データ シート Cisco Virtualization Experience Media Engine for Windows 9.7 製品概要 Cisco® Virtualization Experience Media Engine(VXME)は、ローカル デバイス上での音声とビデオのリアルタイ ムなインテリジェント処理を可能にすることで、Cisco Jabber® for Windows の高度なコラボレーション体験を仮想 環境へと拡張します。 Cisco Jabber プラットフォームは、プレゼンス、インスタント メッセージング、ビデオ、音声、ボイス メッセージング、 会議機能をデスクトップ上の 1 つのクライアントに安全に統合することで、コミュニケーションを合理化し、生産性を 向上させます。 Cisco VXME によって、仮想化戦略を導入する企業は Cisco Jabber アプリケーションが提供する高度で妥協のな いユーザ エクスペリエンスを、PC、Mac、タブレット、スマートフォンに加え、仮想デスクトップにも同様に提供するこ とができます。 仮想環境では、Cisco Jabber プラットフォームはデータセンター内に実装され、Cisco VXME はローカル クライアン ト上で動作します。ホスト型の仮想デスクトップ上で Cisco Jabber アプリケーションが実行されることで、プレゼンス ステータスの表示、インスタント メッセージ(IM)の送信、ボイス メッセージの確認、ビデオ コールでのコラボレーショ ンができるようになります。音声とビデオのトラフィックは Cisco VXME がローカルで処理し、クライアント間をポイン トツーポイントでルーティングします。データセンターをバイパスするため、メディアの「ヘアピン」動作を軽減できます。 このように、Cisco VXME が最適化されたアーキテクチャを提供することで、Cisco Jabber ソリューションで得られ る妥協のないユーザ エクスペリエンスのメリットを仮想環境下でも同様に得ることができます。 Jabra と Logitech がシスコ向けに設計した革新的なユニファイド コミュニケーション アクセサリは、Jabber® プラット フォームと Cisco VXME コール制御と緊密に連携し、コラボレーション体験をさらに広げます(図 1)。 図1 VXME 対応 Cisco Jabber アプリケーション All contents are Copyright © 1992–2014 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 1 of 4 たとえば、自宅オフィスから仮想デスクトップにログインする方には、固有の発信者 ID ディスプレイとコール制御ボタ ンのあるキーボードが便利です。また、仮想デスクトップから頻繁に電話会議するのであれば、Cisco Jabber プラット フォーム向けに最適化されたスタンドアロン型スピーカーフォンがあります。いずれの例でも、特別に開発されたペリ フェラルによってエクスペリエンスを拡張し、個人のニーズに合わせて仮想デスクトップをカスタマイズできます。 Cisco Virtualization Experience Infrastructure(VXI)スマート ソリューションの主要なコンポーネントである Cisco VXME は、実績あるユニファイド コミュニケーションと統合されたアクセサリに仮想化のメリットを組み合わせて優れ た Cisco Unified Workspace エクスペリエンスを提供することで、デスクトップを一新させます。 機能と利点 表 1 に、Cisco VXME の機能と利点を示します。 表1 機能と利点 機能 利点 仮想デスクトップ上の Cisco Jabber プラットフォーム Cisco Jabber アプリケーションの妥協のないユーザ エクスペリエンスをサポートする高度なコラボレー ション 音声およびビデオのローカル処理 ローカルのシンクライアントのリソースを効率的に利用することで、ネットワーク帯域幅とデータセンターの リソースの消費を削減し、ヘアピン動作を排除して究極のユーザ エクスペリエンスを実現 Cisco Precision Video Engine ● 高性能のワイドバンド音声とビジネス品質のビデオ コミュニケーションを実現。Cisco Precision Video Engine で高解像度(30 フレーム/秒(fps)で最大 720p)も可能 ● 標準規格(H.264)のビデオに対応し、テレプレゼンス エンドポイントやビデオ会議システムとの相互 運用が可能 Quality of Service(QoS) 次のサービスにおける音声、ビデオ、データ トラフィックの QoS マーキングで QoS を向上: ● メディアネット サービス Secure Real-Time Transport Protocol(SRTP) セキュア メディア暗号化 セキュア リモート アクセス ネイティブ Cisco AnyConnect® セキュア モビリティ クライアントからのセキュア リモート アクセス ユニファイド コミュニケーション アクセ サリ ハンドセット、スピーカーフォン、キーボード、カメラ(Jabra および Logitech がシスコ向けに開発)と Cisco VXME コール制御との緊密な統合により、音声、ビデオ、デスクトップ仮想化に対応したユニファイド ワー クスペースを実現 Citrix XenDesktop、Citrix XenApp (Published Desktop)、VMware View Cisco VXI の高度なエクスペリエンスをサポート システム要件 表 2 に Cisco VXME のシステム要件を示します。 表2 VXME 対応 Cisco Jabber アプリケーションのシステム要件 サポートされる OS Windows 7、Windows 8、および Windows 8.1 仮想環境上のユニファイド コミュニ ケーション クライアント Cisco Jabber for Windows 9.7 - 9.7.x* または Cisco UC Integration™ for Microsoft Lync 9.7.4*で、 次の Windows 7 または 8 ホステッド仮想デスクトップ上で動作: ● Citrix XenDesktop:5.5、5.6、7.0、または 7.1 ● Citrix XenApp 6.0 および 6.5(Published Desktop) ● Citrix Receiver:4.1 ● VMware Horizon:5.1、5.2、または 5.3 ● VMware View Client:2.x Cisco Unified Communications Manager Cisco Unified Communications Manager 8.5、8.6、9.0、9.1、または 10.0 アクセサリ サポートするアクセサリの一覧は、データ シートの(『Cisco VXME:シスコ認定の音声およびビデオ アク セサリ』)を参照してください。 * Cisco Jabber デスクトップ共有、Cisco Jabber デスクフォン ビデオ(シンクライアントがユーザのデスクフォンにつながれている 場合、デスクトップ上にビデオを表示)、録画およびサイレント モニタリング(コンタクト センター)、Cisco Unified Survivable Remote Site Telephony(SRST)は、Cisco VXME ではサポートされません。 All contents are Copyright © 1992–2014 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 2 of 4 保証に関する情報 保証については、Cisco.com の製品保証 [英語] のページを参照してください。 シスコ サービス シスコ サービスは、ネットワーク、アプリケーション、およびそれらの利用者の連携を強化します。 ネットワークは今、人、情報、アイデアのより高度な統合を必要とする世界において、戦略的プラットフォームとなっ ています。製品とサービスを組み合わせて、ビジネスのニーズと機会に即したソリューションを形成すれば、ネット ワークはより効果的に機能するようになります。 ネットワーク ライフサイクルの各段階に必要なアクティビティが定義されたシスコ独自のライフサイクル アプローチ により、優れたサービスが確実に提供されます。シスコと優れたパートナーのネットワーク、そしてお客様の力を結 合するコラボレーティブなサービス提供により、シスコは高品質の成果を達成します。 関連情報 Cisco Virtualization Experience Media Engine(VXME)の詳細については、次の URL を参照してください。 ● http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/iptel/desktop_virtualization.html ● http://www.cisco.com/jp/go/vdi ● http://www.cisco.com/jp/go/jabber/ All contents are Copyright © 1992–2014 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. This document is Cisco Public Information. Page 3 of 4 ©2014 Cisco Systems, Inc. All rights reserved. Cisco、Cisco Systems、およびCisco Systemsロゴは、Cisco Systems, Inc.またはその関連会社の米国およびその他の一定の国における登録商標または商標です。 本書類またはウェブサイトに掲載されているその他の商標はそれぞれの権利者の財産です。 「パートナー」または「partner」という用語の使用はCiscoと他社との間のパートナーシップ関係を意味するものではありません。(0809R) この資料に記載された仕様は予告なく変更する場合があります。 お問い合わせ先 シスコシステムズ合同会社 C78-731964-01JA 14.12 〒107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp お問い合わせ先:シスコ コンタクトセンター 0120-092-255(フリーコール、携帯・PHS含む) 電話受付時間 : 平日10:00~12:00、13:00~17:00 http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/
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