理科(中学校理科と合同開催)

小・中学校教科等研修講座 「理
教科等指導員
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北 中学校 教諭 石堂 純子
池尻小学校 教諭 前田 晴夫
研修講座(理科)実施概要
実施月日
場所・形態
6月 23 日 伊丹市立こども文化科学館
研修室及びプラネタリウム
講義及び実技研修
10 月 11 日 総合教育センター
3階理科室
講義及び実技研修
11 月 17 日 総合教育センター
3階理科室・講義
科」
担当指導主事:溝口 聡
演題(またはテーマ)
「夏の星を見よう」
・光る星座早見盤製作 ・クラフト作り 火星儀
・プラネタリウム 夏の星座
地球儀
「太陽を見よう」
・天体望遠鏡を使った太陽の黒点観察
・コンピューターシミュレーション 秋の星座
天文ソフトを使った模擬授業、 今夜の星空解説
・金星の観察法
2 研修講座(理科)の主な内容
(1)「夏の星を見よう」の指導方法(小学校4年生、中学校3年生)
・光る星座早見盤を製作し、その使い方に関する講義
・火星儀、地球儀のモデル作り
・プラネタリウムを使って
・
「夏の星座」と星の指導法の講義
(2)「太陽を見よう」の指導方法(小学校3,4年生、中学校3年生)
・天体望遠鏡を使って「太陽の黒点」を観察する方法の実技指導
・減光フィルターを取り付けて太陽の彩層部分の観察
・天文ソフトを使って「教室でできるプラネタリウム」の講義
(3)天文ソフトを使った模擬授業、金星の観察法(小学校4年生、中学校3年生)
・今夜の星空解説、日周運動のシミュレート
・西空の金星の位置と見かけの形
・西空に残る夏の大三角から年周運動の指導法
・金星の満ち欠けの説明を天文ソフトを使ってシミュレートしなが
らの指導法
3
成果と課題
理科分野の中で、天文分野は比較的「教えにくい」「観察させにくい」という声を聞く。天
文をより身近に感じ、天文を学ぶおもしろさを味わっていける授業を創造していくことを目的
としてスタートした。研修の中で、学習指導要領の改訂に伴い天文分野が、小学校4年生から
中学校3年生までの大きな空白があることがわかった。少しでも、天文分野に興味を持たせる
工夫として、①季節の見どころ星座の紹介 ②話題の惑星や天文現象の紹介 ③毎日の月の形
と月の出入りの時刻の紹介 ④星空教室の開催 ⑤天文ソフトを用い
た教室での金星の満ち欠けの様子などのシミュレート など、手探り
ながらお互いに意見を出し合って研修した。これからも、小、中の先
生が集まり自分の持つ経験や技量を出し合ってカリキュラムを研修
する場の必要性を感じる。