応できない場 合もあります。プログラム上でインタロック回路を構成すると共に,データ交信異常が発生したと きのシステムとしての処置方法を外部機器と CPU ユニット間で取り決めてください。 A-1 【設計上の注意事項】 警告 ● インテリジェント機能ユニットのバッファメモリの「システムエリア」にデータを書き込まないで ください。 また,CPU ユニットからインテリジェント機能ユニットに対する出力信号の中で,「使用禁止」の 信号を出力 (ON) しないでください。 「システムエリア」に対するデータの書込み, 「使用禁止」の信号に対する出力を行うと,シーケン サシステムが誤動作する危険性があります。 ● 自動リフレッシュパラメータを設定する場合,リモート出力 RY リフレッシュデバイスに“Y”を指 定してください。“Y 以外(例えば M,L など)”を指定すると,CPU STOP 時,STOP する前の デバイスの状態がそのまま保持されます。データリンクの停止方法については,以下マニュアルを 参照してください。 ・ CC-Link システムマスタ・ローカルユニットユーザーズマニュアル(詳細編) ● CC-Link 専用ケーブルが断線した場合は,回線が不安定になり,複数の局でデータリンクが交信異 常になる場合があります。 複数の局でデータリンクの交信異常が発生しても,システムが安全側に働くようにプログラム上で インタロック回路を構成してください。 誤出力,誤動作により,事故の恐れがあります。 注意 ● CPU ユニットまたはリモート I/O ユニットのパラメータを変更したときは, 必ず CPU ユニットをリ セットしてください。ユニットに変更前のデータが残っているかもしれませんので,誤動作の原因 になります。 ● 制御線や通信ケーブルは,主回路や動力線と束線したり,近接したりしないでください。 100mm 以上を目安として離してください。 ノイズにより,誤動作の原因になります。 A-2 【取付け上の注意事項】 警告 ● ユニットの取付けや取りはずしは,必ずシステムで使用している外部供給電源を全相遮断してから 行ってください。 全相遮断しないと,感電またはユニットの故障や誤動作の原因になります。 注意 ● シーケンサは使用する CPU ユニットのユーザーズマニュアルに記載の一般仕様の環境で使用して ください。 一般仕様の範囲以外の環境で使用すると,感電,火災,誤動作,製品の損傷あるいは劣化の原因に なります。 ● Q シリーズのユニットは,ユニット下部のユニット装着用レバーを押さえながら,ユニット固定用 突起をベースユニットの固定穴に確実に挿入し,ユニット固定穴を支点として装着してください。 ユニットが正しく装着されていないと,誤動作,故障,落下の原因になります。 振動の多い環境で使用する場合は,ユニットをネジで締め付けてください。 ネジの締付けは,規定トルク範囲で行ってください。 ネジの締付けがゆるいと,落下,短絡,誤動作の原因になります。 ネジを締め過ぎると,ネジやユニットの破損による落下,短絡,誤動作の原因になります。 ● A/AnS/QnA/QnAS シリーズのユニットは,ユニット下部のユニット固定用突起をベースユニット の固定穴に確実に挿入し,ユニット固定穴を支点として装着してください。(AnS シリーズのユ ニットは,必ず規定トルクでベースユニットへネジ止めしてください。) ユニットが正しく装着されていないと,誤動作,故障,落下の原因になります。 ● ユニットの着脱は,必ずシステムで使用している外部供給電源を全相遮断してから行ってくださ い。 全相遮断しないと製品の損傷のおそれがあります。 ● MELSECNET/Hネットワークシステムの機能バージョンD以降のリモートI/O局ではオンライン中 でのユニット交換が可能です。ただし,オンライン中でのユニット交換が可能なユニットには制限 があり,ユニットごとに交換手順が決められています。詳細については,以下マニュアルのオンラ インユニット交換の項を参照してください。 ・ Q 対応 MELSECNET/H ネットワークシステムリファレンスマニュアル(リモート I/O ネッ ト編) ● ユニットの導電部分や電子部品には直接触らないでください。 ユニットの誤動作,故障の原因になります。 A-3 【配線上の注意事項】 警告 ● 配線作業は,必ずシステムで使用している外部供給電源を全相遮断してから行ってください。 全相遮断しないと,感電またはユニットの故障や誤動作の原因になります。 ● 取付け,配線作業後,通電,運転を行う場合は,必ず製品に付属の端子カバーを取り付けてくださ い。 端子カバーを取り付けないと,感電の恐れがあります。 注意 ● FG 端子は,シーケンサ専用の D 種接地(第三種接地)以上で必ず接地を行ってください。誤動作の 恐れがあります。 ● 外部電源供給端子台の配線は,製品の定格電圧および端子配列を確認した上で正しく行ってくださ い。 定格と異なった電源を接続したり,誤配線をすると,火災,故障の原因になります。 ● 圧着端子は,適合圧着端子を使用し,規定のトルクで締め付けてください。 先開形圧着端子を使用すると,端子台上のネジがゆるんだ場合に脱落し,故障の原因になります。 ● 同軸ケーブル用コネクタは,正しくハンダ付けしてください。 ハンダ付けが不完全になっていると,誤動作の原因になります。 ● 制御線や通信ケーブルは,主回路や動力線と束線したり,近接したりしないでください。 ノイズにより,誤動作の原因になります。 ● ユニットに接続する電線やケーブルは,必ずダクトに納めるか,またはクランプによる固定処理を 行ってください。 ケーブルをダクトに納めなかったり,クランプによる固定処理をしていないと,ケーブルのふらつ きや移動,不注意の引っ張りなどによるユニットやケーブルの破損,ケーブルの接続不良による誤 動作の原因となります。 ● 端子台上のネジの締付けは,規定トルク範囲で行ってください。 ネジの締付けがゆるいと,短絡,誤動作の原因になります。 ネジを締め過ぎると,ネジやユニットの破損による落下,短絡,火災,誤動作の原因になります。 ● ユニットに接続されたケーブルを取りはずすときは,ケーブル部分を手に持って引っ張らないでく ださい。 コネクタ付きのケーブルは,ユニットの接続部分のコネクタを手で持って取りはずしてください。 端子台接続のケーブルは,端子台端子ネジを緩めてから取りはずしてください。 ユニットに接続された状態でケーブルを引っ張ると,誤動作またはユニットやケーブルの破損の原 因となります。 A-4 【配線上の注意事項】 注意 ● 当社のシーケンサは,制御盤内に設置して使用してください。 制御盤内に設置されたシーケンサ電源ユニットへの主電源配線に関しては,中継端子台を介して 行ってください。 また,電源ユニットの交換と配線作業は,感電保護に対して,十分に教育を受けたメンテナンス作 業者が行ってください。 配線方法は,QCPU ユーザーズマニュアル(ハードウェア設計・保守点検編)を参照してくださ い。 ● ユニット内に,切粉や配線クズなどの異物が入らないように注意してください。 火災,故障,誤動作の原因になります。 ● 配線時にユニット内へ配線クズなどの異物が混入するのを防止するため,ユニット上部に混入防止 ラベルを貼り付けています。 配線作業中は,本ラベルをはがさないでください。 システム運転時は,放熱のために本ラベルを必ずはがしてください。 ● CC-Link システムで使用するケーブルについては,メーカ指定の専用ケーブルを使用してくださ い。 メーカ指定の専用ケーブル以外では,CC-Link システムの性能を保証できません。 また,最大ケーブル総延長,局間ケーブル長は以下マニュアルに記載の仕様に従ってください。 仕様外の配線を行った場合,正常なデータ伝送は保証できません。 ・ CC-Link システムマスタ・ローカルユニットユーザーズマニュアル(詳細編) 【立上げ・保守時の注意事項】 警告 ● 通電中に端子に触れないでください。 感電または誤動作の原因になります。 ● 清掃,端子台上のネジ,ユニット固定ネジの増し締めは,必ずシステムで使用している外部供給電 源を全相遮断してから行ってください。 全相遮断しないと,感電の恐れがあります。 A-5 【立上げ・保守時の注意事項】 注意 ● 他局の運転中の CPU ユニットに対して,MELSECNET/H 経由の GX Developer を接続して行うオ ンライン操作(特にプログラム変更,強制出力,運転状態の変更)は,マニュアルを熟読し,十分 に安全を確認してから行ってください。 操作ミスにより機械の破損や事故の原因になります。 ● 各ユニットの分解,改造はしないでください。 故障,誤動作,ケガ,火災の原因になります。 ● 携帯電話や PHS などの無線通信機器は,シーケンサ本体の全方向から 25cm 以上離して使用するよ うにしてください。 誤動作の原因になります。 ● ユニットの取付け・取りはずしは,必ずシステムで使用している外部供給電源を全相遮断してから 行ってください。 全相遮断しないと,ユニットの故障や誤動作の原因になります。 MELSECNET/H ネットワークシステムの機能バージョン D 以降のリモート I/O ネットワークシ ステムは,オンライン中でのユニット交換が可能です。ただし,オンライン中でのユニット交換が 可能なユニットには制限があり,ユニットごとに交換手順が決められています。詳細については, 以下マニュアルのオンラインユニット交換の項を参照してください。 ・ Q 対応 MELSECNET/H ネットワークシステムリファレンスマニュアル(リモート I/O ネッ ト編) ● 通電中に端子に触れないでください。 誤動作の原因になります。 ● ユニット固定ネジ,端子台上のネジの締付けは,規定トルク範囲で行ってください。 ネジの締付けがゆるいと,部品や配線の落下,短絡,誤動作の原因になります。 ネジを締め過ぎると,ネジやユニットの破損による落下,短絡,誤動作の原因になります。 ● ユニットおよび端子台の取付け・取りはずしは,製品使用後,50 回以内としてください。 (JIS B 3502 による) 50 回を超えた場合は,誤動作の原因となる恐れがあります。 ● ユニットに触れる前には,必ず接地された金属などの導電物に触れて,人体などに帯電している静 電気を放電してください。 静電気を放電しないと,ユニットの故障や誤動作の原因になります。 【廃棄時の注意事項】 注意 ● 製品を廃棄するときは,産業廃棄物として扱ってください。 A-6 製品の適用について (1) 当社シーケンサをご使用いただくにあたりましては,万一シーケンサに故障・不具合などが発生し た場合でも重大な事故にいたらない用途であること,および故障・不具合発生時にはバックアップ やフェールセーフ機能が機器外部でシステム的に実施されていることをご使用の条件とさせてい ただきます。 (2) 当社シーケンサは,一般工業などへの用途を対象とした汎用品として設計・製作されています。し たがいまして,以下のような機器・システムなどの特殊用途へのご使用については,当社シーケン サの適用を除外させていただきます。万一使用された場合は当社として当社シーケンサの品質,性 能,安全に関る一切の責任(債務不履行責任,瑕疵担保責任,品質保証責任,不法行為責任,製造 物責任を含むがそれらに限定されない)を負わないものとさせていただきます。 ・ 各電力会社殿の原子力発電所およびその他発電所向けなどの公共への影響が大きい用途 ・ 鉄道各社殿および官公庁殿など,特別な品質保証体制の構築を当社にご要求になる用途 ・ 航空宇宙,医療,鉄道,燃焼・燃料装置,乗用移動体,有人搬送装置,娯楽機械,安全機械など 生命,身体,財産に大きな影響が予測される用途 ただし,上記の用途であっても,具体的に使途を限定すること,特別な品質(一般仕様を超えた品 質等)をご要求されないこと等を条件に,当社の判断にて当社シーケンサの適用可とする場合もご ざいますので,詳細につきましては当社窓口へご相談ください。 A-7 改訂履歴 ※手引き書番号は,手引き書の裏表紙の左下に記載してあります。 印刷日付 ※手引き書番号 改訂内容 2005 年 3 月 L( 名 )08047-A 初版印刷 2005 年 4 月 L( 名 )08047-B 一部修正 2.2.2 項,3.2.2 項,4.2.2 項,5.2.2 項,付 1 2005 年 8 月 L( 名 )08047-C 追加 1.1.3 項,2.5.3 項,2.5.4 項,付 1 一部修正 目次,1.1.1 項,2.5.2 項,2.6.1 項,2.7 節,3.5.2 項,3.6.1 項,付 1 →付 2 2006 年 9 月 L( 名 )08047-D 追加 6章 一部修正 1.3 節,6 章→ 7 章,7 章→ 8 章 2007 年 5 月 L( 名 )08047-E 追加 1.1.4 項,7 章 一部修正 1.1.3 項,7 章→ 8 章,8 章→ 9 章 2007 年 7 月 L( 名 )08047-F 一部修正 2.6.2 項,3.6.2 項 2008 年 5 月 L( 名 )08047-G 一部修正 用語の見直し(全体),1.1.3 項,1.1.4 項,2.2.1 項,2.5.2 項,5.7 節, 6.4 節,7.2 節,8.2.1 項,付 2,保証について 2010 年 3 月 L( 名 )08047-H 機種追加 QJ71NT11B 追加 製品の適用について,2.2.1 項 (4),2.2.2 項 (3),2.4 節 (3),9.3.1 項 (4) 一部修正 安全上のご注意,1.1.1 項,1.1.2 項 (1),1.1.4 項,2.1 節 (2), 2.2.1 項 (3),2.3 節,2.4 節,6.3 節 (3),7.4 節 (2),8.2.1 項,8.3 節 (2), 8.5 節,8.7 節 (1) 2011 年 4 月 L( 名 )08047-I 機種追加 MELSECNET-AnS/QnAS シリーズ 一部修正 安全上のご注意,1 章∼ 9 章,付録 A-8 印刷日付 ※手引き書番号 2012 年 2 月 L( 名 )08047-J 改訂内容 ユニバーサルモデル QCPU の機能追加(シリアル No. の上 5 桁が“13102” 以降対応)に伴う改訂 機種追加 QA1S51B 5C-FB 一部修正 安全上のご注意,1.1.1 項,1.1.3 項,2.2.1 項,2.2.2 項,3.2.1 項,4.2.1 項, 4.2.2 項,5.2.1 項,5.2.2 項,7.1 節,7.2 節,7.3 節,7.4 節 2012 年 3 月 L( 名 )08047-K 一部修正 4.6.2 項 2013 年 7 月 L( 名 )08047-L 一部修正 1.1.3 項,2.6.2 項,4.6.2 項 本書によって,工業所有権その他の権利の実施に対する保証,または実施権を許諾するものではありません。また 本書の掲載内容の使用により起因する工業所有権上の諸問題については,当社は一切その責任を負うことができません。 © 2005 MITSUBISHI ELECTRIC CORPORATION A-9 目 次 安全上のご注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ A - 1 製品の適用について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ A - 8 改訂履歴 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ A - 9 総称/略称 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ A - 14 第 1 章 はじめに 1.1 1 - 1 ∼ 1 - 28 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B から MELSECNET/H への置換え ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 - 1 1.1.1 1.1.2 1.1.3 1.1.4 Q シリーズへの置換えについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 - 1 Q シリーズ MELSECNET/H システムへの置換えの流れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 - 12 既存ネットワーク MELSECNET( Ⅱ ) を活用して QCPU への置換えと追加 ・・・・・・・・・・・ 1 - 15 置換え選定ポイント ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 - 18 1.2 A/AnS/QnA/QnAS シリーズ用 MELSECNET/10 から Q シリーズ用 MELSECNET/H への置換え ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 - 25 1.3 A/AnS/QnA/QnAS シリーズ用 CC-Link から Q シリーズ用 CC-Link への置換え ・・・・・・・・ 1 - 28 第 2 章 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 2 - 1 ∼ 2 - 76 2.1 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え機種一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 - 1 2.2 性能仕様比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 - 3 2.2.1 2.2.2 ユニット性能比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 - 3 ケーブル仕様比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 - 8 2.3 機能比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 - 11 2.4 スイッチ設定比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 - 12 2.5 パラメータ比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 - 13 2.5.1 2.5.2 2.5.3 2.5.4 2.6 2 2 2 2 - 13 14 28 44 プログラム比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 - 64 2.6.1 2.6.2 2.7 パラメータ比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 二階層システムのパラメータ変更例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 三階層システムのパラメータ変更例(リンクパラメータ前半のみの場合) ・・・・・・・・・・・・・ 三階層システムのパラメータ変更例(リンクパラメータ前半/後半の場合) ・・・・・・・・・・・ 特殊リレー M(SB) /特殊レジスタ D(SW) の比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 - 64 トランジェント命令 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 - 71 置換え時の注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 - 73 第 3 章 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) 3 - 1 ∼ 3 - 29 3.1 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え機種一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 - 1 3.2 性能仕様比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 - 3 3.2.1 3.2.2 ユニット性能比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 - 3 ケーブル仕様比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 - 8 3.3 機能比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 - 10 3.4 スイッチ設定比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 - 11 A - 10 3.5 パラメータ比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 - 12 3.5.1 3.5.2 3.6 プログラム比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 - 23 3.6.1 3.6.2 3.7 パラメータ比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 - 12 パラメータの変更例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 - 13 特殊リレー M(SB) /特殊レジスタ D(SW) の比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 - 23 トランジェント命令 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 - 27 置換え時の注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 - 28 第 4 章 MELSECNET/10 の置換え(PC 間ネット) 4 - 1 ∼ 4 - 29 4.1 MELSECNET/10 置換え機種一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 - 1 4.2 性能仕様比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 - 2 4.2.1 4.2.2 ユニット性能比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 - 2 ケーブル仕様比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 - 11 4.3 機能比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 - 13 4.4 スイッチ設定比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 - 16 4.5 パラメータ比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 - 18 4.6 プログラム比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 - 22 4.6.1 4.6.2 4.7 リンク特殊リレー (SB) /リンク特殊レジスタ (SW) の比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 - 22 専用命令の比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 - 25 その他の注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 - 29 第 5 章 MELSECNET/10 の置換え(リモート I/O ネット) 5 - 1 ∼ 5 - 48 5.1 MELSECNET/10 置換え機種一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 - 1 5.2 性能仕様比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 - 3 5.2.1 5.2.2 ユニット性能比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 - 3 ケーブル仕様比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 - 28 5.3 機能比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 - 30 5.4 スイッチ設定比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 - 33 5.5 パラメータ比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 - 37 5.6 プログラム比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 - 42 5.6.1 5.6.2 5.7 リンク特殊リレー (SB) /リンク特殊レジスタ (SW) の比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 - 42 専用命令の比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 - 43 その他の注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 - 48 第 6 章 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する 6 - 1 ∼ 6 - 16 6.1 ゲートウェイセットによる中継局の用途 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 - 1 6.2 ゲートウェイセット機種一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 - 3 6.3 ゲートウェイセット使用上の注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 - 4 6.4 ゲートウェイセットによる既設 MELSECNET( Ⅱ )ACPU と新設 QCPU 間の交信 (リンク間転送による交信) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 - 5 A - 11 6.5 ゲートウェイセットによる既設 MELSECNET( Ⅱ )ACPU と新設 QCPU 間の交信 (シーケンスプログラムによるデータ授受) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 - 11 第 7 章 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する 7 - 1 ∼ 7 - 14 7.1 QCPU をローカル局として接続する用途 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 - 1 7.2 ローカル局用データリンクユニット一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 - 3 7.3 ローカル局用データリンクユニット使用上の注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 - 3 7.4 ネットワークパラメータについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 - 4 第 8 章 CC-Link ユニットの置換え 8 - 1 ∼ 8 - 23 8.1 CC-Link ユニット置換え機種一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 - 1 8.2 性能仕様比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 - 2 8.2.1 8.2.2 ユニット性能比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 - 2 ケーブル仕様比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 - 3 8.3 機能比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 - 4 8.4 スイッチ設定比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 - 8 8.5 パラメータ比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 - 9 8.6 プログラム比較 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 - 10 8.6.1 8.6.2 8.6.3 入出力信号 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 - 10 バッファメモリ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 - 14 リンク特殊リレー (SB) /リンク特殊レジスタ (SW) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 - 16 8.7 その他の注意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 - 20 8.8 パラメータ設定例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 - 21 8.8.1 8.8.2 A/AnS シリーズでのパラメータ設定例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 - 21 Q シリーズでのパラメータ設定例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 - 23 第 9 章 外形寸法 9.1 9-1∼9-2 外形寸法について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 - 1 付 録 付録 - 1 ∼ 付録 - 4 付 1 補用品の保管について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付 - 1 付 2 関連マニュアル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付 - 2 付 2.1 付 2.2 付 2.3 付 2.4 A - 12 置換えの資料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付 A/AnS シリーズ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付 QnA/QnAS シリーズ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付 Q シリーズ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 付 - 2 3 3 3 ● 置換えの手引き,カタログ,事例集に示す製品の置換えに際しましては,該当製品のマニュアルを 参照いただき,詳細仕様,使用上の注意事項・制約などを確認の上,置換えを実施いただきますよ うお願いいたします。 また,三菱電機エンジニアリング株式会社製品,三菱電機システムサービス株式会社製品およびそ の他各社製品につきましては,各製品のカタログなどを参照いただき,詳細仕様,使用上の注意事 項・制約などを確認の上,使用していただきますようお願いいたします。 弊社製品,三菱電機エンジニアリング株式会社製品,三菱電機システムサービス株式会社製品のマ ニュアル,カタログは,各「置換えの手引き」の付録に紹介しています。 ● 本資料に記載している製品につきましては,お断りなしに仕様を変更することがありますのでご了 承ください。 A - 13 総称/略称 本手引き書では,特に明記する場合を除き,下記に示す総称および略称を使って説明します。 総称/略称 ■シリーズ名 A シリーズ AnS シリーズ A/AnS シリーズ QnA シリーズ QnAS シリーズ QnA/QnAS シリーズ A/AnS/QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ ■ CPU ユニットのモデル名 CPU ユニット ベーシックモデル QCPU ハイパフォーマンスモデル QCPU プロセス CPU 二重化 CPU 総称/略称の内容 三菱汎用シーケンサ MELSEC-A シリーズの大形シーケンサの略称 三菱汎用シーケンサ MELSEC-A シリーズの小形シーケンサの略称 A シリーズおよび AnS シリーズの総称 三菱汎用シーケンサ MELSEC-QnA シリーズの大形シーケンサの略称 三菱汎用シーケンサ MELSEC-QnA シリーズの小形シーケンサの略称 QnA シリーズおよび QnAS シリーズの総称 A シリーズ,AnS シリーズ,QnA シリーズおよび QnAS シリーズの総称 三菱シーケンサ MELSEC-Q シリーズのシーケンサの略称 A シリーズ,AnS シリーズ,QnA シリーズ,QnAS シリーズ,Q シリーズの各 CPU ユニットの総称 Q00JCPU, Q00CPU, Q01CPU の総称 Q02CPU, Q02HCPU, Q06HCPU, Q12HCPU, Q25HCPU の総称 *本置換えの手引きの主な説明では,Q02CPU, Q02HCPU, Q06HCPU, Q12HCPU を対象に説明しています。 Q02PHCPU, Q06PHCPU, Q12PHCPU, Q25PHCPU の総称 Q12PRHCPU, Q25PRHCPU の総称 Q00UJCPU,Q00UCPU,Q01UCPU,Q02UCPU,Q03UDCPU, Q03UDVCPU,Q03UDECPU,Q04UDHCPU,Q04UDVCPU,Q04UDEHCPU, ユニバーサルモデル Q06UDHCPU,Q06UDVCPU,Q06UDEHCPU,Q10UDHCPU, QCPU Q10UDEHCPU,Q13UDHCPU,Q13UDVCPU,Q13UDEHCPU, Q20UDHCPU,Q20UDEHCPU,Q26UDHCPU,Q26UDVCPU, Q26UDEHCPU,Q50UDEHCPU,Q100UDEHCPU の総称 ■ CPU ユニット名 ACPU AnSCPU AnNCPU AnACPU AnUCPU AnUS(H)CPU A/AnSCPU AnN/AnACPU AnN/AnA/AnSCPU QnACPU QnASCPU QnA/QnASCPU A/AnS/QnA/QnASCPU QCPU A - 14 MELSEC-A シリーズのシーケンサ CPU の総称 MELSEC-AnS シリーズのシーケンサ CPU の総称 A1NCPU, A1NCPUP21/R21, A1NCPUP21-S3, A2NCPU, A2NCPU-S1, A2NCPUP21/R21, A2NCPUP21/R21-S1, A2NCPUP21-S3(S4), A3NCPU, A3NCPUP21/R21, A3NCPUP21-S3 の総称 A2ACPU, A2ACPU-S1, A3ACPU, A2ACPUP21/R21, A2ACPUP21/R21-S1, A3ACPUP21/R21 の総称 A2UCPU, A2UCPU-S1, A3UCPU, A4UCPU, A2USCPU, A2USCPU-S1, A2USHCPU-S1 の総称 A2USCPU, A2USCPU-S1, A2USHCPU-S1 の総称 ACPU および AnSCPU の総称 AnNCPU および AnACPU の総称 AnNCPU, AnACPU および AnSCPU の総称 MELSEC-QnA シリーズのシーケンサ CPU の総称 MELSEC-QnAS シリーズのシーケンサ CPU の総称 QnACPU および QnASCPU の総称 ACPU, AnSCPU, QnACPU および QnASCPU の総称 MELSEC-Q シリーズのシーケンサ CPU の総称 【図中で使用している記号について】 MELSECNET( Ⅱ ) M m マスタ局 MELSECNET/10(H) L□ l□ ローカル局 R□ r□ リモートI/O局 ■MP□ ■MR 管理局 ■NS□ リモートマスタ局 □は局番号 An A/AnSシリーズシステム Qn Qシリーズシステム ■R□ 通常局 リモートI/O局 ■はネットワーク No.,□は局番号 A - 15 1 はじめに 1 1 はじめに 1.1 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B から MELSECNET/H への置換え 1.1.1 Q シリーズへの置換えについて MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B システムを Q シリーズへの置換えとして,以下の方法があり ます。 • MELSECNET/H システムへ置き換える。 • 既存の MELSECNET( Ⅱ ) ネットワークはそのままに,一部を QCPU に置き換える。または,QCPU を追加する。 MELSECNET/10(H) への置換えについては 1.1.2 項を,既設 MELSECNET( Ⅱ ) のまま Q シリーズ への置換え/ Q シリーズの追加については 1.1.3 項を参照してください。 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B システムの構成ごとに,移行後の Q シリーズ MELSECNET/ H システムの構成,および移行時におけるシステム構成上の検討事項を示します。 なお,詳細については「第 2 章 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 」, 「第 3 章 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット)」を参照願います。 ネットワーク形態 二階層/三階層 二階層システム 光ループ 三階層システム 二階層システム 同軸ループ 三階層システム 二階層システム ツイストペア 三階層システム 1-1 構成局 ローカル局のみ リモート I/O 局のみ ローカル局,リモート I/O 局混在 ローカル局のみ 二階層ローカル局,三階層リモート I/O 局 ローカル局,リモート I/O 局混在 ローカル局のみ リモート I/O 局のみ ローカル局,リモート I/O 局混在 ローカル局のみ 二階層ローカル局,三階層リモート I/O 局 ローカル局,リモート I/O 局混在 ローカル局のみ リモート I/O 局のみ ローカル局,リモート I/O 局混在 ローカル局のみ 二階層ローカル局,三階層リモート I/O 局 ローカル局,リモート I/O 局混在 参照先 (1) (a) (1) (b) (1) (c) (1) (d) (1) (e) (1) (f) (2) (a) (2) (b) (2) (c) (2) (d) (2) (e) (2) (f) (3) (a) (3) (b) (3) (c) (3) (d) (3) (e) (3) (f) 1 はじめに (1) 光ケーブルシステム関連 (a) 二階層システム 1:ローカル局のみのシステム構成例 MELSECNET( Ⅱ ) 光ループ MELSECNET/H システム構成上の検討事項 ① 局間距離:MELSECNET( Ⅱ ) システ ムのケーブル流用時に Q シリーズ仕様 光ループ 値を超える場合は,光ケーブルなどの 変更が必要です。* 1 1MP4 M ② CPU:CPU 一体型からの置換え時は, L1 L3 1NS1 ネット ワーク1 す。 ③ 接続台数:65 台接続時は,64 台以下 1NS2 L2 新規に1スロット(32 点)が必要で 1NS3 のネットワーク No. が異なる 2 つの ネットワークに分割するなどの対策が 必要です。 * 1 MELSECNET/H は MELSECNET( Ⅱ ) よりも伝送速度が高速であるため,局間距離が短くなる場合があります。 (b) 二階層システム 2:リモート I/O 局のみのシステム構成例 MELSECNET( Ⅱ ) 光ループ MELSECNET/H 光ループ M システム構成上の検討事項 ① 局間距離:MELSECNET( Ⅱ ) システ ムのケーブル流用時に Q シリーズ仕様 1MR 値を超える場合は,光ケーブルなどの R1 R3 R2 1R1 ネット ワーク1 1R2 1R3 変更が必要です。* 1 ② CPU:CPU 一体型からの置換え時は, 新規に1スロット(32 点)が必要で す。 * 1 MELSECNET/H は MELSECNET( Ⅱ ) よりも伝送速度が高速であるため,局間距離が短くなる場合があります。 1-2 1 はじめに (c) 二階層システム 3:ローカル局/リモート I/O 局混在システム構成例 MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H システム構成上の検討事項 ① 局間距離:MELSECNET( Ⅱ ) システ ムのケーブル流用時に Q シリーズ仕様 値を超える場合は,光ケーブルなどの 変更が必要です。* 1 光ループ 光ループ ② CPU:CPU 一体型からの置換え時は, 新規に1スロット(32 点)が必要で M L1 す。 R3 1NS1 ネット 1MP4/2MR ネット ワーク1 ワーク2 2R3 ③ 混在システム:Q シリーズは PC 間 ネットとリモート I/O ネットの混在が 不可のため,ネットワーク No. が異な 1NS2 る 2 つのネットワークに分割する必要 L2 があります。そのため,リモートマス タ用にネットワークユニットが別途必 要です。 ④ 新規敷設:リモート I/O 局用に別個の 光ケーブル敷設が必要です。 * 1 MELSECNET/H は MELSECNET( Ⅱ ) よりも伝送速度が高速であるため,局間距離が短くなる場合があります。 (d) 三階層システム 1:ローカル局のみのシステム構成例 MELSECNET( Ⅱ ) 光ループ MELSECNET/H 光ループ ① 局間距離:MELSECNET( Ⅱ ) システ ムのケーブル流用時に Q シリーズ仕様 1MP4 M システム構成上の検討事項 値を超える場合は,光ケーブルなどの L1 L3 1NS1 ネット ワーク1 1NS3 ② CPU:CPU 一体型からの置換え時は, 新規に1スロット(32 点)が必要で 1NS2/2MP4 L2/m 変更が必要です。* 1 す。 I1 I3 2NS1 ネット ワーク2 2NS3 ③ 接続台数:65 台接続時は,64 台以下 のネットワーク No. が異なる 2 つの ネットワークに分割するなどの対策が I2 2NS2 必要です。 * 1 MELSECNET/H は MELSECNET( Ⅱ ) よりも伝送速度が高速であるため,局間距離が短くなる場合があります。 (e) 三階層システム 2:二階層ローカル局,三階層リモート I/O 局のシステム構成例 MELSECNET( Ⅱ ) 光ループ MELSECNET/H 光ループ ① 局間距離:MELSECNET( Ⅱ ) システ ムのケーブル流用時に Q シリーズ仕様 1MP4 M システム構成上の検討事項 値を超える場合は,光ケーブルなどの L1 L3 1NS1 ネット ワーク1 1NS3 ② CPU:CPU 一体型からの置換え時は, 新規に1スロット(32 点)が必要で 1NS2/2MR L2/m 変更が必要です。* 1 す。 r1 r3 2R1 ネット ワーク2 2R3 ③ 接続台数:65 台接続時は,64 台以下 のネットワーク No. が異なる 2 つの ネットワークに分割するなどの対策が r2 2R2 必要です。 * 1 MELSECNET/H は MELSECNET( Ⅱ ) よりも伝送速度が高速であるため,局間距離が短くなる場合があります。 1-3 1 はじめに (f) 三階層システム 3:ローカル局/リモート I/O 局混在システム構成例 MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H システム構成上の検討事項 ① 局間距離:MELSECNET( Ⅱ ) システ ムのケーブル流用時に Q シリーズ仕様 光ループ 光ループ 値を超える場合は,光ケーブルなどの 変更が必要です。* 1 M L1 1MP4 新規に1スロット(32 点)が必要で L3 ネット ワーク1 1NS1 L2/m I1 ② CPU:CPU 一体型からの置換え時は, す。 1NS3 ③ 混在システム:Q シリーズは PC 間 ネットとリモート I/O ネットの混在が 1NS2/2MP4/3MR r3 2NS1 ネット ワーク2 ネット ワーク3 不可のため,ネットワーク No. が異な る 2 つのネットワークに分割する必要 3R3 があります。そのため,リモートマス 2NS2 I2 タ用にネットワークユニットが別途必 要です。 ④ 新規敷設:リモート I/O 局用に別個の 光ケーブル敷設が必要です。 * 1 MELSECNET/H は MELSECNET( Ⅱ ) よりも伝送速度が高速であるため,局間距離が短くなる場合があります。 (2) 同軸ケーブルシステム関連 (a) 二階層システム 1:ローカル局のみのシステム構成例 MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H ① システム構成上の検討事項 局間距離:MELSECNET( Ⅱ ) システ ムのケーブル流用時に Q シリーズ仕様 値を超える場合は,3C-2V → 5C-2V/ 5C-FB への変更などが必要です。* 1 ② 総延長距離:MELSECNET( Ⅱ ) シス 同軸ループ テムのケーブル流用時に Q シリーズ仕 同軸バス 様値を超える場合は,リピータユニッ M トの追加などの対策が必要です。* 1 1MP4 L1 L3 新規に1スロット(32 点)が必要で 1NS1 L2 ③ CPU:CPU 一体型からの置換え時は, ネットワーク1 1NS2 1NS3 す。 ④ 接続台数:65 台接続時は,32 台以下 のネットワーク No. が異なる 2 ∼ 3 つ のネットワークに分割するなどの対策 が必要です。 ⑤ 二重ループ:伝送路の二重化が必要な 場合は,光ループシステムへの変更な どが必要です。 * 1 MELSECNET/H は MELSECNET( Ⅱ ) よりも伝送速度が高速であり,また伝送路形式も異なるため,局間距離および総 延長距離が短くなります。 1-4 1 はじめに (b) 二階層システム 2:リモート I/O 局のみのシステム構成例 MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H システム構成上の検討事項 ① 局間距離:MELSECNET( Ⅱ ) システ ムのケーブル流用時に Q シリーズ仕様 値を超える場合は,3C-2V → 5C-2V/ 5C-FB への変更などが必要です。* 1 ② 総延長距離:MELSECNET( Ⅱ ) シス 同軸ループ テムのケーブル流用時に Q シリーズ仕 同軸バス 様値を超える場合は,リピータユニッ M トの追加などの対策が必要です。* 1 1MR R1 ③ CPU:CPU 一体型からの置換え時は, ネットワーク1 R3 新規に1スロット(32 点)が必要で 1R1 1R2 1R3 す。 ④ 接続台数:65 台接続時は,32 台以下 R2 のネットワーク No. が異なる 2 ∼ 3 つ のネットワークに分割するなどの対策 が必要です。 ⑤ 二重ループ:伝送路の二重化が必要な 場合は,光ループシステムへの変更な どが必要です。 * 1 MELSECNET/H は MELSECNET( Ⅱ ) よりも伝送速度が高速であり,また伝送路形式も異なるため,局間距離および総 延長距離が短くなります。 (c) 二階層システム 3:ローカル局/リモート I/O 局混在システム構成例 MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H システム構成上の検討事項 ① 局間距離:MELSECNET( Ⅱ ) システ ムのケーブル流用時に Q シリーズ仕様 値を超える場合は,3C-2V → 5C-2V/ 5C-FB への変更などが必要です。* 1 ② 総延長距離:MELSECNET( Ⅱ ) シス テムのケーブル流用時に Q シリーズ仕 様値を超える場合は,リピータユニッ 同軸ループ トの追加などの対策が必要です。* 1 同軸バス ③ CPU:CPU 一体型からの置換え時は, 新規に1スロット(32 点)が必要で M 1MP4/2MR L1 R3 ネットワーク1 す。 ネットワーク2 ④ 二重ループ:伝送路の二重化が必要な 場合は,光ループシステムへの変更な 1NS1 L2 1NS2 2R3 どが必要です。 ⑤ 混在システム:Q シリーズは PC 間 ネットとリモート I/O ネットの混在が 不可のため,ネットワーク No. が異な る 2 つのネットワークに分割する必要 があります。そのため,リモートマス タ用にネットワークユニットが別途必 要です。 ⑥ 新規敷設:リモート I/O 局用に別個の 同軸ケーブル敷設が必要です。 * 1 MELSECNET/H は MELSECNET( Ⅱ ) よりも伝送速度が高速であり,また伝送路形式も異なるため,局間距離および総 延長距離が短くなります。 1-5 1 はじめに (d) 三階層システム 1:ローカル局のみでシステム構成例 MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H システム構成上の検討事項 ① 局間距離:MELSECNET( Ⅱ ) システ ムのケーブル流用時に Q シリーズ仕様 値を超える場合は,3C-2V → 5C-2V/ 同軸ループ 同軸バス 5C-FB への変更などが必要です。* 1 ② 総延長距離:MELSECNET( Ⅱ ) シス M テムのケーブル流用時に Q シリーズ仕 1MP4 L1 様値を超える場合は,リピータユニッ ネットワーク1 L3 1NS1 L2/m 1NS2/2MP4 トの追加などの対策が必要です。* 1 1NS3 新規に1スロット(32 点)が必要で す。 ネットワーク2 I1 ③ CPU:CPU 一体型からの置換え時は, I3 ④ 接続台数:65 台接続時は,32 台以下 2NS1 2NS2 2NS3 のネットワーク No. が異なる 2 ∼ 3 つ のネットワークに分割するなどの対策 I2 が必要です。 ⑤ 二重ループ:伝送路の二重化が必要な 場合は,光ループシステムへの変更な どが必要です。 * 1 MELSECNET/H は MELSECNET( Ⅱ ) よりも伝送速度が高速であり,また伝送路形式も異なるため,局間距離および総 延長距離が短くなります。 (e) 三階層システム 2:二階層ローカル局,三階層リモート I/O 局のシステム構成例 MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H システム構成上の検討事項 ① 局間距離:MELSECNET( Ⅱ ) システ ムのケーブル流用時に Q シリーズ仕様 値を超える場合は,3C-2V → 5C-2V/ 同軸ループ 同軸バス 5C-FB への変更などが必要です。* 1 ② 総延長距離:MELSECNET( Ⅱ ) シス M テムのケーブル流用時に Q シリーズ仕 1MP4 L1 L3 様値を超える場合は,リピータユニッ ネットワーク1 1NS1 L2/m 1NS2/2MR トの追加などの対策が必要です。* 1 1NS3 r3 ④ 接続台数:65 台接続時は,32 台以下 2R1 r2 新規に1スロット(32 点)が必要で す。 ネットワーク2 r1 ③ CPU:CPU 一体型からの置換え時は, 2R2 2R3 のネットワーク No. が異なる 2 ∼ 3 つ のネットワークに分割するなどの対策 が必要です。 ⑤ 二重ループ:伝送路の二重化が必要な 場合は,光ループシステムへの変更な どが必要です。 * 1 MELSECNET/H は MELSECNET( Ⅱ ) よりも伝送速度が高速であり,また伝送路形式も異なるため,局間距離および総 延長距離が短くなります。 1-6 1 はじめに (f) 三階層システム 3:ローカル局/リモート I/O 局混在システム構成例 MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H システム構成上の検討事項 ① 局間距離:MELSECNET( Ⅱ ) システ ムのケーブル流用時に Q シリーズ仕様 値を超える場合は,3C-2V → 5C-2V/ 5C-FB への変更などが必要です。* 1 ② 総延長距離:MELSECNET( Ⅱ ) シス 同軸ループ テムのケーブル流用時に Q シリーズ仕 同軸バス 様値を超える場合は,リピータユニッ M トの追加などの対策が必要です。* 1 ③ CPU:CPU 一体型からの置換え時は, 1MP4 L1 L3 新規に1スロット(32 点)が必要で ネットワーク1 す。 1NS1 L2/m 1NS2/2MP4/3MR 1NS3 ④ 二重ループ:伝送路の二重化が必要な 場合は,光ループシステムへの変更な ネットワーク2 I1 ネットワーク3 r3 2NS1 I2 2NS2 3R3 どが必要です。 ⑤ 混在システム:Q シリーズは PC 間 ネットとリモート I/O ネットの混在が 不可のため,ネットワーク No. が異な る 2 つのネットワークに分割する必要 があります。そのため,リモートマス タ用にネットワークユニットが別途必 要です。 ⑥ 新規敷設:リモート I/O 局用に別個の 同軸ケーブル敷設が必要です。 * 1 MELSECNET/H は MELSECNET( Ⅱ ) よりも伝送速度が高速であり,また伝送路形式も異なるため,局間距離および総 延長距離が短くなります。 1-7 1 はじめに (3) ツイストケーブルシステム関連 (a) 二階層システム 1:ローカル局のみのシステム構成例 MELSECNET/B MELSECNET/H 光ループ システム構成上の検討事項 1MP4 1NS1 ネット ワーク1 1NS3 新規敷設:光ループシステム,もしくは 1NS2 同軸バスシステムへの敷設変更が必要で す。 同軸バス 1MP4 ツイスト ネットワーク1 M 1NS1 1NS2 1NS3 ツイスト(既設ケーブル流用) L1 L2 L3 1MP4 既設ケーブル流用時:端末の再加工が必 ネットワーク1 1NS1 1NS2 要です。 1NS3 ツイスト(CC-Link ケーブル) 1MP4 新規敷設:CC-Link ケーブルへの敷設変 ネットワーク1 1NS1 1NS2 更が必要です。 1NS3 1-8 1 はじめに (b) 二階層システム 2:リモート I/O 局のみの構成例 MELSECNET/B MELSECNET/H 光ループ システム構成上の検討事項 1MR ツイスト 1R1 M ネット ワーク1 ① 新規敷設:ツイストバスシステムはリ 1R3 モー I/O ネットに対応していません。 光ループシステム,もしくは同軸バス 1R2 システムへの敷設変更が必要です。 ② 省配線:CC-Link,CC-Link/LT に 同軸バス R1 R2 R3 よる省配線ネットワークへの変更も検 1MR 討ください。 ネットワーク1 1R1 1R2 1R3 (c) 二階層システム 3:ローカル局/リモート I/O 局混在システム構成例 MELSECNET/B MELSECNET/H 光ループ 1NS1 ネット 1MP4/2MR ネット ワーク1 ワーク2 システム構成上の検討事項 ① 新規敷設:ツイストバスシステムはリ 2R3 モー I/O ネットに対応していません。 光ループシステム,もしくは同軸バス 1NS2 システムへの敷設変更が必要です。 なお,PC 間ネットをツイストバスシ 同軸バス ステムへ,リモート I/O ネットを光 1MP4/2MR ネットワーク1 ループまたは同軸バスへ変更すること ネットワーク2 ツイスト が可能です。 ツイストバスシステム側は既設ケーブ 1NS1 1NS2 2R3 M 必要です。 ツイスト/光ループ L1 L2 ルを流用できますが,端末の再加工が ② 混在システム:Q シリーズは PC 間 ネットとリモート I/O ネットの混在が R3 ネットワーク1 (ツイスト) 1NS1 1MP4/2MR ネット 2R3 ワーク2 (光ループ) 不可のため,ネットワーク No. が異な る 2 つのネットワークに分割する必要 があります。そのため,リモートマス タ用にネットワークユニットが別途必 1NS2 要です。 ③ 省配線:リモート I/O 局は,CC- ツイスト/同軸バス Link,CC-Link/LT による省配線 ネットワーク1 (ツイスト) 1NS1 1-9 1NS2 1MP4/2MR ネットワーク2 (同軸バス) 2R3 ネットワークへの変更も検討くださ い。 1 はじめに (d) 三階層システム 1:ローカル局のみでシステム構成例 MELSECNET/B MELSECNET/H 光ループ システム構成上の検討事項 1MP4 1NS1 ネット ワーク1 1NS3 1NS2/2MP4 2NS1 ネット ワーク2 2NS3 新規敷設:光ループシステム,もしくは 2NS2 同軸バスシステムへの敷設変更が必要で す。 同軸バス 1MP4 ネットワーク1 ツイスト 1NS1 1NS2/2MP4 1NS3 M ネットワーク2 L1 L2/m 2NS1 L3 2NS2 2NS3 ツイスト(既設ケーブル流用) I1 I2 I3 1MP4 ネットワーク1 1NS1 1NS2/2MP4 1NS3 既設ケーブル流用時:端末の再加工が必 要です。 ネットワーク2 2NS1 2NS2 2NS3 ツイスト(CC-Link ケーブル) 1MP4 ネットワーク1 1NS1 1NS2/2MP4 1NS3 新規敷設:CC-Link ケーブルへの敷設変 更が必要です。 ネットワーク2 2NS1 2NS2 2NS3 1 - 10 1 はじめに (e) 三階層システム 2:二階層ローカル局,三階層リモート I/O 局のシステム構成例 MELSECNET/B MELSECNET/H 光ループ システム構成上の検討事項 1MP4 ネット ワーク1 1NS1 1NS3 1NS2/2MR ツイスト 新規敷設:ツイストバスシステムはリ M ネット ワーク2 2R1 L1 L2/m モー I/O ネットに対応していません。光 2R3 ループシステム,もしくは同軸バスシス テムへの敷設変更が必要です。 2R2 L3 なお,PC 間ネットをツイストバスシステ ムへ,リモート I/O ネットを光ループま 同軸バス たは同軸バスへ変更することが可能です。 r1 r2 r3 1MP4 ((c) 参照) ネットワーク1 1NS1 1NS2/2MR 1NS3 ネットワーク2 2R1 2R2 2R3 (f) 三階層システム 3:ローカル局/リモート I/O 局混在システム構成例 MELSECNET/B MELSECNET/H 光ループ システム構成上の検討事項 ① 新規敷設:ツイストバスシステムはリ モー I/O ネットに対応していません。 1MP4 1NS1 光ループシステム,もしくは同軸バス ネット ワーク1 システムへの敷設変更が必要です。 1NS3 なお,PC 間ネットをツイストバスシ ステムへ,リモート I/O ネットを光 ツイスト ループまたは同軸バスへ変更すること 1NS2/2MP4/3MR M 2NS1 ネット ワーク2 ネット ワーク3 が可能です。((c) 参照) 3R3 ルを流用できますが,端末の再加工が 2NS2 L1 L2/m 必要です。 L3 ② 混在システム:Q シリーズは PC 間 同軸バス ネットとリモート I/O ネットの混在が 不可のため,ネットワーク No. が異な 1MP4 I1 I2 r3 ツイストバスシステム側は既設ケーブ る 2 つのネットワークに分割する必要 ネットワーク1 があります。そのため,リモートマス 1NS1 1NS2/2MP4/3MR 1NS3 タ用にネットワークユニットが別途必 要です。 ネットワーク2 ネットワーク3 ③ 省配線:リモート I/O 局は,CC- Link,CC-Link/LT による省配線 2NS1 2NS2 3R3 ネットワークへの変更も検討くださ い。 1 - 11 1 はじめに 1.1.2 Q シリーズ MELSECNET/H システムへの置換えの流れ Q シリーズシステムへの移行の流れとして,代替策 1 および代替策 2 を以下に示します。 (1) 代替策 1(MELSECNET/10 への一斉置換え) MELSECNET( Ⅱ ) システムの配線はそのままで,MELSECNET/10 システムへ一斉に置き換えし, その後に A/AnS/QnA/QnAS シリーズシステムから Q シリーズへ段階的に移行します。 ただし,MELSECNET/H ツイストバスシステムは Q シリーズのみ対応のため,A/AnS/QnA/QnAS シリーズと Q シリーズが混在しているネットワークは段階的な移行ができません。 (例) A1 Q1 A2 A5 A2 A5 MELSECNET (Ⅱ) A3 Q1 Q2 MELSECNET /10 A4 【移行前システム】 A/AnSシリーズシステム の一部をQシリーズシス テムに移行して,ネット ワークをMELSECNET/10に 置き換える。 Q3 Q5 MELSECNET /10(H) A4 【移行ステップ】 A/AnSシリーズシス Q3 Q4 テムからQシリーズ システムへ段階的に 移行する。 【移行完了システム】 (1) MELSECNET( Ⅱ ),/B のマスタ局 Q シリーズに置き換え,MELSECNET/10 の管理局に変更します。 (2) MELSECNET( Ⅱ ),/B のローカル局 Q シリーズシステムに移行する局は,シーケンサを Q シリーズに置き換え,MELSECNET/10 の通常局に 設定します。 Q シリーズシステムに移行しない局は,MELSECNET( Ⅱ ),/B データリンクユニットを,MELSECNET/ 10 ネットワークユニットに交換します。 (3) A/AnS シリーズシステムを段階的に移行 A/AnS シリーズシステムを段階的に Q シリーズシステムへ置き換えて,Q シリーズシステムに移行しま す。 1 - 12 1 はじめに (2) 代替策 2(中継局の追加) MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B と MELSECNET/10 の中継局を追加して,MELSECNET/10 システムへ段階的に移行します。 (a) 既存システムの一部を A シーケンサから Q シーケンサへ置き換える例 A1 A1 A2 A5 A3 中継 局 A2 MELSECNET (Ⅱ) MELSECNET (Ⅱ) A4 【移行前システム】 A/AnSシリーズシステムの 一部に中継局を導入して, Qシリーズシステムへ移行 する。 A3 A2 A3 Q5 A4 【移行後システム】 MELSECNET/B A1 MELSEC NET/10 MELSECNET/B A4 【移行前システム】 A5 A1 A/AnSシリーズシステ ムの一部に中継局を導 入して,Qシリーズシ ステムへ移行する。 A2 A3 A4 中継 局 MELSEC NET/10 Q5 【移行後システム】 (1) Q シリーズに置換え局は,MELSECNET/10 でシステムを構築します。 (2) MELSECNET( Ⅱ ),/B と MELSECNET/10 とは,中継局によりネットワークを接続します。 マスタ局 ローカル局 MELSECNET (Ⅱ) Q2AS MNET MNET (Ⅱ) /10 ローカル 管理 局 局 Qn MELSECNET/10 ローカル局 (3) その他の局は,A/AnS シリーズシステムをそのまま使用します。 1 - 13 MNET /10 通常 局 I/O 1 はじめに (b) 段階的に Q シリーズシーケンサへ置き換えし,Q シリーズシステムへ移行する例 A1 A1 A2 A2 MELSEC A5 Q2 中継局を導入して Qシリーズシステムへ 段階的に移行する。 A4 【移行前システム】 A3 A2 A3 MELSECNET /10(H) Q4 【移行ステップ】 Q3 移行ステップの置換えを 段階的に行って,Qシリーズ システムへ移行する。 MELSECNET/B A1 Q5 NET 中継 MELSECNET (Ⅱ) 局 /10 MELSECNET (Ⅱ) A3 Q1 Q5 Q4 【移行完了システム】 MELSECNET/B A4 A5 A1 中継局を導入して Qシリーズシステムへ 段階的に移行する。 【移行前システム】 中継 局 A2 Q3 A5 MELSEC NET/10 Q4 【移行ステップ】 (1) Q シリーズに置換え局は,MELSECNET/10 でシステムを構築します。 (2) MELSECNET( Ⅱ ),/B と MELSECNET/10 とは,中継局によりネットワークを接続します。 Qn マスタ局 ローカル局 MELSECNET (Ⅱ) ローカル局 Q2AS MNET MNET (Ⅱ) /10 ローカル 管理 局 局 MNET /10 I/O 通常 局 MELSECNET/10 Qn MNET /10 I/O 通常 局 (3) A/AnS シリーズシステムを段階的に Q シリーズシステムに置き換えて,Q シリーズシステムに移行します。 1 - 14 1 はじめに 1.1.3 既存ネットワーク MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B を活用して QCPU への置 換えと追加 既存の MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B ネットワークは,そのままに,一部を QCPU に置換え または追加する方法について説明します。 概要:Q シリーズ(Q モード)の QA1S51B 形増設ベースユニットまたは QA1S6 □ B 形増設ベー スユニット,QA6 □ B(A-A1S ユニット変換アダプタ:A1ADP-SP が必要 ) に,ローカル局用デー タリンクユニットを装着して,MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B システムに接続します。 (例) Qシリーズ(ハイパフォーマンスモデルQCPU,ユニバーサルモデルQCPU) QA1S51B,QA1S6□B形増設ベースユニット*1 ローカル局用データリンクユニット MELSECNET(Ⅱ)/B 形名 製品名 A1SJ71AP23Q 光ファイバケーブル (SI) 用 MELSECNET( Ⅱ ) ローカル局用データリンクユニット A1SJ71AR23Q 同軸ケーブル用 MELSECNET( Ⅱ ) ローカル局用データリンクユニット A1SJ71AT23BQ シールド付ツイストペアケーブル用 MELSECNET/B ローカル局用データリンクユ ニット ( 注 ) 現行品の MELSECNET( Ⅱ ),/B データリンクユニットは,使用できません。 留意点 1) 使用可能な CPU は,ハイパフォーマンスモデル QCPU,ユニバーサルモデル QCPU(シリア ル No. 上 5 桁が“13102”以降)です。他の CPU タイプでは使用できません。 2) このユニットは,ローカル局専用です。 3) このユニットの装着可能ベースユニットは,QA1S51B,QA1S6 □ B,QA6 □ B(A-A1S ユ ニット変換アダプタ:A1ADP-SP が必要)のみです。 * 1 QA1S51B は増設コネクタが IN のみのため,増設最終段となります。QA1S51B の下に QA6 □ B(大形)増設ベース 接続はできません。 QA1S51B は電源不要タイプ増設ベースのため,増設ケーブル長が長い場合は電圧降下により規定電圧を供給できないこ とがあります。電圧降下の計算を行なってください。 例)QA1S51B に“A1SJ71AR23Q”装着時 ・増設ケーブル QC30B 抵抗値:0.172Ω ・A1SJ71AR23Q 5V 消費電流値:0.80A ・QA1S51B 5V 消費電流値:0.12A 上記条件で電圧降下の計算を行うと“0.158V”となり,マニュアル記載の“0.15V”を超えるため QC30B 使用は 不可となります。 なお,「 A1SJ71AP23Q 5V 消費電流値:0.33A 」,「 A1SJ71AT23BQ 5V 消費電流値:0.66A 」であり, QC30B 使用は問題ありません。 1 - 15 1 はじめに (1) 既存のシステムの一部を A/AnS シリーズシーケンサから Q シリーズシーケンサへ置き換え る例 A1 A1 A2 MELSECNET(Ⅱ) A4 A2 MELSECNET(Ⅱ) Q4 A/AnSシリーズシーケンサを Qシリーズシーケンサに 置き換える A3 【移行前システム】 マスタ局 置換え局 A3 【移行後システム】 Qシリーズシーケンサ基本ベース Qn I/O I/O I/O I/O C P U ローカル局 MELSECNET (Ⅱ) (ハイパフォーマンスモデルQCPU, ユニバーサルモデルQCPU) I/O I/O (QA1S51B,QA1S6□B) ローカル局用データリンクユニット ローカル局 1 - 16 1 はじめに (2) 既存システムに Q シリーズシーケンサを追加する例 A1 A2 A2 MELSECNET(Ⅱ) A4 A3 追加する局 A1 A/AnSシリーズシーケンサに Qシリーズシーケンサを 追加する 【移行前システム】 マスタ局 MELSECNET(Ⅱ) A3 Q5 A4 【移行後システム】 Qシリーズシーケンサ基本ベース Qn I/O I/O I/O I/O C P U (ハイパフォーマンスモデルQCPU, ユニバーサルモデルQCPU) I/O I/O ローカル局 MELSECNET (Ⅱ) (QA1S51B,QA1S6□B) ローカル局用データリンクユニット ローカル局 1 - 17 ローカル局 1 はじめに 1.1.4 置換え選定ポイント 既設 MELSECNET( Ⅱ ) の 1 局を QCPU へ置き換える,または QCPU を追加するときの主な方法と して,3 つの方法があります。 • 一斉 MELSECNET/10 置換え • ゲートウェイセットによる中継 • ローカル局用データリンク 本項では,選定方法の確認項目について示します。 なお,次のページ以降の表に示すメリット欄の,記号(◎,○,△)の意味は以下のとおりです。 ◎: 置換えの制約がない,システム変更を行う必要がない,またはシステム変更を行う必要が あっても軽微でありメリットが大きい。 ○: 置換えの制約が一部あり,システム変更が必要であるがメリットはある。 △: 置換えの制約によりシステム変更が必要であり,検討項目が多い。 選定ポイント (1) QCPU への置換え,または QCPU の追加に際しては,次のポイントを考慮して選定して ください。 (a) ネットワークケーブルの流用可否と敷設変更 :コスト面 既設ケーブルをそのまま流用できるか,部分変更で対応できるか,新規の敷設が必要 かなどの観点から検討します。 (b) 新規ユニット準備要否 :コスト面 新規に準備が必要なユニットの種類,数量などの観点から検討します。 (c) ネットワークパラメータ,プログラムの変更影響度 :設計工数,メンテナンス性 既存ネットワークパラメータの設定内容をそのまま流用可能か,ネットワークパラ メータの変更に伴うシーケンスプログラムへの影響度などの観点から検討します。 (d) 段階的置換え時の容易性 :拡張性 複数局で構成しているネットワークを段階的に置き換える場合,上記 (a) ∼ (c) を含 めた置換え/追加の容易性の観点から検討します。 (2) システム構成,ネットワークパラメータの設定内容,ネットワーク以外のユニットの置換 え方法などで選定が変わります。 次ページ以降の内容を目安としていただき,実際のシステムに合わせ最適な方法を選んで いただきますようお願い致します。 1 - 18 1 はじめに (1) 既設 A/AnS/QnA/QnASCPU を QCPU へ置き換える 既設 MELSECNET( Ⅱ ) ネットワークシステムの A/AnS/QnA/QnASCPU を,QCPU に置き換えま す。 (a) ネットワークを一斉に MELSECNET/10 に置き換える 既設 MELSECNET( Ⅱ ) の1局を QCPU へ置き換えると同時に,ネットワークを一斉に MELSECNET/10 へ置き換える方法です。 既設ネットワーク構成 置換え後ネットワーク構成 A1 A1 A6 A2 MELSECNET(Ⅱ) A3 A6 A2 MELSECNET/10 A5 A3 A4 項 目 Q5 置き換えたQCPU A4 メリット 概 要 参照項 • 既設ネットワークケーブルをそのまま使 光ケーブル ◎ 用できるため,敷設変更が不要です。 • ケーブル種別により局間距離に制約があるため,局 2.2.1 項 (1) 間距離が長い場合はケーブル種別の確認が必要です。 • 同軸ループから同軸バスへの変更が必要です。 同軸ループ ○ ケーブル敷設 既設の同軸ケーブルの片側が流用可能です。 • 総延長距離の制約があるため,総延長距離が長い場 2.2.1 項 (2) 合はリピータユニットが必要です。 コスト • ツイストペアは MELSECNET/H のみのため,すべて QCPU である必要があります。 ツイスト ペア △ • QCPU への段階的な移行を行う場合,またはリモー ト I/O ネットへ置換えの場合は,同軸バスへの変更 2.2.1 項 (4) が必要です。 (ツイストペアはリモート I/O ネットに は対応していません。* 1) ネットワークユニット 二階層 前半のみ △ ◎ • 既設の全局を MELSECNET/10 ユニットに変更する ことが必要です。 • 既設ネットワークパラメータの設定内容がそのまま 流用可能です。 − 2.5.1 項 (1) • 局固有パラメータの設定が必要です。 ソフト修正 二階層 後半あり ○ • AnN/AnA/AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く)が含 まれる場合は,ネットワークパラメータの新規設定, 2.5.1 項 (1) プログラムの修正が必要です。 三階層 システム △ • 二階層 , 三階層が別ネットワークとなるため,ネット 2.5.3 項 ワークパラメータ,プログラムの見直しが必要です。 2.5.4 項 • 一斉に MELSECNET/10 に置き換えることで,任意 局から QCPU への置換えが可能です。 拡張性 ◎ • ソフト修正が必要な場合,1 台目の置換え時に修正を 行うことで,2 台目以降の置換え時には修正が不要 です。 * 1 リモート I/O 局を通常局に置き換え,PC 間ネットとすることで対応可能です。 1 - 19 − 1 はじめに (b) ゲートウェイセットによる中継を行う 置換え後の QCPU と既設 MELSECNET( Ⅱ ) 間をゲートウェイセットにより中継局を設けて,リ ンクデータの共有化を行う方法です。 既設ネットワーク構成 置換え後ネットワーク構成 A1 A1 A6 A2 MELSECNET(Ⅱ) A3 A6 A2 MELSECNET(Ⅱ) A5 第1段階 A3 A4 中継局 MELSECNET/10 元A5局位置に 中継局を設置 A4 QCPU A5局からの 置換え局 第2段階 A1 A6 A2 QCPU MELSECNET(Ⅱ) MELSECNET/10 中継局 A4 項 目 メリット 元A5局位置に 中継局を設置 概 要 • QCPU への置換え局の位置に中継局 ( ゲートウェイ QCPU A5局からの 置換え局 参照項 セット ) を設けることで,ケーブルの敷設変更が不 第 1 段階 ◎ 要です。 中継局と置換えの新規 QCPU 局間の敷設のみ行いま ケーブル敷設 す。 6.1 節 • 既設 MELSECNET( Ⅱ ) と置換え後の, コスト 第 2 段階 △ 第 1 段階 ○ 第 2 段階 ○ MELSECNET/10 の局数が変わるため,ケーブルの 敷設変更が必要です。 ネットワーク ユニット • 中継局としてゲートウェイセットを追加します。 • 置換えごとに,置換え局の各ユニットを QCPU 対応 ユニットに変更します。 6.1 節 6.2 節 • 1局あたりの送信データ数の制約で全データ中継が不 可のため,中継データを絞り込む必要があります。 また,中継データに合わせプログラムの変更が必要 ソフト修正 △ です。 6.4 節 • 置換えごとに,既設 MELSECNET( Ⅱ ) と置換え後の MELSECNET/10 の局数が変わるため,その都度 ネットワークパラメータとデータリンク間転送パラ メータ,プログラムの修正が必要です。 拡張性 ○ • 置換えごとに QCPU になるため,最終段階になって もユニットの再変更が不要です。 − 1 - 20 1 はじめに (c) MELSECNET ローカル局データリンクユニットにより置き換える 既設 MELSECNET( Ⅱ ) のまま,任意の局を QCPU へ置き換えます。 既設ネットワーク構成 置換え後ネットワーク構成 A1 A1 A6 A2 MELSECNET(Ⅱ) A3 A6 A2 MELSECNET(Ⅱ) A5 A3 A4 Q5 A4 置き換えたQCPU QA1S51B,QA1S6□Bにローカル局用 データリンクユニット装着 (1.1.3 項* 1 参照) 項 目 メリット 概 要 参照項 • 既設ネットワークを保ったまま置換えが可能で ケーブル敷設 ◎ す。光ループ,同軸ループ,ツイストペアのい 7.1 節 (1) ずれも敷設変更が不要です。 • 置換え局は,増設ベースとして QA1S51B また コスト は QA1S6 □ B を接続して,ローカル局用デー ネットワークユニット ○ タリンクユニットを装着します。 • 全局が QCPU となる最終段階では,ローカル局 7.2 節 用データリンクユニットを取り外し, MELSECNET/H に変更することが必要です。 • 既存ネットワークを保っているため,パラメー タ,プログラムの修正なしでリンクが可能で す。 二階層システム ◎ • リンクリフレッシュは FROM/TO 命令で行うた 7.4 節 め,プログラムの追加が必要です。 ( 無償提供サンプルプログラムを流用すること で新規作成が不要です。) • 置換え前の該当局が三階層マスタ局の場合,置 ソフト修正 換え後のユニットは MELSECNET(Ⅱ)マス タ局になれないため,三階層を MELSECNET/ H(10) への変更が必要です。また,三階層ネッ 三階層システム △ トワークパラメータとプログラムの修正が必要 です。 7.3 節 • リンクリフレッシュは FROM/TO 命令で行うた め,プログラムの追加が必要です。 ( 無償提供サンプルプログラムを流用すること で新規作成が不要です。) 拡張性 1 - 21 ◎ • 既設ネットワークパラメータを保ったまま,任 意局から QCPU への置換えが可能です。 − 1 はじめに (2) 既設ネットワークシステムに QCPU を追加する 既設ネットワークシステムに QCPU を追加する方法を説明します。 (a) ネットワークを一括 MELSECNET/10 に置き換える 既設ネットワークを一斉に MELSECNET/10 に置換え,QCPU を追加する方法です。 既設ネットワーク構成 置換え後ネットワーク構成 A1 A1 A6 A2 A6 A2 MELSECNET(Ⅱ) MELSECNET/10 A3 A3 Q7 追加したQCPU A5 A4 A4 項 目 メリット A5 概 要 参照項 • 既設ケーブルは流用可能ですが,1 局追加とな るために追加局の前後の敷設変更が必要です。 光ケーブル ○ • ケーブル種別により,局間距離に制約がありま 2.2.1 項 (1) す。局間距離が長い場合は,ケーブル種別の確 認が必要です。 • 同軸ループから同軸バスへの変更が必要です。 ケーブル敷設 同軸ループ ○ 既設の同軸ケーブルの片側が流用可能です。 • 総延長距離の制約があるため,総延長距離が長 2.2.1 項 (2) い場合はリピータユニットが必要です。 コスト • ツイストペアは MELSECNET/H のみのため, すべて QCPU である必要があります。 ツイスト ペア △ • QCPU への段階的な移行を行う場合,またはリ モート I/O ネットへ置換えの場合は,同軸バス 2.2.1 項 (4) への変更が必要です。(ツイストペアはリモー ト I/O ネットには対応していません。* 1) ネットワークユニット 二階層 前半のみ △ ◎ • 既設の全局を MELSECNET/10 ユニットに変更 することが必要です。 • 追加局に合わせた既設ネットワークパラメータ の修正のみで,データリンクが可能です。 − 2.5.1 項 (1) • 局固有パラメータの設定が必要です。 二階層 ソフト修正 後半あり ○ • AnN/AnA/AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く) が含まれる場合は,ネットワークパラメータの 2.5.1 項 (1) 新規設定,プログラムの修正が必要です。 三階層 システム • 二階層,三階層が別ネットワークとなるため, △ ネットワークパラメータとプログラムの見直し が必要です。 2.5.3 項 2.5.4 項 • 一斉に MELSECNET/10 に置き換えることで, 任意局から QCPU への置換え可能です。 • ソフト修正が必要な場合,1 局目の追加時にパ 拡張性 ◎ ラメータとプログラムの修正で,デ−タリンク − が可能です。2 局目以降の追加時には,追加局 に合わせた既設ネットワークパラメータの修正 のみで,データリンクが可能です。 * 1 リモート I/O 局を通常局に置き換え,PC 間ネットとすることで対応可能です。 1 - 22 1 はじめに (b) ゲートウェイセットにより QCPU を追加する QCPU を新規追加時にゲートウェイセットによる中継を行い,リンクデータの共有化を行います。 既設ネットワーク構成 置換え後ネットワーク構成 A1 A1 A6 A2 A6 A2 MELSECNET(Ⅱ) A3 A3 追加QCPU MELSECNET(Ⅱ) 中継局 A5 QCPU 中継局を追加 A5 A4 A4 項 目 MELSECNET/10 メリット 概 要 参照項 • 中継局を追加するため,ケーブルの敷設変更が 第 1 段階 △ ケーブル敷設 必要です。 • 中継局と追加 QCPU 局間の新規敷設が必要で す。 6.1 節 • 既設の MELSECNET( Ⅱ ) 側は変更が不要です。 コスト 第 2 段階 ○ MELSECNET/10 の追加局による敷設変更のみ で,データリンクが可能です。 ネットワーク ユニット 第 1 段階 ○ 第 2 段階 ◎ • 中継局として,ゲートウェイセットの追加が必 要です。 6.1 節 • 追加する QCPU のみのユニットの追加で,デー 6.2 節 タリンクが可能です。 • 1 局あたりの送信データ数の制約で全データ中 ソフト修正 ○ 継が不可のため,中継データを絞り込む必要が あります。また,中継データに合わせプログラ 6.4 節 ムの変更が必要です。 • MELSECNET/10 側への QCPU の追加のみで す。既設 MELSECNET( Ⅱ ) のシステム構成に 拡張性 ○ 影響がありません。 • 必要に応じ既設MELSECNET(Ⅱ)各局をQCPU に置き換え,MELSECNET/10 に変更すること が可能です。 1 - 23 − 1 はじめに (c) MELSECNET ローカル局データリンクユニットにより QCPU を追加する 既設 MELSECNET( Ⅱ ) のまま,ローカル局データリンクユニットにより QCPU を追加する方法 です。 既設ネットワーク構成 置換え後ネットワーク構成 M M L5 L1 MELSECNET(Ⅱ) MELSECNET(Ⅱ) L2 L2 元L5をL6に 局番変更 L6 L1 L4 L3 L3 追加したQCPU L5 L4 QA1S51B,QA1S6□Bにローカル局用 データリンクユニットを 装着して新L5局を追加 (1.1.3 項* 1 参照) 項 目 メリット 概 要 参照項 • 既設ネットワークを保ったまま,光ループ,同 ケーブル敷設 二階層 システム ◎ 軸ループ,ツイストペアのいずれも追加局に伴 7.1 節 (1) う敷設の変更のみで,データリンクが可能で す。 • 追加局は,増設ベースとして QA1S51B または コスト QA1S6 □ B を接続してローカル局用データリ ネットワークユニット ○ ンクユニットを装着します。 • 全局が QCPU となる最終段階は,ローカル局用 7.2 節 データリンクユニットを取り外し, MELSECNET/H に変更することが必要です。 ソフト修正 ◎ • 追加局に合わせたパラメータの修正のみで, データリンクが可能です。 7.4 節 • ネットワークの敷設の追加とプログラムの修正 のみで,局の追加に対応可能です。 局の追加が容易です。 拡張性 ◎ • 既設ネットワークを保ったまま,光ループ,同 − 軸ループ,ツイストペアのいずれも追加局に伴 う敷設の変更のみで,データリンクが可能で す。 1 - 24 1 はじめに 1.2 A/AnS/QnA/QnAS シリーズ用 MELSECNET/10 から Q シリーズ用 MELSECNET/H への置換え A/AnS/QnA/QnAS シリーズ用 MELSECNET/10 ネットワークシステムのシステム構成ごとに,置 換え後の Q シリーズ用 MELSECNET/H ネットワークシステムの構成,および置換え時におけるシス テム構成上の検討事項を示します。 なお,詳細については「第 4 章 MELSECNET/10 の置換え(PC 間ネット) 」,「第 5 章 MELSECNET/10 の置換え(リモート I/O ネット)」を参照願います。 (1) PC 間ネット PC 間ネットを置き換える場合,下記の共通注意事項に注意ください。 共通注意事項 1) MELSECNET/H ユニットの通常局は,ネットワークパラメータの設定が必要です。 AnN/AnA/AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く)シリーズの CPU ユニットに装着の MELSECNET/10 ユニットを置き換える場合は,新規にネットワークパラメータを設定してく ださい。 (a) 光ループシステムの場合 MELSECNET/10 MELSECNET/H 光ループ システム構成上の検討事項 上記の共通注意事項 1) 以外に下記の項目 光ループ があります。 1MP1 1NS2 ネット ワーク1 1MP1 1NS4 1NS2 ネット ワーク1 • A/AnS/QnA/QnAS シリーズ用 MELSECNET/10 ユニットとの混在 1NS4 時,ネットワーク種別は, MELSECNET/10 モード(管理局)ま 1NS3 たは MELSECNET/10 モード(通常 1NS3 局)を設定ください。 (b) 同軸バスシステムの場合 MELSECNET/10 MELSECNET/H 同軸バス システム構成上の検討事項 上記の項目 1) 以外に下記の項目がありま 同軸バス す。 1MP1 • A/AnS/QnA/QnAS シリーズ用 1MP1 ネットワーク1 1NS2 1NS3 MELSECNET/10 ユニットとの混在 ネットワーク1 1NS4 1NS2 1NS3 時,ネットワーク種別は, 1NS4 MELSECNET/10 モード(管理局)ま たは MELSECNET/10 モード(通常 局)を設定ください。 1 - 25 1 はじめに (c) 同軸ループシステムの場合 MELSECNET/10 同軸ループ MELSECNET/H システム構成上の検討事項 前ページの項目①以外に下記の項目があ 同軸バス ります。 • 総延長距離:MELSECNET/10 システ ムのケーブル流用時に Q シリーズ仕様 値を超える場合は,リピータユニット 1MP1 1MP1 1NS2 ネット ワーク1 の追加などの対策が必要です。 • 接続台数:64 台接続時は,32 台以下の ネットワーク1 1NS4 ネットワーク No. が異なる 2 ∼ 3 つの 1NS2 1NS3 1NS4 1NS3 ネットワークに分割するなどの対策が 必要です。 • 二重ループ:伝送路の二重化が必要な 場合は,光ループシステムへの変更な どが必要です。 (2) リモート I/O ネット リモート I/O ネットを置き換える場合,下記の共通注意事項に注意ください。 共通注意事項 1) マスタ局およびリモート I/O 局は,すべて Q シリーズ用 MELSECNET/H ユニットに置き換え てください。 リモート I/O ネットワークは,Q シリーズ用 MELSECNET/H ユニットと,A/AnS/QnA/ QnAS シリーズ用 MELSECNET/10 ユニットを混在して接続することができません。 ○:接続可,×:接続不可 リモート I/O 局 A/AnS/QnA/QnAS シリーズ用 Q シリーズ用 MELSECNET/H MELSECNET/10 ユニット ユニット ○ × × ○ A/AnS/QnA/QnAS シリーズ用 リモート マスタ局 MELSECNET/10 ユニット Q シリーズ用 MELSECNET/H ユ ニット 2) 多重マスタシステムを置き換える場合,CPU ユニットは Q12PHCPU, Q25PHCPU, Q12PRH CPU, Q25PRHCPU を選択ください。 3) 並列マスタシステムを置き換える場合,異なるネットワーク No. の別ネットワークを構築くだ さい。 (a) 光ループシステムの場合 MELSECNET/10 光ループ MELSECNET/H 光ループ 1MR 1R1 ネット ワーク1 1R2 システム構成上の検討事項 1MR 1R3 1R1 ネット ワーク1 1R3 上記の共通注意事項以外はありません。 1R2 1 - 26 1 はじめに (b) 同軸バスシステムの場合 MELSECNET/10 同軸バス MELSECNET/H 同軸バス 1MR システム構成上の検討事項 1MR ネットワーク1 1R1 前ページの共通注意事項以外はありませ ネットワーク1 1R2 1R3 1R1 1R2 ん。 1R3 (c) 同軸ループシステムの場合 MELSECNET/10 同軸ループ MELSECNET/H システム構成上の検討事項 前ページの共通注意事項以外に,下記の 同軸バス 項目があります。 • 総延長距離:MELSECNET/10 システ ムのケーブル流用時に Q シリーズ仕様 値を超える場合は,リピータユニット 1MR 1MR 1R1 ネット ワーク1 1R3 の追加などの対策が必要です。 ネットワーク No. が異なる 2 ∼ 3 つの 1R1 1R2 • 接続台数:64 台接続時は,32 台以下の ネットワーク1 1R2 1R3 ネットワークに分割するなどの対策が 必要です。 • 二重ループ:伝送路の二重化が必要な 場合は,光ループシステムへの変更な どが必要です。 1 - 27 1 はじめに 1.3 A/AnS/QnA/QnAS シリーズ用 CC-Link から Q シリーズ用 CC-Link へ の置換え A/AnS/QnA/QnAS シリーズの CC-Link システムマスタ・ローカルユニットをご使用の場合は, QJ61BT11N 形 CC-Link システムマスタ・ローカルユニットに置き換えてください。 現在使用されている CC-Link 専用ケーブル,リモート I/O 局,リモートデバイス局,インテリジェ ントデバイス局は,一部の機種を除いて使用できます。 使用できない機種については,「8.7 節 その他の注意事項」を確認してください。 1 - 28 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の 置換え(PC 間ネット) 2 2.1 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え機種一覧 (1) MELSECNET( Ⅱ ) ユニットから MELSECNET/H ユニットへの置換え ネットワーク形態 光ループ (CPU 一体型) 光ループ (CPU 一体型) 同軸ループ (CPU 一体型) 光ループ(単体) 光ループ(単体) 同軸ループ(単体) 2-1 A/AnS/A0J2(H) シリーズ機種 A1NCPUP21 A2NCPUP21 A2NCPUP21-S1 A3NCPUP21 A2ACPUP21 A2ACPUP21-S1 A3ACPUP21 A2CCPUP21 A0J2HCPUP21 A1NCPUP21-S3 A2NCPUP21-S3 A2NCPUP21-S4 A3NCPUP21-S3 A2ACPUP21-S3 A2ACPUP21-S4 A3ACPUP21-S3 A1NCPUR21 A2NCPUR21 A2NCPUR21-S1 A3NCPUR21 A2ACPUR21 A2ACPUR21-S1 A3ACPUR21 A2CCPUR21 A0J2HCPUR21 AJ71AP21 A1SJ71AP21 AJ71P21-S3 AJ71AP21-S3 AJ71P22-S3 AJ71AP22-S3 A1SJ71AP21-S3 AJ71AR21 A1SJ71AR21 Q シリーズ置換え機種 CPU ユニット + QJ71LP21-25(光ループ:SI ケー ブル対応) CPU ユニット + QJ71LP21G(光ループ:GI ケーブ ル対応) CPU ユニット + QJ71BR11(同軸バス) QJ71LP21-25(光ループ:SI ケーブル対応) QJ71LP21G(光ループ:GI ケーブル対応) QJ71BR11(同軸バス) 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (2) MELSECNET/B ユニットから MELSECNET/H ユニットへの置換え ネットワーク形態 ツイストペア A/AnS シリーズ機種 AJ71AT21B A1SJ71AT21B Q シリーズ置換え機種 QJ71NT11B(ツイストバス)* 1 QJ71LP21-25(光ループ:SI ケーブル対応) QJ71BR11(同軸バス) * 1 ツイストバスは,QCPU のみ対応しています。A/AnS/QnA/QnAS シリーズが混在のシステムは構成できません。 また,ツイストバスは PC 間ネットのみであり,リモート I/O ネットには対応していません。 2-2 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 2.2 性能仕様比較 2.2.1 ユニット性能比較 (1) MELSECNET( Ⅱ ) ユニット(光ループ)と MELSECNET/H ユニット(光ループ)との比 較 (a) SI 光ケーブル,H-PCF 光ケーブル用ユニット ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 X/Y 1 ネット ワーク当り の最大リン ク点数 MELSECNET( Ⅱ ) ユニット MELSECNET/H ユニット 光ループ 光ループ (QJ71LP21-25) (MELSECNET/10 モード), 最大 2048 点かつマスタ局の CPU ユニッ (MELSECNET/H モード), ト最大入出力点数 (MELSECNET/H 拡張モード)8192 点 •(MELSECNET/H モード), •(MELSECNET Ⅱモード) , (MELSECNET/H 拡張モード)16384 点 (MELSECNET Ⅱ混在モード)4096 点 ○ ○ •(MELSECNET/10 モード)8192 点 •(MELSECNET モード)1024 点 W •(MELSECNET/H モード), •(MELSECNET Ⅱモード) , (MELSECNET/H 拡張モード)16384 点 (MELSECNET Ⅱ混在モード)4096 点 ○ •(MELSECNET/10 モード), •(MELSECNET モード)1024 バイト 1 局当りの最大 リンク点数 通信速度 置換え時の留意点 •(MELSECNET/10 モード)8192 点 •(MELSECNET モード)1024 点 B 互換性 (MELSECNET/H モード) {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 2000 バイト •(MELSECNET/H 拡張モード) •(MELSECNET Ⅱモード) , (MELSECNET Ⅱ混在モード ) 前半:1024 バイト 後半:1024 バイト △ {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 35840 バイト 1.25Mbps 25Mbps/10Mbps 2000 バイトを越える場 合は,同じネットワーク 番号のユニットを 2 ユ ニット装着するか,また はネットワーク上の全ユ ニットを MELSECNET/ H 拡張モードで構築くだ さい。 ○ • リモート I/O ネットは, 1 ネットワークの 接続局数 65 局(マスタ局:1, ローカル局 + リモート I/O 局:64) 64 局(管理局:1 通常局:63) △ 別ネットワークにして ください。 • 65 局目は,別ネット ワークを構築くださ い。 使用するケーブル 総延長距離 局間距離 最大ネットワーク数 通信方式 SI 光ケーブル H-PCF 光ケーブル SI 光ケーブル H-PCF 光ケーブル 広帯域 H-PCF 光ケーブル QSI 光ケーブル △ 10km 30km ○ 2.2.2 項参照 2.2.2 項参照 △ 置換え前と同じ距離を確 保する場合は,光ケーブ ルの変更,または既存 ケーブルの途中に中継局 を設けてください。 - 239 △ MELSECNET/H の新規 パラメータです。(必須) 半二重ビットシリアル方式 トークンリング方式 △ 通信方式は異なります が,留意点はありませ ん。 伝送路形式 変調方式 (符号化方式) 伝送フォーマット 誤り制御方式 RAS 機能 入出力占有点数 2-3 既設の SI ケーブルを使 用時,局間距離が短くな る場合がありま す。(2.2.2 項参照) 二重ループ (変調方式)CMI 方式 ○ (符号化方式)NRZI 符号 △ HDLC 準拠(フレーム形式) ○ CRC(X16+X12+X5+1) およびタイムオーバによるリトライ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 • 自局のリンク回線チェックなどの診断機能 CPU 一体型:0 点, 単体 :32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) 変調方式は異なります が,留意点はありませ ん。 ○ △ CPU 一体型からの置換 え時は,新規に 1 スロッ ト(32 点)が必要です。 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (b) GI 光ケーブル用ユニット ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 X/Y 1 ネットワー B ク当りの最 大リンク点 数 MELSECNET( Ⅱ ) ユニット MELSECNET/H ユニット 光ループ 光ループ (QJ71LP21G) (MELSECNET/10 モード), 最大 2048 点かつマスタ局の CPU ユニッ (MELSECNET/H モード), ト最大入出力点数 (MELSECNET/H 拡張モード)8192 点 •(MELSECNET/H モード), •(MELSECNET Ⅱモード) , (MELSECNET Ⅱ混在モード)4096 点 ○ (MELSECNET/H 拡張モード)16384 点 ○ •(MELSECNET/10 モード)8192 点 •(MELSECNET/H モード), •(MELSECNET Ⅱモード) , (MELSECNET Ⅱ混在モード)4096 点 (MELSECNET/H 拡張モード)16384 点 ○ •(MELSECNET/10 モード), •(MELSECNET モード)1024 バイト 1 局当りの最大 リンク点数 通信速度 置換え時の留意点 •(MELSECNET/10 モード)8192 点 •(MELSECNET モード)1024 点 •(MELSECNET モード)1024 点 W 互換性 •(MELSECNET Ⅱモード) , (MELSECNET Ⅱ混在モード ) 前半:1024 バイト 後半:1024 バイト (MELSECNET/H モード) {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 2000 バイト •(MELSECNET/H 拡張モード) △ {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 35840 バイト 1.25Mbps 10Mbps 2000 バイトを越える場 合は,同じネットワーク 番号のユニットを 2 ユ ニット装着するか,また はネットワーク上の全ユ ニットを MELSECNET/ H 拡張モードで構築くだ さい。 ○ • リモート I/O ネットは, 1 ネットワークの 接続局数 65 局(マスタ局:1, ローカル局 + リモート I/O 局:64) 64 局(管理局:1 通常局:63) △ 別ネットワークにして ください。 • 65 局目は,別ネット ワークを構築ください。 使用するケーブル 総延長距離 GI 光ケーブル 10km 30km 局間距離 最大ネットワーク数 通信方式 GI 光ケーブル:2km 伝送フォーマット 誤り制御方式 ○ ○ - 239 △ MELSECNET/H の新規 パラメータです。(必須) 半二重ビットシリアル方式 トークンリング方式 △ 通信方式は異なりますが, 留意点はありません。 伝送路形式 変調方式 (符号化方式) ○ 二重ループ (変調方式)CMI 方式 ○ (符号化方式)NRZI 符号 △ HDLC 準拠(フレーム形式) ○ CRC(X16+X12+X5+1) およびタイムオーバによるリトライ ○ RAS 機能 ・異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 ・自局のリンク回線チェックなどの診断機能 ○ 入出力占有点数 CPU 一体型:0 点, 単体 :32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) △ 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) 変調方式は異なりますが, 留意点はありません。 CPU 一体型からの置換え 時は,新規に 1 スロット (32 点)が必要です。 2-4 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (2) MELSECNET( Ⅱ ) ユニット(同軸ループ)と MELSECNET/H ユニット(同軸バス)との 比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 X/Y 1 ネットワー ク当りの最 B 大リンク点 数 W MELSECNET( Ⅱ ) ユニット MELSECNET/H ユニット 同軸ループ 同軸バス (QJ71BR11) (MELSECNET/10 モード), 最大 2048 点かつマスタ局の CPU ユニッ (MELSECNET/H モード), ト最大入出力点数 (MELSECNET/H 拡張モード)8192 点 •(MELSECNET モード)1024 点 •(MELSECNET/10 モード)8192 点 •(MELSECNET Ⅱモード), •(MELSECNET/H モード), (MELSECNET Ⅱ混在モード)4096 点 (MELSECNET/H 拡張モード)16384 点 •(MELSECNET モード)1024 点 •(MELSECNET/10 モード)8192 点 •(MELSECNET Ⅱモード), •(MELSECNET/H モード), (MELSECNET Ⅱ混在モード)4096 点 (MELSECNET/H 拡張モード)16384 点 互換性 ○ ○ ○ •(MELSECNET/10 モード), •(MELSECNET モード)1024 バイト 1 局当りの最大 リンク点数 •(MELSECNET Ⅱモード), (MELSECNET Ⅱ混在モード ) 前半:1024 バイト 後半:1024 バイト 通信速度 (MELSECNET/H モード) {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 2000 バイト •(MELSECNET/H 拡張モード) △ {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 35840 バイト 1.25Mbps 10Mbps 置換え時の留意点 2000 バイトを越える場 合は,同じネットワーク 番号のユニットを 2 ユ ニット装着するか,また はネットワーク上の全ユ ニットを MELSECNET/ H 拡張モードで構築くだ さい。 ○ • リモート I/O ネットは, 1 ネットワークの 接続局数 65 局(マスタ局:1, ローカル局 + リモート I/O 局:64) 32 局(管理局:1,通常局:31) △ 別ネットワークにして ください。 • 33 局以降は,別ネット △ 既設のケーブルを使用時, 総延長距離,局間距離が 短くなります。 ワークを構築ください。 3C-2V 5C-2V 3C-2V 5C-2V,5C-FB 総延長距離 3C-2V:10km 5C-2V:10km 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB:500m △ A6BR10/A6BR10-DC 形リピータユニットを使 用するか,別ネットワー クを構築ください。 局間距離 3C-2V:500m 5C-2V:500m 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB:500m △ 3C-2V 使用時は,途中に A6BR10/A6BR10-DC 形リピータユニットを使 用ください。 - 239 △ MELSECNET/H の新規 パラメータです。(必須) 半二重ビットシリアル方式 トークンリング方式 △ 通信方式は異なりますが, 留意点はありません。 二重ループ 一重バス △ 伝送路形式は異なります が,留意点はありません。 (変調方式)CMI 方式 (符号化方式)マンチェスタ符号 △ 変調方式は異なりますが, 留意点はありません。 使用するケーブル 最大ネットワーク数 通信方式 伝送路形式 変調方式 (符号化方式) 伝送フォーマット 誤り制御方式 HDLC 準拠(フレーム形式) ○ CRC(X16+X12+X5+1) およびタイムオーバによるリトライ ○ • 異常検出およびケーブル断線による RAS 機能 ループバック機能 • 自局のリンク回線チェックなどの診断 自局のリンク回線チェックなどの診断機能 △ 機能 入出力占有点数 2-5 CPU 一体型:0 点, 単体 :32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) △ 同軸バスシステムは, ループバック機能が使用 できません。 ループバック機能を使用 する場合は,光ループシ ステムをご検討ください。 CPU 一体型からの置換え 時は,新規に 1 スロット (32 点)が必要です。 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (3) MELSECNET/B ユニット(ツイストペア)と MELSECNET/H ユニット(光ループ/同軸 バス)との比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 MELSECNET/B ユニット MELSECNET/H ユニット 光ループ (QJ71LP21-25) ツイストペア X/Y 1 ネット ワーク当 りの最大 リンク点 数 B W 同軸バス (QJ71BR11) (MELSECNET/10 モード), 最大 2048 点かつマスタ局の CPU ユニッ (MELSECNET/H モード), ト最大入出力点数 (MELSECNET/H 拡張モード)8192 点 •(MELSECNET モード)1024 点 •(MELSECNET/10 モード)8192 点 •(MELSECNET Ⅱモード), •(MELSECNET/H モード) , (MELSECNET Ⅱ混在モード)4096 点 (MELSECNET/H 拡張モード)16384 点 •(MELSECNET モード)1024 点 •(MELSECNET/10 モード)8192 点 •(MELSECNET Ⅱモード), •(MELSECNET/H モード) , (MELSECNET Ⅱ混在モード)4096 点 (MELSECNET/H 拡張モード)16384 点 互換性 ○ ○ ○ •(MELSECNET/10 モード), •(MELSECNET モード)1024 バイト 1 局当りの最大 リンク点数 通信速度 1 ネットワーク の接続局数 使用する ケーブル 総延長距離 局間距離 最大ネット ワーク数 通信方式 伝送路形式 変調方式 (符号化方式) 伝送 フォーマット 誤り制御方式 RAS 機能 入出力占有点数 •(MELSECNET Ⅱモード), (MELSECNET Ⅱ混在モード ) リンクパラメータ前半:1024 バイト リンクパラメータ後半:1024 バイト 125kbps/250kbps/500kbps/1Mbps 32 局(マスタ局:1, ローカル局 + リモート I/O 局:31) シールド付ツイストペアケーブル 125kbps:1200m 250kbps:600m 500kbps:400m 1Mbps:200m 125kbps:1200m 250kbps:600m 500kbps:400m 1Mbps:200m 置換え時の留意点 (MELSECNET/H モード) {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 2000 バイト •(MELSECNET/H 拡張モード) △ {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 35840 バイト 2000 バイトを越える場合は, 同じネットワーク番号のユ ニットを 2 ユニット装着する か,またはネットワーク上の 全ユニットを MELSECNET/ H 拡張モードで構築ください。 25Mbps/10Mbps - ○ - 10Mbps ○ 64 局(管理局:1 通常局:63) - △ リモート I/O ネットは,別 ネットワークにしてください。 - 32 局(管理局:1 通常局:31) △ リモート I/O ネットは,別 ネットワークにしてください。 SI 光ケーブル H-PCF 光ケーブル 広帯域 H-PCF 光 ケーブル QSI 光ケーブル - △ 光ケーブルの新規敷設が必要 です。 - 3C-2V 5C-2V, 5C-FB △ 同軸ケーブルの新規敷設が必 要です。 30km - ○ - 3C-2V:300m 5C-2V, 5C-FB: 500m 2.2.2 項参照 - - 3C-2V:300m 5C-2V, 5C-FB: 500m △ A6BR10/A6BR10-DC 形リ ピータユニットを使用するか, 別ネットワークを構築くださ い。 △ 1200m が必要な場合,光ケー ブルは GI 光ケーブで統一し, ユニットは QJ71LP21G を使 用ください。 △ A6BR10/A6BR10-DC 形リ ピータユニットを使用するか, 別ネットワークを構築くださ い。 - 239 △ MELSECNET/H の新規パラ メータです。(必須) 半二重ビットシリアル方式 トークンバス方式 △ 通信方式は異なりますが,留 意点はありません。 伝送路形式は異なりますが, 留意点はありません。 一重バス (変調方式)NRZI 方式 二重ループ - △ - 一重バス ○ (符号化方式) NRZI 符号 - ○ - (符号化方式) マンチェスタ符号 △ HDLC 準拠(フレーム形式) CRC(X16+X12+X5+1) およびタイムオーバによるリトライ 自局のリンク回線チェックなどの診断機能 単体:32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) 変調方式は異なりますが,留 意点はありません。 ○ ○ ○ ○ 2-6 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (4) MELSECNET/B ユニット(ツイストペア)と MELSECNET/H ユニット(ツイストバス) との比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 MELSECNET/H ユニット (QJ71NT11B) MELSECNET/B ユニット ツイストペア X/Y 1 ネット ワーク当り B の最大リン ク点数 W ツイストペア •(MELSECNET/H モード), •(MELSECNET Ⅱモード) , (MELSECNET Ⅱ混在モード)4096 点 •(MELSECNET モード)1024 点 (MELSECNET Ⅱ混在モード)4096 点 •(MELSECNET モード)1024 バイト 1 局当りの最大 リンク点数 通信速度 1 ネットワークの 接続局数 使用する ケーブル 総延長距離 局間距離 最大ネット ワーク数 通信方式 •(MELSECNET Ⅱモード) , (MELSECNET Ⅱ混在モード ) リンクパラメータ前半:1024 バイト リンクパラメータ後半:1024 バイト 伝送フォーマット 誤り制御方式 RAS 機能 入出力占有点数 2-7 (MELSECNET/H 拡張モード)16384 点 {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 2000 バイト •(MELSECNET/H 拡張モード) 32 局(マスタ局:1, ローカル局 + リモート I/O 局:31) 125kbps:1200m 250kbps:600m 500kbps:400m 1Mbps:200m 125kbps:1200m 250kbps:600m 500kbps:400m 1Mbps:200m ○ ○ •(MELSECNET/H モード) 156kbps/312kbps/ 625kbps/ 156kbps/312kbps/ 1.25Mbps/ 625kbps/1.25Mbps 2.5Mbps/ 5Mbps/ 10Mbps シールド付ツイストペアケーブル ○ △ {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 35840 バイト 125kbps/ 250kbps/ 500kbps/ 1Mbps 32 局 (管理局:1 通常局:31) 2000 バイトを越える場 合は,ネットワーク上の 全ユニットを MELSECNET/H 拡張 モードで構築ください。 ○ △ シールド付ツイスト ペアケーブル CC-Link 専用 ケーブル ○ 156kbps:1200m 312kbps:600m 625kbps:400m 1.25Mbps:200m 156kbps:1200m 312kbps:900m 625kbps:600m 1.25Mbps:400m 2.5Mbps:200m 5Mbps:150m 10Mbps:100m ○ 156kbps:1200m 312kbps:600m 625kbps:400m 1.25Mbps:200m 156kbps:1200m 312kbps:900m 625kbps:600m 1.25Mbps:400m 2.5Mbps:200m 5Mbps:150m 10Mbps:100m ○ リモート I/O ネットは, 別ネットワークにしてく ださい。 Q シリーズ以外の CPU を含む構成はできません。 - 239 △ MELSECNET/H の新規 パラメータです。(必須) 半二重ビットシリアル方式 トークンバス方式 △ 通信方式は異なりますが, 留意点はありません。 伝送路形式 変調方式 (符号化方式) (MELSECNET/H 拡張モード)16384 点 •(MELSECNET/H モード), •(MELSECNET Ⅱモード) , 置換え時の留意点 CC-Link 最大 2048 点かつマスタ局の CPU ユニッ (MELSECNET/H モード), ト最大入出力点数 (MELSECNET/H 拡張モード)8192 点 •(MELSECNET モード)1024 点 互換性 一重バス (変調方式)NRZI 方式 ○ (符号化方式) NRZI 符号 △ HDLC 準拠(フレーム形式) ○ CRC(X16+X12+X5+1) およびタイムオーバによるリトライ ○ 自局のリンク回線チェックなどの診断機能 ○ 単体:32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) ○ 変調方式は異なりますが, 留意点はありません。 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 2.2.2 ケーブル仕様比較 (1) 光ファイバケーブル (a) 総延長距離 光ファイバケーブルによって,総延長距離 (30km) は異なりません。 (b) 局間距離 1) SI 光ファイバケーブル ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H ユニット ユニット 種 類 SI 光ファイバケーブル (タイプ:A-2P- □) SI 光ファイバケーブル L タイプ H タイプ (光ループ) 互換性 置換え時の留意点 (光ループ) 1km 500m 10Mbps 時 500m 300m 25Mbps 時 200m 100m △ △ 1km 500m 200m △ 1km - 1km 1km 1km 400m 1km 1km △ ○ ○ (タイプ:AN-2P- □) H-PCF 光ファイバケーブル 広帯域 H-PCF 光ファイバケーブル QSI 光ファイバケーブル 下記,* 1 参照 下記,* 2 参照 * 1 局間距離が MELSECNET/H の仕様を満足しない場合は,光ファイバケーブルの種類を変更する,または既存ケーブルの 途中に中継局を設けてください。 * 2 局間距離が MELSECNET/H の仕様を満足しない場合は,通信速度 10Mbps で使用する,光ファイバケーブルの種類を 変更する,または既存ケーブルの途中に中継局を設けてください。 2) GI 光ファイバケーブル ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 種 類 GI 光ファイバ ケーブル MELSECNET( Ⅱ ) ユニット MELSECNET/H ユニット (光ループ) (光ループ) 2km 2km 互換性 置換え時の留意点 ○ (2) 同軸ケーブル (a) 総延長距離 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) ユニット MELSECNET/H ユニット (同軸ループ) (同軸バス) 3C-2V 10km 300m △ 5C-2V 10km 500m △ 5C-FB − 500m − 種 類 互換性 置換え時の留意点 下記,* 3 参照 * 3 総延長距離が MELSECNET/H の仕様を満足しない場合は,ネットワーク内に A6BR10/A6BR10-DC 形リピータユ ニットを使用するか,または別ネットワークを構築ください。 (b) 局間距離 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) ユニット (同軸ループ) MELSECNET/H ユニット (同軸バス) 互換性 3C-2V 500m 300m △ 5C-2V 500m 500m ○ 5C-FB − 500m − 種 類 置換え時の留意点 下記,* 4 参照 * 4 局間距離が MELSECNET/H の仕様を満足しない場合は,ネットワーク内に A6BR10/A6BR10-DC 形リピータユニッ トを使用ください。 2-8 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 備 考 A6BR10/A6BR10-DC 形 MELSECNET/10 同軸バスシステム用リピータユニットを使用した延長 方法を下記に示します。 詳しくは,A6BR10/A6BR10-DC 形 MELSECNET/10 同軸バスシステム用リピータユニットユー ザーズマニュアル(IB-68426)を参照してください。 (1) 500m(5C-2V,5C-FB),300m(3C-2V) の局間距離を延ばすことができます。 最大 500m (5C-2V, 5C-FB) 300m (3C-2V) CPU BR R R A6B R10 BR ・・・QJ71BR11 R R ・・・終端抵抗 R CPU BR 最大 500m (5C-2V, 5C-FB) 300m (3C-2V) 1 つのネットワークでリピータユニットを 4 台まで使用できます。* 5 総延長距離を最大 2.5km にできます。 (2) CPU BR CPU BR CPU BR R R A6B R10 R CPU BR CPU BR R R A6B R10 A6B R10 R R CPU BR 最大2.5km * 5 終端抵抗 A6RCON-R75(別売)の追加が必要です。 2-9 R A6B R10 R R CPU BR 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (3) ツイストペアケーブル (a) 総延長距離,局間距離 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 通信速度 MELSECNET/B ユニット ツイストペアケーブル 125kbps 250kbps 312kbps 500kbps 625kbps 1Mbps 1.25Mbps 2.5Mbps 5Mbps 10Mbps 1200m 600m 400m 200m - MELSECNET/H ユニット (QJ71NT11B) ツイストペア CC-Link ケーブル 1200m 600m 400m 200m ( 使用不可 ) ケーブル 1200m 900m 600m 400m 200m 150m 100m 互換性 置換え時の留意点 ○ ○ ○ ○ - 250Kbps 使用時は 312kbps に置換え 500Kbps 使用時は 625kbps に置換え 1Mbps 使用時は 1.25Mbps に置換え MELSECNET/H の新規機能 (b) ケーブル仕様 1) ツイストペアケーブル 項 目 仕 様(KNPEV-SB 0.5SQ × 1P * 1 ) 構造 ケーブル種類 芯線数 導体抵抗 (20 ℃ ) 絶縁抵抗 (20 ℃ ) 耐電圧 V-min 静電容量 (1kHz) 特性インピーダンス シールド付ツイストペアケーブル 2芯 39.4Ω / km 以下 10MΩ / km 以上 AC1000V 1 分間 平均 70nF / km 以下 110 ± 10Ω (100kHz) * 1 MELSECNET/B ツイストペアケーブルと同一仕様です。 既設 MELSECNET/B ツイストペアケーブルを流用時は,端末加工の変更が必要です。 詳細は,「Q 対応 MELSECNET/H ネットワークシステムリファレンスマニュアル(PC 間ネット編 ):SH-080026)を 参照してください。 2) CC-Link 専用ケーブル 製品名 CC-Link 専用 Ver.1.10 対応 ケーブル 形 名 FANC-110SBH FA-CBL200PSBH 連絡先 三菱電機システムサービス株式会社 三菱電機エンジニアリング株式会社 2 - 10 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 2.3 機能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 項 目 MELSECNET( Ⅱ ) ユニット MELSECNET/B ユニット • マスタ局とローカル局および リモート局間を X/Y を使用し サイクリック伝送 て 1:1 交信する。 • マスタ局と全ローカル局間を B/W を使用して交信する。 • マスタ局から LRDP/LWTP 命 令を使用して,ローカル局の シーケンサ CPU のデバイス を読出し/書込みする。 トランジェント伝送 • マスタ局に接続した GX Developer から他局へアクセ スする。 • ローカル局に接続した GX Developer からマスタ局へア クセスする。 自動復列機能 互換性 置換え時の留意点 • 管理局と通常局間を LX/LY を 使用して 1:1 交信する。 • 管理局と全通常局間をLB/LW ○ を使用して交信する。 • 管理局から READ/WRITE/ ZNRD/ZNWR 命令を使用し 他局のシーケンサ CPU の て,通常局のシーケンサ CPU デバイスを読出し/書込 のデバイスを読出し/書込み みする LRDP/LWTP 命 する。 •管理局に接続した GX △ Developer から他局へアクセ 令を,READ/WRITE 命 令,または ZNRD/ ZNWR 命令に修正くださ スする。 い。 •通常局に接続した GX (2.6.2 項参照) Developer から管理局および 他通常局へアクセスする。 解列されたローカル局が正常状 解列された通常局が正常状態に 態に戻った場合,自動的に復列 戻った場合,自動的に復列し しデータリンクを再開する。 データリンクを再開する。 光ループシステム,同軸ループ ループバック機能 MELSECNET/H ユニット システムの場合,ケーブル断線 などの異常発生時に異常個所を 切り離し,ループバックにより 動作可能な局で正常動作を継続 する。 ○ 光ループシステムの場合,ケー ブル断線などの異常発生時に異 常個所を切り離し,ループバッ ○ クにより動作可能な局で正常動 作を継続する。 管理局がダウンしたとき,通常 管理局移行機能 - 局が管理局の代わりになり,リ ○ ンクを続行する。 特殊リレー (M9200 ∼ 9255) , リンク特殊リレー (SB0 ∼ 異常検出 特殊レジスタ (D9200 ∼ 9255) 1FF),リンク特殊レジスタ のデータにより,異常個所を検 (SW0 ∼ 1FF) のデータにより, 出する。 異常個所を検出する。 シーケンスプログラムの △ デバイスを変更ください。 (2.6.1 項参照) モード設定スイッチで下記のテ スト項目を設定する。 自己診断テスト機能 モード設定スイッチで下記のテ • 自己折り返しテスト スト項目を設定する。 • 内部自己折り返しテスト ・自己折り返しテスト • ハードウェアテスト ・局間テスト • ネットワークパラメータで下 ・正ループ/副ループテスト 記のテスト項目を設定する。 • 局間テスト • 正ループ/副ループテスト 2 - 11 局間テスト,正ループ・ △ 副ループテストは,ネッ トワークパラメータ設定 で実施ください。 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 2.4 スイッチ設定比較 (1) MELSECNET( Ⅱ ) ユニットと MELSECNET/H(光ループ,同軸バス)ユニットとの比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし スイッチ名称 内 容 MELSECNET( Ⅱ ) ユニット MELSECNET/H ユニット 局番設定スイッチ 局番号を設定します。 局番号を設定します。 モード切換え 動作するモード,または自己診 動作するモード,または自己診 スイッチ 断テストモードを設定します。 断テストモードを設定します。 互換性 置換え時の留意点 ○ 局間テスト,正ループ・副 △ ループテストは,GX Developer のネットワーク パラメータで設定します。 (2) MELSECNET/B ユニットと MELSECNET/H(光ループ,同軸バス)ユニットとの比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし スイッチ名称 内 容 MELSECNET/B ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 置換え時の留意点 局番設定スイッチ 局番号を設定します。 局番号を設定します。 ○ モード切換え スイッチ 動作するモード,または自己診 断テストモードを設定します。 動作するモード,または自己診 断テストモードを設定します。 △ ループテストは,GX Developer のネットワーク 通信速度スイッチ 通信速度を設定します。 - △ 設定は不要です。 局間テスト,正ループ・副 パラメータで設定します。 (3) MELSECNET/B ユニットと MELSECNET/H(ツイストバス)ユニットとの比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし スイッチ名称 内 容 MELSECNET/B ユニット 局番設定スイッチ 局番号を設定します。 モード切換え 動作するモード,または自己診 スイッチ 断テストモードを設定します。 MELSECNET/H ユニット 局番/モード設定スイッチで局 番を設定します。 互換性 置換え時の留意点 ○ 局番/モード設定スイッチで自 己診断テストモードを設定しま ○ す。 通信速度は 通信速度スイッチ 通信速度を設定します。 通信速度を設定します。 △ GX Developer のネット ワークパラメータで設定し ます。 2 - 12 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 2.5 パラメータ比較 2.5.1 パラメータ比較 MELSECNET( Ⅱ ) のネットワークパラメータは,GX Developer の PC タイプ変更すると削除され ます。PC タイプ変更後 MELSECNET/H ネットワークパラメータを設定し直してください。 (1) MELSECNET( Ⅱ ) から MELSECNET/H への置換え 以下に MELSECNET( Ⅱ ) ネットワークパラメータ設定と MELSECNET/H ネットワークパラメータ 設定の比較を示します。 MELSECNET( Ⅱ ) マスタ局は,MELSECNET/H 管理局と比較し,MELSECNET( Ⅱ ) ローカル局 は,MELSECNET/H 通常局と比較をします。 MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H 光ループ 光ループ M 1MP4 L1 L3 1NS1 L2 ネット ワーク1 1NS3 1NS2 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H ○ 先頭 I/O No. * 1 先頭 I/O No. ○ ――― (設定なし) ネットワーク No. △ MELSECNET/H は必須 総(子)局数 総(子)局数 △ 総接続台数は最大 64 台 ――― (設定なし) グループ No. △ MELSECNET/H は必須 ネ 管理局,通常局に対する ネ ッ ッ LB,LW 割付 ス 管 ト マスタ局,ローカル局 理 ト 局固有パラメータ タ ワ に対する LB,LW 割付 局 ワ 補助設定 - 送信データ局単 局 | (前半・後半) | 位保証指示あり ク ク 補助設定 - 受信データ局単 範 範 位保証指示あり 囲 管理局,通常局に対する 囲 割 付 マスタ局,ローカル局 割 LX/LY 割付 付 I/O マスタ局指定 に対する LX/LY 割付 *1 | カ ル 局 置換え時の留意点 ネットワーク種別 マ ロ 互換性 ネットワーク種別 ○ △ *2 △ *3 ○ △ LX/LY の交信時に必須 リフレッシュパラメータ リフレッシュパラメータ ○ ネットワーク種別* 1 ネットワーク種別 ○ 先頭 I/O No. ○ ネットワーク No. グループ No. △ △ MELSECNET/H は必須 MELSECNET/H は必須 局固有パラメータ △ *2 リフレッシュパラメータ ○ 先頭 I/O No. * 1 ――― (設定なし) リフレッシュパラメータ* 1 通 常 局 * 1 AnU/AnUS(H)/QnA/QnASCPU 装着時に設定する * 2 MELSECNET( Ⅱ ) で LB/LW を前半/後半の両方を設定している場合に使用する(詳細は「2.5.2 項二階層システムの パラメータ変更例」を参照) * 3 1度に2ワード以上のサイクリックデータを読み出し/書込みする場合のデータ泣き別れ防止機能です。(詳細は「2.7 節 置換え時の注意事項」を参照) 2 - 13 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 2.5.2 二階層システムのパラメータ変更例 MELSECNET(Ⅱ)を MELSECNET/H に置き換えるにあたり,LB/LW のネットワークパラメータ の変更方法例を示します。 MELSECNET(Ⅱ)は,次の3つの動作モードがあるので動作モードごとに変更方法を示します。 • MELSECNET モード • MELSECNET Ⅱモード • MELSECNET Ⅱ混在モード (1) MELSECNET モード MELSECNET モード二階層システム構成を例にしてパラメータ変更の手順を示します。 MELSECNET のマスタ局は,MELSECNET/H の管理局へ置き換え,MELSECNET のローカル局は, MELSECNET/H の通常局へ置き換えます。 MELSECNET MELSECNET/H 光ループ 光ループ M 1MP1 A3ACPU L1 L3 1NS2 ネット ワーク1 A2ACPU L2 1NS3 Q06HCPU 1NS4 Q02HCPU 〔リンクパラメータの設定範囲〕 B/W 0 100 M 200 L1 300 L2 380 L3 3FF アキ MELSECNET/H ユニットの通常局はネットワークパラメータの設定が必要です。AnN/AnA/ AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く)に装着の MELSECNET(Ⅱ)ユニットを置き換える場合は,新 規にネットワークパラメータを設定してください。 MELSECNET/H の各局で設定が必要なパラメータを以下に示します。 共通パラメータ 1Mp1 1Ns2 1Ns3 1Ns4 (ネットワーク範囲割付) ○ ( 例 (c) ②参照 ) リフレッシュパラメータ △ ( 例 (c) ③参照 ) △ ( 例 (d) ②参照 ) △ ( 例 (d) ②参照 ) △ ( 例 (d) ②参照 ) ○:設定が必要/△:設定が必要(ただしデフォルトでも可) 2 - 14 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (a) MELSECNET マスタ局 MELSECNET マスタ局 (A3ACPU) のネットワークパラメータ設定を次に示します。 ①ネットワークパラメータ設定(A3ACPU:MELSECNET マスタ局) ②ネットワーク範囲割付(A3ACPU:MELSECNET マスタ局) (b) MELSECNET ローカル局 マスタ局 (A3ACPU) のネットワーク範囲割付に従い全局がサイクリック交信を行うため,ローカ ル局のネットワーク範囲割付のパラメータ設定はありません。 2 - 15 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (c) MELSECNET/H 管理局 MELSECNET/H 管理局(Q06HCPU)に置き換えたときのネットワークパラメータ設定を次に示 します。 ①ネットワークパラメータ設定(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局) ②ネットワーク範囲割付(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局) ③リフレッシュパラメータ(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局) 2 - 16 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (d) MELSECNET/H 通常局 MELSECNET/H 通常局(Q02HCPU)に置き換えたときのネットワークパラメータ設定を次に示 します。 全局の通常局で同一のパラメータ設定が必要です。 ①ネットワークパラメータ設定(Q02HCPU:MELSECNET/H 通常局) ②リフレッシュパラメータ(Q02HCPU:MELSECNET/H 通常局) 2 - 17 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (2) MELSECNET Ⅱモード MELSECNET Ⅱモード二階層システム構成を例にしてパラメータ変更の手順を示します。 MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H 光ループ 光ループ M L1 L3 100 M 200 L1 300 L2 リンクパラメータ 前半の設定範囲 400 L3 1NS2 ネット ワーク1 A2ACPU L2 B/W 0 1MP1 A3ACPU 1NS3 800 900 M A00 L1 B00 Q06HCPU 1NS4 Q02HCPU FFF L2 リンクパラメータ 後半の設定範囲 MELSECNET Ⅱの前半,後半の各設定は,MELSECNET/H では, 「局固有パラメータ」による「設 定 1」および「設定 2」を全局に設定して対応します。 (例)通常局 (1Ns2) の局固有パラメータ CPU MELSECNET/H(通常局:1NS2) 局固有パラメータ(LB/LW) 0 リフレッシュ 3FF 0 │ FF 1MP1 100 │ 1FF 1NS2 200 │ 2FF 1NS3 300 │ 3FF 1NS4 共通パラメータ(LB/LW) 000 1MP1 1FF 200 1NS2 データ送受信 各局 3FF 800 8FF 800 │ 8FF 1MP1 900 │ 9FF 1NS2 A00 │ AFF 1NS3 400 1NS3 5FF 600 1NS4 6FF 2 - 18 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET/H ユニットの通常局はネットワークパラメータの設定が必要です。 AnN/AnA/AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く)に装着の MELSECNET(Ⅱ)ユニットを置き換える 場合は,新規にネットワークパラメータを設定してください。 MELSECNET/H の各局で設定が必要なパラメータを以下に示します。 共通パラメータ 1Mp1 (ネットワーク範囲割付) ○ ( 例 (b) 2) 参照 ) 1Ns2 1Ns3 1Ns4 局固有パラメータ リフレッシュパラメータ ○ △ ( 例 (b) 3) 参照 ) ○ ( 例 (b) 4) 参照 ) △ ( 例 (c) 2) 参照 ) ○ ( 例 (c) 3) 参照 ) △ ( 例 (c) 2) 参照 ) ○ ( 例 (c) 3) 参照 ) △ ( 例 (c) 2) 参照 ) ( 例 (c) 3) 参照 ) ○:設定が必要/△:設定が必要(ただしデフォルトでも可) (a) MELSECNET Ⅱマスタ局 MELSECNET Ⅱマスタ局 (A3ACPU) のネットワークパラメータ設定を次に示します。 ①ネットワークパラメータ設定(A3ACPU:MELSECNET Ⅱマスタ局) ②ネットワーク範囲割付(A3ACPU:MELSECNET Ⅱマスタ局) 2 - 19 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (b) MELSECNET/H 管理局 MELSECNET Ⅱの前半,後半の各設定は,MELSECNET/H では,「局固有パラメータ」による 「設定 1」および「設定 2」を設定して対応します。 MELSECNET Ⅱの前半,後半の置換え時のポイント MELSECNET/H の局固有パラメータを使用することで MELSECNET Ⅱのシーケンスプログラムの流用率を高くできます。 局固有パラメータ設定時のポイントを次に示します。 • 全局に局固有パラメータ設定をします。 • ネットワークにベーシックモデル(Q00JCPU,Q00CPU,Q01CPU)がある場合は,ベーシックモデルが「局固有パラ メータ」設定機能が使用できないので,「デバイス一括置換」機能を使用して前半,後半の各設定を連続番号にデバイス変更 をしてください。 1) ネットワークパラメータ MELSECNET/H 管理局(Q06HCPU)のネットワークパラメータ設定は,MELSECNET モー ドに置き換えたときのパラメータと同じです。 ネットワークパラメータ設定(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局) 2) ネットワーク範囲割付パラメータ 共通パラメータは,前半と後半の合計点数を設定してください。 ネットワーク範囲割付(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局) 2 - 20 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 3) 局固有パラメータ 固有パラメータは,前半を「設定 1」に設定し,後半を「設定 2」に設定をしてください。 局固有パラメータ(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局) ポイント 置換え前の MELSECNET Ⅱの前半を「0 点」,後半を「n 点」に設定していた場合は,前半の 設定がないため,後半の設定を「局固有パラメータ」の「設定 1」に設定してください。 (局固有パラメータの設定で,「設定 2」側のみの設定はできません。) 4) リフレッシュパラメータ リフレッシュパラメータ(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局) 2 - 21 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (c) MELSECNET/H 通常局 1) ネットワークパラメータ設定 MELSECNET/H 通常局(Q02HCPU)のネットワークパラメータ設定は,MELSECNET モー ドに置き換えたときの MELSECNET/H 通常局と同じです。((1) MELSECNET モードを参照 ください。) 2) 局固有パラメータ 局固有パラメータの設定は,管理局と同じ内容の設定を通常局の全局に設定が必要です。 局固有パラメータ(Q02HCPU:MELSECNET/H 通常局) 3) リフレッシュパラメータ 全局の通常局で同一のパラメータ設定が必要です。 リフレッシュパラメータ(Q02HCPU:MELSECNET/H 通常局) 2 - 22 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (3) MELSECNET Ⅱ混在モード A3ACPU の MELSECNET Ⅱ混在モード二階層システム構成を例にしてパラメータ変更の手順を示し ます。 MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H 光ループ 光ループ A3ACPU M 1MP1 M 局,L2 局は MELSECNET Ⅱモー ド対応のリンクユニット,L1 局は ネット ワーク1 MELSECNET モード対応のリンクユ L1 ニットを使用 L2 1NS2 A2ACPU B/W 0 100 M 200 L1 300 L2 リンクパラメータ 前半の設定範囲 1NS3 Q02HCPU 400 M Q06HCPU 500 FFF L2 リンクパラ メータ後半 の設定範囲 MELSECNET/H ユニットの通常局はネットワークパラメータの設定が必要です。AnN/AnA/ AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く)に装着の MELSECNET(Ⅱ)ユニットを置き換える場合は,新 規にネットワークパラメータを設定してください。 MELSECNET/H の各局で設定が必要なパラメータを以下に示します。 共通パラメータ 1Mp1 1Ns2 1Ns3 (ネットワーク範囲割付) ○ ( 例 (b) 2) 参照 ) 局固有パラメータ リフレッシュパラメータ ○ △ ( 例 (b) 3) 参照 ) ○ ( 例 (b) 4) 参照 ) △ ( 例 (c) 2) 参照 ) ○ ( 例 (c) 3) 参照 ) △ ( 例 (c) 2) 参照 ) ( 例 (c) 3) 参照 ) ○:設定が必要/△:設定が必要(ただしデフォルトでも可) 2 - 23 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (a) MELSECNET Ⅱ混在モードマスタ局 MELSECNET Ⅱ混在モードマスタ局 (A3ACPU) のネットワークパラメータ設定を次に示します。 ①ネットワークパラメータ設定(A3ACPU:MELSECNET Ⅱ混在モードマスタ局) ②ネットワーク範囲割付(A3ACPU:MELSECNET Ⅱ混在モードマスタ局) :前半 ③ネットワーク範囲割付(A3ACPU:MELSECNET Ⅱ混在モードマスタ局) :後半 2 - 24 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (b) Q06HCPU(管理局) MELSECNET Ⅱの前半,後半の各設定は,MELSECNET/H では, 「局固有パラメータ」による 「設定 1」および「設定 2」を設定して対応します。 MELSECNET Ⅱの前半,後半の置換え時のポイント MELSECNET/H の局固有パラメータを使用することで MELSECNET Ⅱのシーケンスプログラムの流用率を高くできます。 局固有パラメータ設定時のポイントを次に示します。 • 全局に局固有パラメータ設定をします。 • ネットワークにベーシックモデル(Q00JCPU,Q00CPU,Q01CPU)がある場合は,ベーシックモデルが「局固有パラ メータ」設定機能が使用できないので,「デバイス一括置換」機能を使用して前半,後半の各設定を連続番号にデバイス変更 をしてください。 1) ネットワークパラメータ MELSECNET/H 管理局(Q06HCPU)のネットワークパラメータ設定は,MELSECNET モー ドに置き換えたときのパラメータと同じです。 ネットワークパラメータ設定(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局) 2) ネットワーク範囲割付パラメータ 共通パラメータは,前半と後半の合計点数を設定してください。 ネットワーク範囲割付(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局) 2 - 25 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 3) 局固有パラメータ 固有パラメータは,前半を「設定 1」に設定し,後半を「設定 2」に設定をしてください。 局固有パラメータ(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局) ポイント 置換え前の MELSECNET Ⅱの前半を「0 点」 ,後半を「n 点」に設定していた場合は,前半の 設定がないため,後半の設定を「局固有パラメータ」の「設定 1」に設定してください。 (局固有パラメータの設定で,「設定 2」側のみの設定はできません。 ) 4) リフレッシュパラメータ リフレッシュパラメータ(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局) 2 - 26 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (c) MELSECNET/H 通常局 1) ネットワークパラメータ設定 MELSECNET/H 通常局 (Q02HCPU) のネットワークパラメータ設定は,MELSECNET モー ドに置き換えたときの MELSECNET/H 通常局と同じです。 (MELSECNET モードを参照くだ さい。 ) 2) 局固有パラメータ 局固有パラメータの設定は,管理局と同じ内容の設定を通常局の全局に設定が必要です。 (MELSECNET/H 管理局の局固有パラメータを参照ください。 ) 局固有パラメータ(Q02HCPU:MELSECNET/H 通常局) 3) リフレッシュパラメータ 全局の通常局で同一のパラメータ設定が必要です。 リフレッシュパラメータ(Q02HCPU:MELSECNET/H 通常局) 2 - 27 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 2.5.3 三階層システムのパラメータ変更例(リンクパラメータ前半のみの場合) MELSECNET( Ⅱ ) 三階層システムを MELSECNET/H に置き換えるにあたり,LB/LW のリンクパ ラメータ前半のみ設定したシステムの変更方法を示します。現状の MELSECNET( Ⅱ ) 三階層システ ムのネットワーク範囲割付をそのまま使用し ,MELSECNET/H に置き換えられます。 MELSECNET( Ⅱ ) 二階層,三階層は,それぞれ MELSECNET/H のネットワーク 1,ネットワーク 2 へ置き換えます。MELSECNET( Ⅱ ) のマスタ局は MELSECNET/H の管理局へ置き換え, MELSECNET ( Ⅱ ) のローカル局は MELSECNET/H の通常局へ置き換えます。 MELSECNET(Ⅱ) MELSECNET/H 光ループ 光ループ A3UCPU A2UCPU Q06HCPU Q02HCPU L2 1Mp3 1Ns2 M MELSECNET(Ⅱ) 二階層 MELSECNET/H ネットワーク1 A3UCPU Q06HCPU L1/m 1Ns1/2Mp3 MELSECNET(Ⅱ) 三階層 MELSECNET/H ネットワーク2 l1 l2 A2UCPU A2UCPU B/W 0 二階層の リンクパラメータ 三階層マスタ局 (L1/m)の リンクパラメータ 100 M 280 L1/m 2Ns1 Q02HCPU 中継局 2Ns2 Q02HCPU 380 3FF L2 ア キ m l1 l2 100 180 200 280 MELSECNET( Ⅱ ) 三階層システムの置換えの考え方 ステップ 1:管理局 (1Mp3) の設定 MELSECNET( Ⅱ ) 二階層マスタ局のリンクパラメータ設定は MELSECNET/H ネットワーク 1 管理局 1Mp3 の「ネットワーク範囲割付(共通パラメータ)」に,そのまま置き換えます。 ステップ 2:中継局 (1Ns1/2Mp3) の設定 MELSECNET( Ⅱ ) では自動で実行されていた二階層⇔三階層間のデータ転送を,MELSECNET/H ではパラメータの設定 で行う必要があるため,次の設定を行います。 • MELSECNET( Ⅱ ) 三階層マスタ局のリンクパラメータ設定は,MELSECNET/H ネットワーク 2 管理局 2Mp3 の「ネット ワーク範囲割付(共通パラメータ)」設定に,そのまま置き換えます。 管理局 2Mp3 はネットワーク 1 管理局 1Mp3 を中継するため 1Mp3 と同じ LB/LW サイズ分を LB/LW に含めた範囲 割付を行う必要があります。 • ネットワーク 1,2 の B/W が CPU 上で重複しないように「リフレッシュパラメータ」を設定します。 • MELSECNET( Ⅱ ) の二階層⇔三階層間のデータ転送を中継局 1Ns1,2Mp3 間の「リンク間転送」で設定します。 ステップ 3:通常局 (1Ns2,2Ns1,2Ns2) の設定 MELSECNET/H ネットワーク 1,2 の各通常局 (1Ns2,2Ns1,2Ns2) の「リフレッシュパラメータ」を設定します。 2 - 28 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET( Ⅱ ) から置換え後の MELSECNET/H のリンクデータの流れを下記に示します。 LB/LW リンクデータの流れ B/W 0 ネットワーク1 CPU 100 180 200 280 2Mp3 2Ns1 2Ns2 1Mp3 37F 3FF 1 Ns 2 1Ns1 リンクリフレッシュ MELSECNET/H ネットワーク1 管理局1Mp3/ 通常局1Ns2 LB/LW 100 0 1Mp3 280 1Ns1 37F 1 Ns 2 共通パラメータ ネットワーク1, 2 中継局1Ns1/2Mp3 CPU サイクリック 交信 LB/LW 0 MELSECNET/H ネットワーク1 通常局1Ns1 100 1Mp3 280 1Ns1 37F 1 Ns 2 B/W 0 1Mp3 リンクリフレッシュ 100 2Mp3 リン ク間転送 180 2Ns1 リンクリフレッシュ 200 2Ns2 中継局 280 1Ns2 リンクリフレッシュ MELSECNET/H ネットワーク2 管理局2Mp3 LB/LW 0 100 180 200 27F 2Ns1 2Ns2 2Mp3 3FF 共通パラメータ サイクリック 交信 MELSECNET/H ネットワーク2 通常局2Ns1/ 通常局2Ns2 LB/LW 0 180 2Mp3 200 27F 2Ns1 2Ns2 リンクリフレッシュ B/W ネットワーク2 CPU 0 100 2Mp3 1Mp3 2Mp3 180 200 27F 3FF 2Ns1 2Ns2 【図中の矢印の意味】 ・サイクリック交信 サイクリック 交信 共通パラメータで設定したLB/LWを,サイクリック交信により MELSECNET/H全局へ転送します。 ・リンク間転送 ユニット1→2 リンク間転送 ユニット2→1 リンク間転送 ひとつのCPUに装着されたネットワークNo.の 異なるユニット間でLB/LWを転送します ・リンクリフレッシュ MELSECNET/HのLB/LWをCPUのデバイスへ転送します。 2 - 29 37F 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET/H では,管理局 , 通常局ともネットワークパラメータの設定が必要になります。 MELSECNET/H の各局で設定が必要なパラメータを以下に示します。 共通パラメータ 1Mp3 (ネットワーク範囲割付) ○ ( 例 (e) ②参照 ) 局固有パラメータ ― 1Ns2 ― 1Ns1 ― 2Mp3 ○ ( 例 (g) ③参照 ) ― 2Ns1 ― 2Ns2 ― リフレッシュパラメータ リンク間転送 △ ( 例 (e) ③参照 ) △ ( 例 (f) ②参照 ) ○ ( 例 (g) ②参照 ) ○ ○ ( 例 (h) ①参照 ) ( 例 (g) ④参照 ) △ ( 例 (i) ②参照 ) △ ( 例 (i) ②参照 ) ○:設定が必要/△:設定が必要 ( ただしデフオルトでも可 ) /―:設定が不要 2 - 30 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (a) MELSECNET( Ⅱ ) 二階層マスタ局 M MELSECNET( Ⅱ ) 二階層マスタ局 M(A3UCPU) のネットワークパラメータ設定を次に示します。 ①ネットワークパラメータ設定 (A3UCPU:MELSECNET( Ⅱ ) 二階層マスタ局 M) ②ネットワーク範囲割付 (A3UCPU:MELSECNET( Ⅱ ) 二階層マスタ局 M) ③リフレッシュパラメータ (A3UCPU:MELSECNET( Ⅱ ) 二階層マスタ局 M) 2 - 31 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (b) MELSECNET( Ⅱ ) 二階層ローカル局 L2 二階層マスタ局 (A3UCPU) のネットワーク範囲割付に従いサイクリック交信を行うため,二階層 ローカル局のネットワーク範囲割付のパラメータ設定はありません。 (c) MELSECNET( Ⅱ ) 二階層ローカル局 L1 /三階層マスタ局 m MELSECNET( Ⅱ ) 二階層ローカル局 L1 /三階層マスタ局 m(A3UCPU) のネットワークパラメー タ設定を次に示します。 ①ネットワークパラメータ設定 (A3UCPU:MELSECNET( Ⅱ ) 二階層ローカル局 L1 /三階層マスタ局 m) ②ネットワーク範囲割付 (A3UCPU:MELSECNET( Ⅱ ) 三階層マスタ局 m) ③リフレッシュパラメータ (A3UCPU:MELSECNET( Ⅱ ) 三階層マスタ局 m) 2 - 32 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (d) MELSECNET( Ⅱ ) 三階層ローカル局 l1,l2 三階層マスタ局 (A3UCPU) のネットワーク範囲割付に従いサイクリック交信を行うため,三階層 ローカル局のネットワーク範囲割付のパラメータ設定はありません。 (e) MELSECNET/H ネットワーク 1 管理局 1Mp3 MELSECNET/H ネットワーク 1 管理局 1Mp3 は,MELSECNET( Ⅱ ) 二階層マスタ局の各設定 を, •「ネットワーク範囲割付(共通パラメータ)」の設定により,各局に LB/LW を割り付け •「リフレッシュパラメータ」の設定により B/W をリフレッシュ で対応します。 MELSECNET/Hネットワーク1 管理局1Mp3 CPU 共通パラメータ LB/LW B/W 0 0 1Mp3 1Mp3 100 100 2Mp3 180 180 2Ns1 1 Ns1 200 200 2Ns2 リンク リフレッシュ 280 1Ns2 2 - 33 280 1Ns2 37F 37F 1FFF 1FFF 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET/H ネットワーク 1 管理局 1Mp3(Q06HCPU) のネットワークパラメータ設定を次に 示します。 ①ネットワークパラメータ設定 (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 管理局 1Mp3) ②ネットワーク範囲割付 (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 管理局 1Mp3) ③リフレッシュパラメータ (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 管理局 1Mp3) 2 - 34 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (f) MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns2 中継局以外の MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns2 は, •「リフレッシュパラメータ」の設定により B/W をリフレッシュ で対応します。 MELSECNET/Hネットワーク1 通常局1Ns2 CPU 共通パラメータ LB/LW B/W 0 0 1Mp3 1Mp3 100 100 2Mp3 180 180 2Ns1 1Ns1 200 200 2Ns2 リンク リフレッシュ 280 1Ns2 2 - 35 280 1Ns2 37F 37F 1FFF 1FFF 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns2(Q02HCPU) のネットワークパラメータ設定を次に 示します。 ①ネットワークパラメータ設定 (Q02HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 ) ②リフレッシュパラメータ (Q02HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns2) 2 - 36 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (g) MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns1 /ネットワーク 2 管理局 2Mp3 (中継局のネットワーク範囲割付け , リフレッシュパラメータ) 中継局の MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns1 は, •「リフレッシュパラメータ」の設定により B/W をリフレッシュ* 1 で対応します。 中継局の MELSECNET/H ネットワーク 2 管理局 2Mp3 は,MELSECNET( Ⅱ ) 三階層マスタ局 の各設定を, •「ネットワーク範囲割付(共通パラメータ)」の設定により,各局に LB/LW を割り付け* 2 •「リフレッシュパラメータ」の設定により B/W をリフレッシュ* 1 で対応します。 MELSECNET/Hネットワーク1 通常局1Ns1 CPU MELSECNET/Hネットワーク2 管理局2Mp3 共通パラメータ LB/LW LB/LW B/W 0 0 1Mp3 0 1Mp3 1Mp3 2Mp3 100 100 100 2Mp3 180 2Mp3 180 1Ns1 200 180 2Ns1 2Ns1 2Ns2 2Ns2 200 200 280 280 1Ns2 27F 1Ns2 37F 37F 1FFF 1FFF 1FFF リンクリフレッシュ * 1 B/W が CPU 上で重複しないように設定します。 * 2 ネットワーク 2 管理局 2Mp3 の LB/LW の割付けは,ネットワーク 1 管理局 1Mp3 を中継するため 1Mp3 と同じ LB/ LW エリアも含んで割り付ける必要があります。 2 - 37 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns1 /ネットワーク 2 管理局 2Mp3(Q06HCPU) の ネットワークパラメータ設定を次に示します。 ①ネットワークパラメータ設定 (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns1 /ネットワーク 2 管理局 2Mp3) ②リフレッシュパラメータ (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns1) 2 - 38 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) ③ネットワーク範囲割付 (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 2 管理局 2Mp3) ④リフレッシュパラメータ (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 2 管理局 2Mp3) 2 - 39 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (h) MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns1 /ネットワーク 2 管理局 2Mp3(中継局のリン ク間転送) MELSECNET( Ⅱ ) 二階層⇔三階層間のデータ転送は,MELSECNET/H ネットワーク 1 ⇔ 2 で は, • 中継局 1Ns1,2Mp3 間の「リンク間転送」の設定により,ネットワーク 1 ⇔ 2 間で転送で対応し ます。 MELSECNET/Hネットワーク1 通常局1Ns1 MELSECNET/Hネットワーク2 管理局2Mp3 LB/LW LB/LW 0 0 1Mp3 1Mp3 2Mp3 100 100 2Mp3 2Mp3 180 180 1Ns1 2Ns1 2Ns1 2Ns2 2Ns2 200 200 280 27F 1Ns2 37F 1FFF 1FFF ユニット1→2リンク間転送 ユニット2→1リンク間転送 2 - 40 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns1 /ネットワーク 2 管理局 2Mp3(Q06HCPU) のリ ンク間転送設定を次に示します。 ①リンク間転送パラメータ (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns1 /ネットワーク 2 管理 局 2Mp3) 2 - 41 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (i) MELSECNET/H ネットワーク 2 通常局 2Ns1,2Ns2 MELSECNET/H ネットワーク 2 通常局 2Ns1,2Ns2 は, •「リフレッシュパラメータ」の設定により B/W をリフレッシュ で対応します。 MELSECNET/Hネットワーク2 通常局2Ns1、2Ns2 CPU 共通パラメータ LB/LW B/W 0 0 1Mp3 2Mp3 100 2Mp3 180 180 2Ns1 200 2Ns2 2Ns1 リンク リフレッシュ 200 2Ns2 27F 27F 1FFF 1FFF 2 - 42 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET/H ネットワーク 2 通常局 2Ns1,2Ns2(Q02HCPU) のネットワークパラメータ設 定を次に示します。 ①ネットワークパラメータ設定 (Q02HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 2 通常局 2Ns1,2Ns2) ② リフレッシュパラメータ (Q02HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 2 通常局 2Ns1,2Ns2) 2 - 43 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 2.5.4 三階層システムのパラメータ変更例(リンクパラメータ前半/後半の場合) MELSECNET Ⅱ三階層システムを MELSECNET/H に置き換えるにあたり,LB/LW のネットワーク パラメータの変更方法を示します。現状の MELSECNET Ⅱ三階層システムのネットワーク範囲割付 をそのまま使用し,MELSECNET/H に置き換えられます。 MELSECNET Ⅱ二階層,三階層は,それぞれ MELSECNET/H のネットワーク 1,ネットワーク 2 へ置き換えます。MELSECNET Ⅱのマスタ局は MELSECNET/H の管理局へ置き換え, MELSECNET Ⅱのローカル局は MELSECNET/H の通常局へ置き換えます。 MELSECNET Ⅱ MELSECNET/H 光ループ 光ループ A3UCPU A2UCPU L2 M Q06HCPU Q02HCPU 1Mp3 1Ns2 MELSECNETⅡ 二階層 ネットワーク1 A3UCPU Q06HCPU MELSECNET/H L1/m 1Ns1/2Mp3 中継局 MELSECNETⅡ 三階層 l1 l2 A2UCPU B/W 0 二階層の リンクパラメータ 三階層マスタ局 (L1/m)の リンクパラメータ 100 M MELSECNET/H ネットワーク2 A2UCPU 280 L1/m 380 400 L2 ア キ 500 M 680 L1/m 780 L2 m l1 l2 m l1 l2 100 180 200 280 500 580 600 680 2Ns1 2Ns2 Q02HCPU Q02HCPU FFF アキ 2 - 44 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET Ⅱ三階層システムの置換えの考え方 ステップ1:管理局 (1Mp3) の設定 MELSECNET Ⅱ二階層マスタ局のリンクパラメータの設定を,MELSECNET/H ネットワーク1管理局 1Mp3 として設定 します。 • 管理局 1Mp3 の「ネットワーク範囲割付(共通パラメータ)」は,各局に前半+後半サイズ分の LB/LW を連続したエリア で設定します。 • 「局固有パラメータ」の設定1・設定2により,前半 LB/LW,後半 LB/LW に分割して転送します。 ステップ 2:中継局 (1Ns1/2Mp3) の共通パラメータ・リフレッシュパラメータ設定 MELSECNET Ⅱ三階層マスタ局「共通パラメータ」設定と「リフレッシュパラメータ設定」を,MELSECNET/H ネットワー ク2管理局 2Mp3 とネットワーク1通常局 1Ns1 として設定します。 • 管理局 2Mp3 の「ネットワーク範囲割付(共通パラメータ)」は,各局に前半+後半サイズ分の LB/LW を連続したエリア で設定します。 管理局 2Mp3 は 1Mp3 を中継するため,1Mp3 と同じ LB/LW サイズ分を含めた範囲割付を行う必要があります。 • ネットワーク2管理局 2Mp3 とネットワーク1通常局 1Ns1 の各局ごとに前半 B/W,後半 B/W に分割して転送する 「リフレッシュパラメータ」を設定します。このとき,ネットワーク 1,2 の B/W が CPU 上で重複しないようにしてく ださい。 • 中継局 1Ns1/2Mp3 は,「リンク間転送」パラメータを設定するため局固有パラメータの設定は行わないでください。 ステップ 3:中継局 (1Ns1/2Mp3) のリンク間転送設定 MELSECNET Ⅱでは自動で実行されていた二階層⇔三階層のデータ転送を,中継局 1Ns1/2Mp3 でリンク間転送により 行います。 • ネットワーク1とネットワーク2で共有するLB/LWのエリアを,中継局1Ns1⇔ 2Mp3の「リンク間転送」パラメータで設 定します。 ステップ4:中継局以外の局 (1Ns2,2Ns1,2Ns2) の設定 中継局以外の局 (1Ns2,2Ns1,2Ns2) の「局固有パラメータ」と「リフレッシュパラメータ」を設定します。 • ネットワーク1通常局 1Ns2 の「局固有パラメータ」は,ネットワーク1管理局 1Mp3 と同一内容を設定します。 • ネットワーク2通常局 2Ns1,2Ns2 の「局固有パラメータ」は,同一内容を設定します。 「リフレッシュパラメータ」は管理局で割付けられている共通パラメータの全エリアをリフレッシュできるように設定しま す。 2 - 45 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET/H 各局間のデータの流れは次頁の通りとなります。 LB/LW リンクデータの流れ ネットワーク1 CPU B/W 0 100 1Mp3 180 200 280 2Mp3 2Ns1 2Ns2 380 400 アキ 1Ns2 500 1Mp3 580 600 680 2Mp3 2Ns1 2Ns2 77F 1FFF 1Ns2 リンクリフレッシュ 局固有パラメータ LB/LW 0 100 1Mp3 180 200 280 2Mp3 2Ns1 2Ns2 380 400 アキ 1Ns2 500 1Mp3 580 600 680 2Mp3 2Ns1 2Ns2 1Ns2 MELSECNET/Hネットワーク1 管理局1Mp3/通常局1Ns2 局固有パラメータ により転送 共通パラメータ 200 LB/LW 380 500 6FF 1Ns2 1Ns1 1Mp3 ネットワーク1,2 中継局1Ns1/2Mp3 CPU サイクリック 交信 共通パラメータ MELSECNET/Hネットワーク1 通常局1Ns1 LB/LW 0 200 500 6FF 1Ns1 1Mp3 1Ns2 2Mp3 2Ns1 2Ns2 2Mp3 2Ns1 2Ns2 リンク リフレッシュ 中継局 リンク間転送 共通パラメータ LB/LW 0 MELSECNET/Hネットワーク2 管理局2Mp3 100 180 1Mp3 2Mp3 280 300 2Mp3 1Mp3 400 4FF 2Ns2 2Ns1 2Mp3 リンク リフレッシュ サイクリック 交信 リフレッシュ パラメータに より転送 共通パラメータ LB/LW 0 300 2Mp3 400 4FF 2Ns2 2Ns1 局固有パラメータ により転送 MELSECNET/Hネットワーク2 局固有パラメータ 通常局2Ns1/通常局2Ns2 0 100 LB/LW 1Mp3 180 200 400 280 2Mp3 2Ns1 2Ns2 アキ 500 580 600 67F 2Mp3 2Ns1 2Ns2 1Mp3 リンクリフレッシュ ネットワーク2 CPU B/W 0 100 1Mp3 180 400 200 280 2Mp3 2Ns1 2Ns2 アキ 500 1Mp3 580 600 67F 1FFF 2Mp3 2Ns1 2Ns2 【図中の矢印の意味】 ・ サイクリック交信(共通パラメータ) サイクリック 交信 共通パラメータで設定したLB/LWを、サイクリック交信により MELSECNET/H全局へ転送します。 ・ 局固有パラメータによる転送 共通パラメータで設定したLB/LWを、MELSECNE/H局固有の LB/LWに並び替えて転送します。 ・ リンク間転送 ユニット1→2 リンク間転送 ユニット2→1 リンク間転送 ひとつのCPUに装着されたネットワークNo.の 異なるユニット間でLB/LWを転送します。 ・ リンクリフレッシュ MELSECNET/HのLB/LWをCPUのデバイスへ転送します。 2 - 46 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET/H では,管理局 , 通常局ともネットワークパラメータの設定が必要になります。 MELSECNET/H の各局で設定が必要なパラメータを以下に示します。 共通パラメータ 1Mp3 (ネットワーク範囲割付) ○ (例 (e) ②参照) 1Ns2 1Ns1 2Mp3 2Ns1 2Ns2 局固有パラメータ リフレッシュパラメータ ○ △ (例 (e) ③参照) ○ (例 (e) ④参照) △ (例 (f) ②参照) (例 (f) ③参照) ○ ― ○ (例 (g) ②参照) ― (例 (g) ③参照) ○ ○ (例 (g) ④参照) △ (例 (h) ②参照) ○ (例 (h) ③参照) △ (例 (h) ②参照) (例 (h) ③参照) リンク間転送 ○ (例 (g) ⑤参照) ○:設定が必要/△:設定が必要(ただしデフォルトでも可)/―:設定が不要 2 - 47 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (a) MELSECNET Ⅱ二階層マスタ局 M MELSECNET Ⅱ二階層マスタ局 M(A3UCPU) のネットワークパラメータ設定を次に示します。 ①ネットワークパラメータ設定 (A3UCPU:MELSECNET Ⅱ二階層マスタ局 M) ②ネットワーク範囲割付 (A3UCPU:MELSECNET Ⅱ二階層マスタ局 M) ③リフレッシュパラメータ (A3UCPU:MELSECNET Ⅱ二階層マスタ局 M) 2 - 48 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (b) MELSECNET Ⅱ二階層ローカル局 L2 二階層マスタ局 (A3UCPU) のネットワーク範囲割付に従いサイクリック交信を行うため,二階層 ローカル局のネットワーク範囲割付のパラメータ設定はありません。 (c) MELSECNET Ⅱ二階層ローカル局 L1 /三階層マスタ局 m(中継局) MELSECNET Ⅱ二階層ローカル局 L1 /三階層マスタ局 m(A3UCPU) のネットワークパラメータ 設定を次に示します。 ①ネットワークパラメータ設定 (A3UCPU:MELSECNET Ⅱ二階層ローカル局 L1 /三階層マスタ局 m) ②ネットワーク範囲割付 (A3UCPU:MELSECNET Ⅱ三階層マスタ局 m) ③リフレッシュパラメータ (A3UCPU:MELSECNET Ⅱ三階層マスタ局 m) 2 - 49 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (d) MELSECNET Ⅱ三階層ローカル局 l1,l2 三階層マスタ局 (A3UCPU) のネットワーク範囲割付に従いサイクリック交信を行うため,三階層 ローカル局のネットワーク範囲割付のパラメータ設定はありません。 (e) MELSECNET/H ネットワーク 1 管理局 1Mp3 MELSECNET/H ネットワーク 1 管理局 1Mp3 は,MELSECNET Ⅱ二階層の前半/後半の各設定 を, •「ネットワーク範囲割付(共通パラメータ)」の設定により,各局に前半+後半サイズ分の LB/ LW を割り付け •「局固有パラメータ」の「設定 1」 「設定 2」の設定により,前半 LB/LW,後半 LB/LW に分割して 転送 で対応します。 MELSECNET/Hネットワーク1 管理局1Mp3 CPU B/W 0 100 180 200 280 1Mp3 2Mp3 2Ns1 2Ns2 1Ns2 380 400 アキ 1Mp3 500 580 600 680 2Mp3 2Ns1 2Ns2 1Ns2 77F 1FFF 局固有パラメータ LB/LW 0 1Mp3 100 2Mp3 2Ns1 2Ns2 280 1Ns2 380 アキ 400 1Mp3 500 リンク 2Mp3 リフレッシュ 2Ns1 2Ns2 680 1Ns2 77F 1FFF 共通パラメータ LB/LW 0 1Mp3 200 1Ns1 380 500 1Ns2 6FF 1FFF 局固有パラメータによる転送 2 - 50 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET/H ネットワーク 1 管理局 1Mp3(Q06HCPU) のネットワークパラメータ設定を次に 示します。 ①ネットワークパラメータ設定 (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 管理局 1Mp3) ②ネットワーク範囲割付 (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 管理局 1Mp3) 2 - 51 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) ③局固有パラメータ (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 管理局 1Mp3) ④リフレッシュパラメータ (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 管理局 1Mp3) 2 - 52 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (f) MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns2 中継局以外の MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns2 は,MELSECNET Ⅱ二階層の前半/ 後半の各設定を, •「局固有パラメータ」の「設定 1」 「設定 2」の設定により,前半 LB/LW,後半 LB/LW に分割して 転送すること で対応します。 MELSECNET/Hネットワーク1 通常局1Ns2 CPU 局固有パラメータ LB/LW B/W 0 100 180 200 280 0 1Mp3 100 2Mp3 2Ns1 2Ns2 280 380 400 アキ 2Mp3 2Ns1 2Ns2 1Mp3 200 アキ 1Ns1 380 1Mp3 1Mp3 500 580 600 680 2Mp3 2Ns1 2Ns2 1Ns2 1Ns2 380 400 1Mp3 共通パラメータ LB/LW 0 リンク リフレッシュ 500 680 2Mp3 2Ns1 2Ns2 1Ns2 1Ns2 77F 77F 1FFF 1FFF 500 1Ns2 6FF 1FFF 局固有パラメータによる転送 2 - 53 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns2(Q02HCPU) のネットワークパラメータ設定を次に 示します。 ① ネットワークパラメータ設定 (Q02HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns2) ②局固有パラメータ (Q02HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns2) 2 - 54 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) ③リフレッシュパラメータ (Q02HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns2) 2 - 55 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (g) MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns1 /ネットワーク 2 管理局 2Mp3(中継局) MELSECNET Ⅱ二階層⇔三階層間のデータ転送は,MELSECNET/H ネットワーク 1 ⇔ 2 では, • ネットワーク 2 管理局 2Mp3 の「ネットワーク範囲割付(共通パラメータ)」の設定により,ネッ トワーク 1 管理局 1Mp3 の LB/LW サイズ分をネットワーク 2 管理局 2Mp3 の LB/LW に割り 付け • 中継局 1Ns1,2Mp3 間の「リンク間転送」の設定により,ネットワーク 1 ⇔ 2 間で転送 で対応します。 MELSECNET/Hネットワーク1 通常局1Ns1 MELSECNET/Hネットワーク2 管理局2Mp3 共通パラメータ LB/LW 0 100 LB/LW 1Mp3 200 2Mp3 280 2Ns1 300 380 400 480 500 0 1Mp3 1Ns1 2Ns2 2Mp3 2Ns1 2Ns2 2Mp3 100 2Mp3 180 1Mp3 2Mp3 2Ns1 280 300 380 400 2Ns2 480 4FF 1Ns2 6FF 1FFF 1FFF ユニット1→2リンク間転送 ユニット2→1リンク間転送 2 - 56 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 中継局の MELSECNET/H 通常局 1Ns1 は,MELSECNET Ⅱ二階層の前半/後半の各設定を, •「リフレッシュパラメータ」の設定により前半 B/W,後半 B/W に分割してリフレッシュ* 1 で対応します。 また,中継局の MELSECNET/H 管理局 2Mp3 は,MELSECNET Ⅱ三階層の前半/後半の各設定 を, •「ネットワーク範囲割付(共通パラメータ)」の設定により,各局に前半+後半サイズ分の LB/ LW を割り付け* 2 •「リフレッシュパラメータ」の設定により前半 B/W,後半 B/W に分割してリフレッシュ* 1 で対応します。 MELSECNET/Hネットワーク1 通常局1Ns1 CPU MELSECNET/Hネットワーク2 管理局2Mp3 共通パラメータ LB/LW 0 100 B/W 0 1Mp3 100 180 200 200 280 LB/LW 1Mp3 1Mp3 2Mp3 2Mp3 2Ns1 2Ns2 1Ns2 1Ns1 380 400 アキ 1Mp3 500 500 580 600 1Ns2 600 680 6FF 2Mp3 0 100 2Mp3 180 1Mp3 2Mp3 2Ns1 280 300 380 400 2Ns2 480 4FF 2Ns1 2Ns2 1Ns2 77F 1FFF 1FFF 1FFF リンクリフレッシュ * 1 B/W が CPU 上で重複しないように設定します。 * 2 ネットワーク 2 管理局 2Mp3 の LB/LW の割付けは,ネットワーク 1 管理局 1Mp3 を中継するため 1Mp3 と同じ LB/ LW エリアも含んで割り付ける必要があります。 2 - 57 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns1 /ネットワーク 2 管理局 2Mp3(Q06HCPU) の ネットワークパラメータ設定を次に示します。 ①ネットワークパラメータ設定 (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns1 /ネットワーク 2 管理局 2Mp3) ②ネットワーク範囲割付 (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 2 管理局 2Mp3) 2 - 58 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) ③リフレッシュパラメータ (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns1) ④リフレッシュパラメータ (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 2 管理局 2Mp3) 2 - 59 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) ⑤リンク間転送パラメータ (Q06HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 1Ns1 /ネットワーク 2 管理 局 2Mp3) 2 - 60 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (h) MELSECNET/H ネットワーク 2 通常局 2Ns1,2Ns2 中継局以外の MELSECNET/H ネットワーク 2 通常局 2Ns1,2Ns2 は,MELSECNET Ⅱ二階層 の前半/後半の各設定を, •「局固有パラメータ」の「設定 1」 「設定 2」の設定により,前半 LB/LW,後半 LB/LW に分割して 転送すること で対応します。 MELSECNET/Hネットワーク2 通常局2Ns1,2Ns2 CPU 局固有パラメータ LB/LW 0 B/W 0 100 180 200 280 1Mp3 100 2Mp3 180 2Ns1 200 2Ns2 280 アキ 600 67F 1FFF 0 1Mp3 2Mp3 2Ns1 2Mp3 300 2Ns1 2Mp3 2Ns1 2Ns2 500 580 600 67F 1FFF 380 400 1Mp3 リンク リフレッシュ 180 2Ns2 400 1Mp3 580 LB/LW アキ 400 500 共通パラメータ 2Mp3 2Ns2 480 4FF 2Ns1 2Ns2 1FFF 局固有パラメータによる転送 2 - 61 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) MELSECNET/H ネットワーク 1 通常局 2Ns1,2Ns2(Q02HCPU) のネットワークパラメータ設 定を次に示します。 ①ネットワークパラメータ設定 (Q02HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 2 通常局 2Ns1,2Ns2) ②局固有パラメータ (Q02HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 2 通常局 2Ns1,2Ns2) 2 - 62 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) ③リフレッシュパラメータ (Q02HCPU:MELSECNET/H ネットワーク 2 通常局 2Ns1,2Ns2) 2 - 63 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 2.6 プログラム比較 2.6.1 特殊リレー M(SB) /特殊レジスタ D(SW) の比較 (1) マスタ局の特殊リレー 自局がマスタ局のとき有効な特殊リレー ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) マスタ局時の特殊リレー 番 号 名 称 内 容 対応する MELSECNET/H 特殊リレー 番 号 名 称 内 容 互換性 置換え時の留意点 △ シーケンスプログラムで 使用時は削除してくださ い。 (2.6.2 項トランジェ ント命令を参照) LRDP 命令受付 OFF:未受付 ON :受付 M9201 LRDP 命令完了 OFF:未完了 ON :完了 なし − − △ シーケンスプログラムで 使用時は削除してくださ い。 (2.6.2 項トランジェ ント命令を参照) M9202 LWTP 命令受付 OFF:未受付 ON :受付 なし − − △ シーケンスプログラムで 使用時は削除してくださ い。 (2.6.2 項トランジェ ント命令を参照) M9203 LWTP 命令完了 OFF:未完了 ON :完了 − △ シーケンスプログラムで 使用時は削除してくださ い。 (2.6.2 項トランジェ ント命令を参照) M9206 自局のリンク パラメータ異常 OFF:正常 ON :異常 OFF:パラメータ正常 ON :パラメータ異常 ○ M9207 リンクパラメータ OFF:整合 のチェック結果 ON : 不整合 M9200 M9208 マスタ局の B,W の送信範囲設定 (下位リンクのマ スタ局のみ) OFF:二階層,三階 層へ送信 ON :二階層のみ送 信 なし なし SB0055 − − 受信パラメータ エラー − なし − − △ 三階層システムは構成で きないためシーケンスプ ログラムで使用時は削除 してください。 なし − − △ 三階層システムは構成で きないためシーケンスプ ログラムで使用時は削除 してください。 △ 三階層システムは構成で きないためシーケンスプ ログラムで使用時は削除 してください。 リンクパラメータ OFF:チェック実行 のチェック指令 ON ;チェック非実 M9209 (下位リンクのマ 行 スタ局のみ) なし リンクカード異常 OFF:正常 (マスタ局用) ON :異常 SB0020 ユニット状態 OFF:正常 ON :異常 ○ SB0043 オンラインスイッ チ OFF:オンライン ON :オンライン以外 ○ M9210 M9224 リンク状態 OFF:オンライン ON :オフライン, または局間テ スト,自己お り返しテスト SB0090 M9225 正ループ異常 OFF:正常 ON :異常 副ループ異常 OFF:正常 ON :異常 自局ループ状態 SB0092 (自局がリ リモートマスタ局 モートマス 正ループ状態 タ局のとき) SB0090 M9226 − 自局ループ状態 SB0096 (自局がリ リモートマスタ局 モートマス 副ループ状態 タ局のとき) − OFF:正常 ON :異常 ○ OFF:正常 ON :異常 ○ OFF:正常 ON :異常 ○ OFF:正常 ON :異常 ○ ON のとき,SW0090 で ループ状態を確認する。 また,SW0091 ∼ SW0094 の自局ビット でも判断できる。 ON のとき,SW0090 で ループ状態を確認する。 また,SW0095 ∼ SW0098 の自局ビット でも判断できる。 (次のページへ) 2 - 64 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) マスタ局時の特殊リレー 番 号 内 容 ループテスト状態 OFF:未実行 ON :正ループテス ト,副ループ テスト実行中 M9232 ローカル局動作状態 OFF:RUN または STEP RUN 状 態 ON :STOP または PAUSE 状態 M9233 ローカル局 異常検出状態 OFF:異常なし ON :異常検出 M9235 ローカル局, リモート I/O 局 パラメータ異常検出 状態 OFF:異常なし ON :異常検出 M9236 ローカル局, リモート I/O 局 イニシャル交信状態 OFF:未交信 ON :交信中 M9237 ローカル局, リモート I/O 局異常 OFF:正常 ON :異常 M9238 ローカル局, リモート I/O 局 正/副ループ異常 OFF:正常 ON :異常 M9227 2 - 65 名 称 対応する MELSECNET/H 特殊リレー 番 号 名 称 SB00AC オフラインテストの 指示状態 SB0084 OFF:全局が RUN または STEP RUN 状態 各局 CPU RUN 状態 ON :STOP または PAUSE 状態 の局あり なし − 内 容 OFF:未指示 ON :指示 − 互換性 ○ ○ △ 各局パラメータ状態 OFF:パラメータ異 常を検出した 局なし ON :パラメータ異 常を検出した 局あり ○ SB0078 各局パラメータ状態 OFF:パラメータ交 信中以外 ON :パラメータ交 信中 ○ SB0074 各局サイクリック伝 送状態 OFF:全局正常 ON :サイクリック 伝送未実施局 あり ○ SB0091 正ループ状態 OFF:全局正常 ON :異常局あり ○ SB0095 副ループ状態 OFF:全局正常 ON :異常局あり ○ SB007C 置換え時の留意点 SB0074 で代用でき る。 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (2) ローカル局の特殊リレー 自局がローカル局のとき有効な特殊リレー ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) ローカル局時の特殊リレー 番 号 M9204 名 称 LRDP 命令完了 M9205 LWTP 命令完了 M9211 リンクカード異常 (ローカル局用) M9240 M9241 リンク状態 正ループ回線異常 内 容 OFF:未完了 ON :完了 OFF:未完了 ON :完了 MELSECNET/H 特殊リレー 番 号 なし なし 名 称 − − 内 容 − − 互換性 置換え時の留意点 △ シーケンスプログラム で使用時は削除してく ださい。 (2.6.2 項ト ランジェント命令を参 照) △ シーケンスプログラム で使用時は削除してく ださい。 (2.6.2 項ト ランジェント命令を参 照) OFF:正常 ON :異常 SB0020 ユニット状態 OFF:正常 ON :異常 ○ OFF:オンライン ON :オフライン, または局間テ スト,自己お り返しテスト SB0043 オンラインスイッチ OFF:オンライン ON :オンライン以 外 ○ OFF:正常 ON :異常 SB0090 自局ループ状態 OFF:正常 ON :異常 ○ ON のとき,SW0090 でループ状態を確認す る。 また,SW0091 ∼ SW0094 の自局ビッ トでも判断できる。 ○ ON のとき,SW0090 でループ状態を確認す る。 また,SW0095 ∼ SW0098 の自局ビッ トでも判断できる。 ○ ON のとき,SW0090 でループ状態を確認す る。 また,SW0099, SW009A が自局番号 かどうかでも判断でき る。 副ループ回線異常 OFF:正常 ON :異常 M9243 ループバック実施 OFF:ループバック をしていない ON :ループバック 実施 M9246 マスタ局からの データ未受信 OFF:受信 ON :未受信 なし − − △ 三階層システムは構成 できないためシーケン スプログラムで使用時 は削除してください。 M9247 三階層システム時の OFF:受信 上位ループからの ON :未受信 データ未受信 なし − − △ 三階層システムは構成 できないためシーケン スプログラムで使用時 は削除してください。 M9250 パラメータ未受信 OFF:受信 ON :未受信 SB0054 パラメータ受信状態 OFF:受信完了 ON :未受信 ○ M9251 リンク中断 OFF:正常 ON :中断 SB0049 自局のデータリンク 状態 OFF:正常 ON :異常 ○ ループテスト状態 OFF:未実行 ON :正ループテス ト,副ループ テスト実行中 SB00AE オフラインテスト応 答指示 OFF:未応答 ON :応答 ○ マスタ局動作状態 OFF:RUN または STEP RUN 状 SW0084 ∼ 各局 CPU の RUN 状 態 各局 CPU RUN 状態 SW0087 態を格納する ON :STOP または PAUSE 状態 M9242 M9252 M9253 SB0090 SB0090 自局ループ状態 自局ループ状態 OFF:正常 ON :異常 OFF:正常 ON :異常 ○ MELSECNET Ⅱのマ スタ局= MELSECNET/H の指 定管理局とすると, SW0084 ∼ SW0087 の指定管理局の該当 ビットで判別する。 (次のページへ) 2 - 66 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) ローカル局時の特殊リレー 番 号 2 - 67 名 称 内 容 M9254 自局以外の ローカル局動作状態 OFF:RUN または STEP RUN 状 態 ON :STOP または PAUSE 状態 M9255 自局以外の ローカル局異常 OFF:正常 ON :異常 MELSECNET/H 特殊リレー 番 号 名 称 内 容 SB0084 各局 CPU RUN 状態 OFF:全局が RUN または STEP RUN 状態 ON :STOP または PAUSE 状態 の局あり SB0074 各局サイクリック伝 送状態 OFF:全局正常 ON :サイクリック 伝送未実施局 あり 互換性 ○ ○ 置換え時の留意点 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (3) マスタ局の特殊レジスタ 自局がマスタ局のとき有効な特殊レジスタ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) マスタ局時の特殊レジスタ 番 号 名 称 内 容 MELSECNET/H 特殊レジスタ 番 号 名 称 内 容 互換性 置換え時の留意点 △ シーケンスプログラム で使用時は削除してく ださい。(2.6.2 項トラ ンジェント命令を参照) △ シーケンスプログラム で使用時は削除してく ださい。(2.6.2 項トラ ンジェント命令を参照) △ MELSECNET/H シス テムのためシーケンス プログラムで使用時は 削除してください。 SW0049 で,データリ ンク正常かどうかを確 認する。 (ループ状態は, SW0090 ∼ SW009A にて総合的に判断す る。) LRDP 処理結果 0:正常完了 2:LRDP 命令設定 不良 3:該当局異常 4:該当局 LRDP 実 行不可 LWTP 処理結果 0:正常完了 2:LWTP 命令設定 不良 3:該当局異常 4:該当局 LWTP 実 行不可 ローカル局 リンク種別 子局が MELSECNET 対応局か MELSECNET Ⅱ対応 局かを格納する。 D9204 リンク状態 0:正ループでデータ リンク中 1:副ループでデータ リンク中 SW0049 2:正/副方向でルー (SW0090 データリンク伝送 プバック実施 ∼ 停止原因 3:正方向のみでルー SW009A) プバック実施 4:副方向のみでルー プバック実施 5:データリンク不可 0:正常 1:停止指示あり 2:共通パラメータ なし 3:共通パラメータ 異常 4:自局 CPU 異常 6:交信中断 △ D9205 ループバック実施局 正方向ループバック 実施局 SW0099 ループバック局 (正ループ側) 正ループ側でループ バックしている局番 号を格納する。 ○ D9206 ループバック実施局 副方向ループバック 実施局 SW009A ループバック局 (副ループ側) 副ループ側でループ バックしている局番 号を格納する。 ○ D9207 最大値 リンクスキャンタイ 最小値 ム 現在値 D9200 D9201 D9202 D9203 D9241 D9242 D9208 D9209 D9210 D9211 リトライ回数 D9214 D9223 − − リンクスキャン タイム ローカル局 パラメータ不整合, リモート I/O 局 入出力割付け異常 ローカル局,リモー ト I/O 局が,マスタ 局からのリンクパラ メータによる異常を 検出しているとき ON する。 − 最大値 ○ 最小値 ○ 現在値 ○ △ 正ループ側のリトライ 回数を累計で格納して いる。 副ループ側のリトライ 回数を累計で格納して いる。 SW00C8 正ループ側 リトライ回数 SW00C9 副ループ側 リトライ回数 副ループ側のリトラ イ回数を累計で格納 する。 △ ループ切換え回数 ループチェックを 行った回数を累計で 格納する。 ○ 各局 CPU RUN 状態 各局の CPU RUN 状 態を格納する。 ○ − △ 各局のパラメータ状 態を格納する。 ○ SW0084 各ローカル局が他局 の異常を検出したか, しないかを格納する。 − − 累計で格納する。 ローカル局 異常検出状態 − 正ループ側のリトラ イ回数を累計で格納 する。 STOP 状態または PAUSE 状態になっ ているローカルを格 納する。 D9220 D9222 SW006D ローカル局 動作状態 D9219 D9221 SW006B SW006C SW00CE D9216 D9218 なし 累計で格納する。 D9215 D9217 なし ループ切換え回数 D9212 D9213 なし SW0085 SW0086 SW0087 なし − SW0074 ∼ SW0077 で代用できる。 SW007C SW007D SW007E 各局パラメータ 異常状態 SW007F (次のページへ) 2 - 68 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) マスタ局時の特殊レジスタ 番 号 D9224 D9225 D9226 D9227 D9228 D9229 D9230 D9231 名 称 内 容 ローカル局 リモート I/O 局 イニシャル交信中 リンクパラメータの交 信を行っている局を格 納する。 ローカル局 リモート I/O 局 異常 データリンク異常の局 を格納する。 番 号 SW0079 SW007A SW0075 SW0076 D9237 正ループ回線,副ルー プ回線の異常を検出し た局を格納する。 D9238 SW0093 各局パラメータ 交信状態 各局のパラメータの 交信状態格納する。 ○ 各局サイクリック 伝送状態 各局のサイクリック 伝送状態を格納する。 ○ 各局正ループ状態 各局の正ループ状態 を格納する。 △ 正ループ側のループ 回線の異常を格納し ている。 各局副ループ状態 各局の副ループ状態 を格納する。 △ 副ループ側のループ 回線の異常を格納し ている。 各種エラー カウンタ 各種のエラーカウン タ △ エラー要因ごとにエ ラー回数を格納して いる。 SW0094 SW0095 SW0096 SW0097 D9239 SW0098 D9240 SW00B8 ∼ SW00C7 受信エラー検出回数 置換え時の留意点 SW0077 SW0092 D9236 互換性 SW0074 SW0091 ローカル局 リモート I/O 局 ループ異常 内 容 SW007B D9233 D9235 名 称 SW0078 D9232 D9234 2 - 69 MELSECNET/H 特殊レジスタ 受信エラー回数の累計 を格納する。 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (4) ローカル局の特殊レジスタ 自局がローカル局のとき有効な特殊レジスタ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET Ⅱローカル局時の特殊レジスタ 番 号 名 称 D9243 自局の局番情報 D9244 リンク総子局数 D9245 D9250 局番を格納する。 (0 ∼ 64) D9255 内 容 互換性 自局の局番号を格納 する。 ○ 子局数を格納する。 SW0056 リンク総局数 パラメータで設定さ れている総局数を格 納する。 ○ 受信エラー検出回数 受信エラー回数の累 計を格納する。 SW00B8 ∼ SW00C7 各種エラー カウンタ 各種のエラーカウン タ △ ローカル局 動作状態 STOP 状態または PAUSE 状態になっ ているローカルを格 納する。 各局 CPU RUN 状態 各局の CPU RUN 状 態を格納する。 ○ 各局サイクリック伝 送状態 各局のサイクリック 伝送状態を格納する。 ○ D9252 D9254 名 称 局番号 D9251 D9253 番 号 SW0042 D9248 D9249 内 容 MELSECNET/H 特殊レジスタ 置換え時の留意点 エラー要因ごとにエ ラー回数を格納して いる。 SW0084 SW0085 SW0086 SW0087 SW0074 ローカル局 異常状態 自局以外で異常が発 生しているローカル 局を格納する。 SW0075 SW0076 SW0077 2 - 70 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 2.6.2 トランジェント命令 (1) MELSECNET Ⅱの専用命令 MELSECNET Ⅱで使用していた専用命令は MELSECNET/H の次の専用命令に置換えが必要になり ます。 以下に MELSECNET Ⅱの専用命令と MELSECNET/H の専用命令の比較表を示します。また,Q 対 応 MELSECNET/H ネットワークシステムリファレンスマニュアル(PC 間ネット編)の参照項を示 しますのでシーケンスプログラム変更前に確認をしてください。 MELSECNET Ⅱ 命令名 LRDP LWTP 分 類 MELSECNET/H 内 容 ローカル局のデー タ読出し タ書込み 他局ワードデバイ ZNRD ス読出し 参照項 7.4.5 項 A 互換命令で対象ネッ トワーク No の他局の 7.4.5 項 デバイスデータ読出し WRITE 他局ワードデバイ SWRITE ス書込み のワードデバイス (T, C, D, W) に書込む マニュアル 変更内容 他局ワードデバイ の他局のデバイスデー ス読出し タ読出し のワードデバイス (T, マスタ局がローカル局 分 類 対象ネットワーク No READ マスタ局がローカル局 SREAD C, D, W) を読み出す ローカル局のデー 命令名 対象ネットワーク No の他局のデバイスへ 7.4.5 項 データ書込み A 互換命令で対象ネッ 他局ワードデバイ トワーク No の他局の ZNWR ス書込み デバイスへデータ書込 7.4.5 項 み 命令の動作概要を次に示します。 ○:使用可,×:使用不可 実行局 命 令 名 称 対象局 内 容 QCPU Q CPU QnA/ AnU/ QnAS AnUS(H) CPU CPU ○ ○ × ○ ○ × 対象ネットワーク№の対象局の CPU デバイスデータ読出し(16 ビット単位)。 CPU 他局 READ ワード SREAD デバイス ○ 読出し READ ワードデバイス 2594 ネットワーク ユニット ネットワーク ユニット CPU ワードデバイス チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 2594 対象ネットワーク№の対象局の CPU デバイスへのデータ書込み (16 ビット単位)。 (SWRITE では対象局のデバイスを ON させることができる。) 他局 WRITE ワード SWRITE デバイス 書込み CPU ○ WRITE ネットワーク ユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 ネットワーク ユニット CPU ワードデバイス 361 (次のページへ) 2 - 71 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) ○:使用可,×:使用不可 実行局 命 令 名 称 対象局 内 容 QCPU Q CPU QnA/ AnU/ QnAS AnUS(H) CPU CPU 【A 互換命令】 対象ネットワーク№の対象局の CPU デバイスデータ読出し。 CPU 他局 ZNRD ワード デバイス ネットワーク ユニット ネットワーク ユニット チャンネル1 ○ ZNRD CPU ○* 1 ワードデバイス * 固定 ○ ○ 読出し AnACPU AnNCPU 2594 ワードデバイス 2594 【A 互換命令】 対象ネットワーク№の対象局の CPU デバイスへのデータ書込み。 CPU 他局 ZNWR ワード デバイス 書込み ネットワーク ユニット ネットワーク ユニット CPU ○* 1 ワードデバイス チャンネル2 ○ ○ * 固定 ZNWR 361 ○ AnACPU AnNCPU * 1 対象局が A2UCPU(S1),A3UCPU,A4UCPU,A2USCPU(S1) の場合は,下記のバージョン以降の CPU ユニットが 対象になります。 ・A2UCPU(S1),A3UCPU,A4UCPU:バージョン AY(1995 年 7 月製造)以降 ・A2USCPU(S1):バージョン CP(1995 年 7 月製造)以降 2 - 72 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 2.7 置換え時の注意事項 MELSECNET( Ⅱ ) を MELSECNET/H に置換え時の注意事項を示します。 (1) ケーブル関連 光ケーブル,同軸ケーブルの注意事項は,2.2.2 項 ケーブル仕様比較を参照ください。 (2) システム構成 (a) MELSECNET モードおよび MELSECNET Ⅱ混在モードのローカル局/リモート局混在シス テム MELSECNET/H システムは,ローカル局とリモート局を分け高性能高機能を実現したネットワー クシステムでありローカル局とリモート局を混在する構成はできません。そのため,MELSECNET (Ⅱ)のシステムでマスタ 1 台に対してローカル局とリモート I/O 局が混在接続されていたシステ ムを MELSEC/H システムに置き換える場合,1 台の管理局で通常局を接続し,もう 1 台のリモー トマスタ局(リモート I/O システムの場合は,管理局をリモートマスタ局と定義しています)で, リモート I/O 局を制御するシステム構成にする必要があります。システム構成例を示します。 パラメータの変更例は,3.5.2 項を参照ください。 ローカル/リモート混在システム(光) MELSECNET(Ⅱ) (光) 光ループ MELSECNET/H(光) 光ループ 備考(対策案) • ネットワーク No.1 の管理局は,通常局 1 ∼通常局 2 を制御する PC 間ネット M ワークを構成します。 L1 R3 1NS1 ネット 1MP4/2MR ネット ワーク1 ワーク2 2R3 • もう 1 台のネットワークユニットがリ モートマスタ局になり,ネットワーク 1NS2 L2 No.2 のリモート I/O ネットシステムを 構成します。 (b) MELSECNET(Ⅱ)の 65 台接続システム MELSECNET/H システムの総接続局数は 64 台(管理局1台,通常局 63 台)です。 MELSECNET(Ⅱ)システムの総接続局数は 65 台(マスタ局1台,ローカル局+リモート I/O 局 64 台)です。そのため,MELSECNET/H の総接続局数が 65 台の場合は,64 台以下のネット ワーク No. が異なる 2 つのネットワークに分割するなどの対策が必要です。 2 - 73 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (3) シーケンスプログラム関連 (a) データの泣き別れ防止 2ワード(32 ビット)以上のサイクリックデータを取り扱う場合,新しいデータと古いデータが 混在することがあります。1度に2ワード以上のサイクリックデータを読み出し/書込みする場合 は以下の方法でデータの泣き別れ防止をしてください。 1) B.W によるインタロックプログラム サイクリックデータ送信局と受診局間で B.W によるハンドシェイクを取ることでデータの泣き 別れを防止できます。 ハンドシェイクのインタロックプログラム例を以下に示します。 一度に2ワード(32ビット)以上のデータを,32ビットデータ保証機能や局単位のブ ロック保証機能無しで取り扱う場合には,1ワード(16ビット)単位で新しいデータ と古いデータが混在することがあります。 以下の例ようにリンクリレー(B)でインタロックをとってください。 送信局 ① ② ③ ⑦ 受信局 ④ ⑤ ⑥ ① 送信指令がONします。 ② D0∼D2の内容がW0∼W2に格納されます。 ③ W0∼W2の格納完了でハンドシェイク用のB0をONします。 ④ サイクリック伝送によりリンクレジスタ(W)の後にリンクリレー(B)が送信され, 受信局の B0をONします。 ⑤ W0∼W2の内容がD100∼D102に格納されます。 ⑥ D100∼D102への格納完了でハンドシェイク用のB100をONします。 ⑦ 受信局にデータが伝わるとB0をOFFします。 2 - 74 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) 2) 局単位ブロック保証機能 1) の「BW によるインタロックプログラム」が作成できない場合は,MELSECNET/H のサイ クリックデータの局単位ブロック保証機能を使用してください。この設定を有効にすることで CPU ユニットとネットワークユニット間でハンドシェイクをとってネットワークリフレッシュ を行い,局単位のサイクリックデータの泣き別れ防止ができます。局単位ブロック保証は,以 下のパラメータの“送信データ局単位保証指示あり”,“受信データ局単位保証指示あり”を設 定すると有効になります。 (b) MELSECNET Ⅱモード,混在モードの BW 前半,後半割付 MELSECNET Ⅱのシーケンスプログラムの流用率を高くするために MELSECNET/H の局固有パ ラメータを全局に設定をします。但し,ベーシックモデル(Q00JCPU,Q00CPU,Q01CPU) の局は, 「局固有パラメータ」設定機能が使用できないので,「デバイス一括置換」機能を使用して 前半,後半の各設定を連続番号にデバイス変更をしてください。 (c) 処理時間について A/AnS/QnA/QnAS シリーズと Q シリーズでは,リンクスキャンタイム,リンクリフレッシュ時 間などが異なります。 処理時間については,各ユニットのマニュアルを参照してください。 2 - 75 2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(PC 間ネット) (4) AnN/AnS/AnACPU が混在したシステムについての注意事項 AnN/AnA/AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く)が混在した MELSECNET Ⅱシステムを MELSECNET/10 システムへ置き換える場合にいくつかの注意が必要となります。 詳細については,「AnU 対応 MELSECNET/10 ネットワークシステム リファレンスマニュアル(PC 間ネット)」の「11 章 混在システム」を参照してください。 (a) MELSECNET/10 システムの管理局について 置き換え後の MELSECNET/10 システムに,管理局として AnU/AnUS(H)/QnA/QnAS/QCPU が 1 台必要です。 また,AnN/AnA/AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く)を MELSECNET/10 に置き換えする場合, サブ管理局になれないため,MELSECNET/10 の管理局移行機能を実現するためには,置き換え後 の MELSECNET/10 システムに AnU/AnUS(H)/QnA/QnAS/QCPU が 2 台以上必要です。 (b) MELSECNET/10 システムでデータリンクできるデバイス範囲について MELSECNET/10 システムでデータリンクできるデバイス範囲は,接続する AnN/AnA/AnSCPU (AnUS(H)CPU を除く)が持っているデバイスの範囲です。 AnN/AnSCPU (AnUS(H)CPU を除く) AnACPU X/Y B/W 最大 0000 ∼ 07FF * 1 0000 ∼ 03FF 最大 0000 ∼ 07FF * 2 0000 ∼ 0FFF * 1 A3NCPU の場合です。AnN/AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く)が制御できる入出力点数により決まります。 * 2 A3ACPU の場合です。AnACPU が制御できる入出力点数により決まります。 (c) MELSECNET Ⅱ混在モードから MELSECNET/10 への置き換え時に,AnN/AnA/AnSCPU (AnUS(H)CPU を除く)が混在する場合について MELSECNET/10 で AnN/AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く)が混在する場合,交信できる B/W の範囲は 0 ∼ 3FF となります。 また,MELSECNET Ⅱ混在モード時に後半の設定がある場合は局固有パラメータにより分割して 転送する必要がありますが,AnN/AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く)は局固有パラメータの設定 ができません。 AnACPU は B/W0 ∼ FFF の範囲の交信ができますが,局固有パラメータの設定ができません。 このことから,B/W400 以降の交信ができない,他局で局固有パラメータにより分割されたエリ アが正常に送受信できない場合があります。 MELSECNET Ⅱ混在モードを MELSECNET/10 に置き換えるときに AnN/AnA/AnSCPU (AnUS(H)CPU を除く)が混在する場合は,AnN/AnA/AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く)を QCPU など MELSECNET/10 に対応できる CPU へ交換してください。 2 - 76 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の 置換え(リモート I/O ネット) 3 3.1 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え機種一覧 (1) MELSECNET( Ⅱ ) ユニットから MELSECNET/H ユニットへの置換え ネットワーク形態 A/AnS/A0J2(H) シリーズ機種 Q シリーズ置換え機種 A1NCPUP21 A2NCPUP21 A2NCPUP21-S1 光ループ (CPU 一体型) A3NCPUP21 A2ACPUP21 CPU ユニット + QJ71LP21-25(光ループ:SI ケーブル対応) A2ACPUP21-S1 A3ACPUP21 A2CCPUP21 A0J2HCPUP21 A1NCPUP21-S3 A2NCPUP21-S3 光ループ (CPU 一体型) A2NCPUP21-S4 A3NCPUP21-S3 A2ACPUP21-S3 CPU ユニット + QJ71LP21G(光ループ:GI ケーブル対応) A2ACPUP21-S4 A3ACPUP21-S3 A1NCPUR21 A2NCPUR21 A2NCPUR21-S1 同軸ループ (CPU 一体型) A3NCPUR21 A2ACPUR21 CPU ユニット + QJ71BR11(同軸バス) A2ACPUR21-S1 A3ACPUR21 A2CCPUR21 A0J2HCPUR21 光ループ(単体) AJ71AP21 A1SJ71AP21 QJ71LP21-25(光ループ:SI ケーブル対応) AJ71P21-S3 光ループ(単体) AJ71AP21-S3 AJ71P22-S3 QJ71LP21G(光ループ:GI ケーブル対応) AJ71AP22-S3 A1SJ71AP21-S3 同軸ループ(単体) 光ループ(単体) A1SJ71AR21 AJ72P25 (リモート I/O 局) AJ72P25-S1 光ループ(単体) AJ72P25-S3 (リモート I/O 局) 同軸ループ(単体) (リモート I/O 局) 3-1 AJ71AR21 A0J2P25 QJ71BR11(同軸バス) QJ72LP25-25(光ループ:SI ケーブル対応) QJ72LP25G(光ループ:GI ケーブル対応) AJ72R25 AJ72R25-S1 A0J2R25 QJ72BR15(同軸バス) 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) (2) MELSECNET/B ユニットから MELSECNET/H ユニットへの置換え ネットワーク形態 ツイストペア ツイストペア A/AnS シリーズ機種 Q シリーズ置換え機種 AJ71AT21B QJ71LP21-25(光ループ) A1SJ71AT21B QJ71BR11(同軸バス) AJ72T25B QJ72LP25-25(光ループ) A1SJ72T25B QJ72BR15(同軸バス) 3-2 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) 3.2 性能仕様比較 3.2.1 ユニット性能比較 (1) MELSECNET( Ⅱ ) ユニット(光ループ)と MELSECNET/H ユニット(光ループ)との比 較 (a) SI 光ケーブル,H-PCF 光ケーブル用ユニット ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 X/Y 1 ネット ワーク当り B の最大リン ク点数 W MELSECNET( Ⅱ ) ユニット MELSECNET/H ユニット 光ループ 光ループ (QJ71LP21-25, QJ72LP25-25) 最大 2048 点かつマスタ局 CPU ユニッ トの最大入出力点数 8192 点 ○ 16384 点 (リモートマスタ局→リモート I/O 局:8192 点, リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点) ○ 16384 点 (リモートマスタ局→リモート I/O 局:8192 点, •(MELSECNET Ⅱ混在モード)4096 点 リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点) ○ •(MELSECNET モード)1024 点 •(MELSECNET モード)1024 バイト 1 局当りの マスタ局 •(MELSECNET Ⅱ混在モード) 最大リンク 前半:1024 バイト 点数 リモート 512 バイト I/O 局 1 局当りの最大入出 力点数 通信速度 1 ネットワークの接 続局数 使用するケーブル 総延長距離 局間距離 最大ネットワーク数 通信方式 伝送フォーマット 誤り制御方式 RAS 機能 入出力占有点数 3-3 リモートマスタ局→リモート I/O 局 {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)} ≦ 1600 バイト 置換え時の留意点 ○ リモート I/O 局→リモートマスタ局 {(LX + LB) ÷ 8 + (2 × LW)} ≦ 1600 バイト 512 点 4096 点 ○ 1.25Mbps 25Mbps/10Mbps ○ 65 局(マスタ局:1, ローカル局 + リモート I/O 局:64) 65 局(リモートマスタ局:1, リモート I/O 局:64) △ PC 間ネットは,別 ネットワークにして ください。 SI 光ケーブル H-PCF 光ケーブル SI 光ケーブル H-PCF 光ケーブル 広帯域 H-PCF 光ケーブル QSI 光ケーブル △ 既設の SI ケーブル を使用時,局間距離 が短くなる場合があ ります。(3.2.2 項参 照) 10km 30km ○ 3.2.2 項参照 3.2.2 項参照 △ 置換え前と同じ距離 を確保する場合は, 光ケーブルの変更, または既存ケーブル の途中に中継局を設 けてください。 - 239 △ MELSECNET/H の 新規パラメータで す。(必須) 半二重ビットシリアル方式 トークンリング方式 △ 通信方式は異なりま すが,留意点はあり ません。 伝送路形式 変調方式 (符号化方式) 互換性 二重ループ (変調方式)CMI 方式 ○ (符号化方式)NRZI 符号 △ HDLC 準拠(フレーム形式) ○ CRC(X16+X12+X6+1) およびタイムオーバによるリトライ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 • 自局のリンク回線チェックなどの診断機能 (マスタ局) CPU 一体型:0 点 単体 :32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) (マスタ局) 32 点 1 スロット(I/O 割付:インテリ 32 点) 変調方式は異なりま すが,留意点はあり ません。 ○ △ マスタ局を CPU 一 体型から置き換える ときは,新規に 1 ス ロット(32 点)が 必要です。 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) (b) GI 光ケーブル用ユニット ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 X/Y 1 ネット ワーク当り B の最大リン ク点数 W MELSECNET( Ⅱ ) ユニット MELSECNET/H ユニット 光ループ 光ループ (QJ71LP21G, QJ72LP25G) 最大 2048 点かつマスタ局の CPU ユ ニット最大入出力点数 •(MELSECNET モード)1024 点 •(MELSECNET Ⅱ混在モード)4096 点 互換性 8192 点 ○ 16384 点 (リモートマスタ局→リモート I/O 局:8192 点, リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点) ○ 16384 点 (リモートマスタ局→リモート I/O 局:8192 点, リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点) ○ 置換え時の留意点 •(MELSECNET モード)1024 バイト •(MELSECNET Ⅱ混在モード) 1 局当りの マスタ局 リンクパラメータ前半:1024 バイト 最大リンク リンクパラメータ後半:1024 バイト 点数 リモート 512 バイト I/O 局 1 局当りの最大入出 力点数 通信速度 1 ネットワークの接 続局数 使用するケーブル 総延長距離 局間距離 最大ネットワーク数 通信方式 伝送フォーマット 誤り制御方式 RAS 機能 入出力占有点数 ○ リモート I/O 局→リモートマスタ局 {(LX + LB) ÷ 8 + (2 × LW)} ≦ 1600 バイト 512 点 4096 点 ○ 1.25Mbps 10Mbps ○ 65 局(マスタ局:1, ローカル局 + リモート I/O 局:64) 65 局(リモートマスタ局:1, リモート I/O 局:64) △ GI 光ケーブル GI 光ケーブル ○ 10km 30km ○ GI 光ケーブル:2km GI 光ケーブル:2km ○ - 239 △ MELSECNET/H の 新規パラメータで す。(必須) 半二重ビットシリアル方式 トークンリング方式 △ 通信方式は異なりま すが,留意点はあり ません。 伝送路形式 変調方式 (符号化方式) リモートマスタ局→リモート I/O 局 {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)} ≦ 1600 バイト 二重ループ (変調方式)CMI 方式 PC 間ネットは,別 ネットワークにして ください。 ○ (符号化方式)NRZI 符号 △ HDLC 準拠(フレーム形式) ○ CRC(X16+X12+X5+1) およびタイムオーバによるリトライ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 • 自局のリンク回線チェックなどの診断機能 (マスタ局) CPU 一体型:0 点 (マスタ局) 単体 :32 点 1 スロット 32 点 1 スロット(I/O 割付:インテリ 32 点) (I/O 割付:特殊 32 点) 変調方式は異なりま すが,留意点はあり ません。 ○ △ マスタ局を CPU 一 体型から置き換える ときは,新規に 1 ス ロット(32 点)が 必要です。 3-4 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) (2) MELSECNET( Ⅱ ) ユニット(同軸ループ)と MELSECNET/H ユニット(同軸バス)との 比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 X/Y 1 ネット B ワーク当り の最大リン ク点数 W MELSECNET( Ⅱ ) ユニット MELSECNET/H ユニット 同軸ループ 同軸バス (QJ71BR11, QJ72BR15) 最大 2048 点かつマスタ局の CPU ユ ニット最大入出力点数 8192 点 互換性 ○ 16384 点 (リモートマスタ局→リモート I/O 局: 8192 点, リモート I/O 局→リモートマスタ局: 8192 点) ○ 16384 点 (リモートマスタ局→リモート I/O 局: 8192 点, •(MELSECNET Ⅱ混在モード)4096 点 リモート I/O 局→リモートマスタ局: 8192 点) ○ - •(MELSECNET モード)1024 点 • (MELSECNET モード)1024 バイト マスタ局 •(MELSECNET Ⅱ混在モード) 1 局当りの リンクパラメータ前半:1024 バイト 最大リンク 点数 リモート 512 バイト I/O 局 1 局当りの最大入出 力点数 通信速度 リモートマスタ局→リモート I/O 局 {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)} ≦ 1600 バイト リモート I/O 局→リモートマスタ局 {(LX + LB) ÷ 8 + (2 × LW)} ≦ 1600 バイト 置換え時の留意点 ○ 512 点 4096 点 ○ 1.25Mbps 10Mbps ○ • PC 間ネットは,別ネッ 1 ネットワークの接 続局数 65 局(マスタ局:1, ローカル局 + リモート I/O 局:64) 33 局(リモートマスタ局:1, リモート I/O 局:32) △ トワークにしてくださ い。 • 33 局以降は,別ネット △ 既設のケーブルを使用時, 総延長距離,局間距離が 短くなります。 ワークを構築ください。 3C-2V 5C-2V 3C-2V 5C-2V,5C-FB 総延長距離 3C-2V:10km 5C-2V:10km 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB:500m △ A6BR10/A6BR10-DC 形リピータユニットを使 用するか,別ネットワー クを構築ください。 局間距離 3C-2V:500m 5C-2V:500m 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB:500m △ 3C-2V 使用時は,途中に A6BR10/A6BR10-DC 形リピータユニットを使 用ください。 - 239 △ MELSECNET/H の新規 パラメータ(必須) 半二重ビットシリアル方式 トークンリング方式 △ 通信方式は異なりますが, 留意点はありません。 二重ループ 一重バス △ 伝送路形式は異なります が,留意点はありません。 (変調方式)CMI 方式 (符号化方式)マンチェスタ符号 △ 変調方式は異なりますが, 留意点はありません。 使用するケーブル 最大ネットワーク数 通信方式 伝送路形式 変調方式 (符号化方式) 伝送フォーマット 誤り制御方式 HDLC 準拠(フレーム形式) ○ CRC(X16+X12+X5+1) およびタイムオーバによるリトライ ○ △ 同軸バスシステムは, ループバック機能が使用 できません。 ループバック機能を使用 する場合は,光ループシ ステムをご検討ください。 △ マスタ局を CPU 一体型か ら置き換えるときは,新 規に 1 スロット(32 点) が必要です。 • 異常検出およびケーブル断線による RAS 機能 ループバック機能 自局のリンク回線チェックなどの診断機能 • 自局のリンク回線チェックなどの診断 機能 入出力占有点数 3-5 (マスタ局) (マスタ局) CPU 一体型:0 点 32 点 1 スロット 単体 :32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) (I/O 割付:特殊 32 点) 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) (3) MELSECNET/B ユニット(ツイストペア)と MELSECNET/H ユニット(光ループ/同軸 バス)との比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 MELSECNET/B ユニット ツイストペア X/Y 1 ネット B ワーク当り の最大リン ク点数 W 最大 2048 点かつマスタ局の CPU ユ ニット最大入出力点数 16384 点 (リモートマスタ局→リモート I/O 局: 8192 点, •(MELSECNET Ⅱ混在モード)4096 点 リモート I/O 局→リモートマスタ局: 8192 点) ○ 使用するケーブル 総延長距離 局間距離 最大ネットワーク数 通信方式 伝送路形式 リモートマスタ局→リモート I/O 局 {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)} ≦ 1600 バイト リモート I/O 局→リモートマスタ局 {(LX + LB) ÷ 8 + (2 × LW)} ≦ 1600 バイト 512 点 125kbps/250kbps/500kbps/1Mbps 32 局(マスタ局:1, ローカル局 + リモート I/O 局:31) シールド付ツイストペアケーブル 125kbps:1200m 250kbps:600m 500kbps:400m 1Mbps:200m 125kbps:1200m 250kbps:600m 500kbps:400m 1Mbps:200m 置換え時の留意点 ○ •(MELSECNET モード)1024 点 1 局当り リンクパラメータ前半:1024 バイト の最大リン ク点数 リモート 512 バイト I/O 局 1 ネットワークの接 続局数 8192 点 互換性 ○ - •(MELSECNET モード)1024 バイト 通信速度 同軸バス (QJ71BR11) 16384 点 (リモートマスタ局→リモート I/O 局: 8192 点, リモート I/O 局→リモートマスタ局: 8192 点) マスタ局 •(MELSECNET Ⅱ混在モード) 1 局当りの最大入出 力点数 MELSECNET/H ユニット 光ループ (QJ71LP21-25) 4096 点 ○ ○ 25Mbps/10Mbps - ○ - 10Mbps ○ 65 局(リモートマ スタ局:1, リモート I/O 局: 64) - △ PC 間ネットは,別ネッ トワークにしてください。 - 33 局(リモートマ スタ局:1, リモート I/O 局: 32) △ PC 間ネットは,別ネッ トワークにしてください。 SI 光ケーブル H-PCF 光ケーブル 広帯域 H-PCF 光 ケーブル QSI 光ケーブル - △ 光ケーブルの新規敷設が 必要です。 - 3C-2V 5C-2V,5C-FB △ 同軸ケーブルの新規敷設 が必要です。 30km - ○ - 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB: 500m 3.2.2 項参照 - - 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB: 500m △ A6BR10/A6BR10-DC 形リピータユニットを使 用するか,別ネットワー クを構築ください。 ○ 1200m が必要な場合, 光ケーブルは GI 光ケー ブで統一し,ユニットは QJ71LP21G を使用くだ さい。 △ A6BR10/A6BR10-DC 形リピータユニットを使 用するか,別ネットワー クを構築ください。 - 239 △ MELSECNET/H の新規 パラメータです。(必須) 半二重ビットシリアル方式 トークンリング方式 △ 通信方式は異なりますが, 留意点はありません。 一重バス 二重ループ - ○ - 一重バス ○ (次のページへ) 3-6 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 MELSECNET/B ユニット ツイストペア 変調方式 (符号化方式) 伝送フォーマット 誤り制御方式 RAS 機能 入出力占有点数 3-7 (変調方式)NRZI 方式 MELSECNET/H ユニット 互換性 光ループ (QJ71LP21-25) 同軸バス (QJ71BR11) (符号化方式) NRZI 符号 - ○ - (符号化方式) マンチェスタ符号 △ HDLC 準拠(フレーム形式) ○ CRC(X16+X12+X5+1) およびタイムオーバによるリトライ ○ 自局のリンク回線チェックなどの診断機能 ○ (マスタ局) 単体:32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) (マスタ局) 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) ○ 置換え時の留意点 変調方式は異なりますが, 留意点はありません。 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) 3.2.2 ケーブル仕様比較 (1) 光ファイバケーブル (a) 総延長距離 光ファイバケーブルによって,総延長距離 (30km) は異なりません。 (b) 局間距離 1) SI 光ファイバケーブル ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) 種 類 MELSECNET/H ユニット ユニット (光ループ) SI 光ファイバケーブル (タイプ:A-2P- □) 互換性 (光ループ) 10Mbps 時 L タイプ 1km 500m 200m △ H タイプ 500m 300m 100m △ 1km 500m 200m △ SI 光ファイバケーブル(タイプ:AN2P- □) H-PCF 光ファイバケーブル 置換え時の留意点 25Mbps 時 1km 1km 400m △ 広帯域 H-PCF 光ファイバケーブル - 1km 1km ○ QSI 光ファイバケーブル - 1km 1km ○ 下記,* 1 参照 下記,* 2 参照 * 1 局間距離が MELSECNET/H の仕様を満足しない場合は,光ファイバケーブルの種類を変更するか,または既存ケーブル の途中に中継局を設けてください。 * 2 局間距離が MELSECNET/H の仕様を満足しない場合は,通信速度 10Mbps で使用する,光ファイバケーブルの種類を 変更する,または既存ケーブルの途中に中継局を設けてください。 2) GI 光ファイバケーブル ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 種 類 MELSECNET( Ⅱ ) ユニット MELSECNET/H ユニット (光ループ) (光ループ) 2km 2km GI 光ファイバケーブル 互換性 置換え時の留意点 ○ (2) 同軸ケーブル (a) 総延長距離 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) ユニット MELSECNET/H ユニット (同軸ループ) (同軸バス) 3C-2V 10km 300m △ 5C-2V 5C-FB 10km − 500m 500m △ − 種 類 互換性 置換え時の留意点 下記,* 3 参照 * 3 総延長距離が MELSECNET/H の仕様を満足しない場合は,ネットワーク内に A6BR10/A6BR10-DC 形リピータユ ニットを使用するか,または別ネットワークを構築ください。 (b) 局間距離 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) ユニット MELSECNET/H ユニット (同軸ループ) (同軸バス) 3C-2V 500m 300m △ 5C-2V 500m 500m ○ 5C-FB − 500m − 種 類 互換性 置換え時の留意点 下記,* 4 参照 * 4 局間距離が MELSECNET/H の仕様を満足しない場合は,ネットワーク内に A6BR10/A6BR10-DC 形リピータユニッ トを使用ください。 3-8 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) 備 考 A6BR10/A6BR10-DC 形 MELSECNET/10 同軸バスシステム用リピータユニットを使用した延長 方法を下記に示します。 詳しくは,A6BR10/A6BR10-DC 形 MELSECNET/10 同軸バスシステム用リピータユニットユー ザーズマニュアル (IB-68426) を参照してください。 (1) 500m(5C-2V, 5C-FB),300m(3C-2V) の局間距離を延ばすことができます。 最大 500m (5C-2V, 5C-FB) 300m (3C-2V) CPU BR R R A6B R10 BR ・・・QJ71BR11 R R ・・・終端抵抗 R CPU BR 最大 500m (5C-2V, 5C-FB) 300m (3C-2V) (2) 1 つのネットワークでリピータユニットを 4 台まで使用できます。* 5 総延長距離を最大 2.5km にできます。 CPU BR CPU BR CPU BR R R A6B R10 R CPU BR CPU BR R R A6B R10 A6B R10 R R CPU BR 最大2.5km * 5 終端抵抗 A6RCON-R75(別売)の追加が必要です。 3-9 R A6B R10 R R CPU BR 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) 3.3 機能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 項 目 MELSECNET( Ⅱ ) ユニット MELSECNET/B ユニット サイクリック伝送 マスタ局とローカル局およびリ リモートマスタ局とリモート I/ モート局間を X/Y を使用して O 局間を X/Y を使用して 1:1 交 1:1 交信する。 信する。 • マスタ局から RFRP/RTOP 命 令を使用して,リモート I/O 局の特殊機能ユニットのバッ ファメモリを読出し/書込み する。 トランジェント伝送 • マスタ局に接続した GX Developer から他局へアクセ スする。 • リモートI/O局に接続したGX Developer からマスタ局へア クセスする。 自動復列機能 切り離し,ループバックにより 動作可能な局で正常動作を継続 する。 ○ して,リモート I/O 局のイン リモート I / O 局のインテ テリジェント機能ユニットの リジェント機能ユニットの バッファメモリを読出し/ バッファメモリを読出し/書 込みする。 • リモートマスタ局に接続した △ 命令に修正ください。 クセスする。 (3.6.2 項参照) • リモートI/O局に接続したGX Developer からリモートマス タ局へアクセスする。 ○ 光ループシステムの場合,ケー ブル断線などの異常発生時に異 常個所を切り離し,ループバッ ○ クにより動作可能な局で正常動 作を継続する。 特殊レジスタ (D9200 ∼ 9255) 1FF) ,リンク特殊レジスタ のデータにより,異常個所を検 (SW0 ∼ 1FF) のデータにより, 出する。 異常個所を検出する。 シーケンスプログラムのデ △ スト項目を実施する。 自己診断テスト機能 • 自己折り返しテスト • 局間テスト • 正ループ/副ループテスト • 正ループ・副ループテス スト項目を実施する。 トは,ネットワークパラ • 自己折り返しテスト • 内部自己折り返しテスト • ハードウェアテスト ネットワークパラメータで下記 のテスト項目を設定します。 • 正ループ/副ループテスト バイスを変更ください。 (3.6.1 項参照) モード設定スイッチで下記のテ モード設定スイッチで下記のテ 書込みする RFRP/RTOP 命令を,REMFR/REMTO GX Developer から他局へア 特殊リレー (M9200 ∼ 9255), リンク特殊リレー (SB0 ∼ 異常検出 置換え時の留意点 REMFR/REMTO 命令を使用 列しデータリンクを再開する。 などの異常発生時に異常個所を 互換性 • リモートマスタ局から 解列されたリモート I/O 局が正常状態に戻った場合,自動的に復 光ループシステム,同軸ループ システムの場合,ケーブル断線 ループバック機能 MELSECNET/H ユニット メータ設定で実施くださ △ い。 • 局間テストは,正ループ /副ループテストで代用 ください。 3 - 10 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) 3.4 スイッチ設定比較 (1) MELSECNET( Ⅱ ) ユニットと MELSECNET/H ユニットとの比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし スイッチ名称 局番設定スイッチ 内 容 MELSECNET( Ⅱ ) ユニット 局番号を設定します。 MELSECNET/H ユニット 局番号を設定します。 互換性 置換え時の留意点 ○ 正ループ・副ループテスト モード切換えスイッチ 動作するモード,または自己診 動作するモード,または自己診 断テストモードを設定します。 断テストモードを設定します。 △ は,GX Developer のネッ トワークパラメータで設定 します。 (2) MELSECNET/B ユニットと MELSECNET/H ユニットとの比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし スイッチ名称 局番設定スイッチ 内 容 MELSECNET( Ⅱ ) ユニット 局番号を設定します。 MELSECNET/H ユニット 局番号を設定します。 互換性 置換え時の留意点 ○ 正ループ・副ループテスト モード切換えスイッチ 動作するモード,または自己診 動作するモード,または自己診 断テストモードを設定します。 断テストモードを設定します。 △ は,GX Developer のネッ トワークパラメータで設定 します。 通信速度スイッチ 3 - 11 通信速度を設定します。 - △ 設定は不要です。 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) 3.5 パラメータ比較 3.5.1 パラメータ比較 MELSECNET( Ⅱ ) のネットワークパラメータは,GX Developer の PC タイプ変更すると削除され ます。PC タイプ変更後 MELSECNET/H ネットワークパラメータを設定し直してください。 (1) MELSECNET( Ⅱ ) → MELSECNET/H 以下に MELSECNET( Ⅱ ) ネットワークパラメータ設定と MELSECNET/H ネットワークパラメータ 設定の比較を示します。 MELSECNET( Ⅱ ) マスタ局は,MELSECNET/H マスタ局と比較をします。 MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H 光ループ 光ループ M R1 1MR R3 1R1 ネット ワーク1 R2 1R3 1R2 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) MELSECNET/H ネットワーク種別 ネットワーク種別 ○ 先頭 I/O No. ○ ――― (設定なし) ネットワーク No. △ 総(子)局数 ネ 総(子)局数 ネ マスタ局,リモート局に対 ○ 先頭 I/O No. * 1 ッ する LB, LW 割付 ッ マスタ局 ト ワ | マスタ局,リモート局 マスタ局 に対する LB, LW 割付 | 位保証指示あり 範 範 位保証指示あり 付 囲 マスタ局,リモート局 割 に対する LX/LY 割付 付 リフレッシュパラメータ* 1 ――― (設定なし) マスタ局,リモート局に対 する LX/LY 割付 リフレッシュパラメータ リモート I/O 局 置換え時の留意点 MELSECNET/H は 必須 ○ △ * 2 △ * 3 ワ 補助設定 - 送信データ局単 ク 補助設定 - 受信データ局単 割 I/O 局 ト 局固有パラメータ ク 囲 リモート 互換性 ○ ○ ――― (設定なし) * 1 AnU/AnUS(H)/QnA/QnASCPU 装着時に設定する。 * 2 MELSECNET( Ⅱ ) で LB/LW を前半/後半の両方を設定している場合に使用する。(詳細は 3.5.2 項パラメータの変更 例を参照) * 3 1度に2ワード以上のサイクリックデータを読み出し / 書込みする場合のデータ泣き別れ防止機能です。 (詳細は 3.7 節 置換え時の注意事項を参照) 3 - 12 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) 3.5.2 パラメータの変更例 MELSECNET リモートシステムを MELSECNET/H に置き換えるにあたり,LB/LW,LX/LY のネッ トワークパラメータの変更方法例を示します。 MELSECNET リモートシステムは,次の動作モードで使用ができます。 • MELSECNET モード • MELSECNET Ⅱ混在モード (1) MELSECNET モード MELSECNET モード二階層システム構成(MELSECNET モード)を例にしてパラメータ変更の手順 を示します。 MELSECNET のローカル局,リモート I/O 局の混在システムは,MELSECNET/H の PC 間ネット ワークとリモート I/O ネットワークに分けて置き換えます。 MELSECNET MELSECNET/H 光ループ 光ループ M Q06HCPU A3ACPU 2R2 R1 R4 1NS2 ネット ネット 1MP1/2MR ワーク1 ワーク2 2R1 L2 L3 MELSECNET モード二階層システム構成例 3 - 13 1NS3 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) (a) MELSECNET のリンクパラメータの設定範囲 X 0 200 自局のI/O使用 28F 400 R1 4BF 600 R4 67F 230 30F 自局のI/O使用 100 M 17F 480 59F R1 200 L2 L3 M/L用エリア R4 680 700 L2 M/R用エリア B 0 77F L2 M/R用エリア Y 0 700 77F L3 M/L用エリア 27F L3 M/L用エリア W 0 100 M 17F L2 200 2BF L3 300 310 320 R1 341 360 R4 M/R用エリア M/L用エリア 36F 380 R1 39F R1 M/R用エリア M/R用エリア 3 - 14 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) (b) MELSECNET/H のリンクパラメータの設定範囲 1) ネットワーク1のリンクパラメータの設定範囲 X 0 200 600 自局のI/O使用 67F 700 77F L2 L3 M/L用エリア Y 0 230 680 自局のI/O使用 700 L2 77F L3 M/L用エリア B 0 100 M 17F 200 L2 27F L3 M/L用エリア W 0 100 M 17F 200 L2 2BF L3 M/L用エリア 2) ネットワーク2のリンクパラメータの設定範囲 REMFR,REMTO 命令は,B, W を使用しないため B, W の設定は不要です。 X,Y の設定のみを行います。 X 0 200 自局のI/O使用 28F 400 R1 4BF R2 M/R用エリア Y 0 230 自局のI/O使用 30F 480 R1 R2 M/R用エリア 3 - 15 59F 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) MELSECNET/H ユニットの通常局はネットワークパラメータの設定が必要です。AnN/AnA/ AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く)に装着の MELSECNET(Ⅱ)ユニットを置き換える場合は,新 規にネットワークパラメータを設定してください。 MELSECNET/H の各局で設定が必要なパラメータを以下に示します。 共通パラメータ 1Mp1 2MR 1Ns2 1Ns3 (ネットワーク範囲割付) ○ リフレッシュパラメータ ○ (例 (e) ②,③参照) ○ (例 (e) ④参照) ○ (例 (f) ①,②参照) (例 (f) ③参照) ○ (例 (g) ②参照) ○ (例 (g) ②参照) 2R2 2R3 ○:設定が必要/△:設定が必要(ただしデフォルトでも可) 3 - 16 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) (c) MELSECNET マスタ局 MELSECNET マスタ局 (A3ACPU) のネットワークパラメータ設定を次に示します。 ①ネットワークパラメータ設定(A3ACPU:MELSECNET マスタ局) ②ネットワーク範囲割付(A3ACPU:MELSECNET マスタ局) ③ネットワーク範囲割付(A3ACPU:MELSECNET マスタ局) 3 - 17 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) (d) MELSECNET ローカル局,リモート I/O 局 マスタ局 (A3ACPU) のネットワーク範囲割付に従い全局がサイクリック交信を行うため,ローカ ル局,リモート I/O 局のネットワーク範囲割付のパラメータ設定はありません。 (e) MELSECNET/H 管理局(ネットワーク1) MELSECNET/H 管理局(ネットワーク1)に置き換えたときのネットワークパラメータ設定を次 に示します。 ①ネットワークパラメータ設定(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局,リモートマスタ局) ②ネットワーク範囲割付(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局) ③ネットワーク範囲割付(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局) 3 - 18 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) ④リフレッシュパラメータ(Q06HCPU:MELSECNET/H 管理局) 3 - 19 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) (f) MELSECNET/H リモートマスタ局(ネットワーク 2) MELSECNET/H リモートマスタ局(ネットワーク 2)に置き換えたときのネットワークパラメー タ設定を次に示します。 ①ネットワーク範囲割付(Q06HCPU:MELSECNET/H リモートマスタ局) ②ネットワーク範囲割付(Q06HCPU:MELSECNET/H リモートマスタ局) ③リフレッシュパラメータ(Q06HCPU:MELSECNET/H リモートマスタ局) 3 - 20 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) PC 間ネットワーク(管理局)とリモート I/O ネットワーク(リモートマスタ局)を装着した Q06HCPU の CPU 側デバイスの割付イメージは,GX Developer のネットワークパラメータの「 割付イメージ図」で確認ができます。 パラメータ設定後に,割付が正しく設定されているか確認をしてください。 3 - 21 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) (g) MELSECNET/H 通常局(ネットワーク 1) MELSECNET/H 管理局(ネットワーク 1)に置き換えたときのネットワークパラメータ設定を次 に示します。 全局の通常局で同一のパラメータ設定が必要です。 ①ネットワークパラメータ設定(1Ns2:MELSECNET/H 通常局) ②リフレッシュパラメータ(1Ns2:MELSECNET/H 通常局) 3 - 22 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) 3.6 プログラム比較 3.6.1 特殊リレー M(SB) /特殊レジスタ D(SW) の比較 (1) マスタ局の特殊リレー 自局がマスタ局のとき有効な特殊リレー ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) マスタ局時の特殊リレー 番 号 名 称 内 容 対応する MELSECNET/H 特殊リレー 番 号 名 称 内 容 互換性 置換え時の留意点 △ シーケンスプログラム で使用時は削除してく ださい。(2.6.2 項トラ ンジェント命令を参照) LRDP 命令受付 OFF:未受付 ON :受付 M9201 LRDP 命令完了 OFF:未完了 ON :完了 なし − − △ シーケンスプログラム で使用時は削除してく ださい。(2.6.2 項トラ ンジェント命令を参照) M9202 LWTP 命令受付 OFF:未受付 ON :受付 なし − − △ シーケンスプログラム で使用時は削除してく ださい。(2.6.2 項トラ ンジェント命令を参照) M9203 LWTP 命令完了 OFF:未完了 ON :完了 − △ シーケンスプログラム で使用時は削除してく ださい。(2.6.2 項トラ ンジェント命令を参照) M9206 自局のリンク パラメータ異常 OFF:正常 ON :異常 OFF:パラメータ正 常 ON :パラメータ異 常 ○ M9207 リンクパラメータの チェック結果 OFF:整合 ON : 不整合 M9200 M9208 マスタ局の B,W の送 OFF:二階層,三階 信範囲設定 層へ送信 (下位リンクのマスタ ON :二階層のみ送 局のみ) 信 リンクパラメータの OFF:チェック実行 チェック指令 M9209 ON ;チェック非実 (下位リンクのマスタ 行 局のみ) M9210 M9224 リンクカード異常 (マスタ局用) リンク状態 なし なし SB0055 正ループ異常 − 受信パラメータ エラー − なし − − △ 三階層システムは構成 できないためシーケン スプログラムで使用時 は削除してください。 なし − − △ 三階層システムは構成 できないためシーケン スプログラムで使用時 は削除してください。 − △ 三階層システムは構成 できないためシーケン スプログラムで使用時 は削除してください。 OFF:正常 ON :異常 ○ なし − OFF:正常 ON :異常 SB0020 ユニット状態 OFF:オンライン ON :オフライン, または局間テ スト,自己お り返しテスト SB0043 OFF:オンライン オンラインスイッチ ON :オンライン以 外 SB0090 M9225 − 自局ループ状態 ○ OFF:正常 ON :異常 ○ OFF:正常 ON :異常 ○ OFF:正常 ON :異常 SB0092 (自局がリ リモートマスタ局 モートマス 正ループ状態 タ局のとき) ON のとき,SW0090 でループ状態を確認す る。 また,SW0091 ∼ SW0094 の自局ビット でも判断できる。 (次のページへ) 3 - 23 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) マスタ局時の特殊リレー 番 号 名 称 内 容 対応する MELSECNET/H 特殊リレー 番 号 SB0090 M9226 副ループ異常 名 称 自局ループ状態 内 容 互換性 置換え時の留意点 OFF:正常 ON :異常 ○ ON のとき,SW0090 でループ状態を確認す る。 また,SW0095 ∼ SW0098 の自局ビット でも判断できる。 OFF:正常 ON :異常 ○ OFF:正常 ON :異常 SB0096 (自局がリ リモートマスタ局 モートマス 副ループ状態 タ局のとき) OFF:未実行 ON :正ループテス ト,副ループ テスト実行中 M9227 ループテスト状態 M9232 OFF:RUN または STEP RUN 状 ローカル局動作状態 態 ON :STOP または PAUSE 状態 M9233 ローカル局 異常検出状態 M9235 ローカル局, リモート I/O 局 OFF:異常なし パラメータ異常検出 ON :異常検出 状態 OFF:異常なし ON :異常検出 SB00AC オフラインテストの OFF:未指示 指示状態 ON :指示 ○ SB0084 OFF:全局が RUN または STEP RUN 状態 各局 CPU RUN 状態 ON :STOP または PAUSE 状態 の局あり ○ なし − − △ SB007C OFF:パラメータ異 常を検出した 局なし 各局パラメータ状態 ON :パラメータ異 常を検出した 局あり ○ M9236 ローカル局, OFF:未交信 リモート I/O 局 ON :交信中 イニシャル交信状態 SB0078 OFF:パラメータ交 信中以外 各局パラメータ状態 ON :パラメータ交 信中 ○ M9237 ローカル局, OFF:正常 リモート I/O 局異常 ON :異常 SB0074 各局サイクリック 伝送状態 OFF:全局正常 ON :サイクリック 伝送未実施局 あり ○ SB0091 正ループ状態 OFF:全局正常 ON :異常局あり ○ M9238 ローカル局, リモート I/O 局 正/副ループ異常 SB0095 副ループ状態 OFF:全局正常 ON :異常局あり ○ OFF:正常 ON :異常 SB0074 で代用でき る。 3 - 24 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) (2) マスタ局の特殊レジスタ 自局がマスタ局のとき有効な特殊レジスタ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) マスタ局時の特殊レジスタ 番 号 名 称 内 容 MELSECNET/H 特殊レジスタ 番 号 名 称 内 容 互換性 置換え時の留意点 △ シーケンスプログラム で使用時は削除してく ださい。(2.6.2 項トラ ンジェント命令を参照) △ シーケンスプログラム で使用時は削除してく ださい。(2.6.2 項トラ ンジェント命令を参照) △ MELSECNET/H シス テムのためシーケンス プログラムで使用時は 削除してください。 SW0049 で,データリ ンク正常かどうかを確 認する。 (ループ状態は, SW0090 ∼ SW009A にて総合的に判断す る。) LRDP 処理結果 0:正常完了 2:LRDP 命令設定 不良 3:該当局異常 4:該当局 LRDP 実 行不可 LWTP 処理結果 0:正常完了 2:LWTP 命令設定 不良 3:該当局異常 4:該当局 LWTP 実 行不可 ローカル局 リンク種別 子局が MELSECNET 対応局か MELSECNET Ⅱ対応 局かを格納する。 D9204 リンク状態 0:正ループでデータ リンク中 1:副ループでデータ リンク中 SW0049 2:正/副方向でルー (SW0090 データリンク伝送 プバック実施 ∼ 停止原因 3:正方向のみでルー SW009A) プバック実施 4:副方向のみでルー プバック実施 5:データリンク不可 0:正常 1:停止指示あり 2:共通パラメータ なし 3:共通パラメータ 異常 4:自局 CPU 異常 6:交信中断 △ D9205 ループバック実施局 正方向ループバック 実施局 SW0099 ループバック局 (正ループ側) 正ループ側でループ バックしている局番 号を格納する。 ○ D9206 ループバック実施局 副方向ループバック 実施局 SW009A ループバック局 (副ループ側) 副ループ側でループ バックしている局番 号を格納する。 ○ D9207 最大値 リンクスキャンタイ 最小値 ム 現在値 最大値 ○ 最小値 ○ 現在値 ○ △ 正ループ側のリトライ 回数を累計で格納して いる。 副ループ側のリトライ 回数を累計で格納して いる。 D9200 D9201 D9202 D9203 D9241 D9242 D9208 D9209 D9210 D9211 リトライ回数 D9214 D9223 SW00C8 正ループ側 リトライ回数 SW00C9 副ループ側 リトライ回数 副ループ側のリトラ イ回数を累計で格納 する。 △ ループチェックを 行った回数を累計で 格納する。 ○ 各局の CPU RUN 状 態を格納する。 ○ − △ 各局のパラメータ状 態を格納する。 ○ 累計で格納する。 SW0084 ローカル局 異常検出状態 各ローカル局が他局 の異常を検出したか, しないかを格納する。 ローカル局 パラメータ不整合, リモート I/O 局 入出力割付け異常 ローカル局,リモー ト I/O 局が,マスタ 局からのリンクパラ メータによる異常を 検出しているとき ON する。 − 正ループ側のリトラ イ回数を累計で格納 する。 STOP 状態または PAUSE 状態になっ ているローカルを格 納する。 D9220 D9222 SW006D リンクスキャン タイム ローカル局 動作状態 D9219 D9221 SW006B SW006C − − SW00CE ループ切換え回数 D9216 D9218 なし − − 累計で格納する。 D9215 D9217 なし − ループ切換え回数 D9212 D9213 なし SW0085 SW0086 各局 CPU RUN 状態 SW0087 なし − SW0074 ∼ SW0077 で代用できる。 SW007C SW007D SW007E 各局パラメータ 異常状態 SW007F (次のページへ) 3 - 25 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし MELSECNET( Ⅱ ) マスタ局時の特殊レジスタ 番 号 D9224 D9225 D9226 D9227 D9228 D9229 D9230 D9231 名 称 内 容 ローカル局 リモート I/O 局 イニシャル交信中 リンクパラメータの 交信を行っている局 を格納する。 ローカル局 リモート I/O 局 異常 データリンク異常の 局を格納する。 MELSECNET/H 特殊レジスタ 番 号 SW0079 SW007A SW0075 SW0076 D9237 正ループ回線,副 ループ回線の異常を 検出した局を格納す る。 D9238 SW0093 各局サイクリック伝 送状態 各局のサイクリック 伝送状態を格納 する。 ○ 各局正ループ状態 各局の正ループ状態 を格納する。 △ 正ループ側のループ回 線の異常を格納してい る。 各局副ループ状態 各局の副ループ状態 を格納する。 △ 副ループ側のループ回 線の異常を格納してい る。 各種エラー カウンタ 各種のエラーカウン タ △ エラー要因ごとにエ ラー回数を格納してい る。 SW0094 SW0095 SW0096 SW0097 D9239 SW0098 D9240 SW00B8 ∼ SW00C7 受信エラー検出回数 ○ SW0077 SW0092 D9236 各局のパラメータの 交信状態格納する。 SW0074 SW0091 ローカル局 リモート I/O 局 ループ異常 各局パラメータ 交信状態 受信エラー回数の累 計を格納する。 置換え時の留意点 SW007B D9233 D9235 互換 性 SW0078 D9232 D9234 内 容 名 称 3 - 26 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) 3.6.2 トランジェント命令 (1) MELSECNET の専用命令 MELSECNET で使用していた専用命令は MELSECNET/H の次の専用命令に置換えが必要になりま す。 以下に MELSECNET の専用命令と MELSECNET/H の専用命令の比較表を示します。また,Q 対応 MELSECNET/H ネットワークシステムリファレンスマニュアル(リモート I/O ネット編)の参照項 を示しますのでシーケンスプログラム変更前に確認をしてください。 MELSECNET( Ⅱ ) 命令名 分 類 MELSECNET/H 内 容 命令名 RFRP のデータ読出し いる特殊ユニットの のデータ書込み いる特殊ユニットに ト機能ユニット 機能ユニットのバッ 7.1.1 項 バッファメモリ ファメモリからデー のデータ読出し タ読出し リモート I/O 局 対象リモート I/O 局 マスタ局がリモート リモート I/O 局 I/O 局に装着されて 参照項 インテリジェン のインテリジェント REMFR データを読み出す RTOP 変更内容 リモート I/O 局 対象リモート I/O 局 マスタ局がリモート リモート I/O 局 I/O 局に装着されて 分 類 NET/H マニュアル インテリジェン のインテリジェント REMTO ト機能ユニット 機能ユニットのバッ 7.1.1 項 バッファメモリ ファメモリへデータ データを書込む のデータ書込み 書込み 命令の動作概要を次に示します。 ○:使用可,×:使用不可 実行局 命 令 名 称 対象局 リモート I/O 内 容 QCPU ユニット 対象リモート I/O 局のインテリジェント機能ユニットのバッ ファメモリからデータ読出し。 CPU リモート I/O 局イ REMFR ンテリジェント機 能ユニットバッ ○ ファメモリ読出し REMFR ワードデバイス 221 マスタユニット リモートI/O ユニット インテリジェント 機能ユニット バッファメモリ チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 ○ 221 対象リモート I/O 局のインテリジェント機能ユニットのバッ ファメモリへデータ書込み。 CPU リモート I/O 局イ REMTO ンテリジェント機 能ユニットバッ ファメモリ書込み 3 - 27 ○ REMTO マスタユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 リモートI/O ユニット インテリジェント 機能ユニット バッファメモリ ○ 754 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) 3.7 置換え時の注意事項 MELSECNET( Ⅱ ) を MELSECNET/H に置換え時の注意事項を示します。 (1) ケーブル関連 光ケーブル,同軸ケーブルの注意事項は,「2.2.2 項 ケーブル仕様比較」を参照ください。 (2) システム構成 (a) MELSECNET モードおよび MELSECNET Ⅱ混在モードのローカル局/リモート局混在シス テム MELSECNET/H システムは,ローカル局とリモート局を分け高性能高機能を実現したネットワー クシステムでありローカル局とリモート局を混在する構成はできません。そのため,MELSECNET (Ⅱ)のシステムでマスタ 1 台に対してローカル局とリモート I/O 局が混在接続されていたシステ ムを MELSEC/H システムに置き換える場合,1 台の管理局で通常局を接続し,もう 1 台のリモー トマスタ局(リモート I/O システムの場合は,管理局をリモートマスタ局と定義しています)で, リモート I/O 局を制御するシステム構成にする必要があります。システム構成例を示します。 ローカル / リモート混在システム(光) MELSECNET(Ⅱ) (光) 光ループ MELSECNET/H(光) 光ループ 備考(対策案) • ネットワーク No.1 の管理局は,通常局 1 ∼通常局 2 を制御する PC 間ネット M ワークを構成します。 L1 R3 1NS1 ネット 1MP4/2MR ネット ワーク1 ワーク2 2R3 • もう 1 台のネットワークユニットがリ モートマスタ局になり,ネットワーク 1NS2 L2 No.2 のリモート I/O ネットシステムを 構成します。 3 - 28 3 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/B の置換え(リモート I/O ネット) (3) シーケンスプログラム関連 (a) データの泣き別れ防止 位置決めユニットの現在値などの2ワード(32 ビット)以上のサイクリックデータを取り扱う場 合,新しいデータと古いデータが混在することがあります。1度に2ワード以上のサイクリック データを読み出し / 書込みする場合は局単位ブロック保証機能でデータの泣き別れ防止をしてくだ さい。 局単位ブロック保証機能を有効にすることで CPU ユニットとネットワークユニット間でハンド シェイクをとってネットワークリフレッシュを行い,局単位のサイクリックデータの泣き別れ防止 ができます。局単位ブロック保証は,以下のパラメータの“送信データ局単位保証指示あり”,“受 信データ局単位保証指示あり”を設定すると有効になります。局単位ブロック保証機能を有効に設 定することを推奨します。 (b) I/O 割付け I/O 割付け機能は,空きスロットに後でユニットを装着しても入出力番号がずれないようにユニッ ト情報を予約設定したり,入出力点数を節約するために使用します。 MELSECNET/H は,各リモート I/O 局でそれぞれの I/O 割付設定を行います。MELSECNET (Ⅱ)では,マスタ局 CPU で全てのリモート I/O 局の I/O 割付設定を行なっていましたので, MELSECNET/H に置換え時に各リモート I/O 局の I/O 割付を設定し直してください。 また,PC タイプ変更時(たとえば A3ACPU を Q06HCPU に変更)に PC パラメータの I/O 割付 設定はクリアされませんので,リモート I/O 局分の I/O 割付設定は手動でクリアをしてください。 (c) 処理時間について A/AnS/QnA/QnAS シリーズと Q シリーズとでは,リンクスキャンタイム,リンクリフレッシュ 時間などが異なります。 処理時間については,各ユニットのマニュアルを参照してください。 3 - 29 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) 4 4.1 MELSECNET/10 置換え機種一覧 (1) A/AnS シリーズの置換え ネットワーク形態 光ループ 同軸ループ 同軸バス A/AnS シリーズ AJ71LP21 A1SJ71LP21 AJ71LP21G AJ71LR21 A1SJ71LR21 AJ71BR11 A1SJ71BR11 Q シリーズ QJ71LP21-25 QJ71LP21G QJ71BR11 (2) QnA/QnAS シリーズの置換え ネットワーク形態 光ループ 同軸ループ 同軸バス QnA/QnAS シリーズ AJ71QLP21 A1SJ71QLP21 AJ71QLP21S A1SJ71QLP21S AJ71QLP21G AJ71QLR21 A1SJ71QLR21 AJ71QBR11 A1SJ71QBR11 Q シリーズ QJ71LP21-25 QJ71LP21S-25 QJ71LP21G QJ71BR11 4-1 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) 4.2 性能仕様比較 4.2.1 ユニット性能比較 (1) A/AnS シリーズ (a) AJ71LP21/A1SJ71LP21 と QJ71LP21-25 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71LP21/A1SJ71LP21 QJ71LP21-25 互換性 LX/LY 8192 点 ○ LB 8192 点 ○ 8192 点 ○ LW 1 局当りの最大リンク点数 {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 2000 バイト ○ 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 トークンリング方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) ○ 伝送路形式 二重ループ ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ 最大ネットワーク数 255(PC 間ネットとリモー 239(PC 間ネットとリモー ト I/O ネットの合計数) 置換え時の留意点 (MELSECNET/10 モード時) ト I/O ネットの合計数) △ ネットワーク No.240 ∼ No.255 は設定できません。 未使用のネットワーク No. に置き換えてください。 最大グループ数 1 ネットワークの接続局数 9 ○ 64 局(管理局:1,通常局:63) ○ SI 光ケーブル 使用するケーブル H-PCF 光ケーブル ○ 広帯域 H-PCF 光ケーブル QSI 光ケーブル 総延長距離 30km ○ SI 光ケーブル:500m 局間距離 H-PCF 光ケーブル:1km 広帯域 H-PCF 光ケーブル:1km ○ QSI 光ケーブル:1km 誤り制御方式 CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 ○ • 自局のリンク回線チェックの診断機能 RAS 機能 • 管理局移行によるシステムダウン防止 ○ • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 • ネットワークモニタ,各種診断機能 • N:N 交信(モニタ,プロ • N:N 交信(モニタ,プロ トランジェント伝送 グラムアップ/ダウン グラムアップ/ダウンロー ロードなど) ドなど) • リンク専用命令 入出力占有点数 4-2 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) リンク専用命令の比較につ △ てください。 • リンク専用命令 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) いては,4.6.2 項を参照し ○ 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (b) AJ71LP21G と QJ71LP21G との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71LP21G QJ71LP21G 互換性 LX/LY 8192 点 ○ LB 8192 点 ○ LW 1 局当りの最大リンク点数 置換え時の留意点 (MELSECNET/10 モード時) 8192 点 ○ {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 2000 バイト ○ 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 トークンリング方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) ○ 伝送路形式 二重ループ ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ ネットワーク No.240 ∼ 最大ネットワーク数 255(PC 間ネットとリモー 239(PC 間ネットとリモー ト I/O ネットの合計数) ト I/O ネットの合計数) No.255 は設定できませ △ ん。 未使用のネットワーク No. に置き換えてください。 最大グループ数 9 1 ネットワークの接続局数 64 局(管理局:1,通常局:63) ○ 使用するケーブル GI 光ケーブル ○ 総延長距離 30km ○ 局間距離 GI 光ケーブル:2km ○ 誤り制御方式 ○ CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 • 自局のリンク回線チェックの診断機能 RAS 機能 • 管理局移行によるシステムダウン防止 ○ • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 • ネットワークモニタ,各種診断機能 • N:N 交信(モニタ,プロ • N:N 交信(モニタ,プロ トランジェント伝送 グラムアップ/ダウン グラムアップ/ダウンロー ロードなど) ドなど) • リンク専用命令 入出力占有点数 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) リンク専用命令の比較につ △ てください。 • リンク専用命令 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) いては,4.6.2 項を参照し ○ 4-3 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (c) AJ71LR21/A1SJ71LR21 と QJ71BR11 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71LR21/A1SJ71LR21 QJ71BR11 互換性 置換え時の留意点 (MELSECNET/10 モード時) LX/LY 8192 点 ○ LB 8192 点 ○ LW 8192 点 ○ 1 局当りの最大リンク点数 {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 2000 バイト ○ 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 トークンリング方式 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 マンチェスタ符号 ○ トークンバス方式 △ 通信方式は異なりますが, 留意点はありません。 同軸バスシステムは,ルー プバック機能,多重伝送機 能が使用できません。 伝送路形式 二重ループ 一重バス △ ループバック機能,多重伝 送機能を使用する場合は, 光ループシステムをご検討 ください。 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ ネットワーク No.240 ∼ 最大ネットワーク数 255(PC 間ネットとリモート 239(PC 間ネットとリモー I/O ネットの合計数) ト I/O ネットの合計数) △ No.255 は設定できません。 未使用のネットワーク No. に置き換えてください。 最大グループ数 9 ○ 同軸バスシステムの通常局 1 ネットワークの接続局数 64 局 (管理局:1,通常局:63) 32 局 (管理局:1,通常局:31) は,31 台までです。 △ 通常局を 32 台以上接続す る場合は,光ループシステ ムをご検討ください。 使用するケーブル 3C-2V ○ 5C-2V,5C-FB A6BR10/A6BR10-DC 形 総延長距離 3C-2V:19.2km 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB:30km 5C-2V,5C-FB:500m △ リピータユニットを使用す る,または光ループシステ ムをご検討ください。 局間距離 誤り制御方式 3C-2V:300m CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリト ライ • 異常検出およびケーブル断 線によるループバック機能 • 自局のリンク回線チェック の診断機能 RAS 機能 ○ 5C-2V,5C-FB:500m • 管理局移行によるシステム ダウン防止 • リンク特殊リレー , リンク特 殊レジスタによる異常検出 • ネットワークモニタ,各種 診断機能 ○ • 自局のリンク回線チェック の診断機能 同軸バスシステムは,ルー • 管理局移行によるシステム プバック機能が使用できま ダウン防止 • リンク特殊リレー,リンク △ 特殊レジスタによる異常検 ムをご検討ください。 • ネットワークモニタ,各種 診断機能 ラムアップ/ダウンロード グラムアップ/ダウンロー など) ドなど) • リンク専用命令 入出力占有点数 4-4 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) ループバック機能を使用す る場合は,光ループシステ 出 • N:N 交信(モニタ,プログ • N:N 交信(モニタ,プロ トランジェント伝送 せん。 リンク専用命令の比較につ △ てください。 • リンク専用命令 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) いては,4.6.2 項を参照し ○ 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (d) AJ71BR11/A1SJ71BR11 と QJ71BR11 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71BR11/A1SJ71BR11 QJ71BR11 互換性 (MELSECNET/10 モード時) LX/LY 8192 点 ○ LB 8192 点 ○ LW 1 局当りの最大リンク点数 8192 点 置換え時の留意点 ○ {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 2000 バイト ○ 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 トークンバス方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 マンチェスタ符号 ○ 伝送路形式 一重バス ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ ネットワーク No.240 ∼ 最大ネットワーク数 255(PC 間ネットとリモー 239(PC 間ネットとリモー ト I/O ネットの合計数) ト I/O ネットの合計数) △ No.255 は設定できません。 未使用のネットワーク No. に置き換えてください。 最大グループ数 1 ネットワークの接続局数 使用するケーブル 総延長距離 局間距離 誤り制御方式 9 32 局(管理局:1,通常局:31) 3C-2V ○ ○ ○ 5C-2V,5C-FB 3C-2V:300m ○ 5C-2V,5C-FB:500m 3C-2V:300m ○ 5C-2V,5C-FB:500m CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ ○ • 自局のリンク回線チェックの診断機能 RAS 機能 • 管理局移行によるシステムダウン防止 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 ○ • ネットワークモニタ,各種診断機能 • N:N 交信(モニタ,プロ • N:N 交信(モニタ,プロ トランジェント伝送 グラムアップ/ダウン ロードなど) • リンク専用命令 入出力占有点数 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) グラムアップ/ダウンロー ドなど) △ てください。 • リンク専用命令 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) リンク専用命令の比較につ いては,4.6.2 項を参照し ○ 4-5 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (2) QnA/QnAS シリーズ (a) AJ71QLP21/A1SJ71QLP21 と QJ71LP21-25 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71QLP21/ QJ71LP21-25 A1SJ71QLP21 (MELSECNET/10 モード時) 互換性 X/Y 8192 点 ○ B 8192 点 ○ W 1 局当りの最大リンク点数 8192 点 置換え時の留意点 ○ {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 2000 バイト ○ 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 トークンリング方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 伝送路形式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) 二重ループ ○ ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ 最大ネットワーク数 239(PC 間ネットとリモート I/O ネットの合計数) ○ 最大グループ数 9 ○ 1 ネットワークの接続局数 64 局(管理局:1,通常局:63) ○ SI 光ケーブル 使用するケーブル H-PCF 光ケーブル ○ 広帯域 H-PCF 光ケーブル QSI 光ケーブル 総延長距離 30km ○ SI 光ケーブル:500m 局間距離 H-PCF 光ケーブル:1km 広帯域 H-PCF 光ケーブル:1km ○ QSI 光ケーブル:1km 誤り制御方式 CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 ○ • 自局のリンク回線チェックの診断機能 RAS 機能 • 管理局移行によるシステムダウン防止 ○ • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 • ネットワークモニタ,各種診断機能 • N:N 交信(モニタ,プロ • N:N 交信(モニタ,プロ トランジェント伝送 グラムアップ/ダウン グラムアップ/ダウンロー ロードなど) ドなど) • リンク専用命令 入出力占有点数 4-6 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) リンク専用命令の比較につ △ てください。 • リンク専用命令 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) いては,4.6.2 項を参照し ○ 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (b) AJ71QLP21S/A1SJ71QLP21S と QJ71LP21S-25 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71QLP21S/ QJ71LP21S-25 A1SJ71QLP21S (MELSECNET/10 モード時) 互換性 X/Y 8192 点 ○ B 8192 点 ○ 8192 点 ○ W 1 局当りの最大リンク点数 {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 2000 バイト 置換え時の留意点 ○ 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 トークンリング方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) ○ 伝送路形式 二重ループ ○ 伝送フォーマット 最大ネットワーク数 HDLC 準拠(フレーム形式) 239(PC 間ネットとリモート I/O ネットの合計数) ○ ○ 最大グループ数 9 ○ 1 ネットワークの接続局数 64 局(管理局:1,通常局:63) ○ SI 光ケーブル H-PCF 光ケーブル 使用するケーブル ○ 広帯域 H-PCF 光ケーブル QSI 光ケーブル 総延長距離 30km ○ SI 光ケーブル:500m H-PCF 光ケーブル:1km 局間距離 ○ 広帯域 H-PCF 光ケーブル:1km QSI 光ケーブル:1km CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ 誤り制御方式 トライ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 • 自局のリンク回線チェックの診断機能 • 管理局移行によるシステムダウン防止 RAS 機能 ○ • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 • ネットワークモニタ,各種診断機能 • N:N 交信(モニタ,プロ • N:N 交信(モニタ,プロ トランジェント伝送 グラムアップ/ダウン グラムアップ/ダウンロー ロードなど) ドなど) • リンク専用命令 電 圧 電 流 外部供給電源 適合電線 サイズ DC20.4V ∼ DC31.2V 0.2A リンク専用命令の比較に △ してください。 • リンク専用命令 DC20.4V ∼ DC31.2V 0.20A ○ ○ 1.25mm2 以上の電線は, 2 0.75 ∼ 2mm 0.3 ∼ 1.25mm2 △ 0.3 ∼ 1.25mm の電線で 配線し直してください。 48 点 2 スロット 入出力占有点数 ついては,4.6.2 項を参照 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) (I/O 割付: 前半 空き 16 点, 後半 インテリ 32 点) 前半の「空き 16 点」を, △ I/O 割付で「空き 0 点」 に設定してください。 4-7 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (c) AJ71QLP21G と QJ71LP21G との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71QLP21G QJ71LP21G 互換性 X/Y 8192 点 B 8192 点 ○ W 8192 点 ○ 1 局当りの最大リンク点数 ○ {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 2000 バイト ○ 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 トークンリング方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) ○ 伝送路形式 二重ループ ○ 伝送フォーマット 最大ネットワーク数 HDLC 準拠(フレーム形式) 239(PC 間ネットとリモート I/O ネットの合計数) ○ ○ 最大グループ数 9 ○ 1 ネットワークの接続局数 64 局(管理局:1,通常局:63) ○ 使用するケーブル GI 光ケーブル ○ 総延長距離 30km ○ 局間距離 GI 光ケーブル:2km ○ 誤り制御方式 置換え時の留意点 (MELSECNET/10 モード時) CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 • 自局のリンク回線チェックの診断機能 RAS 機能 • 管理局移行によるシステムダウン防止 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検 ○ 出 • ネットワークモニタ,各種診断機能 • N:N 交信(モニタ,プ トランジェント伝送 グラムアップ/ダウンロー ンロードなど) ドなど) • リンク専用命令 入出力占有点数 4-8 • N:N 交信(モニタ,プロ ログラムアップ/ダウ 32 点 1 スロット リンク専用命令の比較に △ してください。 • リンク専用命令 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) (I/O 割付:インテリ 32 点) ついては,4.6.2 項を参照 ○ 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (d) AJ71QLR21/A1SJ71QLR21 と QJ71BR11 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71QLR21/ QJ71BR11 A1SJ71QLR21 (MELSECNET/10 モード時) 互換性 X/Y 8192 点 ○ B 8192 点 ○ W 8192 点 1 局当りの最大リンク点数 ○ {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 2000 バイト 通信速度 10Mbps 通信方式 トークンリング方式 同期方式 フレーム同期方式 符号化方式 ― 置換え時の留意点 ○ ○ トークンバス方式 △ 通信方式は異なりますが, 留意点はありません。 ○ マンチェスタ符号 △ 符号化方式は異なります が,留意点はありません。 同軸バスシステムは,ルー プバック機能,多重伝送機 能が使用できません。 伝送路形式 二重ループ 一重バス △ ループバック機能,多重伝 送機能を使用する場合は, 光ループシステムをご検討 ください。 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ 最大ネットワーク数 239(PC 間ネットとリモート I/O ネットの合計数) ○ 最大グループ数 9 ○ 同軸バスシステムの通常局 1 ネットワークの接続局数 64 局 32 局 (管理局:1,通常局:63)(管理局:1,通常局:31) は,31 台までです。 △ 通常局を 32 台以上接続す る場合は,光ループシステ ムをご検討ください。 使用するケーブル 3C-2V ○ 5C-2V,5C-FB A6BR10/A6BR10-DC 形 総延長距離 3C-2V:19.2km 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB:30km 5C-2V,5C-FB:500m △ リピータユニットを使用す る,または光ループシステ ムをご検討ください。 局間距離 誤り制御方式 3C-2V:300m ○ 5C-2V,5C-FB:500m CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ ○ • 異常検出およびケーブ ル断線によるループ バック機能 • 自局のリンク回線 チェックの診断機能 RAS 機能 • 管理局移行によるシス テムダウン防止 • リンク特殊リレー,リ ンク特殊レジスタによ る異常検出 • ネットワークモニタ, • 自局のリンク回線チェック の診断機能 同軸バスシステムは,ルー • 管理局移行によるシステム プバック機能が使用できま ダウン防止 • リンク特殊リレー,リンク △ 特殊レジスタによる異常検 せん。 ループバック機能を使用す る場合は,光ループシステ 出 ムをご検討ください。 • ネットワークモニタ,各種 診断機能 各種診断機能 • N:N 交信(モニタ,プ トランジェント伝送 グラムアップ/ダウンロー ンロードなど) ドなど) • リンク専用命令 入出力占有点数 • N:N 交信(モニタ,プロ ログラムアップ/ダウ 32 点 1 スロット リンク専用命令の比較につ △ てください。 • リンク専用命令 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) (I/O 割付:インテリ 32 点) いては,4.6.2 項を参照し ○ 4-9 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (e) AJ71QBR11/A1SJ71QBR11 と QJ71BR11 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71QBR11/ QJ71BR11 A1SJ71QBR11 (MELSECNET/10 モード時) 互換性 X/Y 8192 点 ○ B 8192 点 ○ W 8192 点 1 局当りの最大リンク点数 ○ {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 2000 バイト ○ 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 トークンバス方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 マンチェスタ符号 ○ 伝送路形式 一重バス ○ 伝送フォーマット 最大ネットワーク数 HDLC 準拠(フレーム形式) 239(PC 間ネットとリモート I/O ネットの合計数) ○ ○ 最大グループ数 9 ○ 1 ネットワークの接続局数 32 局(管理局:1,通常局:31) ○ 使用するケーブル 総延長距離 局間距離 誤り制御方式 置換え時の留意点 3C-2V ○ 5C-2V,5C-FB 3C-2V:300m ○ 5C-2V,5C-FB:500m 3C-2V:300m ○ 5C-2V,5C-FB:500m CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ ○ • 自局のリンク回線チェックの診断機能 • 管理局移行によるシステムダウン防止 RAS 機能 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検 ○ 出 • ネットワークモニタ,各種診断機能 • N:N 交信(モニタ,プ • N:N 交信(モニタ,プロ トランジェント伝送 ログラムアップ/ダウ グラムアップ/ダウンロー ンロードなど) ドなど) • リンク専用命令 入出力占有点数 4 - 10 32 点 1 スロット リンク専用命令の比較につ △ てください。 • リンク専用命令 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) (I/O 割付:インテリ 32 点) いては,4.6.2 項を参照し ○ 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) 4.2.2 ケーブル仕様比較 (1) 光ファイバケーブル 光ファイバケーブルによって,総延長距離および局間距離は異なりません。 総延長距離および局間距離については,4.2.1 項を参照してください。 (2) 同軸ケーブル (a) 総延長距離 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 種 類 A/AnS/QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 同軸バス 同軸ループ 互換性 置換え時の留意点 (同軸バス) 3C-2V 300m 19.2km 300m △ 下記* 1 参照 5C-2V 500m 30km 500m △ 下記* 1 参照 5C-FB 500m 30km 500m △ 下記* 1 参照 * 1 総延長距離が MELSECNET/H の仕様を満足しない場合は,ネットワーク内に A6BR10/A6BR10-DC 形リピータユ ニットを使用するか,または別ネットワークを構築してください。 (b) 局間距離 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 種 類 A/AnS/QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 同軸バス 同軸ループ 互換性 置換え時の留意点 (同軸バス) 3C-2V 300m 300m 300m ○ 5C-2V 500m 500m 500m ○ 5C-FB 500m 500m 500m ○ 4 - 11 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) 備 考 A6BR10/A6BR10-DC 形 MELSECNET/10 同軸バスシステム用リピータユニットを使用した延長 方法を下記に示します。 詳しくは,A6BR10/A6BR10-DC 形 MELSECNET/10 同軸バスシステム用リピータユニットユー ザーズマニュアル(IB-68426)を参照してください。 (1) 500m(5C-2V, 5C-FB),300m(3C-2V) の局間距離を延ばすことができます。 最大 500m (5C-2V, 5C-FB) 300m (3C-2V) CPU BR R R A6B R10 BR ・・・QJ71BR11 R R ・・・終端抵抗 R CPU BR 最大 500m (5C-2V, 5C-FB) 300m (3C-2V) (2) 1 つのネットワークでリピータユニットを 4 台まで使用できます。* 2 総延長距離を最大 2.5km にできます。 CPU BR CPU BR CPU BR R R A6B R10 R CPU BR CPU BR R R A6B R10 A6B R10 R R CPU BR 最大2.5km * 2 終端抵抗 A6RCON-R75(別売)の追加が必要です。 4 - 12 R A6B R10 R R CPU BR 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) 4.3 機能比較 (1) A/AnS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 項 目 A/AnS シリーズ Q シリーズ 互換性 置換え時の留意点 MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット B/W による交信 サ (1:N 交信) イ X/Y による交信 ク (1:1 交信) リンクリレー,リンクレジスタを使用し,全局で交信 する機能です。(B/W による交信) I/O マスタ局と他局間の 1:1 で交信する機能です。 (X/Y による交信) リ コンスタントリンク リンクスキャンタイムを一定に保つ機能です。 ッ スキャン機能 ク データリンクの停止 GX Developer などからサイクリック伝送を一時的に 伝 /再起動機能 送 機 データリンク間転送 能 機能 停止させる機能です。 ○ ○ ○ ○ Q00J/Q00/Q01CPU に装着時は 1 台のシーケンサに複数のネットワークが接続されて いる場合に,パラメータを使用して異なるネットワー △ クに一括でリンクデータを転送する機能です。 • LRDP 命令,LWTP 命令は使用 できません。 ラ ジ ェ ZNRD 命令,ZNWR 命令, トランジェント伝送 各局間で交信要求があったときのみ交信する機能です。 機能 (リンク専用命令,GX Developer などによる交信) △ READ 命令,WRITE 命令に変 更してください。 • リンク専用命令の比較について ン ト は,4.6.2 項を参照してくださ い。 伝 送 ルーチング機能 機 能 グループ機能 管理局移行機能 多重伝送機能 自動復列機能 ループバック機能 R A 上記以外の QCPU を使用してく ださい。 ト ン 使用できません。 局切離し機能 S 他のネットワーク No. の局へトランジェント伝送を行 う機能です。 1 度の命令で,グループ内の全局にトランジェント伝 送を行う機能です。 管理局がダウンしても,他の通常局がサブ管理局とな りデータリンクを続行する機能です。 2 重伝送路(正ループ/副ループ)を使用し,通信を 高速に行う機能です。 データリンクから解列された局が,正常状態に戻ると 自動的に復列してデータリンクが再開される機能です。 ケーブルの断線などの異常発生時に異常箇所を切り離 し,動作可能な局間で正常動作を継続する機能です。 電源 OFF の局およびダウン局以外の動作可能な局間 で,正常動作を継続する機能です。 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 局間テスト,正ループ/副ループ 機 能 診断機能 ネットワークの回線状態,ユニットの設定状態などを 確認する機能です。 △ テストは,GX Developer のネッ トワークパラメータで診断項目を 設定してください。 データリンク状態検 リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタのデータによ 出機能 り,異常箇所を検出する機能です。 ○ 将来接続する局を予約局として扱う機能です。 予約局機能 実際に接続されていない局を予約局に指定することで, ○ 交信異常は発生しません。 4 - 13 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (2) QnA/QnAS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 項 目 QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ 互換性 置換え時の留意点 MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット B/W による交信 X/Y による交信 サ イ ク リ ッ ク 伝 リンクリレー,リンクレジスタを使用し,全局で交信 する機能です。(B/W による交信) I/O マスタ局と他局間の 1:1 で交信する機能です。 (X/Y による交信) サイクリック伝送の GX Developer などからサイクリック伝送を一時的に 停止/再起動 データリンク間転送 機能 停止させる機能です。 いる場合に,パラメータを使用して異なるネットワー ン ジ ェ ルーチング機能 グループ機能 ン リンク専用命令 ト 伝 デフォルトネット 送 ワークの指定 △ 使用できません。 上記以外の QCPU を使用してく ださい。 ○ Q00J/Q00/Q01CPU に装着時は △ 使用できません。 上記以外の QCPU を使用してく ださい。 ○ る機能です。 トランジェント伝送 各局間で交信要求があったときのみ交信する機能です。 ラ Q00J/Q00/Q01CPU に装着時は リフレッシュパラメータのデフォルト値を使用するこ レッシュパラメータ とにより,リフレッシュパラメータの設定を不要にす ト 機能 ○ クに一括でリンクデータを転送する機能です。 イレクトアクセス ンクデバイスを直接読書きする機能です。 送 同一ネットワーク 1 台のシーケンサに同一ネットワーク No. のユニット 機 No. ユニットの複数 を複数枚装着し,1 局当たりの送信点数を最大 8000 能 枚装着による送信点 バイトまで増やす機能です。 数の増加 のデフォルト ○ 1 台のシーケンサに複数のネットワークが接続されて リンクデバイスのダ シーケンスプログラムからネットワークユニットのリ ネットワークリフ ○ (リンク専用命令,GX Developer などによる交信) 他のネットワーク No. の局へトランジェント伝送を行 う機能です。 1 度の命令で,グループ内の全局にトランジェント伝 送を行う機能です。 リンク専用命令を使用し,他局と任意のタイミングで 交信する機能です。 アクセス先のネットワーク No. を指定できない要求な どを処理する機能です。 ○ ○ ○ ○ ○ 機 周辺機器によるネッ GX Developer などから,ネットワーク上に接続され 能 トワーク上の局への ている CPU ユニットに対して時計を設定する機能で 時計設定 管理局移行機能 多重伝送機能 ○ す。 管理局がダウンしても,他の通常局がサブ管理局とな りデータリンクを続行する機能です。 2 重伝送路(正ループ/副ループ)を使用し,通信を 高速に行う機能です。 ○ ○ 将来接続する局を予約局として扱う機能です。 予約局機能 実際に接続されていない局を予約局に指定することで, ○ 交信異常は発生しません。 Q00J/Q00/Q01/Q12PRH/ ネットワークの簡易二重 化 断線などにより正規ネットワークに異常が発生した場 合,リンクデータのリフレッシュ対象を待機ネット ワークに切り換えてデータリンクを続行する機能です。 Q25PRHCPU に装着時は使用で △ きません。 上記以外の QCPU を使用してく ださい。 (次のページへ) 4 - 14 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 項 目 QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ 互換性 置換え時の留意点 MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット UFSET 命令,UFRST 命令, SB/SW をユーザフラグと して自由に使用可能 自動復列機能 ループバック機能 ユーザ自由フラグ (SW01F0 ∼ SW01F3) を使用し, リンクデバイスを使用せずに,全局へ任意の制御情報 を送信する機能です。 データリンクから解列された局が,正常状態に戻ると 自動的に復列してデータリンクが再開される機能です。 ケーブルの断線などの異常発生時に異常箇所を切り離 し,動作可能な局間で正常動作を継続する機能です。 外部供給電源によるダ シーケンサの電源 OFF によるループバックを防止する ウン局発生の防止 R A S 局切り離し機能 UFOUT 命令をリンクリレー, △ 機能です。 電源 OFF の局およびダウン局以外の動作可能な局間 で,正常動作を継続する機能です。 リンクレジスタを使用したシー ケンスプログラムに変更してく ださい。 ○ ○ ○ ○ シーケンサ CPU 異常 停止エラーが発生している CPU ユニットに対して, 機 時でもトランジェント GX Developer などからネットワーク経由でエラー内 能 伝送可能 トランジェント伝送の トランジェント伝送の異常完了時刻,異常検出ネット 異常検出時刻の確認 診断機能 ○ 容を確認する機能です。 ワーク No.,異常検出局番を確認する機能です。 ネットワークの回線状態,ユニットの設定状態などを 確認する機能です。 ○ △ 局間テスト,正ループ/副ルー プテストは,GX Developer の ネットワークパラメータで診断 項目を設定してください。 4 - 15 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) 4.4 スイッチ設定比較 (1) A/AnS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 スイッチ名称 A/AnS シリーズ MELSECNET/10 ユニット Q シリーズ MELSECNET/H ユニット 互換性 置換え時の留意点 (MELSECNET/10 モード時 ) • GX Developer のネットワークパ ネットワーク No. ネットワーク No. を設定しま 設定スイッチ − す。 △ ラメータで設定してください。 • ネットワーク No.240 ∼ No.255 は設定できません。 未使用のネットワーク No. に置 き換えてください。 グループ No. 設 定スイッチ グループ No. を設定します。 − △ GX Developer のネットワークパ ラメータで設定してください。 モードを設定します。 <設定範囲> • オフライン,ループテスト,局 0:オンライン 2:オフライン モードを設定します。 間テストは,GX Developer の 5:局間テスト(主局) <設定範囲> ネットワークパラメータで設定 モード設定スイッ 6:局間テスト(従局) チ 7:自己折返しテスト 0:オンライン 1:自己折返しテスト △ してください。 • ネットワーク No.,グループ No., 8:内部自己折返しテスト 2:内部自己折返しテスト 局番号の確認は,GX Developer 9:H/W テスト 3:ハードウェアテスト のネットワーク診断(自局情報) D:ネットワーク No. 確認 で確認してください。 E:グループ No. 確認 F:局番号確認 スイッチでのパラメータ設定は行 条件設定スイッチ 動作条件を設定します。 − △ えません。 GX Developer のネットワークパ ラメータを設定してください。 4 - 16 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (2) QnA/QnAS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 スイッチ名称 QnA/QnAS シリーズ MELSECNET/10 ユニット Q シリーズ MELSECNET/H ユニット グループ No. 設 定スイッチ 置換え時の留意点 (MELSECNET/10 モード時 ) ネットワーク No. ネットワーク No. を設定しま 設定スイッチ 互換性 す。 グループ No. を設定します。 − △ − △ GX Developer のネットワークパ ラメータで設定してください。 GX Developer のネットワークパ ラメータで設定してください。 モードを設定します。 <設定範囲> 0:オンライン 2:オフライン • オフライン,ループテスト,局 3:ループテスト(正ループ) モードを設定します。 間テストは,GX Developer の 4:ループテスト(副ループ) <設定範囲> ネットワークパラメータで設定 モード設定スイッ 5:局間テスト(主局) 0:オンライン チ 6:局間テスト(従局) 1:自己折返しテスト 7:自己折返しテスト 2:内部自己折返しテスト 局番号の確認は,GX Developer 8:内部自己折返しテスト 3:ハードウェアテスト のネットワーク診断(自局情報) △ 9:H/W テスト してください。 • ネットワーク No.,グループ No., で確認してください。 D:ネットワーク No. 確認 E:グループ No. 確認 F:局番号確認 スイッチでのパラメータ設定は行 条件設定スイッチ 動作条件を設定します。 − △ えません。 GX Developer のネットワークパ ラメータを設定してください。 4 - 17 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) 4.5 パラメータ比較 (1) A/AnS シリーズ (a) 管理局のパラメータ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 Q シリーズ パラメータ 名称 A/AnS シリーズ MELSECNET/H ユニット MELSECNET/10 ユニット (MELSECNET/10 モード 互換性 ネットワーク種別 時) ネットワーク種別 ○ 先頭 I/O No. 先頭 I/O No. ○ 置換え時の留意点 ネットワーク No.240 ∼ No.255 は設定で ネットワーク No. ネットワーク No. △ 総(子)局数 総(子)局数 ○ − グループ No. △ − モード △ きません。 未使用のネットワーク No. に置き換えてく ださい。 監視時間 LB/LW 設定 ネットワーク ネットワーク パラメータ LX/LY 設定 ネットワーク 監視時間 ○ LB/LW 設定 ○ LX/LY 設定 ○ 範囲割付(共 I/O マスタ局 範囲割付(共 I/O マスタ局 通パラメータ) 指定 通パラメータ) 指定 グループ No. は,GX Developer のネット ワークパラメータで設定してください。 モードは,GX Developer のネットワーク パラメータで設定してください。 ○ 予約局指定 予約局指定 ○ 補助設定 補助設定 ○ Q00J/Q00/Q01CPU に装着時は使用でき 局固有パラメータ 局固有パラメータ △ リフレッシュパラメータ リフレッシュパラメータ ○ リンク間転送 リンク間転送 △ ルーチングパラメータ ルーチングパラメータ ○ ません。 上記以外の QCPU を使用してください。 Q00J/Q00/Q01CPU に装着時は使用でき ません。 上記以外の QCPU を使用してください。 他局アクセス時の有効ユニッ 他局アクセス時の有効ユニッ ト 4 - 18 ト ○ 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (b) 通常局のパラメータ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 パラメータ 名称 A/AnS シリーズ MELSECNET/10 ユニット Q シリーズ MELSECNET/H ユニット 互換性 置換え時の留意点 (MELSECNET/10 モード時) ネットワーク種別 ネットワーク種別 ○ 先頭 I/O No. 先頭 I/O No. ○ ネットワーク No.240 ∼ No.255 は設定で ネットワーク No. ネットワーク No. △ きません。 未使用のネットワーク No. に置き換えて ください。 − グループ No. △ − モード △ 局固有パラメータ 局固有パラメータ △ リフレッシュパラメータ リフレッシュパラメータ ○ リンク間転送 リンク間転送 △ ルーチングパラメータ ルーチングパラメータ ○ 他局アクセス時の有効ユ 他局アクセス時の有効ユニッ ニット ト ネットワーク パラメータ グループ No. は,GX Developer のネット ワークパラメータで設定してください。 モードは,GX Developer のネットワーク パラメータで設定してください。 Q00J/Q00/Q01CPU に装着時は使用で きません。 上記以外の QCPU を使用してください。 Q00J/Q00/Q01CPU に装着時は使用で きません。 上記以外の QCPU を使用してください。 ○ 4 - 19 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (2) QnA/QnAS シリーズ (a) 管理局のパラメータ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 パラメータ 名称 QnA/QnAS シリーズ MELSECNET/10 ユニット Q シリーズ MELSECNET/H ユニット ネットワーク種別 ○ 先頭 I/O No. 先頭 I/O No. ○ ネットワーク No. 総(子)局数 ネットワーク No. 総(子)局数 ○ ○ − グループ No. △ − モード △ ネットワーク 範囲割付(共 ネットワーク 通パラメー タ) BW 設定 XY 設定 I/O マスタ局 指定 予約局指定 置換え時の留意点 (MELSECNET/10 モード時) ネットワーク種別 監視時間 パラメータ 互換性 ネットワーク 範囲割付(共 通パラメー タ) 補助設定 監視時間 ○ LB/LW 設定 ○ LX/LY 設定 ○ I/O マスタ局 指定 グループ No. は,GX Developer のネッ トワークパラメータで設定してください。 モードは,GX Developer のネットワーク パラメータで設定してください。 ○ 予約局指定 ○ 補助設定 ○ Q00J/Q00/Q01CPU に装着時は使用で 局固有パラメータ 局固有パラメータ △ リフレッシュパラメータ リフレッシュパラメータ ○ リンク間転送 リンク間転送 △ ルーチングパラメータ ルーチングパラメータ ○ 他局アクセス時の有効ユ 他局アクセス時の有効ユニッ ニット ト きません。 上記以外の QCPU を使用してください。 Q00J/Q00/Q01CPU に装着時は使用で きません。 上記以外の QCPU を使用してください。 4 - 20 ○ 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (b) 通常局のパラメータ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 パラメータ 名称 Q シリーズ QnA/QnAS シリーズ MELSECNET/10 ユニット ネットワーク パラメータ MELSECNET/H ユニット 互換性 置換え時の留意点 (MELSECNET/10 モード時) ネットワーク種別 ネットワーク種別 先頭 I/O No. 先頭 I/O No. ○ ○ ネットワーク No. ネットワーク No. ○ − グループ No. △ − モード △ 局固有パラメータ 局固有パラメータ △ リフレッシュパラメータ リフレッシュパラメータ ○ リンク間転送 リンク間転送 △ ルーチングパラメータ ルーチングパラメータ ○ 他局アクセス時の有効ユ 他局アクセス時の有効ユニッ ニット ト グループ No. は,GX Developer のネッ トワークパラメータで設定してください。 モードは,GX Developer のネットワー クパラメータで設定してください。 Q00J/Q00/Q01CPU に装着時は使用で きません。 上記以外の QCPU を使用してください。 Q00J/Q00/Q01CPU に装着時は使用で きません。 上記以外の QCPU を使用してください。 ○ (c) 待機局 * 1 のパラメータ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 パラメータ 名称 Q シリーズ QnA/QnAS シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 (MELSECNET/10 モード時) ネットワーク種別 ネットワーク種別 先頭 I/O No. 先頭 I/O No. ○ ネットワーク No. ネットワーク No. ○ − グループ No. △ ○ − モード △ 待機局対応ユニット 待機局対応ユニット ○ ルーチングパラメータ 他局アクセス時の有効ユ ルーチングパラメータ 他局アクセス時の有効ユニッ ○ ニット ト ネットワーク パラメータ 置換え時の留意点 グループ No. は,GX Developer のネッ トワークパラメータで設定してください。 モードは,GX Developer のネットワー クパラメータで設定してください。 ○ * 1 待機局は簡易二重化システムの局種別です。 下記 CPU ユニットのみ簡易二重化システムに対応しています。 ・ハイパフォーマンスモデル QCPU ・プロセス CPU 4 - 21 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) 4.6 プログラム比較 4.6.1 リンク特殊リレー (SB) /リンク特殊レジスタ (SW) の比較 インタロック用プログラムで使用する,リンク特殊リレー (SB) およびリンク特殊レジスタ (SW) の み下記に示します。 MELSECNET/H ユニットのデバイス名およびデバイス番号は,MELSECNET/H ユニット内部のリ ンクデバイスで説明を行っています。 シーケンスプログラムを変更する場合は,リフレッシュパラメータでリンクデバイスのリフレッシュ 先デバイスを確認してから行ってください。 (1) AnN/AnA/AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く) MELSECNET/10 ユニットを AnN/AnA/AnSCPU(AnUS(H)CPU を除く)に装着した場合,リン ク特殊リレー (SB) およびリンク特殊レジスタ (SW) は,CPU ユニットの特殊リレーおよび特殊レジ スタに割り付けられます。 MELSECNET/H ユニットに置き換える場合は,下記を参考にシーケンスプログラムの変更を行って ください。 (a) リンク特殊リレー (SB) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし AnN/AnA/AnSCPU 用 MELSECNET/10 ユニット 番 号 名 称 内 容 QCPU 用 MELSECNET/H ユニット 番 号 名 称 内 容 互換性 置換え時の留意点 M9204 LRDP 命令完 OFF:未完了 了 ON :完了 − − − △ LRDP 命令は使用できません。 シーケンスプログラムで使用時は, 該当部分を削除してください。 M9205 LWTP 命令完 OFF:未完了 了 ON :完了 − − − △ LWTP 命令は使用できません。 シーケンスプログラムで使用時は, 該当部分を削除してください。 M9211 ユニット状態 SB0020 ユニット状態 M9240 OFF:オンライン ON :オフライン, オンライン自 自己折返しテ 局状態 スト,局間テ スト SB0043 オンラインス OFF:オンライン イッチ(自 ON :オンライン以 局) 外 M9241 OFF:正常 正ループ状態 ON :異常 SB0090 自局ループ状 OFF:正常 態 ON :異常 M9242 OFF:正常 副ループ状態 ON :異常 SB0090 自局ループ状 OFF:正常 態 ON :異常 M9243 OFF:ループバック ループバック 未実施 状態 ON :ループバック 実施 SB0090 自局ループ状 OFF:正常 態 ON :異常 M9246 データ未受 OFF:受信 信(管理局) ON :未受信 − M9250 パラメータ未 OFF:受信 受信 ON :未受信 SB0054 パラメータ受 OFF:受信完了 信状態 ON :未受信 ○ M9251 交信状態 SB0049 自局のデータ OFF:正常 リンク状態 ON :異常 ○ OFF:正常 ON :異常 OFF:正常 ON :異常 − OFF:正常 ON :異常 − ○ ○ △ SB0090 が ON 時に,SW0090 でループ状態を確認する,または SW0091 ∼ SW0094 の自局ビッ トで確認してください。 △ SB0090 が ON 時に,SW0090 でループ状態を確認する,または SW0095 ∼ SW0098 の自局ビッ トで確認してください。 △ SB0090 が ON 時に,SW0090 でループ状態を確認する,または SW0099,SW009A で確認して ください。 △ シーケンスプログラムで使用時は, 該当部分を削除してください。 (次のページへ) 4 - 22 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし AnN/AnA/AnSCPU 用 MELSECNET/10 ユニット 番 号 名 称 内 容 QCPU 用 MELSECNET/H ユニット 番 号 名 称 互換性 置換え時の留意点 内 容 M9252 OFF:未実行 ループテスト ON :正ループ/副 状態 ループテスト 実行中 SB00AE オフラインテ OFF:未応答 スト応答指示 ON :応答 M9253 OFF:RUN または 管理局動作状 STEP RUN 態 ON :STOP または PAUSE SW0084 ∼ SW0087 各局 CPU RUN 状態 各局の CPU の RUN 状態を格納す る。 (自局を含 む) ○ M9254 OFF:全局が RUN ま たは STEP RUN 他局動作状態 ON :1 局でも STOP または PAUSE SB0084 各局 CPU RUN 状態 OFF:全局が RUN ま たは STEP RUN 状態 ON :STOP または PAUSE 状態の 局あり(自局 を含む) ○ M9255 OFF:全局正常 他局交信状態 ON :1 局でも異常 SB0074 OFF:全局データリ 各局サイク ンク中 リック伝送状 ON :データリンク 態 未実施局あり ○ ○ (b) リンク特殊レジスタ (SW) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし AnN/AnA/AnSCPU 用 MELSECNET/10 ユニット 番 号 名 称 内 容 自局局番号 自局の局番号を格納 する。 D9244 最大局番号 ネットワークパラ メータで設定されて いる,最大局番号を 格納する。 D9245 QCPU 用 MELSECNET/H ユニット 番 号 名 称 互換性 SW0042 局番号 自局の局番号を格納 する。 ○ SW0059 ネットワークパラ メータで設定されて リンク総局数 いるリンク総局数を 格納する。 ○ 通信エラー回 通信エラーの回数を 数 累積し,格納する。 SW00B8 各種エラーカ 各種エラーの回数を ∼ ウンタ 累積し,格納する。 SW00C7 △ D9248 ∼ D9251 他局 CPU の RUN 状態 他局の CPU の RUN 状態を格納する。 SW0084 ∼ SW0087 各局 CPU RUN 状態 D9252 ∼ D9255 他局データリ 他局のデータリンク ンク状態 状態を格納する。 SW0074 ∼ SW0077 各局サイク 各局のサイクリック リック伝送状 伝送状態を格納する。 態 D9243 置換え時の留意点 内 容 各局の CPU の RUN 状態を格納する。(自 局を含む) エラー要因ごとにエラー回数を格 納します。 ○ ○ 4 - 23 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (2) AnU/AnUS(H)/QnA/QnASCPU 下記のデバイス名およびデバイス番号は,MELSECNET/10 ユニットまたは MELSECNET/H ユニッ ト内部のリンクデバイスで説明を行っています。 シーケンスプログラムを変更する場合は,リフレッシュパラメータでリンクデバイスのリフレッシュ 先デバイスを確認してから行ってください。 (a) リンク特殊リレー (SB) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 番 号 項 目 AnU/AnUS(H)/QnA/ QnASCPU 用 MELSECNET/10 ユニット QCPU 用 互換性 置換え時の留意点 MELSECNET/H ユニット ユニット状態 SB0020 SB0020 ○ バトンパス状態(自局) SB0047 SB0047 ○ 各局のデータリンク状態 SB0049 SB0049 ○ 各局バトンパス状態 SB0070 SB0070 ○ 各局サイクリック伝送状態 SB0074 SB0074 ○ (b) リンク特殊レジスタ (SW) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 番 号 項 目 AnU/AnUS(H)/QnA/ QnASCPU 用 MELSECNET/10 ユニット QCPU 用 互換性 置換え時の留意点 MELSECNET/H ユニット 各局バトンパス状態 SW0070 ∼ SW0073 SW0070 ∼ SW0073 ○ 各局サイクリック伝送状態 SW0074 ∼ SW0077 SW0074 ∼ SW0077 ○ 備 考 本項に記載以外のリンク特殊リレー (SB) およびリンク特殊レジスタ (SW) については,各マニュア ルを参照してください。 4 - 24 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) 4.6.2 専用命令の比較 (1) A/AnSCPU ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 命令名 QCPU 用 A/AnSCPU 用 MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 置換え時の留意点 (MELSECNET/10 モード時 ) 命令フォーマットが異なりま ZNRD 命令 他局のデバイスデータを読み出します。 △ す。 シーケンスプログラムを変更 してください。 命令フォーマットが異なりま ZNWR 命令 他局のデバイスへデータを書き込みます。 △ す。 シーケンスプログラムを変更 してください。 LRDP 命令は使用できませ LRDP 命令 局番指定のみで他局のデバ − イスデータを読み出します。 △ ん。 ZNRD 命令または READ 命 令に変更してください。 LWTP 命令は使用できませ 局番指定のみで他局のデバ LWTP 命令 イスへデータを書き込みま − △ す。 ん。 ZNWR 命令または WRITE 命令に変更してください。 (2) QnA/QnASCPU ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 命令名 SEND 命令 RECV 命令 READ 命令,SREAD 命令 WRITE 命令,SWRITE 命 令 REQ 命令 QnA/QnASCPU 用 MELSECNET/10 ユニット QCPU 用 MELSECNET/H ユニット (MELSECNET/10 モード時 ) 対象局へデータを送信します。 互換性 ○ SEND 命令で送信されたデータを CPU ユニットのデバイ スへ読み出します。 ○ 他局のデバイスデータを読み出します。 ○ 他局のデバイスへデータを書き込みます。 ○ 他局に対してリモート RUN/STOP,時計データの読出し /書込みを行います。 ○ ZNRD 命令 他局のデバイスデータを読み出します。 ○ ZNWR 命令 他局のデバイスへデータを書き込みます。 ○ UFSET 命令 UFRST 命令 UFOUT 命令 自局に対応したユーザ自由 フラグを ON します。 自局に対応したユーザ自由 フラグを OFF します。 自局に対応したユーザ自由 フラグを ON/OFF します。 置換え時の留意点 リンクリレー,リンクレジス − △ タを使用したシーケンスプロ グラムに変更してください。 − △ リンクリレー,リンクレジス タを使用したシーケンスプロ グラムに変更してください。 リンクリレー,リンクレジス − △ タを使用したシーケンスプロ グラムに変更してください。 4 - 25 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) (3) Q シリーズリンク専用命令一覧 Q シリーズで使用できるリンク専用命令の一覧を下記に示します。 リンク専用命令の命令フォーマット,注意事項などについては,下記マニュアルを参照してください。 • Q 対応 MELSECNET/H ネットワークシステムリファレンスマニュアル(PC 間ネット編) ○:管理局と通常局にて使用可,×:使用不可 実行局 命 令 名 称 対象局 QnA/ 内 容 QCPU AnU/ QCPU QnAS AnUS(H) CPU CPU ○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × ○ ○ × SEND:対象ネットワーク№の対象局(ネットワークユニッ ト)へのデータ書込み。 SEND データ送信 ○ RECV:SEND で送信されたデータを CPU デバイスに読み 出す。 ネットワーク ユニット CPU チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 SEND RECV データ受信 ○ ネットワーク ユニット CPU 論理チャンネル1(チャンネル1) 論理チャンネル2(チャンネル2) 論理チャンネル3(チャンネル3) 論理チャンネル4(チャンネル4) 論理チャンネル5(チャンネル5) 論理チャンネル6(チャンネル6) 論理チャンネル7(チャンネル7) 論理チャンネル8(チャンネル8) RECV 対象ネットワーク№の対象局の CPU デバイスデータ読出し (16 ビット単位)。 ネットワーク ユニット CPU READ 他局ワードデバイ SREAD ス読出し READ ○ ワードデバイス 2594 ネットワーク ユニット CPU ワードデバイス チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 2594 対象ネットワーク№の対象局の CPU デバイスへのデータ書 込み(16 ビット単位) 。 (SWRITE では対象局のデバイスを ON させることができ る。) WRITE 他局ワードデバイ SWRITE ス書込み CPU ○ WRITE ネットワーク ユニット ネットワーク ユニット CPU ワードデバイス チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 361 他局に対して“リモート RUN”“時計データの読出し/書込 み”を行う。 CPU REQ 他局トランジェン ト要求 ○ REQ ネットワーク ユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 ネットワーク ユニット CPU STOP (次のページへ) 4 - 26 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) ○:管理局と通常局にて使用可,×:使用不可 命 令 名 称 実行局 対象局 QCPU QnA/ AnU/ QCPU QnAS AnUS(H) 内 容 CPU CPU ○ × SEND で送信されたチャンネルデータを,割込みプログラム 内で受けて即 CPU デバイスに読み出す。命令実行時に処理 が完了します。 RECVS メッセージ受信 (1 スキャン完了) ネットワーク ユニット CPU ○ チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 SEND ネットワーク ユニット CPU 論理チャンネル1(チャンネル1) 論理チャンネル2(チャンネル2) 論理チャンネル3(チャンネル3) 論理チャンネル4(チャンネル4) 論理チャンネル5(チャンネル5) 割込みプログラム 論理チャンネル6(チャンネル6) I10 RECVS 論理チャンネル7(チャンネル7) 論理チャンネル8(チャンネル8) ○ 【A 互換命令】 対象ネットワーク№の対象局の CPU デバイスデータ読出し。 CPU ZNRD 他局ワードデバイ ス読出し ネットワーク ユニット ネットワーク ユニット チャンネル1 ZNRD ○ CPU ○* 1 ワードデバイス * 固定 ○ ○ AnACPU AnNCPU 2594 ワードデバイス 2594 【A 互換命令】 対象ネットワーク№の対象局の CPU デバイスへのデータ書 込み。 CPU ZNWR 他局ワードデバイ ス書込み ネットワーク ユニット ネットワーク ユニット CPU ワードデバイス ○ チャンネル2 ○ ○ ○* 1 AnACPU AnNCPU * 固定 ZNWR 361 他局の CPU ユニットに対して“リモート RUN”を行う。 CPU RRUN リモート RUN ○ RRUN ネットワーク ユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 ネットワーク ユニット CPU RUN ○ × × (次のページへ) * 1 対象局が A2UCPU(S1),A3UCPU,A4UCPU,A2USCPU(S1) の場合は,下記のバージョン以降の CPU ユニットが 対象になります。 ・A2UCPU(S1),A3UCPU,A4UCPU:バージョン AY(1995 年 7 月製造)以降 ・A2USCPU(S1):バージョン CP(1995 年 7 月製造)以降 4 - 27 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) ○:管理局と通常局にて使用可,×:使用不可 命 令 名 称 実行局 対象局 QCPU QnA/ AnU/ QCPU QnAS AnUS(H) 内 容 CPU CPU ○ × × ○ × × ○ × × 他局の CPU ユニットに対して“リモート STOP”を行う。 CPU RSTOP リモート STOP ○ RSTOP ネットワーク ユニット ネットワーク ユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 CPU STOP 他局の CPU ユニットに対して“時計データの読出し”を行 う。 CPU RTMRD 他局時計データ読 出し ○ RTMRD ワードデバイス 時計データ ネットワーク ユニット ネットワーク ユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 CPU 時計データ 他局の CPU ユニットに対して“時計データの書込み”を行 う。 CPU RTMWR 他局時計データ書 込み ○ RTMWR 4 - 28 ネットワーク ユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 ネットワーク ユニット CPU 時計データ 4 MELSECNET/10 の置換え (PC 間ネット) 4.7 その他の注意事項 (1) 処理時間について A/AnS/QnA/QnAS シリーズと Q シリーズとでは,リンクスキャンタイム,リンクリフレッシュ時 間などが異なります。 処理時間については,各ユニットのマニュアルを参照してください。 (2) A/AnS シリーズから置換え時の注意事項 MELSECNET/H ユニットの通常局は,ネットワークパラメータの設定が必要です。 QCPU + MELSECNET/H ユニットに置き換える場合は,新規にネットワークパラメータを設定して ください。 4 - 29 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 5 5.1 MELSECNET/10 置換え機種一覧 (1) A/AnS シリーズの置換え ネットワーク形態 局種別 リモートマスタ局 光ループ リモート I/O 局 リモートマスタ局 同軸ループ リモート I/O 局 リモートマスタ局 同軸バス リモート I/O 局 A/AnS シリーズ機種 AJ71LP21 A1SJ71LP21 AJ71LP21G AJ72LP25 AJ72QLP25 A1SJ72QLP25 AJ72LP25G AJ71LR21 A1SJ71LR21 AJ72LR25 AJ72QLR25 A1SJ72QLR25 AJ71BR11 A1SJ71BR11 AJ72BR15 AJ72QBR15 A1SJ72QBR15 Q シリーズ置換え機種 QJ71LP21-25 QJ71LP21G QJ72LP25-25 QJ72LP25G QJ71BR11 QJ72BR15 QJ71BR11 QJ72BR15 (2) QnA/QnAS シリーズの置換え ネットワーク形態 局種別 リモートマスタ局 光ループ リモート I/O 局 リモートマスタ局 同軸ループ リモート I/O 局 リモートマスタ局 同軸バス リモート I/O 局 5-1 QnA/QnAS シリーズ機種 AJ71QLP21 A1SJ71QLP21 AJ71QLP21S A1SJ71QLP21S AJ71QLP21G AJ72QLP25 A1SJ72QLP25 AJ72QLP25G AJ71QLR21 A1SJ71QLR21 AJ72QLR25 A1SJ72QLR25 AJ71QBR11 A1SJ71QBR11 AJ72QBR15 A1SJ72QBR15 Q シリーズ置換え機種 QJ71LP21-25 QJ71LP21S-25 QJ71LP21G QJ72LP25-25 QJ72LP25G QJ71BR11 QJ72BR15 QJ71BR11 QJ72BR15 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 備 考 MELSECNET/10,MELSECNET/H(リモート I/O ネット)のシステム構成 MELSECNET/10,MELSECNET/H(リモート I/O ネット)ネットワークシステムを構築時の対応 可能 CPU タイプを示します。(ネットワークユニットは,光ループ用のユニットで記載しています。 同軸ループ・同軸バスの場合は,該当ユニットに読み替えてください。) マスタ局 CPU ユニット QCPU (ベーシックモデル QCPU 以外) QCPU (ベーシックモデル QCPU) リモート I/O 局(対応ネットワークユニット) ネットワークユニット QJ72LP25-25 A(1S)J72QLP25 A(1S)J72LP25 QJ71LP21-25 ○ × QJ71LP21-25 × × QnA/QnASCPU A(1S)J71QLP21 × ○ AnU/AnUS(H)CPU A(1S)J71LP21 × ○ A(1S)J71LP21 × × AnN/AnA/AnSCPU (AnUS(H)CPU を除く) ○:対応可 ×:対応不可 5-2 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 5.2 性能仕様比較 5.2.1 ユニット性能比較 (1) A/AnS シリーズ (a) リモートマスタ局の性能比較 1) AJ71LP21/A1SJ71LP21 と QJ71LP21-25 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71LP21/A1SJ71LP21 QJ71LP21-25 LX/LY 8192 点 互換性 置換え時の留意点 ○ LB 8192 点 16384 点 * 1 ○ LW 8192 点 16384 点 * 1 ○ <リモートマスタ局→リモー ト I/O 局> 1 局当りの最大リンク点数 <リモートマスタ局→リ モート I/O 局> {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 1600 バイト *2 {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 1600 バイト <多重リモートマスタ局←→ ○ 多重リモートサブマスタ局> {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 2000 バイト 通信速度 10Mbps 通信方式 トークンリング方式 25Mbps/10Mbps ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) ○ 伝送路形式 二重ループ ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ ○ ネットワーク No.240 ∼ 最大ネットワーク数 255(PC 間ネットとリモー 239(PC 間ネットとリモー ト I/O ネットの合計数) ト I/O ネットの合計数) △ No.255 は設定できません。 未使用のネットワーク No. に置き換えてください。 1 ネットワークの接続局数 65 局(リモートマスタ局: 65 局(リモートマスタ局: 1,リモート I/O 局:64) 1,リモート I/O 局:64)* 3 ○ SI 光ケーブル 使用するケーブル H-PCF 光ケーブル 広帯域 H-PCF 光ケーブル ○ QSI 光ケーブル 総延長距離 30km ○ (次のページへ) * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 64 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5-3 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 項 目 仕 様 AJ71LP21/A1SJ71LP21 QJ71LP21-25 互換性 置換え時の留意点 < 10Mbps 時> SI 光ケーブル:500m H-PCF 光ケーブル:1km 広帯域 H-PCF 光ケーブル: SI 光ケーブル:500m 1km H-PCF 光ケーブル:1km 局間距離 広帯域 H-PCF 光ケーブル: 1km QSI 光ケーブル:1km ○ QSI 光ケーブル:1km < 25Mbps 時> SI 光ケーブル:200m H-PCF 光ケーブル:400m 広帯域 H-PCF 光ケーブル: SI 光ケーブル,H-PCF 光 △ 1km ケーブル使用時は, 10Mbps を使用してくだ さい。 QSI 光ケーブル:1km 誤り制御方式 CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 RAS 機能 • 自局のリンク回線チェックの診断機能 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 ○ • ネットワークモニタ,各種診断機能 • 周辺機器によるモニタ, トランジェント伝送 ラムアップ/ダウンロード ンロードなど など) • リンク専用命令 入出力占有点数 • 1:1 交信(モニタ,プログ プログラムアップ/ダウ 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) リンク専用命令の比較につ △ てください。 • リンク専用命令 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) いては,5.6.2 項を参照し ○ 5-4 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 2) AJ71LP21G と QJ71LP21G との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71LP21G QJ71LP21G LX/LY 8192 点 互換性 置換え時の留意点 ○ LB 8192 点 16384 点 *1 LW 8192 点 16384 点 *1 ○ ○ <リモートマスタ局→リモー ト I/O 局> <リモートマスタ局→リ 1 局当りの最大リンク点数 モート I/O 局> {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 1600 バイト *2 {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 1600 バイト <多重リモートマスタ局←→ ○ 多重リモートサブマスタ局> {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 2000 バイト 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 トークンリング方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) ○ 伝送路形式 二重ループ ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ ネットワーク No.240 ∼ 最大ネットワーク数 255(PC 間ネットとリモー 239(PC 間ネットとリモー ト I/O ネットの合計数) ト I/O ネットの合計数) △ No.255 は設定できません。 未使用のネットワーク No. に置き換えてください。 1 ネットワークの接続局数 65 局(リモートマスタ局: 65 局(リモートマスタ局: 1,リモート I/O 局:64) 1,リモート I/O 局:64)* 3 ○ 使用するケーブル GI 光ケーブル ○ 総延長距離 局間距離 30km GI 光ケーブル:2km ○ ○ 誤り制御方式 CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 RAS 機能 • 自局のリンク回線チェックの診断機能 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 ○ • ネットワークモニタ,各種診断機能 • 周辺機器によるモニタ, トランジェント伝送 プログラムアップ/ダウ ラムアップ/ダウンロード ンロードなど など) • リンク専用命令 入出力占有点数 • 1:1 交信(モニタ,プログ 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) リンク専用命令の比較につ △ ください。 • リンク専用命令 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) いては,5.6.2 項を参照して ○ * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 64 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5-5 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 3) AJ71LR21/A1SJ71LR21 と QJ71BR11 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71LR21/A1SJ71LR21 QJ71BR11 LX/LY 8192 点 互換性 置換え時の留意点 ○ LB 8192 点 16384 点 *1 LW 8192 点 16384 点 *1 ○ ○ <リモートマスタ局→リモー ト I/O 局> * 2 <リモートマスタ局→リ 1 局当りの最大リンク点数 モート I/O 局> {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 1600 バイト {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 1600 バイト <多重リモートマスタ局←→ ○ 多重リモートサブマスタ局> {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 2000 バイト 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 トークンリング方式 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 マンチェスタ符号 ○ トークンバス方式 △ 通信方式は異なりますが, 留意点はありません。 同軸バスシステムは,ルー プバック機能,多重伝送機 能が使用できません。 伝送路形式 二重ループ 一重バス △ ループバック機能,多重伝 送機能を使用する場合は, 光ループシステムをご検討 ください。 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ ネットワーク No.240 ∼ 最大ネットワーク数 255(PC 間ネットとリモー 239(PC 間ネットとリモー ト I/O ネットの合計数) ト I/O ネットの合計数) △ No.255 は設定できません。 未使用のネットワーク No. に置き換えてください。 同軸バスシステムのリモー ト I/O 局は,32 台までで 1 ネットワークの接続局数 65 局(リモートマスタ局: 33 局(リモートマスタ局: 1,リモート I/O 局:64) 1,リモート I/O 局:32)* 3 す。 △ リモート I/O 局を 33 台以 上接続する場合は,光ルー プシステムをご検討くださ い。 使用するケーブル 3C-2V ○ 5C-2V,5C-FB A6BR10/A6BR10-DC 形 総延長距離 局間距離 誤り制御方式 3C-2V:19.2km 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB:30km 5C-2V,5C-FB:500m 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB:500m CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ △ リピータユニットを使用す る,または光ループシステ ムをご検討ください。 ○ ○ (次のページへ) * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 32 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5-6 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 項 目 仕 様 AJ71LR21/A1SJ71LR21 QJ71BR11 互換性 置換え時の留意点 • 異常検出およびケーブル 断線によるループバック 機能 • 自局のリンク回線チェッ RAS 機能 クの診断機能 • リンク特殊リレー,リン ク特殊レジスタによる異 常検出 • ネットワークモニタ,各 • 自局のリンク回線チェック 同軸バスシステムは,ルー の診断機能 プバック機能が使用できま • リンク特殊リレー,リンク 特殊レジスタによる異常検 △ 出 • ネットワークモニタ,各種 せん。 ループバック機能を使用す る場合は,光ループシステ ムをご検討ください。 診断機能 種診断機能 • 周辺機器によるモニタ, トランジェント伝送 ラムアップ/ダウンロード ンロードなど など) • リンク専用命令 入出力占有点数 5-7 • 1:1 交信(モニタ,プログ プログラムアップ/ダウ 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) リンク専用命令の比較につ △ ください。 • リンク専用命令 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) いては,5.6.2 項を参照して ○ 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 4) AJ71BR11/A1SJ71BR11 と QJ71BR11 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71BR11/A1SJ71BR11 QJ71BR11 LX/LY 8192 点 互換性 置換え時の留意点 ○ LB 8192 点 16384 点 *1 LW 8192 点 16384 点 *1 ○ ○ <リモートマスタ局→リモー ト I/O 局> <リモートマスタ局→リ 1 局当りの最大リンク点数 モート I/O 局> {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 1600 バイト *2 {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 1600 バイト <多重リモートマスタ局←→ ○ 多重リモートサブマスタ局> {(LY + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 2000 バイト 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 トークンバス方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 マンチェスタ符号 ○ 伝送路形式 一重バス ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ ネットワーク No.240 ∼ 最大ネットワーク数 255(PC 間ネットとリモー 239(PC 間ネットとリモー ト I/O ネットの合計数) ト I/O ネットの合計数) △ No.255 は設定できません。 未使用のネットワーク No. に置き換えてください。 1 ネットワークの接続局数 使用するケーブル 総延長距離 局間距離 誤り制御方式 33 局(リモートマスタ局: 33 局(リモートマスタ局: 1,リモート I/O 局:32) 1,リモート I/O 局:32)* 3 3C-2V ○ ○ 5C-2V,5C-FB 3C-2V:300m ○ 5C-2V,5C-FB:500m 3C-2V:300m ○ 5C-2V,5C-FB:500m CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ ○ • 自局のリンク回線チェックの診断機能 RAS 機能 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 ○ • ネットワークモニタ,各種診断機能 • 周辺機器によるモニタ, トランジェント伝送 ラムアップ/ダウンロード ンロードなど など) • リンク専用命令 入出力占有点数 • 1:1 交信(モニタ,プログ プログラムアップ/ダウ 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) リンク専用命令の比較につ △ ください。 • リンク専用命令 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) いては,5.6.2 項を参照して ○ * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 32 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5-8 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) (b) リモート I/O 局の性能比較 1) AJ72LP25 と QJ72LP25-25 との比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ72LP25 LX/LY 8192 点 16384 点 16384 点 *1 ○ LW 8192 点 <リモート I/O 局→リモー <リモート I/O 局→リモート 最大入出力点数 トマスタ局> {(LX + LB) ÷ 8 + (2 × マスタ局> * 2 {(LX + LB) ÷ 8 + (2 × ○ LW)}≦ 1600 バイト LW)}≦ 1600 バイト X + Y ≦ 2048 点 X + Y ≦ 4096 点 * 3 ○ M − 8192 点 △ SM − 2048 点 △ D − 12288 点 △ SD − 2048 点 △ 25Mbps/10Mbps ○ 局当りのデバイス 点数 置換え時の留意点 ○ ○ 8192 点 リモート I/O 局 1 局当りの 互換性 *1 LB 1 局当りの最大リンク点数 リモート I/O 局 1 QJ72LP25-25 通信速度 10Mbps 通信方式 トークンリング方式 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 伝送路形式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) 二重ループ ○ ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ MELSECNET/H からの新 規機能です。 MELSECNET/H からの新 規機能です。 MELSECNET/H からの新 規機能です。 MELSECNET/H からの新 規機能です。 ○ ネットワーク No.240 ∼ 最大ネットワーク数 255(PC 間ネットとリモー 239(PC 間ネットとリモー ト I/O ネットの合計数) ト I/O ネットの合計数) △ No.255 は設定できません。 未使用のネットワーク No. に置き換えてください。 1 ネットワークの接続局数 65 局(リモートマスタ局: 65 局(リモートマスタ局: 1,リモート I/O 局:64) 1,リモート I/O 局:64)* 4 ○ SI 光ケーブル 使用するケーブル H-PCF 光ケーブル 広帯域 H-PCF 光ケーブル ○ QSI 光ケーブル 総延長距離 30km ○ (次のページへ) * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 X/Y 番号が重複している場合は,片側のみ対象となります。 * 4 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 64 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5-9 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 AJ72LP25 QJ72LP25-25 互換性 置換え時の留意点 < 10Mbps 時> SI 光ケーブル:500m H-PCF 光ケーブル:1km SI 光ケーブル:500m H-PCF 光ケーブル:1km 局間距離 広帯域 H-PCF 光ケーブル: 1km QSI 光ケーブル:1km 広帯域 H-PCF 光ケーブル: ○ 1km QSI 光ケーブル:1km < 25Mbps 時> SI 光ケーブル:200m H-PCF 光ケーブル:400m 広帯域 H-PCF 光ケーブル: SI 光ケーブル,H-PCF 光 △ 1km ケーブル使用時は, 10Mbps を使用してくださ い。 QSI 光ケーブル:1km 誤り制御方式 CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 RAS 機能 • 自局のリンク回線チェックの診断機能 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 ○ • ネットワークモニタ,各種診断機能 • 周辺機器によるモニタ, トランジェント伝送 • 1:1 交信(モニタ,プログ プログラムアップ/ダウ ラムアップ/ダウンロード ンロードなど など) • リンク専用命令 • リンク専用命令 リンク専用命令の比較につ △ いては,5.6.2 項を参照して ください。 5 - 10 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 2) AJ72LP25G と QJ72LP25G との比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ72LP25G LX/LY 8192 点 LB 8192 点 16384 点 LW 8192 点 16384 点 *1 <リモート I/O 局→リモー <リモート I/O 局→リモート トマスタ局> マスタ局> リモート I/O 局 1 局当りの 最大入出力点数 互換性 {(LX + LB) ÷ 8 + (2 × ○ ○ *2 {(LX + LB) ÷ 8 + (2 × ○ LW)}≦ 1600 バイト LW)}≦ 1600 バイト X + Y ≦ 2048 点 X + Y ≦ 4096 点 * 3 ○ M − 8192 点 △ SM − 2048 点 △ D − 12288 点 △ SD − 2048 点 △ 局当りのデバイス 点数 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 トークンリング方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) ○ 伝送路形式 二重ループ ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ 最大ネットワーク数 置換え時の留意点 ○ *1 1 局当りの最大リンク点数 リモート I/O 局 1 QJ72LP25G 255(PC 間ネットとリモー 239(PC 間ネットとリモー ト I/O ネットの合計数) ト I/O ネットの合計数) △ MELSECNET/H からの新 規機能です。 MELSECNET/H からの新 規機能です。 MELSECNET/H からの新 規機能です。 MELSECNET/H からの新 規機能です。 ネットワーク No.240 ∼ No.255 は設定できません。 未使用のネットワーク No. に置き換えてください。 1 ネットワークの接続局数 65 局(リモートマスタ局: 65 局(リモートマスタ局: 1,リモート I/O 局:64) 1,リモート I/O 局:64)* 4 ○ 使用するケーブル GI 光ケーブル ○ 総延長距離 30km ○ GI 光ケーブル:2km ○ 局間距離 誤り制御方式 CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 RAS 機能 • 自局のリンク回線チェックの診断機能 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 ○ • ネットワークモニタ,各種診断機能 • 周辺機器によるモニタ, トランジェント伝送 プログラムアップ/ダウ ンロードなど • リンク専用命令 • 1:1 交信(モニタ,プログ ラムアップ/ダウンロード など) △ • リンク専用命令 リンク専用命令の比較につ いては,5.6.2 項を参照して ください。 * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 X/Y 番号が重複している場合は,片側のみ対象となります。 * 4 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 64 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5 - 11 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 3) AJ72LR25 と QJ72BR15 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ72LR25 QJ72BR15 LX/LY 8192 点 互換性 置換え時の留意点 ○ LB 8192 点 16384 点 *1 LW 8192 点 16384 点 *1 ○ ○ <リモート I/O 局→リモー <リモート I/O 局→リモート 1 局当りの最大リンク点数 リモート I/O 局 1 局当りの 最大入出力点数 リモート I/O 局 1 トマスタ局> マスタ局> * 2 {(LX + LB) ÷ 8 + (2 × {(LX + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 1600 バイト LW)}≦ 1600 バイト X + Y ≦ 2048 点 X + Y ≦ 4096 点 *3 ○ ○ M − 8192 点 △ SM − 2048 点 △ D − 12288 点 △ SD − 2048 点 △ 局当りのデバイス 点数 通信速度 10Mbps 通信方式 トークンリング方式 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 マンチェスタ符号 ○ MELSECNET/H からの新規 機能です。 MELSECNET/H からの新規 機能です。 MELSECNET/H からの新規 機能です。 MELSECNET/H からの新規 機能です。 ○ トークンバス方式 △ 通信方式は異なりますが,留 意点はありません。 同軸バスシステムは,ループ 伝送路形式 二重ループ 一重バス △ バック機能,多重伝送機能が 使用できません。ループバッ ク機能,多重伝送機能を使用 する場合は,光ループシステ ムをご検討ください。 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) 255(PC 間ネットとリ 最大ネットワーク数 モート I/O ネットの合計 数) ○ ネットワーク No.240 ∼ 239(PC 間ネットとリモー ト I/O ネットの合計数) △ No.255 は設定できません。 未使用のネットワーク No. に置き換えてください。 同軸バスシステムのリモート 1 ネットワークの接続局数 65 局(リモートマスタ局: 33 局(リモートマスタ局: 1,リモート I/O 局:64) 1,リモート I/O 局:32)* 4 I/O 局は,32 台までです。リ △ モート I/O 局を 33 台以上接 続する場合は,光ループシス テムをご検討ください。 使用するケーブル 3C-2V ○ 5C-2V,5C-FB A6BR10/A6BR10-DC 形リ 総延長距離 3C-2V:19.2km 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB:30km 5C-2V,5C-FB:500m △ ピータユニットを使用する, または光ループシステムをご 検討ください。 局間距離 誤り制御方式 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB:500m CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ ○ ○ (次のページへ) * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 X/Y 番号が重複している場合は,片側のみ対象となります。 * 4 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 32 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5 - 12 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 AJ72LR25 QJ72BR15 互換性 置換え時の留意点 • 異常検出およびケーブル 断線によるループバック 機能 • 自局のリンク回線チェッ RAS 機能 クの診断機能 • リンク特殊リレー,リン ク特殊レジスタによる異 常検出 • ネットワークモニタ,各 • 自局のリンク回線チェック 同軸バスシステムは,ルー の診断機能 プバック機能が使用できま • リンク特殊リレー,リンク 特殊レジスタによる異常検 △ 出 • ネットワークモニタ,各種 せん。 ループバック機能を使用す る場合は,光ループシステ ムをご検討ください。 診断機能 種診断機能 • 周辺機器によるモニタ, トランジェント伝送 ラムアップ/ダウンロード ンロードなど など) • リンク専用命令 5 - 13 • 1:1 交信(モニタ,プログ プログラムアップ/ダウ • リンク専用命令 リンク専用命令の比較につ △ いては,5.6.2 項を参照して ください。 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 4) AJ72BR15 と QJ72BR15 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ72BR15 LX/LY 8192 点 ○ ○ 8192 点 16384 点 8192 点 16384 点 * 1 <リモート I/O 局→リモー <リモート I/O 局→リモート トマスタ局> マスタ局> 最大入出力点数 {(LX + LB) ÷ 8 + (2 × *2 {(LX + LB) ÷ 8 + (2 × LW)}≦ 1600 バイト LW)}≦ 1600 バイト X + Y ≦ 2048 点 X + Y ≦ 4096 点 *3 ○ ○ M − 8192 点 △ SM − 2048 点 △ D − 12288 点 △ SD − 2048 点 △ 局当りのデバイス 点数 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 トークンバス方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 マンチェスタ符号 ○ 伝送路形式 一重バス ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ 最大ネットワーク数 置換え時の留意点 ○ LW リモート I/O 局 1 局当りの 互換性 *1 LB 1 局当りの最大リンク点数 リモート I/O 局 1 QJ72BR15 255(PC 間ネットとリモー 239(PC 間ネットとリモー ト I/O ネットの合計数) ト I/O ネットの合計数) △ MELSECNET/H からの新 規機能です。 MELSECNET/H からの新 規機能です。 MELSECNET/H からの新 規機能です。 MELSECNET/H からの新 規機能です。 ネットワーク No.240 ∼ No.255 は設定できません。 未使用のネットワーク No. に置き換えてください。 1 ネットワークの接続局数 使用するケーブル 総延長距離 局間距離 誤り制御方式 33 局(リモートマスタ局: 33 局(リモートマスタ局: 1,リモート I/O 局:32) 1,リモート I/O 局:32)* 4 3C-2V ○ ○ 5C-2V,5C-FB 3C-2V:300m ○ 5C-2V,5C-FB:500m 3C-2V:300m ○ 5C-2V,5C-FB:500m CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 RAS 機能 • 自局のリンク回線チェックの診断機能 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 ○ • ネットワークモニタ,各種診断機能 • 周辺機器によるモニタ, トランジェント伝送 • 1:1 交信(モニタ,プログ プログラムアップ/ダウ ラムアップ/ダウンロード ンロードなど など) • リンク専用命令 リンク専用命令の比較につ △ • リンク専用命令 いては,5.6.2 項を参照して ください。 * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 X/Y 番号が重複している場合は,片側のみ対象となります。 * 4 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 32 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5 - 14 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) (2) QnA/QnAS シリーズ (a) リモートマスタ局の性能比較 1) AJ71QLP21/A1SJ71QLP21 と QJ71LP21-25 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 AJ71QLP21/ QJ71LP21-25 A1SJ71QLP21 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 X/Y 8192 点 置換え時の留意点 ○ *1 ○ ○ B 8192 点 16384 点 W 8192 点 16384 点 * 1 <リモートマスタ局→リモート I/O 局> 1 局当りの最大リンク点数 互換性 *2 {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 1600 バイト <多重リモートマスタ局←→多重リモートサブマスタ局> ○ {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 2000 バイト 通信速度 10Mbps 通信方式 トークンリング方式 25Mbps/10Mbps ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) ○ 伝送路形式 二重ループ ○ 伝送フォーマット 最大ネットワーク数 HDLC 準拠(フレーム形式) 239(PC 間ネットとリモート I/O ネットの合計数) ○ ○ 1 ネットワークの接続局数 65 局(リモートマスタ局:1,リモート I/O 局:64)* 3 ○ ○ SI 光ケーブル 使用するケーブル H-PCF 光ケーブル ○ 広帯域 H-PCF 光ケーブル QSI 光ケーブル 総延長距離 30km ○ < 10Mbps 時> SI 光ケーブル:500m H-PCF 光ケーブル:1km SI 光ケーブル:500m H-PCF 光ケーブル:1km 局間距離 広帯域 H-PCF 光ケーブル: 1km QSI 光ケーブル:1km ○ 広帯域 H-PCF 光ケーブル:1km QSI 光ケーブル:1km < 25Mbps 時> SI 光ケーブル,H-PCF SI 光ケーブル:200m H-PCF 光ケーブル:400m △ 広帯域 H-PCF 光ケーブル:1km QSI 光ケーブル:1km 誤り制御方式 CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリトラ イ 光ケーブル使用時は, 10Mbps を使用してく ださい。 ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 RAS 機能 • 自局のリンク回線チェックの診断機能 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 ○ • ネットワークモニタ,各種診断機能 • 周辺機器によるモニタ, プログラムアップ/ダウ トランジェント伝送 ンロードなど • インテリジェント機能ユ ニット使用可能 • リンク専用命令 入出力占有点数 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) • 1:1 交信(モニタ,プログラ ムアップ/ダウンロードなど) リンク専用命令の比較に △ • リンク専用命令 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) ついては,5.6.2 項を参 照してください。 ○ * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 64 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5 - 15 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 2) AJ71QLP21S/A1SJ71QLP21S と QJ71LP21S-25 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 AJ71QLP21S/ QJ71LP21S-25 A1SJ71QLP21S 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 X/Y 8192 点 置換え時の留意点 ○ B 8192 点 16384 点 *1 W 8192 点 16384 点 *1 <リモートマスタ局→リモート I/O 局> 1 局当りの最大リンク点数 互換性 ○ ○ *2 {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 1600 バイト <多重リモートマスタ局←→多重リモートサブマスタ局> ○ {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 2000 バイト 通信速度 通信方式 10Mbps トークンリング方式 25Mbps/10Mbps ○ ○ 同期方式 フレーム同期方式 符号化方式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) ○ 伝送路形式 二重ループ ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ 最大ネットワーク数 239(PC 間ネットとリモート I/O ネットの合計数) ○ 1 ネットワークの接続局数 65 局(リモートマスタ局:1,リモート I/O 局:64)* 3 ○ ○ SI 光ケーブル 使用するケーブル H-PCF 光ケーブル ○ 広帯域 H-PCF 光ケーブル QSI 光ケーブル 総延長距離 30km ○ < 10Mbps 時> SI 光ケーブル:500m H-PCF 光ケーブル:1km SI 光ケーブル:500m H-PCF 光ケーブル:1km 局間距離 広帯域 H-PCF 光ケーブル: 1km QSI 光ケーブル:1km 広帯域 H-PCF 光ケーブル: 1km ○ QSI 光ケーブル:1km < 25Mbps 時> SI 光ケーブル:200m H-PCF 光ケーブル:400m 広帯域 H-PCF 光ケーブル: SI 光ケーブル,H-PCF 光 △ ケーブル使用時は,10Mbps を使用してください。 1km QSI 光ケーブル:1km 誤り制御方式 CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 RAS 機能 • 自局のリンク回線チェックの診断機能 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 ○ • ネットワークモニタ,各種診断機能 • 周辺機器によるモニタ, プログラムアップ/ダウ トランジェント伝送 ンロードなど • インテリジェント機能ユ ニット使用可能 • 1:1 交信(モニタ,プロ グラムアップ/ダウン ロードなど) • リンク専用命令 リンク専用命令の比較につい △ ては,5.6.2 項を参照してく ださい。 • リンク専用命令 (次のページへ) * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 64 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5 - 16 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 AJ71QLP21S/ A1SJ71QLP21S 外部供給電源 QJ71LP21S-25 互換性 電 圧 DC20.4V ∼ DC31.2V DC20.4V ∼ DC31.2V ○ 電 流 0.2A 0.20A ○ 0.3 ∼ 1.25mm2 △ 適合電線 サイズ 1.25mm2 以上の電線は,0.3 2 0.75 ∼ 2mm 5 - 17 ∼ 1.25mm の電線で配線し直 してください。 48 点 2 スロット 入出力占有点数 置換え時の留意点 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) (I/O 割付: 前半 空き 16 点, 後半 インテリ 32 点) 前半の「空き 16 点」を,I/O △ 割付で「空き 0 点」に設定し てください。 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 3) AJ71QLP21G と QJ71LP21G との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71QLP21G X/Y QJ71LP21G 8192 点 置換え時の留意点 ○ *1 ○ ○ B 8192 点 16384 点 W 8192 点 16384 点 * 1 <リモートマスタ局→リモート I/O 局> 1 局当りの最大リンク点数 互換性 *2 {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 1600 バイト <多重リモートマスタ局←→多重リモートサブマスタ局> ○ {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 2000 バイト 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 同期方式 トークンリング方式 フレーム同期方式 ○ ○ 符号化方式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) ○ 伝送路形式 二重ループ ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ 最大ネットワーク数 239(PC 間ネットとリモート I/O ネットの合計数) ○ 1 ネットワークの接続局数 65 局(リモートマスタ局:1,リモート I/O 局:64)* 3 ○ 使用するケーブル GI 光ケーブル ○ 総延長距離 30km ○ GI 光ケーブル:2km ○ 局間距離 誤り制御方式 CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリトラ イ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 RAS 機能 • 自局のリンク回線チェックの診断機能 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 ○ • ネットワークモニタ,各種診断機能 • 周辺機器によるモニタ,プ ログラムアップ/ダウン ロードなど • インテリジェント機能ユ トランジェント伝送 ニット使用可能 • リンク専用命令 • 1:1 交信(モニタ,プログ • 1:1 交信(モニタ,プログ ラムアップ/ダウンロード など) リンク専用命令の比較に △ ついては,5.6.2 項を参 照してください。 • リンク専用命令 ラムアップ/ダウンロード など) • リンク専用命令 入出力占有点数 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) ○ * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 64 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5 - 18 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 4) AJ71QLR21/A1SJ71QLR21 と QJ71BR11 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71QLR21/A1SJ71QLR21 X/Y QJ71BR11 8192 点 置換え時の留意点 ○ B 8192 点 16384 点 *1 W 8192 点 16384 点 *1 <リモートマスタ局→リモート I/O 局> 1 局当りの最大リンク点数 互換性 ○ ○ *2 {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 1600 バイト <多重リモートマスタ局←→多重リモートサブマスタ局> ○ {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 2000 バイト 通信速度 10Mbps 通信方式 トークンリング方式 同期方式 フレーム同期方式 符号化方式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) ○ トークンバス方式 △ 通信方式は異なりますが, 留意点はありません。 ○ マンチェスタ符号 △ 符号化方式は異なります が,留意点はありません。 同軸バスシステムは, ループバック機能,多重 伝送機能が使用できませ 伝送路形式 二重ループ 一重バス △ ん。ループバック機能,多 重伝送機能を使用する場 合は,光ループシステム をご検討ください。 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ 最大ネットワーク数 239(PC 間ネットとリモート I/O ネットの合計数) ○ 同軸バスシステムのリ 1 ネットワークの接続局数 65 局(リモートマスタ局:1, 33 局(リモートマスタ局:1, リモート I/O 局:64)* 3 リモート I/O 局:32)* 4 △ モート I/O 局は,32 台 までです。リモート I/O 局を 33 台以上接続する 場合は,光ループシステ ムをご検討ください。 使用するケーブル 3C-2V ○ 5C-2V,5C-FB A6BR10/A6BR10-DC 総延長距離 3C-2V:19.2km 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB:30km 5C-2V,5C-FB:500m 形リピータユニットを使 △ 用する,または光ループ システムをご検討くださ い。 局間距離 誤り制御方式 3C-2V:300m ○ 5C-2V,5C-FB:500m CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリトラ イ ○ • 異常検出およびケーブル断 線によるループバック機能 • 自局のリンク回線チェック の診断機能 RAS 機能 • リンク特殊リレー,リンク 特殊レジスタによる異常検 出 • ネットワークモニタ,各種 • 自局のリンク回線チェック 同軸バスシステムは, の診断機能 ループバック機能が使用 • リンク特殊リレー,リンク 特殊レジスタによる異常検 △ 出 • ネットワークモニタ,各種 診断機能 できません。 ループバック機能を使用 する場合は,光ループシ ステムをご検討ください。 診断機能 (次のページへ) * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 64 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 * 4 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 32 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5 - 19 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 項 目 仕 様 AJ71QLR21/A1SJ71QLR21 QJ71BR11 互換性 置換え時の留意点 • 周辺機器によるモニタ,プ ログラムアップ/ダウン トランジェント伝送 ロードなど • インテリジェント機能ユ ニット使用可能 • 1:1 交信(モニタ,プログ ラムアップ/ダウンロード など) リンク専用命令の比較に △ ついては,5.6.2 項を参 照してください。 • リンク専用命令 • リンク専用命令 入出力占有点数 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) ○ 5 - 20 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 5) AJ71QBR11/A1SJ71BR11 と QJ71BR11 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ71QBR11/A1SJ71QBR11 X/Y QJ71BR11 8192 点 置換え時の留意点 ○ B 8192 点 16384 点 *1 W 8192 点 16384 点 *1 <リモートマスタ局→リモート I/O 局> 1 局当りの最大リンク点数 互換性 ○ ○ *2 {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 1600 バイト <多重リモートマスタ局←→多重リモートサブマスタ局> ○ {(Y + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 2000 バイト 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 同期方式 トークンバス方式 フレーム同期方式 ○ ○ 符号化方式 マンチェスタ符号 ○ 伝送路形式 一重バス ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ 最大ネットワーク数 239(PC 間ネットとリモート I/O ネットの合計数) ○ 1 ネットワークの接続局数 33 局(リモートマスタ局:1,リモート I/O 局:32)* 3 ○ 使用するケーブル 総延長距離 局間距離 誤り制御方式 3C-2V ○ 5C-2V,5C-FB 3C-2V:300m ○ 5C-2V,5C-FB:500m 3C-2V:300m ○ 5C-2V,5C-FB:500m CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリトラ イ ○ • 自局のリンク回線チェックの診断機能 RAS 機能 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 ○ • ネットワークモニタ,各種診断機能 • 周辺機器によるモニタ,プ トランジェント伝送 ログラムアップ/ダウン ロードなど • インテリジェント機能ユ ニット使用可能 • 1:1 交信(モニタ,プログ ラムアップ/ダウンロード など) リンク専用命令の比較に △ ついては,5.6.2 項を参 照してください。 • リンク専用命令 • リンク専用命令 入出力占有点数 32 点 1 スロット (I/O 割付:特殊 32 点) 32 点 1 スロット (I/O 割付:インテリ 32 点) ○ * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 32 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5 - 21 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) (b) リモート I/O 局の性能比較 1) AJ72QLP25/A1SJ72QLP25 と QJ72LP25-25 との比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ72QLP25/A1SJ72QLP25 X/Y 8192 点 B 8192 点 W 8192 点 1 局当りの最大リンク点数 リモート I/O 局 1 局当りの 最大入出力点数 リモート I/O 局 1 QJ72LP25-25 互換性 ○ 16384 点 *1 ○ 16384 点 *1 ○ <リモート I/O 局→リモートマスタ局> *2 {(X + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 1600 バイト X + Y ≦ 2048 点 *3 ○ X + Y ≦ 4096 点 * 3 ○ M − 8192 点 △ SM − 2048 点 △ D − 12288 点 △ SD − 2048 点 △ 25Mbps/10Mbps ○ 局当りのデバイス 点数 置換え時の留意点 通信速度 10Mbps 通信方式 トークンリング方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) ○ 伝送路形式 二重ループ ○ 伝送フォーマット 最大ネットワーク数 HDLC 準拠(フレーム形式) 239(PC 間ネットとリモート I/O ネットの合計数) ○ ○ 1 ネットワークの接続局数 65 局(リモートマスタ局:1,リモート I/O 局:64)* 4 ○ MELSECNET/H からの 新規機能です。 MELSECNET/H からの 新規機能です。 MELSECNET/H からの 新規機能です。 MELSECNET/H からの 新規機能です。 SI 光ケーブル 使用するケーブル H-PCF 光ケーブル ○ 広帯域 H-PCF 光ケーブル QSI 光ケーブル 総延長距離 30km ○ < 10Mbps 時> SI 光ケーブル:500m H-PCF 光ケーブル:1km SI 光ケーブル:500m H-PCF 光ケーブル:1km 局間距離 広帯域 H-PCF 光ケーブル: 1km QSI 光ケーブル:1km 広帯域 H-PCF 光ケーブル: ○ 1km QSI 光ケーブル:1km < 25Mbps 時> SI 光ケーブル:200m H-PCF 光ケーブル:400m 広帯域 H-PCF 光ケーブル: △ 1km SI 光ケーブル,H-PCF 光ケーブル使用時は, 10Mbps を使用してくだ さい。 QSI 光ケーブル:1km 誤り制御方式 CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリトラ イ ○ (次のページへ) * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 X/Y 番号が重複している場合は,片側のみ対象となります。 * 4 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 64 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5 - 22 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 項 目 仕 様 AJ72QLP25/A1SJ72QLP25 QJ72LP25-25 互換性 置換え時の留意点 • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 RAS 機能 • 自局のリンク回線チェックの診断機能 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 ○ • ネットワークモニタ,各種診断機能 • 周辺機器によるモニタ,プ ログラムアップ/ダウン トランジェント伝送 ロードなど • インテリジェント機能ユ ニット使用可能 • リンク専用命令 5 - 23 • 1:1 交信(モニタ,プログ ラムアップ/ダウンロード など) • リンク専用命令 リンク専用命令の比較に △ ついては,5.6.2 項を参 照してください。 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 2) AJ72QLP25G と QJ72LP25G との比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ72QLP25G X/Y 8192 点 ○ ○ 8192 点 16384 点 8192 点 16384 点 * 1 最大入出力点数 <リモート I/O 局→リモートマスタ局> *2 ○ {(X + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 1600 バイト X + Y ≦ 2048 点 *3 X + Y ≦ 4096 点 *3 ○ M − 8192 点 △ SM − 2048 点 △ D − 12288 点 △ SD − 2048 点 △ 局当りのデバイス 点数 通信速度 10Mbps 通信方式 トークンリング方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) ○ 伝送路形式 二重ループ ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ 最大ネットワーク数 239(PC 間ネットとリモート I/O ネットの合計数) ○ 1 ネットワークの接続局数 65 局(リモートマスタ局:1,リモート I/O 局:64)* 4 ○ 使用するケーブル 総延長距離 GI 光ケーブル 30km ○ ○ 局間距離 GI 光ケーブル:2km ○ 誤り制御方式 置換え時の留意点 ○ W リモート I/O 局 1 局当りの 互換性 *1 B 1 局当りの最大リンク点数 リモート I/O 局 1 QJ72LP25G MELSECNET/H からの 新規機能です。 MELSECNET/H からの 新規機能です。 MELSECNET/H からの 新規機能です。 MELSECNET/H からの 新規機能です。 ○ CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリトラ イ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 RAS 機能 • 自局のリンク回線チェックの診断機能 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 ○ • ネットワークモニタ,各種診断機能 • 周辺機器によるモニタ,プ ログラムアップ/ダウン トランジェント伝送 ロードなど • インテリジェント機能ユ ニット使用可能 • 1:1 交信(モニタ,プログ ラムアップ/ダウンロード など) リンク専用命令の比較に △ • リンク専用命令 ついては,5.6.2 項を参 照してください。 • リンク専用命令 * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 X/Y 番号が重複している場合は,片側のみ対象となります。 * 4 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 64 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5 - 24 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 3) AJ72QLR25/A1SJ72QLR25 と QJ72BR15 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 AJ72QLR25/A1SJ72QLR25 X/Y 8192 点 B 8192 点 16384 点 W 8192 点 16384 点 *1 <リモート I/O 局→リモートマスタ局> *2 リモート I/O 局 1 局当りの 最大入出力点数 互換性 {(X + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 1600 バイト X + Y ≦ 2048 点 *3 ○ ○ ○ X + Y ≦ 4096 点 * 3 ○ M − 8192 点 △ SM − 2048 点 △ D − 12288 点 △ SD − 2048 点 △ 局当りのデバイス 点数 通信速度 10Mbps 通信方式 トークンリング方式 同期方式 フレーム同期方式 符号化方式 置換え時の留意点 ○ *1 1 局当りの最大リンク点数 リモート I/O 局 1 QJ72BR15 NRZI 符号 (Non Return to Zero Inverted) MELSECNET/H からの新 規機能です。 MELSECNET/H からの新 規機能です。 MELSECNET/H からの新 規機能です。 MELSECNET/H からの新 規機能です。 ○ トークンバス方式 △ 通信方式は異なりますが, 留意点はありません。 ○ マンチェスタ符号 △ 符号化方式は異なります が,留意点はありません。 同軸バスシステムは,ルー プバック機能,多重伝送機 伝送路形式 二重ループ 一重バス △ 能が使用できません。 ループバック機能,多重伝 送機能を使用する場合は, 光ループシステムをご検討 ください。 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ 最大ネットワーク数 239(PC 間ネットとリモート I/O ネットの合計数) ○ 同軸バスシステムのリモー ト I/O 局は,32 台までで 1 ネットワークの接続局数 65 局(リモートマスタ局: 33 局(リモートマスタ局: 1, リモート I/O 局:64)* 4 1, リモート I/O 局:32)* 5 す。 △ リモート I/O 局を 33 台以 上接続する場合は,光ルー プシステムをご検討くださ い。 使用するケーブル 総延長距離 3C-2V ○ 5C-2V,5C-FB 3C-2V:19.2km 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB:30km 5C-2V,5C-FB:500m △ A6BR10/A6BR10-DC 形 リピータユニットを使用す る,または光ループシステ ムをご検討ください。 局間距離 誤り制御方式 3C-2V:300m 5C-2V,5C-FB:500m CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリト ライ ○ ○ (次のページへ) * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 X/Y 番号が重複している場合は,片側のみ対象となります。 * 4 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 64 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 * 5 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 32 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5 - 25 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 項 目 仕 様 AJ72QLR25/A1SJ72QLR25 QJ72BR15 互換性 置換え時の留意点 • 異常検出およびケーブル 断線によるループバック 機能 • 自局のリンク回線チェッ RAS 機能 クの診断機能 • リンク特殊リレー,リン ク特殊レジスタによる異 常検出 • ネットワークモニタ,各 • 自局のリンク回線チェッ 同軸バスシステムは,ループ バック機能が使用できませ クの診断機能 • リンク特殊リレー,リン ク特殊レジスタによる異 △ 常検出 ん。 ループバック機能を使用する 場合は,光ループシステムを • ネットワークモニタ,各 ご検討ください。 種診断機能 種診断機能 • 周辺機器によるモニタ, プログラムアップ/ダウ トランジェント伝送 ンロードなど • インテリジェント機能ユ ニット使用可能 • 1:1 交信(モニタ,プロ グラムアップ/ダウン ロードなど) • リンク専用命令 リンク専用命令の比較につい △ ては,5.6.2 項を参照してく ださい。 • リンク専用命令 5 - 26 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 4) AJ72QBR15/A1SJ72QBR15 と QJ72BR15 との性能比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 項 目 AJ72QBR15/ QJ72BR15 A1SJ72QBR15 1 ネットワーク当り の最大リンク点数 X/Y B 8192 点 16384 点 W 8192 点 16384 点 *1 <リモート I/O 局→リモートマスタ局> *2 リモート I/O 局 1 局当りの 最大入出力点数 *3 X + Y ≦ 4096 点 ○ ○ {(X + B) ÷ 8 + (2 × W)}≦ 1600 バイト X + Y ≦ 2048 点 ○ *3 ○ M − 8192 点 △ SM − 2048 点 △ D − 12288 点 △ SD − 2048 点 △ 局当りのデバイス 点数 通信速度 10Mbps ○ 通信方式 トークンバス方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 マンチェスタ符号 ○ 伝送路形式 一重バス ○ 伝送フォーマット HDLC 準拠(フレーム形式) ○ 最大ネットワーク数 239(PC 間ネットとリモート I/O ネットの合計数) ○ 1 ネットワークの接続局数 33 局(リモートマスタ局:1,リモート I/O 局:32)* 4 ○ 使用するケーブル 3C-2V 5C-2V,5C-FB ○ 総延長距離 局間距離 誤り制御方式 置換え時の留意点 ○ *1 1 局当りの最大リンク点数 リモート I/O 局 1 8192 点 互換性 3C-2V:300m MELSECNET/H からの新規 機能です。 MELSECNET/H からの新規 機能です。 MELSECNET/H からの新規 機能です。 MELSECNET/H からの新規 機能です。 ○ 5C-2V,5C-FB:500m 3C-2V:300m ○ 5C-2V,5C-FB:500m CRC(X16 + X12 + X5 + 1) およびタイムオーバによるリ トライ ○ • 異常検出およびケーブル断線によるループバック機能 RAS 機能 • 自局のリンク回線チェックの診断機能 • リンク特殊リレー,リンク特殊レジスタによる異常検出 ○ • ネットワークモニタ,各種診断機能 • 周辺機器によるモニタ, プログラムアップ/ダウ トランジェント伝送 ンロードなど • インテリジェント機能ユ ニット使用可能 • 1:1 交信(モニタ,プロ グラムアップ/ダウン ロードなど) △ • リンク専用命令 リンク専用命令の比較につい ては,5.6.2 項を参照してく ださい。 • リンク専用命令 * 1 リモートマスタ局→リモートサブマスタ局,リモート I/O 局:8192 点 リモートサブマスタ局,リモート I/O 局→リモートマスタ局:8192 点 * 2 リモートマスタ局には,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を含みます。 * 3 X/Y 番号が重複している場合は,片側のみ対象となります。 * 4 多重リモート I/O ネット時は,リモート I/O 局の 32 局の内,1 局分を多重リモートサブマスタ局に使用します。 5 - 27 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 5.2.2 ケーブル仕様比較 (1) 光ファイバケーブル (a) 総延長距離 光ファイバケーブルによって,総延長距離 (30km) は異なりません。 (b) 局間距離 1) SI 光ファイバケーブル ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 種 類 A/AnS/QnA/QnAS シリーズ MELSECNET/10 ユニット (光ループ) Q シリーズ MELSECNET/H ユニット 互換性 置換え時の留意点 (光ループ) 10Mpbs 時 25Mbps 時 SI 光ファイバケーブル 500m 500m 200m △ 下記* 1 参照 H-PCF 光ファイバケーブル 1km 1km 400m △ 下記* 1 参照 1km 1km 広帯域 H-PCF 光ファイバケー ブル ○ * 1 局間距離が MELSECNET/H の仕様を満足しない場合は,通信速度 10Mbps で使用する,光ファイバケーブルの種類を 変更する,または既存ケーブルの途中に中継局を設けてください。 2) GI 光ファイバケーブル ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 種 類 仕 様 A/AnS/QnA/QnAS シリーズ MELSECNET/10 ユニット (光ループ) GI 光ファイバケーブル Q シリーズ MELSECNET/H ユニット 互換性 置換え時の留意点 (光ループ) 2km 2km ○ (2) 同軸ケーブル (a) 総延長距離 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 種 類 A/AnS/QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 同軸バス 同軸ループ 互換性 置換え時の留意点 (同軸バス) 3C-2V 300m 19.2km 300m △ 下記* 1 参照 5C-2V 500m 30km 500m △ 下記* 1 参照 5C-FB 500m 30km 500m △ 下記* 1 参照 * 1 総延長距離が MELSECNET/H の仕様を満足しない場合は,ネットワーク内に A6BR10/A6BR10-DC 形リピータユ ニットを使用するか,または別ネットワークを構築ください。 (b) 局間距離 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 仕 様 種 類 A/AnS/QnA/QnAS シリーズ MELSECNET/10 ユニット 同軸バス Q シリーズ MELSECNET/H ユニット 同軸ループ 互換性 置換え時の留意点 (同軸バス) 3C-2V 300m 300m 300m ○ 5C-2V 500m 500m 500m ○ 5C-FB 500m 500m 500m ○ 5 - 28 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 備 考 A6BR10/A6BR10-DC 形 MELSECNET/10 同軸バスシステム用リピータユニットを使用した延長 方法を下記に示します。 詳しくは,A6BR10/A6BR10-DC 形 MELSECNET/10 同軸バスシステム用リピータユニットユー ザーズマニュアル(IB-68426)を参照してください。 (1) 500m(5C-2V, 5C-FB),300m(3C-2V) の局間距離を延ばすことができます。 最大 500m (5C-2V, 5C-FB) 300m (3C-2V) CPU BR R R A6B R10 BR ・・・QJ71BR11 R R ・・・終端抵抗 R CPU BR 最大 500m (5C-2V, 5C-FB) 300m (3C-2V) 1 つのネットワークでリピータユニットを 4 台まで使用できます。* 2 総延長距離を最大 2.5km にできます。 (2) CPU BR CPU BR CPU BR R R A6B R10 R CPU BR CPU BR R R A6B R10 A6B R10 R R CPU BR 最大2.5km * 2 終端抵抗 A6RCON-R75(別売)の追加が必要です。 5 - 29 R A6B R10 R R CPU BR 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 5.3 機能比較 (1) A/AnS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 項 目 A/AnS シリーズ Q シリーズ 互換性 置換え時の留意点 MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット サ イ ク 入出力ユニットとの交 X/Y(LX/LY) を使用し,リモート I/O 局の入出力ユ 信 ニットと交信する機能です。 ○ リ ッ 特殊機能ユニットとの X/Y(LX/LY),B/W(LB/LW) を使用し,リモート I/O 局の特殊機能ユニットと交信する機能です。 ク 交信 ○ 伝 送 データリンクの停止/ GX Developer などからサイクリック伝送を一時的に 機 再起動機能 停止させる機能です。 能 ○ ト ZNFR 命令,ZNTO 命令は使用 ラ ン N:N 交信機能 ジ 各局間で交信要求があったときのみ交信する機能です。 (リンク専用命令,GX Developer などによる交信) △ できません。 REMFR 命令,REMTO 命令に 変更してください。 ェ ン ト 伝 送 ルーチング機能 他のネットワーク No. の局へトランジェント伝送を行 う機能です。 ○ 機 能 将来接続する局を予約局として扱う機能です。 予約局機能 実際に接続されていない局を予約局に指定することで, ○ 交信異常は発生しません。 I/O 割付け機能 コンスタントリンクス キャン機能 拡 多重伝送機能 張 機 復列局数設定機能 能 ZNFR/ZNTO 命令ア クセス数設定機能 リモート I/O 局のユニット構成を設定する機能です。 △ リンクスキャンタイムを一定に保つ機能です。 ○ 2 重伝送路(正ループ/副ループ)を使用し,通信を 高速に行う機能です。 1 リンクスキャン中に復列できる局数を設定する機能 です。 です。 ラメータで設定してください。 ○ ○ 1 リンクスキャン中に実行できるトランジェント伝送 の回数(1 ネットワーク全体の合計)を設定する機能 リモート I/O ユニットの PC パ 1 リンクスキャン中に実行でき △ るトランジェント伝送の回数は, 2 回(固定)です。 (次のページへ) 5 - 30 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 項 目 自動復列機能 ループバック機能 R 局切離し機能 A/AnS シリーズ Q シリーズ 互換性 MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット データリンクから解列された局が,正常状態に戻ると 自動的に復列してデータリンクが再開される機能です。 ケーブルの断線などの異常発生時に異常箇所を切り離 し,動作可能な局間で正常動作を継続する機能です。 電源 OFF の局およびダウン局以外の動作可能な局間 で,正常動作を継続する機能です。 ○ ○ ○ • 局間テストは,正ループ/副 A ループテストで代用ください。 S 機 能 置換え時の留意点 診断機能 ネットワークの回線状態,ユニットの設定状態などを 確認する機能です。 △ • 正ループ/副ループテストは, GX Developer のネットワー クパラメータで診断項目を設 定してください。 ヒューズ断エラー/入 出力照合エラーチェッ クなし機能 ヒューズ断エラー,入出力照合エラーのエラーチェッ クを設定する機能です。 △ リモート I/O ユニットの PC パ ラメータで設定してください。 (2) QnA/QnAS シリーズとの比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 項 目 QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ 互換性 置換え時の留意点 MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット サ イ ク リ ッ ク 伝 入出力ユニットとの交 X/Y(LX/LY) を使用し,リモート I/O 局の入出力ユ 信 ニットと交信する機能です。 特殊機能ユニットとの X/Y(LX/LY),B/W(LB/LW) を使用し,リモート I/O 交信 局の特殊機能ユニットと交信する機能です。 サイクリック伝送の停 GX Developer などからサイクリック伝送を一時的に 止/再起動 停止させる機能です。 リンクデバイスのダイ シーケンスプログラムからネットワークユニットのリ レクトアクセス 送 ネットワークリフレッ 機 シュパラメータのデ 能 フォルト ンクデバイスを直接読書きする機能です。 リフレッシュパラメータのデフォルト値を使用するこ とにより,リフレッシュパラメータの設定を不要にす ラ ン ルーチング機能 ○ ○ ○ ○ る機能です。 トランジェント伝送機 各局間で交信要求があったときのみ交信する機能です。 ト 能 ○ (リンク専用命令,GX Developer などによる交信) 他のネットワーク No. の局へトランジェント伝送を行 う機能です。 ○ ○ ZNFR 命令,ZNTO 命令は使用 ジ ェ ン リンク専用命令 リンク専用命令を使用し,他局と任意のタイミングで 交信する機能です。 △ できません。 REMFR 命令,REMTO 命令に 変更してください。 ト 伝 デフォルトネットワー アクセス先のネットワーク No. を指定できない要求な 送 クの指定 どを処理する機能です。 ○ 機 周辺機器によるネット GX Developer などから,ネットワーク上に接続され 能 ワーク上の局への時計 ている CPU ユニットに対して時計を設定する機能で 設定 ○ す。 (次のページへ) 5 - 31 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 項 目 QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ 互換性 置換え時の留意点 MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 多重伝送機能 2 重伝送路(正ループ/副ループ)を使用し,通信を 高速に行う機能です。 ○ 将来接続する局を予約局として扱う機能です。 予約局機能 実際に接続されていない局を予約局に指定することで, ○ 交信異常は発生しません。 • Q12PH/Q25PH/Q12PRH/ Q25PRHCPU に装着時のみ使 用可能です。 • 多重リモートマスタ局および 多重リモートマスタ局がダウン時に,自動的に多重リ 多重マスタシステム モートサブマスタ局がリモート I/O 局を制御する機能 △ です。 多重リモートサブマスタ局を, 同一のシーケンサ CPU に装着 することはできません。 別々の CPU に装着してくださ い。 MELSECNET/H のリモート I/O 並列マスタシステム CPU 異常によるシステムダ ウン時のリモート I/O 局出 力状態の設定 自動復列機能 ループバック機能 局切り離し機能 同一ネットワーク内に,2 台のリモートマスタ局を設 定する機能です。 リモートマスタ局が異常時に,リモート I/O 局の出力 状態を保持する機能です。 データリンクから解列された局が,正常状態に戻ると 自動的に復列してデータリンクが再開される機能です。 ケーブルの断線などの異常発生時に異常箇所を切り離 し,動作可能な局間で正常動作を継続する機能です。 電源 OFF の局およびダウン局以外の動作可能な局間 で,正常動作を継続する機能です。 ネットワークでは構築できませ △ ん。 2 つのネットワーク構成にして ください。 △ リモート I/O ユニットの PC パ ラメータで設定してください。 ○ ○ ○ シーケンサ CPU 異常 停止エラーが発生している CPU ユニットに対して, R A S 機 時でもトランジェント GX Developer などからネットワーク経由でエラー内 伝送可能 トランジェント伝送の トランジェント伝送の異常完了時刻,異常検出ネット 異常検出時刻の確認 ○ 容を確認する機能です。 ワーク No.,異常検出局番を確認する機能です。 ○ • 局間テストは,正ループ/副 能 ループテストで代用ください。 診断機能 ネットワークの回線状態,ユニットの設定状態などを 確認する機能です。 △ • 正ループ/副ループテストは, GX Developer のネットワー クパラメータで診断項目を設 定してください。 ヒューズ断エラー/入 出力照合エラーチェッ クなし機能 ヒューズ断エラー,入出力照合エラーのエラーチェッ クを設定する機能です。 △ リモート I/O ユニットの PC パ ラメータで設定してください。 5 - 32 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 5.4 スイッチ設定比較 (1) A/AnS シリーズ (a) リモートマスタ局のスイッチ設定比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 スイッチ名称 A/AnS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 置換え時の留意点 • GX Developer のネットワーク ネットワーク No. 設定ス イッチ パラメータで設定してください。 ネットワーク No. を設定す − る。 △ • ネットワーク No.240 ∼ No.255 は設定できません。 未使用のネットワーク No. に置 き換えてください。 【QJ71LP21-25,QJ71LP21S-25 使用時】 モードを設定する。 <設定範囲> モードを設定する。 <設定範囲> 0:オンライン 2:オフライン 5:局間テスト(主局) モード設定ス 6:局間テスト(従局) イッチ 7:自己折返しテスト 8:内部自己折返しテスト 9:H/W テスト D:ネットワーク No. 確認 E:グループ No. 確認 F:局番号確認 0:オンライン (10Mbps) 1:自己折返しテスト (10Mbps) 2:内部自己折返しテスト • オフライン,ループテストは, (10Mbps) GX Developer のネットワーク 3:ハードウェアテスト パラメータで設定してください。 (10Mbps) • 局間テストは,正ループ/副 4:オンライン (25Mbps) 5:自己折返しテスト (25Mbps) △ 6:内部自己折返しテスト ループテストで代用ください。 • ネットワーク No.,グループ No.,局番号の確認は,GX (25Mbps) Developer のネットワーク診断 7:ハードウェアテスト (自局情報)で確認してくださ い。 (25Mbps) 【QJ71LP21G,QJ71BR11 使用時】 モードを設定する。 <設定範囲> 0:オンライン 1:自己折返しテスト 2:内部自己折返しテスト 3:ハードウェアテスト 条件設定ス イッチ 5 - 33 動作条件を設定する。 − △ GX Developer のネットワークパ ラメータで設定してください。 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) (b) リモート I/O 局のスイッチ設定比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 スイッチ名称 A/AnS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 置換え時の留意点 【QJ72LP25-25 使用時】 モードを設定する。 <設定範囲> 0:オンライン (10Mbps) モードを設定する。 1:自己折返しテスト (10Mbps) <設定範囲> 2:内部自己折返しテスト 0:オンライン 2:オフライン 3:ループテスト(正ルー モード設定ス イッチ プ) 4:ループテスト(副ルー プ) 5:局間テスト(主局) 6:局間テスト(従局) 7:自己折返しテスト • オフライン,ループテストは, (10Mbps) GX Developer のネットワーク 3:ハードウェアテスト パラメータで設定してください。 (10Mbps) 4:オンライン (25Mbps) 5:自己折返しテスト (25Mbps) 6:内部自己折返しテスト (25Mbps) 7:ハードウェアテスト (25Mbps) 8:内部自己折返しテスト 【QJ72LP25G,QJ72BR15 使用時】 9:H/W テスト モードを設定する。 F:局番号確認 <設定範囲> • 局間テストは,正ループ/副 △ ループテストで代用ください。 • ネットワーク No.,グループ No.,局番号の確認は,GX Developer のネットワーク診断 (自局情報)で確認してくださ い。 0:オンライン 1:自己折返しテスト 2:内部自己折返しテスト 3:ハードウェアテスト 5 - 34 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) (2) QnA/QnAS シリーズ (a) リモートマスタ局のスイッチ設定比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 スイッチ名称 ネットワーク No. 設定ス イッチ QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット ネットワーク No. を設定す − る。 互換性 △ 置換え時の留意点 GX Developer のネットワークパ ラメータで設定してください。 【QJ71LP21-25,QJ71LP21S-25 使用時】 モードを設定する。 モードを設定する。 <設定範囲> 0:オンライン 2:オフライン 3:ループテスト(正ルー プ) 4:ループテスト(副ルー モード設定ス イッチ プ) 5:局間テスト(主局) 6:局間テスト(従局) 7:自己折返しテスト 8:内部自己折返しテスト <設定範囲> 0:オンライン (10Mbps) 1:自己折返しテスト (10Mbps) 2:内部自己折返しテスト • オフライン,ループテストは, (10Mbps) GX Developer のネットワーク 3:ハードウェアテスト パラメータで設定してください。 (10Mbps) • 局間テストは,正ループ/副 4:オンライン (25Mbps) 5:自己折返しテスト (25Mbps) △ 6:内部自己折返しテスト ループテストで代用ください。 • ネットワーク No.,グループ No.,局番号の確認は,GX (25Mbps) Developer のネットワーク診断 7:ハードウェアテスト (自局情報)で確認してくださ (25Mbps) 9:H/W テスト 【QJ71LP21G,QJ71BR11 使用時】 D:ネットワーク No. 確認 モードを設定する。 E:グループ No. 確認 <設定範囲> F:局番号確認 0:オンライン い。 1:自己折返しテスト 2:内部自己折返しテスト 3:ハードウェアテスト 条件設定ス イッチ 5 - 35 動作条件を設定する。 − △ GX Developer のネットワークパ ラメータで設定する。 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) (b) リモート I/O 局のスイッチ設定比較 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 スイッチ名称 QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 置換え時の留意点 【QJ72LP25-25 使用時】 モードを設定する。 <設定範囲> 0:オンライン (10Mbps) モードを設定する。 1:自己折返しテスト (10Mbps) <設定範囲> 2:内部自己折返しテスト 0:オンライン 2:オフライン 3:ループテスト(正ルー モード設定ス イッチ プ) 4:ループテスト(副ルー プ) 5:局間テスト(主局) 6:局間テスト(従局) 7:自己折返しテスト • オフライン,ループテストは, (10Mbps) GX Developer のネットワーク 3:ハードウェアテスト パラメータで設定してください。 (10Mbps) 4:オンライン (25Mbps) 5:自己折返しテスト (25Mbps) 6:内部自己折返しテスト • 局間テストは,正ループ/副 △ (25Mbps) ループテストで代用ください。 • ネットワーク No.,グループ No.,局番号の確認は,GX 7:ハードウェアテスト Developer のネットワーク診断 (25Mbps) (自局情報)で確認してくださ 8:内部自己折返しテスト 【QJ72LP25G,QJ72BR15 使用時】 9:H/W テスト モードを設定する。 F:局番号確認 <設定範囲> い。 0:オンライン 1:自己折返しテスト 2:内部自己折返しテスト 3:ハードウェアテスト 条件設定ス イッチ 動作条件を設定する。 − △ MELSECNET/H では留意点はあ りません。 5 - 36 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 5.5 パラメータ比較 (1) A/AnS シリーズ (a) リモートマスタ局のパラメータ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 パラメータ名称 A/AnS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 ネットワーク種別 ネットワーク種別 ○ 先頭 I/O No. 先頭 I/O No. ○ 置換え時の留意点 ネットワーク No.240 ∼ No.255 ネットワーク No. ネットワーク No. △ 総(子)局数 総(子)局数 ○ モード △ は設定できません。 未使用のネットワーク No. に置き 換えてください。 モードは,GX Developer のネッ − ネットワークパ ださい。 ラメータ 監視時間 LB/LW 設定 監視時間 ○ BW 設定 ○ ネットワーク範 LX/LY 設定 ネットワーク範 XY 設定 ○ 囲割付(共通パ 予約局指定 囲割付(共通パ 予約局指定 ○ ラメータ) ラメータ) I/O 割付設定 補助設定 リフレッシュパラメータ 5 - 37 トワークパラメータで設定してく − △ 補助設定 リフレッシュパラメータ ○ ○ ルーチングパラメータ ルーチングパラメータ ○ 他局アクセス時の有効ユニット 他局アクセス時の有効ユニット ○ 各リモート I/O 局の PC パラメー タで設定してください。 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) (b) リモート I/O 局のパラメータ リモート I/O 局にインテリジェント機能ユニットを装着する場合は,パラメータの設定を行ってく ださい。 入出力ユニットのみを装着する場合は,パラメータの設定を行わなくても動作可能です。(デフォ ルト値で動作します。) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 パラメータ名称 A/AnS シリーズ Q シリーズ 互換性 置換え時の留意点 MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット − PC システム設定 △ − PC RAS 設定 △ MELSECNET/H の新規パラメータ。 (空きスロット点数などを設定します。) MELSECNET/H の新規パラメータ。 (エラー時の運転モード,エラーチェックを 設定します。 ) PC パラメータ − 動作設定 △ − I/O 割付設定 △ MELSECNET/H の新規パラメータ。 (デバイス間転送パラメータを設定します。 ) MELSECNET/H の新規パラメータ。 (リモート I/O 局の I/O 割付などを設定しま す。) MELSECNET/H の新規パラメータ。 Ethernet ネットワークパ ラメータ △ (リモート I/O 局に装着した Ethernet ユ ニットのネットワークパラメータを設定し ます。 ) − MELSECNET/H の新規パラメータ。 CC-Link △ (リモート I/O 局に装着した CC-Link ユ ニットのネットワークパラメータを設定し ます。 ) MELSECNET/H の新規パラメータ。 リモートパス ワード (リモート I/O 局に装着した Ethernet ユ − リモートパスワード設定 △ ニット,シリアルコミュニケーションユ ニットなどのリモートパスワードを設定し ます。 ) 5 - 38 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) (2) QnA/QnAS シリーズ (a) リモートマスタ局のパラメータ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 パラメータ名称 QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 ネットワーク種別 ネットワーク種別 ○ 先頭 I/O No. 先頭 I/O No. ○ ネットワーク No. ネットワーク No. ○ 総(子)局数 総(子)局数 ○ モード △ 置換え時の留意点 モードは,GX Developer のネット − ワークパラメータで設定してくださ い。 監視時間 ネットワークパ ラメータ 監視時間 BW 設定 ○ BW 設定 ○ ネットワーク XY 設定 ネットワーク XY 設定 ○ 範囲割付(共 予約局指定 範囲割付(共 予約局指定 ○ 通パラメータ) I/O 割付設定 通パラメータ) − △ 補助設定 補助設定 ○ リフレッシュパラメータ リフレッシュパラメータ ○ ルーチングパラメータ ルーチングパラメータ ○ 他局アクセス時の有効ユニッ 他局アクセス時の有効ユニッ ト ト 各リモート I/O 局の PC パラメータで 設定してください。 ○ (b) 多重リモートマスタ局 * 1 のパラメータ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 パラメータ名称 QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 ネットワーク種別 ネットワーク種別 ○ 先頭 I/O No. 先頭 I/O No. ○ ネットワーク No. ネットワーク No. ○ 総(子)局数 総(子)局数 ○ グループ No. △ 置換え時の留意点 リモート I/O ネットでは使用しませ − ん。 「0」を設定してください。 モードは,GX Developer のネット − モード △ い。 ネットワークパ 監視時間 ラメータ 監視時間 ○ BW 設定 BW 設定 ○ XY 設定 XY 設定 ○ ○ ネットワーク 予約局指定 ネットワーク 予約局指定 範囲割付(共 リモートサブ 範囲割付(共 リモートサブ 通パラメータ) マスタ局指定 通パラメータ) マスタ局指定 I/O 割付設定 − ○ △ 補助設定 リフレッシュパラメータ 補助設定 リフレッシュパラメータ ○ ○ ルーチングパラメータ ルーチングパラメータ ○ * 1 多重リモートマスタ局は多重マスタシステムの局種別です。 下記 CPU ユニットのみ多重マスタシステムに対応しています。 ・プロセス CPU ・二重化 CPU 5 - 39 ワークパラメータで設定してくださ 各リモート I/O 局の PC パラメータで 設定してください。 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) (c) 多重リモートサブマスタ局 * 1 のパラメータ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 パラメータ名称 QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 ネットワーク種別 ネットワーク種別 ○ 先頭 I/O No. 先頭 I/O No. ○ ネットワーク No. ネットワーク No. ○ 置換え時の留意点 MELSECNET/H の新規パラメータ。 − 総(子)局数 △ (多重リモートサブマスタ局のみで, リモート I/O 局の制御を可能にするた め設定が必要です。) リモート I/O ネットでは使用しませ − グループ No. △ ん。 「0」を設定してください。 モードは,GX Developer のネット ネットワークパ − モード △ ラメータ ワークパラメータで設定してくださ い。 − 監視時間 △ BW 設定 △ ネットワーク XY 設定 △ 範囲割付(共 予約局指定 △ 通パラメータ) リモートサブ マスタ局指定 △ 補助設定 △ リフレッシュパラメータ リフレッシュパラメータ ○ ルーチングパラメータ ルーチングパラメータ ○ 他局アクセス時の有効ユニッ 他局アクセス時の有効ユニッ ト ト MELSECNET/H の新規パラメータ。 (多重リモートサブマスタ局のみで, リモート I/O 局の制御を可能にするた め設定が必要です。) ○ * 1 多重リモートサブマスタ局は多重マスタシステムの局種別です。 下記 CPU ユニットのみ多重マスタシステムに対応しています。 ・プロセス CPU ・二重化 CPU (d) 並列リモートマスタ局のパラメータ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 パラメータ名称 ネットワークパ ラメータ QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 ネットワーク種別 △ 先頭 I/O No. △ ネットワーク No. △ 総(子)局数 △ ネットワーク 範囲割付(共 監視時間 △ BW 設定 △ XY 設定 △ サブ BW 設定 △ MELSECNET/H のリモート I/O ネッ サブ XY 設定 △ トワークでは構築できません。 △ 2 つのネットワーク構成にしてくださ い。 リモートサブ 通パラメータ) マスタ局指定 予約局指定 − △ I/O 割付設定 △ 補助設定 △ リフレッシュパラメータ △ ルーチングパラメータ △ 他局アクセス時の有効ユニッ ト 置換え時の留意点 △ 5 - 40 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) (e) 並列リモートサブマスタ局のパラメータ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 パラメータ名称 ネットワークパ ラメータ QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 ネットワーク種別 △ 先頭 I/O No. △ ネットワーク No. △ − リフレッシュパラメータ ルーチングパラメータ △ △ 他局アクセス時の有効ユニッ 置換え時の留意点 MELSECNET/H のリモート I/O ネッ トワークでは構築できません。 2 つのネットワーク構成にしてくださ い。 △ ト (f) リモート I/O 局のパラメータ リモート I/O 局にインテリジェント機能ユニットを装着する場合は,パラメータの設定を行ってく ださい。 入出力ユニットのみを装着する場合は,パラメータの設定を行わなくても動作可能です。(デフォ ルト値で動作します。) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 パラメータ名称 QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 置換え時の留意点 MELSECNET/H の新規パラメータ。 − PC システム設定 △ (空きスロット点数などを設定しま す。) MELSECNET/H の新規パラメータ。 − PC RAS 設定 △ (エラー時の運転モード,エラー チェックを設定します。) MELSECNET/H の新規パラメータ。 PC パラメータ − 動作設定 △ (デバイス間転送パラメータを設定し ます。 ) MELSECNET/H の新規パラメータ。 − I/O 割付設定 △ (リモート I/O 局の I/O 割付などを設 定します。) MELSECNET/H の新規パラメータ。 Ethernet ネットワークパ ラメータ △ (リモート I/O 局に装着した Ethernet ユニットのネットワークパラメータを 設定します。 ) − MELSECNET/H の新規パラメータ。 CC-Link △ (リモート I/O 局に装着した CC-Link ユニットのネットワークパラメータを 設定します。 ) リモートパス ワード MELSECNET/H の新規パラメータ。 (リモート I/O 局に装着した Ethernet − リモートパスワード設定 △ ユニット,シリアルコミュニケーショ ンユニットなどのリモートパスワード を設定します。) 5 - 41 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 5.6 プログラム比較 5.6.1 リンク特殊リレー (SB) /リンク特殊レジスタ (SW) の比較 インタロック用プログラムで使用する,リンク特殊リレー (SB),リンク特殊レジスタ (SW) のみ下 記に示します。 下記のデバイス名およびデバイス番号は,MELSECNET/10 ユニットまたは MELSECNET/H ユニッ ト内部のリンクデバイスで説明を行っています。 シーケンスプログラムを変更する場合は,リフレッシュパラメータでリンクデバイスのリフレッシュ 先デバイスを確認してから行ってください。 (1) A/AnS シリーズ (a) リンク特殊リレー (SB) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 番 号 項 目 A/AnS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 ユニット状態 SB0020 SB0020 ○ バトンパス状態(自局) SB0047 SB0047 ○ 各局のデータリンク状態 SB0049 SB0049 ○ 各局バトンパス状態 SB0070 SB0070 ○ 各局サイクリック伝送状態 SB0074 SB0074 ○ 置換え時の留意点 (b) リンク特殊レジスタ (SW) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 番 号 項 目 A/AnS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 各局バトンパス状態 SW0070 ∼ SW0073 SW0070 ∼ SW0073 ○ 各局サイクリック伝送状態 SW0074 ∼ SW0077 SW0074 ∼ SW0077 ○ 置換え時の留意点 (2) QnA/QnAS シリーズ (a) リンク特殊リレー (SB) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 番 号 項 目 QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 ユニット状態 SB0020 SB0020 ○ バトンパス状態(自局) SB0047 SB0047 ○ 各局のデータリンク状態 SB0049 SB0049 ○ 各局バトンパス状態 SB0070 SB0070 ○ 各局サイクリック伝送状態 SB0074 SB0074 ○ 置換え時の留意点 (b) リンク特殊レジスタ (SW) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 番 号 項 目 QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 互換性 各局バトンパス状態 SW0070 ∼ SW0073 SW0070 ∼ SW0073 ○ 各局サイクリック伝送状態 SW0074 ∼ SW0077 SW0074 ∼ SW0077 ○ 置換え時の留意点 5 - 42 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 備 考 本項に記載以外のリンク特殊リレー (SB) およびリンク特殊レジスタ (SW) については,各マニュア ルを参照してください。 5.6.2 専用命令の比較 (1) A/AnS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 命令名 ZNFR 命令 ZNTO 命令 A/AnS シリーズ MELSECNET/10 ユニット Q シリーズ 互換性 MELSECNET/H ユニット 対象リモート I/O 局の特殊 対象リモート I/O 局のイン 機能ユニットのバッファメ テリジェント機能ユニット モリからデータを読み出し のバッファメモリからデー ます。 タを読み出します。 対象リモート I/O 局の特殊 対象リモート I/O 局のイン 機能ユニットのバッファメ テリジェント機能ユニット モリへデータを書き込みま のバッファメモリへデータ す。 を書き込みます。 置換え時の留意点 ZNFR 命令は使用できません。 △ REMFR 命令に変更してくだ さい。 ZNTO 命令は使用できませ △ ん。 REMTO 命令に変更してくだ さい。 (2) QnA/QnAS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 命令名 QnA/QnAS シリーズ Q シリーズ MELSECNET/10 ユニット MELSECNET/H ユニット 対象リモート I/O 局の特殊 対象リモート I/O 局のイン 機能ユニットのバッファメ テリジェント機能ユニット モリからデータを読み出し のバッファメモリからデー ます。 タを読み出します。 対象リモート I/O 局の特殊 対象リモート I/O 局のイン ZNTO 命令 機能ユニットのバッファメ モリへデータを書き込みま テリジェント機能ユニット のバッファメモリへデータ す。 を書き込みます。 SEND 命令 対象局へデータを送信します。 ZNFR 命令 RECV 命令 READ 命令,SREAD 命令 WRITE 命令,SWRITE 命 令 REQ 命令 5 - 43 SEND 命令で送信されたデータを CPU ユニットのデバ イスへ読み出します。 互換性 ZNFR 命令は使用できません。 △ ZNTO 命令は使用できませ △ ん。 REMTO 命令に変更してくだ さい。 ○ ○ ○ 他局のデバイスへデータを書き込みます。 ○ し/書込みを行います。 REMFR 命令に変更してくだ さい。 他局のデバイスデータを読み出します。 他局に対してリモート RUN/STOP,時計データの読出 置換え時の留意点 ○ ZNRD 命令 他局のデバイスデータを読み出します。 ○ ZNWR 命令 他局のデバイスへデータを書き込みます。 ○ 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) (3) Q シリーズリンク専用命令一覧 Q シリーズで使用できるリンク専用命令の一覧を下記に示します。 リンク専用命令の命令フォーマット,注意事項などについては,下記マニュアルを参照してください。 • Q 対応 MELSECNET/H ネットワークシステムリファレンスマニュアル(リモート I/O ネット編) • Q 対応 MELSECNET/H ネットワークシステムリファレンスマニュアル(PC 間ネット編) (a) リモート I/O 局用 ○:使用可,×:使用不可 命 令 名 称 実行局 対象局 内 容 QCPU リモート I/O ユニット 対象リモート I/O 局のインテリジェント機能ユニットの バッファメモリからデータ読出し。 CPU インテリジェント機能 REMFR ユニットバッファメモ マスタユニット ○ ワードデバイス 221 インテリジェント 機能ユニット バッファメモリ チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 REMFR リ読出し リモートI/O ユニット ○ 221 対象リモート I/O 局のインテリジェント機能ユニットの バッファメモリへデータ書込み。(多重リモートサブマス タ局から実行時は無処理。) CPU インテリジェント機能 REMTO ユニットバッファメモ マスタユニット リモートI/O ユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 ○ リ書込み REMTO インテリジェント 機能ユニット バッファメモリ ○ 754 対象ネットワーク№のリモート I/O 局のデバイスデータ読 出し(16 ビット単位)。 CPU READ 他局ワードデバイス読 出し ○ READ ワードデバイス 2594 マスタユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 リモートI/O ユニット ワードデバイス ○ 2594 対象ネットワーク№のリモート I/O 局へデバイスデータ書 込み(16 ビット単位)。 CPU WRITE 他局ワードデバイス書 込み ○ WRITE マスタユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 リモートI/O ユニット ワードデバイス ○ 361 5 - 44 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) (b) 多重リモートマスタ局,多重リモートサブマスタ局用 ○:使用可,×:使用不可 実行局 命 令 名 称 対象局 QnPH QnPRH CPU 多重 内 容 多重リモ リモート ートサブ CPU マスタ局 マスタ局 SEND:対象ネットワーク№の対象局(ネットワークユ ニット)へのデータ書込み。 SEND データ送信 ○ × RECV:SEND で送信されたデータを CPU デバイスに読 み出す。 ネットワーク ユニット CPU チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 SEND RECV データ受信 ○ × ネットワーク ユニット CPU 論理チャンネル1(チャンネル1) 論理チャンネル2(チャンネル2) 論理チャンネル3(チャンネル3) 論理チャンネル4(チャンネル4) 論理チャンネル5(チャンネル5) 論理チャンネル6(チャンネル6) 論理チャンネル7(チャンネル7) 論理チャンネル8(チャンネル8) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ RECV 対象ネットワーク№の対象局の CPU デバイスデータ読出 し(16 ビット単位)。 CPU READ 他局ワードデ SREAD バイス読出し ○ ○ READ ワードデバイス 2594 ネットワーク ユニット ネットワーク ユニット CPU ワードデバイス チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 2594 対象ネットワーク№の対象局の CPU デバイスへのデータ 書込み(16 ビット単位) 。 (SWRITE では対象局のデバイスを ON させることができ る。 ) WRITE 他局ワードデ SWRITE バイス書込み CPU ○ ○ WRITE ネットワーク ユニット ネットワーク ユニット CPU ワードデバイス チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 361 他局に対して“リモート RUN” “時計データの読出し/書 込み”を行う。 CPU REQ 他局トラン ジェント要求 ○ ○ REQ ネットワーク ユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 ネットワーク ユニット CPU STOP (次のページへ) 5 - 45 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) ○:使用可,×:使用不可 実行局 命 令 名 称 対象局 QnPH QnPRH CPU 多重 内 容 多重リモ リモート ートサブ CPU マスタ局 マスタ局 SEND で送信されたチャンネルデータを,割込みプログラ ム内で受けて即 CPU デバイスに読み出す。命令実行時に 処理が完了します。 メッセージ受 RECVS 信(1 スキャ ネットワーク ユニット CPU ○ × ン完了) チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 SEND ネットワーク ユニット CPU 論理チャンネル1(チャンネル1) 論理チャンネル2(チャンネル2) 論理チャンネル3(チャンネル3) 論理チャンネル4(チャンネル4) 論理チャンネル5(チャンネル5) 割込みプログラム 論理チャンネル6(チャンネル6) I10 RECVS 論理チャンネル7(チャンネル7) 論理チャンネル8(チャンネル8) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 【A 互換命令】 対象ネットワーク№の対象局の CPU デバイスデータ読出 し。 CPU ZNRD 他局ワードデ バイス読出し ○ ネットワーク ユニット ネットワーク ユニット チャンネル1 ○ ZNRD CPU ワードデバイス * 固定 2594 ワードデバイス 2594 【A 互換命令】 対象ネットワーク№の対象局の CPU デバイスへのデータ 書込み。 CPU ZNWR 他局ワードデ バイス書込み ○ ネットワーク ユニット ネットワーク ユニット CPU ワードデバイス ○ チャンネル2 * 固定 ZNWR 361 他局の CPU ユニットに対して“リモート RUN”を行う。 CPU RRUN リモート RUN ○ ○ RRUN ネットワーク ユニット ネットワーク ユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 CPU RUN 他局の CPU ユニットに対して“リモート STOP”を行う。 CPU RSTOP リモート STOP ○ ○ RSTOP ネットワーク ユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 ネットワーク ユニット CPU STOP (次のページへ) 5 - 46 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) ○:使用可,×:使用不可 実行局 命 令 名 称 対象局 QnPH QnPRH CPU 多重 内 容 多重リモ リモート ートサブ CPU マスタ局 マスタ局 他局の CPU ユニットに対して“時計データの読出し”を 行う。 CPU 他局時計デー RTMRD タ読出し ○ ○ RTMRD ワードデバイス 時計データ ネットワーク ユニット ネットワーク ユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 CPU ○ ○ ○ ○ 時計データ 他局の CPU ユニットに対して“時計データの書込み”を 行う。 CPU RTMWR 他局時計デー タ書込み ○ ○ RTMWR 5 - 47 ネットワーク ユニット チャンネル1 チャンネル2 チャンネル3 チャンネル4 チャンネル5 チャンネル6 チャンネル7 チャンネル8 ネットワーク ユニット CPU 時計データ 5 MELSECNET/10 の置換え (リモート I/O ネット) 5.7 その他の注意事項 (1) リモート I/O ネット置換え時の注意事項 リモートマスタ局およびリモート I/O 局は,すべて Q シリーズの MELSECNET/H ユニットに置き換 えてください。 MELSECNET/H のリモート I/O ネットワークは,A/AnS/QnA/QnAS シリーズの MELSECNET/ 10 ユニットと Q シリーズの MELSECNET/H ユニットを混在して接続することはできません。 (2) 処理時間について A/AnS/QnA/QnAS シリーズと Q シリーズとでは,リンクスキャンタイム,リンクリフレッシュ時 間などが異なります。 処理時間については,各ユニットのマニュアルを参照してください。 (3) リモート I/O 局のインタフェースについて A/AnS/QnA/QnAS シリーズと Q シリーズとでは,GX Developer などを接続するためのインタ フェースが異なります。 • A/AnS/QnA/QnAS シリーズ:RS-422 インタフェース • Q シリーズ :RS-232 インタフェース Q シリーズに接続する場合は,下記の RS-232 ケーブルを使用してください。 • RS-232 ケーブル:QC30R2 (4) QnA/QnAS シリーズから置換え時の注意事項 (a) 並列マスタシステム MELSECNET/H では,並列マスタシステムは構築できません。 2 つのネットワーク構成にしてください。 MELSECNET/10 1PMR MELSECNET/H 1PSMR1 1R2 1R2 1R5 1R3 PMR PSMR R システム構成上の検討事項 ネットワークNo.1 1R4 並列リモートマスタ局 並列リモートサブマスタ局 リモートI/O局 ネットワークNo. 局番号 2R4 1MR/2MR ネットワークNo.2 2R5 1R3 MR R リモートマスタ局 リモートI/O局 ネットワークNo. 局番号 ① ネットワーク No. が異なる,2 つのネットワークに分割してく ださい。 ② ネットワークの分割により,使 用していない局番を,予約局に 設定してください。 ③ リモートマスタ局間のデータ交 信は,データリンク間転送機能 を使用してください。 (b) 多重マスタシステム 1) MELSECNET/H では,下記の CPU に装着時のみ構築が可能です。 • プロセス CPU (Q12PHCPU, Q25PHCPU) • 二重化 CPU (Q12PRHCPU, Q25PRHCPU) 2) MELSECNET/H では,多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局を同じ CPU に装着 することはできません。 多重リモートマスタ局と多重リモートサブマスタ局は,別々の CPU に装着してください。 5 - 48 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する 6 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する 既設 MELSECNET( Ⅱ ) ネットワークシステムに QCPU を追加する,または一部分を QCPU に置き 換える場合,MELSECNET ( Ⅱ ) と MELSECNET/10 の中継局を設けてサイクリック交信データの 中継を行うことにより,データの共有を行います。 既設 MELSECNET( Ⅱ ) ネットワークシステムと新規 MELSECNET/10 ネットワークシステムのサ イクリック交信データの中継をゲートウェイセットで行う方法について説明します。 6.1 ゲートウェイセットによる中継局の用途 ゲートウェイセットは,MELSECNET( Ⅱ ) と MELSECNET/10 間で,それぞれのリンクデータの受 け渡しを行い,リンクデータの共有を行うための中継局として必要なユニットをネットワークシステ ム(通信媒体(ケーブル))に合わせセットにしたものです。 (1) 既設の MELSECNET( Ⅱ ) ネットワークシステムに QCPU を追加したい (例) A1 A1 中継 局 A2 A2 A5 Q6 MELSECNET (Ⅱ) MELSECNET (Ⅱ) A5 A3 A3 MELSEC NET/10 A/AnSシリーズシステム の一部に中継局を導入 して,Qシリーズを追加 A4 【移行前システム】 A4 【移行後システム】 ゲートウェイセット マスタ局 ローカル局 MELSECNET (Ⅱ) Q2AS MNET MNET (Ⅱ) /10 ローカル 管理 局 局 Qn MELSECNET/10 MNET /10 通常 局 I/O (1) 追加QシリーズはMELSECNET/10でシステム を構築 (2) MELSECNET(Ⅱ)とMELSECNET/10は,中継局 によりネットワークを接続 ローカル局 * 現状のA/AnSシリーズシステムはそのまま 使用します。 QCPU は MELSECNET( Ⅱ ) に対応していないため,既設 MELSECNET( Ⅱ ) ネットワークシステ ムに中継局を追加し,中継局と MELSECNET/10 モードでネットワークシステムを構築します。 中継局のデータリンク間転送パラメータまたは,シーケンスプログラムで MELSECNET( Ⅱ ) 側リン クデータと MELSECNET/10 側リンクデータの受け渡しを行い,データの共有を行います。 6-1 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する (2) 既設の MELSECNET( Ⅱ ) を段階的に QCPU に置き換えたい (例) A1 A1 A2 A2 MELSEC A5 Q2 Q5 NET 中継 MELSECNET (Ⅱ) 局 /10 MELSECNET (Ⅱ) A3 Q1 Q5 A4 中継局を導入して Qシリーズシステムへ 段階的に移行する。 【移行前システム】 A3 Q4 MELSECNET /10(H) 置き換えを段階的に行って, Qシリーズシステムへ移行 する。 【移行ステップ】 Q3 Q4 【移行完了システム】 ゲートウェイセット Qn マスタ局 ローカル局 MELSECNET (Ⅱ) ローカル局 Q2AS MNET MNET (Ⅱ) /10 ローカル 管理 局 局 MNET /10 I/O 通常 局 (2) MELSECNET(Ⅱ)とMELSECNET/10は,中継局に よりネットワークを接続 MELSECNET/10 Qn MNET /10 (1) Qシリーズに置き換え局はMELSECNET/10でシ ステムを構築 I/O (3) 段階的にQシリーズシステムに置き換えて, Qシリーズシステムに移行 通常 局 既設 MELSECNET( Ⅱ ) ネットワークシステムの A/AnS/QnA/QnASCPU を段階的に QCPU に置 換え,最終的に全 CPU を QCPU に置換え,MELSECNET/H(10) ネットワークシステムに移行させ ます。 既設ネットワークが,リモート I/O ネットまたはリモート I/O 局混在の場合は,リモート I/O 局の置 換えは一括で行う必要があります。 移行後の QCPU に,PC 間ネット管理局または通常局用とリモート I/O ネットマスタ局用の 2 ユニッ トを装着して,リモート I/O 局すべてを一括で移行してください。 (1) (2) (3) 中継局 CPU に制御用プログラムがない場合のパラメータ設定について 中継局では,MELSECNET( Ⅱ ) と MELSECNET/10 のサイクリック交信データを中継するの みで,中継局 CPU とネットワークユニット間のデータ授受が必要ない場合は,ネットワークパ ラメータとデータリンク間転送パラメータの設定のみで,データの中継が可能です。(6.4 節参照 ) 中継局 CPU にサイクリック交信データを取り込む場合のパラメータ設定について 中継局 CPU にサイクリック交信データを取り込む場合は,ネットワークパラメータとデータリ ンク間転送パラメータの設定内容により,リンクリフレッシュパラメータとの整合が取れない場 合があります。この場合は,MELSECNET( Ⅱ ) と MELSECNET/10 のサイクリック交信デー タの中継をシーケンスプログラムで行ってください。(6.5 節参照) 1局に割付けられる B・W の点数について MELSECNET( Ⅱ ) の場合,前半 1K バイト・後半 1K バイト,MELSECNET/10 は 2000 バイ トまでです。このため,ネットワーク全体のサイクリックデータを中継できないことがありま す。サイクリックデータの優先度を決め,中継する範囲を絞り込むなどの対応が必要です。 6-2 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する 6.2 ゲートウェイセット機種一覧 中継局用ゲートウェイセットは下記機種があります。 既設 MELSECNET( Ⅱ ) システム構成と新規追加の MELSECNET/10 システム構成に合わせて機種 選定をしてください。 ゲートウェイセット機種一覧に該当しないシステム構成の場合は,基本部・NET( Ⅱ ) 部・NET/10 部の各ユニットを個別に選定し,購入後中継局としてセットアップしてください。 (1) ゲートウェイセット機種一覧 セット形名 Q6KT-NETGW-SS Q6KT-NETGW-RS Q6KT-NETGW-RB Q6KT-NETGW-TS Q6KT-NETGW-TB 基本部 A1S35B A1S61PN NET( Ⅱ )/B 部 A1SJ71AP21 Q2ASCPU A1SJ71AR21 A1SJ71AT21B ①ネットワークの種類:MELSECNET(II) 形名の見方 Q6KT-NETGW-□□ ゲートウェイセット 6-3 ① ② S:SI形光ファイバケーブル(二重ループ) R:同軸ケーブル(二重ループ) T:ツイストペアケーブル(バス) NET/10 部 A1SJ71QLP21 A1SJ71QLP21 A1SJ71QBR11 A1SJ71QLP21 A1SJ71QBR11 ②ネットワークの種類:MELSECNET/10 S:SI形光ファイバケーブル(二重ループ) B:同軸ケーブル(バス) 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する 6.3 ゲートウェイセット使用上の注意事項 (1) 中継できるデータと機能について 中継できるデータと機能は次のようになります。 項 目 中継可能データ数* 1 詳細説明 MELSECNET( Ⅱ ) ⇒ MELSECNET/10:2000 バイト MELSECNET/10 ⇒ MELSECNET( Ⅱ ):前半 1024 バイト,後半 1024 バイト サイクリックデータ (LB・LW) 中継可能データ ( サイクリックデータ (LX・LY),リンク用特殊リレー・レジスタ,トランジェン ト伝送は中継不可 ) ネットワーク診断 *2 MELSECNET( Ⅱ ),MELSECNET/10 それぞれで診断が必要 * 1 1 局に割り付ける B・W の点数が限定されます。 全データを中継できませんので,優先順位を付けるなどにより中継するデータを絞り込んでください。 *2 中継局に GX Developer を接続することで,2 つのネットワーク診断が行えます。 (2) サイクリックデータの伝送遅れについて 伝送遅れは,MELSECNET( Ⅱ ) システムと NET/10 システムのそれぞれのサイクリック伝送遅れと 中継処理による遅れを加算した時間となります。 実機により,遅れが制御に影響しないかの確認を行ってください。 (3) システム構成上の制約 (a) 既設 MELSECNET( Ⅱ ) の二階層マスタ局を中継局にする場合,中継用として MELSECNET ( Ⅱ ) ローカル局の追加はできません。 ローカル局を追加した場合,既設マスタ局は三階層マスタ局になるため,既存ネットワークパ ラメータによるリンクができません。 既設マスタ局が AnU/AnUS(H)CPU または QnA/QnASCPU の場合,既設 MELSECNET ( Ⅱ ) はそのままで MELSECNET/10 ユニットを追加装着して中継局にするときは制約ありま せん。 (b) 三階層ローカル局を中継局とした場合,ネットワークパラメータで設定されている各局送信範 囲の全エリアを中継できません。 共通注意事項 1) 中継局は,MELSECNET( Ⅱ ) と MELSECNET/10 に対応できる AnU/AnUS(H)/QnA/ QnASCPU を選定してください。 他の CPU タイプの場合は,MELSECNET( Ⅱ ) と MELSECNET/10 の仕様により中継局にす ることができません。 2) 中継局は MELSECNET(Ⅱ),MELSEC NET/10 のリンクリフレッシュが行われ,スキャンタ イムの延び,ばらつきが出ることがあります。 リンクデータの中継のみとし,制御プログラムは避けることを推奨します。 6-4 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する 6.4 ゲートウェイセットによる既設 MELSECNET( Ⅱ )ACPU と新設 QCPU 間の交信(リンク間転送による交信) ゲートウェイセットを使用して,既設 MELSECNET( Ⅱ ) の A/AnSCPU と新設 QCPU 間の交信を リンク間転送によりデータ授受を行う方法について説明します。 (1) システム構成例 (a) 既設 MELSECNET( Ⅱ ) 構成 現状のシステム構成例はマスタ局(M:A3ACPU) ,ローカル局 1(L1:A2ACPU),ローカル局 2 (L2:A1SHCPU),とします。 M MELSECNET 二階層 L1 L2 (b) QCPU 追加後の構成 上記①構成に,新規にゲートウェイセット中継局 (Q2ASCPU:L3/1Mp1) を追加して MELSECNET /10 の QCPU(1Ns2) と接続し,MELSECNET( Ⅱ ) と MELSECNET/10 間のリン クデータの中継を行います。 M L1 MELSECNET L3/1Mp1 MELSECNET/10 二階層 L2 ゲートウェイセット 6-5 1Ns2 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する (2) MELSECNET( Ⅱ ) のネットワーク範囲割付 (a) 既設の B/W ネットワーク範囲割付 B/W 0 100 M 200 300 L1 L2 3FF 空き (b) ゲートウェイセット中継局(L3/1Mp1)追加後の B/W ネットワーク範囲割付 B/W 0 100 M 200 L1 300 L2 3FF L3 データリンク間転送による MELSECNET/10側データ受信エリア B/W300 ∼ 3FF を MELSECNET/10 ⇒ MELSECNET( Ⅱ ) の転送エリアとします。 (3) MELSECNET/10 のネットワーク範囲割付 B/W 1000 1100 1200 1Mp1 1Ns2 1300 1FFF 空き データリンク間転送による MELSECNET(II)側データ受信エリア B/W1000 ∼ 11FF を MELSECNET( Ⅱ ) ⇒ MELSECNET/10 の転送エリアとします。 MELSECNET( Ⅱ ) ⇒ MELSECNET/10 へは全点の転送ができませんので,優先順位を付けるなどに より中継するデータを絞り込んでください。 転送するデータは,データリンク間転送で設定します。 6-6 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する (4) データリンク間転送例 最大1kバイト(前半)転送可能 B/W 0 (M) 100(L1) 200(L2) 300(L3) 3FF 1100 1200 1300 1FFF MELSECNET(II)側 MELSECNET/10側 B/W 1000 空き 最大2000バイト転送可能 (5) ネットワークパラメータ設定 (a) MELSECNET マスタ局 MELSECNET マスタ局 (A3ACPU) のネットワークパラメータ設定を次に示します。 • ネットワークパラメータ設定(A3ACPU:MELSECNET マスタ局) • ネットワーク範囲割付 LB/LW 設定(A3ACPU:MELSECNET マスタ局) 6-7 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する (b) ゲートウェイセット中継局 (Q2ASCPU:L3/1Mp1) ゲートウェイセット中継局 (Q2ASCPU:L3/1Mp1) のネットワークパラメータ設定を次に示しま す。 • ネットワークパラメータ設定(Q2ASCPU:L3/1Mp1) • ネットワーク範囲割付 BW 設定 (Q2ASCPU:L3/1Mp1) • ユニット 1(MNET ローカル局)リフレッシュパラメータ 6-8 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する (c) ユニット 2(MNET/10 管理局)リフレッシュパラメータ (d) リンク間転送ユニット 1 MELSECNET( Ⅱ ) ⇒ MELSECNET/10 へは全点の転送ができませんので,優先順位を付けるな どにより中継するデータを絞り込んでください。 6-9 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する • MELSECNET/10 ⇒ MELSECNET( Ⅱ ) 6 - 10 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する 6.5 ゲートウェイセットによる既設 MELSECNET( Ⅱ )ACPU と新設 QCPU 間の交信(シーケンスプログラムによるデータ授受) ゲートウェイセットを使用して,既設 MELSECNET( Ⅱ ) の A/AnSCPU と新設 QCPU 間のデータ 授受をシーケンスプログラムで行う方法について説明します。 この方法は,MELSECNET( Ⅱ ) 側の送信範囲が中間のため,リンク間転送時のリンクリフレシュパ ラメータ設定ができないときに便利な方法です。 (1) システム構成例 (a) 既設 MELSECNET( Ⅱ ) 構成 現状のシステム構成例はマスタ局 (M:A3ACPU),ローカル局 1(L1:A2ACPU),ローカル局 2 (L2:A1SHCPU),リモート I/O 局3 (R3), リモート I/O 局 4(R4) とします。 L1 M MELSECNETⅡ 混在モード 二階層 L2 R3 R4 (b) QCPU 追加後の構成 上記①構成に,新規にゲートウェイセット中継局 (Q2ASCPU:L5/1Mp1) を追加して MELSECNET /10 の QCPU(1Ns2)と接続し,MELSECNET( Ⅱ ) と MELSECNET/10 間のリ ンクデータの中継を行います。 L1 M MELSECNET10 MELSECNETⅡ 混在モード L5/1Mp1 二階層 L2 R3 R4 ゲートウェイセット 6 - 11 1Ns2 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する (2) MELSECNET( Ⅱ ) のネットワーク範囲割付 (a) LX/LY ネットワーク範囲割付 X/Y 0 200 実I/O 400 500 R3 空き 600 R4 7FF 空き (b) ゲートウェイセット中継局 (L5/1Mp1) 追加前の BW ネットワーク範囲割付 (200 ∼ 3FF の割付は W のみ ) B/W 0 M 前半 260 200 100 L1 前半 300 空き L2 380 R3 R4 400 R3 R4 M←R 500 M 後半 5FF L1 後半 M→R (c) ゲートウェイセット中継 (L5/1Mp1) 追加後の BW ネットワーク範囲割付 (200 ∼ 3FF の割付は W のみ ) B/W 0 M 前半 260 200 100 L1 前半 L2 300 L5 前半 データリンク間転送 によるMELSECNET/10 側データ受信エリア R3 380 R4 M←R 500 400 R3 R4 M 後半 6FF 600 L1 後半 M→R L5 後半 データリンク間転送 によるMELSECNET/10 側データ受信エリア B/W260 ∼ 3FF を MELSECNET/10 ⇒ MELSECNET( Ⅱ ) の転送エリアとします。 なお,QCPU(1Ns2) の必要なデータのみを MELSECNET( Ⅱ ) に転送します。 (3) MELSECNET/10 のネットワーク範囲割付 B/W 1000 1100 1200 1Mp1 1Ns2 1260 1300 1FFF 空き データリンク間転送による MELSECNET(Ⅱ)側データ受信エリア B/W1000 ∼ 11FF を MELSECNET( Ⅱ ) ⇒ MELSECNET/10 の転送エリアとします。 MELSECNET( Ⅱ ) ⇒ MELSECNET/10 へは全点の転送ができませんので,優先順位を付けるなどに より中継するデータを絞り込んでください。 6 - 12 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する (4) ネットワークパラメータ設定 (a) MELSECNET Ⅱ混在マスタ局 MELSECNET Ⅱ混在マスタ局 (A3ACPU) のネットワークパラメータ設定を次に示します。 • ネットワークパラメータ設定(A3ACPU:MELSECNET Ⅱ混在マスタ局) • ネットワーク範囲割付 LX/LY(A3ACPU:MELSECNET Ⅱ混在マスタ局) • ネットワーク範囲割付 前半 LB/LW 設定(A3ACPU:MELSECNET Ⅱ混在マスタ局) 6 - 13 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する • ネットワーク範囲割付 前半 LB/LW 設定(A3ACPU:MELSECNET Ⅱ混在マスタ局) (b) ゲートウェイセット中継局(Q2ASCPU:L5/1Mp1) ゲートウェイセット中継局(Q2ASCPU:L5/1Mp1)のネットワークパラメータ設定を次に示し ます。 • ネットワークパラメータ設定(Q2ASCPU:L5/1Mp1) • ネットワーク範囲割付 BW 設定(Q2ASCPU:L5/1Mp1) 6 - 14 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する • ユニット 1(MELSECNET ローカル局)リフレッシュパラメータ • ユニット 2(MELSECNET/10 管理局)リフレッシュパラメータ (5) データの転送方法 (a) MELSECNET(Ⅱ)⇒ MELSECNET/10 への転送 BMOV 命令を使用して MELSECNET(Ⅱ)のデータを,中継局 (1Mp1) の自局範囲に書き込んで ください。 MELSECNET(Ⅱ)⇒ MELSECNET/10 へは全点の転送ができませんので,優先順位を付けるな どにより中継するデータを絞り込んでください。 (b) MELSECNET/10 ⇒ MELSECNET(Ⅱ) BMOV 命令を使用して MELSECNET/10 のデータを,中継局 (L5) の自局範囲に書き込んでくだ さい。 マスタ局(M:A3ACPU) ,ローカル局 1(L1:A2ACPU) ,ローカル局 2(L2:A1SHCPU) , の全局で使用するデータは,L5 の前半 LB/LW に書き込んでください。 MELSECNET Ⅱ未対応のローカル局 2(L2:A1SHCPU)で使用しないデータは,後半 LB/LW で転送することができます。 6 - 15 6 既設 MELSECNET( Ⅱ )/B と MELSECNET/10 を中継局で接続する サンプルプログラム 6 - 16 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する 7 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ), /B に QCPU を ローカル局として接続する 既設の MELSECNET( Ⅱ ),/B ネットワークシステムに QCPU を追加する,または一部分を QCPU に置き換える場合,既設のネットワークはそのままで QCPU をローカル局として接続して,サイク リック交信によりデータの共有化を行います。 既設の MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する方法について説明します。 7.1 QCPU をローカル局として接続する用途 (1) 既設のネットワークをそのままで一部を QCPU に置き換えたい (例) A1 A1 A2 MELSECNET(Ⅱ) A4 A2 MELSECNET(Ⅱ) Q4 Aシーケンサを Qシーケンサに置き換える A3 【移行前システム】 マスタ局 置換え局 A3 【移行後システム】 Qシーケンサ基本ベース Qn I/O I/O I/O I/O C P U (ハイパフォーマンスモデルQCPU) ローカル局 MELSECNET (Ⅱ) I/O I/O (QA1S51B,QA1S6□B) ローカル局用データリンクユニット ローカル局 A/AnSCPU から置き換えた QCPU をローカル局用データリンクユニットの装着により,CPU の置 換えを行っても,既設ネットワークのリンク割付をそのままでローカル局として交信を行います。 7-1 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する QCPU をローカル局として接続する場合の注意事項については,1.1.3 項を参照してください。 (2) 既設のネットワークに QCPU を追加したい (例) A1 A2 A2 MELSECNET(Ⅱ) A4 A3 追加する局 A1 Aシーケンサに Qシーケンサを追加する A3 【移行前システム】 マスタ局 MELSECNET(Ⅱ) Q5 A4 【移行後システム】 Qシーケンサ基本ベース Qn I/O I/O I/O I/O C P U (ハイパフォーマンスモデルQCPU) I/O I/O ローカル局 MELSECNET (Ⅱ) (QA1S51B,QA1S6□B) ローカル局用データリンクユニット ローカル局 ローカル局 既設のネットワークに QCPU を追加する場合,ローカル局用データリンクユニットの装着により,既 設ネットワークのリンク割付を活かしたまま,ローカル局として交信を行います。 QCPU をローカル局として接続する場合の注意事項については,1.1.3 項を参照してください。 7-2 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する 7.2 ローカル局用データリンクユニット一覧 QCPU を既設の MELSECNET( Ⅱ ),/B ネットワークシステムに接続させるためのユニットには下 記機種があります。 既設ネットワークシステムに合わせ機種設定をしてください。 機種一覧 形 名 A1SJ71AP23Q 光ファイバケーブル (SI) 用 MELSECNET( Ⅱ ) ローカル局用データリンクユニット A1SJ71AR23Q 同軸ケーブル用 MELSECNET( Ⅱ ) ローカル局用データリンクユニット A1SJ71AT23BQ シールド付ツイストペアケーブル用 MELSECNET/B ローカル局用データリンクユニット 7.3 ローカル局用データリンクユニット使用上の注意事項 ローカル局用データリンクユニットの使用上の注意事項について説明します。 (1) 選定上の注意事項 QCPU を MELSECNET( Ⅱ ),/B に接続する場合,既存データリンクユニットは使用できません。 必ず,7.2 節に記載の機種一覧から選定してください。 (2) 使用可能 CPU,装着可能ベースユニット ローカル局用データリンクユニットを使用できる QCPU および装着可能ベースニュニットについて は,1.1.3 項を参照してください。 (3) 装着枚数 ローカル各局用データリンクユニットは,1 台の CPU に 6 枚まで装着できます。 なお,「QA1S51B」または「QA1S6 □ B」 ,「QA6 □ B」に装着できるユニットで AD51H などの 枚数制限があるユニットを使用時は,それらも合わせて 6 枚までとなります。 (4) 三階層システム時の注意事項 置換え局が三階層マスタ局の場合,QCPU は MELSECNET( Ⅱ ) マスタ局になれないため,三階層側 を MELSECNET/H(10) に置き換えるなどの対応が必要となります。 7-3 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する 7.4 ネットワークパラメータについて ローカル局用データリンクユニットのネットワークパラメータについて説明します。 (1) MELSECNET/Ethernet 枚数設定 ローカル局用データリンクユニットはパラメータのネットワークパラメータ設定が不要です。 ネットワークを構築後,マスタ局とパラメータ交信を行い,各局送信範囲割付などネットワークに必 要な情報を自動で取得します。 (2) ネットワークリフレッシュパラメータ リンクリフレッシュは,自動的に行われません。 FROM,TO 命令により,送受信データのシーケンスプログラムを作成して,データ授受を行う必要 があります。 プログラム作成のための入出力信号,バッファメモリアドレスなどの詳細については,下記マニュア ルを参照してください。 「参照マニュアル」 MELSECNET,MELSECNET/B ローカル局用データリンクユニットユーザーズマニュアル(詳細 編) (SH-080669) リンクリフレッシュのために必要なプログラムは,“A/QnA → Q 変換サポートツール”でサンプルプログラム を提供します。サンプルプログラムを,QCPU のスキャン実行プログラムとして組み込むことで新規作成は不要 となります。(サンプルプログラムの内容は,変更される場合があります。最新の内容は,ユニットのマニュア ルを参照してください。) “A/QnA → Q 変換サポートツール”は三菱電機 FA サイト (http://www.MitsubishiElectric.co.jp/fa/) から無 償ダウンロードできます。 7-4 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する (3) サンプルプログラム 次の条件を対象にしたリンクリフレッシュのサンプルプルグラムを示します。 (a) 条件 1(MELSECNET モード,二階層のみ) • • • • • • • • • • ローカル局用データリンクユニット装着枚数:1 ユニット装着アドレス:X/Y200 ∼ 21F スロット ネットワーク種別:MELSECNET モード 各局送信範囲設定:前半のみ設定有り 三階層マスタ局 B・W 受信プログラム:なし LRDP 命令受信プログラム:なし LWDP 命令受信プログラム:なし X・Y リンク:なし リフレッシュデバイス(ビット):B00 ∼ 3FF リフレッシュデバイス(ワード):W00 ∼ 3FF マスタ局 (Qシーケンサ基本ベース) Qn I/O I/O I/O I/O C P U ローカル局 MELSECNETモード サンプルプログラムの 対象QCPU (ハイパフォーマンスモデルQCPU, ユニバーサルモデルQCPU) I/O I/O (QA1S51B,QA1S6□B) ローカル局用データリンクユニット ローカル局 7-5 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する 7-6 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する 7-7 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する (b) 条件 2(MELSECNET Ⅱモード三階層システム) • • • • • • • • • • ローカル局用データリンクユニット装着枚数:1 ユニット装着アドレス:X/Y200 ∼ 21F スロット ネットワーク種別:MELSECNET Ⅱモード 各局送信範囲設定:前半・後半とも設定有り 三階層マスタ局 B・W 受信プログラム:有り LRDP 命令受信プログラム:有り LWDP 命令受信プログラム:有り X・Y リンク:有り リフレッシュデバイス(ビット):B00 ∼ FFF リフレッシュデバイス(ワード):W00 ∼ FFF 二階層 マスタ局 (Qシーケンサ基本ベース) Qn I/O I/O I/O I/O C P U サンプルプログラムの 対象QCPU (ハイパフォーマンスモデルQCPU) ローカル局 MELSECNETⅡモード I/O I/O (QA1S51B,QA1S6□B) ローカル局用データリンクユニット ローカル局/ 三階層マスタ局 三階層 ローカル局 MELSECNETⅡモード ローカル局 ローカル局 7-8 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する 7-9 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する 7 - 10 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する 7 - 11 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する 7 - 12 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する 7 - 13 7 既設 MELSECNET( Ⅱ ),/B に QCPU をローカル局として接続する 7 - 14 8 CC-Link ユニットの置換え 8 CC-Link ユニットの置換え 8 8.1 CC-Link ユニット置換え機種一覧 (1) A/AnS シリーズの置換え A/AnS シリーズ機種 AJ61BT11 A1SJ61BT11 置換え機種 QJ61BT11N * 1 (2) QnA/QnAS シリーズの置換え QnA/QnAS シリーズ機種 AJ61QBT11 A1SJ61QBT11 置換え機種 QJ61BT11N * 1 * 1 Q シリーズ CPU の CC-Link ユニットの装着可能枚数は,以下のとおりです。 ベーシックモデル QCPU :最大 2 枚 ハイパフォーマンスモデル QCPU:最大 64 枚 ユニバーサルモデル QCPU :最大 64 枚 なお,GX Developer によるパラメータ設定は,最大 8 枚可能です。9 枚目以降は,専用命令でパラメータ設定してくだ さい。 CC-Link ユニットの装着可能枚数,GX Developer によるパラメータ設定可能枚数については,CC-Link システムマス タ・ローカルユニットユーザーズマニュアル(詳細編)を参照してください。 8-1 8 CC-Link ユニットの置換え 8.2 性能仕様比較 8.2.1 ユニット性能比較 (1) A/AnS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 項 目 伝送速度 最大ケーブル総延長 (最大伝送距離) 仕 様 AJ61BT11/A1SJ61BT11 QJ61BT11N 156kbps/625kbps/2.5Mbps/5Mbps/10Mbps から選択可能 伝送速度により異なる(マニュアル参照) 互換性 置換え時の留意点 ○ ○ 64 台 ただし下記の条件を満たす必要がある {(1 × a) + (2 × b) + (3 × c) + (4 × d)} ≦ 64 a:1 局占有ユニットの台数 b:2 局占有ユニットの台数 最大接続台数 c:3 局占有ユニットの台数 (マスタ局時) d:4 局占有ユニットの台数 ○ {(16 × A) + (54 × B) + (88 × C)} ≦ 2304 A:リモート I/O 局の台数≦ 64 台 B:リモートデバイス局の台数≦ 42 台 C:ローカル局,待機マスタ局,インテリジェントデバイス局 の台数≦ 26 台 占有局数 1 局∼ 4 局(ディップスイッチ 1 局∼ 4 局(GX Developer の (ローカル局時) 1 システムあたりの最大 リンク点数 リモート局/ローカル局 1 局あたりのリンク点数 により切換え) パラメータ設定により切換え) ○ リモートレジスタ (RWw):256 点 ○ リモートレジスタ (RWr):256 点 リモート入出力 (RX,RY):32 点(ローカル局は 30 点) リモートレジスタ (RWw):4 点 ○ リモートレジスタ (RWr):4 点 ブロードキャストポーリング方式 同期方式 フレーム同期方式 ○ 符号化方式 NRZI 方式 ○ 伝送路形式 バス (RS-485) ○ HDLC 準拠 ○ 伝送フォーマット 接続ケーブル 仕様は同一です。 リモート入出力 (RX,RY):2048 点 通信方式 誤り制御方式 設定方法が異なりますが, CRC(X16 + X12 + X5 + 1) CC-Link 専用ケーブル/ CC-Link 専用高性能ケーブル/ Ver.1.10 対応 CC-Link 専用ケーブル ○ ○ ○ • 自動復列機能 • 子局切離し機能 RAS 機能 ○ • リンク特殊リレー/レジスタによる異常検出 E2PROM へのパラメータ 登録回数 1 万回 − △ E2PROM へのパラメータ 登録の代わりに GX Developer のパラメータ 設定を行います。 入出力占有点数 32 点(I/O 割付:特殊 32 点) 32 点 (I/O 割付:インテリ 32 点) ○ 8-2 8 CC-Link ユニットの置換え (2) QnA/QnAS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 項 目 伝送速度 最大ケーブル総延長 (最大伝送距離) 仕 様 AJ61QBT11/A1SJ61QBT11 QJ61BT11N 互換性 156kbps/625kbps/2.5Mbps/5Mbps/10Mbps から選択可能 ○ 伝送速度により異なる(マニュアル参照) ○ 置換え時の留意点 64 台 ただし下記の条件を満たす必要がある {(1 × a) + (2 × b) + (3 × c) + (4 × d)} ≦ 64 a:1 局占有ユニットの台数 b:2 局占有ユニットの台数 最大接続台数 c:3 局占有ユニットの台数 (マスタ局時) d:4 局占有ユニットの台数 ○ {(16 × A) + (54 × B) + (88 × C)} ≦ 2304 A:リモート I/O 局の台数≦ 64 台 B:リモートデバイス局の台数≦ 42 台 C:ローカル局,待機マスタ局,インテリジェントデバイス局 の台数≦ 26 台 占有局数 1 局∼ 4 局(ディップスイッチ 1 局∼ 4 局(GX Developer の (ローカル局時) 1 システムあたりの最大 リンク点数 リモート局/ローカル局 1 局あたりのリンク点数 により切換え) パラメータ設定により切換え) ○ 仕様は同一です。 リモート入出力 (RX,RY):2048 点 リモートレジスタ (RWw):256 点 ○ リモートレジスタ (RWr):256 点 リモート入出力 (RX,RY):32 点(ローカル局は 30 点) リモートレジスタ (RWw):4 点 ○ リモートレジスタ (RWr):4 点 通信方式 ブロードキャストポーリング方式 ○ 同期方式 フレーム同期方式 ○ NRZI 方式 バス (RS-485) ○ ○ HDLC 準拠 ○ CRC(X16 + X12 + X5 + 1) ○ 符号化方式 伝送路形式 伝送フォーマット 誤り制御方式 接続ケーブル 設定方法が異なりますが, CC-Link 専用ケーブル/ CC-Link 専用高性能ケーブル/ Ver.1.10 対応 CC-Link 専用ケーブル ○ • 自動復列機能 • 子局切離し機能 RAS 機能 ○ • リンク特殊リレー/レジスタによる異常検出 E2PROM へのパラメータ E2PROM へのパラメータ 登録回数 1 万回 − △ 登録の代わりに GX Developer のパラメータ 設定を行います。 入出力占有点数 32 点(I/O 割付:特殊 32 点) 32 点 (I/O 割付:インテリ 32 点) ○ 8.2.2 ケーブル仕様比較 CC-Link の接続ケーブルは,A/AnS/QnA/QnAS シリーズと Q シリーズで共通です。 ユニットを置き換えても,CC-Link の接続ケーブルはそのまま流用できます。 CC-Link 専用ケーブルの仕様については,CC-Link 協会ホームページ:http://www.cc-link.org/ を参照ください。 8-3 8 CC-Link ユニットの置換え 8.3 機能比較 (1) A/AnS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 項 目 マスタ局とリモート I/O 局の交信 内 容 AJ61BT11/A1SJ61BT11 QJ61BT11N リモート I/O 局と ON/OFF 情報の交信を行う。 マスタ局とリモートデバ リモートデバイス局と ON/OFF 情報および数値データの交信を イス局の交信 行う。 マスタ局とローカル局の 交信 ローカル局と ON/OFF 情報および数値データの交信を行う。 マスタ局とインテリジェ インテリジェントデバイス局とサイクリック伝送およびトラン ントデバイス局の交信 ジェント伝送で交信を行う。 互換性 置換え時の留意点 ○ ○ ○ ○ 将来的に接続するリモート局およびローカル局を予約局に設定 することで,データリンク異常局として扱わないようにするこ 予約局機能 とができる。 接続されているユニットに対して指定すると,一切データリン ○ クできなくなる。 電源 OFF などによりデータリンクできなくなったリモート局お エラー無効局機能 よびローカル局を,データリンク異常局として取り扱わないよ ○ うにすることができる。 マスタ局シーケンサ CPU 異常時のデータリンク状 態設定 マスタ局シーケンサ CPU で運転続行エラーが発生した場合の データリンク状態を設定することができる。 ○ パラメータをマスタユニットの E2PROM へのパラメータ 登録 E2PROM へのパラメータ E2PROM に登録しておくこと で,マスタユニット立上げ時ご − △ とにパラメータを書き込む必要 の入力データ状態設定 シーケンスプログラムに よるユニットリセット機 能 電源 OFF などによりデータリンク異常になった局からの入力 (受信)データの状態(クリア/保持)を設定することができ ○ る。 スイッチの設定を変更したとき スイッチ設定を変更した や,ユニットでエラーが発生し 場合は,シーケンサシス たときなどに,シーケンサ − CPU をリセットしなくても, × をリセットしてください。 データリンクの停止/再 データリンクを実行しているとき,データリンクの停止および 起動 再起動ができる。 子局切離し機能 電源 OFF などによりデータリンクから解列されたユニットは, 正常状態に復帰すると,自動的にデータリンクに参加できる。 電源 OFF などによりデータリンクできなくなったユニットのみ を切り離し,正常なユニットのみでデータリンクを継続する。 データリンク状態の確認 データリンク状態を確認できる。 (SB/SW) シーケンスプログラムのインタロックなどに使用できる。 下記に示すテストを行うことが できる。 • ハードウェアテスト: ユニット単体での動作確認 オフラインテスト • 回線テスト: ユニットの接続状態の確認 • パラメータ確認テスト: 設定されているパラメータ内 容の確認 テムの電源を OFF → ON するか,シーケンサ CPU シーケンスプログラムによりリ セットすることができる。 自動復列機能 Developer のパラメータ 設定を行ってください。 がなくなる。 データリンク異常局から 登録の代わりに GX ○ ○ ○ ○ ハードウェアテスト/回 線テストの指定方法が異 下記に示すテストを行うことが なります。指定方法の詳 できる。 • ハードウェアテスト: ユニット単体での動作確認 • 回線テスト: ユニットの接続状態の確認 細は,マニュアルを参照 △ してください。 設定されているパラメ ータは,GX Developer のネットワークパラメー タで確認してください。 (次のページへ) 8-4 8 CC-Link ユニットの置換え ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 項 目 内 容 AJ61BT11/A1SJ61BT11 シーケンスプログラム(TO 命 令)または専用命令を使用し パラメータ登録機能 て,以下の 2 種類のパラメータ を設定する。 • ネットワークパラメータ • 自動リフレッシュパラメータ QJ61BT11N 互換性 シーケンスプログラム GX Developer を使用して,以 (TO 命令)または専用命 下の 2 種類のパラメータを設定 する。 置換え時の留意点 △ • ネットワークパラメータ 令によるパラメータ設定 から GX Developer によ るパラメータ設定に変更 • 自動リフレッシュパラメータ してください。 同期モード:シーケンスプログラムに同期したスキャンでの スキャン同期機能 データリンクが可能 非同期モード:シーケンスプログラムに同期しないデータリン ○ クが可能 待機マスタ機能 専用命令 (RIRD, RIWT, RIRCV, RISEND, RIFR, RITO) リモート I/O ネットモー ド 8-5 マスタ局の異常時に待機マスタ局に切り換えることによりデー タリンクを継続して行うことが可能 ○ 命令のフォーマットが異 専用命令を使用してインテリジェントデバイス局およびローカ ル局に対するトランジェント伝送が可能 △ なりますので,シーケン スプログラムを修正して ください。 RRPA 命令を削除して, マスタ局とリモート I/O 局のみで交信が可能 △ GX Developer でパラ メータ設定してください。 一時エラー無効局指定機 オンライン中に該当リモート局をエラー検出することなくユ 能 ニットの交換が可能 ○ 8 CC-Link ユニットの置換え (2) QnA/QnAS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 項 目 マスタ局とリモート I/O 局の交信 内 容 AJ61QBT11/A1SJ61QBT11 QJ61BT11N リモート I/O 局と ON/OFF 情報の交信を行う。 マスタ局とリモートデバ リモートデバイス局と ON/OFF 情報および数値データの交信を イス局の交信 行う。 マスタ局とローカル局の 交信 ローカル局と ON/OFF 情報および数値データの交信を行う。 マスタ局とインテリジェ インテリジェントデバイス局とサイクリック伝送およびトラン ントデバイス局の交信 ジェント伝送で交信を行う。 互換性 置換え時の留意点 ○ ○ ○ ○ 将来的に接続するリモート局およびローカル局を予約局に設定 することで,データリンク異常局として扱わないようにするこ 予約局機能 とができる。 ○ 接続されているユニットに対して指定すると,一切データリン クできなくなる。 電源 OFF などによりデータリンクできなくなったリモート局お エラー無効局機能 よびローカル局を,データリンク異常局として取り扱わないよ ○ うにすることができる。 マスタ局シーケンサ CPU 異常時のデータリンク状 態設定 マスタ局シーケンサ CPU で運転続行エラーが発生した場合の データリンク状態を設定することができる。 ○ パラメータをマスタユニットの E2PROM へのパラメータ 登録 E2PROM へのパラメータ E2PROM に登録しておくこと で,マスタユニット立上げ時ご − △ とにパラメータを書き込む必要 の入力データ状態設定 シーケンスプログラムに よるユニットリセット機 能 電源 OFF などによりデータリンク異常になった局からの入力 (受信)データの状態(クリア/保持)を設定することができ ○ る。 スイッチの設定を変更したとき や,ユニットでエラーが発生し スイッチ設定を変更した 場合は,シーケンサシス たときなどに,シーケンサ − CPU をリセットしなくても, × をリセットしてください。 データリンクの停止/再 データリンクを実行しているとき,データリンクの停止および 起動 再起動ができる。 子局切離し機能 電源 OFF などによりデータリンクから解列されたユニットは, 正常状態に復帰すると,自動的にデータリンクに参加できる。 電源 OFF などによりデータリンクできなくなったユニットのみ を切り離し,正常なユニットのみでデータリンクを継続する。 データリンク状態の確認 データリンク状態を確認できる。 (SB/SW) シーケンスプログラムのインタロックなどに使用できる。 ○ ○ ○ ○ 下記に示すテストを行うことが できる。 • ハードウェアテスト: ユニット単体での動作確認 オフラインテスト • 回線テスト: ユニットの接続状態の確認 • パラメータ確認テスト: 設定されているパラメータ内 容の確認 テムの電源を OFF → ON するか,シーケンサ CPU シーケンスプログラムによりリ セットすることができる。 自動復列機能 Developer のパラメータ 設定を行ってください。 がなくなる。 データリンク異常局から 登録の代わりに GX ハードウェアテスト/回 線テストの指定方法が異 下記に示すテストを行うことが なります。指定方法の詳 できる。 • ハードウェアテスト: ユニット単体での動作確認 • 回線テスト: ユニットの接続状態の確認 細は,マニュアルを参照 △ してください。 設定されているパラメ ータは,GX Developer のネットワークパラメー タで確認してください。 (次のページへ) 8-6 8 CC-Link ユニットの置換え ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 項 目 内 容 AJ61QBT11/A1SJ61QBT11 QJ61BT11N 互換性 置換え時の留意点 GX Developer を使用して,以下の 2 種類のパラメータを設定 パラメータ登録機能 する。 ○ • ネットワークパラメータ • 自動リフレッシュパラメータ 同期モード:シーケンスプログラムに同期したスキャンでの スキャン同期機能 待機マスタ機能 専用命令 (RIRD,RIWT,RIRCV, RISEND,RIFR,RITO) 非同期モード:シーケンスプログラムに同期しないデータリン クが可能 マスタ局の異常時に待機マスタ局に切り換えることによりデー タリンクを継続して行うことが可能 ル局に対するトランジェント伝送が可能 ○ △ なりますので,シーケン スプログラムを修正して ください。 CC-Link 上の他局とのデータ (SEND,RECV,READ, の送受信が可能 SREAD,WRITE, また,他局とのデータの読出し SWRITE,REQ) /書込みが可能 ド ○ 命令のフォーマットが異 専用命令を使用してインテリジェントデバイス局およびローカ 送受信命令 リモート I/O ネットモー 8-7 データリンクが可能 READ,WRITE 命令は, 専用命令 (RIRD,RIWT) − マスタ局とリモート I/O 局のみで交信が可能 △ に置き換えてください。 それ以外の命令は,置き 換えできません。 △ 一時エラー無効局指定機 オンライン中に該当リモート局をエラー検出することなくユ 能 オンラインテスト機能 ニットの交換が可能 GX Developer から回線テスト,リンク起動/停止などが可能 ○ モニタ・診断機能 GX Developer からモニタ診断が可能 ○ ○ GX Developer でパラ メータ設定してください。 8 CC-Link ユニットの置換え 8.4 スイッチ設定比較 (1) A/AnS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし スイッチ名称 内 容 AJ61BT11/A1SJ61BT11 互換性 QJ61BT11N 置換え時の留意点 ユニットの局番を設定する。 <設定範囲> • リモートネットモード時 局番設定スイッチ ユニットの局番を設定する。 マスタ局 :0 <設定範囲> ローカル局 :1 ∼ 64 マスタ局 :0 待機マスタ局:1 ∼ 64 ローカル局 :1 ∼ 64 • リモート I/0 ネットモード時 リモート I/O ネットモード時 △ の最終局番は,GX Developer で設定します。 待機マスタ局:1 ∼ 64 マスタ局:1 ∼ 64(リモート I/0 局の最終局の局番を設定) モード設定スイッチ ユニットの運転状態を設定する。 モード設定と伝送速度設定を 一つのスイッチで行います。 ユニットの伝送速度と運転 伝送速度設定スイッチ ユニットの伝送速度を設定する。 状態を設定する。 △ リモートネットモード,リ モート I/O ネットモードの指 定は,GX Developer のパラ メータ設定で行います。 動作条件を設定する。 <設定内容> 動作条件の設定は,GX • 局タイプ 条件設定スイッチ Developer のパラメータ設定 • データリンク異常局の入力 − データ状態 △ で行います。 ユニットモードの設定は,パ • 占有局数 ラメータ設定に含まれます。 • ユニットモード (インテリモード,I/O モード) (2) QnA/QnAS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし スイッチ名称 内 容 AJ61QBT11/A1SJ61QBT11 QJ61BT11N 互換性 置換え時の留意点 ユニットの局番を設定する。 <設定範囲> • リモートネットモード時 局番設定スイッチ ユニットの局番を設定する。 マスタ局 :0 <設定範囲> ローカル局 :1 ∼ 64 マスタ局 :0 待機マスタ局:1 ∼ 64 ローカル局 :1 ∼ 64 • リモート I/0 ネットモード時 リモート I/O ネットモード時 △ の最終局番は,GX Developer で設定します。 待機マスタ局:1 ∼ 64 マスタ局:1 ∼ 64(リモート I/0 局の最終局の局番を設定) モード設定スイッチ ユニットの運転状態を設定する。 モード設定と伝送速度設定を 一つのスイッチで行います。 ユニットの伝送速度と運転 伝送速度設定スイッチ ユニットの伝送速度を設定する。 状態を設定する。 △ リモートネットモード,リ モート I/O ネットモードの指 定は,GX Developer のパラ メータ設定で行います。 動作条件を設定する。 <設定内容> 条件設定スイッチ • 局タイプ • データリンク異常局の入力 データ状態 動作条件の設定は,GX − △ Developer のパラメータ設定 で行います。 • 占有局数 8-8 8 CC-Link ユニットの置換え 8.5 パラメータ比較 (1) A/AnS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 内 容 パラメータ名称 AJ61BT11/A1SJ61BT11 QJ61BT11N 互換性 置換え時の留意点 GX Developer または専 用命令(RLPASET 命令) シーケンスプログラム(TO 命 ネットワークパラメータ 令)または専用命令(RLPA 命 令)で設定する。 で新規に設定してくださ GX Developer または専用命令 (RLPASET 命令)で設定する。 △ い。* 1 * 2 モードは,「リモートネッ ト Ver.1 モード」または 「リモート I/O ネットモー ド」を指定してください。 GX Developer で自動リ フレッシュ設定を行うか, FROM/TO 命令でサイク FROM/TO 命令でサイクリッ 自動リフレッシュパラ クデータの読み書きを行う,ま シュ設定を行うか,FROM/TO メータ たは専用命令 (RRPA 命令 ) で 命令でサイクリックデータの読 設定する。 リックデータの読み書き を行ってください。 GX Developer で自動リフレッ △ 専用命令(RLPASET 命 令)でネットワークパラ み書きを行う。 メータを設定した場合, FROM/TO 命令でサイク リックデータの読み書き を行ってください。 (2) QnA/QnAS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし パラメータ名称 内 容 AJ61QBT11/A1SJ61QBT11 QJ61BT11N 互換性 置換え時の留意点 GX Developer または専 用命令(RLPASET 命令) GX Developer またはシーケン ネットワークパラメータ スプログラム(TO 命令)で設 定する。 で新規に設定してくださ GX Developer または専用命令 (RLPASET 命令)で設定する。 △ い。* 1 * 2 モードは,「リモートネッ ト Ver.1 モード」または 「リモート I/O ネットモー ド」を指定してください。 GX Developer で自動リ フレッシュ設定を行うか, FROM/TO 命令でサイク リックデータの読み書き GX Developer で自動リフレッ GX Developer で自動リフレッ 自動リフレッシュパラ メータ シュ設定を行うか,FROM/TO シュ設定を行うか,FROM/TO 命令でサイクリックデータの読 命令でサイクリックデータの読 み書きを行う。 み書きを行う。 を行ってください。 △ 専用命令(RLPASET 命 令)でネットワークパラ メータを設定した場合, FROM/TO 命令でサイク リックデータの読み書き を行ってください。 * 1 Q シリーズ CC-Link ユニットのパラメータ設定 GX Developer によるパラメータ設定は,最大 8 枚可能です。9 枚目以降は,専用命令でパラメータ設定してください。 詳細は,CC-Link システムマスタ・ローカルユニットユーザーズマニュアル(詳細編)を参照してください。 * 2 既存のネットワークパラメータ設定のプログラムを削除してください。 8-9 8 CC-Link ユニットの置換え 8.6 プログラム比較 8.6.1 入出力信号 (1) A/AnS シリーズ (a) 入力信号 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 入力信号 信号名称 AJ61BT11/A1SJ61BT11 QJ61BT11N 互換性 X0 ユニット異常 ユニット異常 ○ X1 自局データリンク状態 自局データリンク状態 ○ X2 パラメータ設定状態 使用禁止 △ X3 他局データリンク状態 他局データリンク状態 ○ X4 ユニットリセット受付完了 使用禁止 × X5 使用禁止 使用禁止 ○ X6 バッファメモリのパラメータによ るデータリンク起動正常完了 X7 バッファメモリのパラメータによ るデータリンク起動異常完了 X8 E2PROM のパラメータによるデー タリンク起動正常完了 使用禁止 △ 使用禁止 ○ 使用禁止 △ X9 E2PROM のパラメータによるデー タリンク起動異常完了 XA E2PROM へのパラメータ登録正常 完了 XB E2PROM へのパラメータ登録異常 完了 XC 使用禁止 XD E2PROM の消去正常完了 XE E2PROM XF ユニットレディ ユニットレディ ○ 使用禁止 使用禁止 ○ の消去異常完了 置換え時の留意点 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し, SB006D(パラメータ設定状態)で確認してくださ い。 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し てください。 スイッチ設定を変更した場合は,シーケンサシステム の電源を OFF → ON するか,シーケンサ CPU をリ セットしてください。 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し, GX Developer または専用命令(RLPASET 命令)で パラメータを設定してください。 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し, GX Developer または専用命令(RLPASET 命令)で パラメータを設定してください。 X10 X11 X12 X13 X14 X15 X16 X17 X18 X19 X1A X1B X1C X1D X1E X1F 8 - 10 8 CC-Link ユニットの置換え (b) 出力信号 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 出力信号 Y0 信号名称 AJ61BT11/A1SJ61BT11 QJ61BT11N 互換性 置換え時の留意点 自動的にリフレッシュされます。機能に該当する部分 のシーケンスプログラムを削除してください。 リフレッシュ指示 使用禁止 △ 使用禁止 使用禁止 ○ Y1 Y2 Y3 Y4 ユニットリセット要求 使用禁止 × Y5 使用禁止 使用禁止 ○ Y6 バッファメモリのパラメータによ るデータリンク起動要求 使用禁止 △ Y7 使用禁止 使用禁止 ○ のパラメータによるデー 使用禁止 タリンク起動要求 △ Y9 使用禁止 使用禁止 ○ YA E2PROM へのパラメータ登録要求 使用禁止 △ 使用禁止 使用禁止 ○ E2PROM の消去要求 使用禁止 △ 使用禁止 使用禁止 ○ バッファメモリのバンク切換え指 定 使用禁止 △ 使用禁止 使用禁止 ○ Y8 YB YC YD E2PROM 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し てください。 スイッチ設定を変更した場合は,シーケンサシステム の電源を OFF → ON するか,シーケンサ CPU をリ セットしてください。 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し, GX Developer または専用命令(RLPASET 命令)で パラメータを設定してください。 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し, GX Developer または専用命令(RLPASET 命令)で パラメータを設定してください。 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し, GX Developer または専用命令(RLPASET 命令)で パラメータを設定してください。 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し, GX Developer または専用命令(RLPASET 命令)で パラメータを設定してください。 YE YF Y10 Y11 Y12 Y13 Y14 Y15 Y16 Y17 Y18 Y19 Y1A Y1B Y1C Y1D Y1E Y1F 8 - 11 バンクの切換えは不要です。(8.6.2 項参照) 8 CC-Link ユニットの置換え (2) QnA/QnAS シリーズ (a) 入力信号 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 入力信号 信号名称 AJ61QBT11/A1SJ61QBT11 QJ61BT11N 互換性 X0 ユニット異常 ユニット異常 ○ X1 自局データリンク状態 自局データリンク状態 ○ X2 パラメータ設定状態 使用禁止 △ X3 他局データリンク状態 他局データリンク状態 ○ X4 ユニットリセット受付完了 使用禁止 × X5 使用禁止 使用禁止 ○ X6 バッファメモリのパラメータによ るデータリンク起動正常完了 X7 バッファメモリのパラメータによ るデータリンク起動異常完了 X8 E2PROM のパラメータによるデー タリンク起動正常完了 使用禁止 △ 使用禁止 ○ 使用禁止 △ X9 E2PROM のパラメータによるデー タリンク起動異常完了 XA E2PROM へのパラメータ登録正常 完了 XB E2PROM へのパラメータ登録異常 完了 XC 使用禁止 XD E2PROM の消去正常完了 XE E2PROM の消去異常完了 XF ユニットレディ ユニットレディ ○ 使用禁止 使用禁止 ○ 置換え時の留意点 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し, SB006D(パラメータ設定状態)で確認してくださ い。 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し てください。 スイッチ設定を変更した場合は,シーケンサシステム の電源を OFF → ON するか,シーケンサ CPU をリ セットしてください。 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し, GX Developer または専用命令(RLPASET 命令)で パラメータを設定してください。 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し, GX Developer または専用命令(RLPASET 命令)で パラメータを設定してください。 X10 X11 X12 X13 X14 X15 X16 X17 X18 X19 X1A X1B X1C X1D X1E X1F 8 - 12 8 CC-Link ユニットの置換え (b) 出力信号 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 出力信号 Y0 信号名称 AJ61QBT11/A1SJ61QBT11 QJ61BT11N 互換性 置換え時の留意点 自動的にリフレッシュされます。機能に該当する部分 のシーケンスプログラムを削除してください。 リフレッシュ指示 使用禁止 △ 使用禁止 使用禁止 ○ Y1 Y2 Y3 Y4 ユニットリセット要求 使用禁止 × Y5 使用禁止 使用禁止 ○ Y6 バッファメモリのパラメータによ るデータリンク起動要求 使用禁止 △ Y7 使用禁止 使用禁止 ○ のパラメータによるデー 使用禁止 タリンク起動要求 △ Y9 使用禁止 使用禁止 ○ YA E2PROM へのパラメータ登録要求 使用禁止 △ 使用禁止 使用禁止 ○ E2PROM の消去要求 使用禁止 △ 使用禁止 使用禁止 ○ Y8 YB YC YD E2PROM YE YF Y10 Y11 Y12 Y13 Y14 Y15 Y16 Y17 Y18 Y19 Y1A Y1B Y1C Y1D Y1E Y1F 8 - 13 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し てください。 スイッチ設定を変更した場合は,シーケンサシステム の電源を OFF → ON するか,シーケンサ CPU をリ セットしてください。 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し, GX Developer または専用命令(RLPASET 命令)で パラメータを設定してください。 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し, GX Developer または専用命令(RLPASET 命令)で パラメータを設定してください。 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し, GX Developer または専用命令(RLPASET 命令)で パラメータを設定してください。 機能に該当する部分のシーケンスプログラムを削除し, GX Developer または専用命令(RLPASET 命令)で パラメータを設定してください。 8 CC-Link ユニットの置換え 8.6.2 バッファメモリ (1) A/AnS シリーズ A/AnS シリーズではバッファメモリがバンク 0 からバンク 2 に分かれており,バンクの切換えは Y1C, Y1D の ON/OFF により行います。 Q シリーズではバッファメモリが一つのエリアになっており,バンクの切換えが不要です。 送受信バッファ,自動更新バッファのバッファメモリアドレスは異なるため,Q シリーズのバッファ メモリアドレスを括弧書きで表示しています。 ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし バッファメモリアドレス バンク 16 進 バッファメモリ名称 10 進 0H ∼ 5FH 0 ∼ 95 60H ∼ 7FH 96 ∼ 127 80H ∼ CDH 128 ∼ 205 AJ61BT11/A1SJ61BT11 QJ61BT11N 互換 性 パラメータ情報エリア パラメータ情報エリア 使用禁止 使用禁止 ○ パラメータ情報エリア パラメータ情報エリア ○ 置換え時の留意点 ○ リモートネット Ver.2 モード で追加されたバッファメモリ エリアです。 置換えの場合,使用しません。 CEH ∼ DFH 206 ∼ 223 使用禁止 パラメータ情報エリア △ E0H ∼ 15FH 224 ∼ 351 リモート入力 (RX) リモート入力 (RX) ○ 160H ∼ 1DFH 352 ∼ 479 リモート出力 (RY) リモート出力 (RY) ○ 1E0H ∼ 2DFH 480 ∼ 735 リモートレジスタ (RWw) リモートレジスタ (RWw) ○ 2E0H ∼ 3DFH 736 ∼ 991 リモートレジスタ (RWr) リモートレジスタ (RWr) ○ 3E0H ∼ 5DFH 992 ∼ 1503 子局オフセット,サイズ 情報 △ 5E0H ∼ 5FFH 1504 ∼ 1535 リンク特殊リレー (SB) リンク特殊リレー (SB) ○ 600H ∼ 7FFH 1536 ∼ 2047 リンク特殊レジスタ (SW) リンク特殊レジスタ (SW) ○ 800H ∼ 9FFH 2048 ∼ 2559 使用禁止 使用禁止 ○ A00H ∼ FFFH 2560 ∼ 4095 ランダムアクセスバッ ファ ランダムアクセスバッ ファ ○ 1 0 ∼ FFFH (1000H ∼ 1FFFH) 0 ∼ 4095 (4096 ∼ 8191) 送受信バッファ 送受信バッファ △ バンク切換え処理のプログラ ムを削除してください。 2 0 ∼ FFFH (2000H ∼ 2FFFH) 0 ∼ 4095 (8192 ∼ 12287) 自動更新バッファ 自動更新バッファ △ バンク切換え処理のプログラ ムを削除してください。 − − (3000H ∼ 3FFFH) − (12288 ∼ 16383) 使用禁止 − − − (4000H ∼ 53FFH) − (16384 ∼ 21503) Ver.2 対応エリア △ − − (5400H ∼ 7FFFH) − (21504 ∼ 32767) 使用禁止 − 0 使用禁止 − リモートネット Ver.2 モード で追加されたバッファメモリ エリアです。 置換えの場合,使用しません。 Q シリーズで追加された機能 のため,置換えの場合,使用 しません。 8 - 14 8 CC-Link ユニットの置換え A/AnSシリーズ 0H FFFH バンク0 Y(n+1)C:OFF Y(n+1)D:OFF バンク1 0H FFFH Qシリーズ 0H FFFH Y(n+1)C:ON Y(n+1)D:OFF バンク2 0H Y(n+1)C:OFF Y(n+1)D:ON 2FFFH (2) QnA/QnAS シリーズ ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし バッファメモリアドレス 16 進 0H ∼ 5FH 0 ∼ 95 60H ∼ 7FH 96 ∼ 127 80H ∼ CDH AJ61QBT11/ A1SJ61QBT11 QJ61BT11N 互換 性 パラメータ情報エリア パラメータ情報エリア ○ 使用禁止 使用禁止 ○ 128 ∼ 205 パラメータ情報エリア パラメータ情報エリア ○ CEH ∼ DFH 206 ∼ 223 使用禁止 パラメータ情報エリア △ E0H ∼ 15FH 224 ∼ 351 リモート入力 (RX) リモート入力 (RX) ○ 160H ∼ 1DFH 352 ∼ 479 リモート出力 (RY) リモート出力 (RY) ○ 1E0H ∼ 2DFH 480 ∼ 735 リモートレジスタ (RWw) リモートレジスタ (RWw) ○ 2E0H ∼ 3DFH 736 ∼ 991 リモートレジスタ (RWr) リモートレジスタ (RWr) ○ 3E0H ∼ 5DFH 992 ∼ 1503 使用禁止 子局オフセット,サイズ 情報 △ 5E0H ∼ 5FFH 1504 ∼ 1535 リンク特殊リレー (SB) リンク特殊リレー (SB) ○ 600H ∼ 7FFH 1536 ∼ 2047 リンク特殊レジスタ (SW) リンク特殊レジスタ (SW) ○ 800H ∼ 9FFH 2048 ∼ 2559 使用禁止 使用禁止 ○ 2560 ∼ 4095 ランダムアクセスバッ ファ ランダムアクセスバッ ファ ○ 1000H ∼ 1FFFH 4096 ∼ 8191 送受信バッファ 送受信バッファ ○ 2000H ∼ 2FFFH 8192 ∼ 12287 自動更新バッファ 自動更新バッファ ○ − (3000H ∼ 3FFFH) − (12288 ∼ 16383) 使用禁止 − − (4000H ∼ 53FFH) − (16384 ∼ 21503 Ver.2 対応エリア △ − (5400H ∼ 7FFFH) − (21504 ∼ 32767 使用禁止 − A00H ∼ FFFH 8 - 15 10 進 バッファメモリ名称 − 置換え時の留意点 リモートネット Ver.2 モードで追加さ れたバッファメモリエリアです。 置換えの場合,使用しません。 リモートネット Ver.2 モードで追加さ れたバッファメモリエリアです。 置換えの場合,使用しません。 Q シリーズで追加された機能のため, 置換えの場合,使用しません。 8 CC-Link ユニットの置換え 8.6.3 リンク特殊リレー (SB) /リンク特殊レジスタ (SW) (1) A/AnS シリーズ A/AnS シリーズと Q シリーズで用途の異なる SB/SW のみ下表に示します。 (a) リンク特殊リレー (SB) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 名称 番号 SB0001 AJ61BT11/A1SJ61BT11 マスタ局切換えデータリンク 待機マスタ切換え時のリフ 起動 レッシュ指示 専用命令によるパラメータ変 SB0003 更時のリフレッシュ指示 SB0007 − SB000C SB004F 起動受付状態 RLPASET 命令でネットワークパラ メータを設定する場合に使用します。 △ Q シリーズで追加された機能のため, 置換えの場合,使用しません。 レッシュ指示受付状態 マスタ局切換えデータリンク 待機マスタ切換え時のリフ 起動完了状態 レッシュ指示完了状態 − △ 用途が変っています。 態 パラメータ設定テスト機能は,Q シ パラメータ設定テスト完了状 パラメータ情報読出し 態 × リーズでは不要のため,機能に該当 する部分のシーケンスプログラムを 完了状態 削除してください。 SB0058 マスタ局重複エラー解除完了 SB005A SB005B マスタ切換え要求受付 マスタ切換え要求完了 − 置換えの場合,使用しません。 態 パラメータ設定テスト受付状 パラメータ情報読出し受付状 態 Q シリーズで追加された機能のため, 強制マスタ切換え実行可能状 マスタ局重複エラー解除受付 SB005D 仕様は同じです。 ライズ手順登録指示 SB0057 SB005C △ 置換え時の留意点 マスタ局切換えデータリンク 待機マスタ切換え時のリフ SB0046 SB004E ○ 伝送速度テスト要求 強制マスタ切換え リモートデバイス局イニシャ SB000D SB0043 互換性 マスタ局重複エラー解除要求 SB000B SB0042 QJ61BT11N 強制マスタ切換え要求受付 強制マスタ切換え要求完了 △ Q シリーズで追加された機能のため, 置換えの場合,使用しません。 リモートデバイス局イニシャ SB005E ライズ手順実行状態 リモートデバイス局イニシャ SB005F ライズ手順実行完了状態 Q シリーズでは,ネットワークパラ SB0069 ユニットモード − △ メータで設定します。 (SW0060 で確認可能) サイクリックデータ局単位ブ SB006F ロック保証設定状態 SB0079 マスタ局復列指定情報 自局マスタ/待機マスタ動作 SB007B SB007C 状態 シーケンサ CPU STOP 時の − 子局リフレッシュ/強制クリ ア指定状態 SB00B4 SB0184 △ Q シリーズで追加された機能のため, 置換えの場合,使用しません。 待機マスタ局テスト結果 待機マスタ局伝送速度テスト 結果 SB0185 伝送速度テスト受付状態 SB0186 伝送速度テスト完了状態 8 - 16 8 CC-Link ユニットの置換え (b) リンク特殊レジスタ (SW) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 番号 名称 AJ61BT11/A1SJ61BT11 SW000B − SW0017 マスタ局切換えデータリンク 待機マスタ切換え時のリフ 起動結果 レッシュ指示結果 自動 CC-Link 起動実行結果 SW0057 マスタ局重複エラー解除結果 − 伝送速度設定 △ SW005D 強制マスタ切換え指示結果 SW005F リモートデバイス局イニシャ ライズ手順登録指示結果 SW0062 条件設定スイッチ状態 SW00B9 E2PROM 登録状態 SW00BA E2PROM 消去結果 E2PROM へのパラメータ登 SW0187 仕様は同じです。 Q シリーズで追加された機能のため, 置換えの場合,使用しません。 Q シリーズでは,パラメータの設定 状態が格納されます。 E2PROM なし。 (8.7 節参照) ライズ手順登録実行個別情報 対応 CC-Link Ver. 情報 SW0143 SW183 △ 置換えの場合,使用しません。 (対象 1 ∼ 16) SW0140 ∼ SW0184 ∼ − △ Q シリーズで追加された機能のため, リモートデバイス局イニシャ SW011F SW0148 SW0149 ユニット動作状態 置換え時の留意点 録可能回数 SW0110 ∼ SW0147 ○ 詳細 LED 表示状態 SW0059 SW0144 ∼ △ ライズ手順登録局指定 SW0058 8 - 17 リモートデバイス局イニシャ SW0052 SW00BB 互換性 専用命令リトライ回数設定 SW0014 ∼ SW0043 QJ61BT11N − CC-Link Ver. 実装/パラ メータ整合状態 パラメータモード 自局パラメータモード 伝送速度テスト結果 伝送速度テスト局単位結果 △ Q シリーズで追加された機能のため, 置換えの場合,使用しません。 8 CC-Link ユニットの置換え (2) QnA/QnAS シリーズ QnA/QnAS シリーズと Q シリーズで用途の異なる SB/SW のみ下表に示します。 (a) リンク特殊リレー (SB) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 番号 SB0001 名称 AJ61QBT11/A1SJ61QBT11 QJ61BT11N マスタ局切換え 待機マスタ切換え時の データリンク起動 リフレッシュ指示 互換性 ○ 置換え時の留意点 仕様は同じです。 専用命令によるパラメータ変 更時のリフレッシュ指示 SB0003 マスタ局重複エラー解除 SB0007 − SB000B SB000C 要求 伝送速度テスト要求 △ Q シリーズで追加された機能のため, 置換えの場合,使用しません。 強制マスタ切換え リモートデバイス局イニシャ SB000D ライズ手順登録指示 SB0030 送受信命令 (1) 受付状態 SB0031 送受信命令 (1) 完了状態 SB0032 送受信命令 (2) 受付状態 SB0033 送受信命令 (2) 完了状態 Q シリーズでは,使用しません。 機能に該当する部分のシーケンスプ − △ ログラムを削除し,READ, WRITE 命令は,RIRD, RIWT 命令に置き換 えてください。 強制マスタ切換え実行可能状 SB0046 態 SB0057 SB0058 マスタ局重複エラー解除受付 マスタ局重複エラー解除完了 SB005A マスタ切換え要求受付 SB005B − SB005C SB005D マスタ切換え要求完了 強制マスタ切換え要求受付 △ Q シリーズで追加された機能のため, 置換えの場合,使用しません。 強制マスタ切換え要求完了 リモートデバイス局イニシャ SB005E ライズ手順実行状態 リモートデバイス局イニシャ SB005F ライズ手順実行完了状態 Q シリーズでは,ネットワークパラ SB0069 ユニットモード − △ メータで設定します。 (SW0060 で確認可能) サイクリックデータ局単位ブ SB006F ロック保証設定状態 SB0079 マスタ局復列指定情報 SB007B − 自局マスタ/待機マスタ動作 状態 △ Q シリーズで追加された機能のため, 置換えの場合,使用しません。 シーケンサ CPU STOP 時の SB007C 子局リフレッシュ/強制クリ ア指定状態 SB00A0 SB00A1 RECV 命令 (1) 実行要求フラ − RECV 命令 (2) 実行要求フラ △ 機能に該当する部分のシーケンスプ ログラムを削除してください。 グ SB00B4 SB0184 Q シリーズでは,使用しません。 グ 待機マスタ局テスト結果 待機マスタ局伝送速度テスト − 結果 SB0185 伝送速度テスト受付状態 SB0186 伝送速度テスト完了状態 △ Q シリーズで追加された機能のため, 置換えの場合,使用しません。 8 - 18 8 CC-Link ユニットの置換え (b) リンク特殊レジスタ (SW) ○:互換性あり,△:一部変更あり,×:互換性なし 番号 名称 AJ61QBT11/A1SJ61QBT11 SW000B SW0014 ∼ ライズ手順登録局指定 SW0052 自動 CC-Link 起動実行結果 − SW0058 マスタ局重複エラー解除結果 詳細 LED 表示状態 SW0059 伝送速度設定 SW005D 強制マスタ切換え指示結果 条件設定スイッチ状態 SW00B9 E2PROM 登録状態 SW00BA E2PROM 消去結果 E2PROM へのパラメータ登 ユニット動作状態 − △ △ Q シリーズでは,パラメータの設定 状態が格納されます。 E2PROM なし。 (8.7 節参照) ライズ手順登録実行個別情報 (対象 1 ∼ 16) SW0140 ∼ 対応 CC-Link Ver. 情報 SW0143 − CC-Link Ver. 実装/パラ メータ整合状態 SW0148 パラメータモード SW0149 自局パラメータモード SW0183 伝送速度テスト結果 SW0187 置換えの場合,使用しません。 リモートデバイス局イニシャ SW011F SW0184 ∼ Q シリーズで追加された機能のため, 録可能回数 SW0110 ∼ SW0147 △ ライズ手順登録指示結果 SW0062 SW0144 ∼ 置換え時の留意点 リモートデバイス局イニシャ SW005F SW00BB 互換性 リモートデバイス局イニシャ SW0017 SW0057 8 - 19 QJ61BT11N 専用命令リトライ回数設定 伝送速度テスト局単位結果 △ Q シリーズで追加された機能のため, 置換えの場合,使用しません。 8 CC-Link ユニットの置換え 8.7 その他の注意事項 その他の注意事項について説明します。 (1) 周辺機器接続ユニットについて A/AnS/QnA/QnAS シリーズで AJ65BT-G4 形周辺機器接続ユニットを使用している場合, AJ65BT-R2N 形 CC-Link システム RS-232C インタフェースユニット(MELSOFT 接続に設定) に交換してください。 AJ65BT-G4 形周辺機器接続ユニットは,Q シリーズでは使用できません。 (AJ65BT-G4-S3 形周辺機器接続ユニットは,Q シリーズでも使用可能です。 ) (2) 処理時間について A/AnS/QnA/QnAS シリーズと Q シリーズでは,シーケンススキャンタイム,リンクリフレッシュ 時間などが異なります。 処理時間については,各ユニットのマニュアルを参照してください。 (3) E2PROM へのパラメータ登録 Q シリーズ CC-Link システムマスタ・ローカルユニットは,E2PROM がありませんので,E2PROM へのパラメータ登録に該当する部分のシーケンスプログラムを削除してください。 Q シリーズ CC-Link システムマスタ・ローカルユニットは,GX Developer のネットワークパラメー タを設定して,シーケンサ CPU にパラメータを登録します。 8 - 20 8 CC-Link ユニットの置換え 8.8 パラメータ設定例 A/AnS シリーズでシーケンスプログラム(TO 命令)を使用してパラメータ設定していたシステム を,Q シリーズで GX Developer を使用してパラメータ設定するシステムに置き換える例について説 明します。 本節では,以下に示すシステム構成例で説明します。 局番4 局番9 マスタ局 (X/Y00∼1F) 局番1 局番2 局番8 インテリ ローカル局 ジェント リモート リモート (4局占有) 予約局 デバイス局 デバイス局 I/O局 (1局占有) (4局占有) (1局占有) (2局占有) 8.8.1 A/AnS シリーズでのパラメータ設定例 シーケンスプログラム(TO 命令)を使用してパラメータ設定する場合のプログラム例を以下に示し ます。 8 - 21 8 CC-Link ユニットの置換え 8 - 22 8 CC-Link ユニットの置換え 8.8.2 Q シリーズでのパラメータ設定例 GX Developer を使用してパラメータ設定する場合の例を以下に示します。 8 - 23 9 外形寸法 9 9 外形寸法 9.1 外形寸法について 本置換え手引きに記載されている各ユニットの外形寸法は,各ユニットのユーザーズマニュアルで確 認してください。 ベースユニットの外形寸法は,以下の置換えの手引きを参照してください。 置換え対象 No. 1 2 置換えの手引き MELSEC-A/QnA(大形)シリーズから Q シリーズへの置換えの手 引き(基本編) MELSEC-AnS/QnAS(小形)シリーズから Q シリーズへの置換え の手引き(基本編) マニュアル番号 A/ AnS/ QnA QnAS L08042 ○ × ○ L08209 × ○ ○ Q 9-1 9 外形寸法 Memo 9-2 付録 付 1 補用品の保管について (1) シーケンサの一般仕様は以下の通りですが,仕様保証範囲内であっても高温,高湿での保管 を避けてください。 保存周囲温度 保存周囲湿度 − 20 ∼ 75 ℃ 10 ∼ 90%,結露無きこと (2) 直射日光が当たらない場所に保管してください。 (3) 粉塵・腐食性ガスのない環境下に保管してください。 (4) バッテリ (A6BAT,A8BAT など ) やメモリカード用リチウムコイン電池(市販品)は,未 使用時でも自己放電により電池容量が低下します。5年を目安に新品に入れ替えてくださ い。 (5) アルミ電解コンデンサを使用する電源ユニットや電源内蔵 CPU ユニット,アナログユニッ トの中で下表の製品は,無通電のまま長時間放置すると特性が劣化しますので,次の対策を 実施してください。 品名 CPU ユニット (電源内蔵タイプ) 電源ユニット アナログユニット 形名 A1NCPU, A1NCPUP21, A1NCPUR21, A1NCPUP21-S3, A2CCPU, A2CCPUP21, A2CCPUR21, A2CCPUC24, A2CCPUC24-PRF, A2CJCPU-S3 A1SJHCPU A61P, A61PEU, A61P-UL, A62P, A62PEU, A63P, A68P, A61RP, A67RP, A2CJ66P A1S61PN, A1S62PN, A1S63P A62DA, A62DA-S1 A1S64AD, A1S68AD, A1S62DA, A1S68DAI, A1S68DAV, A1S63ADA, A1S66ADA 【アルミ電解コンデンサの特性劣化を防止する対策】 1 年間に 1 回,定格電圧を数時間印加して,アルミ電解コンデンサの活性化を図っていただく。また は,定期点検時(1 ∼ 2 年ごと)に製品をローテーションしてお使いください。 【参考】 アルミ電解コンデンサの寿命は,常温・未使用時でも通電時の 1/4 程度の進行速度で劣化します。 付-1 付 2 関連マニュアル マニュアルは,三菱電機 FA サイトからダウンロードできます。 http://www.MitsubishiElectric.co.jp/fa/ 付 2.1 置換えの資料 (1) リニューアルカタログ No. マニュアル名称 1 MELSEC-A/QnA(大形)リニューアルカタログ 2 MELSEC-AnS/QnAS(小形)リニューアルカタログ マニュアル番号 L08075 − 置換え対象 A(大形) AnS(小形) ○ × × ○ (2) 置換えの手引き No. マニュアル名称 MELSEC-A/QnA(大形)シリーズから Q シリーズへの置換 1 えの手引き(基本編) MELSEC-AnS/QnAS(小形)シリーズから Q シリーズへの 置換えの手引き(基本編) MELSEC-A/QnA(大形)シリーズから Q シリーズへの置換 2 えの手引き(インテリジェント機能ユニット編) MELSEC-AnS/QnAS(小形)シリーズから Q シリーズへの 置換えの手引き(インテリジェント機能ユニット編) マニュアル番号 置換え対象 A(大形) AnS(小形) L08042 ○ × L08209 × ○ L08045 ○ × L08208 × ○ L08047 ○ ○ L08049 ○ ○ L08056 ○ ○ L08057 ○ ○ L08058 ○ ○ L08116 ○ × MELSEC-A/QnA(大形),AnS/QnAS(小形)シリーズか 3 ら Q シリーズへの置換えの手引き(ネットワークユニット 編) 4 5 6 7 8 MELSEC-A/QnA(大形),AnS/QnAS(小形)シリーズか ら Q シリーズへの置換えの手引き(通信編) MELSEC-A0J2H シリーズから Q シリーズへの置換えの手引 き MELSECNET/MINI-S3,A2C(I/O) から CC-Link への置換 えの手引き MELSEC-I/OLINK から CC-Link/LT への置換えの手引き MELSEC 二重化システム置換えの手引き (Q4ARCPU から QnPRHCPU への置換え) (3) リニューアル事例集 No. 1 マニュアル名称 MELSEC-A/QnA(大形)リニューアル事例集 マニュアル番号 L08098 置換え対象 A(大形) AnS(小形) ○ ○ (4) その他 No. 1 2 マニュアル名称 位置決めユニット AD71 から QD75 に置き換える場合の手順 について * 1 A/QnA(大形)シリーズ CPU からユニバーサルモデル QCPU へ置き換える場合の留意点 *1 * 1 資料は,三菱電機 FA サイト からダウンロードしてください。 付-2 マニュアル番号 置換え対象 A(大形) AnS(小形) FA-D-0060 ○ ○ FA-D-0068 ○ × 付 2.2 A/AnS シリーズ No. 1 2 3 4 マニュアル名称 MELSECNET,MELSECNET/B データリンクシステムリファレンス マニュアル AnU 対応 MELSECNET/10 ネットワークシステムリファレンス マニュアル(PC 間ネット編) AnU 対応 MELSECNET/10 ネットワークシステムリファレンス マニュアル(リモート I/O ネット編) AJ61BT11/A1SJ61BT11 形 CC-Link システムシステム マスタ・ローカルユニットユーザーズマニュアル(詳細編) マニュアル番号 形名コード IB-68277 13JA40 SH-3476 13JA87 SH-3503 13JG27 SH-3603 13JH79 付 2.3 QnA/QnAS シリーズ No. 1 2 マニュアル名称 QnA/Q4AR 対応 MELSECNET/10 ネットワークシステム リファレンスマニュアル AJ61QBT11/A1SJ61QBT11 形 CC-Link システムシステム マスタ・ローカルユニットユーザーズマニュアル(詳細編) マニュアル番号 形名コード SH-3585 13JH40 SH-3604 13JH80 付 2.4 Q シリーズ No. 1 2 3 4 5 マニュアル名称 Q 対応 MELSECNET/H ネットワークシステムリファレンスマニュアル(PC 間 ネット編) Q 対応 MELSECNET/H ネットワークシステムリファレンスマニュアル(リモー ト I/O ネット編) CC-Link システムマスタ・ローカルユニットユーザーズマニュアル (詳細編)QJ61BT11N MELSECNET, MELSECNET/B ローカル局用データリンクユニットユーザーズマ ニュアル(詳細編) MELSEC-Q/L プログラミングマニュアル(共通命令編) マニュアル番号 形名コード SH-080026 13JD04 SH-080123 13JD06 SH-080395 13JP15 SH-080669 13JY18 SH-080804 13JC22 付-3 Memo 付-4 保証について ご使用に際しましては,以下の製品保証内容をご確認いただきますよう,よろしくお願いいたします。 1.無償保証期間と無償保証範囲 無償保証期間中に,製品に当社側の責任による故障や瑕疵(以下併せて「故障」と呼びます)が発生した場合,当 社はお買い上げいただきました販売店または当社サービス会社を通じて,無償で製品を修理させていただきます。 ただし,国内および海外における出張修理が必要な場合は,技術者派遣に要する実費を申し受けます。 また,故障ユニットの取替えに伴う現地再調整・試運転は当社責務外とさせていただきます。 【無償保証期間】 製品の無償保証期間は,お客様にてご購入後またはご指定場所に納入後 36ヵ月とさせていただきます。 ただし,当社製品出荷後の流通期間を最長 6ヵ月として,製造から 42ヵ月を無償保証期間の上限とさせていただ きます。また,修理品の無償保証期間は,修理前の無償保証期間を超えて長くなることはありません。 【無償保証範囲】 (1) 一次故障診断は,原則として貴社にて実施をお願い致します。 ただし,貴社要請により当社,または当社サービス網がこの業務を有償にて代行することができます。この場 合,故障原因が当社側にある場合は無償と致します。 (2) 使用状態・使用方法,および使用環境などが,取扱説明書,ユーザーズマニュアル,製品本体注意ラベルなど に記載された条件・注意事項などに従った正常な状態で使用されている場合に限定させていただきます。 (3) 無償保証期間内であっても,以下の場合には有償修理とさせていただきます。 ①お客様における不適切な保管や取扱い,不注意,過失などにより生じた故障およびお客様のハードウェアま たはソフトウェア設計内容に起因した故障。 ②お客様にて当社の了解なく製品に改造などの手を加えたことに起因する故障。 ③当社製品がお客様の機器に組み込まれて使用された場合,お客様の機器が受けている法的規制による安全装 置または業界の通念上備えられているべきと判断される機能・構造などを備えていれば回避できたと認め られる故障。 ④取扱説明書などに指定された消耗部品が正常に保守・交換されていれば防げたと認められる故障。 ⑤消耗部品(バッテリ,リレー,ヒューズなど)の交換。 ⑥火災,異常電圧などの不可抗力による外部要因および地震,雷,風水害などの天変地異による故障。 ⑦当社出荷当時の科学技術の水準では予見できなかった事由による故障。 ⑧その他,当社の責任外の場合またはお客様が当社責任外と認めた故障。 2.生産中止後の有償修理期間 (1) 当社が有償にて製品修理を受け付けることができる期間は,その製品の生産中止後 7 年間です。 生産中止に関しましては,当社テクニカルニュースなどにて報じさせていただきます。 (2) 生産中止後の製品供給(補用品も含む)はできません。 3.海外でのサービス 海外においては,当社の各地域 FA センターで修理受付をさせていただきます。ただし,各 FA センターでの修理 条件などが異なる場合がありますのでご了承ください。 4.機会損失,二次損失などへの保証責務の除外 無償保証期間の内外を問わず,当社の責に帰すことができない事由から生じた障害,当社製品の故障に起因するお 客様での機会損失,逸失利益,当社の予見の有無を問わず特別の事情から生じた損害,二次損害,事故補償,当社 製品以外への損傷,およびお客様による交換作業,現地機械設備の再調整,立上げ試運転その他の業務に対する補 償については,当社責務外とさせていただきます。 5.製品仕様の変更 カタログ,マニュアルもしくは技術資料などに記載の仕様は,お断りなしに変更させていただく場合がありますの で,あらかじめご承知おきください。 以 上 Ethernet は,米国 Xerox Corporation の商標です。 その他,本文中における会社名,商品名は,各社の商標または登録商標です。 L(名)08047-L
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