第47回全国手話通訳問題研究集会 in ふくしま

第47回全国手話通訳問題研究集会 in ふくしま
“笑顔・絆・未来”
人をつなぎ 時代をつなぐ
期 間:2014 年 8 月 8 日(金)~ 10 日(日)
会 場:郡山市「郡山市民文化センター」
「ビッグパレットふくしま」
福島県は全国で3番目に広い面積で、自然あふれ、昨年の大河ドラマ「八重の桜」の舞台となった
<会津地方>。海の恵みとスパリゾートハワイアンズで知られる<浜通り>。桃をはじめ、沢山の農
作物と商業の中心である<中通り>の3つの地域に分けられます。
そして、2011年3月11日に発生した東日本大震災(マグニチュード9、最大震度7)により、地
震による津波、津波による原発事故、原発事故による風評被害…と、人のつながりも営みも大きく変
わりました。3年以上経った今でも長期化する避難生活、ガレキの処分問題、放射能の除染、原発の
廃炉と、国や行政の課題は山積し、復興が遅々として進んでいません。それでも、ふるさとでの日常
を自分たちの手で再興しようと、県民は少しずつ元気を取り戻しています。
聴覚障害者を取り巻く環境も目まぐるしく変わってきています。昨年には障害者差別解消法が制定
され、障害者権利条約が批准されました。また、情報・コミュニケーション保障に向けての運動が全
国的に取り組まれ、手話言語条例への動きも全国各地で起こっています。
全通研創立40周年にあたる今年、私たちの念願である「いつでも どこでも だれでも」情報保
障が受けられる社会の実現を目指し、ここから新たなステージを開きましょう。
福島県では、第1回全国手話通訳者会議、第10回集会が開催されました。そして、一つの節目と
なる今回の夏集会は、東北の心を一つにして、復興に向かい頑張っている姿を全国の仲間のみなさん
に見ていただきたく集会を企画しました。未来に向けて共に歩んでいきましょう。
ぜひ、福島に来てくなんしょ!
◇主 催:一般財団法人全日本ろうあ連盟/一般社団法人全国手話通訳問題研究会
◇主 管:一般社団法人福島県聴覚障害者協会/福島県手話通訳問題研究会
◇後 援:内閣府/厚生労働省/文部科学省/福島県/郡山市/福島県教育委員会/郡山市教育委員会/
社会福祉法人福島県社会福祉協議会/社会福祉法人郡山市社会福祉協議会/福島県共同募金会/
福島県中途失聴・難聴者協会/JDF 被災地障がい者支援センターふくしま/福島民報社/福島
民友新聞社/朝日新聞福島総局/毎日新聞福島支局/読売新聞東京本社福島支局/NHK 福島放
送局/福島テレビ/福島中央テレビ/福島放送/テレビユー福島/ラジオ福島(予定含む)
◇協 力:福 島県手話サークル連絡協議会/特定非営利活動法人郡山市聴力障害者協会/手話サークル
「こおりやま」
◇協 賛:郡山コンベンションビューロー
<事務局> 〒960-8141 福島市渡利字七社宮111 福島県総合社会福祉センター内
一般社団法人福島県聴覚障害者協会気付「第47回全国手話通訳問題研究集会 in ふくしま」実行委員会
TEL & FAX 024-522-0681 E-mail [email protected]
【日 程】
8:30 9:30 13:00 14:00 16:50 17:30 18:00
開会式
特別講演・記念講演
受 付
移 動
全日ろう連・全通研会議
合同定例会
受 付
8日
(金)
交流会
40周年式典
8:30 9:00 9:30 11:30 12:30 14:30 14:45 16:50
研修講座
Ⅱ
研修講座
Ⅲ
休 憩
研修講座
Ⅰ
休 憩
昼 食
受 付
9日
(土)
特別企画
担当者会議
8:30 9:00 11:00 11:30 13:00
研修講座
Ⅳ
移動
受 付
10日
(日)
閉会集会
日 時:2014年8月8日(金)14:00~14:45
【開 会 式】
会 場:郡山市民文化センター 大ホール
日 時:2014年8月8日(金)14:55~15:15
【特別講演】
会 場:郡山市民文化センター 大ホール
「聴覚障害者に関する国政の現状(仮題)
」
(厚生労働省)
日 時:2014年8月8日(金)15:20~16:50
【記念講演】
会 場:郡山市民文化センター 大ホール
「伝えることの大切さ 伝わることの素晴らしさ」
講師:大和田 新(おおわだ あらた)氏
~ 講師プロフィール ~
1955年神奈川県横須賀市出身・中央大学法学部政治学科卒業。
1977年ラジオ福島入社。
失明した高校時代の友人の資格取得を手伝ったことがきっかけ
で、アナウンサーになってからも多くの障がい者との交流を続けて
いる。
震災直後から、県民の心に寄り添った貴重な情報を発信し続け、
3・11と障がい者の記録映画「生命のことづけ」では、ナレー
ションを担当。
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【交流パーティー】
日 時:2014年8月8日(金)18:00~20:30
会 場:郡山ビューホテルアネックス
〔交流パーティーの会場にて実施します〕
【全通研40周年記念式典】
日 時:2014年8月8日(金)18:00~18:30
会 場:郡山ビューホテルアネックス
全通研は創立40周年を迎えました。短時間ですが式典を行い、会の発展の節目にします。
「記念グッズ」や「記念冊子」のお披露目も企画しています。
【子ども企画】
日 時:2014年8月8日(金)~10日(日)
場 所:磐梯青少年交流の家・ふれあい科学館スペースパーク・野口英世記念館を予定。
友たち作りのワクワク、ドキドキの2泊3日間。見て、聞いて、元気に体験。
どんな発見や出会いがあるのでしょうか。
【閉会集会】
日 時:2014年8月10日(日)11:30~13:00
会 場:ビッグパレットふくしま
特別報告「手話通訳者の健康問題の課題
~24年間の検診を振り返って、今後を展望する~」
垰田 和史 氏 (滋賀医科大学社会医学講座衛生学准教授)
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【研修講座内容】ビッグパレットふくしま
第講座 <福島の今~福島を知る> ※ 定員:9名(バス台)
震災から年という時間の区切りはあっても、被災地の現状には区切りがありません。原発
事故によって帰れない故郷の姿。そして津波の跡地と復興の様子を訪ねます。
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
郡山駅
⇒ 川内村(公民館で訪問地の説明を聞き、被災者語り部から話を
聞く)⇒富岡町夜ノ森(立入禁止ゲート)⇒ Jビレッジ ⇒ 四倉(津波の被
害を受けた地を車窓から) ⇒ 新舞子(昼食) ⇒ 豊間 ⇒ 小名浜(津波で流
された“らら・ミュウ”は元気に復活)⇒ 郡山駅
車中では聴覚障害被災者DVDを観たり、実際に津波の跡や復興の様子、原発による今の
“町”をみていただきます。
※避難指示等の状況により、若干のコース変更があることもありますので了承願います。
「全国に散らばった町民の心を繋ぐために」~ からの福島を語る~
青木 淑子 氏 (富岡町社会福祉協議会生活復興支援センターアドバイザー・元県立富岡高校校長)
Ⅳ
震災後、故郷を追われ全国に避難している町民の生活復興を支援するために、支援セン
ター(おだがいさまセンター)にアドバイザーとして勤務している氏の話を聞く。 年
月 日、福島県は?双葉郡は?富岡町は?…その状況と、 年目に入った現状、避難
生活を続ける人々の思い、支援の実態、これからの課題等を話していただきます。
第講座 <震災・原発・復興~忘れない~>
震災では多くの方が亡くなり、これまでの日常を奪いました。記憶を薄れさせない取り組み
が必要です。“忘れない”想いを話していただきます。
「あと少しの支援があれば」
Ⅰ 中村 雅彦 氏 (福島県点字図書館館長)
障がい者教育に 年携わった氏は、被災障害者や関係者の支援を通し、 人以上の
聞き取りを本にまとめる。“あと少しの支援”について、みんなで考えていきましょう。
「福島からあなたへ」
Ⅱ 武藤 類子 氏 (福島原発告訴団代表)
二度とこのような事故を起こさせてはいけない。自己の責任をきちんと追及しなければ、
真の復興はない。 年6月に県内 人、 月に全国合わせて 人の告
訴人で東電と国を告訴。その思いと状況を話していただきます。
「『今日もいい天気』より」
Ⅲ 山本 おさむ 氏 (漫画家)
「遥かなる甲子園」「わが指のオーケストラ」「どんぐりの家」で手話やろうあ
者と深いつながりを持つ氏は、福島県天栄村に居を構える。そして、震災。恐怖
と不安と決意…を描いたのがこの作品。みんなで、これからを考えていきます。
「私の3.11」
1) 加賀 留美子 氏 (岩手県被災手話通訳者)
津波に襲われた海岸近い宮古市。ろう者の安否を気遣いながらの避難先では…。
Ⅳ
2) 佐藤 賢二 氏 (福島県被災ろう者)
原発事故から一ヶ月以上過ぎてからの避難命令。情報対応の遅さに思うことは…。
3) 庄子 陽子 氏 (宮城県みみサポ支援者)
聴覚障害者の支援を通して感じた課題。そして、仲間とのつながり。
※それぞれの立場からの思いを話していただきます。
3
第3講座 <震災・原発・復興~未来を信じて~>
全国から多くの支援をいただき、復興に向かって多くの県民が前に進もうとしています。
未来に向かって歩き始めた話題を取り上げました。
「苦悩の中に光をみつけ」
Ⅰ 渡邊 とみ子 氏 (かーちゃんの力プロジェクト協議会会長)
一時は見失った将来…。でも、何ができる? 何かしなくては! 飯舘村から福島市に避難
し、慣れない地で農業を再開。新しい仲間や支援者と一緒に前に進む姿が伝わります。
「子どもの未来を考える」
Ⅱ 河崎 健一郎 氏 (弁護士・福島の子どもたちを守るネットワーク共同代表)
被災地での法律相談活動を踏まえ、政策提言を行う法律家団体 5#(.#0 を立ち上げる。
「原発事故・子ども被災者支援法」の成立にも関与。人権としての「被爆を避ける権利」
について学びます。
「命の大切さ~水族館の奮闘~」
Ⅲ 安部 義孝 氏 (いわき市アクアマリン館長)
地震と津波で大きな被害を受けたアクアマリン。数多い魚の命を救ったスタッフの頑張
り。そして館内に観客を迎える復興までの12 日間の奮闘を実感してください。
「復興への願い」
Ⅳ 福島民報“うつくしま復興大使”
震災後、福島民報社が福島県内から作文募集をして‘うつくしま復興大使’を任命。国内
外に派遣され、「ふくしま」の未来を担う若者の思いを聞きます。
第4講座 <地域・人権>
私たちの取り組んできた活動に大きく関係する人権について、もう一度考えてみましょう
「ソーシャルワーカーの活動から」
Ⅰ 小海 秀純 氏 (東日本大震災被災聴覚障害者相談支援事業元現地コーディネーター)
聴覚障害者の相談活動をする中で、見えてきた課題。そして、相談員としての思いなどを
話していただきます。
「高松裁判の闘い」
Ⅱ 藤木 和子 氏 (弁護士・筑波技術大学非常勤講師法律学 )
ろうのお母さんの闘い。全国で注目を集めているこの裁判の争点、成果を知り、手話通訳
派遣という身近で大切なテーマを皆さんと一緒に考えていきましょう。
対談「福島のろうあ運動」
Ⅲ 松本 晶行 氏 (全日本ろうあ連盟参与)
板橋 正邦 氏 (福島県聴覚障害者協会元会長・全日本ろうあ連盟元副理事長)
福島のろうあ運動…日本のろうあ運動…これまでのろうあ運動に対する思いを、お二人に
話していただきます。
「意思疎通支援事業と私たちの暮らし」
Ⅳ 近藤 幸一 氏 (全国手話通訳問題研究会副会長)
障害者総合福祉法では‘コミュニケーション支援事業’が“意思疎通支援事業”として、
対象者等が拡大されました。聴覚障害者の情報・コミュニケーション保障により、私たち
の暮らしは、どう変わったのか。その後のあらたな課題を学びます。
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第5講座 <運動・コミュニケーション>
共通の課題について、学び、考え、明日からの運動に繋いでいきましょう。
「手話言語条例成立までの経過と今~何がかわったか~」
Ⅰ 石橋 大吾 氏 (鳥取県ろうあ団体連合会事務局長)
“鳥取県で手話言語条例成立”のニュースは大きな喜びでした。それまでの経過とその後
の状況を学びます。そして、ろうあ者や手話通訳者の暮らしにどんな変化があったのかを
話していただきます。
シンポジウム「障害者差別解消法とは」
Ⅱ シンポジスト 山崎 史朗 氏 (前内閣府政策統括官)
藤井 克徳 氏 (日本障害者協議会常務理事)
石野 富志三郎 氏 (全日本ろうあ連盟理事長)
Ⅲ 石川 芳郎 氏 (全国手話通訳問題研究会会長)
コーディネーター 久松 三二 氏 (全日本ろうあ連盟事務局長)
これまでの協議過程と、平成28年施行までの協議課題。更に、施行後どう変わっていく
のかを、それぞれの立場で話していただきます。
「障害者権利条約の批准を受けて~私たちがすべきこと~」
Ⅳ 藤井 克徳 氏 (日本障害者協議会常務理事)
障害者権利条約が批准されたことは、大きな前進ですがゴールではありません。では、私
たちは、今後、どう考え、何をすべきなのでしょうか。
第6講座 <入門講座>
ろうあ運動や手話通訳活動・手話活動について、一緒に考え、学ぼう
「ろうあ運動の歩み、そしてこれから」
Ⅰ 長谷川 芳弘 氏 (全日本ろうあ連盟副理事長)
全日ろう連の歴史と歩みについて学び、今、私たちの求められていることと、これからの
運動について考えます。
「全通研創立 周年なるほど講座」
Ⅱ 渡辺 正夫 氏 (全国手話通訳問題研究会副会長)
全通研の 周年にあたり、あらためてその歴史と歩みについて学び、組織としての役割
と会員一人ひとりの役割について考えます。
「手話この魅力あることば」
Ⅲ 全国手話通訳問題研究会 研究誌部
全通研発行のビデオを通して、ろう者の思いやろう者を取り巻く環境を知り、ろう者の人
生から学びます。
「劇で学ぶ ろうあ運動」
Ⅳ 第 回全国手話通訳問題研究集会実行委員会
次の世代に語り継ぎ、託していかなければならない「ろうあ運動」。この間の成果を分か
り易く寸劇をとおして、皆さんと一緒に学びます。
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