NEWS RELEASE 国土交通省

NEWS
RELEASE
国土交通省近畿運輸局
問い合わせ先
近畿運輸局海事振興部船員労政課
(担 当)松岡、藤木
(TEL)06-6949-6435
国土交通省
平成27年2月12日
船員派遣元事業主に対する船員派遣事業改善命令について
近畿運輸局(局長 土屋 知省)は、下記のとおり船員職業安定法(以下
「法」という。)に基づき、船員派遣元事業主に対して、本日、法第98条
第2項の規定に基づく船員派遣事業改善命令を行った。
記
第1
被処分船員派遣元事業主
名
称 株式会社恭兵船舶(代表取締役 岡 恭兵)
所
在
地 大阪府岸和田市地蔵浜町7番1号
許可に関する事項 許可番号
第94号
許可年月日 平成18年4月26日
第2
処分理由
株式会社恭兵船舶は、平成26年4月2日から平成26年10月15日
までの間、常時雇用する船員以外の船員3人について船員派遣と称して法
第50条の規定に違反し、船員労務供給事業を行っていた。
さらに、法第66条第1項、法第73条第1項及び第2項、法第74条、
法第75条第1項及び第2項、法第77条第1項の規定に違反し、船員派
遣を行っていた。
第3
1
改善命令の内容
上記の法違反について、その発生経過を明らかにした上で、原因を究
明し、再発防止のための措置を講ずること。
2
法及びその他労働に関する法律の規定に反することのないよう、船員
派遣元事業主の責任において、確実な方法により船員派遣制度の理解の
徹底を図るとともに、遵法体制の整備を図ること。
配付先
青灯クラブ
海運関係業界紙
(別添)
○船員職業安定法(抄)
(定義)
第六条
8
この法律で「船員労務供給」とは、供給契約に基づいて人を船員として他人の指揮
命令を受けて労務に従事させることをいい、船員派遣に該当するものを含まないもの
とする。
11
この法律で「船員派遣」とは、船舶所有者が、自己の常時雇用する船員を、当該
雇用関係の下に、かつ、他人の指揮命令を受けて、当該他人のために船員として労務
に従事させることをいい、当該他人に対し当該船員を当該他人に雇用させることを約
してするものを含まないものとする。
(船員労務供給事業の禁止)
第五十条
何人も、次条に規定する場合を除いては、船員労務供給事業を行い、又はその
船員労務供給事業を行う者から供給される人を船員として自らの指揮命令の下に労務に
従事させてはならない。
(契約の内容等)
第六十六条
船員派遣契約(当事者の一方が相手方に対し船員派遣をすることを約する契
約をいう。以下同じ。)の当事者は、国土交通省令で定めるところにより、当該船員派
遣契約の締結に際し、次に掲げる事項を定めるとともに、その内容の差異に応じて派遣
船員の人数を定めなければならない。
一
派遣船員が従事する業務の内容
二
派遣船員が乗り組む船舶(以下「派遣船舶」という。)の名称、総トン数、用途(漁
船にあつては、従事する漁業の種類を含む。)及び就航航路又は操業海域
三
船員派遣の役務の提供を受ける者のために、就業中の派遣船員を指揮命令する者に
関する事項
四
船員派遣の期間
五
基準労働期間
(船員法第六十条第三項に規定する基準労働期間をいう。
以下同じ。
)、
労働時間及び休息時間に関する事項
六
安全及び衛生に関する事項
七
派遣船員から苦情の申出を受けた場合における当該申出を受けた苦情の処理に関す
る事項
八
船員派遣契約の解除に当たつて講ずる派遣船員の雇用の安定を図るために必要な措
置に関する事項
九
前各号に掲げるもののほか、国土交通省令で定める事項
(就業条件等の明示)
第七十三条
船員派遣元事業主は、船員派遣をしようとするときは、あらかじめ、当該船
員派遣に係る派遣船員に対し、国土交通省令で定めるところにより、次に掲げる事項を
明示しなければならない。
一
当該船員派遣をしようとする旨
二
第六十六条第一項各号に掲げる事項その他国土交通省令で定める事項であつて当該
派遣船員に係るもの
三
第八十一条第一項各号に掲げる業務以外の業務について船員派遣をする場合にあつ
ては、当該派遣船員が従事する業務について派遣先が同項の規定に抵触することとな
る最初の日
2
船員派遣元事業主は、派遣先から第八十一条第五項の規定による通知を受けたとき
は、遅滞なく、当該通知に係る業務に従事する派遣船員に対し、国土交通省令で定め
るところにより、当該業務について派遣先が同条第一項の規定に抵触することとなる
最初の日を明示しなければならない。
(派遣先への通知)
第七十四条
船員派遣元事業主は、船員派遣をするときは、国土交通省令で定めるところ
により、次に掲げる事項を派遣先に通知しなければならない。
一
当該船員派遣に係る派遣船員の氏名
二
当該船員派遣に係る派遣船員に関する健康保険法第三十九条第一項の規定による被
保険者の資格の取得の確認、厚生年金保険法第十八条第一項の規定による被保険者の
資格の取得の確認、雇用保険法第九条第一項の規定による被保険者となつたことの確
認及び船員保険法第十五条第一項の規定による被保険者となつたことの確認の有無に
関する事項であつて国土交通省令で定めるもの
三
前二号に掲げるもののほか、国土交通省令で定める事項
(船員派遣の期間)
第七十五条
船員派遣元事業主は、派遣先が当該船員派遣元事業主から船員派遣の役務の
提供を受けたならば第八十一条第一項の規定に抵触することとなる場合には、当該抵触
することとなる最初の日以降継続して船員派遣を行つてはならない。
2
船員派遣元事業主は、前項の当該抵触することとなる最初の日の一月前の日から当
該抵触することとなる最初の日の前日までの間に、国土交通省令で定める方法により、
当該抵触することとなる最初の日以降継続して船員派遣を行わない旨を当該派遣先及
び当該船員派遣に係る派遣船員に通知しなければならない。
(派遣元管理台帳)
第七十七条
船員派遣元事業主は、
国土交通省令で定めるところにより、派遣就業に関し、
派遣元管理台帳を作成し、当該台帳に派遣船員ごとに次に掲げる事項を記載しなければ
ならない。
一
派遣先の氏名又は名称及び住所並びに法人にあつては、その代表者の氏名
二
事業所の所在地及び派遣船舶の名称
三
船員派遣の期間及び派遣就業をした日
四
基準労働期間及び労働時間
五
従事する業務の種類
六
派遣船員から申出を受けた苦情の処理に関する事項
七
前各号に掲げるもののほか、国土交通省令で定める事項
(改善命令)
第九十八条
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国土交通大臣は、船員派遣元事業主が、その業務に関しこの法律その他労働に関す
る法律(これらの法律に基づく命令を含む。)の規定に違反した場合において、適正
な派遣就業を確保するために必要があると認めるときは、当該船員派遣元事業主に対
し、派遣船員に係る雇用管理の方法の改善その他当該船員派遣事業の運営を改善する
ために必要な措置を講ずべきことを命ずることができる。