議会だより 第181号:2015年02月09日更新 富岡町議会最新情報

とみおか
議会だより
Vo l .
181
20
1 5.1.23
12月の
定例会
2 1年間の議会活動を
●
ふりかえる
4 定例会・臨時会報告
●
TOMIOKA GIKAI DAYORI
6 ズバリ!! 町政を問う
●
3議員が質問
12 シリーズ 復興へのあゆみ
●
これまでの感謝 これからの誓い/富岡町成人式
発行:福島県富岡町議会 住所:〒963-0201 郡山市大槻町字西ノ宮 48-5
TEL.0120-33-6466 FAX.024-961-3441
Pick Up!
1年間の議会 活動をふりかえる
富岡町議会は、年に4回開催する定例会や重要な案件の審議が 岡町議会
年
開催
定例会
例会や重
重要な案
重
要な案
要
な案
案件
議
必要な場合に開催する臨時会以外にも、様々な活動をしています。
要 場
開催
時会以外
会
様
活動
ご
1年間の議会活動を振り返りつつ、その一部をご紹介します。
○1月 日 成人式に出席
○3月 日 東日本大震災慰霊祭に出席
○3月 日 富岡第一・第二中学校卒業式に出席
○3月 日 富岡第一・第二小学校卒業式に出席
○4月7日 富岡第一・第二中学校入学式に出席
﹃第二原発廃炉と
○4月 日 小泉進次郎政務次官に
新たな雇用の場を求める意見書﹄
を提出
三春町時代行列に参加
現地を視察するとともに、働く作業員を激励
福島第一・第二原発を視察
福島県市町村議会報研修会に参加
教育環境の調査と学ぶ子どもたちの話を
聞きながら一緒に給食を試食
富岡小中学校三春校を訪問
日
日
日
日 富岡幼稚園・小学校運動会に出席
日∼ 日 全国市町村議会報研修会に参加
除染・賠償・復興に関する国への要望活動
日
日
21
下郡地区の米の栽培状況と高津戸地区の
家屋の除染現場の現地調査を実施
いわき支所開所式に出席
運動会で綱引きに参加
下村文部科学大臣に要望書を手渡し
○5月5日
○5月
○5月
○5月
○5月
○7月
○7月
一律賠償を求める署名及び除染等に関
する要望書を国に提出
○7月 日 郡山市議会との意見交換会
○7月∼9月 県内各自治会との意見交換会
○8月3日∼4日 埼玉県杉戸町流灯祭りに参加
○8月7日 友情の集いに出席
○9月4日・ 日 敬老会に出席
富岡町内の農地及び除染状況を調査
○9月
○
○
○
○
22
18
月 日
立地自治体の各議員と住民の安全・
原発
安心の確保やそれぞれの地域に存在する
諸問題について議論した。
月 日 双葉郡市町村議員研修会に参加
月 日 静岡県磐田市議会との意見交換会
月 日 福島県市町村議員研修会に参加
月2日∼3日 埼玉県杉戸町産業祭に参加
月5日 戦没者追悼式に出席
月 日∼ 日 原子力サミットに参加
28
22
○
○
○
10
とみおか議会だより 181号 2
3 とみおか議会だより 181号
11
11
19
10
埼玉県杉戸町産業祭に参加
原子力サミットに参加
12
11
13
20
12
14
15
22
24
10
18
25
26
10
11
11
11
12
︻こんなことが決まりました︼
・防災費(防犯対策事業費)
2億8600万円減
平成 年度補正予算
全会一致で可決
26
3億8547万円を増額 総額115億976万円に
事業の精査により補正のあった主な事業
入札による防犯カメラリース料の減額
6672万円減
いわき支所移転に伴う
条例の一部改正
いわき支所の移転に伴い、
例に 記 載 され た 位 置 を
条
次のように改正しました。
旧 福島県いわき市
平字梅本 番地
新 福島県いわき市
の締結案を全会一致で可決しました。
富岡工業団地に係る修繕工事請負契約の締結案を可決
いわき支 所 が北
帳 費が大幅に減額さ
戸籍住民基本台
質 疑疑疑疑疑疑疑疑疑疑疑疑疑疑疑疑疑疑疑疑疑疑 応 答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答答
に移転し、施設や
白土
れている理由は。
住民課長
駐 車 場 等の利 便 性は
向上したが、業務の充
実についてはどう考え
ンビニで住 民 票の
コ
いわき支所長
導 入にかかる部 分、ソ
備 をする中で、機 器の
交 付システムの構 築 準
ているか。
員の充実について
人
すぐに対応するのは
は
フト 開 発にかかる一部
付を受けられる広域
交
難しい状況ですが、職
分について、平 成
年
員の内部研修を充実さ
せ、住民票の異動届の
減額補正したものです。
度 着 手 と なっ た た め、
年度に改めて
かったことも順次支所
テム構築事業﹂
として予
﹁ コンビニ証明交付シス
平成
でできるような組織づ
年第8回富岡町議会臨時議会を平成
算要求します。
平成
月
日に富岡町役場郡山事務所桑野分室で
変異が生じたため、公共災害復旧事業により行
今回行う公共下水道の災害復旧工事は、震災
より公共下水道施設である汚水の幹線管渠に
に
請負契約の締結案を全会一致で可決しました。
開催し、公共下水道
︵ 富 岡 川以南︶
災害復旧工事
年
くりに努めます。
山事務所でしかできな
処理など、これまで郡
27
平北白土字宮前8番地
この条例は、平成 年
日から施行されます。
月
【一般会計補正予算】
年第7回富岡町議会臨時議会を平成
12
月7日に富岡町役場郡山事務所桑野分室で
平成
26
富岡町
いわき地区拠点施設
開催し、富岡工業団地に係る修繕工事請負契約
年
松尾病院 ●
今回行う富岡工業団地の修繕工事は、シャープ
岡太陽光発電事業への用地の貸与のための機能
富
回復工事です。
うものです。
25
15
東北電力
いわき営業所●
27
工事箇所は、曲田区画整理地内と富岡浄化セ
ター付近です。
ン
締 結 先 桂建設株式会社
契約金額 7398万円
27
6
締 結 先 桂建設株式会社
契約金額 6858万円
26 26
完了工期 平成 年3月 日
曲田地区工事地
26
富岡浄化センター前工事地
11
平消防署 ●〒いわき局
統合庁舎●
完了工期 平成 年2月 日
27
・戸籍住民基本台帳費(広域交付事業費)
公共下水道(富岡川以南)災害復旧工事請負契約の締結案等を可決
8億8719万円増
26
・復興交付金基金費(国交省)
法面の災害復旧工事
●
ラトブ
26
22
いわき駅
10
●
イオン
27
平成26年度の補正予算、条例及び規約の一部改正案件など、計10件の議案を慎重
に審議し、全て原案のとおり可決しました。
2回の臨時議会を開催
とみおか議会だより 181号 4
5 とみおか議会だより 181号
定例会・ 臨時会 報 告
期
月
2
1
10月∼
平成26年12月定例会は12月16日から17日まで2日間の会期で開催しました。
一般質問では3議員が登壇し、今後直面する課題や町政運営のあり方について問い
ただしました。
12月定例会の一般質問に3議員が登壇し、町の対応や考えなどを問いました。
この紙面では、質問した順に質疑応答の要点をお知らせします。
議員 ……………………………………………… 7
、 豊 か な 自 然 の
町は
震 災 以 前の 富 岡
栽 培 等 安 定 した農 業
直 接 使 用 し ない 実 証
で 発 展 を 遂 げ るよ う
体 が 新 たな 展 開の中
表になるのか。
頃発
新たな構想はいつ
ころです。
議 論 を 進 め てい る と
構 想 を 視 野 に 入 れ、
イノベーション・コースト
経 営の 構 築 を 検 討 し
性は。
町長
未 利 用 地 となる 遊 休
表 予 に発
定の 第2 次
年6 月
農 再 に営
開に関 する
農 地 を 高 度 的に利 用
富 岡 町 復 興 計 画の 中
町長
意 向 調 査 を実 施した
し た 新 たな 産 業 構 築
%、 農
現 在 の と こ ろ、 町 全
結 果、再 開 を 断 念 す
る回 答 は約
%
業 以 外 に 農 地の 活 用
を望む意見は約
稲 重 視 に よる 施 策 に
合 の 中 で、 従 来 の 水
設 立 し ま す。 そ の 組
岡町農業復興組合を
を 協 議 す る た め、 富
染 後の 農 地 保 全 管 理
営 農 再 開 に 向 け、除
町 と し て は、 少 数
見 では あ り ま す が
意
変厳しい結果でした。
興に対 する意 見は大
となり、将来の農業振
82
こ だ わ ら ず、 非 食 用
高津戸農地の現況
に盛り込む考えです。
27
を 検 討 し て い ま す。
今 年6 月
もと 農 業 を 基 幹 産 業
2.ホットスポットの除染について
ます。
1.
今後の基幹産業について
と位置づけていたが、
1 遠藤 一善
■
将 来 に 向 けての 方 向
3議員が
質 問
議員 ……………………………… 8
1.帰還後の高齢者の住まいについて
議員 …………………… 9
3 山本 育男
■
1.
予算編成について
2.
町創生について
動画配信中!
除染の中でアスファル
い 部 分 が あ り、 本 格
線 量 が下 がらな
放射
際 は、 舗 装 部 分 の 亀
効 果 が 期 待 で き ない
同 様 の 除 染 手 法 での
舗 装 面 を 剥 ぎ、下 層
裂 や 切 れ 目の 周 り の
考えるが。
部 の 土の 入 れ か え を
ち 直 す といった 新 た
行った 後 に 舗 装 を 打
、ホッ
トスポット
対し
な手法の導入について
町長
が あった 場 合 は そ の
強く求めています。
の除 染 を 行 う こと を
原 因 を 調 査 し、 再 度
環 境 省に
ト 等 を 除 去 す べき と
問 本格除染の中で
ホットスポットの除染を
答 フォローアップ除染で実施
宅 地 内の除 染で 確認しておりますが、
2 早川 恒久
■
う
を
他 方 で、農 業 以 外
基幹産業としては、
の
ズ リ
作 物 の 栽 培、 土 壌 を
除染後のホットスポット
(線量23.39μSv/h)
バ
38
とみおか議会だより 181号 6
7 とみおか議会だより 181号
答 従来の産業構造を大胆に改革
遠藤 一善 議員
今後の基幹産業の方針は
問
一般質問は、議員が町の行財政全般にわたって執行機関に問題点をただし、
所信の表明を求めて政治姿勢を明らかにするものです。
一般質問
山本 育男 議員
護 付 きの 住 宅 と 特 別
できる 高 齢 者 向 け 介
心 して 長 期 間 生 活 の
と が 予 想 さ れ る。 安
高 齢 者 が 多 いこ
民は
町 に 帰 還 する町
町 内 にある 館 山
別 養 護 老 人 ホ ームの
ス 付 高 齢 者 住 宅、 特
者 共 同 住 宅、サ ー ビ
で す が、 人 材 の 確 保
必要であると考えます。 い う 考 え は あ る よ う
整 備に 向 け た 検 討 も
が 非 常 に 厳 しい 状 態
事 業 を 再 開 し たい と
生双葉会として、
伸
れることなら戻って
戻
健康福祉課長
サービス施設等が
デイ
介 護 も 含 め、医 療 施
第二次復興計画に盛り込む
べきでは
答 計画の中に組み入れていきたい
帰還後の生活には、
病院、介護施設、
問 高齢者のまちづくりについて
養護老人ホームが
設の 整 備は必要 不 可
欠 と 考 え る が、 町 の
集約した、高齢者が住
みやすいコンパクトな
開 業 医 と 今 後 につい
だと聞いています。
まちをつくるべきと考
て 話 し 合 いの 場 を 設
荘 を再 開 する 際 に 伸
えるが、第二次復興計
必 要 と 考 える が町の
運 営 す る の か。 今 後
検討してもらえるよう
生双 葉 会 が 引 き 続 き
の事業展開は。
画に盛り込むべきでは。 けているか。
考 えは。
帰還する
依頼していきます。
今後継続して、町内
の 館 山 荘 の 再 開 を
で
町長
の 多 町民
く が 持 家で
ことから、まずは帰還
民参加のまちづく
町
検討委員会のなかで
り
企画課長補佐
のと考 えていますし、
施 設 は 欠 か せ ない も
の生 活 を基 盤 とする
者の健康を守るため、
世 代 を 超 え た 福 祉の
町 で 開 業 さ れ てい た
帰還する
医 療 サ ー ビス の 提 供
充実という意見が多く
先 生 方 と 今 後 につい
町長
を 確 保 しな け れ ばな
出ているため、尊重し
て話し合いも進めてい
た り、
当 然 医 療
にあ
らないと考えます。
ながら進めていきたい
さ ら に は、 孤 立 化
防止するために、社
を
ます。
組 み 込 ん でい か な け
医療施設の整備は、
点 整 備 事 業の中 に
拠
月まで
は3
には骨子が
れ ば な ら ない と 考 え
復興計画
まとまる予定でありま
ています。
えます。
み入れていきたいと考
すが、その中に当然組
町長
と考えます。
会 福 祉 協 議 会や 民 生
委 員 等 に よる 見 守 り
と、祭りやイベントを
定 期 的に開 催 し 高 齢
者の 外 出 機 会 を 増 や
す こと も 必 要 で あ る
ま た、 公 営 の 高 齢
と考えます。
ンフ ラ 復 旧、 被 災 者
事 業の必
町 民 相 互の 親 睦 を 深
町長
中、平 成
震 災 後の町の 復
問 地方創生法に対する町の対応は
答 町の復旧・復興を最優先に取り組む
人口 減 少 対 策や
の生活 支 援や 健 康 管
地方創生の重要性は十
次復興計画の中で戦略
復 旧 が 道 半 ば の
興、
とはもちろんのこと、
活性化に向けた取
地方
分に理解をしておりま
的な計画として組み込
理に 全 力 を 挙 げ るこ
町 内の 復 興 拠 点の 整
り組みを定めた
﹃まち・
すが、地方創生の基盤
めるよう調整、協議し
年 度の予
算 編 成 に 対 する 基 本
備や除染効果を確認、
ひと・しごと 創 生 法 ﹄
となる町の復旧、復興
度を十分
要 性、優 先
め る 心の 復 興 事 業 を
先であることから、今
復興が大 旧、
前提では
町の 復
めるとともに、国や県
ありますが、地方再生
後 とも 情 報 収 集に 努
との協議、調整を重ね
の考え方や方向性は考
えていかなければなら
今後、国の総合戦略
状況、県 との調 整、
の
ない課題であります。
雇用の場の確 保は危
被災
市 町 村の 将 来
惧するところであり、
て、人口の減少や
たっ
帰還するにあ
てまいります。
副町長
来自体は不可避であり、
そういった情報を踏
えながら、今後第2
ま
的な考えは。
検証するための事業、
に対する町の対応は。
に 検 証 し た 上で 事 業
重要課題と位置づけ、
人口減
は、
少社会の到
町 として
てまいります。
の 選 別、 重 要 化 を 図
予算配分を行います。
町長
に邁進することが最優
り、 め り は り の あ る
当 初予 算 を編 成 する
考えです。
復 興 再 生に 向 け た
り 組 みに 必 要 な 財
取
源確保について、国や
県 に 適 時、 適 切 に 要
請 す る ほ か、 交 付 金
の使途の柔軟化につい
て も 国 に 対 して 要 望
し て お り、 効 率 的 な
財政運営を講じていく
考えです。
重 点 的、優 先 的
町 長 町 内のイ
う事業は。
に行
今 後 検 討 を要 すると
像などを総合的に見極
います。
していきたいと考えて
めながら、適切に対応
ています。
いくビジョンが示され
来的に人口が減少して
主催による市町村
県
当者会議の中で、将
担
企画課長補佐
考えるが。
12
とみおか議会だより 181号 8
9 とみおか議会だより 181号
閉鎖中の舘山荘
心をつなぐために
(友情の集い)
27
早川 恒久 議員
答 整備に向けた検討が必要
答 心の復興を重視した予算編成をする
町内に高齢者向け介護付き住宅が必要では
問
27年度予算編成の優先課題は
問
産業復興常任委員会
総務常任委員会
Q いわき支所で
Q 町内の除染がなかなか進まない
状況だが、除染完了の見通しは。
A まだすべての仮置き場が稼働
Q 上水道の料金の徴収方法は。
A 毎月の基本料金は徴収せずに、累計で
10㎥を超えた月に『その月の基本料金
+使用した水道料金』
を徴収します。
例えば2月に5㎥、3月に6㎥使用し
た場合、2月は徴収せずに、3月
に3月分の基本料金と11㎥分の
使用料金を徴収します。
できていないので、除染を一気に進
められない状況です。国が示した実
施計画では、除染完了は平成29年3月と
なっていますが、町として少しでも計画を
前倒しできるように強く要望しています。
町民の意見と町の方針をうまく
融合させる必要があるのでは。
【いわき支所】
A これまでは先入観を持っていただきたくな
かったので、策定委員会の中で町の考えや
方針は極力出さないようにしていましたが、
今後は町の方針を示しながら、町民の意見
とうまく融合させ、実現性の高い実のある
計画にしたいと考えています。
【企画課】
A 避難が継続している間は減免すべきと考え
A 就労不能損害については、やむを得
場合にのみ、解体することとし
ていますが、本人申請ができな
い家屋について、環境省と対応
を協議します。 【生活環境課】
Q 第二次復興計画を策定する上で、
課税時期の
見通しは。
営業損害に対する
現時点での国の考え方は。
A 現時点では本人から申請があった
をさらに充実させることはとても重要
であると考えていますので、他
課と連携して取り組めるような
方法を検討します。
Q 固定資産税の
Q 就労不能損害と
中で、相続放棄などにより本人申請が
できない場合の対応は。
A 建物ばかりでなく、いわき支所の業務
【復興推進課】
【復旧課】
Q 町内にある倒壊の危険がある家屋の
月に数回でも、税や福祉、
介護等の担当職員と直接相談で
きるような機会を設けられないか。
ない事情がある場合を除き、平成27年2月で終了
の方針です。町では
『やむを得ない事情』
というの
が何を指すのか、国に確認しているところです。
営業損害についても平成27年2月が終期と
なっています。町として延ばしてほしいという
要望は出していますが、まだ国か
ら回答が来ていない状況です。
【産業振興課】
ます。避難指示が解除された後は、評価
替えでの再評価の仕方や課税免除期間の
延長等の対策を講じながら、周辺町村
の動向も踏まえて、課税決定
をしていきたいと考えます。
【税務課】
Q 介護予防という意味でも、いわき
地区にも、元気な方を対象とした
高齢者サポートセンターが必要だ
と考えるが。
A 社協やサロンと連携し、いわき支所に
併設された多目的ホール等の利用も
考えながら、対応できるよう検討し
ます。
【健康福祉課】
常任委員会とは、本会議前に 議案などを事前に審査したり、
各課の事務の執行状況 などを調査する場です。
それぞれの常任委員会が調査し た主な事業について報告します。
11 とみおか議会だより 181号
とみおか議会だより 181号 10
復興への あゆみ
S tep.1
昨年各地で開催した意見交換会や様々な 昨年各地で開催した意見交換会や様々な
イベント等で、町民の方から多く聞かれるのは
は
富岡町が今どうなっているのかわからない』
と
という声です
す。
『富岡町から遠く離れた土地で長く避難生活を送っていると、 『富岡町から遠く離れた土地で長く避難生活を送っていると、
から遠く離れた土地で長く避難生活を送っていると
という声です。
皆様の先が見えない不安を
皆様の先が見えない不安を 少しでも解消できるように、
私たち編集委員が現地に行き、 私たち編集委員が現地に行き、 富岡町の現状をお伝えします。
❸
❶
大熊町
常磐富岡IC
常磐富岡ICの再開通に伴い、高津戸街道の交通量が増加
除染も進んでいる
(空間線量 0.64μSv/h)
小良ヶ浜仮置き場を造成中
(空間線量 3.02μSv/h)
川内村
岩井戸温泉
泉
❺
❷
富岡駅
❹
❷
太平洋
ふ
ふるさとで
事業を再開
事
常磐自動車道
富岡町
❺
❶
滝川ダム
❹
平山自動車工業
(富岡町仏浜)
常磐線
❸
葉町
毛萱地区に焼却施設を建設中
(空間線量 0.15μSv/h)
ENEOS猪狩商店
(富岡町上郡山)
13 とみおか議会だより 181号
とみおか議会だより 181号 12
12
向けた中長期ロードマップの進捗状況の説明と現時点
《避難手段・場所・ルート等の確保》
《個人情報保護法への対応》
部は、静岡県磐田市議会 会派
『志政会』
の議員の皆さまと意見交換をしました。
東海地震発生の切迫性が指摘されており、地震の影響で浜岡原子力発電所
に事故が起きれば、30km圏内に位置する磐田市は大きな被害を受けます。
町議会及び執行部は、原発事故後の避難状況を説明するとともに、有事の
際に備えておくべき対応策について述べました。
Q 事前に避難先を決めていたか?
A 安否確認等、情報の即時性が求め
(川内村)
へ避難するという大まか
A西
られる時にも、個人情報保護法の
な取り決めはしていたが、このよう
壁があり、なかなか情報を提供で
な全町民が避難することを想定して
きないことにとても苦労した。
の避難先の設定はしていなかった。
有事の際には、町に提供している
あらかじめ、避難手段・場所・ルー
情報については、横断的な使用を
トを設定しておくのは重要。また、
認めるような管理体制が構築でき
正確な情報を迅速に伝達する手段
れば、スムーズな状況把握ができ
を構築しておくことが必要だと考
ると考える。
える。
地下 水 をくみ 上
染水の量が多いので慎
あると考えますが、汚
取り組み状況を問う
浄化して海へ流す
げ、
重に処理する必要があ
ると考えます。
ことに問題はないか。
東京電力㈱
万が一止まった場合で
も、地下水位を保つた
浜岡原発
様々な賠償問題に対する
静岡県
移 住 に 伴 う 墓の
の移転や修理の賠
墓
については、関係各
償
所と調整中ですが、賠
償させていただくとい
うことで話を進めてい
富 岡 にある 墓 を
磐田市は浜岡原子力発電所から西へ30kmの場所に
位置する。
年2月で終了という
のしくみの中では
今
ち らの 賠 償 も 平 成
ど
東京電力㈱
電力の考えは。
期が迫っているが東京
営 業 損 害の賠 償の 終
就労不能損害や
東京電力の考えを問う
置することで、建屋内
についてどのよう
賠償
めの供給用の井戸を設
よりも常に高い水位を
に考えているか。
東京電力㈱
な作業を、弊社の職員
撤 去 する費 用 は賠 償
ます。
がしっかりと管理でき
に含まれるか。
の原因であると考えて
います。
部については検討
細
の部分が多いので明
中
進めていく考えです。
いして、丁寧に賠償を
が、個別の事情をお伺
ていきたいと考えます。 確な回答ができません
今後、工事全体の現
管理をさらに徹底し
場
東京電力㈱
ていなかったのが事故
原 発 構 内で同 時 進
で行われている様々
行
東京電力㈱
保つように細心の注意
を払います。
理方法を検討していて、 時 の事 故に対する再
タンク 組 立 作 業
令に基づくトリチ
法
ム の 排 水 基 準 は 1
ウ
現在実証段階に入って
地 下 水の流 入 を 完
発防止策は。
リットル当たり6万ベ
います。
準を1リットル当たり
大 幅 に 減 らしてし ま
1500ベクレルと厳
しい値に定めて運用し
う と、 地 下 水 位 よ り
も建 屋 内の水 位 が 高
染水が外に流れ出す
く な り、 建 屋 内 の 汚
法 令で認められ
ています。
は非常に重要だと考え
地下 水 位 と建 屋 内
水位のコントロール
の
東京電力㈱
危険性があるのでは。
考えます。
ますので、問題ないと
地下 水の流 入 を
クレルですが、運用基
国の検討部会で、ト
チウムの最終的な処
リ
全には止めないことや、
Q 事故後、一番苦労したことは?
る 基 準 を 下 回 れ
てい
ば、ALPSでトリチ
ウム 以 外 を取 り 除い
た 汚 染 水 も 流 す とい
東京電力㈱
濃 度 的には可 能で
うことか。
方針です。
ただし、避難されて
る方々が様々な事情
い
を抱えていることは十
分認識していますので、
その事情によっては何
らかの対応が必要であ
るとは考えています。
現時点でどの様な対
をとるのかは決まっ
応
ていませんので、明確
なお答えはできません。
とみおか議会だより 181号 14
15 とみおか議会だより 181号
磐田市
27
原発等
特別委員会
第一原子力発電所1号機から4号機の廃止措置等に
平成26年10月22日、富岡町議会議長、副議長、各常任委員長及び町執行
福島第一廃止措置に向けた
での各種賠償に対する東京電力の考えを聞きました。
原発事故後の避難状況と対応策を伝える
原発事故後の避難状況と対応策を伝える
∼ 静岡県磐田市議会との意見交換
静岡県磐田市議会との意見交換 ∼
平成26年12月10日に開催した特別委員会で、福島
年頭にあたり一言ごあいさつを
申し上げます。
編 集 後 記
桜咲く春の訪れが待ち
遠 しいですね。
表紙の写真は、成人式で
誓 いの言葉を述べた平良佳
鈴 さ ん で す。 涙 を こ ら え
ながら、ご両親やお世話に
なった方々への感謝の気持
ちを伝え、看護師になると
いう目標に向かってしっか
りと前を向く姿に、会場は
感動の涙に包まれました。
私たち議員は、輝かしい
未 来ある若者たちのために、
これからも精一杯活動して
いこうという思いをさらに
強くしました。
(議会報編集委員一同)
発行責任者
た森からの木材を含んだ用紙を使
議 長 塚野芳美
議会報編集特別委員会
高野
泰
委員長
堀 本 典 明 員
副委員長
委
員 遠 藤 一 善
員 山 本 育 男
早川恒久
委
委
委
で
富岡町
従って認証され、適切に管理され
■印刷/㈱日進堂印刷所
員 渡 辺 英 博
http://www.tomioka-town.jp/
この印刷物は、FSC® の基準に
日ごろの議会活動に対してご理解とご協力をいただき、衷心より厚く御礼申し上げます。
さ て、東日本大震災及び原発事故から間もなく4年を迎えようとしておりますが、未だ
原 発 事 故は 収 束 しておら ず、町 民の 皆 様におかれ ま しては 今 後に不 安 をかかえ な が ら
長期間にわたる避難生活を送られていることに、心よりお見舞い申し上げます。
本年は町として、そして個人としてもこれからの方向性を見極める上で、大きな分岐点に
なる 年と考えております。
町議会は町の判断もさることながら、町民おひとりおひとりがそれぞれの置かれた状況を
踏ま え、
「帰る」「帰らない」「将来的に帰る」
等の判断ができる情報を少しでも多く提供して
いくことが重要であると考えております。
その一環として、今回の議会だよりから富岡町の現状をお伝えする
『復興へのあゆみ』
を
スター
議会報編集委員が現地に入り、
町の復興に向けた取り組みをお伝えします。
トさせました。
今後も『やさしく、分かりやすく、迅速に』を心がけ、多くの皆様に愛読されますよう
努め て参りますので、より一層のご支援、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
結びに、ご家族ともども、健康で幸多い年であられますことを心よりお祈り申し上げ、
年頭 のあいさつといたします。
渡辺 光夫 議員
■富岡町公式ホームページ
渡辺 三男 議員
三 瓶 一 郎 議 員
大 募 集
応募方法などについては、
議会事務局までお問い合わせください。
平成27年
4月15日(水)まで
電話 0120-33-6466
応募締切日
次回の議会だより表紙写真を
富岡町公式
ホームページ
用して印刷しています。
富岡町議会
堀本 典明 議員
塚 野 芳 美 議 長 早 川 恒 久 議 員
遠 藤 一 善 議 員
渡 辺 英 博 議 員
高 野
泰 議 員
黒 澤 英 男 議 員
■編集/富岡町議会報編集特別委員会
実 議 員
高 橋
■発行/富岡町議会
山 本 育 男 副 議 長 安 藤 正 純 議 員
宇 佐神幸 一 議 員
議会だより
とみおか
181