山科エリアTOPICS - 社会福祉法人 京都身体障害者福祉センター

障がいのある人とその家族が
地域の中で尊厳を保ちながら
普通の暮らしが出来るよう支援する
No.134 H26.12.1
編集:支援センター
発行:本部事務局
http://www.kyofc.or.jp
山科エリアTOPICS
やったね!秋まつり 開催しました!!!
去る11月9日(日)、地域のイベント“ぐるっとふれ愛まちフェスタ”の一環として、「第2
1回やったね!秋まつり」を開催しました。当日はあいにくの雨となり、屋外で予定していたス
テージの設置が屋内になってしまうなど、急を要する変更も相次ぎましたが、職員・ボランティ
アの皆さんが一丸となって秋まつりの実施に取り組み、無事に終了することができました。お祭
りのステージでは、山科身障会館生活介護による創作劇が記念すべき10年目を迎えて今年も好
評を博していたほか、地域の児童館のお子さんたちによる「よさこいエイサー」の熱演、聴覚障
害者協会と手話サークルみみずくの皆さんによる手話コーラスなど、地域とのつながり、福祉セ
ンターとしての啓発の意味合いを持った楽しい発表が数々ありました。また、センター敷地内の
ブロック塀を活用して地域の幼稚園・保育園のお子さん,やましな学園のご利用者の絵画作品を
ギャラリーとして展示し、多くの方に足を止めて見て頂くことができました。その他にも、スタ
ンプラリーや販売ブース、ゲームコーナーなど、雨にも関わらず多くの方に参加していただき、
楽しんでいただく事ができました。これもひとえに「やったね!秋まつり」が地域のイベントと
してしっかり根付いてきた証しだと感じています。まつりの開催にご協力頂いた皆さま、ご来場
頂いた方々に対し、この場を借りて厚くお礼申し上げます。ありがとうございました!
(山科身体障害者福祉会館:南出 陽)
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伏見エリアTOPICS
放課後等デイサービス「らいと」での活動報告
放課後等デイサービス「らいと」が開所して半年が過ぎました。法人
の中でも新たな事業としてスタートした放課後等デイサービス。職員も
初めてのことばかりで、戸惑うことも多くあり、利用者の方も最初はど
んなところ?何をするところ?不安になられることもありました。
そこで、放課後の時間をリラックスして楽しんで過ごしてもらえるよ
うプログラムを取り入れました。利用者の年齢層も様々で小学生から高
校生が利用されているため、活動もそれぞれのニーズに合わせて、小学
生は創作や紙芝居の読み聞かせなどを中心に、中学生・高校生はパソコ
ン・作業プログラムを取り入れて活動しています。最初は何をしたらい
いか分からなくて不安になっていた利用者の方も、プログラムを取り入
れることで放課後等デイサービスでの
京都タワー「冬バージョン」
活動にもメリハリがつき笑顔も多くな
ってきました。また学校が休みの土曜
日などには、料理や買い物にも出かけ
て、平日とは違った活動に利用者の方も積極的に取り組まれています。
今年の大きな活動として、伏見エリアのふれあいまつりに出展する
ため京都タワーの壁画を制作しました。曜日ごとに分担を決め、シー
ルで貼り絵をしました。すべて貼り終え繋ぎ合わせると、2メートル
ほどの京都タワーが完成し、これには利用者の方も職員も歓声をあげ
ていました。まつり当日は、利用者の方と一緒に展示場所まで見に行
き記念撮影しました。今はデイルームにあり、さらに創作活動にて京
都タワーの周りを冬バージョンに飾っています。
まだまだ課題も多くありますが、利用者の方にとって安心して楽し
く過ごせる場所となれるよう、職員一同がんばっていきます。
(放課後等デイサービス「らいと」
:奥野 千絵)
洛南エリアTOPICS
職員の意識改革と業務の効率化に向けた取り組みを行っています
洛南障害者授産所では3S活動に取り組んできていま
すが、その一環として、朝の 10 分間に職員が自主的に所
内の気になるところを清掃しています。使用頻度の低い
物が倉庫の手前にあったり、長年使用されていない物が、
同じ場所に当たり前のように置かれてあったり…と、い
くつかの‘気付き’が生ま
れてきています。その‘気
付き’の積み重ねが3S、
さらには5Sへと繋がって
いくのだと感じています。
3S活動(「整理」「整頓」「清掃」)の直接の目的は、「安全な職場をつ
くる」
「快適な職場をつくる」
「効率的な職場を作る」ですが、真の目的は
「守ることを決めて、決めたことを守る」という施設としての風土を作る
ところにあります。今後も「守ることを決めて、決めたことを守る」こと
の実行により、職員の意識改革と業務の効率化を進めて行きたいと思って
います。
(京都市洛南障害者授産所:西村 文孝)
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リレー寄稿 「法人理念に寄せる随想」 33
京都市伏見障害者授産所
副主任
大槻 晶彦
障がいのある人とその家族が地域のなかで尊厳を保ちながら普通の暮らしができるように支援する。
これが法人の理念です。今回、この寄稿をするにあたり法人理念と改めて向き合ってみました。向
き合ってみて、ひとつの単語に引っかかりました。その単語は「普通」です。
「普通」すごく便利な言葉でよく使う言葉だけれど、普通ってなんなのでしょうか…?
辞書で「普通」を引いてみました。
「普通」…
特に変わっていないこと。それが当たり前であること、と書いてありました。
次に実際に利用者の方に「普通」の暮らしが出来ていると思いますか?と聞いてみました。
「普通に暮らしているよ」という答えが返ってきました。
その答えを受けて、現
在来ている実習生にも、
その利用者さんは「普通」
の暮らしが出来ていると
思いますかと聞いてみま
した。
すると、
「普通には暮ら
せていないと思います」
という答えが返ってきま
した。どこが、
「普通」で
はないと思うか聞いてみ
たら、
「居宅支援を利用す
ればお風呂や食事もでき
るけど、好きな時間に好
きなことができない。そ
れは普通でないと思う」
という返答でした。
市村監事提供写真『大沢池湖畔』
私はこの感覚を大事にしたいなと思います。障がい者だからとダブルスタンダードを設けるのでは
なく、あくまで一般の「普通」を追及する。それこそが理念の目指すところだと感じます。
けれど、それを達成するために大きな難問が立ちはだかっているのも事実です。しかし、それを理
由にするのでなく、支援を受ける側が今まで「普通」でそれが当たり前と思って暮らしていたことが
実は当たり前でなく、世の中にはこんなに暮らしやすい世界があるんだ、こんなに楽しいことあるん
だと感じて頂けるような支援を提供していければと思いますし、またその過程を通して自分自身の「普
通」の価値基準も上げていくことが出来ればと思っています。
伏見授産ではいよいよ今年度、第三者評価を受診することになります。先日、その説明会を受けさ
せてもらって、こんな言葉が印象に残りました。
「第三者評価は最低基準を達成できているかどうかを見るものではない、より高度なサービスを提
供するために受診をするものである」
事業所全体としても価値基準を上げて行く必要性を痛感した次第です。すべてにおいて当たり前の
ことを当たり前と思える。そんな感覚をいつまでも持ち続け支援にあたって行き、利用者の方と一緒
に自分自身も成長し続けていきたいと、理念と向き合って改めて感じました。
次回は、京都市ふしみ学園
八木
証
副主任です
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支援センターNEWS
障がい者虐待に関する調査結果について
先ごろ厚生労働省が発表した 2013 年度の「障害者に対する虐待事例の調査結果」によると、自治体
に寄せられた相談や通報は 7123 件、そのうち虐待と認定されたのは 2280 件、被害者は 2659 人でした。
2012 年度下半期の状況をまとめた前回調査と比較しても、福祉施設での虐待が増加傾向でした。背景
には、虐待に関する意識が高まり認定されるケースが増えた事もあるのではないかと言われています。
調査結果によると、2013 年度に福祉施設で起きた虐待は 263 件で全体の 11.5%。2012 年度下半期の
80 件と比較しても増加傾向です。虐待の内容は身体的虐待 56.3%、心理的虐待 45.6%、性的虐待 11.4%、
経済的虐待 6.8%、放棄・放置 4.6%。また福祉施設で虐待された被害者数は 455 人。家族などの「養
護者」による虐待は 1764 件で全体の 77.4%。内訳は、身体的虐待 63.3%、心理的虐待 31.6%、経済
的虐待 25.5%、放棄・放置 18.9%。福祉施設での虐待の加害者は、直接介助にあたる生活支援員が
43.7%と最も多くなっています。被害者は障害程度区分 5 と 6 が全体の 4 割と、重度になるほど比率
が高くなる傾向です。障害者虐待防止法は、施設の職員に対しても発見次第通報することを義務付け
ていますが、該当施設の職員からの通報は 11.7%にとどまっています。虐待を認定する自治体職員等
は、研修などの影響で虐待の認定数が増えた可能性がある一方で、現場から虐待を訴えることはやり
づらい状況にあるという事がうかがえます。
内閣府では障害者差別解消法に関する意見(パブリックコメント)を募集されています
【意見募集の目的】
障害を理由とする差別の解消の推進に関する基本方針(以下「基本方針」)については、障害を理由
とする差別の解消の推進に関する法律(平成 25 年法律第 65 号)に基づき政府が定めることとされて
おり、この度、政府において基本方針の原案を取りまとめました。つきましては、同方針を策定する
上での参考とするため、以下の要領により御意見を募集します。
【意見提出にあたっての参考資料】
下記のURLに基本方針(原案)のファイルがあります。
ルビ付き、テキスト版も用意されています。
(内閣府のホームページ)
http://www8.cao.go.jp/shougai/kihonhoushin_iken.html
【意見提出期限】
平成 26 年 11 月 26 日(水)~12 月 25 日(木)
【意見提出方法】
御意見は、理由を付して、次に掲げるいずれかの方法により提出してください。なお、お電話での
受付はできませんので、御了承ください。
■インターネット上の意見募集フォーム(締切日必着)
※文字化け等を防ぐため、半角カナ、丸数字、特殊文字は使用しないでください。
■郵送の場合(締切日当日消印有効)以下の宛先に送付してください。
〒100-8914 東京都千代田区永田町 1-6-1 中央合同庁舎第 8 号館 内閣府障害者施策担当「意見募集」係
■ファクシミリの場合(締切日必着)以下の FAX 番号に送信してください。FAX 番号 03-3581-0902
内閣府障害者施策担当「意見募集」係
【注意事項】
・提出いただく御意見は、日本語に限ります。
・御意見を提出いただく場合は、以下の事項を記載されるようお願いします。(様式任意)
①件名「障害者差別解消法に基づく基本方針(原案)に関する意見」
、②氏名(法人の場合、法人名及
び連絡担当者名)、③意見(理由も含め 1000 文字以内)、④年齢・性別、⑤所属等
・郵送の場合、封筒表面に「障害者差別解消法に基づく基本方針(原案)に関する意見」と朱書きし
てください。
・御意見に対し、個別の回答は行いません。
・御意見については、提出者の氏名や住所等、個人を特定できる情報を除き、公表させていただく場
合がありますので、あらかじめ御了承ください。
・個人情報の保護については、適正な管理を行うとともに、他の用途には使用しません。
(京都市中部障害者地域生活支援センターらくなん:谷本 豪)
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