ニューヨークスタイル(食)

食
Food Facts
食の実態
食のトレンド
Food
お茶の健康効果を背景にアメリカ
ではお茶全体の消費が増えており、
日本からの輸出量も増加している。
小売店でも緑茶のティーバッグが
販売され、無糖茶以外にもフレー
バー付きの緑茶などバリエーション
お茶
ニューヨーク市の多国籍食文化
1,500
1,200
に 抹 茶 ド リ ン ク の 販 売 を 開始し、
500
した。
1,963
1,800
800
専門店「TEAVANA」をオープン
では、バラエティーに富んだ食文
2,100
は多い。スターバックスは 2005 年
2013 年にはマンハッタンに お 茶
多様な民族が住むニューヨーク市
日本対米のお茶の輸出額
(100万円)
300
100
化 が あ り、 多 国 籍 料 理 を 楽 し む
664
321
2000
2005
2010
(データ:JETRO、2011 年時点)
ことができる。世界中から訪れる
観光客に対応した食を提供する
ことで、その 多様 性 を後押しした。
全米 50 州におけるファストフードに対する
年間支出額 (1人あたり )
また ベジタリアンやビーガンなど
全米 50 州におけるファストフードに
ニューヨーカーのさまざまな食生
活を支える専門店も多い。
1,040 ドル
は 48 位にランクインした。ほか
3位 テキサス州
978 ドル
の州と比較すると、その年間支出
に近い飲食店があり(全米レスト
ラン協会調べ)、2015 年には約
1,194 ドル
2位 カンザス州
ファストフード
額は低い。近年ではファストフード
…
ニューヨーク州には 4 万 5,000 軒
1位 オクラホマ州
対する年間支出額でニューヨーク州
年間平均
(一人あたり)
48 位 ニューヨーク州
の中でもオーガニックのホット
360 億ドルの売り上げが見込ま
ドッグや健康志向を取り入れた
れている。ニューヨーク州では約
ハンバーガーなどもみられる。
485ドル
80万人が飲食業界に従事しており、
(データ:Level money、2014 年時点)
年々 増 加 傾 向 に あ る 移 民 が そ の
大半を占める。
レストランガイド「Zagat」の発 表
ニューヨーク市ではコーヒー消費量
によると、2014 年にニューヨーク
が 他市 の平均に比べ 6∼7 倍ある。
市でオープンしたレストラン数は
スターバックスやダンキンドーナツ
160軒 とリ ー マ ン シ ョック 前 の
などのチェーン店や個人経営の
2007 年と同水準に戻った。一方、
カフェが市内至る所にある。近年は
閉店したレストラン数は 82 軒と
サードウェーブスタイルのコーヒー
昨年の倍になった。一因として店舗
ショップが流行しており、豆の産
賃料の高騰があげられ、レストラン
コーヒー市場
地にこだわって 1 杯ずつバリスタ
経営の継続の難しさを表す結果と
が抽出するタイプのコーヒーが
なった。
人気を集めている。代表として、カリ
フォルニア州で発祥したブルー
ボトルコーヒーがあげられる。
▪毎日コーヒーを飲むニューヨーカーの割合
63.0 %
1 日平均摂取量
3.5 杯
(データ:Fine Dining Lovers、2014 時点)
▪コーヒーチェーン店の割合
スターバックス
16.0 %
小規模チェーンや単一店舗
26.7 %
57.3 %
ダンキンドーナツ
(データ:New York City Economic Development
Corporation、2013 年時点)
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Food Culture
食文化
民族性豊かな外食産業
ニューヨーク市における多国籍レストラン軒数
■ ニューヨーク市におけるアメリカ人の人口
■ ニューヨーク市における移民の人口
ユダヤ /
コーシャー
(万人)
500
275 軒
韓国
インド
312 軒
タイ
258軒
321軒
ギリシャ
111 軒
400
300
メキシコ
日本
729 軒
752 軒
中国
2,490 軒
イタリア
スペイン
1,065 軒
634 軒
200
100
フランス
354 軒
1980
1990
2000
アイルランド
186 軒
2010
(データ:Office of the State Comptroller、2013 年 11 月時点)
(データ:New York City Department of Health and Mental Hygiene、2014 年 12 月時点)
ニューヨーク市には 2 万 4,000 軒を超える
アメリカ人向けに味を合わせた順応型まで、
総生産は 2,100 億ドルと全体の 31% を占め、
さまざまなレストランがあり、多国籍料理を提供
多種多様なスタイルが存在する。2010 年、
300
市の経済活動に大きく貢献している。職業別に
している。アメリカンレストランを除き、中国、
万人に到達したニューヨーク市の移民数は現 在
み て も 移 民 労 働 者 が 調 理 や 飲食業に関わる
イタリア、日本、メキシコ、
スペインの順に店舗が
も増加傾向にあり、
2013 年には居住者の3人
割合が圧倒的に多く、市内のシェフや料理長
多い。本場の味をそのまま再現した本格派から、
に1人が移民となった。2011年に移民による市の
の75%以上は移民が占めている。
(参考:Office of the State Comptroller、2013 年 11 月時点)
文化や宗教による食事スタイル
■ Vegetarian(ベジタリアン)
■ Halal(ハラル)
思想的、道徳、健康上の理由により全米人口
ハラルフードはイスラムの教えにのっとった
の 3.2% が菜食主義とみられている。ニュー
食品のことを指すが、ニューヨーク市内では
ヨーク市内では健康志向から菜食主義の人
宗教を超えて親しまれている。ハラルフード
が多いため、デリやレストランでは専用の
を提供するフードベンダーは多く点在し、人
メニューを提供している。
気店では連日行列ができる。ニューヨーカーの
ランチメニューとしても定着している。
(参考:Vegetarian Times、2008 年時点)
■ Vegan(ビーガン)
■ Kosher(コーシャ)
卵や乳製品を食べるベジタリアンに対し、それ
ユダヤ教の食規定に従った食品を指し、専門の
らも一切口にしない完全菜食主義者は全米人口
宗教指導者が原材料、製造工程の実地検査
の 0.5%とみられている。ニューヨーク市内では
を行ったうえで認定される。ニューヨーク州の
ビーガンのメニューを提供するファストフード店
ユダヤ人の人口は全米 1 位で州の総人口の 9%
やレストランが増加しており、ビーガンにとって
を占め、コーシャ食品の需要が多い。
全米で最も優しい都市に選ばれた。
(参考:Vegetarian Times、2008 年時点)
(参考:JETRO、2014 年 3 月時点)
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Popular Ethnic Foods
外国料理の浸透
その他 2.4% イタリア 16.2%
好きな外国料理
中国 15.3%
アフリカ 1.0%
ニューヨーカーに人気のある外国料理は、イタリア、中国、日本、メキシコ
の料理が上位を占め、ニューヨーク市内に店舗を構える多国籍レストラン
韓国 4.8%
日本 14.9%
フランス 5.0%
メキシコ 11.9%
数とも比例することがわかった。人種による嗜好の違いから 5 位以降
では大きな開きがないのもニューヨークの特徴と言える。
日本食品に対する消費者意識アンケート調査:
ニューヨーク市在住 20 代から 50 代の現地住民を対象とし、2012 年 12 月に JETRO が
アラブ 5.3%
インターネット調査を実施。年齢層は 20 代 25 人、30 代 25 人、40 代 25 人、50 代 25 人。
タイ 8.3%
インド 6.9%
スペイン 8.1%
代表的なレストラン
イタリア料理
Marea
中華料理
Café China
日本料理
Ootoya
シーフード専門のイタリア料理店。月ごとに
アメリカ人の口に合うよう改良された中華
ニューヨーカーに定食文化を定着させ有名店
テーマの食材を変え、メニューを考案している。
料 理 が 多 い 中、 同 店 は 本 格 的 な 四 川 料 理 に
となった。日本人が食べて美味しいと言われる
食材はオーガニック、パスタはすべて手作り
こだわる。メニューのすべてに力を入れる姿勢
和食作りを心がけている。そのほか、食育セミ
と素材にこだわりをみせる。
が評価され、ミシュランの 1 つ星を獲得。
ナーなどに取り組んでいる。
Babbo
RedFarm
15 East
ニューヨーク市内にある有名イタリアン
ロ ー カ ル 食 材 に こ だ わ り、 定 番 化 し た 中 華
江戸前寿司で修行を積んだ職人が握る純和風
マーケットをプロデュースし、イタリアンの
料理に新たな風を吹き込もうと「ニューヨーク
の寿司を提供。食材を日本から輸入、また季節
鉄人としてメディアに登場するシェフが開い
スタイル」の中華を提供する。伝統と革新が
のネタを地元のグリーンマーケットで仕入
た人気店。地中海を中心に世界中から魚介類
融合したオリジナリティある中華料理が定評。
れるなどのこだわりも人気の秘密。
を取り揃えており、本場の食材が楽しめる。
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New York Dining
外食事情
外食に関するアンケート
外食産業が盛んなニューヨーク市では、外食 1 食あたりにかけるお金が全米で最も多く、1 週間あたりの外食頻度もほかの都市に比べて高い。内装やサービスの質
を重視した高級なレストランよりも、気軽で低価格な外食を楽しむ人々が近年増えている。市内では、高級なレストランでも手頃な価格で楽しむことができる
ニューヨークレストランウィークが年に 2 回開催され、外食産業の活性化に貢献している。毎年約 300 店が参加し、幅広い年齢層の客を集めている。
■ 1 ヵ月間の食材を買う予算は?
■ 1 ヵ月間の外食の予算は?
■外食の頻度は ?
401ドル∼
401ドル ∼
6.7%
∼100 ドル
12.5%
∼100ドル
26.0%
20.2%
月に 1 回
6.7%
その他
毎日
3.8%
16.3%
201∼400 ドル
23.1%
月に 2∼3 回
19.2%
201∼400 ドル
101∼ 200ドル
39.4%
27.9%
101∼200ドル
44.2%
週に 2∼3 回
週に 1 回
30.8%
23.2%
ニューヨーカーの食に関する調査:世帯収入が 6 万ドル以上の中間層・富裕層、男女各 52 名(合計 104 名)を対象とし、
2014 年 11 月に O planning がインターネット調査を実施。年齢層は 20 代 26 人、30 代 26 人、40 代 26 人、50 代 26 人。
外食産業の市場動向
レストラン売上高、レストラン数、従業者数どれをとっても全米市場に占めるニューヨーク州の割合は大きい。地元の人だけでなく、毎年世界中から訪れる観光客
の消費もその市場の成長を後押ししている。
ニューヨーク州
336 億ドル
ニューヨーク州
ニューヨーク州
約 42,610 軒
約 80 万人
■ ニューヨーク州 ■ ニューヨーク州以外
ニューヨーク州以外
ニューヨーク州以外
ニューヨーク州以外
6,269 億ドル
約 937,000 軒
約1,300 万人
レストラン売上高
レストラン総数
レストラン業従事者数
時給 12.92 ドル
時給 11.27 ドル
飲食業従事者の平均賃金(チップを含む)
(データ:National Restaurant Association、2013 年 1 月時点/ U.S. Bureau of Labor Statistics、2013 年時点)
レストランを開業するための基本的な流れ ( 留意点)
アメリカでレストランを開業する場合、現地法人設立のほかに、ビザおよび現地での開業許可を取得する必要がある。さらにレストラン開業地を借りるには、
損害保険への加入が必須となる。
ビザ申請
開業許可の取得
ロケーションの決定
建設許可の申請
建設・工事開始
開店準備
投資駐在員ビザ(E-2)
・レストランを登録
専門家、弁護士の協力の
建設や工事に必要な書類
・入居許可書
企業間転勤者ビザ(L-1)
・全米納税者番号(EIN)
もと、適したロケーション
を提出する。建設・工事
・食物衛生許可
・アルコール販売許可書
を選ぶ。
も安全や衛生面の検査が
どちらかの申請が必要。
(アルコールを取り扱う場合のみ)
行われる。
・その他Tax IDなどを取得
(参考:JETRO、2014 年 1 月時点/ NYC.gov)
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Food Supply
スーパー・市場
ニューヨーク市のスーパーと市場
日々の買い物は近所の店を利用する人が多いが、近年はオーガニック、ナチュラル食品を求め、専門スーパーに足を運ぶ人が増加している。オーガニック、
ナチュラル食品の売り上げは年々伸びており、2012 年アメリカでオーガニック、ナチュラル製品の小売り売上高は 813 億ドルと前年よりも 13.5% 増加した。
またニューヨーク市内では地元で採れた農産物などを販売するファーマーズマーケットなどが頻繁に開かれている。民族性を反映したスーパーも多く、メキシコ系や
中華系などその国独特の食材を扱う店が数多く見られる。
スーパーを選ぶ際の決め手は口コミ、値段、立地が同じ割合で選ばれた。雑誌などで見る流行よりも利便性や経済性を重要視する傾向にある。男女ともに全米
で展開しているホールフーズマーケットとトレーダージョーズの利用率が高い。ホールフーズマーケットはオーガニック食材やスペシャリティフードを提供して
いる点、トレーダージョーズは品質の良い自社ブランド品を低価格で提供している点が人気の理由としてあげられた。
■スーパーマーケットに行く際の決め手は?
■ 頻繁に行くスーパーマーケットは?
25.2%
知人からの口コミ
21.2%
15.4%
トレーダージョーズ
25.2%
値段
36.5%
ホールフーズマーケット
12.2%
雑誌で見た
(参考:FoodNavigator-USA、2014 年 1 月時点)
21.2%
近所のスーパー
26.5%
立地
19.2%
48.1%
26.9%
その他
( その他 10.9%)
11.5%
■男 ■女
ニューヨーカーのスーパーに関する実態調査:
世帯収入が 6 万ドル以上の中間層・富裕層、男女各 52 名(合計 104 名)を対象とし、2014 年 11 月に O planning が
インターネット調査を実施。年齢層は 20 代 26 人、30 代 26 人、40 代 26 人、50 代 26 人。
■ニューヨーカーが選ぶ人気のオーガニックスーパー
■ホールフーズマーケットとトレーダージョーズの比較
アンケートの「頻繁に行くスーパー」で
一人あたり平均消費額
上 位 と な っ た 同 店 は、 高 品 質 な 商 品 と
豊富な品 揃 え が 有 名 で あ る。 主 な 顧 客
層 は、 富 裕層や健康志向の人で、価格も
比較的高い。売り場面積当りの売上高は
Whole Foods Market
売り場面積辺り
店舗数
の売上高
$930/sq feet。
オリジナル製品が多く、特に冷凍食品と
ワインに定評がある。品数をあえて少なく
することで、消費者が選び易いように工夫
販売種類の豊富さ
地域への貢献度
されている。取扱品目 5,000 品以上のうち、
自社ブランド商品が 80%を占めている。
■ホールフーズマーケット
■トレーダージョーズ
面積当りの売上高は$1,734/sq feetあり、
Trader Joe's
ホールフーズマーケットの約 2 倍。
(参考:Fooducate、2014 年時点/ Business Insider、2014 年時点/
CircleUp、2014 年時点/ Whole Foods Market /
DNAinfo、2010 年時点/ OpenSecrets.org、2014 年時点)
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New York Food
フード
ローカル食材
ヨーグルト生産量
ファーマーズマーケット数
ニューヨーク州
以外 84.3%
フルトンフィッシュマーケット
アメリカ
7,864
15.7%
面積 37,000 m²
ニューヨーク州
521
ニューヨーク州
■ファーマーズマーケット
■フルトンフィッシュマーケット
■ヨーグルト
農家が直接販売するマーケット。ニューヨーク
フルトンフィッシュマーケットの歴史は約190
2014 年、ヨーグルトはニューヨーク州公認の
市ではユニオンスクエアで開かれる「グリーン
年にも及び、全米で最も古いと言われる。年間
おやつとなった。全米の中でもニューヨーク州
マ ー ケ ッ ト 」 が 有 名。 新 鮮 な 野 菜 や 果 物 の
で取引される売上金額は10 億ドルにのぼり、
はヨーグルト製造のトップで全体の15.7%を
ほかに、肉、はちみつ、地ビールやワインなど
面積は東京の築地に続き、世界で第 2 位である。
占める。2013 年には約 37 万 500トンを製造。
も並ぶ。ピークシーズンには 1 日に 6 万人が
マーケットが開かれるのは午前1時∼7時まで。
グリーンマーケットを訪れる。
(データ:Office of the State Comptroller、2014 年時点)
(データ:Fulton Fish Market、2012 年時点)
(データ:governor.ny.gov、2014 年時点)
クラフトビール
アメリカビール醸造協会が発表した 2013 年のビール販売動向によると、ビール全体の販売量が
前年比 1.9% 減となったにも関わらず、クラフトビールの販売量は 17.2% 増と大きく成長した。
ニューヨーク州には 165 のクラフトビール醸造所があり、全米で 6 番目の数を誇る。2012 年
にはクラフトビールが約 22 億ドルの経済効果を生み出し、2013 年には約 86 万樽が出荷
された。ニューヨーク市でもクラフトビールのみ提供するバーやクラフトビールフェスティバル
などが 開 催され、注目度は年々上がっている。成 長の要 因として、近年の消費者の食に対する
トレンドである「ローカル」や「自家製」が追い風となった。
(データ:Brewers Association、2012 年∼ 2013 年時点)
融合フード
フードベンダー
人気の定番
2013 年にニューヨーク市内のベーカリーが
ニューヨーク市内には 1 万を超えるフード
ベーグルやホットドッグ、ピザ、チーズケーキ、
販売したクロワッサンとドーナツを組み合わせた
ベンダーが存在する。市内ではベンダーの味を
カップケーキなど、ニューヨーク市の名物フード
ス イ ー ツ「 ク ロ ナ ッ ツ 」の 世 界 的 大 ヒ ッ ト を
競う「ベンデ ィ ー ア ワ ー ド 」 が 毎 年 行 わ れ、
は根強い人気を誇る。ベーグルは忙しいニュー
皮切りに、さまざまな「融合フード」がブームと
同 業界を支援している。コンテストで 1 位を
ヨーカーの朝食として、ホットドッグやピザは
なっている。ラーメンとブリトーの「ラーメン
獲 得したベンダーは話題を集め、長蛇の列が
手軽な昼食として幅広い層に親しまれている。
リトー」やクロワッサンとベーグルの「クロー
できることもある。
グル」
、
アフォガートとワッフルの「ワフォガート」
など、数々の新作メニューが登場している。
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Japanese Food
日本食の大衆化
日本食レストラン数
全米にある日本食レストランの軒数は2005 年∼
■ カリフォルニア州 ■ ニューヨーク州 ■ フロリダ州 ■ ニュージャージー州
( 軒)
2010 年の 5 年間で 4,947 軒増加した。ニュー
ヨーク州も同様に増加を続け、日本食は幅広い
3000
客層に受け入れられている。近年邦人人口は減少
傾向にあるが、日本料理店は現地客や観光客からの
2000
支持で今後も増加するものとみられる。
1000
(データ:JETRO、2010 年 3 月時点)
0
1992
1995
2000
2005
2010
欧米化している「SUSHI」
好きな日本食
ランキング上位には寿司や天ぷらなどの定番に加え、みそ汁が4位に入った。
日本料理店だけでなく、今ではデリやサンドイッチ店でもスープの一種類
として取り扱う店舗が増えている。
好きな日本料理 Best 4
11.4%
寿司
8.3%
天ぷら
8.3%
焼き鳥
7.7%
みそ汁
15.8%
巻き寿司
14.4%
鮭
13.5%
まぐろ
11.8%
えび
好きな寿司ネタ Best 4
日本食品に対する消費者意識アンケート調査:
ニューヨーク市在住 20 代から 50 代の現地住民を対象とし、2012 年 12 月に JETRO が
インターネット調査を実施。男性/女性ともに年齢層は 20代25人、
30代25人、
40代25人、
50代25人。
日本の伝統的な寿司が受け入れられている一方で、アメリカで定着している
「SUSHI」は巻き寿司の裏巻きがメイン。生魚が食べられない人のために
野菜メインや天ぷらを巻くなど組み合わせは幅広く、多くのデリやレストラン
で販売されている。
日本食レストランに行く頻度(日本人除く)
日本料理店に行く理由
2、3カ月に1 度は日本食レストランに行くと答えた人が回答者の 30%
味が好みであることが一番の理由としてあげられたが、店の雰囲気や接客
以上を占めた。
などのサービスを重視して選ぶ人も多く見られた。
週に 1 回
18%
2、3カ月に 1 回
32%
半年に 1 回
健康的 15.8%
9%
一度もない
8%
調理法 9.9%
店の雰囲気 8.1%
安全・衛生的 7.9%
15%
年に 1 回
無回答
値段 10.0%
17%
月に 1 回
味が好き 27.0%
その他 21.3%
1%
米国ニューヨークを中心とした日本食品マーケティング調査:
日本食品に対する消費者意識アンケート調査:
ニューヨーク市内の白人、アフリカ系アメリカ人、アジア系、およびヒスパニック系消費者(合計 117人)
ニューヨーク市在住 20 代から 50 代の現地住民を対象とし、2012 年 12 月に
に対し、2011 年 11 月∼12 月に JETRO が日系レストランや食料品店で店頭調査を実施。
JETRO がインターネット調査を実施。男性/女性ともに年齢層は
白人とアフリカ系アメリカ人合わせ 87 人、アジア系 20 人、ヒスパニック系 10 人。
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20 代 25 人、30 代 25 人、40 代 25 人、50 代 25 人。
購入したことがある好きな日本食品
日本食品は日系スーパー以外の中国系や韓国系などのアジア系スーパーやスペシャリティ・フードストアなどでも取り扱われ、手軽に購入できる機会が増えた。
日本食品の人気に伴い、アメリカでの現地生産も増えている。
醤油
みそ
水産品
米
菓子類
ビール
その他
50.6%
7.4%
9.2%
7.4%
6.6%
5.7%
13.1%
※水産・同加工品(例:マグロ刺身、ブリ、ホタテ貝、サケなどのほか、水産加工品も含む)
※アンケートに日本産の清酒、緑茶は含まない
日本食品に対する消費者意識アンケート調査:ニューヨーク市在住 20 代から 50 代の現地住民を対象とし、2012 年 12 月に JETRO が
インターネット調査を実施。男性/女性ともに年齢層は 20 代 25 人、30 代 25 人、40 代 25 人、50 代 25 人。
日本産食品の購入および非購入理由
味
34.1%
その他 14.4%
■購入時の重視点
日本産食品の購入理由として最も多い意見は「味の良さ」を重視
するという回答だった。そのほか、日本食品に対する健康的な
安全性 4.7%
価格
12.8%
パッケージなどの美しさ
イメージから購入する場合もみられた。また、アジア系スーパー
以外でも醤油などの取り扱いがあり、気軽に入手しやすい点や
パッケージが美しいという点も購入理由にあげられている。
4.9%
日本産食品
購入時の重視点
健康
ブランド 5.1%
10.4%
新奇性/珍しさ 6.6%
入手しやすい
7.0%
価格 22.1%
■購入しない理由と問題点
日本産食品を購入しない理由として最も多くあげられたのは
「価格」だった。ニューヨーク市内のスーパーでは取り扱いがある
その他 11.1%
使い方や
調理方法が
わからない
19.3%
日本産食品の
6.9%
非購入理由・問題点
ものの、地元の食材と比べると割高感が否めず、このような結果
になった。
安全・衛生面が不安 *
味が苦手 7.1%
販売場所が
わからない
パッケージの
16.2%
内容や説明がわかりにくい
問題点はない 10.2%
7.1%
※2011 年の福島原子力発電所の事故に伴う放射能に対する心配含む
日本食品に対する消費者意識アンケート調査:ニューヨーク市在住 20 代から 50 代の現地住民を対象とし、2012 年 12 月に
JETRO がインターネット調査を実施。男性/女性ともに年齢層は 20 代 25 人、30 代 25 人、40 代 25 人、50 代 25 人。
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Food Discussion
ニューヨーカー「食」のスペシャリストに聞くー
食座談会
日本食品市場の現状とこれから
Michael Romano
Union Square Café
Edward Greenwald
Balducci's
Jesse Salazar
Union Square Wine
どのような日本食が好きですか?
日本食品がより受け入れられる
知っておくべきキーワードやトレ
マイケル:日本食はバラエティに富んでいるので、
ためのアドバイスはありますか?
ンドはありますか?
マイケル:例えば、ニューヨークの日系スーパー
ジェシー:今のニューヨークでは、健康志向の
に行くと、500 グラムのみそしか置いていません。
方が多いです。
よく食べます。嫌いな日本食は考えても浮かば
ないですね。実は今日の昼食も日本食レストラン
に行きました。
日本人は日常的にみそを使うのでそのサイズで
エド:日本食は全般的に好きです。日本食に関
も問題ないと思いますが、アメリカ人は買わな
して、特筆すべきは質の高さだと思います。それ
いでしょう。ピーナッツバターを思い浮かべて
とホスピタリティーも素晴らしいです。
ください。アメリカではバケツのようなサイズ
ジェシー:みなさんと同様に日本食で嫌いなも
のはないですね。フランス料理やイタリア料理
では、素材の良さが消えてしまうことがありま
で売っていますが、日本人は買わないですよね。
あまり馴染みがない食材に関しては小さいパッ
ケージであれば試してみようかなと思います。
すが、日本食は食材の持ち味を生かした方法で
ジェシー:私もパッケージのサイズや容器を工夫
調理されます。それがシンプルな一切れの刺身
すれば、購入する人が増えると思います。以前
であっても、食材そのものの味を引き出す調理
ある調味料を買ったことがあるのですが、少し
技術は素晴らしいです。
だけ使いたいのに容器の口が大きくて適量を使え
マイケル:日本は季節に関して高い感性があり
ませんでした。容量も大き過ぎると思いました。
ます。日本には季節ごとに旬な食材があり、
また、
マイケル:タバスコのボトルのように一滴ずつ
その産地にもこだわりがあります。
「今はあの
出せる容器だと良いのではないでしょうか。たく
場所で採れるあの食材がそろそろ旬になる頃
さん出てしまったら料理が台無しですからね。
だな」と季節の訪れを待つことが楽しみの 1 つ
容量と容器の 2 つが大きな問題点だと思うので、
になっています。
見直した方がいいでしょう。
エド:オーガニックやローカル、オリジナルと
いったキーワードが大切です。また、キーワード
以外にもアメリカ人が理解しやすいよう、食材
や食品の特徴を伝えられるといいと思います。
どのような過程で生産された、どんな場所で育
てた、どういった点が魅力的なのかなど、アメ
リカの消費者に響くわかりやすいストーリーが
必要です。
マイケル:日本と同じやり方ではなく、ニュー
ヨークの市場に合った独自の戦略で商品を展開
することが非常に重要です。
ニューヨーク市で日本酒の人気は?
マイケル:ニューヨークのアルコール産業で
素晴らしいのは、どんなワインや日本酒でも
見つけることができることです。ニューヨーク
ほどワインや酒について学び、たくさんの種類
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に出会える場所はありません。日本酒に対し
てのニューヨーカーの関心は深まっています。
ジェシー:私のお店のスタッフには、取り扱う
お 酒 そ れ ぞ れ の 特 徴 を 学 ん で も ら い ま す。
パッケージだけではなく、生産のストーリー
なども含めた商品の特徴をお客さまに理解
してもらうためです。
マイケル:お酒の良い所は、食事と一緒に楽し
めることです。日本酒は食事に合わせやすい
と思います。日本食やアジア料理以外にもよく
合いますし。日本酒の可能性は大きいと思い
ます。
ニューヨーク市は他の都市と比
Edward Greenwald
エドワード・グリーンワルドさん
べて何が特別でしょうか?
Balducci's
マイケル:ニューヨーク市で成功すれば世界
のどの都市でも通用します。ニューヨーク市
には世界各国の最高のものが集まり、富裕層
や旅行客、グルメ家を魅了しています。ワイン
や日本酒などに関しても、最高品質のもの
が集まっています。私たちにとってもニュー
ヨーク市はとても魅力的な市場です。価値が
高いものに対して、ニューヨーカーはお金を
払うことを惜しみません。
ジェシー:ニューヨーク市は多くの文化が
Michael Romano
マイケル・ロマーノさん
Union Square Café
米国東部を中心に 10 店舗
展開する老舗の高級スー
パーマーケット
「バルドゥッ
チーズ」の調達部長。常に
世界中から集めた新しい食材
を提供し、顧客を飽きさせ
ない取り組みは業界内でも
定評がある
レストランガイド「ザガット」
のニューヨーク市人気店部門
に お い て、6 年 連 続 1 位 を
獲得するなど常に上位にラン
クインする著名レストラン
「ユニオン・スクエア・カフェ」
の共同経営者。
Jesse Salazar
ジェシー・サラザーさん
Union Square Wine
オーガニックワインや高品
質ワインを取り扱う「ユニ
オン・スクエア・ワイン」
の調達部長。ワインの取り
揃えはマンハッタン随一。
近年は日本酒の取り扱いも
拡大中。
混在し、それぞれの方法でベストを尽くそうと
しています。エネルギーに溢れ、毎年多くのレ
ストランがオープンしています。
アメリカに進出したい企業に何か
マイケル:ニューヨーク市は時間の流れが
メッセージをお願いします。
速 く、 そのスピードについていかなくては
なりません。レストランをオープンしようと
思ったら、そのスピードに合わせて飛び乗ら
なくてはいけないのです。
競合の中で目立つことができなければビジ
違いますね。
プルにして、アメリカの消費者にすぐ分かる的確な
情報を載せることが必要です。どこで作られた
せん。人々がどのようにその商品を使っている
ものなのかや、健康に良いものなのかどうか、
のかを理解する必要があります。先ほどのサイズ
といった情報がもっと知りたいのです。
見た目も大事ですが、それ以外でアメリカ人の
心をつかむ工夫が重要だと思います。
ネスは成功しません。ニューヨーク市のビジ
ネスはそういった意味でも他の都市とは全く
ます。マイケルが言うように、パッケージはシン
マイケル:まずマーケットを知らなければいけま
の 話 も 一 例 で す。 あ と は、 商 品 パ ッ ケ ー ジ の
エド:ニューヨーク市は競争社会です。数多くの
エド:アメリカには大きなチャンスがあると思い
ジェシー:日本酒はこのまま進出を続けて欲しい
マイケル:とにかく挑戦し続けてください。今アメ
リカでは日本食や日本文化がどんどん受け入れ
られていて、日本食がこれまでにないほど注目を
集めていると思います。
です。アメリカ人は日本酒が大好きです。また近頃
は日本のウィスキーも人気が出てきています。
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インタビュー
BentOn
日本発のヘルシー弁当を広める BentOn 社長に聞くー
ベントオン
アメリカ人に受け入れられるおかず作り
会社の業務内容は何ですか?
日系とアメリカ市場でメニューは変えていますか?
主な事業は3つあります。ケータリング、路面店でお弁当を中心としたランチ
変えています。従来のお弁当がそのまま受け入れられるのであれば変える
販売、日系企業向けの弁当訪問販売です。日本食の 1 つのスタイルである
必要はないと思います。寿司と同じ考え方です。生の魚が海苔で巻かれて
「お弁当」を、アメリカ市場で広めていくことが使命です。
いた場合、アメリカ人にとっては得体の知れない物になり、それを一生懸命
売ろうとしてもなかなか売れません。生の魚をアボカドとカニカマに変更し
海苔を隠すといった発想が警戒心を取り除き、「一度試してみよう」となる
アメリカ市場参入のきっかけは何ですか?
のだと思います。
弁当の場合、何が得体の知れない物になっているかというと、
2006 年に前社長から会社を買い取り、最初の 3 年は会社を受け継いだ時の
既に詰められてしまっていることです。食べたいものと食べたくないものが
「フジケータリング」という社名でニューヨーク市の日系企業向けにお弁当の
一緒になっているのです。そこで考えたのが、栄養のバランスが取れるよう、
訪問販売をしていました。しかし、リーマンショック後最大顧客である日本
6 マスのコンテナに穀物、おかず、サラダなどの種類ごとに好きなものを
人駐在員の数が激減しました。また、日本からの仕入れが高騰したことも
選択してもらえる「BENTO on demand」という新しいスタイルです。2 店
あり、既存 事 業 の見 直しを実施、2009 年 にアメリカ人向け事業展開を
舗目で導入しました。
開始しました。
アメリカ市場展開で最初に取り組んだことは?
まず着手したのは会社名でした。「弁当(BENTO)」と、ずっと続いていく
毎日食べても飽きない工夫
という意味の「On」をつけ「BentOn(ベントオン)」と名付けました。今
でこそアメリカ市場でも「BENTO」が普及してきましたが、当時「BENTO」
はアメリカ人にとって得体の知れないものでした。得体の知れない物を
買っていただくためには、気軽さと、さらに付加価値を加える必要があると
考えました。それにはアメリカのテイストを加える必要があります。そこで
進出を目指す日系企業へアドバイスはありますか?
アメリカ人の社会貢献に対する意識の高さに注目し、「TABLE FOR TWO」
ニューヨーク市は世界でも最もチャンスのある都市の 1 つだと思います。日本
と提携しました。1食ごとに 25 セントがアフリカに寄付され、さらにこの
人の素晴らしい部分を前面に出しながら、ニューヨーカーが求めるものを
1 食は700 キロカロリー以下なので、アメリカの肥満問題も解消できると
追求していけば、成功できると思います。
アピールしました。
ターゲットとするお客さまを教えてください。
多少お金を払ってでもヘルシーな食べ物を好む方をターゲットとしています。
過去 10 年弱でこの市場は急速に拡大しています。レストランでの 1 時間の
ランチが 20 ドル∼ 25 ドルかかるのに対し、弁当は 7 ∼ 12 ドルで健康的な
食事をすぐに済ませることができます。弊社のお弁当は毎日おかずが違う
ので、お母さんが作るご飯のように 365 日毎日食べても飽きないことを
売りに競合と差別化を図っています。
お客さまの人種比率はどうですか?
2006 年は日本人客の割合が 9 割でした。アメリカ人向けに店舗を構え、
ケータリングサービスを展開したのが 2009 年で、現在は日本人以外の方が
6 割となりました。この売上増には店舗を持ったことが大きく貢献しています。
TORU
FURUKAWA
BentOn
社長
古川徹さん
www.benton.nyc
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インタビュー
FOODCELLAR & CO.
フードセラー
開発地域でのスーパー経営者に聞くー
健康志向が広がるニューヨーカーと日本商品の浸透
会社の業務内容は何ですか?
地域密着型ビジネスとして2008 年にスーパーマーケットをオープンし、地元産
のこだわり食材を販売しています。オープン当時は金融危機の時期だったうえに
2009 年には倒産の危機に直面し、とても苦労しました。当時ロングアイ
ランドシティ地区は現在のように開発が進んでなかったので、そこにスーパー
があることはあまり知られていませんでした。地下鉄の駅でチラシを配ったり、
広告を出したりして、2011 年頃にようやく顧客が増えてきました。
日本の商品は取り扱っていますか?
地域密着で顧客を増やす
日系大手ブランドの取り扱いがあります。緑茶や醤油はとても人気があります。
日本産ではなくハワイで作られた物ですが、餅アイスクリームも取り扱っています。
どのような方が日本の商品を購入しますか?
幅広い層の方々が購入します。ニューヨークの方々が、以前より家庭でアジア
競合と比べて、差別化できるポイントはありますか?
料理を作るようになってきました。数年前にはアジア系以外の方が醤油を
私たちはローカルスーパーです。顧客にはよく大型スーパーと比較されますが、
購入している姿は見られませんでしたが、今ではさまざまな方が購入して
そのようなお店には地元産やニューヨーク産の取り扱いが少ないです。多少
値段が高くても地元産にこだわり、ロングアイランドシティ産を中心にコネチ
カット州、ニュージャージー州産のものも多く取り扱っています。さらに、ロー
い ま す。 緑茶も取り扱い開始当時は認知度が低く、主に購入していたのは
アジア人でした。しかし、健康的であることが徐々に浸透してきたこともあり、
今ではランチタイムに多くの方が緑茶を飲んでいるのを見かけます。
カル企業のサポートをしたり、地域のチャリティ活動に参加したりしています。
また、スタッフのトレーニングも重視しています。
アメリカ市場に入るためのアドバイスなどありますか?
食の展示会で日本企業を見ますが、その多くが適切な卸業者を見つけられて
トレーニングではどのようなことをしていますか?
いません。私が心配なのは、日本商品は MSG(うま味調味料)を使っていること
例えば GMO(遺伝子組み換え作物)の意味やオーガニックとナチュラルの
です。以前よりは減ってきていますが、化学的なものを省くことはこちらの市場
違いなどについて知識をつけてもらいます。それら知識をお客さまに還元
に進出するうえで大切なことだと思います。
すべく従業員教育を続けて、サービス向上に努めています。
現在のニューヨーカーのトレンドは何ですか?
最近は砂糖を控えるようになっています。例えばジュースを買う場合、砂糖が
入ったものではなくコールドプレスジュースを選ぶ人が多いです。ジュース
以外にも緑茶は砂糖を含んでいないので、購入する人が増えています。そのほか、
ケールなどのスーパーフードやグルテンフリーも大きなトレンドの 1 つです。
消費者もどんどん知識を身につけてきており、特定の商品について、なぜ取り
扱っていないのか質問してくる顧客もいます。一昔前のスーパーが取り扱って
いた商品と比べると、大きく変化してきています。今後も食について私たちと
ともに消費者も豊富な知識を身につけ、健康志向が強まっていくと思います。
METIN
MANGUT
FOODCELLAR & CO.
共同設立者
マーティン・マングットさん
www.foodcellarandco.com
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